JP2000183894A - 伝送制御装置 - Google Patents

伝送制御装置

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JP2000183894A
JP2000183894A JP10352909A JP35290998A JP2000183894A JP 2000183894 A JP2000183894 A JP 2000183894A JP 10352909 A JP10352909 A JP 10352909A JP 35290998 A JP35290998 A JP 35290998A JP 2000183894 A JP2000183894 A JP 2000183894A
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clock
event
signal
transmission control
port
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JP10352909A
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Atsuo Shono
温夫 庄野
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低消費電力であるがクロック再開に時間を要す
るという特徴を有するクロック発生装置を用いたUSB
伝送制御装置の低消費電力化を図る。 【解決手段】低消費電力であるがクロック再開に時間を
要する拡張伝送クロッククロック発生装置16の他に、
そのクロック発生装置16からの伝送クロックCLK#
1よりもクロック周波数の低い低速クロックCLK#2
を発生する低速クロック発生装置17が設けられてい
る。USB伝送制御部12のサスペンド期間中は、伝送
クロックCLK#1の発生は停止され、ポート上のイベ
ント発生を監視するイベント監視装置13のみが、低速
クロックCLK#2によって動作する。よって、イベン
ト発生からの応答時間の制約を満足しつつ、アイドル時
に伝送クロックを停止できるようになり、十分な低消費
電力化を図ることが可能なUSB伝送制御装置を実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送制御装置に関
し、特に低消費電力化のための停止状態を有し、且つ所
定のイベント発生時に即座にそれに応答することが必要
とされる伝送制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータや各種電子機器
には、データ通信のための伝送制御装置が設けられてい
る。このような伝送制御装置を含む機器においては、通
常、データ伝送動作が行われていないアイドル期間中そ
の消費電力を低減させるための省電力機能が設けられて
いる。従来の省電力機能としては、 1)間欠受信状態でCPUクロックを停止し、データを
受信した際、データをバッファに格納すると共に発振回
路を起動してCPUを通常モードに復帰させる携帯端末
(特開平10−145446号公報) 2)受信期間のみ復調装置の動作クロックを供給する受
信装置(特開平10−32544号公報) 3)電話回線からの呼び出し信号を含む外部からの入力
が適当な時間ない場合にクロックを停止し、入力がある
と再開する情報処理装置(特開平8―221148号公
報) などが知られている。
【0003】これら従来の省電力機能は、基本的に、ア
イドル時にクロックを停止し、データ受信などのイベン
ト発生に応答してクロック供給を再開するというもので
ある。
【0004】ところで、最近では、コンピュータの標準
インターフェイスとして、USB(Universal Serial B
us)仕様の伝送制御装置が多く用いられ始めている。U
SB仕様(Universal Serial Bus Specification Revis
ion 1.0)においては、USB伝送制御装置の低消費電
力化のために、サスペンドと称する停止状態が定義され
ている。この停止状態においては、データ入出力のため
のポートを介した伝送信号の送受信は一切行われず、内
部状態も不変である。USB伝送制御装置を一旦サスペ
ンドさせると、ポートでイベントが発生するか、上位コ
ントローラがサスペンドを解除しない限り、一切の伝送
動作は行われない。このため、サスペンド中は、USB
伝送制御装置へのクロック供給は本来必要のないもので
ある。
【0005】しかし、低周波数の水晶振動子とPLL回
路とからなるクロック発生装置を利用するUSB伝送制
御装置においては、その特性上、アイドル時にクロック
を停止し、イベント発生に応答してクロック供給を再開
するという従来の制御をそのまま適用することは困難で
ある。これは、次の理由による。
【0006】すなわち、この種のクロック発生装置は消
費電力が小さいが、発振開始までに数十msの時間を要
するという特徴を持っている。また、USB仕様では、
サスペンド中にポートにイベント(デバイスの接続、切
断、リモートウェイクアップ要求、過電流)が発生した
場合、それに即座に反応することが要求されている。特
にリモートウェイクアップ要求発生時には、要求された
ポートおよび他のイネーブルポートに対して100μs
以内にレジューム信号送信を開始することが要求されて
いる。
【0007】したがって、発振開始までに時間のかかる
低消費電力型のクロック発生装置を用いたUSB伝送制
御装置においては、もしサスペンド時にクロックを停止
し、イベント発生に応答してクロック供給を再開すると
いう従来のクロック制御をそのまま適用すると、クロッ
ク発生装置からのクロック信号の再開(正常なクロック
信号の発振開始)までに時間がかかり、リモートウェイ
クアップ要求に対して100μs以内にレジューム信号
を送信するという規格を満足できなくなってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、発振開始までに多くの時間を要するクロック発生
装置を利用し、且つイベント発生時にそのイベントに即
座に応答することが必要とされるUSB伝送制御装置に
おいては、たとえそれが停止状態であってもクロック供
給を停止させることができず、常時クロックを供給して
おくことが必要とされた。このため、従来では、十分な
低消費電力化を図ることができなかった。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、発振開始までに多くの時間を要するクロッ
ク発生装置を使用する伝送制御装置においても、イベン
ト発生からの応答時間の制約を満足しつつ、アイドル時
にクロックを停止できるようにし、十分な低消費電力化
を図ることが可能な伝送制御装置を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、データ入出力のためのポートを介して外
部デバイスとの間のデータ伝送を行う伝送制御装置にお
いて、第1のクロック信号を発生する第1のクロック発
生装置と、前記第1のクロック信号が動作クロックとし
て供給され、前記ポートを介したデータ伝送動作を実行
する伝送制御手段であって、前記データ伝送動作を実行
する動作状態と、前記データ伝送動作が停止される停止
状態とを有し、アイドル時に前記停止状態に移行し、所
