JPH08131808A - 回転式混練機 - Google Patents

回転式混練機

Info

Publication number
JPH08131808A
JPH08131808A JP6276854A JP27685494A JPH08131808A JP H08131808 A JPH08131808 A JP H08131808A JP 6276854 A JP6276854 A JP 6276854A JP 27685494 A JP27685494 A JP 27685494A JP H08131808 A JPH08131808 A JP H08131808A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary
discharge
kneading
scraper
kneader
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6276854A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitoshi Nakamura
彰利 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP6276854A priority Critical patent/JPH08131808A/ja
Publication of JPH08131808A publication Critical patent/JPH08131808A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳物砂等の混合物の混練作業を一台の混練機
で行うことができる回転式混練機を提供する。 【構成】 この回転式混練機は、自己駆動の回転ドラム
内部に混練ローラと、スクレーパと、攪拌羽根車とを有
する。混練ローラは公転・自転し、高さは一定で昇降し
ない。また、攪拌羽根車の高さも一定で昇降しない。排
出用底蓋は外開き型式である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は耐火レンガ用原料や鋳物
砂等の混練に用いられる回転式混練機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように回転パン31
の底に原料9を装入し、一対の重い混練ローラ33で上
から練り混ぜる装置が用いられていた。そして、図11
(図10の平面図)に示すように、回転パン31の中心
には原料排出孔10が設けられており、原料排出時に、
原料が排出孔10に集まるように固定羽根40および掻
寄せ羽根41,42が設けられていた。
【0003】図10、図11に示す混練機を改良するも
のとして、特公昭57−1292号公報において、1台
の混練機でミキシング(混)とニーディング(練)を独
立して、或いは同時に行うことができる回転式混練機が
提案されている。
【0004】前記特公昭57−1292号公報において
提案された回転式混練機について詳述すれば、図7、図
8に於いて回転パン31は受ローラ32に支えられパン
駆動モータM2によりギヤを介して時計方向に回転す
る。左右一対の横軸は回転パン31の中心に設けた中空
の継手に一体に結合され両混練ローラ33,33を回動
自在に支承するとともに、サーボシリンダ34,34の
下端に付したU字型の吊環を貫通して吊下げられる。両
軸の左右端には角形の案内金を付し、これがそれぞれの
たてガイドに案内されて回転を制止しつつ昇降する。回
転パンの底蓋37は中空継手を貫通するサーボシリンダ
35のロッド下端に(図示しないが)フランジなどによ
り回動自在に上向きに吊り上げられる構造とし回転パン
31にのって回転するが、昇降用サーボシリンダ35の
上昇により底蓋37はパン底面から離隔する。
【0005】38はベベル歯車筐でその下向きに突出し
たたて軸は駆動モータM1によりベベル歯車と滑りキィ
ーを介し反時計方向に回転させられ、一方上向きに突出
したたて軸はサーボシリンダ36と一体となって昇降す
る。而してこの上下二つのたて軸間は、前記サーボシリ
ンダ35のロッド下端に対する底蓋37と同じく上軸が
下軸を回動自在に吊り上げる構造とし、よって攪拌翼車
39は上のたて軸とともに昇降する間も、ベベル歯車下
のたて軸により回転させられるのである。図7に示す状
態は混合工程に於ける配置で混練ローラ33,33は上
位にあり攪拌翼車39は下位にあって原料内に沈潜す
る。すなわち回転パン31と攪拌翼車39が互いに逆回
転することにより、その相対速度は増大し、投入された
原料は極めて短時間に均一なる混合効果を発揮する。
【0006】次に練合工程を図9に示す。上述混合工程
が完了すると攪拌翼車39はサーボシリンダ36により
引き上げられて電動を停止し、代って混練ローラ33,
33はそのサーボシリンダ34,34により下降する。
