JP2002139007A - 共有空間構造体におけるポールと什器との連結構造 - Google Patents

共有空間構造体におけるポールと什器との連結構造

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JP2002139007A
JP2002139007A JP2000336578A JP2000336578A JP2002139007A JP 2002139007 A JP2002139007 A JP 2002139007A JP 2000336578 A JP2000336578 A JP 2000336578A JP 2000336578 A JP2000336578 A JP 2000336578A JP 2002139007 A JP2002139007 A JP 2002139007A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 共有空間構造体のポールと什器との連結構造
において、その連結、分解の作業を素早く行うことがで
き、かつ連結時には両者が確実に固着され、什器の取付
け高さや向きにも自由度があるようにすること。 【解決手段】 ベース部材とポール3とフレーム部材と
から成る共有空間構造体であって、前記ポール3に形成
された上端側から基端側に亘って延びる上下方向の溝部
9に摺動嵌合する受け部材17と、什器を支持する什器
用止着部16とは、前記溝部9に設けた係止片10を挟
持することで什器をポール3に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オフィスルームや
パビリオン等の比較的広い空間体において、人と人とが
自由にふれ合うことのできるオープンな空間構造体にお
けるポールと小テーブルとの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィス等のオープン化を図り、
コミュニケーションを活発化させるということが唱えら
れ初められているが、オフィスルームやパビリオン等の
比較的広い空間体を仕切って多目的のスペース、即ち来
客とビジネストークするレセプションスペース、意見等
を出し合うコラボレーションスペース、簡単な会合をす
るミーティングスペース、気分転換のためのリラックス
スペース或いは本や雑誌等が閲覧できるライブラリース
ペース等を構築する場合は、一般に、天井から床まで柱
を立てて、柱の間を壁で覆うようにして部屋を造るよう
にしたもの、或いはパーティションにより空間を間仕切
り所要のスペースを得るようにしたもの等が従来知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たいずれのものも、壁やパーティションにより所要空間
を画定するようになっているために、所要目的のために
構築した空間構造体がそれ以外の外部空間と部分的にし
か開放されていないような関係で連接するものであるか
ら、オフィス等のオープン化によるコミュニケーション
の活発化という目的を達成するための完全に解放された
空間構造体とはなっていなかった。その上、柱や壁或い
はパーティションにワークに必要な、例えば小物を載せ
るテーブルとが電気機器等の什器を取り付けようとすれ
ば、仕切られた空間内で取り付けるために、取付け場所
に制約があり、取付け高さや向きの自由度もなかった。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たもので、オフィス等のオープン化を図るために、所要
目的のために構築した空間構造体が、それ以外の外部空
間と充分開放された関係で連接している構造体(以下こ
のような空間構造体を「共有空間構造体」と定義す
る。)になっており、この共有空間構造体のポールと什
器との連結構造において、その連結、分解の作業を素早
く行うことができ、かつ連結時には両者が確実に固着さ
れ、什器の取付け高さや向きにも自由度があるようにす
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のポールと什器との連結構造は、床の所定位
置に設置したベース部材と、前記ベース部材から上方に
延びるポールと、少なくとも3つ以上の前記ポールの上
端にそれぞれ係合することでほぼ水平状態に支持される
フレーム部材との組み合わせから成る共有空間構造体で
