JP2002141911A - データ転送制御装置及び電子機器 - Google Patents

データ転送制御装置及び電子機器

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JP2002141911A
JP2002141911A JP2000332493A JP2000332493A JP2002141911A JP 2002141911 A JP2002141911 A JP 2002141911A JP 2000332493 A JP2000332493 A JP 2000332493A JP 2000332493 A JP2000332493 A JP 2000332493A JP 2002141911 A JP2002141911 A JP 2002141911A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生成されるクロックの周波数を、動作不良を
起こすことなくダイナミックに切り替えることができる
データ転送制御装置、電子機器の提供。 【解決手段】 データ転送制御装置は、クロックCLK
H、CLKFを生成するクロック生成回路440と、ク
ロック生成回路440を制御し、CLKH、CLKFに
基づきシステムクロックSYCLKを生成するクロック
制御回路450を含む。CLKHを生成するPLL48
0Mの自走動作をディスエーブルする前に、CLKFを
生成するPLL60Mの自走動作をイネーブルし、PL
L60Mの自走動作が安定した後にSYCLKの生成元
をCLKHからCLKFに切り替える。CLKHが
「0」になったことを条件にSYCLKを所与の期間だ
け「0」に設定し、CLKFが「0」になったことを条
件にCLKFに基づきSYCLKを生成する。USB
2.0でのHSからFSモードへの切り替わり時に、P
LL480Mの動作をディスエーブルして省電力化を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送制御装
置及び電子機器に関し、特に、USB規格に準じたデー
タ転送を行うためのデータ転送制御装置及び電子機器に
関する。
【0002】
【背景技術及び発明が解決しようとする課題】近年、パ
ーソナルコンピュータと周辺機器(広義には電子機器)
とを接続するためのインターフェース規格として、US
B(Universal Serial Bus)が注目を集めている。この
USBには、従来は別々の規格のコネクタで接続されて
いたマウスやキーボードやプリンタなどの周辺機器を、
同じ規格のコネクタで接続できると共にいわゆるプラグ
&プレイやホットプラグも実現できるという利点があ
る。
【0003】一方、このUSBには、同じくシリアルバ
スインターフェース規格として脚光を浴びているIEE
E1394に比べて、転送速度が遅いという問題点があ
る。
【0004】そこで、従来のUSB1.1の規格に対す
る下位互換性を持ちながら、USB1.1に比べて格段
に高速な480Mbps(HSモード)のデータ転送速
度を実現できるUSB2.0規格が策定され、注目を浴
びている。また、USB2.0の物理層回路や論理層回
路のインターフェース仕様を定義したUTMI(USB2.0
Transceiver Macrocell Interface)も策定されてい
る。
【0005】さて、このUSB2.0では、従来のUS
B1.1で定義されていたFS(Full Speed)モードに
加えて、HS(High Speed)モードと呼ばれる転送モー
ドが用意されている。このHSモードでは480Mbp
sでデータ転送が行われるため、12Mbpsでデータ
転送が行われるFSモードに比べて格段に高速なデータ
転送を実現できる。従って、USB2.0によれば、高
速な転送速度が要求されるハードディスクドライブや光
ディスクドライブなどのストレージ機器に最適なインタ
ーフェースを提供できるようになる。
【0006】しかしながら、このHSモードでのデータ
転送時には、転送データのサンプリングのために、48
0MHzの周波数のクロックを生成する必要があり、そ
のような高周波数のクロックを生成する回路(PLL)
の消費電力が非常に大きくなってしまうという問題があ
る。そして、このような電力が、低速なFSモードでの
データ転送時にも消費されてしまうと、電力消費の無駄
となる。
【0007】また、転送モード(HSモード、FSモー
ド)が切り替わり、生成されるクロックが切り替わった
場合に、データ転送制御装置や後段の回路が誤動作する
のを防止しなければならないという課題もある。
【0008】本発明は、以上のような技術的課題に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、生成
されるクロックの周波数を、動作不良を起こすことなく
ダイナミックに切り替えることができるデータ転送制御
装置及び電子機器を提供することにある。
【0009】また本発明の他の目的は、異なる転送モー
ドでのデータ転送を低消費電力で実現できるデータ転送
制御装置及び電子機器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、バスを介したデータ転送のためのデータ転
送制御装置であって、第1、第2のクロックを含む複数
のクロックを生成するクロック生成手段と、前記クロッ
ク生成手段でのクロック生成を制御し、前記クロック生
成手段により生成されるクロックに基づいて、データ転
送制御装置及び後段のデータ処理手段の少なくとも一方
が使用するシステムクロックを生成するクロック制御手
段とを含み、前記クロック制御手段が、前記クロック生
成手段の第1のクロックの生成動作をディスエーブルす
る前に前記クロック生成手段の第2のクロックの生成動
作をイネーブルし、第2のクロックの生成動作が安定し
たと判断された後に、システムクロックを生成するため
のクロックを第1のクロックから第2のクロックに切り
替えることを特徴とする。
【0011】本発明によれば、クロック生成手段により
生成された第1、第2のクロックに基づいて、データ転
送制御装置内部や後段のデータ処理手段で使用されるシ
ステムクロックが生成される。そして本発明では、クロ
ック生成手段での第1のクロックの生成動作がディスエ
ーブルされる前に、第2のクロックの生成動作がイネー
ブルされる。そして、イネーブルされた第2のクロック
の生成動作が安定したと判断されると、システムクロッ
クの生成元になるクロックが第1のクロックから第2の
クロックに切り替わり、第1のクロックに代えて、第2
のクロックに基づいてシステムクロックが生成されるよ
うになる。
【0012】このようにすれば、システムクロックの生
成元になるクロックの切り替え時において、クロック生
成手段から第1のクロックが安定して出力されているこ
とを保証できるようになる。そして、第2のクロックか
ら、この安定した第1のクロックに、システムクロック
の生成元となるクロックを切り替えることができる。従
って、クロックの切り替え時においても、安定したシス
テムクロックをデータ転送制御装置内部や後段のデータ
処理手段に供給できるようになり、誤動作の防止等を図
れるようになる。
【0013】また、クロックの切り替え後に第1のクロ
ックの生成動作をディスエーブルすれば、第1のクロッ
クの生成動作で消費される電力を節約できるようにな
り、データ転送制御装置の省力化を図れる。
【0014】また本発明は、前記クロック生成手段が、
第1のクロックを生成するための第1のPLLと第2の
クロックを生成するための第2のPLLを含み、前記ク
ロック制御手段が、前記第1のPLLの自走動作をディ
スエーブルする前に前記第2のPLLの自走動作をイネ
ーブルし、前記第2のPLLの自走動作が安定したと判
断された後に、システムクロックを生成するためのクロ
ックを第1のクロックから第2のクロックに切り替える
ことを特徴とする。このようにすれば、安定したシステ
ムクロックをデータ転送制御装置内部や後段のデータ処
理手段に供給できるようになると共に、クロックの切り
替え後に第1のPLLの自走動作をディスエーブルすれ
ば、第1のPLLで消費される電力を節約できるように
なる。
【0015】また本発明は、前記クロック制御手段が、
システムクロックを生成するためのクロックが第1のク
ロックから第2のクロックに切り替わる際に、所与の期
間だけシステムクロックを第1のレベルに設定すること
を特徴とする。このようにすれば、切り替えにより不安
定な状態になったクロックが、システムクロックとして
データ転送制御装置内部や後段のデータ処理手段に供給
