JP2002142911A - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2002142911A
JP2002142911A JP2000341915A JP2000341915A JP2002142911A JP 2002142911 A JP2002142911 A JP 2002142911A JP 2000341915 A JP2000341915 A JP 2000341915A JP 2000341915 A JP2000341915 A JP 2000341915A JP 2002142911 A JP2002142911 A JP 2002142911A
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Japan
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seat frame
seat
frame
woven
trim
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JP2000341915A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Hamano
野 芳 久 濱
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートフレームの凹部の端部や後部に着座者
が接触したり衝突した場合にも後席着座者を十分に保護
する。シートフレームの当たり感を減少させる。パッド
材をなくし薄型化し、後席着座者のレッグスペースを拡
大する。 【解決手段】 シートフレーム21の後部に凹部を形成
する。シートフレーム21の前部にシート状の被覆部材
23を取付ける。シートフレーム21の外側端部24a
に係止部22を形成する。表皮材25を表裏の織編物か
らなる表面基布26と裏面基布27及び弾力性を有する
中間層28とから形成する。表皮材25の端部25aに
トリム材31の一端部31aとフック部材33を固着す
る。フック部材33を外側端部24aの係止部22に係
止する。トリム材31をシートフレーム21の後方開放
部21eを閉じる状態でトリム材31の他端部31bを
シートフレーム21の内側端部24b側に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに関
し、更に詳細に説明すると、シートフレームと、該シー
トフレームに取付けられる表皮材とを備える車両用シー
トに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車両用シート等は、シートフレー
ムと、このシートフレームに載置されたパッド材と、こ
れらシートフレーム及びパッド材を被覆する表皮材とか
ら形成されている。また近時車両用シートの通気性を向
上させ、重量を軽減するために、シートフレームに網目
状に形成されたネットをシートフレームに所定の張力で
引っ張った状態で取付けた車両用シート(特開2000
−79840号公報)が提案されている。
【0003】また、図6に示す如く、車両用シート1の
重量を軽減するために、パッド材を省略し、パイプフレ
ーム等のシートフレーム4に表皮材5を張設しただけの
シートクッション2及びシートバック3からなる車両用
シート1も存在するが、クッション性に欠けるものであ
った。また、特開平6−57579号公報には、ダブル
ラッセル織機等による表裏両面基布と、それら表裏両面
基布を連結する連結糸よりなる5mm以上の厚さを有する
嵩高織編物からなる多層構造織編物が開示されている。
この車両用シート1において、嵩高の立体構造織編物か
らなる表皮材5をパイプフレーム等のシートフレーム4
に取付ける場合には、表皮材5の端部をシートフレーム
4に取付けたフック部材等に係止して取付けている。こ
れらのフック部材等が外部に露出するのを防止するため
にカバーで覆っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用シート1
において、嵩高の立体構造織編物からなる表皮材5を略
四角枠状のシートフレーム4に直接取付ける場合には、
シートフレーム4の当たり感が存在し、この当たり感を
和らげる必要がある。またフック部材等が外部に露出す
るのを防止するカバーを設ける必要があり、このカバー
が外方に突出する欠点を有し、またシートフレーム4の