混練ローラは大重量を以て原料の上にまたがり回転パン
の動きと原料の流れにより自由に上下運動しつつ回転す
ることにより混合を行う。練合工程が終わると各機器は
図7の配置に復帰し、攪拌翼車39による練合工程中出
来た混練物の塊りを解砕する。かくて解砕が終ると縦横
線に示す様に排出蓋37はサーボシリンダ35により上
方へ引上げられ回転パン31の中央に排出口を開いて排
出工程に入る。
【0007】そのとき図8に示す掻寄せ羽根41,42
が油圧シリンダ43,44を作動して破線で示す状態の
位置に移しこれが混練物を排出口へと導く案内羽根とな
ってすみやかに排出を行う。尚40はパン周辺の原料を
内側に転向させるための固定羽根、45は排出シュート
である。上述の如く排出蓋37を上方に引上げることに
より、排出蓋37の先端テーパ底面に混練物の付着を防
止し回転パンとの間の封鎖が完全となりここよりの各工
程中に於ける混練物のこぼれがなくなる、と記載されて
いる。
【0008】また排出シュート45が回転パン31に固
着できるから排出された混練物を処理する次段工程への
連結が容易となる。尚混練物の品質により攪拌翼車39
を下降して回転させ強制攪拌しつつローラーによる練合
工程を行うこともまた可能でありこの場合は全混練作用
が単一工程により完成される、としている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】重い混練ローラで押し
つぶされた原料、たとえば鋳物砂(硅砂に数パーセント
の石炭粉、ベントナイト等を混合したもの)は、マフラ
と呼ばれる板状の砂のかたまりができ、このかたまりが
造型ラインにそのまま搬送され、鋳型の中にはいってし
まうと、型落ちの原因になったり、すくわれ等の発生が
問題とされていた。特公昭57−1292号公報に開示
されている回転式混練機に装着された攪拌翼車39(図
8又は図9参照)により、練合工程中にできた混練物の
塊や板状のものを解砕することができるので、前述の問
題点は解決はできるが、さらに混練を良好ならしめる手
段や排出蓋への混合物の付着をさらに少なくして混合物
の変更の際の不都合をなくす等のさらに改良の余地があ
る。従って、本発明の目的は従来の問題点の解決手段を
さらに改良すると共に構造が簡単で、安価な回転式混練
機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の回転式混練機
は、自己駆動回転ドラムの内部に一対の混練用ローラ
と、スクレーパと攪拌羽根車とを設け、前記回転ドラム
上域に於いて前記混練用ローラを自転自在に支承する一
対の横軸は、駆動装置に結合された縦支承軸に連結さ
れ、上下方向には昇降せず、前記回転ドラムの回転方向
と同一方向に回転され、前記回転ドラムの中心に設けた
排出孔を前記回転ドラムの底面外側に設けた排出用底蓋
により開閉出来るようにしたことを特徴とする。
【0011】また、前記スクレーパと前記攪拌羽根車と
を、前記回転ドラムの回転方向であってかつ内周面近く
の位置に、前記混練用ローラの公転方向の後方に位置す
るように順次各々1個づつ、合計で一対となるように設
けたことを特徴とする。さらに、前記回転ドラムの底面
外側に設けた前記排出用底蓋の側面をテーパ形状にして
頂部面積を小さくすることにより混練物との接触面積を
減じた外開きの排出用底蓋としている。
【0012】
【構成及び作用】図1は本発明の回転式混練機の概略縦
断面図である。また、図2は図1の平面図である。回転
ドラム1は受ローラ32に支えられ、X方向(図2参
照)に回転する。左右一対の横軸は、回転を付与する駆
動装置3と結合された支承軸2と歯車筐4を介して連結
されており、一対の横軸の両端に回動(自転)自在に連
結された混練ローラ33は回転パン1の回転方向Xとは
反対のY方向(図2又は図4参照)に公転する。なお、
混練ローラ33の昇降は行なわず、上下方向の高さ位置
は不動(一定)である。
【0013】図2に示すように、スクレーパ8と回転羽
根車7が、回転ドラム1の回転方向において、混練ロー
ラ33の後方の位置に配置されている。ここで、回転羽
根車7は、回転ドラム1の回転方向Xとは逆方向のKの
方向に駆動回転される(図5にこの回転方向の関係を示
している。攪拌羽根車7の駆動装置は図示せず)。そし
て、スクレーパ8は、図3に示すように、回転ドラム1
の底面に対し傾斜をもって装着されている。このため
に、移動してきた混練物はスクレーパ8の傾斜面に沿っ
てまき上げられ、図3で示すスクレーパ8の右側に落下
する。落下した混合物は回転羽根車7によって解砕さ
れ、混練ローラ33によって押しつぶされて板状になっ
たものが粉状になされる。なお、回転羽根車7の下端部
の高さはスクレーパ8の最高の高さよりも下方の位置と
なるように設定されており、昇降は行わない。
【0014】混練終った混合物は、図6に示す排出用底
蓋6を油圧シリンダ5を作動させて外開きすることによ