される事態を防止できる。また、第1、第2のクロック
の位相がずれていた場合にも、これらを適正に繋ぎ合わ
せることが可能になり、データ転送制御装置や後段のデ
ータ処理手段の誤動作を防止できる。
【0016】なお、システムクロックを第1のレベルに
設定する処理は、例えばクロックが切り替わる所与の期
間において第1のレベルになるマスク信号と第1又は第
2のクロックとの論理積をとることなどで実現できる。
【0017】また本発明は、システムクロックが第1の
レベルに設定される前記所与の期間が、前記クロック生
成手段でのクロック生成に用いられるベースクロックに
基づいて設定されることを特徴とする。このようにすれ
ば、クロック切り替え時にも安定した信号状態になって
いるベースクロックに基づいて、クロックの切り替え期
間の長さ等が設定されるようになる。従って、データ転
送制御装置や後段のデータ処理手段に供給するシステム
クロックを更に安定化できる。
【0018】また本発明は、前記クロック制御手段が、
第1のクロックが第1のレベルになったことを条件に、
第1のクロックに基づき生成されているシステムクロッ
クを第1のレベルに設定し、第2のクロックが第1のレ
ベルになったことを条件に、第2のクロックに基づきシ
ステムクロックを生成することを特徴とする。このよう
にすれば、クロックの切り替え時において、第1のクロ
ックが第2のレベルから第1のレベルに変化した後、例
えば第1のレベルから第2のレベルに変化する前に、シ
ステムクロックを第1のレベルに固定できるようにな
る。これにより、クロックの切り替え時において、シス
テムクロックにグリッチが発生するのを効果的に防止で
きる。また、第2のクロックが第2のレベルから第1の
レベルに変化した後、例えば第1のレベルから第2のレ
ベルに変化する前に、第2のクロックに基づきシステム
クロックが生成されるようになる。従って、システムク
ロックのパルスが細くなってグリッチになってしまう事
態も防止できるようになる。
【0019】また本発明は、バスを介したデータ転送の
ためのデータ転送制御装置であって、第1、第2のクロ
ックを含む複数のクロックを生成するクロック生成手段
と、前記クロック生成手段でのクロック生成を制御し、
前記クロック生成手段により生成されるクロックに基づ
いて、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の
少なくとも一方が使用するシステムクロックを生成する
クロック制御手段とを含み、前記クロック制御手段が、
システムクロックを生成するためのクロックが第1のク
ロックから第2のクロックに切り替わる際に、所与の期
間だけシステムクロックを第1のレベルに設定すること
を特徴とする。
【0020】本発明によれば、クロック生成手段により
生成された第1、第2のクロックに基づいて、データ転
送制御装置内部や後段のデータ処理手段で使用されるシ
ステムクロックが生成される。そして本発明では、シス
テムクロックの生成元になるクロックの切り替え時にお
いて、システムクロックが第1のレベルに設定される。
従って、クロックの切り替えにより不安定な状態になっ
たクロックが、システムクロックとしてデータ転送制御
装置内部や後段のデータ処理手段に供給される事態を防
止できると共に、第1、第2のクロックの位相がずれて
いた場合にも、これらを適正に繋ぎ合わせることが可能
になる。
【0021】また本発明は、バスを介したデータ転送の
ためのデータ転送制御装置であって、第1、第2のクロ
ックを含む複数のクロックを生成するクロック生成手段
と、前記クロック生成手段でのクロック生成を制御し、
前記クロック生成手段により生成されるクロックに基づ
いて、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の
少なくとも一方が使用するシステムクロックを生成する
クロック制御手段とを含み、前記クロック制御手段が、
第1のクロックが第1のレベルになったことを条件に、
第1のクロックに基づき生成されているシステムクロッ
クを第1のレベルに設定し、第2のクロックが第1のレ
ベルになったことを条件に、第2のクロックに基づきシ
ステムクロックを生成することを特徴とする。
【0022】本発明によれば、クロック生成手段により
生成された第1、第2のクロックに基づいて、データ転
送制御装置内部や後段のデータ処理手段で使用されるシ
ステムクロックが生成される。そして本発明では、シス
テムクロックの生成元になるクロックの切り替え時にお
いて、第1のクロックが第2のレベルから第1のレベル
に変化した後、システムクロックを第1のレベルに固定
できるようになる。そして、このようにシステムクロッ
クが第1のレベルに固定された後、第2のクロックが第
2のレベルから第1のレベルに変化すると、この第2の
クロックに基づきシステムクロックが生成されるように
なる。このようにすることで、システムクロックにグリ
ッチが発生するのを防止でき、データ転送制御装置や後
段のデータ処理手段の安定動作を保証できるようにな
る。
【0023】また本発明は、バスを介したデータ転送を
高速な第1の転送モード又は低速な第2の転送モードを
用いて行うためのデータ転送制御装置であって、第1の
クロックを生成する第1のPLLと第2のクロックを生
成する第2のPLLを含むクロック生成手段と、前記ク
ロック生成手段が含む前記第1、第2のPLLを制御す
るクロック制御手段とを含み、前記クロック制御手段
が、高速な前記第1の転送モードから低速な前記第2の
転送モードに転送モードが切り替わった場合に、前記第
1の転送モード用の第1のクロックを生成する前記第1
のPLLの自走動作をディスエーブルすることを特徴と
する。
【0024】本発明によれば、高速な第1の転送モード
では、第1のPLLで生成される第1のクロックに基づ
いて、例えばデータ転送やシステムクロックの生成等を
行うことが可能になる。そして、第1の転送モードから
低速な第2の転送モードに切り替わると、第1のPLL
の自走動作がディスエーブルされる。従って、第2の転
送モードでは不要な第1のPLLが、第2の転送モード
時には動作しないようになるため、第1のPLLにおい
て無駄な電力が消費されるのが防止され、データ転送制
御装置の省力化を図れるようになる。
【0025】また本発明は、前記第1のPLLにより生
成される第1のクロックで動作している状態で、バスに
接続されるポートが前記第1の転送モードをサポートし
ているか否かが検出され、第1の転送モードがサポート
されていないと検出された場合には、後段のデータ処理
手段からの選択信号に基づいて、前記第1のPLLの自
走動作がディスエーブルされることを特徴とする。この
ようにすれば、データ転送制御装置が、第1の転送モー
ドをサポートしていないポートにバスを介して接続さ
れ、第2の転送モードで動作するような場合に、第1の
PLLにおいて無駄な電力が消費されるのが防止され、
データ転送制御装置の省力化を図れるようになる。
【0026】また本発明は、前記クロック制御手段が、
前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルにする前
に前記第2のPLLの自走動作をイネーブルし、前記第
2のPLLの自走動作が安定したと判断された後に、前
記第1のPLLの自走動作をディスエーブルすることを
特徴とする。このようにすれば、第1のPLLからの第
1のクロックと第2のPLLからの第2のクロックを切
り替えて使用するような場合に、安定して出力されるク
ロックを使用できるようになり、データ転送制御装置の
安定動作を保証できるようになる。
【0027】また本発明は、USB(Universal Serial
Bus)の規格に準拠したデータ転送を行うことを特徴と
する。このようにすれば、例えばUSB2.0で規格化
されたHSモードでのデータ転送等についても適正に実
現できるようになる。
【0028】更に本発明によれば、HSモードからFS
モードへの切り替え時や、FSモードからHSモードへ
の切り替え時において、データ転送制御装置の安定動作
を保証できるようになる。
【0029】また本発明に係る電子機器は、上記のいず
れかのデータ転送制御装置と、前記データ転送制御装置
及び前記バスを介して転送されるデータの出力処理又は
取り込み処理又は記憶処理を行う装置とを含むことを特
徴とする。
【0030】本発明によれば、電子機器に使用されるデ
ータ転送制御装置の低コスト化、信頼性の向上を図れる
ため、電子機器の低コスト化、信頼性の向上も図れるよ
うになる。また、本発明によれば、高速な転送モードで
