JPH0830351A - マイクロプロセッサ - Google Patents

マイクロプロセッサ

Info

Publication number
JPH0830351A
JPH0830351A JP6181901A JP18190194A JPH0830351A JP H0830351 A JPH0830351 A JP H0830351A JP 6181901 A JP6181901 A JP 6181901A JP 18190194 A JP18190194 A JP 18190194A JP H0830351 A JPH0830351 A JP H0830351A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
pulse
frequency
pll circuit
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6181901A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigezumi Matsui
重純 松井
Mitsutake Yamamoto
充剛 山本
Shinichi Yoshioka
真一 吉岡
Susumu Narita
進 成田
Ikuya Kawasaki
郁也 川崎
Susumu Kaneko
進 金子
Kiyoshi Hasegawa
清志 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi ULSI Engineering Corp
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi ULSI Engineering Corp, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi ULSI Engineering Corp
Priority to JP6181901A priority Critical patent/JPH0830351A/ja
Priority to JP18781395A priority patent/JP2002073201A/ja
Priority to KR1019950019881A priority patent/KR100389737B1/ko
Publication of JPH0830351A publication Critical patent/JPH0830351A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dram (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 低速動作から高速動作へのシステムクロック
の切り替えを高速に行い、切り替え時の不測状態に対処
できる機能を持たせたマイクロプロセッサの提供。 【構成】 比較的低い周波数のパルスを基準周波数信号
としてPLL回路により逓倍された比較的高い周波数の
発振パルスを形成し、低速モードのときには比較的低い
周波数とされたパルスに対応されたシステムクロックを
出力させ、高速モードに切り替えられたときにPLL回
路に起動をかけ、PLL回路が安定するまでの間は低速
モードに対応したクロックパルスの出力を継続させ、P
LL回路が安定した後にそれにより形成された比較的高
い周波数とされた発振パルスに対応されたシステムクロ
ック出力させる。 【効果】 低速モードから高速モードへの切り替えが高
速に行えるとともに、切り替えに際して低速モードに対
応したシステムクロックが継続して供給され不測の状態
にも対処できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロプロセッサ
に関し、例えばPLL(位相ロックループ)回路を用い
てシステムクロックの周波数を逓倍させる機能を持つ1
チップのマイクロコンピュータに利用して有効な技術に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速処理を行う場合と低速処理を行う場
合とでシステムクロックの周波数を切り替えるように
し、実質的な低消費電力化を図ったマイクロプロセッサ
がある。このマイクロプロセッサでは、低速処理用のク
ロックパルスをPLL回路を用いて逓倍させて高速処理
用のクロックパルスを発生させるものである。このよう
なマイクロプロセッサに関しては、例えば(株)日立製
作所から販売されているSH8/7600シリーズのマ
イクロプロセッサがある。
【0003】図9に示すように、上記のマイクロプロセ
ッサにおいては、低速動作のときにはPLL回路の動作
を停止させてその消費電力を低減している。そして、高
速動作に切り替え際にPLL回路に起動をかけるととも
に、不安定な周波数のクロックパルスが出力されてしま
うのを防ぐために、PLL回路が安定するまでクロック