定のイベント発生が検出されたときに前記停止状態から
抜け出す伝送制御手段と、前記第1のクロック発生装置
を制御し、前記伝送制御装置が停止状態の期間中前記第
1のクロック信号の発生を停止させるクロック制御手段
と、前記第1のクロック発生装置から発生される第1の
クロック信号よりも低周波数の第2のクロック信号を発
生する第2のクロック発生装置と、前記第2のクロック
信号が動作クロックとして供給され、前記伝送制御手段
が停止状態の期間中前記ポートの状態を監視し、所定の
イベントの発生を検出したとき、そのイベント発生が検
出されたポートに特定の応答信号を送信すると共に、前
記クロック制御手段に前記第1のクロック信号の発生再
開を要求するイベント監視手段とを具備することを特徴
とする。
【0011】この伝送制御装置においては、伝送制御手
段の動作クロックとして用いられる第1のクロック発生
装置の他に、その第1のクロック発生装置からの第1の
クロック信号よりもクロック周波数の低い第2のクロッ
ク信号を発生する第2のクロック発生装置が設けられて
いる。停止状態の期間中は、第1のクロック信号の発生
は停止され、ポート上のイベント発生を監視するイベン
ト監視手段のみが、第2のクロック信号によって動作す
る。この場合、第2のクロック信号の周波数は、イベン
ト検出から所定時間内に応答信号を送信することが可能
な必要最小限の周波数であれば良く、第2のクロック信
号による電力消費は、第1のクロック信号による電力消
費よりも少ない。よって、第1のクロック発生装置とし
て発振開始までに時間のかかるPLL構成の低消費電力
型発振器を用いた場合でも、イベント発生からの応答時
間の制約を満足しつつ、アイドル時に第1のクロック発
生装置のクロックを停止できるようになり、十分な低消
費電力化を図ることが可能となる。
【0012】また、前記イベント監視手段には、前記ポ
ート上の信号変化を蓄積する手段を設けておき、この手
段に蓄積された信号変化の履歴に従って前記所定のイベ
ントの発生の有無を検出することが好ましい。これによ
り、一過性のノイズ等によるイベント発生の誤検出を防
止することができる。具体的には、第2のクロック信号
に同期した複数サンプル分連続して同一の信号値が出現
した時にその信号値を蓄積したり、蓄積手段として用い
られるシフトレジスタのシフトを制御することにより、
正しいイベント検出を簡単に行うことが可能となる。
【0013】また、前記イベント監視手段のイベント監
視動作の許可または禁止を示すイベント検出イネーブル
信号を用いて、前記イベント監視動作を制御する制御手
段をさらに設け、前記伝送制御手段が停止状態に移行し
てから所定時間経過後に前記イベント検出イネーブル信
号をイネーブル状態に設定し、前記イベント発生によっ
て前記第1のクロック信号の発生が再開されて前記伝送
制御手段にイベントを認識させた後に、前記イベント検
出イネーブル信号をディスエーブル状態に設定すること
が好ましい。
【0014】このようにして、伝送制御装置が正常に動
作開始するまで期間中イベント監視手段を継続して動作
させることにより、イベント監視機能を搭載した既存の
USBホストコントローラをそのまま伝送制御装置とし
て利用するだけで、応答信号を途絶えなく送信すること
が可能となる。すなわち、伝送制御装置が正常に動作開
始するまでの期間についてはイベント監視手段によって
応答信号を送信でき、そして伝送制御装置が正常に動作
開始してからはその伝送制御装置の機能によって応答信
号を送信できる。
【0015】また、前記伝送制御装置に複数のポートが
設けられている場合には、前記イベント監視手段は、前
記各ポート毎にそれぞれ対応して設けることが好まし
い。
【0016】また、このように複数のイベント監視手段
が設けられている場合には、これら複数のイベント監視
手段を互いに電気的に接続しておき、各イベント監視手
段は、他のイベント監視手段によるイベント発生の検出
に応答して、各対応するポートに前記応答信号を送信す
るように構成することが望ましい。これにより、イベン
トが発生したポートのみならず、他のイネーブルポート
に対しても、いち早く応答信号を送信することができ
る。
【0017】さらに、伝送制御装置が停止状態の期間中
は、前記伝送制御手段への電源供給を停止することによ
り、より電力消費を低減することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0019】(第1の実施形態)図1には、本発明の第
1実施形態に係る伝送制御装置の構成が示されている。
この伝送制御装置はUSB仕様に基づくUSB伝送制御
装置であり、パーソナルコンピュータ等とその周辺装置
であるUSBデバイスとの間の通信のために、そのコン
ピュータ上に実装して用いられる。ここでは、ルートハ
ブ機能を内蔵し、2つのポートを持つUSB伝送制御装
置を例に説明するが、1つのポートのみを持つ装置、あ
るいは3つ以上のポートを持つ装置にも同様の構成を適
用することができる。
【0020】本USB伝送制御装置は、図示のように、
拡張上位コントローラ11、USB伝送制御部12、イ
ベント監視装置13、第1および第2のI/Oバッファ
14,15(ポート#1,ポート#2)、拡張伝送クロ
ック発生装置16、および低速クロック発生装置17か
ら構成されている。
【0021】拡張上位コントローラ11は、USBホス
トコントローラとして機能するUSB伝送制御部12と
の間で伝送データと制御信号のやり取りを行うものであ
り、アイドル時にはUSB伝送制御部12を停止状態
(サスペンド)に設定し、サスペンド中に所定のイベン
ト(USBデバイスの接続、切断、リモートウェイクア
ップ要求、過電流)が発生した場合には、USB伝送制
御部12をサスペンド状態から抜け出させて、通常の動
作状態に復帰させる機能を有する。
【0022】さらに、拡張上位コントローラ11は、U
SB伝送制御部12との入出力に加えて、拡張伝送クロ
ック装置16を制御することにより、拡張伝送クロック
装置16からUSB伝送制御部12にその動作クロック
として供給される伝送クロックCLK#1の発生を停止
・再開させる機能を有している。
【0023】すなわち、拡張上位コントローラ11は、
USB伝送制御部12がサスペンド状態の期間中は伝送
クロックCLK#1の発生を停止させ、またサスペンド
中にポート#1またはポート#2に所定のイベント(ポ
ートイベント)が発生すると、そのときにイベント監視
装置13から供給されるクロック要求に応答して、伝送
クロックCLK#1の発生を再開させる。
【0024】具体的には、拡張上位コントローラ11
は、USB伝送制御部12をサスペンド状態に設定した
後、5ms以上経過したら、直ちに拡張伝送クロック発
生装置16を止めると共に、イベント監視装置13に対
してそのイベント検出動作の実行を指示するためのイベ
ント検出イネーブル信号を出力する。イベント監視装置
13からクロック要求信号が出力されたら、拡張上位コ
ントローラ11は、拡張伝送クロック発生装置16を動
かし、伝送クロックCLK#1をUSB伝送制御部12
に供給する。この実現方法としては、マイクロプロセッ
サを拡張上位コントローラ11として使用し、イベント
監視装置13からの割り込み信号でクロック要求信号を
拡張上位コントローラ11に渡すなどの方法が可能であ
る。そして、拡張上位コントローラ11は、USB伝送
制御部12を通常の動作状態に復帰させ、このUSB伝