り排出する。本発明による排出用底蓋6の形状は混合物
との接触面積を極力小さくしているので、混合物の付着
が小さくまたたとえ付着していたとしても底蓋6を開放
状態で外側から容易に清掃できる。このため、たとえば
異なる配合比を有する混合物を続いて混練する場合にお
いても、前の混練工程時の混合物の残存は皆無となるよ
う清掃することができるので不都合を生ずることはな
い。なお、混練終った混合物は造型ラインで鋳型として
造型され、注湯が行なわれる。
【0015】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の回転式混練機
によれば、鋳物砂等の混合物を一台の混練機で混練する
ことができる。混練ローラによりおしつぶされて板状と
なったものが存在していたとしても、スクレーパにより
まき上げられ、次いで攪拌羽根車により完全に解砕され
るので、次工程の造型ラインで鋳型として造型され、注
湯されても、すくわれ等の問題を発生することはない。
また、従来の回転式混練機にくらべ付帯駆動装置が少な
くてすむので製作費を安価にできる有利さがある。ま
た、排出用底蓋は、その側面をテーパ形状にして、頂部
面積を小さくしているため混合物との接触面積が減じて
おり、混合物の付着が少なくなると共に、外開き型式な
ので清掃が簡単かつ十分に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転式混練機の概略縦断正面図であ
る。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の回転式混練機における攪拌羽根とスク
レーパの位置関係を示す図である。
【図4】本発明の回転式混練機における支承軸と混練ロ
ーラの回転関係を示す図である。
【図5】本発明の回転式混練機における攪拌羽根と回転
ドラムの回転関係を示す図である。
【図6】本発明の回転式混練機における排出用底蓋の配
置状態を示す図である。
【図7】従来の回転式混練機による混合工程時の状態を
示す、縦断正面図である。
【図8】従来の回転式混練機の平面図である。
【図9】従来の回転式混練機による練合工程時の状態を
示す縦断正面図である。
【図10】従来の回転式混練機の基本型式のものの縦断
正面図である。
【図11】図10の平面図である。
【符号の説明】
1 回転ドラム 2 支承軸 3 駆動装置 4 歯車筐 5 底蓋開閉用シリンダ 6 排出用底蓋 7 攪拌羽根車 8 スクレーパ 9 原料 10 原料排出孔 X 回転ドラムの回転方向 Y 混練ローラの公転方向 Z1、Z2 混練ローラの自転方向 K 攪拌羽根車の回転方向 31 回転パン 32 受ローラ 33 混練用ローラ 34、35、36 サーボシリンダ 37 回転パンの底蓋(排出蓋) 38 ベベル歯車筐 39 攪拌翼車 40 固定羽根 41、42 掻寄せ羽根 43、44 油圧シリンダ 45 排出シュート M1、M2 駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B28C 5/32

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己駆動回転ドラムの内部に一対の混練
    用ローラと、スクレーパと攪拌羽根車とを設け、前記回
    転ドラム上域に於いて前記混練用ローラを自転自在に支
    承する一対の横軸は、駆動装置に結合された縦支承軸に
    連結され、上下方向には昇降せず、前記回転ドラムの回
    転方向と同一方向に回転され、前記回転ドラムの中心に
    設けた排出孔を前記回転ドラムの底面外側に設けた排出
    用底蓋により開閉できるようにしたことを特徴とする回
    転式混練機。
  2. 【請求項2】 前記スクレーパと前記攪拌羽根車とを、
    前記回転ドラムの回転方向であってかつ内周面近くの位
    置に、前記混練用ローラの公転方向の後方に位置するよ
    うに順次各々1個づつ、合計で一対となるように設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転式混練機。
  3. 【請求項3】 前記回転ドラムの底面外側に設けた前記
    排出用底蓋の側面をテーパ形状にして頂部面積を小さく
    することにより混練物との接触面積を減じた外開きの排
    出用底蓋としたことを特徴とする請求項1又は2のいず
    れかに記載の回転式混練機。
JP6276854A 1994-11-10 1994-11-10 回転式混練機 Pending JPH08131808A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6276854A JPH08131808A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 回転式混練機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6276854A JPH08131808A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 回転式混練機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08131808A true JPH08131808A (ja) 1996-05-28