の停止を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者において
は、上記低速動作から高速動作へのシステムクロックの
切り替えを実質的に高速に行うようにするとともに、上
記切り替えに際しての不測状態に備えるようにすること
を考えた。
【0005】この発明の目的は、低速動作から高速動作
に対応したシステムクロックの切り替えを高速に行うと
ともに、切り替えに際しての不測状態に対処できる機能
を持たせたマイクロプロセッサを提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴
は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるで
あろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、比較的低い周波数のパルス
を基準周波数信号としてPLL回路により逓倍された比
較的高い周波数の発振パルスを形成するようにし、低速
モードのときには上記比較的低い周波数とされたパルス
に対応されたシステムクロックを出力させ、高速モード
に切り替えられたときに上記PLL回路に起動をかけ、
かかるPLL回路が安定するまでの間は上記低速モード
に対応したクロックパルスの出力を継続させ、PLL回
路が安定した後にそれにより形成された比較的高い周波
数とされた発振パルスに対応されたシステムクロックを
出力させる。
【0007】
【作用】上記した手段によれば、高速動作を必要とする
イベントが発生した時点でPLL回路の起動をかけるこ
とができるので低速モードから高速モードへの切り替え
が高速に行うようにできるとともに、かかる切り替えに
際して低速モードに対応したシステムクロックが継続し
て供給されているでマイクロプロセッサの動作が停止せ
ず不測の状態にも対処できる。
【0008】
【実施例】図1には、この発明に係るマイクロプロセッ
サに内蔵されるクロックパルス発生回路の一実施例のブ
ロック図が示されている。同図の各回路ブロックは、公
知の半導体集積回路の製造技術により、マイクロプロセ
ッサを構成する他の回路とともに単結晶シリコンのよう
な1個の半導体基板上において形成される。
【0009】外部端子XTALとEXTALには、水晶
振動子等が接続されて、発振回路XOSCにより低速動
作モードに対応した比較的低い周波数の発振パルスが形
成される。発振回路XOSCは、制御端子ONに制御信
号CKEXTを供給することにより動作と停止が制御さ
れる。この制御信号CKEXTは次に説明するマルチプ
レクサMUX1の制御信号と共用される。上記制御信号
CKEXTにより発振回路XOSCの動作を停止させる
とともに、低速動作モードに対応した比較的低い周波数
の発振パルスを外部端子EXTALから供給することも
できる。
【0010】制御信号CKEXTは、マルチプレクサM
UX1を制御して内蔵の発振回路XOSCの動作制御に
より発振パルスを用いるか上記外部端子EXTALから
供給されたクロックパルスを用いるかの切り替えを行
う。上記マルチプレクサMUX1から出力される比較的
低い周波数とされたパルスは、一方において1/2分周
回路DIV1に供給され、ここで低速動作モードのとき
に使用される2相のクロックパルスck1とck2が形
成される。上記分周回路DIV1により分周されてクロ
ックパルスck1とck2は、出力選択用のマルチプレ
クサMUX4とMUX3の一方の入力に供給される。
【0011】上記マルチプレクサMUX1から出力され
る比較的低い周波数とされたパルスは、他方においてP
LL回路の基準周波数入力REFに供給される。このP
LL回路において形成された2相の出力パルスDV1と
DV2は、上記出力選択用のマルチプレクサMUX4と
MUX3の他方の入力に供給される。上記PLL回路の
一方の出力DV1は、分周回路DIV2により分周され
る。この実施例では、特に制限されないが、高速動作モ
ードに対応した2通りのクロックパルスを形成するため
に2通りの分周出力d2とd4が形成され、マルチプレ
クサMUX2を通して選択されたものが発振入力OSC
に供給される。
【0012】上記マルチプレクサMUX2は、切り替え
信号CKRATEにより上記2通りの分周出力d2又は
d4を選択してPLL回路の発振入力OSCに伝える。
例えば、分周出力d2が選択されたときには、分周出力
d2と基準周波数REFとが一致するようにされるから
PLL回路の出力DV1は、かかる分周比の逆数に対応
して逓倍される。同様に、分周出力d4が選択されたと
きには、分周出力d4と基準周波数REFとが一致する
ようにされるからPLL回路の出力DV1は、かかる分
周比の逆数に対応して逓倍される。これにより、高速動
作モード用に2通りのクロックパルスDV1とDV2を
形成することができる。
【0013】この実施例では、低消費電力化のためにP