送制御部12がイベントの発生を認識したことを確認し
た後に、イベント検出イネーブル信号をディスエーブル
する。
【0025】これにより、サスペンド時のUSB伝送制
御部12の消費電力を低減しつつ、ポートイベント発生
時にUSB伝送制御部12をサスペンド状態から通常動
作状態に復帰させることができる。
【0026】また、イベント検出イネーブル信号は、サ
スペンドモード設定後5ms待ってからイネーブル状態
に設定されるので、サスペンドモード移行後5msの間
はリモートウェイクアップ要求に反応してはならないと
いうUSB仕様を満足することができる。
【0027】拡張伝送クロック発生装置16は、前述し
たようにUSB伝送制御部12の動作クロックとして用
いられるクロック信号CLK#1を発生するものであ
り、そのクロック信号CLK#1の発生停止・再開は、
拡張上位コントローラ11によって制御される。この拡
張伝送クロック発生装置16としては、低周波数の水晶
発振子と、それを逓倍して所望の高周波数を発生するP
LL回路とからなるクロック発振器のような、停止状態
から発振状態への移行に数十ミリ秒を要する装置が用い
られる。このようにPLLを用いた構成のクロック発生
装置を拡張伝送クロック発生装置16として用いること
により、その拡張伝送クロック発生装置16自体の電力
消費を低く抑えることができる。
【0028】USB伝送制御部12は、拡張上位コント
ローラ11からの制御信号や伝送データに基づいて、伝
送路つまりUSBバスを介したデータ伝送に直接係わる
制御を行うためのものであり、ルートHUB内蔵の既存
のUSBホストコントローラLSIによって実現されて
いる。
【0029】このUSB伝送制御部12は、大別して、
ポートを介したデータ伝送動作を行う通常動作状態(オ
ペレーションモード)と、一切のデータ伝送動作が停止
される停止状態(サスペンドモード)とを有している。
これら動作状態間の遷移は、基本的には、拡張上位コン
トローラ11によって制御されるが、通常、USBホス
トコントローラLSIにはポートの状態を監視するポー
ト監視機能が設けられているので、サスペンドモードに
おいてポートイベントの発生等を認識したときにはサス
ペンドモードから自動的に抜け出すこともできる。
【0030】イベント監視装置13は、通常のUSBホ
ストコントローラLSIに内蔵されているポート監視機
能の一部に相当する機能を持ったハードウェアロジック
であり、低速クロック発生装置17からの低速クロック
信号CLK2によって動作する。イベント監視装置13
は、USB伝送制御部12がサスペンドモードに設定さ
れている期間中(クロックCLK#1は停止されてい
る)における各ポート(ポート#1,ポート#2)の状
態を監視する。
【0031】このイベント監視装置13には、各ポート
毎にその状態監視のためのモニタ機能が設けられてい
る。本例では、2つのポート(ポート#1,ポート#
2)が設けられているので、イベント監視装置13に
は、それら2つのポート(ポート#1,ポート#2)に
それぞれ対応する2つのモニタ機能(モニタ#1,モニ
タ#2)が含まれる。
【0032】各モニタ機能は、拡張上位コントローラ1
1からのイベント検出イネーブル信号が有効状態に設定
されている期間中、対応するI/Oバッファ14,15
からの受信信号の変化を監視し、その信号変化に基づい
てポートイベント(USBデバイスの接続、切断、リモ
ートウェイクアップ要求、過電流)の発生の有無を検出
する。USBデバイスの接続、切断、リモートウェイク
アップ要求については、USBバスのシリアルデータ伝
送線として用いられる2本の差動信号線(D,D
それぞれの電圧状態の変化を用いて検出される。また、
過電流検出については、外部のUSB電源回路に含まれ
る過電流検出回路101または102からの検出出力が
用いられる。
【0033】ポートイベントの発生が検出されると、イ
ベント監視装置13から拡張上位コントローラ11にク
ロック要求信号が発行される。更に、リモートウェイク
アップイベントが検出された場合は、USB伝送制御部
12が通常動作状態に復帰する前に、リモートウェイク
アップを検出したポートのI/Oバッファ14または1
5にレジューム信号を送信する。このレジューム信号
は、USBデバイス(USBハブも含む)からのリモー
トウェイクアップ要求に対する応答信号であり、USB
バスを介したデータ伝送が可能となるように、そのUS
Bバスの差動信号線(D,D)それぞれの電圧状態
をUSB仕様に従い予め決められた関係に設定する。す
なわち、USB仕様においては、USBデバイスからの
リモートウェイクアップ要求は、差動信号線(D,D
)それぞれの電圧状態の関係を通常状態から反転する
ことによって行われる。これに対して、レジューム信号
は、リモートウェイクアップ要求信号の発生が終了した
後もその反転状態を保持するために用いられる。このよ
うに反転状態を保持することにより、USBバスを介し
た伝送が可能となる。
【0034】リモートウェイクアップ要求が検出された
ポート以外の他のイネーブルポートへのレジューム信号
送信は、クロック信号CLK#1の再開によってUSB
伝送制御部12内のイベント監視機能がリモートウェイ
クアップ要求のイベントを認識した後にそのUSB伝送
制御部12によって行われるため、USB仕様で規定さ
れている100μs以内を満足するとは限らないが、実
用上は問題ではない。なお、リモートウェイクアップ要
求が検出されたポート以外の他のイネーブルポートへも
レジューム信号を送信するのは、イネーブル状態の全て
のポートを、USB伝送制御部12がサスペンドモード
に移行する前の伝送可能状態に戻すためである。
【0035】低速クロック発生装置17は、拡張伝送ク
ロック発生装置16とは独立したクロック発生装置であ
り、拡張伝送クロック発生装置16からのクロック信号
CLK#1よりも低周波数のクロック信号CLK#2
を、イベント監視装置13にその動作クロックとして供
給する。クロック信号CLK#2の周波数は、リモート
ウェイクアップが要求されてから100μs以内にその
リモートウェイクアップが要求されたポートにレジュー
ム信号を送信するというUSB仕様を満足できる範囲内
で最小の値に設定することが好ましい。これにより、サ
スペンド中に低速クロック発生装置17およびイベント
監視装置13が動作することによる電力消費を小さく抑
えることができる。また、この低速クロック発生装置1
7についても、拡張伝送クロック発生装置16と同様
に、PLL回路を用いた低消費電力型の構成を採用する
ことができる。
【0036】I/Oバッファ14,15は、それぞれU
SBバスの2本の2本の差動信号線(D,D)上に
差動信号を伝送することによりUSBデバイスとのデー
タのやりとりを行うものであり、差動信号線(D,D
)上に差動信号を出力する出力バッファと、差動信号
線(D,D)上の差動信号を受信する入力バッファ
とから構成されている。
【0037】次に、図2を参照して、イベント監視装置
13の具体的な構成の一例を説明する。
【0038】イベント監視装置13は、図示のように、
第1のレジューム出力装置21、第1のイベント検出装
置22、第2のレジューム出力装置23、第2のイベン
ト検出装置24、および論理和回路25から構成されて
いる。
【0039】前述のモニタ機能#1は、第1のレジュー
ム出力装置21および第1のイベント検出装置22によ