データ転送を行うことができるようになるため、電子機
器の処理の高速化を図れるようになる。
【0031】更に本発明によれば、転送モードに応じた
最適なクロックを使用できるようになるため、電子機器
の省力化を図ることも可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて図面を用いて詳細に説明する。
【0033】1.構成及び動作 1.1 データ転送制御装置 図1に本実施形態のデータ転送制御装置の構成の例を示
す。
【0034】本実施形態のデータ転送制御装置は、デー
タハンドラ回路400、HS(HighSpeed)回路41
0、FS(Full Speed)回路420、アナログフロント
エンド回路430、クロック生成回路440、クロック
制御回路450を含む。なお、本発明のデータ転送制御
装置は、図1に示す回路ブロックの全てを含む必要はな
く、それらの一部を省略する構成としてもよい。
【0035】データハンドラ回路400(広義にはデー
タ転送を行うための所与の回路)は、USB等に準拠し
たデータ転送のための種々の処理を行う。より具体的に
は、送信時には、送信データにSYNC(synchronizat
ion)、SOP(Start Of Packet)、EOP(End Of P
acket)を付加する処理や、ビットスタッフィング処理
などを行う。一方、受信時には、受信データのSYN
C、SOP、EOPを検出/削除する処理や、ビットア
ンスタッフィング処理などを行う。更に、データの送受
信を制御するための各種のタイミング信号を生成する処
理も行う。
【0036】なお、受信データはデータハンドラ回路4
00から後段の回路(後段のデータ処理手段)であるS
IE(Serial Interface Engine)に出力され、送信デ
ータはSIEからデータハンドラ回路400に入力され
ることになる。
【0037】HS回路410は、データ転送速度が48
0MbpsとなるHS(High Speed)でのデータの送受
信を行うためのロジック回路であり、FS回路420
は、データ転送速度が12MbpsとなるFS(Full S
peed)でのデータの送受信を行うためのロジック回路で
ある。
【0038】ここで、HSモードは、USB2.0によ
り新たに定義された転送モードである。一方、FSモー
ドは、従来のUSB1.1で既に定義されている転送モ
ードである。
【0039】USB2.0では、このようなHSモード
が用意されているため、プリンタ、オーディオ、カメラ
などにおけるデータ転送のみならず、ハードディスクド
ライブや光ディスクドライブ(CDROM、DVD)な
どのストレージ機器におけるデータ転送も実現できるよ
うになる。
【0040】HS回路410は、HSDLL(High Spe
ed Delay Line PLL)回路10、エラスティシティバッ
ファ(elasticity buffer)12を含む。
【0041】ここでHSDLL回路10は、受信データ
とクロック生成回路440(PLL)からのクロックと
に基づいて、データのサンプリングクロックを生成する
回路である。
【0042】またエラスティシティバッファ12は、内
部装置(データ転送制御装置)と外部装置(バスに接続
される外部装置)とのクロック周波数差(クロックドリ
フト)等を吸収するための回路である。
【0043】アナログフロントエンド回路430は、F
SやHSでの送受信を行うためのドライバやレシーバを
含むアナログ回路である。USBではDP(Data
+)とDM(Data−)を用いた差動信号によりデー
タを送受信する。
【0044】クロック生成回路440は、装置内部で使
用する480MHzのクロックや、装置内部及びSIE
で使用する60MHzのクロックを生成する。
【0045】クロック生成回路440は、OSC、PL
L480M、PLL60Mを含む。
【0046】ここでOSC(発振回路)は、例えば外部
振動子との組み合わせによりベースクロックを生成す
る。
【0047】PLL480Mは、OSC(発振回路)で
生成されたベースクロックに基づいて、HSモードで必
要な480MHzのクロックと、FSモード、装置内部
及びSIEで必要な60MHzのクロックを生成するP
LL(Phase Locked Loop)である。なお、HSモード
で送受信を行う場合には、このPLL480Mによるク
ロック生成を有効にする必要がある。
【0048】PLL60Mは、OSC(発振回路)で生
成されたベースクロックに基づいて、FSモード、装置
内部及びSIEで必要な60MHzのクロックを生成す
る。なお、このPLL60Mによるクロック生成を有効
にしている時には、HSモードでの送受信は不可とな
る。
【0049】クロック制御回路450は、SIEからの
各種の制御信号を受け、クロック生成回路440を制御
する処理などを行う。なお、クロック生成回路440に
より生成された60MHzのシステムクロックはクロッ
ク制御回路450を介してSIEに出力される。
【0050】1.2 クロック生成回路、クロック制御
回路の構成 図2に、本実施形態のクロック生成回路440(クロッ
ク生成手段)、クロック制御回路450(クロック制御
手段)の構成例を示す。
【0051】クロック生成回路440が含むOSC(発
振回路)は、XIN、XOUTに接続された外部振動子
を用いて発振動作を行い、ベースクロックRCLK(例
えば12〜24MHz)を生成する。そして、このベー
スクロックRCLKは、PLL480M、PLL60
M、クロック制御回路450に出力される。
【0052】なお、XINに入力された外部クロックを
直接にベースクロックとして用いることも可能である。
【0053】また、OSCENBは、OSCの発振及び
XIからの外部クロックの入力の有効、非有効を設定す
るための信号である。例えば、OSCENB=「0」
(論理レベル。以下同じ)にすると、OSCの発振及び
外部クロックの入力が非有効になり、「1」にすると有
効になる。例えばSUSPENDMによって装置がサス
ペンド状態になっている時に、OSCENBを「0」に
すれば、OSCも動作しない完全なサスペンドモードに
移行できる。
【0054】クロック生成回路440が含むPLL48
0Mは、クロック制御回路450からの信号ENB48
0Mが「1」であることを条件に、ベースクロックRC
LKに位相同期した480MHzのクロックを生成す
る。そして、この480MHzのクロックを分周するこ
とで得られる60MHzのクロックをCLKHとしてク
ロック制御回路450に出力する。なお、480MHz
のクロックの分周をクロック制御回路450側で行うよ
うにしてもよい。
【0055】クロック生成回路440が含むPLL60
Mは、クロック制御回路450からの信号ENB60M
が「1」であることを条件に、ベースクロックRCLK
に位相同期した60MHzのクロックを生成する。そし
て、この60MHzのクロックをCLKFとしてクロッ
ク制御回路450に出力する。
【0056】クロック制御回路450は、SIE(Seri
al Interface Engine)から信号SUSPENDM、P
LLSELを受け、クロック生成回路440でのクロッ
ク生成動作(PLL480M、PLL60Mの自走動
作)を制御する。そして、クロック生成回路440によ
り生成されたクロックCLKH、CLKFに基づいて、
データ転送制御装置内部やSIE(後段のデータ処理手
段)で使用するシステムクロックSYCLK(同期のた
めの参照クロック)を生成して出力する。
【0057】なお、信号SUSPENDMは、データ転
送制御装置(トランシーバマクロ)をサスペンドするた
めの信号であり、SUSPENDMが「0」になりデー
タ転送制御装置がサスペンドされると、OSC(発振回
路)以外の全ての回路が停止する。
【0058】また、信号PLLSELは、PLL480
MとPLL60Mのどちらを自走動作させるかをSIE
が選択するための信号であり、PLLSELが「0」の
時にはPLL480Mが選択され、「1」の時にはPL
L60Mが選択される。なお、HSモード時、チャープ
(CHIRP)送受信時は、PLLSELを「0」にして、P
LL480Mを選択する必要がある。
【0059】1.2 動作 次に、本実施形態の動作について図3のタイミング波形
図を用いて説明する。
【0060】図3のタイミングT0でPLLSELが
「0」になると、480MHzのクロックを生成するP
LL480Mが選択される。そして、タイミングT1
で、SUSPENDMが「1」になりサスペンドが解除
されると、ENB480Mが「1」になり、PLL48