Family

ID=17575341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6276854A Pending JPH08131808A (ja) 1994-11-10 1994-11-10 回転式混練機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08131808A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101954255A (zh) * 2010-09-21 2011-01-26 华中科技大学 一种三桨立式捏合机桨叶
CN108636246A (zh) * 2018-04-27 2018-10-12 赵志 一种内科检测用搅拌器
CN114471313A (zh) * 2021-12-14 2022-05-13 浙江永金生物科技有限公司 一种水果酵素的天然酵素皂及其生产设备
CN114953241A (zh) * 2022-05-25 2022-08-30 郑州轻工业大学 一种气体协同辊压聚合物基纳米复合材料混炼装置及方法
CN116078995A (zh) * 2023-04-10 2023-05-09 沧州晟丰新材料科技有限公司 一种覆膜砂混砂装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101954255A (zh) * 2010-09-21 2011-01-26 华中科技大学 一种三桨立式捏合机桨叶
CN108636246A (zh) * 2018-04-27 2018-10-12 赵志 一种内科检测用搅拌器
CN114471313A (zh) * 2021-12-14 2022-05-13 浙江永金生物科技有限公司 一种水果酵素的天然酵素皂及其生产设备
CN114471313B (zh) * 2021-12-14 2023-08-22 浙江永金生物科技有限公司 一种水果酵素的天然酵素皂及其生产设备
CN114953241A (zh) * 2022-05-25 2022-08-30 郑州轻工业大学 一种气体协同辊压聚合物基纳米复合材料混炼装置及方法
CN114953241B (zh) * 2022-05-25 2023-12-08 郑州轻工业大学 一种气体协同辊压聚合物基纳米复合材料混炼装置及方法
CN116078995A (zh) * 2023-04-10 2023-05-09 沧州晟丰新材料科技有限公司 一种覆膜砂混砂装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2814350B2 (ja) セメント系注入材のミキシング装置
CN215586304U (zh) 一种粉末涂料生产用高效涂料混合机
CN112171900A (zh) 一种建筑施工用混凝土搅拌以及便于余料排出设备
CN107594581A (zh) 一种芝麻筛选清洗机
JPH08131808A (ja) 回転式混練機
CN111559004B (zh) 一种可抑制水分蒸发的混凝土用搅拌器
CN111975998A (zh) 一种建筑用混凝土搅拌装置
CN218222092U (zh) 一种加工复合预混合饲料用的配料混合装置
US4448536A (en) Concrete mixer device
CN116212716A (zh) 一种石硫合剂生产粉碎混合装置
CN215150465U (zh) 一种单卧轴强制式砼搅拌机
CN114750296A (zh) 水泥生产用的自动配料装置
CN111993585B (zh) 一种混凝土搅拌装置
CN211515957U (zh) 一种混砂机
CN211518003U (zh) 一种房屋建筑施工用砂浆搅拌机
CN113119301A (zh) 一种聚合物水泥防水砂浆生产工艺
CN210651294U (zh) 一种水利施工用高效混凝土搅拌装置
CN209476201U (zh) 一种搅拌机
CN218944946U (zh) 一种加气混凝土生产的配料装置
CN212309493U (zh) 一种化工用真空乳化搅拌设备
CN218342467U (zh) 一种用于混凝土制备的搅拌装置
JP3955417B2 (ja) 泥土固化処理装置
CN219424206U (zh) 一种钢包用镁质预制件搅拌装置
CN113319247B (zh) 一种耐磨钢铸造中使用的型砂混砂装置
CN219359829U (zh) 一种建筑工程用混料机