一部が後方に露出し、外観を悪化させる虞れを有してい
た。更にシートフレーム4をマグネシウム合金等からダ
イカスト成型により形成した場合には、複雑な形状を簡
易に形成することができるも、シートフレーム4の後部
に断面略U字状またはV字状等の凹部を形成した場合に
は、凹部の端部に着座者が接触したり衝突し、後席着座
者を十分に保護することができない虞れを有し、また横
方向に引張力を与えて表皮材5を張設することとなり、
シートフレーム4に合わせて上下及び左右方向に弯曲さ
せて表皮材5を張設することができず、更に表皮材5の
反発力の強さから着座者を必要以上に押圧し、座り心地
が悪く、クッション性及び感触性に欠けるものであっ
た。
【0005】本発明の目的は、嵩高の立体構造織編物か
らなる表皮材をシートフレームの弯曲に合わせて上下及
び左右方向に弯曲させて張設することができ、シートフ
レームをダイカスト成型により形成した場合にも、シー
トフレームの凹部の端部や後部に着座者が接触したり衝
突した場合にも後席着座者を十分に保護することがで
き、シートフレームの当たり感を減少させることがで
き、外部からシートフレームが露出する虞がなく、外観
を向上させることができ、クッション性及び感触性及び
座り心地を向上させることができ、通気性を向上させる
ことができ、重量を軽量化することができ、パッド材が
不要でシートを薄型化でき、後席着座者のレッグスペー
スを拡大することができ、組付け作業能率を向上させる
ことができる経済性に優れた車両用シートを提供するも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートは、シートフレームと、該シートフレームに取
付けられる表皮材とを備える車両用シートにおいて、前
記シートフレームの後部に凹部が形成され、該シートフ
レームの前部にシート状の被覆部材が取付けられ、前記
表皮材は表裏の織編物からなる表面基布と裏面基布とを
有すると共に、前記表裏の基布と一体に織編された弾力
性を有する中間層とを有する立体構造織編物から形成さ
れ、前記立体構造織編物からなる表皮材の端部にトリム
材の一端部が固着され、該トリム材がシートフレームの
後部の凹部を閉じる状態でトリム材の他端部がシートフ
レームの内側端部側に係止されていることを特徴とす
る。
【0007】本発明の請求項2に記載の車両用シート
は、シートフレームと、該シートフレームに取付けられ
る表皮材とを備える車両用シートにおいて、前記シート
フレームの後部に凹部が形成され、該シートフレームの
前部にシート状の被覆部材が取付けられ、前記表皮材は
表裏の織編物からなる表面基布と裏面基布とを有すると
共に、前記表裏の基布と一体に織編された弾力性を有す
る中間層とを有する立体構造織編物から形成され、前記
立体構造織編物からなる表皮材の端部にトリム材の一端
部が固着され、該トリム材の他端部に係止部材が固着さ
れ、前記トリム材がシートフレームの後部の凹部を閉じ
る状態でトリム材の他端部の係止部材がシートフレーム
の内側端部側に係止されていることを特徴とする。
【0008】本発明の請求項3に記載の車両用シート
は、シートフレームと、該シートフレームに取付けられ
る表皮材とを備える車両用シートにおいて、前記シート
フレームは略四角枠状に形成され、該シートフレームの
後部に凹部が形成され、該シートフレームの前部にシー
ト状の被覆部材が取付けられ、該シートフレームの外側
端部に係止部が形成され、前記表皮材は表裏の織編物か
らなる表面基布と裏面基布とを有すると共に、前記表裏
の基布と一体に織編された弾力性を有する中間層とを有
する立体構造織編物から形成され、前記立体構造織編物
からなる表皮材の端部にトリム材の一端部とフック部材
が固着され、該フック部材が前記シートフレームの外側
端部の係止部に係止され、前記トリム材がシートフレー
ムの後部の凹部を閉じる状態でトリム材の他端部がシー
トフレームの内側端部側に係止されていることを特徴と
する。
【0009】本発明の請求項4に記載の車両用シート
は、シートフレームと、該シートフレームに取付けられ
る表皮材とを備える車両用シートにおいて、前記シート
フレームは略四角枠状に形成され、該シートフレームの
後部に凹部が形成され、該シートフレームの前部にシー
ト状の被覆部材が取付けられ、該シートフレームの外側
端部に係止部が形成され、前記表皮材は表裏の織編物か
らなる表面基布と裏面基布とを有すると共に、前記表裏
の基布と一体に織編された弾力性を有する中間層とを有