0Mの自走動作(クロック生成動作)がイネーブルされ
る。
【0061】そして、OSCからのベースクロックRC
LK(或いはRCLKを分周したクロック)に基づくカ
ウント動作が開始し、タイミングT3でカウント動作が
終了すると、STABLE480Mが「1」になる。即
ち、PLL480Mの自走動作が安定したと想定される
タイミング(USB2.0の規格で要求される480M
Hz+/−500ppmのクロックが生成されると想定
されるタイミング)で、STABLE480Mが「1」
になる。
【0062】すると、信号SYCLKENB(SYCL
Kのマスク信号)が「1」になり、PLL480Mから
のCLKH(480MHzを分周した60MHzのクロ
ック)で生成されるシステムクロックSYCLK(同じ
く60MHzのクロック)が、データ転送制御装置内部
及びSIE(後段のデータ処理手段)に供給されるよう
になる。
【0063】なお図3では、タイミングT1〜T3の期
間(PLL480Mの自走動作の安定に要する期間)を
測定するために、発振回路OSCからのベースクロック
RCLKに基づくカウント動作を行っている。このRC
LKは、図2の信号OSCENBが「1」になり、発振
回路OSCの発振動作が安定すると、それ以降は安定し
たクロックになる。従って、このRCLKを用いること
で、T1〜T3の期間を安定して測定できるようにな
る。
【0064】タイミングT4でPLLSELが「1」に
なると、60MHzのクロックを生成するPLL60M
が選択されると共にENB60Mが「1」になり、PL
L60Mの自走動作(クロック生成動作)がイネーブル
される。
【0065】そして、ベースクロックRCLKに基づく
カウント動作が開始し、タイミングT6でカウント動作
が終了すると、STABLE60M(PLL60Mの自
走動作が安定したことを示す信号)が「1」になり、シ
ステムクロックSYCLKのマスク信号であるSYCL
KENBを用いたクロック切り替えが行われる。より具
体的には、クロック切り替え前は、PLL480Mから
のCLKHに基づき生成されていたシステムクロックS
YCLKが、クロック切り替え後はPLL60Mからの
CLKFに基づき生成されて、データ転送制御装置内部
及びSIEに供給されるようになる。
【0066】本実施形態では、図3のA1に示すように
PLL480Mの自走動作(クロック生成動作)をディ
スエーブル(終了)する前に、A2に示すようにPLL
60Mの自走動作をイネーブル(開始)している。そし
て、A3に示すようにPLL60Mの自走動作が安定し
たと判断された後に、A4に示すようにシステムクロッ
クSYCLKを生成するためのクロックを、CLKH
(PLL480M)からCLKF(PLL60M)に切
り替えている。
【0067】このようにすれば、図3のA4に示すクロ
ック切り替え時において、PLL60Mからのクロック
CLKFが安定して出力されていることが保証(A3参
照)される。そして、クロックCLKHから、この安定
したクロックCLKFに、システムクロックSYCLK
の生成元となるクロックが切り替わる。従って、図3の
A4に示すクロック切り替えを行った場合にも、常に安
定したシステムクロックSYCLKをデータ転送制御装
置やSIEに対して供給できるようになり、これらのデ
ータ転送制御装置やSIEが誤動作するのを防止でき
る。
【0068】そして、このようなクロック(PLL)の
切り替えを行い、図3のA1に示すようにPLL480
Mの自走動作をディスエーブルすれば、その後は、PL
L480Mは動作しなくなり、PLL60Mだけが動作
するようになる。従って、PLL480Mでの消費電力
をほぼ零にすることが可能になり、データ転送制御装置
全体の消費電力を大幅に低減できる。
【0069】即ち、高速なHSモードでは、PLL48
0Mが動作し、PLL480MからのCLKHでSYC
LKが生成される一方で、低速なFSモードでは、PL
L480Mの動作が停止し、PLL60MからのCLK
FでSYCLKが生成されるようになる。従って、FS
モードにおいてPLL480Mが動作しなくて済むよう
になり、FSモードにおいて無駄な電力が消費されるの
が防止され、FSモードでの消費電力を大幅に低減でき
る。
【0070】例えば、本実施形態の比較例として、PL
L480Mだけをクロック生成回路に設け、FSモード
の時にはこのPLL480Mからのクロックを分周して
システムクロックSYCLKを生成する構成を考えるこ
とができる。
【0071】しかしながら、この比較例では、FSモー
ドの時もPLL480Mが動作することになるため、F
Sモードにおいて無駄な電力が消費され、FSモードで
の消費電力を低減できない。
【0072】これに対して本実施形態では、FSモード
では、PLL480Mは動作せずに、消費電力の少ない
PLL60Mだけが動作するようになるため、上記の比
較例に比べてFSモードでの消費電力を格段に低減でき
る。
【0073】1.3 クロック切り替え時におけるシス
テムクロックのマスク 図4、図5に、クロックの切り替え時(図3のタイミン
グT4〜T7)における本実施形態の動作を説明するた
めの詳細なタイミング波形図を示す。
【0074】図4のタイミングT4でPLLSELが
「1」になると、ENB60Mが「1」になり、PLL
60Mの自走動作がイネーブルされる。そして、タイミ
ングT5でPLL60Mの自走動作が非安定状態(斜線
部分)から安定状態になり、タイミングT6でベースク
ロックRCLKに基づくカウント動作が終了すると、図
4のB1に示すようにRCLKの立ち上がりエッジでカ
ウント終了信号COVERが「1」になる。これによ
り、B2に示すように信号STABLE480Mが
「1」から「0」に変化する。
【0075】次に、図4のB3に示すようにRCLKの
次の立ち上がりエッジで信号DCOVERが「1」にな
る。これにより、B4に示すように信号STABLE6
0Mが「0」から「1」に変化する。
【0076】そして、これらの信号STABLE480
M、STABLE60Mの例えば論理和をとることで、
図4のB5に示すようにクロックの切り替え期間におい
て「0」(第1のレベル)になる信号SYCLKENB
が生成される。そして、この信号SYCLKENBによ
りシステムクロックSYCLKをマスクすることで(S
YCLKENBとSYCLKの論理積をとることで)、
B6に示すようにSYCLKが所与の期間TMだけ
「0」(第1のレベル。「1」でもよい)に設定される
ようになる。
【0077】このように本実施形態では、システムクロ
ックSYCLKを生成するためのクロックをCLKH
(PLL480M)からCLKF(PLL60M)に切
り替える際に、SYCLKが期間TMだけ「0」に設定
される。従って、CLKHからCLKFへの切り替えに
より不安定な状態となったクロックが、SYCLKとし
てデータ転送制御装置やSIE(後段のデータ処理手
段)に供給されないようになる。また、CLKHの位相
とCLKFの位相がずれていた場合にも、これらを上手
く繋ぎ合わせることが可能になる。この結果、SYCL
Kに発生するグリッチ(細いひげ状のパルス)等が原因
となってデータ転送制御装置やSIEが誤動作する事態
を、効果的に防止できる。
【0078】なお本実施形態では、システムクロックS
YCLKが「0」に設定される期間TMが、PLL48
0MやPLL60Mのクロック生成に用いられるベース
クロックRCLK(例えば12〜24MHz)に基づい
て設定される。即ち、期間TMが、図4のB1、B3に
示すRCLKのエッジ間の間隔になる(RCLKの1ク
ロック分の長さになる)。従って、クロック切り替え時
においても安定した信号状態になっているベースクロッ
クRCLKに基づいて、クロックの切り替え期間TMの
長さを設定できるようになる。またクロック切り替え時
に、CLKHやCLKFを、信号SYCLKENBを用
いて確実にマスクできるようになる。
【0079】1.4 グリッチ発生の防止 本実施形態ではクロック切り替え時におけるグリッチの
発生を確実に防止するために、次に説明するような手法
を採用している。
【0080】即ち図5のC1に示すように、カウント終
了信号COVERが「1」になると、PLL480Mか
らのCLKHが「0」になるのを探す(「0」になるの
を待つ)。そして、CLKHが「0」(第1のレベル)
になったことを条件に(CLKHの立ち下がりエッジ
で)、図5のC2に示すように、マスク信号SYCLK
ENBを「0」に設定し、SYCLKENBとCLKH
との論理積に基づき生成されているシステムクロックS
YCLKを、「0」レベルに固定する。