あって、前記ポールに形成された上端側から基端側に亘
って延びる上下方向の溝部に摺動嵌合する受け部材を設
けるとともに、前記溝部の外方に什器を支持する什器用
止着部材を前記受け部材と螺合状態に設け、前記受け部
材と前記什器用止着部材は、前記溝部の外方を向く開口
の左右両側に遊端が互いに向き合って離間する左右の係
止片を挟持することで什器を前記ポールに固定すること
を特徴としている。この特徴によれば、ポールに形成し
た溝部は上端側から基端側に亘って延びているから、ポ
ールと什器との連結、分解は、溝部に沿って行えばよ
く、作業を素早く行うことができ、什器の取付け高さは
自由に選択でき、かつ、溝部の形成位置に応じて什器の
取付け方向が決まるので、ポールを立てるときに溝部の
向きを考慮しておけば、什器を好きな方向に向けること
ができる。また、ポールと什器は係止片を介して確実に
結合することができる。
【0006】本発明のポールと什器の連結構造は、前記
フレーム部材の両端には、前記溝部にポール上端から嵌
入可能なフレーム用受け部材が形成され、什器のための
前記受け部材用の溝部と共用できるようにすることが好
ましい。このようにすれば、ポールに形成した上端側か
ら基端側に亘って延びている溝部は、フレーム部材結合
用と、什器結合用とに併用できる。
【0007】本発明のポールと什器との連結構造は、前
記ポールを円柱状とし、前記溝部はポールの外円周上に
多数形成されていることが好ましい。このようにすれ
ば、溝部を多数形成でき、その数だけ什器の取付け向き
の自由度が増える。
【0008】本発明のポールと什器との連結構造は、前
記ベース部材を通りポール基端側から前記溝部内に沿っ
て電力供給線を前記什器まで配線して電力を供給するこ
とが好ましい。このようにすれば、溝部を利用して電力
供給線を配線でき、例えば什器用止着部材に小テーブル
を取り付けてその上にパソコン等を置いてオフィスワー
クができる。
【0009】本発明のポールと什器との連結構造は、前
記ベース部材を通りポール基端側から前記溝部内に沿っ
て電力供給線をポール先端部或いは前記フレーム部材に
取り付けた電気機器まで配線して電力を供給することが
好ましい。このようにすれば、使用していない溝部を利
用して共有空間構造体の上部にある例えば照明具のよう
な電気機器に電力供給線を配線できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明すると、まず図1にはワークスペースとして
構築した共有空間構造体1の全体図が示されており、こ
の共有空間構造体1は、ベース部材2と、ポール3(こ
の実施例では4本示されており、3a,3b、3c、3
dとする)と、フレーム部材4が組み合わされて構築さ
れている。この共有空間構造体1とは、図1に従って説
明すると、既に定義したように、4つのベース部材2と
4本のポール3a〜3dと5本のフレーム部材4から成
る空間構造体が、それ以外の外部空間と充分開放された
関係で連接できる構造体であることをいう。即ち、本実
施例ではポール3a,3b及びフレーム部材4で囲まれ
た部分、ポール3b、ポール3c及びフレーム部材4で
囲まれた部分及び上部の3つのフレーム部材4で囲まれ
た2箇所の部分が外部空間と開放された関係で連接され
ている。
【0011】次に、本実施例で使用されている共有空間
構造体1の具体的な構造について説明すると、図2は、
ベース部材2とポール3とフレーム部材4の組立分解図
であり、ベース部材2は空間構造体の外郭を画定する床
7の所定位置に設置され、その底部に設けられた数個の
アジャスタ8の位置調整により床面が多少変形或いは傾
斜していてもベース部材2が常に水平状態を維持できる
ように構成されている。ポール3の基端は、ベース部材
2の床7側からポール3側に差し込んだねじ部材2aに
よりポール3と着脱自在に固定されるようになってい
る。ポール3とベース部材2との結合方法は、これに限
定されるものでなく、一般的な、棒材とそれを支える基
台との従来公知の結合手段を採用すればよい。ポール3
の上端は、フレーム部材4と着脱自在に固定されてい
る。トップキャップ15はその底部中央に螺合雄ねじ1
5Xを有し、ポール3の上部中央に形成されている雌ね
じ部3Xとネジ結合することにより、ポール3に形成さ
れている溝部9を覆うようにしてポール3に固定され
る。
【0012】図3はポール3の上面図であって、本実施