する立体構造織編物から形成され、前記立体構造織編物
からなる表皮材の端部にトリム材の一端部とフック部材
が固着され、該フック部材が前記シートフレームの外側
端部の係止部に係止され、前記被覆部材の端部に係止部
材が固着され、該係止部材がシートフレームの内側端部
に係止され、前記トリム材の他端部がシートフレームの
後部の凹部を閉じる状態で前記被覆部材の端部に係止部
材により係止されていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用シート
の実施の形態について、図面を参照して詳述する。図1
乃至図5(a),(b)は本発明に係る車両用シートを
夫々示すもので、図1はシートバックの側部フレームの
断面図、図2は立体構造織編物からなる表皮材の一部断
面斜視図、図3は車両用シートのシートバックフレーム
の斜視図、図4はシートバックの斜視図、図5はシート
バックの背面を夫々示すもので、(a)は斜視図、
(b)はシートバックの表皮材の端末処理前の背面斜視
図である。尚、本実施の形態では本発明をシートバック
に適用した場合として説明するが、同様にシートクッシ
ョンにも適用することができるものである。
【0011】図3及び図4に示す如く、車両用シートの
シートバック12は略四角枠状に形成されたシートフレ
ーム21を有し、このシートフレーム21はマグネシウ
ム合金等からダイカスト成型により形成され、ヘッドレ
ストステー挿入穴を有する上部フレーム21aと両側部
フレーム21b及び下部フレーム21cとから形成さ
れ、両側部フレーム21bの下端に取付穴21dが形成
されている。
【0012】前記シートフレーム21の上部フレーム2
1a,両側部フレーム21b及び下部フレーム21cの
後部は凹部としての後方開放されて開放部21eが形成
された断面略V字状に形成されている。尚、上部フレー
ム21a,両側部フレーム21b及び下部フレーム21
cの断面略V字状の形状は同一でなくてもよい。また断
面略V字状に限定されるものではなく、断面略U字状で
あってもよく、要は後部に凹部が形成されていればよ
い。
【0013】前記シートバック12は前記シートフレー
ム21に上下及び左右方向に引っ張られて張設された表
皮材25を有している。シートフレーム21と表皮材2
5との間にはパッド材が存在せず、シートを薄型化で
き、後席着座者のレッグスペースを拡大することができ
る。この表皮材25は、図2に示す如く、表裏の織編物
からなる表面基布26と裏面基布27とを有すると共
に、前記表裏の基布26,27と一体に織編された弾力
性を有する中間層28とを有する立体構造織編物から形
成されている。
【0014】前記立体構造織編物からなる表皮材25は
ナイロン等の合成樹脂繊維から形成することができ、弾
力性や引張強さは糸のフィラメントの太さにより種々得
ることができ、表皮材25の厚さは5mm以上の厚さに形
成することができる。この立体構造織編物からなる表皮
材25はモケット織機やダブルラッセル編機等で製造す
ることができる。尚、立体構造織編物の更に詳細な構成
は従来の技術で示した、特開平6−57579号公報の
技術を援用する。
【0015】前記立体構造織編物からなる表皮材25は
上下及び左右方向に引っ張られて前記シートフレーム2
1に端末処理されている。即ち、図1に示す如く、前記
シートフレーム21の断面略V字状の側部フレーム21
bの外側端部24aに外周縁に沿うように係止部22が
形成されている。尚、側部フレーム21bと同様に上部
フレーム21a及び下部フレーム21cにも係止部22
が形成されている。
【0016】前記シートフレーム21の前部にシート状
の被覆部材23が取付けられている。このシート状の被
覆部材23は一端23aが係止部22まで延び、他端2
3bに後述する断面略J字状のフック部材35が取付け
られている。この被覆部材23は前記立体構造織編物か
らなる表皮材25と同一のものを用いることができ、ま
たウレタンやゴム材等の弾力性を有するシートを用いる
ことができる。
【0017】前記立体構造織編物からなる表皮材25の
端部25aの長手方向に沿ってトリム材31の一端部3
1aと断面略J字状の帯状のフック部材33が固着さ
れ、この断面略J字状の帯状のフック部材33は合成樹
脂等から形成されている。この断面略J字状のフック部
材33が前記側部フレーム21bの外側端部24aの係
止部22に沿って係止されている。
【0018】またトリム材31がシートフレーム21の
後部の凹部である断面略V字状の側部フレーム21bの