って実現され、またモニタ機能#2は、第2のレジュー
ム出力装置23および第2のイベント検出装置24によ
って実現されている。
【0040】第1のレジューム出力装置21は、USB
伝送制御部12からの送信信号と、第1のイベント検出
装置22からのレジューム出力要求信号とを入力とし、
I/Oバッファ14へ送信信号を出力する。この第1の
レジューム出力装置21は、第1のイベント検出装置2
2からFullSpeedまたはLowSpeedのレジューム出力要求
信号によりレジューム出力が要求されている間はI/O
バッファ14を介してFullSpeedまたはLowSpeedのレジ
ューム信号をUSBバス上に出力する。USBデバイス
にはFullSpeedデバイスとLowSpeedデバイスとがあり、F
ullSpeedまたはLowSpeedのどちらのレジューム信号が出
力されるかは、I/Oバッファ14つまり第1のUSB
ポートに接続されているUSBデバイスがFullSpeedま
たはLowSpeedのどちらのデバイスであるかによって決ま
る。
【0041】すなわち、FullSpeedデバイスがポートに
接続されると、差動信号線(D,D)の状態は
(“1”,“0”)となり、逆に、LowSpeedデバイスの
場合には差動信号線(D,D)の状態は(“0”,
“1”)となる。FullSpeedデバイスからのリモートウ
ェイクアップ要求信号は、(“1”,“0”)を
(“0”,“1”)に反転する信号として一定時間与え
られる。この場合には、その(“0”,“1”)の状態
が維持されている期間中に、第1のレジューム出力装置
21は、FullSpeedレジューム信号を発生し、その
(“0”,“1”)の状態を維持する。一方、LowSpeed
デバイスからのリモートウェイクアップ要求信号は、
(“0”,“1”)を(“1”,“0”)に反転する信
号として一定時間与えられる。この場合には、その
(“1”,“0”)の状態が維持されている期間中に、
第1のレジューム出力装置21は、LowSpeedレジューム
信号を発生し、その(“1”,“0”)の状態を維持す
る。
【0042】なお、レジューム出力が要求されてない間
は、第1のレジューム出力装置21は、USB伝送制御
部12からの送信信号をそのままI/Oバッファ14を
介してUSBバス上に出力する。
【0043】第2のレジューム出力装置23は、USB
伝送制御部12からの送信信号と、第2のイベント検出
装置24からのレジューム出力要求信号とを入力とし、
I/Oバッファ15へ送信信号を出力する。この第2の
レジューム出力装置23は、第2のイベント検出装置2
4からFullSpeedまたはLowSpeedのレジューム出力要求
信号によりレジューム出力が要求されている間は、第1
のレジューム出力装置21と同様、I/Oバッファ15
を介してFullSpeedまたはLowSpeedのレジューム信号を
USBバス上に出力する。レジューム出力が要求されて
ない間は、第2のレジューム出力装置23は、USB伝
送制御部12からの送信信号をそのままI/Oバッファ
15を介してUSBバス上に出力する。
【0044】これら第1および第2のレジューム出力装
置21,23の働きにより、USB伝送制御部12がサ
スペンドモードで且つクロックCLK#1が停止してい
る間でも、リモートウェイクアップ要求の発生に応答し
てレジューム信号を送信することができる。さらに、上
述のように上位拡張コントローラ11は、クロックCL
K#1の発生を再開した後も、イベント発生をUSB伝
送制御部12が認識するまでイベント検出イネーブル信
号をイネーブル状態に保つため、レジューム信号を切れ
目無く送信し続けることができる。
【0045】第1のイベント検出装置22は、I/Oバ
ッファ14からの受信信号、過電流検出回路101から
の過電流検出信号、拡張上位コントローラ11からのイ
ベント検出イネーブル信号、および、低速クロックCL
K#2を入力とし、USB伝送制御部12へ受信信号お
よび過電流検出信号を、また、論理和回路25を介して
拡張上位コントローラ11へクロック要求信号を出力す
る。
【0046】この第1のイベント検出装置22は低速ク
ロックCLK#2で駆動される。イベント検出イネーブ
ル信号によりイベント検出がイネーブルされている期間
中に、I/Oバッファ14からの受信信号や過電流検出
回路101からの過電流検出信号によりポート#1での
イベント発生を検出すると、第1のイベント検出装置2
2は論理和回路25を介して拡張上位コントローラ11
にクロック要求信号を出力する。さらに、ポート#1で
のイベントがリモートウェイクアップ要求であった場合
には、第1のイベント検出装置22は第1のレジューム
出力装置21にレジューム出力要求信号を送信する。
【0047】第2のイベント検出装置24は、I/Oバ
ッファ15からの受信信号、過電流検出回路102から
の過電流検出信号、拡張上位コントローラ11からのイ
ベント検出イネーブル信号、および、低速クロックCL
K#2を入力とし、USB伝送制御部12へ受信信号お
よび過電流検出信号を、また、論理和回路25を介して
拡張上位コントローラ11へクロック要求信号を出力す
る。
【0048】この第2のイベント検出装置24は低速ク
ロックCLK#2で駆動される。イベント検出イネーブ
ル信号によりイベント検出がイネーブルされている期間
中に、I/Oバッファ15から受信信号や過電流検出回
路101からの過電流検出信号によりポート#2でのイ
ベントを検出すると、第2のイベント検出装置24は論
理和回路25を介して拡張上位コントローラ11にクロ
ック要求信号を出力する。さらに、ポート#2でのイベ
ントがリモートウェイクアップ要求であった場合には、
第2のイベント検出装置24は第2のレジューム出力装
置23にレジューム出力要求信号を送信する。
【0049】これら第1および第2のイベント検出装置
22,24の働きにより、USB伝送制御部13がサス
ペンドモードで且つクロックCLK#1が停止している
間でも、USB伝送制御部12に代わってポートイベン
トを検出できるので、クロックCLK#1の再開および
USB伝送制御部12の通常動作状態への復帰を行うこ
とができ、さらにリモートウェイクアップイベント発生
時にはレジューム信号を送信させることができる。
【0050】なお、拡張上位コントローラ11へ供給さ
れるクロック要求信号は、論理和回路25を通すことに
より、第1のイベント検出装置22からのクロック要求
信号と第2のイベント検出装置24からのクロック要求
信号との論理和となっている。これにより、どちらのポ
ートでイベントが発生した場合でも、クロックCLK#
1の再開およびUSB伝送制御部12の通常動作状態へ
の復帰を行うことができる。
【0051】次に、図3を参照して、各イベント検出装
置22,24の具体的な構成例を説明する。第1および
第2のイベント検出装置22,24は同一構造であるの
で、ここでは、第1のイベント検出装置22を例示して
説明することにする。
【0052】第1のイベント検出装置22は、それに対
応するI/Oバッファ14からの受信信号(D線の信
号(RcvDpls)およびD線の信号(RcvDmns))、過電
流検出回路101から入力される過電流検出信号(Over
Current)、拡張上位コントローラ11からのイベント
検出イネーブル信号(DetectEn)、低速クロック発生装
置17からの低速クロックCLK#2を入力とし、そし