LL回路は制御端子PLLONにより動作/停止の制御
が行われる。つまり、低速動作モードのときにはPLL
回路の動作を停止させて無駄な電流消費を抑えるように
するものである。この実施例では、かかる制御端子PL
LONに対してオアゲート回路を通して制御信号PLL
ONとPLLスタンバイ信号を供給する。PLLスタン
バイ信号は、外部端子から信号の供給又は内蔵のレジス
タのセットにより形成される。
【0014】出力制御信号PLLOUTselectは、マル
チプレクサMUX3とMUX4を制御して、上記低速動
作モードに対応して分周回路DIV1により形成された
クロックパルスck1,ck2又は高速動作モードに対
応してPLL回路により形成されたクロックパルスDV
1,DV2を選択して出力端子CK1とCK2から出力
させる。
【0015】図2には、上記PLL回路の一実施例のブ
ロック図が示されている。基準周波数信号REFと発振
入力OSCは、位相比較回路に供給され、ここで位相差
(周波数差)に対応したアップ信号/UPとダウン信号
/DOWNが形成される。かかる位相比較回路により形
成された制御信号は、チャージポンプ回路からなるロー
パスフィルタ(ループフィルタ)に供給されて、制御電
圧VCNTに変換される。この制御電圧VCNTは、電
圧制御型発振器に供給されてその周波数の制御が行われ
る。この電圧制御型発振器の出力信号P1とP2は、1
/2分周回路に供給されてDV1とDV2からなる2相
のクロックパルスとされる。
【0016】図3には、上記PLL回路の一部の具体回
路図が示されている。(A)には、電圧制御型発振器で
示されている。ソースが接地されたNチャンネル型MO
SFETのゲートに制御電圧VCNTを供給して電圧/
電流変換を行う。かかるNチャンネル型MOSFETに
より形成された電流信号をPチャンネル型MOSFET
からなる電流ミラー回路を介してリングオシレータを構
成するインバータ回路を構成するPチャンネル型MOS
FETに直列接続されるPチャンネル型MOSFETに
流すとともに、ダイオード形態にされたNチャンネル型
MOSFETに流す。このダイオード形態にされたNチ
ャンネル型MOSFETと上記インバータ回路を構成す
るNチャンネル型MOSFETに直列接続されたNチャ
ンネル型MOSFETと電流ミラー形態としてかかる電
流が流れるようにするものである。これにより、制御電
圧VCNTを高くして動作電流を大きくすると、そのリ
ングオシレータを構成する各インバータ回路での信号伝
播遅延時間が短くなり発振周波数が高くされる。逆に、
制御電圧VCNTを低くして動作電流を小さくすると、
そのリングオシレータを構成する各インバータ回路での
信号伝播遅延時間が長くなり発振周波数が低くされる。
【0017】上記リングオシレータを構成する縦列形態
のインバータ回路にゲート回路を挿入して、制御信号P
LLONによりかかるゲート回路のゲートを閉じて発振
動作停止できるようにしている。上記発振動作を停止さ
せるときには、MOSFETをオン状態にして制御電圧
VCNTを強制的に回路の接地電位にして上記動作電流
を遮断するようにしている。
【0018】(B)には、1/2分周回路の回路図が示
されている。上記(A)の電圧制御型発振回路の出力信
号P1とその反転信号をインバータ回路により形成し、
それをスレーブ側の出力信号をマスター側の入力に帰還
させてなるマスタースレーブ型フリップフロップ回路の
クロックパルスとして用い、マスタ側とスレーブ側から
の1/2分周された信号DV2とDV1を得るものであ
る。
【0019】図4には、上記PLL回路の残り一部の具
体回路図が示されている。(A)には、位相比較器が示
されている。位相比較器は、基準信号REFと発振入力
OSCとの位相差に対応したパルス幅の出力信号/UP
と/DOWNを形成する。つまり、基準周波数REFに
対して発振入力OSCの周波数が低いときには、その周
波数差(位相差)に対応したパルス幅のアップ信号/U
Pを形成する。逆に、基準周波数REFに対して発振入
力OSCの周波数が高いときには、その周波数差(位相
差)に対応したパルス幅のダウン信号/DOWNを形成
する。
【0020】(B)には、チャージポンプ&ローパスフ
ィルタが示されている。PLLON信号によりPチャン
ネル型MOSFETがオン状態にされて、ローパスフィ
ルタの動作が有効にされる。上記Pチャンネル型MOS
FETに対して直列形態に接続されたPチャンネル型M
OSFETにはアップ信号/UPが2つのインバータ回
路を通して供給される。上記2つのPチャンネル型MO
SFETと抵抗R1及びR2を介してキャパシタCにチ
ャージアップ電流が流れるようにされる。上記キャパシ
タCは、上記抵抗R1及びR2とNチャンネル型MOS
FETによりディスチャージ電流が流れるようにされ、
かかるNチャンネル型MOSFETのゲートにはダンウ
信号/DOWNがインバータ回路により反転されて供給