【0081】このようにすれば、システムクロックSY
CLKが図5のC3に示すように「1」から「0」に変
化した後、「0」から「1」に変化する前に、SYCL
Kが「0」のレベルに固定されるようになる。即ち、C
4に示すCLKHのクロックパルスが、SYCLKEN
Bの「0」レベルでマスクされて、SYCLKに「1」
のレベルのグリッチが生じるのを確実に防止できる。
【0082】また本実施形態では、図5のC5に示すよ
うに、カウントオーバ信号COVERをRCLKの1ク
ロック分だけ遅らせた信号DCOVERが「1」になる
と、PLL60MからのCLKFが「0」になるのを探
す(「0」になるのを待つ)。そして、CLKFが
「0」(第1のレベル)になったことを条件に(CLK
Fの立ち下がりエッジで)、図5のC6に示すように、
マスク信号SYCLKENBを「1」に設定し、SYC
LKENBとCLKFの論理積に基づきシステムクロッ
クSYCLKを生成するようにする。
【0083】このようにすれば、システムクロックSY
CLKが図5のC7に示すように「0」から「1」に変
化する前に、信号SYCLKENBによる「0」レベル
のマスクが解除され、CLKFがSYCLKとして出力
されるようになる。従って、C8に示すSYCLKのク
ロックパルスが細くなってグリッチになってしまう事態
を確実に防止できるようになる。
【0084】このように本実施形態によれば、クロック
の切り替え期間TMにおいてグリッチが発生するのを確
実に防止できる。従って、このグリッチが原因となって
データ転送制御装置やSIEが含むDフリップフロップ
が誤ったデータを保持するなどの事態を防止でき、装置
の安定した動作を保証できるようになる。
【0085】なお、以上のように説明した図3、図4、
図5では、CLKH(PLL480M)からCLKF
(PLL60M)にクロックを切り替える場合のタイミ
ング波形例を示したが、CLKF(PLL60M)から
CLKH(PLL480M)へのクロックの切り替え
も、図3、図4、図5と同様のタイミング波形で実現で
きる。
【0086】1.5 クロック制御回路の詳細な動作 図6、図7、図8に、図2のクロック制御回路450の
詳細な動作を説明するための状態遷移図を示す。
【0087】装置の電源がオンになった後、完全停止の
状態で待機している時に(状態S0)、信号SUSPE
NDMが「1」になると、初期化処理が行われる(状態
S1)。そして、信号PLLSELが「0」の場合に
は、信号ENB480Mが「1」になり(状態S2。図
3のT1)、PLL480Mの自走動作がイネーブルさ
れる。
【0088】次に、ベースクロックRCLKによるカウ
ント動作が開始し(状態S3)、カウントオーバになる
とPLL480MからのクロックCLKHが「0」にな
るのを探す(状態S4)。そして、クロックCLKHが
「0」になったことを条件にCLKHをシステムクロッ
クSYCLKとして出力し(状態S5)、通常動作状態
S6に移行する。このようにCLKHが「0」になった
ことを条件にCLKHをSYCLKとして出力すれば、
SYCLKにグリッチが発生するのを効果的に防止でき
る。
【0089】一方、状態S1において信号PLLSEL
が「1」の場合には、信号ENB60Mが1になり(状
態S7)、PLL60Mの自走動作がイネーブルされ
る。
【0090】次に、ベースクロックRCLKによるカウ
ント動作が開始し(状態S8)、カウントオーバになる
とPLL60MからのクロックCLKFが「0」になる
のを探す(状態S9)。そして、CLKFが「0」にな
ったことを条件にCLKFをシステムクロックSYCL
Kとして出力し(状態S10)、通常動作状態S6に移
行する。
【0091】通常動作状態S6において信号SUSPE
NDMが「0」になると、システムクロックSYCLK
が「0」になるのを探す(状態S11)。そして、SY
CLKが「0」になると、SYCLKの出力を停止し
(状態S12)、信号ENB480M、ENB60Mを
「0」に設定し(状態S13)、完全停止状態S0に移
行する。
【0092】また通常動作状態S6で信号PLLSEL
が「0」から「1」に切り替わると、信号ENB60M
が「1」に設定される(図7の状態S20)。すると、
ベースクロックRCLKによるカウント動作が開始し
(状態S21)、カウントオーバになるとPLL480
MからのクロックCLKHが「0」になるのを探す(状
態S22。図5のC1)。そして、CLKHが「0」に
なると、SYCLKの出力をマスク信号SYCLKEN
Bを用いて停止する(状態S23。図5のC2)。
【0093】次に、PLL60MからのクロックCLK
Fが「0」になるのを探す(状態S24。図5のC
5)。そしてCLKFが「0」になると、信号SYCL
KENBを「1」に設定して(図5のC6)、CLKF
をシステムクロックSYCLKとして出力し(状態S2
5)、図6に示す通常動作のステートS6に移行する。
【0094】図7の状態S22〜S25のようにクロッ
ク切り替えを行えば、CLKHからCLKFへのクロッ
ク切り替え時に、システムクロックSYCLKにグリッ
チが発生するのを効果的に防止できる。
【0095】一方、図6の通常動作状態S6で信号PL
LSELが「1」から「0」に切り替わると、信号EN
B480Mが「1」に設定される(図8の状態S3
0)。すると、ベースクロックRCLKによるカウント
動作が開始し(状態S31)、カウントオーバになると
PLL60MからのクロックCLKFが「0」になるの
を探す(状態S32)。そして、CLKFが「0」にな
ると、SYCLKの出力をマスク信号SYCLKENB
を用いて停止する(状態S33)。
【0096】次に、PLL480MからのクロックCL
KHが「0」になるのを探す(状態S34)。そしてC
LKHが「0」になると、信号SYCLKENBを
「1」に設定して、CLKHをシステムクロックSYC
LKとして出力し(状態S35)、図6に示す通常動作
のステートS6に移行する。
【0097】図8の状態S32〜S35のようにクロッ
ク切り替えを行えば、CLKFからCLKHへのクロッ
ク切り替え時に、システムクロックSYCLKにグリッ
チが発生するのを効果的に防止できる。
【0098】1.6 PLL480M、PLL60Mの
詳細例 図9にPLL480Mの詳細な構成例を示す。
【0099】このPLL480Mは、位相比較器80、
チャージポンプ回路82、フィルタ回路84、VCO
(Voltage Controlled Oscillator)86、分周器88
などを含む。
【0100】ここで位相比較器80は、ベースクロック
RCLK(例えば12〜24MHz)と分周器88から
のクロックDCLK4の位相を比較し、位相誤差信号P
UP、PDWを出力する(PUPは位相進み信号、PD
Wは位相遅れ信号)。
【0101】チャージポンプ回路82は、位相比較器8
0からのPUP、PDWに基づいてチャージポンプ動作
を行う。より具体的には、PUPがアクティブになる
と、フィルタ回路84が含むコンデンサを充電する動作
を行い、PDWがアクティブになると、コンデンサを放
電する動作を行う。そして、フィルタ回路84により平
滑化された制御電圧VCがVCO86に与えられる。
【0102】VCO86は、制御電圧VCに応じてその
発振周波数が可変に制御される発振動作を行い、480
MHzのクロックQCLK0〜4を生成する。例えば、
制御電圧VCが高くなると発振周波数も高くなり、制御
電圧VCが低くなると発振周波数も低くなる。
【0103】VCO86により生成されたクロックQC
LK0〜4は、バッファBF00〜04、BF10〜1
4を介してCLK0〜4として外部に出力される。な
お、BF20〜23はBF24との負荷合わせのための
ダミーのバッファである。
【0104】分周器88は、バッファBF04、BF2
4を介してVCO86から入力されるクロックQCLK
4を分周(1/N)して、分周後のクロックDCLK4
を位相比較器80に出力する。
【0105】図9の構成のPLL480Mによれば、ベ
ースクロックRCLKに位相同期した高周波数の480
MHzのクロックCLK4を生成できるようになる。な
お、この生成されたクロックCLK4は、図示しない分
周器により分周されて、60MHzのCLKHとして図
2のクロック制御回路450に出力されることになる。
【0106】図10に、図9のVCO86の構成例を示
す。
【0107】このVCO86は、5段(広義には奇数
段)のシリアル接続された差動出力コンパレータDCP
0〜4(反転回路)を含み、各DCP0〜4の差動出力