て拡張上位コントローラ11へのクロック要求信号、レ
ジューム出力装置21へのレジューム出力要求信号(Fu
ll-SpeedResumeおよびLow-SpeedResume)、およびUS
B伝送制御部12への過電流検出信号を出力とする。
【0053】第1および第2のDフリップフロップ(D
−FF1,D−FF2)301,302は、いずれも3
ビット構成のエッジトリガ型Dフリップフロップであ
り、Dフリップフロップ(D−FF1)301は、RcvD
pls、RcvDmns、DetectEnをそれぞれ3ビットのD入力と
し、その3ビットQ出力がそれぞれDフリップフロップ
(D−FF2)302の3ビットD入力に接続される。
Dフリップフロップ(D−FF2)302の3ビットQ
出力を順にRcvDplsQ、RcvDmnsQ、DetectEnQと称する。
Dフリップフロップ(D−FF1)301のクロック入
力には、低速クロックCLK#2が入力され、Dフリッ
プフロップ(D−FF2)302のクロック入力にはイ
ンバータ303を介して低速クロックCLK#2の反転
信号が入力される。
【0054】RcvDplsQとRcvDmnsQは3ビットシフトレジ
スタ304およびシフト制御装置305に接続される。
DetectEnQはシフト制御装置305とイベント検出信号
ラッチ311に接続される。
【0055】Dフリップフロップ(D−FF1,D−F
F2)301,302は、非同期入力信号を同期化し、
同期式回路を正しく動作させるためのものである。
【0056】第3乃至第5のDフリップフロップ(D−
FF3,D−FF4,D−FF5)306,307,3
08は、いずれも1ビット構成のエッジトリガ型Dフリ
ップフロップであり、第3のDフリップフロップ(D−
FF3)306と第5のDフリップフロップ(D−FF
5)308のクロック入力には低速クロックCLK#2
が、第4のDフリップフロップ(D−FF4)307の
クロック入力にはインバータ309を介して低速クロッ
クCLK#2の反転信号が入力される。
【0057】過電流検出回路101または102からの
過電流検出信号(OverCurrent)が第3のDフリップフ
ロップ(D−FF3)306のD入力となり、そのQ出
力が第4のDフリップフロップ(D−FF4)307の
D入力となり、そのQ出力であるOverCurrentQが第5の
Dフリップフロップ(D−FF5)308のD入力とな
り、そのQ出力がOverCurrentQ1である。OverCurrentQ
およびOverCurrentQ1はイベント判定装置310に出力
される。
【0058】第3のDフリップフロップ(D−FF3)
306と第4のDフリップフロップ(D−FF4)30
7は、非同期入力信号を同期化し、同期式回路を正しく
動作させるためのものである。第5のDフリップフロッ
プ(D−FF5)308は、時間間隔を置いてOverCurr
ent信号をサンプリングするためのものである。
【0059】3ビットシフトレジスタ304は、低速ク
ロックCLK#2で動作し、その入力であるRcvDplsQ,
RcvDmnsQをそれぞれ1ステージずつビットシフトし、3
段のステージそれぞれからのビットシフト出力(RcvDpl
sQについてはRcvDplsQ1、RcvDplsQ2、RcvDplsQ3、RcvDm
nsQについてはRcvDmnsQ1、RcvDmnsQ2、,RcvDmnsQ3)を
シフト制御装置305およびイベント判定装置310に
出力する。
【0060】3ビットシフトレジスタ304のビットシ
フト動作は、シフト制御装置305からのシフトイネー
ブル信号PlsShiftEnおよびMnsShiftEnによって制御され
る。PlsShiftEnはRcvDplsQのシフト動作を制御し、MnsS
hiftEnはRcvDmnsQのシフト動作を制御する。
【0061】すなわち、3ビットシフトレジスタ304
は、クロック入力の立ち上がり時に 1)PlsShiftEn=“1”であればRcvDplsQ→RcvDplsQ1→
RcvDplsQ2→RcvDplsQ3 PlsShiftEn=“0”であればRcvDplsQ→RcvDplsQ1(RcvD
plsQ2,RcvDplsQ3は不変) 2)MsnShiftEn=“1”であればRcvDmnsQ→RcvDmnsQ1→
RcvDmnsQ2→RcvDmnsQ3 MsnShiftEn=“1”であればRcvDmnsQ→RcvDmnsQ1(RcvD
mnsQ2,RcvDmnsQ3は不変) のようにビットシフトする。
【0062】このようにして3ビットシフトレジスタ3
04に受信信号変化の履歴を蓄えることにより、その信
号変化の履歴からイベントを検出できる。
【0063】シフト制御装置305は、DetectEnQ、Rcv
DplsQ、RcvDplsQ1、RcvDplsQ2、RcvDplsQ3、RcvDmnsQ、
RcvDmnsQ1、RcvDmnsQ2、RcvDmnsQ3を入力とし、3ビッ
トシフトレジスタ304へシフトイネーブル信号PlsShi
ftEnおよびMnsShiftEnを出力する。
【0064】シフト制御装置305の出力PlsShiftEnお
よびMnsShiftEnの発生条件は次の通りである。
【0065】PlsShiftEn =((RcvDplsQ1=“0”and RcvD
plsQ=“0”)or(RcvDplsQ1=“1”and RcvDplsQ=“1”
and RcvDmnsQ=“0”))and(RcvDplsQ3=RcvDplsQ2 or
DetectEnQ=“0”) MsnShiftEn =((RcvDmnsQ1=“0”and RcvDmnsQ=“0”)
or(RcvDmsnQ1=“1”and RcvDmnsQ=“1”and RcvDplsQ
=“0”))and(RcvDmnsQ3=RcvDmnsQ2 or DetectEnQ=
“0”) このようにシフト制御装置305により、3ビットシフ
トレジスタ304がシフトするのは、2サンプル連続し
て同じ正当な値が検出された場合に限られるので、一過
性の信号変化の誤検出が防止される。また、このように
低速クロック信号に同期した複数サンプル分連続して同
一の信号値が出現した時にシフト動作を行うという構成
により、3ビットシフトレジスタ304のビットシフト
出力同士の関係を調べることだけで、簡単に正しいイベ
ント判定が可能となる。もちろん、多ビットのシフトレ
ジスタを用意してそこに保持されている信号の履歴を解
析するようにすれば、複数サンプル分連続して同一の信
号値が出現することを条件とするシフト動作の制御等を
行わなくとも、正しいイベント判定が可能である。
【0066】さらに、本実施形態では、イベント検出が
イネーブルされている間は信号変化が記憶された時点で
シフトが停止するので、RcvDplsの変化とRcvDmnsの変化
に時間的ずれがあっても、次のクロックの時点では双方
の信号変化がレジスタに保たれるので、誤り無くイベン
トを検出できる。
【0067】イベント判定装置310は、判定結果信号
として、過電流検出信号(OverCurrentD)、LowSpeedデ
バイスからのリモートウェイクアップ検出信号(lowSpe
edWakeupD)、FullSpeedデバイスからのリモートウェイ
クアップ検出信号(FullSpeedWakeupD)、これ以外の他
のイベント検出信号(OtherEventD)を出力する。他の
イベント検出信号(OtherEventD)としては、LowSpeed