される。つまり、アップ信号/UPが発生された期間だ
けキャパシタCにチャージアップが行われて位相差に対
応して制御電圧VCNTが高くされる。逆に、ダウン信
号/DOWNが発生された期間だけキャパシタCがディ
スチャージされて位相差に対応して制御電圧VCNTが
低くされる。端子CEXTは、ロウパスフィルタのカッ
トオフ周波数を低くするための外付コンデンサを接続す
るために設けられるものである。
【0021】図5には、この発明に係るクロックパルス
発生回路の動作を説明するためのフローチャート図であ
る。マイクロプロセッサが低速動作モードにあるときに
は、制御信号PLLONがロウレベルにされて、前記電
圧制御型発振器及びローパスフィルタの動作が停止させ
られている。これにより、PLL回路においてリーク電
流を除いた電流消費は行われない。このときには、内蔵
の発振回路XOSCの発振パルス又は外部端子EXTA
Lから供給されるパルスにより低速動作モードに対応し
た比較的低い周波数とされたクロックパルスCK1とC
K2が出力される。
【0022】上記のような低速動作モードにおいて、高
速動作が必要とされるイベント(事象)が発生すると、
PLLスタンバイ信号が発生されてPLL回路が動作状
態になる。ただし、出力用のマルチプレクサMUX3と
MUX4は、上記低速用のクロックパルスの出力を継続
している。
【0023】PLL回路が安定するまでの間上記の状態
が継続しており、中央処理ユニットを代表とするマイク
ロプロセッサの各回路は低速動作モードと同じ動作を継
続するものである。このため、高速動作が要求されるデ
ータ処理は待たされるか、低速動作モードでのデータ処
理を行う。このとき、システムに異常が発生した場合等
の対処や、これから開始する高速動作モードに優先して
行うべきデータ処理が発生したときにはそのための動作
に直ちに入ることができる。PLL回路が安定すると、
PLL回路により逓倍された高速動作用のクロックパル
スが出力されて高速動作が開始される。
【0024】図6には、この発明を説明するための動作
概念図が示されている。同図(A)には、この発明の理
解を容易にするために、従来のクロックパルス切り替え
動作が示され、(B)に本発明に係るクロックパルス切
り替え動作が対比して示されている。
【0025】本願発明では、高速処理を要求するイベン
トが発生した時点でPLLスタンバイ信号を発生させて
PLL回路に起動かける。PLL回路が安定化待ちして
いる間は、PLL回路を使用しないで比較的低周波数の
クロックパルスの供給を継続している。そして、高速処
理を要求するコマンドによりPLLON信号を発生させ
て、低速から高速に切り替えに要する極く短い時間だけ
クロックの停止を行った後にPLL回路を使用した高速
処理用のクロックパルスを出力する。これにより、従来
のように高速処理要求が発生してからPLL回路に起動
をかけて、それが安定するまでの間クロックパルスの供
給を停止するものに比べて、低速動作モードから高速動
作モードの切り替えが速くできる。
【0026】この発明に係るマイクロプロセッサがいわ
ゆる電子手帳に利用される場合、ペン入力により文字を
入力するときには、ペン操作によって次に高速処理を必
要とする文字パターン認識が行われることが事前に判
る。このようなペン操作が前記の高速処理を要求するイ
ベント(事象)の発生とされる。すなわち、ペンの操作
によって一定の文字パターンを入力してから、その認識
を行うまでの間に比較的長い時間がかかるので、その間
にPLL回路を事前にスタンバイ状態にしておくように
するものである。
【0027】この発明は、上記のように高速処理を要求
するイベントの発生がなくとも、次のような効果があ
る。例えば、高速処理要求によりPLL回路を起動し、
それが安定するまでの間に低周波数のクロックパルスを
出力を継続させることにより、上記PLL回路が安定す
るまでの間に、これから処理しようとする高速処理より
も優先度が高いデータ処理や緊急な処理を必要とする事
態が発生したときに、直ちにそれに対応した処理を行う
ことができる。
【0028】図6の(A)のように、PLL回路が安定
化するまでの間、クロックパルスを停止させてしまう
と、上記のような緊急に処理すべき事項が発生したり、
これから行うべき高速処理よりも優先度の高いデータ処
理が発生しても、上記の間はいわばシステムダウン状態
であるのでこれらに何らの対処もできなくなってしまう
ものである。
【0029】図7には、この発明に係るマイクロプロセ
ッサ(シングルチップマイクロコンピュータ)の一実施
例のレイアウト図が示されている。同図には、主要な回
路が代表として例示的に示されている。
【0030】CPUは中央処理ユニットである。Cache
は、キャッシュメモリであり、演算器は算術論理演算を
行う。乗算器は乗算を行う。INTCは割り込み制御回
路である。TLBは、メモリ管理ユニットのアドレス変
換テーブルを構成するメモリである。DMACは、直接