Q、XQは、シングルエンド出力コンパレータSCP0
〜4の差動入力に入力される。そして、SCP0〜4の
出力がVCO86の出力クロックQCLK0〜4にな
る。また、制御電圧VCが変化すると、差動出力コンパ
レータDCP0〜4の電流源に流れる電流が変化し、発
振周波数が変化する。
【0108】図11に、PLL60Mの詳細な構成例を
示す。
【0109】このPLL60Mは、分周器89、位相比
較器90、チャージポンプ回路92、フィルタ回路9
4、VCO96、分周器97、98などを含む。
【0110】ここで位相比較器90は、分周器89から
のクロックDRCLK(ベースクロックRCLKを分周
したクロック)と分周器98からのクロックDCLKF
の位相を比較し、位相誤差信号PUP、PDWを出力す
る。
【0111】チャージポンプ回路92は、位相比較器9
0からのPUP、PDWに基づいてチャージポンプ動作
を行う。より具体的には、PUPがアクティブになる
と、フィルタ回路94が含むコンデンサを充電する動作
を行い、PDWがアクティブになると、コンデンサを放
電する動作を行う。そして、フィルタ回路94により平
滑化された制御電圧VCがVCO96に与えられる。
【0112】VCO96は、制御電圧VCに応じてその
発振周波数が可変に制御される発振動作を行い、120
MHzのクロックQCLKを生成する。
【0113】分周器97は、VCO96から入力される
クロックQCLKを分周(1/2)して、分周後の60
MHzのクロックCLKFを図2のクロック制御回路4
50に出力する。
【0114】分周器98は、分周器97から入力される
クロックQCLKFを分周(1/N)して、分周後のク
ロックDCLKFを位相比較器90に出力する。
【0115】図11の構成のPLL60Mによれば、ベ
ースクロックRCLKに位相同期した60MHzのクロ
ックCLKFを生成し、図2のクロック制御回路450
に出力できるようになる。
【0116】図12に、図11のVCO96の構成例を
示す。
【0117】このVCO96は、3段のシリアル接続さ
れた差動出力コンパレータDCP10〜12(反転回
路)を含む。そして、最終段の差動出力コンパレータD
CP12の差動出力XQ、Qは、シングルエンド出力コ
ンパレータSCP10の差動入力に入力され、SCP1
0の出力がVCO96の出力クロックQCLKになる。
また、制御電圧VCが変化すると、差動出力コンパレー
タDCP10〜12の電流源に流れる電流が変化し、発
振周波数が変化する。
【0118】図13(A)に、図10、図12のVCO
が含む差動出力コンパレータ(差動増幅器)の構成例を
示す。この差動出力コンパレータは、差動入力I、XI
がゲート電極に接続され、差動出力XQ、Qがドレイン
電極に接続されたN型トランジスタNT1、NT2と、
差動出力Qがゲート電極に接続され、差動出力XQ、Q
がドレイン電極に接続されたP型トランジスタPT1、
PT2と、制御電圧VCがゲート電極に接続されたN型
トランジスタNT3(電流源)を含む。
【0119】さて、図12のVCO96(120MHz
発振)では、差動出力コンパレータDCP10〜12や
シングルエンド出力コンパレータSCP10が含むトラ
ンジスタのサイズ等が、120MHz(60MHz)の
発振用に最適化されている。従って、図10のVCO8
6(480MHz発振)に比べて、図12のVCO96
の消費電力は格段に小さくなる。このため、図10のV
CO86を含むPLL480Mの消費電流は例えば約3
3mAというように非常に大きくなるのに対して、図1
2のVCO96を含むPLL60Mの消費電流は例えば
約1.5mAというように非常に小さくなる。
【0120】従って、HSモードの時にはPLL480
Mを用いてクロックを生成する一方で、FSモードの時
にはPLL480Mの動作を停止し、PLL60Mのみ
を用いてクロックを生成するようにすれば、PLLでの
消費電流を例えば約1/22倍にすることが可能にな
り、データ転送制御装置の省力化を図れる。
【0121】なお図9、図11のPLL480M、PL
L60Mにおいて、チャージポンプ回路82、92を設
けない構成としてもよい。また、VCO86、96の代
わりに電流制御の発振手段を設けるようにしてもよい。
【0122】また、VCO86、96に含ませる反転回
路は図13(A)に示す差動出力コンパレータに限定さ
れず、種々の変形実施が可能である。例えば図13
(B)に示す反転回路では、P型トランジスタPT4、
PT5、N型トランジスタNT4、NT5が直列接続さ
れる。そして、これらのトランジスタに流れる電流が、
PT4、NT5のゲート電極に接続される制御電圧VC
Q、VCにより制御されて、発振周波数が可変に制御さ
れる。
【0123】1.7 クロックの切り替えタイミング 次に、USB2.0におけるクロックの最適な切り替え
タイミングについて説明する。
【0124】図14は、本実施形態のデータ転送制御装
置(電子機器)がバスに接続された時(デバイスアタッ
チ)のタイミング波形図の例である。
【0125】デバイスアタッチの時には、本実施形態の
データ転送制御装置はHSモードで動作を開始する。こ
のため、信号PLLSELは「0」に設定される(PL
L480Mを選択)。また、信号XCVRSEL
(「0」の時にHSのトランシーバを有効にし、「1」
の時にFSのトランシーバを有効にする信号)、信号T
ERMSEL(「0」の時にHSターミネーションを有
効にし、「1」の時にFSターミネーションを有効にす
る信号)は共に「0」に設定される。
【0126】図14のタイミングT0でVBUSが有効
であると判断されると、タイミングT1でSIEが、信
号RESETをアサートすると共に信号SUSPEND
Mをネゲートする。そして、デバイスアタッチの時に
は、PLLSELが「0」に設定されてPLL480M
が選択されているため、タイミングT1でPLL480
Mの自走動作がイネーブルされる。
【0127】次に、タイミングT2で信号RESETが
ネゲートされ、タイミングT3でPLL480Mが安定
したクロックCLKHを出力するようになる。そして、
このCLKHに基づいて生成されたシステムクロックS
YCLKがSIEに供給される。
【0128】次に、タイミングT4で信号XCVRSE
L、TERMSELが「1」になり、FSトランシーバ
及びFSターミネーションが有効になる。そして、タイ
ミングT5で、ダウンストリームのポートからリセット
(SE0)が送出され、HS検出のハンドシェークが開
始される。
【0129】図15は、HSモードをサポートしていな
いポートに本実施形態のデータ転送制御装置が接続され
た場合の、HS検出ハンドシェークのタイミング波形図
の例である。
【0130】図15のタイミングT0でHS検出ハンド
シェークが開始される。そして、タイミングT1で、信
号XCVRSELが「0」になり、HSトランシーバが
有効になる。そして、チャープ(K)の送出が開始され
る。なお、このチャープ(K)の送出時には、ビットス
タッフ(BS)処理及びNRZI処理はディスエーブル
され、「0」で埋め尽くされたデータが出力される。
【0131】タイミングT2で、チャープ(K)の送出
が終了する。そして、ダウンストリームのポートがHS
モードをサポートしている場合には、タイミングT3か
らチャープ(K)の送出が開始される。しかしながら、
タイミングT4では、チャープを検出できなかったた
め、この時点で、本実施形態のデータ転送制御装置はF
Sモードに戻り、リセットシーケンスが終了するのを待
つ。そして、タイミングT6でリセットシーケンスが終
了し、タイミングT7でFSモードでの通常動作に移行
する。
【0132】このようにタイミングT4になると転送モ
ードがFSモードに確定する。また、タイミングT4と
T6の間はFSモードのリセットフェーズであるため、
パケットが送受信されることもない。そこで本実施形態
では図15に示すように、タイミングT4とT6の間の
タイミングT5で、SIEが信号PLLSELを「1」
に設定し、PLL480Mの自走動作をディスエーブル
すると共にPLL60Mの自走動作をイネーブルする。
すると、図3で説明したようなクロック切り替えが行わ
れ、システムクロックSYCLKの生成元になるクロッ
クが、PLL480MのクロックCLKHからPLL6
0MのクロックCLKFに切り替わる。
【0133】このように本実施形態では、PLL480
MからのクロックCLKHで動作している状態で、バス
に接続されるポートがHSモード(第1の転送モード)
をサポートしてる否かが検出される。
【0134】そして、バスに接続されるポートがHSモ