デバイスの接続、切断、FullSpeedデバイスの接続、切
断がある。
【0068】イベント判定装置301によるイベント判
定処理の内容は以下の(1)〜(4)式で表される。
【0069】
【数1】
【0070】であれば、USBバスの差動信号線
(D,D)それぞれの電圧状態が(“1”,
“0”)から(“0”,“1”)に変化しているので、
FullSpeedデバイスからのリモートウェイクアップ検出
信号であると判定し、FullSpeedWakeupD=“1”を出力
する。
【0071】
【数2】
【0072】であれば、USBバスの差動信号線
(D,D)それぞれの電圧状態が(“0”,
“1”)から(“1”,“0”)に変化しているので、
LowSpeedデバイスからのリモートウェイクアップ検出信
号であると判定し、LowSpeedWakeupD=“1”を出力す
る。
【0073】
【数3】
【0074】であれば、USBデバイスの接続または切
断によるイベント発生であると判定し、OtherEventD=
“1”を出力する。なお、USBバスの差動信号線(D
,D)それぞれの電圧状態の(“1”,“0”)か
ら(“0”,“0”)への変化はFullSpeedデバイスの
切断、(“0”,“1”)から(“0”,“0”)への
変化はLowSpeedデバイスの切断、(“0”,“0”)か
ら(“1”,“0”)への変化はFullSpeedデバイスの
接続、(“0”,“0”)から(“0”,“1”)への
変化はLowSpeedデバイスの接続を意味する。
【0075】 OverCurrentQ = OverCurrentQ1 =“1” …(4) であれば、OverCurrentD=“1”を出力する。
【0076】このように、イベント判定装置310は、
シフトレジスタ304に貯えられた受信信号変化と、U
SBで規定された定義を比較することにより、リモート
ウェイクアップ(FullSpeedおよびLowSpeed)、接続、
切断のイベントを正しく判定できる。また、一過性のOv
erCurrent信号を誤検出することなく、過電流を検出で
きる。
【0077】イベント検出信号ラッチ311は、OverCu
rrentD、FullSpeedWakeupD、LowSpeedWakeupD、OtherEv
entsD、DetectEn、DetectEnQを入力とし、それをラッチ
されたイベント検出信号OverCurrentL、FullSpeedResum
e、LowSpeedResume、OtherEventsLとして出力する。論
理和回路312によるOverCurrentL、FullSpeedResum
e、LowSpeedResume、OtherEventsLの論理和は、論理和
回路25を介して拡張上位コントローラ11へクロック
要求信号として出力される。これにより、いずれかのイ
ベント発生時にクロックCLK#1を再開できるので、
停止されていたUSB伝送制御部12のステートマシン
が動作開始され、イベント発生の認識後にUSB伝送制
御部12は通常動作モードへ復帰する。
【0078】FullSpeedWakeupD、LowSpeedWakeupDのラ
ッチ信号であるFullSpeedResume、LowSpeedResumeにつ
いては、レジューム出力要求としてレジューム出力装置
21へ出力される。これにより、USB伝送制御部12
のクロックCLK#1が停止している間でも、リモート
ウェイクアップイベント発生時にレジューム信号をポー
トに送信することができる。
【0079】また、論理和回路313によるOverCurren
tLとOverCurrentの論理和はUSB伝送制御部12へ出
力される。これにより、イベント検出がイネーブルであ
る時もディセーブルである時も、USB伝送制御部12
へ過電流検出信号を出力できる。
【0080】イベント検出信号ラッチ311は、4ビッ
トのセット・リセットフリップフロップであり、リセッ
ト条件は4ビットのどれも、DetectEn=“0”であり、
各ビットのセット条件は、それぞれ、 OverCurrentD and DetectEnQ=“1” FullSpeedResumeD and DetectEnQ=“1” LowSpeedResumeD and DetectEnQ=“1” OtherEventsD and DetectEnQ=“1” である。
【0081】これにより、イベント検出がイネーブルさ
れている時にイベントが発生するとクロック要求信号が
“1”となり、そして拡張上位コントローラ11がイベ
ント検出をディセーブルすると同時にそのイベント検出
信号がクリアされるので、クロック要求信号を、拡張上
位コントローラ11として用いられるプロセッサへの割
り込み信号として用いることが可能になる。
【0082】以上のように、本第1実施形態において
は、リモートウェイアップ要求から100μs以内にレ
ジューム信号を送信するのに必要な最小限の周波数の低
速クロックCLK#2によって動作するイベント監視装
置13を設けることにより、クロック再開に数十msと
いう長い時間を要するPLL回路を用いた低消費電力型
のクロック発生装置16を使用するUSB伝送制御装置
においても、サスペンド期間中はそのクロック発生装置
16を停止させることが可能となる。
【0083】また、USB伝送制御部12のサスペンド
中に伝送クロックCLK#1を停止し、イベント検出時
に伝送クロックCLK#1を再開してUSB伝送制御部
12にイベントを認識させた後に、イベント検出信号を
ディスエーブルするという制御を行っているので、サス
ペンド中もイベント監視機能だけは動作するという仕組
みを持つ既存のUSBホストコントローラに変更を加え
ることなく、そのUSBホストコントローラ(USB伝
送制御部12)への伝送クロックCLK#1をサスペン
ド中に停止することが可能となる。
【0084】(第2実施形態)図4には、本発明の第2
実施形態に係る伝送制御装置の構成が示されている。こ
の伝送制御装置は第1実施形態と同じくUSB仕様に基
づくUSB伝送制御装置であり、図示のように、拡張上
位コントローラ31、拡張USB伝送制御部32、拡張
イベント監視装置33、第1および第2のI/Oバッフ
ァ34,35(ポート#1,ポート#2)、伝送クロッ
ク発生・電源供給装置36、および低速クロック発生装
置37から構成されている。
【0085】これら拡張上位コントローラ31、拡張U
SB伝送制御部32、拡張イベント監視装置33、第1
および第2のI/Oバッファ34,35(ポート#1,
ポート#2)、伝送クロック発生・電源供給装置36、
および低速クロック発生装置37は、それぞれ第1実施
形態で説明した図1の拡張上位コントローラ11、US
B伝送制御部12、イベント監視装置13、第1および
第2のI/Oバッファ14,15(ポート#1,ポート
#2)、伝送クロック発生装置16、および低速クロッ
ク発生装置17に対応するものであり、以下では第1実
施形態との相違点についてのみ説明する。なお、ここで
は、2つのポートを持つUSB伝送制御装置を例に説明
するが、1つまたは3つ以上のポートを持つ装置にも同
様に適用できる。また、過電流検出回路201,202
は図1の過電流検出回路101,102と同じである。
【0086】本第2実施形態においては、USBホスト
コントローラとして機能する拡張USB伝送制御部32
から拡張イベント監視装置33への信号として、ポート