メモリアクセス制御回路であり、D/Aconverter はデ
ィジタル/アナログ変換器であり、A/Dconverter は
アナログ/ディジタル変換器である。SCIはシリアル
コミュニケーションインターフェイスである。Timerは
タイマー回路である。そして、CPGは前記のクロック
パルス発生回路であり、ドライバDriver を介して各回
路ブロックにその動作に必要なクロックパルスの供給を
行うものである。上記の他に、必要に応じて各種周辺モ
ジュールが設けられる。
【0031】図8には、この発明に係るマイクロプロセ
ッサの一実施例の概略ブロック図が示されている。同図
においは、クロックパルスの供給系統を中心して描かれ
ている。つまり、クロック発生回路CPGにより形成さ
れたクロックパルスは、ドライバDriver を介して各回
路ブロックに供給される。各回路ブロックの入力部に
は、クロックの供給/停止を制御するためのスイッチS
Wが設けられている。
【0032】このようなクロックの選択的な供給のため
のスイッチSWを設けることにより、システム上におい
て不用となって回路ブロックの切り離しや、あるプログ
ラムにおいては使用しない回路ブロックに対してクロッ
クパルスの供給を停止させて無駄な消費電流の発生を防
止するものである。逆に言えば、データ処理を行うのに
際して、そのデータ処理の中で使用する回路を指定し、
選択的にクロックの供給と停止を行うようにして低消費
電力化を図ることができる。
【0033】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 比較的低い周波数のパルスを基準周波数信号と
してPLL回路により逓倍された比較的高い周波数の発
振パルスを形成するようにし、低速モードのときには上
記比較的低い周波数とされたパルスに対応されたシステ
ムクロックを出力させ、高速モードに切り替えられたと
きに上記PLL回路に起動をかけ、かかるPLL回路が
安定するまでの間は上記低速モードに対応したクロック
パルスの出力を継続させ、PLL回路が安定した後にそ
れにより形成された比較的高い周波数とされた発振パル
スに対応されたシステムクロック出力させることによ
り、低速モードから高速モードへの切り替えが高速に行
うようにできるとともに、かかる切り替えに際して低速
モードに対応したシステムクロックが継続して供給され
ているで不測の状態にも対処できるという効果が得られ
る。
【0034】(2) 高速処理を要求するイベント発生
に基づいて形成された制御信号により上記のPLL回路
に起動をかけ、かかるPLL回路が安定するまでの間は
上記低速モードに対応したクロックパルスの出力を継続
させ、PLL回路が安定した後であって高速モードの処
理が開始された時点でかかるPLL回路により形成され
た比較的高い周波数とされた発振パルスに対応されたシ
ステムクロックを出力させることにより、低速モードか
ら高速モードへの切り替えが高速に行うようにすること
ができるという効果が得られる。
【0035】(3) 上記システムクロックは、中央処
理ユニット及びそれと内部バスを介して接続される周辺
回路に供給されるものであり、かかる各周辺回路に対し
てスイッチによりクロックパルスの供給/停止の制御を
可能とすることにより、低消費電力化を図ることができ
るという効果が得られる。
【0036】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、PL
L回路を構成する各回路の具体的構成は種々の実施形態
を採ることができる。低速動作用のクロックパルスと、
PLL回路により形成された高速動作用のクロックパル
スの切り替えは、マルチプレクサを用いるもの他、論理
ゲート回路を用いて切り替えるもの等のように種々の実
施形態を採ることができる。
【0037】この発明は、中央処理ユニットと演算器と
からなる最小のシステムから前記のような各種周辺回路
を内蔵したシステムまで含むマイクロプロセッサに広く
利用できるものである。
【0038】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、比較的低い周波数のパルス
を基準周波数信号としてPLL回路により逓倍された比
較的高い周波数の発振パルスを形成するようにし、低速
モードのときには上記比較的低い周波数とされたパルス
に対応されたシステムクロックを出力させ、高速モード
に切り替えられたときに上記PLL回路に起動をかけ、
かかるPLL回路が安定するまでの間は上記低速モード
に対応したクロックパルスの出力を継続させ、PLL回
路が安定した後にそれにより形成された比較的高い周波
数とされた発振パルスに対応されたシステムクロック出
力させることにより、低速モードから高速モードへの切
り替えが高速に行うようにできるとともに、かかる切り
替えに際して低速モードに対応したシステムクロックが
継続して供給されているで不測の状態にも対処できる。