ードをサポートしていないと検出された場合には、SI
E(後段のデータ処理手段)からの信号PLLSEL
(選択信号)に基づいて、PLL480Mの自走動作が
ディスエーブルされる。これにより、それ以降は、PL
L60MからのクロックCLKFでデータ転送制御装置
及びSIEが動作するようになる。そして、PLL48
0Mの自走動作はディスエーブルされるため、このPL
L480Mで無駄な電力が消費されるのを防止できるよ
うになり、データ転送制御装置の省力化を図れる。
【0135】なお、PLL60MのCLKFからPLL
480MのCLKHにクロックを切り替える場合として
は、FSモードで動作している状態で本実施形態のデー
タ転送制御装置がバスから取り外され(デタッチ)、そ
の後に、HSモードのポートが接続されるバスにアタッ
チされた場合などを考えることができる。
【0136】2.電子機器 次に、本実施形態のデータ転送制御装置を含む電子機器
の例について説明する。
【0137】例えば図16(A)に電子機器の1つであ
るプリンタの内部ブロック図を示し、図17(A)にそ
の外観図を示す。CPU(マイクロコンピュータ)51
0はシステム全体の制御などを行う。操作部511はプ
リンタをユーザが操作するためのものである。ROM5
16には、制御プログラム、フォントなどが格納され、
RAM517はCPU510のワーク領域として機能す
る。DMAC518は、CPU510を介さずにデータ
転送を行うためのDMAコントローラである。表示パネ
ル519はプリンタの動作状態をユーザに知らせるため
のものである。
【0138】USBを介してパーソナルコンピュータな
どの他のデバイスから送られてきたシリアルの印字デー
タは、データ転送制御装置500によりパラレルの印字
データに変換される。そして、変換後のパラレル印字デ
ータは、CPU510又はDMAC518により、印字
処理部(プリンタエンジン)512に送られる。そし
て、印字処理部512においてパラレル印字データに対
して所与の処理が施され、プリントヘッダなどからなる
印字部(データの出力処理を行う装置)514により紙
に印字されて出力される。
【0139】図16(B)に電子機器の1つであるスキ
ャナの内部ブロック図を示し、図17(B)にその外観
図を示す。CPU520はシステム全体の制御などを行
う。操作部521はスキャナをユーザが操作するための
ものである。ROM526には制御プログラムなどが格
納され、RAM527はCPU520のワーク領域とし
て機能する。DMAC528はDMAコントローラであ
る。
【0140】光源、光電変換器などからなる画像読み取
り部(データの取り込み処理を行う装置)522により
原稿の画像が読み取られ、読み取られた画像のデータは
画像処理部(スキャナエンジン)524により処理され
る。そして、処理後の画像データは、CPU520又は
DMAC528によりデータ転送制御装置500に送ら
れる。データ転送制御装置500は、このパラレルの画
像データをシリアルデータに変換し、USBを介してパ
ーソナルコンピュータなどの他のデバイスに送信する。
【0141】図16(C)に電子機器の1つであるCD
−RWドライブの内部ブロック図を示し、図17(C)
にその外観図を示す。CPU530はシステム全体の制
御などを行う。操作部531はCD−RWをユーザが操
作するためのものである。ROM536には制御プログ
ラムなどが格納され、RAM537はCPU530のワ
ーク領域として機能する。DMAC538はDMAコン
トローラである。
【0142】レーザ、モータ、光学系などからなる読み
取り&書き込み部(データの取り込み処理を行う装置又
はデータの記憶処理を行うための装置)533によりC
D−RW532から読み取られたデータは、信号処理部
534に入力され、エラー訂正処理などの所与の信号処
理が施される。そして、信号処理が施されたデータが、
CPU530又はDMAC538によりデータ転送制御
装置500に送られる。データ転送制御装置500は、
このパラレルのデータをシリアルデータに変換し、US
Bを介してパーソナルコンピュータなどの他のデバイス
に送信する。
【0143】一方、USBを介して他のデバイスから送
られてきたシリアルのデータは、データ転送制御装置5
00によりパラレルのデータに変換される。そして、こ
のパラレルデータは、CPU530又はDMAC538
により信号処理部534に送られる。そして、信号処理
部534においてこのパラレルデータに対して所与の信
号処理が施され、読み取り&書き込み部533によりC
D−RW532に記憶される。
【0144】なお、図16(A)、(B)、(C)にお
いて、CPU510、520、530の他に、データ転
送制御装置500でのデータ転送制御のためのCPUを
別に設けるようにしてもよい。
【0145】本実施形態のデータ転送制御装置を電子機
器に用いれば、USB2.0におけるHSモードでのデ
ータ転送が可能になる。従って、ユーザがパーソナルコ
ンピュータなどによりプリントアウトの指示を行った場
合に、少ないタイムラグで印字が完了するようになる。
また、スキャナへの画像取り込みの指示の後に、少ない
タイムラグで読み取り画像をユーザは見ることができる
ようになる。また、CD−RWからのデータの読み取り
や、CD−RWへのデータの書き込みを高速に行うこと
ができるようになる。
【0146】また、本実施形態のデータ転送制御装置を
電子機器に用いれば、バスに接続される他の電子機器の
転送モード(HSモード、FSモード)に応じた最適な
クロックで、データ転送制御装置や電子機器を動作させ
ることが可能になる。これにより、電子機器の省力化を
図れる。また、クロック切り替え時に動作不良が生じる
のを防止できるため、電子機器の動作安定性、信頼性を
向上できる。
【0147】なお本実施形態のデータ転送制御装置を適
用できる電子機器としては、上記以外にも例えば、種々
の光ディスクドライブ(CD−ROM、DVD)、光磁
気ディスクドライブ(MO)、ハードディスクドライ
ブ、TV、VTR、ビデオカメラ、オーディオ機器、電
話機、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、電子手
帳、ワードプロセッサなど種々のものを考えることがで
きる。
【0148】なお、本発明は本実施形態に限定されず、
本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
【0149】例えば、本発明のデータ転送制御装置の構
成は、図1に示す構成に限定されるものではない。
【0150】また、クロック生成手段、クロック制御手
段の構成や動作も図2〜図7で説明したものに限定され
ず、種々の変形実施が可能である。
【0151】また、第1、第2のPLL(PLL480
M、PLL60M)の構成も図9〜図13(B)で説明
したものに限定されない。例えば、第1、第2のPLL
の発振手段(VCO86、96)以外のブロック(位相
比較手段、チャージポンプ手段、フィルタ手段又は分周
手段等)の一部又は全てを、第1、第2のPLL間で共
通化するようにしてもよい。このようにすれば、これら
の第1、第2のPLLを含むクロック生成手段の小規模
化を図れるようになる。
【0152】また、本発明は、USB2.0でのデータ
転送に適用されることが特に望ましいが、これに限定さ
れるものではない。例えばUSB2.0と同様の思想に
基づく規格やUSB2.0を発展させた規格におけるデ
ータ転送にも本発明は適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のデータ転送制御装置の構成例を示
す図である。
【図2】クロック生成回路、クロック制御回路の構成例
を示す図である。
【図3】本実施形態の動作について説明するためのタイ
ミング波形図である。
【図4】本実施形態の動作について説明するためのタイ
ミング波形図である。
【図5】本実施形態の動作について説明するためのタイ
ミング波形図である。
【図6】クロック制御回路の動作を説明するための状態
遷移図である。
【図7】クロック制御回路の動作を説明するための状態
遷移図である。
【図8】クロック制御回路の動作を説明するための状態
遷移図である。
【図9】PLL480Mの構成例を示す図である。
【図10】PLL480Mが含むVCOの構成例を示す
図である。
【図11】PLL60Mの構成例を示す図である。
【図12】PLL60Mが含むVCOの構成例を示す図
である。
【図13】図13(A)、(B)は、反転回路の構成例
を示す図である。
【図14】デバイスアタッチ時のタイミング波形図であ