イネーブル状態を示す2つのポートイネーブル信号が追
加されている。一方のポートイネーブル信号はポート#
1がイネーブル状態に設定されているのか、ディセーブ
ル状態に設定されているのかを示し、また他方のポート
イネーブル信号はポート#2がイネーブル状態に設定さ
れているのか、ディセーブル状態に設定されているのか
を示す。ここで、イネーブル状態とは、USBデバイス
が接続されており、そのポートを介して伝送が可能な状
態を意味する。
【0087】拡張イベント監視装置33は、図1のイベ
ント監視装置13の機能に加え、一つのポートでリモー
トウェイクアップイベントを検出した場合、他のイネー
ブル状態のポートにもレジューム信号を送信する機能を
持つ。これは、ポート#1監視用のモニタ#1とポート
#2監視用のモニタ#2とを拡張イベント監視装置33
内で電気的に結合しておき、一方のポートでリモートウ
ェイクアップイベントを検出した場合には、他方のポー
ト側のモニタにて前述のポートイネーブル信号を用いて
そのポートがイネーブル状態であるか否かを判断するこ
とにより実現される。
【0088】これにより、USB仕様で規定されている
100μs以内に、リモートウェイクアップイベントを
検出したポートのみならず、他のイネーブルポートに対
してもレジューム信号送信を開始することが可能にな
る。
【0089】伝送クロック発生・電源供給装置36は、
図1の拡張伝送クロック発生装置16と同様にPLLを
用いたクロック発生装置を含み、拡張上位コントローラ
31からの制御でクロックCLK#1の発生・停止を行
う。さらに、伝送クロック発生・電源供給装置36は、
クロックCLK#1の供給状態に合わせて拡張USB伝
送制御部32への電源供給を入り切りする機能を持つ。
【0090】すなわち、拡張上位コントローラ31は、
拡張USB伝送制御部32がサスペンド状態の期間中は
伝送クロックCLK#1の発生を停止させるが、これに
連動して拡張USB伝送制御部32への電源VCC#1
の供給も停止される。また、サスペンド中にポート#1
またはポート#2に所定のイベント(ポートイベント)
が発生すると、そのときに拡張イベント監視装置33か
ら供給されるクロック要求に応答して、拡張上位コント
ローラ31は、伝送クロックCLK#1の発生を再開さ
せるが、これに連動して拡張USB伝送制御部32への
電源VCC#1の供給も再開される。
【0091】これにより、サスペンド中の拡張USB伝
送制御部32の消費電力を更に低減できる。
【0092】なお、拡張イベント監視装置33に対する
電源供給は、拡張USB伝送制御部32とは別系統で行
われ、拡張USB伝送制御部32がサスペンド中でも拡
張イベント監視装置33に対しては電源VCC#2が供
給される。
【0093】低速クロック発生装置37は図1の低速ク
ロック発生装置17と全く同じであり、この低速クロッ
ク発生装置37からの低速クロックCLK#2によって
拡張イベント監視装置33が動作する。
【0094】次に、図5を参照して、拡張イベント監視
装置33の具体的な構成例を説明する。
【0095】拡張イベント監視装置33は、図示のよう
に、第1のレジューム出力装置41、第1のイベント検
出装置42、第2のレジューム出力装置43、第2のイ
ベント検出装置44、および論理和回路45から構成さ
れている。これら第1のレジューム出力装置41、第1
のイベント検出装置42、第2のレジューム出力装置4
3、第2のイベント検出装置44、および論理和回路4
5は、それぞれ図2の第1のレジューム出力装置21、
第1のイベント検出装置22、第2のレジューム出力装
置23、第2のイベント検出装置24、および論理和回
路25に対応しており、以下では、相違点についてのみ
説明する。
【0096】すなわち、本第2実施形態では、第1実施
形態のイベント監視装置13におけるレジューム出力装
置21,23が機能拡張され、第1のイベント検出装置
42からのレジューム出力要求信号が第1の拡張レジュ
ーム出力装置41のみならず第2の拡張レジューム出力
装置43にも接続され、また第2のイベント検出装置4
4からのレジューム出力要求信号も第2の拡張レジュー
ム出力装置43のみならず第1の拡張レジューム出力装
置41にも接続されている。イベント検出装置42,4
4の機能は第1実施形態のイベント検出装置22,24
と同じである。
【0097】第1の拡張レジューム送信装置41は、 1)第1のイベント検出装置42からレジューム出力が
要求されているまたは 2)拡張USB伝送制御部32からポートイネーブル信
号が出力され、かつ、第2のイベント検出装置44から
レジューム出力が要求されていることを条件に、I/O
バッファ34を介してUSBバス上にレジューム信号を
送信する。それ以外の場合は、拡張USB制御部32か
らの送信信号をそのままI/Oバッファ34を介してU
SBバス上に出力する。
【0098】第2の拡張レジューム送信装置43は、 1)第2のイベント検出装置44からレジューム出力が
要求されているまたは 2)拡張USB伝送制御部32からポートイネーブル信
号が出力され、かつ第1のイベント検出装置42からレ
ジューム出力が要求されていることを条件に、I/Oバ
ッファ35を介してUSBバス上にレジューム信号を送
信する。それ以外の場合は、拡張USB伝送制御部32
からの送信信号をそのままI/Oバッファを介してUS
Bバス上に出力する。
【0099】これにより、リモートウェイクアップイベ
ント検出時に、拡張USB伝送制御部32がクロックC
LK#1の再開によって動作を再開する前にイネーブル
ポートからレジューム信号を直ちに送信することができ
る。
【0100】以上のように、本第2実施形態において
は、サスペンド中に伝送クロックCLK#1を停止させ
るだけでなく、USB伝送制御部32への電源供給も停
止しているので、さらなる低消費電力化を実現できる。
また、複数のポートそれぞれに対応するモニタ機能を連
動させることにより、リモートウェイクアップ要求が検
出されたポートのみならず、他のイネーブルポートにも
100μs以内にレジューム信号を送信することが可能
となる。
【0101】なお、第1実施形態の拡張上位コントロー
ラ11および第2実施形態の拡張上位コントローラ31
は、USB伝送制御装置が搭載されるコンピュータのC
PUによって実現することができ、この場合には、US
B伝送制御部12,32の動作状態、停止状態の遷移制
御、クロック・電源の制御、およびイベント検出のイネ
ーブル/ディスエーブルの制御等は、全てソフトウェア
制御によって行うことが可能となる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
発信開始までに時間のかかる低消費電力型のクロック発
生装置を使用し、且つイベント発生に即座に応答するこ
とが必要とされる伝送制御装置においても、イベント発
生からの応答時間の制約を満足しつつ、アイドル時にク
ロックを停止できるようになり、十分な低消費電力化を
図ることが可能となる。特に、複数のポートそれぞれに
対応するイベント監視機能を連動して他のポート上での
イベント発生にも応答できるように構成しているため、
イベント検出されたポートのみならず、他のイネーブル
ポートにも即座に応答信号を送信することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るUSB伝送制御装
置の構成を示すブロック図。