【0039】高速処理を要求するイベント発生に基づい
て形成された制御信号により上記のPLL回路に起動を
かけ、かかるPLL回路が安定するまでの間は上記低速
モードに対応したクロックパルスの出力を継続させ、P
LL回路が安定した後であって高速モードの処理が開始
された時点でかかるPLL回路により形成された比較的
高い周波数とされた発振パルスに対応されたシステムク
ロックを出力させることにより、低速モードから高速モ
ードへの切り替えが高速に行うようにすることができ
る。
【0040】上記システムクロックは、中央処理ユニッ
ト及びそれと内部バスを介して接続される周辺回路に供
給されるものであり、かかる各周辺回路に対してスイッ
チによりクロックパルスの供給/停止の制御を可能とす
ることにより、低消費電力化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るマイクロプロセッサに内蔵され
るクロックパルス発生回路の一実施例を示すブロック図
である。
【図2】上記クロックパルス発生回路に用いられるPL
L回路の一実施例を示すブロック図である。
【図3】上記PLL回路の一実施例を示す一部の具体的
回路図である。
【図4】上記PLL回路の一実施例を示す残り一部の具
体的回路図である。
【図5】この発明に係るクロックパルス発生回路の動作
を説明するためのフローチャート図である。
【図6】この発明を説明するための動作概念図である。
【図7】この発明に係るマイクロプロセッサの一実施例
を示す概略ブロック図である。
【図8】この発明に係るマイクロプロセッサのクロック
パルスの供給系統の一実施例を示す概略ブロック図であ
る。
【図9】従来技術の一例を示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
XOSC…発振回路、DIV1,DIV2…分周回路、
MUX1〜MUX4…マルチプレクサ、R1,R2…抵
抗、C…キャパシタ、CPU…中央処理ユニット、CP
G…クロックパルス発生回路、Driver …ドライバ、C
ache…キャッシュメモリ、TLB…アドレス変換テーブ
ル、DMAC…直接メモリアクセス制御回路、Timer…
タイマー回路、INTC…割り込み回路、D/Aconver
ter …ディジタル/ アナログ変換回路、A/Dconverte
r …アナログ/ディジタル変換回路、SCI…シリアル
コミュニケーションインターフェイス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 充剛 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 吉岡 真一 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 成田 進 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 川崎 郁也 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 金子 進 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 長谷川 清志 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子から供給された比較的低い周波
    数のクロックパルス又は内蔵された発振回路により形成
    された比較的低い周波数の発振パルスと、上記パルスを
    基準周波数信号としてその逓倍された比較的高い周波数
    の発振パルスを形成するPLL回路と、低速モードのと
    きには上記比較的低い周波数とされたパルスに対応され
    たシステムクロックを出力させ、高速モードに切り替え
    られたときにPLL回路に起動をかけ、かかるPLL回
    路が安定するまでの間は上記低速モードに対応したクロ
    ックパルスの出力を継続させ、PLL回路が安定した後
    にそれにより形成された比較的高い周波数とされた発振
    パルスに対応されたシステムクロックを出力させるクロ
    ックパルス発生回路を備えてなることを特徴とするマイ
    クロプロセッサ。
  2. 【請求項2】 外部端子から供給された比較的低い周波
    数のクロックパルス又は内蔵された発振回路により形成
    された比較的低い周波数の発振パルスと、上記パルスを
    基準周波数信号としてその逓倍された比較的高い周波数
    の発振パルスを形成するPLL回路と、低速モードのと
    きには上記比較的低い周波数とされたパルスに対応され
    たシステムクロックを出力させ、高速処理を要求するイ
    ベント発生に基づいて形成された制御信号によりPLL
    回路に起動をかけ、かかるPLL回路が安定するまでの
    間は上記低速モードに対応したクロックパルスの出力を