後方開放部21eを閉じる状態でトリム材31の他端部
31bが側部フレーム21bの内側端部24bに係止さ
れている。前記シート状の被覆部材23の他端23bに
取付けられた略J字状のフック部材35は側部フレーム
21bの内側端部24bに沿って係止されている。尚、
被覆部材23をシートフレーム21に直接接合してもよ
い。
【0019】またトリム材31の他端部31bは前記被
覆部材23の他端23bに係止部材としての面ファスナ
ー36により取付けられている。尚、被覆部材23をシ
ートフレーム21に直接接合した場合には略J字状のフ
ック部材35をトリム材31の他端部31bに取付け、
このフック部材35を側部フレーム21bの内側端部2
4bに沿って係止すればよい。前記トリム材31を係止
状態に保持することにより表皮材25の張りを維持する
ことができる。
【0020】尚、前記トリム材31は表皮材25と同一
であってもよく、また薄い表皮材であってもよい。また
フック部材33は本実施の形態では断面略J字状とした
が、これに限定されるものではなく、フック部材33を
側部フレーム21bに直接係止することもでき、この場
合には係止部22を省略することができる。
【0021】図5(a),(b)に示す如く、前記トリ
ム材31はシートフレーム21の上部フレーム21a,
両側部フレーム21b及び下部フレーム21cに対応し
て4分割され、トリム材31の長手方向の端部に面ファ
スナー37が取付けられ、4分割されたトリム材31が
シートバック12の裏面側で連結されている。
【0022】尚、トリム材31は4分割されたものに限
定されるものではなく、また面ファスナー37に代えて
適宜の係止部材を用いることができる。また前記断面略
J字状の帯状のフック部材33,35を弾力性を有する
部材から形成することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上が本発明に係る車両用シートの実施
の形態であるが、本発明の請求項1に記載の車両用シー
トによれば、シートフレームの後部に凹部が形成され、
該シートフレームの前部にシート状の被覆部材が取付け
られ、前記表皮材は表裏の織編物からなる表面基布と裏
面基布とを有すると共に、前記表裏の基布と一体に織編
された弾力性を有する中間層とを有する立体構造織編物
から形成され、前記立体構造織編物からなる表皮材の端
部にトリム材の一端部が固着され、該トリム材がシート
フレームの後部の凹部を閉じる状態でトリム材の他端部
がシートフレームの内側端部側に係止されているので、
嵩高の立体構造織編物からなる表皮材をシートフレーム
の弯曲に合わせて上下及び左右方向に弯曲させて張設す
ることができ、シートフレームをダイカスト成型により
形成した場合にも、シートフレームの凹部の端部や後部
に着座者が接触したり衝突した場合にも後席着座者を十
分に保護することができ、被覆部材によりシートフレー
ムの前部の当たり感を減少させることができ、外部から
シートフレームが露出する虞がなく、外観を向上させる
ことができ、パッド材が不要でシートを薄型化でき、後
席着座者のレッグスペースを拡大することができ、クッ
ション性及び感触性及び座り心地を向上させることがで
きる。
【0024】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートによれば、シートフレームの後部に凹部が形成さ
れ、該シートフレームの前部にシート状の被覆部材が取
付けられ、前記表皮材は表裏の織編物からなる表面基布
と裏面基布とを有すると共に、前記表裏の基布と一体に
織編された弾力性を有する中間層とを有する立体構造織
編物から形成され、前記立体構造織編物からなる表皮材
の端部にトリム材の一端部が固着され、該トリム材の他
端部に係止部材が固着され、前記トリム材がシートフレ
ームの後部の凹部を閉じる状態でトリム材の他端部の係
止部材がシートフレームの内側端部側に係止されている
ので、嵩高の立体構造織編物からなる表皮材をシートフ
レームの弯曲に合わせて上下及び左右方向に弯曲させて
張設することができ、シートフレームをダイカスト成型
により形成した場合にも、シートフレームの凹部の端部
や後部に着座者が接触したり衝突した場合にも後席着座
者を十分に保護することができ、被覆部材によりシート
フレームの前部の当たり感を減少させることができ、外
部からシートフレームが露出する虞がなく、外観を向上
させることができ、パッド材が不要でシートを薄型化で