る。
【図15】HS検出ハンドシェーク時のタイミング波形
図である。
【図16】図16(A)、(B)、(C)は、種々の電
子機器の内部ブロック図の例である。
【図17】図17(A)、(B)、(C)は、種々の電
子機器の外観図の例である。
【符号の説明】
OSC 発振回路 PLL480M PLL(480MHz) PLL60M PLL(60MHz) 10 HSDLL回路 12 エラスティシティバッファ 80 位相比較器 82 チャージポンプ回路 84 フィルタ回路 86 VCO(発振手段) 88 分周器 89 分周器 90 位相比較器 92 チャージポンプ回路 94 フィルタ回路 96 VCO(発振手段) 97 分周器 98 分周器 400 データハンドラ回路 410 HS回路 420 FS回路 430 アナログフロントエンド回路 440 クロック生成回路(クロック生成手段) 450 クロック制御回路(クロック制御手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バスを介したデータ転送のためのデータ
    転送制御装置であって、 第1、第2のクロックを含む複数のクロックを生成する
    クロック生成手段と、 前記クロック生成手段でのクロック生成を制御し、前記
    クロック生成手段により生成されるクロックに基づい
    て、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の少
    なくとも一方が使用するシステムクロックを生成するク
    ロック制御手段とを含み、 前記クロック制御手段が、 前記クロック生成手段の第1のクロックの生成動作をデ
    ィスエーブルする前に前記クロック生成手段の第2のク
    ロックの生成動作をイネーブルし、第2のクロックの生
    成動作が安定したと判断された後に、システムクロック
    を生成するためのクロックを第1のクロックから第2の
    クロックに切り替えることを特徴とするデータ転送制御
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記クロック生成手段が、 第1のクロックを生成するための第1のPLLと第2の
    クロックを生成するための第2のPLLを含み、 前記クロック制御手段が、 前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルする前に
    前記第2のPLLの自走動作をイネーブルし、前記第2
    のPLLの自走動作が安定したと判断された後に、シス
    テムクロックを生成するためのクロックを第1のクロッ
    クから第2のクロックに切り替えることを特徴とするデ
    ータ転送制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記クロック制御手段が、 システムクロックを生成するためのクロックが第1のク
    ロックから第2のクロックに切り替わる際に、所与の期
    間だけシステムクロックを第1のレベルに設定すること
    を特徴とするデータ転送制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 システムクロックが第1のレベルに設定される前記所与
    の期間が、前記クロック生成手段でのクロック生成に用
    いられるベースクロックに基づいて設定されることを特
    徴とするデータ転送制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記クロック制御手段が、 第1のクロックが第1のレベルになったことを条件に、
    第1のクロックに基づき生成されているシステムクロッ
    クを第1のレベルに設定し、第2のクロックが第1のレ
    ベルになったことを条件に、第2のクロックに基づきシ
    ステムクロックを生成することを特徴とするデータ転送
    制御装置。
  6. 【請求項6】 バスを介したデータ転送のためのデータ
    転送制御装置であって、 第1、第2のクロックを含む複数のクロックを生成する
    クロック生成手段と、 前記クロック生成手段でのクロック生成を制御し、前記
    クロック生成手段により生成されるクロックに基づい
    て、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の少
    なくとも一方が使用するシステムクロックを生成するク
    ロック制御手段とを含み、 前記クロック制御手段が、 システムクロックを生成するためのクロックが第1のク
    ロックから第2のクロックに切り替わる際に、所与の期
    間だけシステムクロックを第1のレベルに設定すること
    を特徴とするデータ転送制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 システムクロックが第1のレベルに設定される前記所与
    の期間が、前記クロック生成手段でのクロック生成に用
    いられるベースクロックに基づいて設定されることを特
    徴とするデータ転送制御装置。
  8. 【請求項8】 バスを介したデータ転送のためのデータ
    転送制御装置であって、 第1、第2のクロックを含む複数のクロックを生成する
    クロック生成手段と、 前記クロック生成手段でのクロック生成を制御し、前記
    クロック生成手段により生成されるクロックに基づい
    て、データ転送制御装置及び後段のデータ処理手段の少
    なくとも一方が使用するシステムクロックを生成するク
    ロック制御手段とを含み、 前記クロック制御手段が、 第1のクロックが第1のレベルになったことを条件に、
    第1のクロックに基づき生成されているシステムクロッ
    クを第1のレベルに設定し、第2のクロックが第1のレ
    ベルになったことを条件に、第2のクロックに基づきシ
    ステムクロックを生成することを特徴とするデータ転送
    制御装置。
  9. 【請求項9】 バスを介したデータ転送を高速な第1の
    転送モード又は低速な第2の転送モードを用いて行うた
    めのデータ転送制御装置であって、 第1のクロックを生成する第1のPLLと第2のクロッ
    クを生成する第2のPLLを含むクロック生成手段と、 前記クロック生成手段が含む前記第1、第2のPLLを
    制御するクロック制御手段とを含み、 前記クロック制御手段が、 高速な前記第1の転送モードから低速な前記第2の転送
    モードに転送モードが切り替わった場合に、前記第1の
    転送モード用の第1のクロックを生成する前記第1のP
    LLの自走動作をディスエーブルすることを特徴とする
    データ転送制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記第1のPLLにより生成される第1のクロックで動
    作している状態で、バスに接続されるポートが前記第1
    の転送モードをサポートしているか否かが検出され、第
    1の転送モードがサポートされていないと検出された場
    合には、後段のデータ処理手段からの選択信号に基づい
    て、前記第1のPLLの自走動作がディスエーブルされ
    ることを特徴とするデータ転送制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10において、 前記クロック制御手段が、 前記第1のPLLの自走動作をディスエーブルにする前
    に前記第2のPLLの自走動作をイネーブルし、前記第
    2のPLLの自走動作が安定したと判断された後に、前
    記第1のPLLの自走動作をディスエーブルすることを
    特徴とするデータ転送制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれかにおい
    て、 USB(Universal Serial Bus)の規格に準拠したデー
    タ転送を行うことを特徴とするデータ転送制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれかのデータ
    転送制御装置と、 前記データ転送制御装置及び前記バスを介して転送され
    るデータの出力処理又は取り込み処理又は記憶処理を行
    う装置と、 を含むことを特徴とする電子機器。
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