    継続させ、PLL回路が安定した後であって高速モード
    の処理が開始された時点でかかるPLL回路により形成
    された比較的高い周波数とされた発振パルスに対応され
    たシステムクロックを出力させるクロックパルス発生回
    路を備えてなることを特徴とするマイクロプロセッサ。
  3. 【請求項3】 上記システムクロックは、中央処理ユニ
    ット及びそれと内部バスを介して接続される周辺回路に
    供給されるものであり、各周辺回路に対してスイッチに
    よりクロックパルスの供給/停止の制御が可能とされる
    ものであることを特徴とする請求項1又は請求項2のマ
    イクロプロセッサ。
JP6181901A 1994-07-11 1994-07-11 マイクロプロセッサ Pending JPH0830351A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6181901A JPH0830351A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 マイクロプロセッサ
JP18781395A JP2002073201A (ja) 1994-07-11 1995-06-30 マイクロプロセッサ
KR1019950019881A KR100389737B1 (ko) 1994-07-11 1995-07-07 마이크로프로세서

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6181901A JPH0830351A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 マイクロプロセッサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0830351A true JPH0830351A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16108872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6181901A Pending JPH0830351A (ja) 1994-07-11 1994-07-11 マイクロプロセッサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0830351A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10301660A (ja) * 1997-04-30 1998-11-13 Fujitsu Ltd マイクロプロセッサ
US6340906B1 (en) 1999-11-11 2002-01-22 Fujitsu Limited Flip-flop control circuit, processor, and method for operating processor
JP2003022145A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Fujitsu Ltd クロック制御装置およびクロック制御方法
US7047434B2 (en) 2000-10-31 2006-05-16 Seiko Epson Corporation Data transfer control device and electronic equipment
KR100738734B1 (ko) * 2005-09-27 2007-07-12 인텔 코포레이션 클록 생성기를 포함하는 칩 및 마이크로 프로세서 시스템
JP2008065843A (ja) * 1996-02-19 2008-03-21 St Microelectronics Sa 集積回路の刻時制御方法及びその方法を適用した集積回路
US7492232B2 (en) 2002-01-10 2009-02-17 Fujitsu Microelectronics Limited Oscillator circuit, semiconductor device and semiconductor memory device provided with the oscillator circuit, and control method of the oscillator circuit
JP2016508258A (ja) * 2012-12-13 2016-03-17 コーヒレント・ロジックス・インコーポレーテッド 多重周波数多重プロセッサシステムのためのクロック分配ネットワーク

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008065843A (ja) * 1996-02-19 2008-03-21 St Microelectronics Sa 集積回路の刻時制御方法及びその方法を適用した集積回路