き、後席着座者のレッグスペースを拡大することがで
き、クッション性及び感触性及び座り心地を向上させる
ことができる。
【0025】また、本発明の請求項3に記載の車両用シ
ートによれば、シートフレームは略四角枠状に形成さ
れ、該シートフレームの後部に凹部が形成され、該シー
トフレームの前部にシート状の被覆部材が取付けられ、
該シートフレームの外側端部に係止部が形成され、前記
表皮材は表裏の織編物からなる表面基布と裏面基布とを
有すると共に、前記表裏の基布と一体に織編された弾力
性を有する中間層とを有する立体構造織編物から形成さ
れ、前記立体構造織編物からなる表皮材の端部にトリム
材の一端部とフック部材が固着され、該フック部材が前
記シートフレームの外側端部の係止部に係止され、前記
トリム材がシートフレームの後部の凹部を閉じる状態で
トリム材の他端部がシートフレームの内側端部側に係止
されているので、嵩高の立体構造織編物からなる表皮材
をシートフレームの弯曲に合わせて上下及び左右方向に
弯曲させて張設することができ、シートフレームをダイ
カスト成型により形成した場合にも、シートフレームの
凹部の端部や後部に着座者が接触したり衝突した場合に
も後席着座者を十分に保護することができ、被覆部材に
よりシートフレームの前部の当たり感を減少させること
ができ、外部からシートフレームが露出する虞がなく、
外観を向上させることができ、パッド材が不要でシート
を薄型化でき、後席着座者のレッグスペースを拡大する
ことができ、クッション性及び感触性及び座り心地を向
上させることができる。
【0026】また、本発明の請求項4に記載の車両用シ
ートによれば、シートフレームは略四角枠状に形成さ
れ、該シートフレームの後部に凹部が形成され、該シー
トフレームの前部にシート状の被覆部材が取付けられ、
該シートフレームの外側端部に係止部が形成され、前記
表皮材は表裏の織編物からなる表面基布と裏面基布とを
有すると共に、前記表裏の基布と一体に織編された弾力
性を有する中間層とを有する立体構造織編物から形成さ
れ、前記立体構造織編物からなる表皮材の端部にトリム
材の一端部とフック部材が固着され、該フック部材が前
記シートフレームの外側端部の係止部に係止され、前記
被覆部材の端部に係止部材が固着され、該係止部材がシ
ートフレームの内側端部に係止され、前記トリム材の他
端部がシートフレームの後部の凹部を閉じる状態で前記
被覆部材の端部に係止部材により係止されているので、
嵩高の立体構造織編物からなる表皮材をシートフレーム
の弯曲に合わせて上下及び左右方向に弯曲させて張設す
ることができ、シートフレームをダイカスト成型により
形成した場合にも、シートフレームの凹部の端部や後部
に着座者が接触したり衝突した場合にも後席着座者を十
分に保護することができ、被覆部材によりシートフレー
ムの前部の当たり感を減少させることができ、外部から
シートフレームが露出する虞がなく、外観を向上させる
ことができ、パッド材が不要でシートを薄型化でき、後
席着座者のレッグスペースを拡大することができ、クッ
ション性及び感触性及び座り心地を向上させることがで
きる。
【0027】本発明の車両用シートによれば、嵩高の立
体構造織編物からなる表皮材をシートフレームの弯曲に
合わせて上下及び左右方向に弯曲させて張設することが
でき、シートフレームをダイカスト成型により形成した
場合にも、シートフレームの断面略U字状またはV字状
等の凹部の端部や後部に着座者が接触したり衝突した場
合にも後席着座者を十分に保護することができ、シート
フレームの当たり感を減少させることができ、外部から
シートフレームが露出する虞がなく、外観を向上させる
ことができ、クッション性及び感触性及び座り心地を向
上させることができ、通気性を向上させることができ、
重量を軽量化することができ、パッド材が不要でシート
を薄型化でき、後席着座者のレッグスペースを拡大する
ことができ、組付け作業能率を向上させることができる
経済性に優れた車両用シートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートのシートバックの側
部フレームの断面図。
【図2】本発明に係る車両用シートの立体構造織編物か
らなる表皮材の一部斜視図。
【図3】本発明に係る車両用シートのシートバックフレ
ームの斜視図。
【図4】本発明に係る車両用シートのシートバックの斜
視図。
【図5】本発明に係る車両用シートのシートバックの背
面を夫々示すもので、(a)は背面斜視図、(b)はシ