【図2】同第1実施形態のUSB伝送制御装置に設けら
れたイベント監視装置の構成を示すブロック図。
【図3】図2のイベント監視装置に設けられたイベント
検出装置の具体的な構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第2実施形態に係るUSB伝送制御装
置の構成を示すブロック図。
【図5】同第2実施形態のUSB伝送制御装置に設けら
れた拡張イベント監視装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11,31…拡張上位コントローラ、12…USB伝送
制御装置、13…イベント監視装置、14,15,3
4,35…I/Oバッファ、16…拡張伝送クロック発
生装置、17,37…低速クロック発生装置、21,2
3…レジューム出力装置、22,24…イベント検出装
置、32…拡張USB伝送制御装置、33…拡張イベン
ト監視装置、36…伝送クロック発生・電源供給装置、
41,43…拡張レジューム出力装置、42,44…イ
ベント検出装置、101,102,201,202…過
電流検出回路、304…3ビットシフトレジスタ、31
0…イベント判定装置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ入出力のためのポートを介して外
    部デバイスとの間のデータ伝送を行う伝送制御装置にお
    いて、 第1のクロック信号を発生する第1のクロック発生装置
    と、 前記第1のクロック信号が動作クロックとして供給さ
    れ、前記ポートを介したデータ伝送動作を実行する伝送
    制御手段であって、前記データ伝送動作を実行する動作
    状態と、前記データ伝送動作が停止される停止状態とを
    有し、アイドル時に前記停止状態に移行し、所定のイベ
    ント発生が検出されたときに前記停止状態から抜け出す
    伝送制御手段と、 前記第1のクロック発生装置を制御し、前記伝送制御装
    置が停止状態の期間中前記第1のクロック信号の発生を
    停止させるクロック制御手段と、 前記第1のクロック発生装置から発生される第1のクロ
    ック信号よりも低周波数の第2のクロック信号を発生す
    る第2のクロック発生装置と、 前記第2のクロック信号が動作クロックとして供給さ
    れ、前記伝送制御手段が停止状態の期間中前記ポートの
    状態を監視し、所定のイベントの発生を検出したとき、
    そのイベント発生が検出されたポートに特定の応答信号
    を送信すると共に、前記クロック制御手段に前記第1の
    クロック信号の発生再開を要求するイベント監視手段と
    を具備することを特徴とする伝送制御装置。
  2. 【請求項2】 前記イベント監視手段は、 前記ポート上の信号変化を蓄積する手段と、 蓄積された信号変化の履歴に従って、前記ポート上で発
    生されたイベントの種類を判定する手段とを含むことを
    特徴とする請求項1記載の伝送制御装置。
  3. 【請求項3】 前記イベント監視手段のイベント監視動
    作の許可または禁止を示すイベント検出イネーブル信号
    を用いて、前記イベント監視動作を制御する制御手段を
    さらに具備し、 この制御手段は、 前記伝送制御手段が停止状態に移行してから所定時間経
    過後に前記イベント検出イネーブル信号をイネーブル状
    態に設定し、前記イベント発生によって前記第1のクロ
    ック信号の発生が再開されて前記伝送制御手段にイベン
    トを認識させた後に、前記イベント検出イネーブル信号
    をディスエーブル状態に設定することを特徴とする請求
    項1記載の伝送制御装置。
  4. 【請求項4】 データ入出力のための複数のポートを有
    し、各ポート毎にそれに接続された外部デバイスとの間
    のデータ伝送を行う伝送制御装置において、 第1のクロック信号を発生する第1のクロック発生装置
    と、 前記第1のクロック信号が動作クロックとして供給さ
    れ、前記各ポートを介したデータ伝送動作を実行する伝
    送制御手段であって、前記データ伝送動作を実行する動
    作状態と、前記データ伝送動作が停止される停止状態と
    を有し、アイドル時に前記停止状態に移行し、所定のイ
    ベント発生が検出されたときに前記停止状態から抜け出
    す伝送制御手段と、 前記第1のクロック発生装置を制御し、前記伝送制御装
    置が停止状態の期間中前記第1のクロック信号の発生を
    停止させるクロック制御手段と、 前記第1のクロック発生装置から発生される第1のクロ
    ック信号よりも低周波数の第2のクロック信号を発生す
    る第2のクロック発生装置と、 前記複数のポートそれぞれに対応して設けられた複数の
    イベント監視手段であって、前記第2のクロック信号が
    動作クロックとして供給され、前記伝送制御手段が停止
    状態の期間中前記複数のポートの状態をそれぞれ監視す
    る複数のイベント監視手段と、 前記複数のイベント監視手段に対して、対応するポート
    がイネーブル状態であるか否かを示すポートイネーブル
    信号を供給する手段とを具備し、 前記複数のイベント監視手段は互いに電気的に接続され
    ており、前記複数のイベント監視手段内のいずれかによ
    って所定のイベントの発生が検出されたとき、前記クロ
    ック制御手段に前記第1のクロック信号の発生再開を要
    求すると共に、前記イベント発生が検出されたポートお
    よび他のイネーブル状態のポートに特定の応答信号が送
    信されるように構成されていることを特徴とする伝送制
    御装置。
  5. 【請求項5】 データ入出力のためのポートを介して外
    部デバイスとの間のデータ伝送を行う伝送制御装置にお
    いて、 第1のクロック信号を発生する第1のクロック発生装置
    と、 前記第1のクロック信号が動作クロックとして供給さ
    れ、前記ポートを介したデータ伝送動作を実行する伝送
    制御手段であって、前記データ伝送動作を実行する動作
    状態と、前記データ伝送動作が停止される停止状態とを
    有し、アイドル時に前記停止状態に移行し、所定のイベ
    ント発生が検出されたときに前記停止状態から抜け出す
    伝送制御手段と、 前記第1のクロック発生装置から発生される第1のクロ
    ック信号よりも低周波数の第2のクロック信号を発生す
    る第2のクロック発生装置と、 前記伝送制御装置が停止状態の期間中、前記伝送制御装
    置に対する動作電源の供給を停止すると共に、前記第1
    のクロック信号の発生を停止させる電源・クロック制御
    手段と、 前記第2のクロック信号が動作クロックとして供給さ
    れ、前記伝送制御手段が停止状態の期間中前記ポートの
    状態を監視し、所定のイベントの発生を検出したとき、
    そのイベント発生が検出されたポートに特定の応答信号
    を送信すると共に、前記電源・クロック制御手段に前記
    電源供給の再開および前記第1のクロック信号の発生再
    開を要求するイベント監視手段とを具備することを特徴
    とする伝送制御装置。
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