JPH10301660A (ja) * 1997-04-30 1998-11-13 Fujitsu Ltd マイクロプロセッサ
US6340906B1 (en) 1999-11-11 2002-01-22 Fujitsu Limited Flip-flop control circuit, processor, and method for operating processor
US7047434B2 (en) 2000-10-31 2006-05-16 Seiko Epson Corporation Data transfer control device and electronic equipment
JP2003022145A (ja) * 2001-07-05 2003-01-24 Fujitsu Ltd クロック制御装置およびクロック制御方法
JP4686065B2 (ja) * 2001-07-05 2011-05-18 富士通セミコンダクター株式会社 クロック制御装置およびクロック制御方法
US7492232B2 (en) 2002-01-10 2009-02-17 Fujitsu Microelectronics Limited Oscillator circuit, semiconductor device and semiconductor memory device provided with the oscillator circuit, and control method of the oscillator circuit
KR100738734B1 (ko) * 2005-09-27 2007-07-12 인텔 코포레이션 클록 생성기를 포함하는 칩 및 마이크로 프로세서 시스템
JP2016508258A (ja) * 2012-12-13 2016-03-17 コーヒレント・ロジックス・インコーポレーテッド 多重周波数多重プロセッサシステムのためのクロック分配ネットワーク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5774701A (en) Microprocessor operating at high and low clok frequencies
US4931748A (en) Integrated circuit with clock generator
US6367021B1 (en) Power management system with programable configuration circuitry using digital power level signal to selectively configure operations of electronic circuits
JP2000174616A (ja) 半導体集積回路
JP2000244309A (ja) クロック生成回路および半導体装置
JP2917731B2 (ja) 集積化されたクロック信号発生回路
US6763471B1 (en) Single chip microcomputer with reduced channel leakage current during a stable low speed operation state
JPH0830351A (ja) マイクロプロセッサ
JP2000174615A (ja) 集積回路の内部クロック周波数を自動補正する方法と装置
US7293185B2 (en) Clock control circuit and clock control method that switchingly supplies a high-speed clock and a low-speed clock
JP2575702B2 (ja) シンセサイザ・チュ−ナ
EP0355466A2 (en) Integrated circuit with clock generator circuit
JPH0764664A (ja) マイクロコンピュータ
JPH10143272A (ja) 発振回路
JP3461535B2 (ja) 無線端末装置及びその制御方法
JPH06303134A (ja) Pll回路
JP3654153B2 (ja) クロック信号発生装置及びマイクロコンピュータ
JP2000137699A (ja) マイクロコンピュータ
JPH05303444A (ja) クロック信号供給装置
JPH09246920A (ja) 半導体集積回路装置
JP2002073201A (ja) マイクロプロセッサ
JPH09172371A (ja) Pll回路に設けたチャージポンプの制御方法及びpll回路
JPS61127228A (ja) デイジタル情報処理装置
JP2003256068A (ja) クロック制御システム
JP2003347931A (ja) Pllを搭載した半導体集積回路