ートバックの表皮材の端末処理前の背面斜視図。
【図6】従来の車両用シートの斜視図。
【符号の説明】
12 シートバック 21 シートフレーム 21a 上部フレーム 21b 側部フレーム 21c 下部フレーム 21e 開放部 22 係止部 23 被覆部材 23a 端部 23b 端部 24a 外側端部 24b 内側端部 25 表皮材 25a 端部 26 表面基布 27 裏面基布 28 中間層 31 トリム材 31a 一端部 31b 他端部 33 フック部材 35 フック部材 36 面ファスナー 37 面ファスナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートフレームと、該シートフレームに
    取付けられる表皮材とを備える車両用シートにおいて、 前記シートフレームの後部に凹部が形成され、該シート
    フレームの前部にシート状の被覆部材が取付けられ、前
    記表皮材は表裏の織編物からなる表面基布と裏面基布と
    を有すると共に、前記表裏の基布と一体に織編された弾
    力性を有する中間層とを有する立体構造織編物から形成
    され、前記立体構造織編物からなる表皮材の端部にトリ
    ム材の一端部が固着され、該トリム材がシートフレーム
    の後部の凹部を閉じる状態でトリム材の他端部がシート
    フレームの内側端部側に係止されていることを特徴とす
    る車両用シート。
  2. 【請求項2】 シートフレームと、該シートフレームに
    取付けられる表皮材とを備える車両用シートにおいて、 前記シートフレームの後部に凹部が形成され、該シート
    フレームの前部にシート状の被覆部材が取付けられ、前
    記表皮材は表裏の織編物からなる表面基布と裏面基布と
    を有すると共に、前記表裏の基布と一体に織編された弾
    力性を有する中間層とを有する立体構造織編物から形成
    され、前記立体構造織編物からなる表皮材の端部にトリ
    ム材の一端部が固着され、該トリム材の他端部に係止部
    材が固着され、前記トリム材がシートフレームの後部の
    凹部を閉じる状態でトリム材の他端部の係止部材がシー
    トフレームの内側端部側に係止されていることを特徴と
    する車両用シート。
  3. 【請求項3】 シートフレームと、該シートフレームに
    取付けられる表皮材とを備える車両用シートにおいて、 前記シートフレームは略四角枠状に形成され、該シート
    フレームの後部に凹部が形成され、該シートフレームの
    前部にシート状の被覆部材が取付けられ、該シートフレ
    ームの外側端部に係止部が形成され、前記表皮材は表裏
    の織編物からなる表面基布と裏面基布とを有すると共
    に、前記表裏の基布と一体に織編された弾力性を有する
    中間層とを有する立体構造織編物から形成され、前記立
    体構造織編物からなる表皮材の端部にトリム材の一端部
    とフック部材が固着され、該フック部材が前記シートフ
    レームの外側端部の係止部に係止され、前記トリム材が
    シートフレームの後部の凹部を閉じる状態でトリム材の
    他端部がシートフレームの内側端部側に係止されている
    ことを特徴とする車両用シート。
  4. 【請求項4】 シートフレームと、該シートフレームに
    取付けられる表皮材とを備える車両用シートにおいて、 前記シートフレームは略四角枠状に形成され、該シート
    フレームの後部に凹部が形成され、該シートフレームの
    前部にシート状の被覆部材が取付けられ、該シートフレ
    ームの外側端部に係止部が形成され、前記表皮材は表裏
    の織編物からなる表面基布と裏面基布とを有すると共
    に、前記表裏の基布と一体に織編された弾力性を有する
    中間層とを有する立体構造織編物から形成され、前記立
    体構造織編物からなる表皮材の端部にトリム材の一端部
    とフック部材が固着され、該フック部材が前記シートフ
    レームの外側端部の係止部に係止され、前記被覆部材の
    端部に係止部材が固着され、該係止部材がシートフレー
    ムの内側端部に係止され、前記トリム材の他端部がシー
    トフレームの後部の凹部を閉じる状態で前記被覆部材の
    端部に係止部材により係止されていることを特徴とする
    車両用シート。
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