例では円周に外側部が若干拡がった略U字状の8つの溝
部9が上下方向に延びており、各溝部9の外方を向く開
口9aの左右両側に、遊端が互いに向き合って離間する
左右の係止片10により溝部9の一部が覆われている。
本実施例において溝部9は円柱状のポールに形成してい
るため、比較的多くの溝部9を形成でき、そのためにフ
レーム部材4の取付け方向が選択できる。また、ポール
形状は円柱状と限らず、例えば四角柱状のもので4つの
溝部を形成するようにしたものであってもよい。
【0013】図4は前記溝部9の一つと上方から下方に
向けて摺動係合できるフレーム用受け部材11を示した
ものであって、図4(a)はその側面図であり、図4
(b)はこの受け部材11の上面図であって頭部11a
の形状が示されており、図4(c)は図4(a)のA−
A’断面図である。フレーム部材用受け部材11をポー
ル3に形成した溝部9の上方より挿入すると、図4
(c)で示したフレーム部材用受け部材11の断面略台
形状の凸部11bがポール3に形成した略U字状の溝部
9と摺動係合し、図3の仮想線で示したように、溝部9
よりも大きい係止頭部11aがポール3の上端部と係合
した時点でフレーム用受け部材11の下方向への移動が
停止する。また、図4(a)に示されているように、こ
の受け部材11には雌ねじ部11cと嵌合穴11dがい
ずれも2箇所づつ形成されていて、雌ねじ部11cに螺
合するボルト13(図5参照)によってフレーム用受け
部材11が係止片10と係合できるようにフレーム部材
4の両端に取り付けたフレーム用止着部材12に向かっ
て移動する。
【0014】図5はフレーム用止着部材12の側面図で
あり、この止着部材12の一側面側には図4のフレーム
用受け部材11の嵌合穴11dと嵌合する嵌合突起12
dが2箇所に設けられていると共に、フレーム用受け部
材11の雌ねじ部11cと螺合できるボルト13を受け
入れる貫通孔12cとボルト13の頭部13aの座部1
2c’が形成されている。一方、フレーム用止着部材1
2の嵌合突起12dが形成された側と対向する反対面側
にはフレーム部材4と嵌合する柱状突起12aが上下2
箇所に設けられ、図2に示したフレーム部材4を構成す
るアッパービーム4aとローワビーム4a’の中空部に
差し込んで嵌合係止させ、この嵌合結合を更に確実なも
のとするために、ボルト14により止着部材12に設け
た貫通孔12bを介して両ビーム4a,4a’の中実部
に螺合させている。また、両ビーム4aと4a’は補強
のため図2に示す中間材4bで溶接されている。
【0015】図6はポール3にフレーム部材4が連結固
定された図で、図6(a)が側面図、図6(b)は図6
(a)のA−A’断面図である。連結固定方法は、先
ず、フレーム用止着部材12を両ビーム4a,4a’の
両端にボルト14により取り付け、フレーム用受け部材
11の嵌合穴11dをフレーム用止着部材12の嵌合突
起12dにはめ込んで一体化し、位置設定されている2
つのポール3の上方からフレーム部材4の端部に取り付
けられているフレーム用受け部材11を溝部9に沿って
下方に移動し、この受け部材11の係止頭部11aがポ
ール3の上端部に係合するまで挿入する。この状態で
は、作業員はフレーム部材4から手を離しても、フレー
ム部材4の下方への落下は係止頭部11aにより、ま
た、フレーム部材4の水平方向の離動は2つのポール
3,3によって阻止されているから、次の作業に移行す
るのが楽である。次に、ボルト13を止着部材12の貫
通孔12cに挿入し、ボルト13の先端部をフレーム用
受け部材11の雌ねじ部11cに螺合させ、その状態か
らボルト13をねじ込んでいけば、フレーム用受け部材
11は溝部9内でその回動が阻止されているから、ネジ
作用によりフレーム用受け部材11は図6(b)におい
て図中向かって右方向に、止着部材12は左方向に移動
し、最終的にはポール3の溝部9に形成した係止片10
をフレーム用受け部材11とフレーム部材4の端部に形
成されているフレーム用止着部材12とで挟持すること
で、ポール3にフレーム部材4が確実に連結固定される
ことになる。
【0016】また、図7は小テーブル22(図1参照)
や電気機器等の什器を支持する什器用止着部材16の全
体を示す斜視図であり、什器をビス止めするための2つ
の受け台16a,16aと、ボルト18(図8参照)に
より什器用止着部材16をポール3に固定するためのボ
ルト孔16bが形成されている。
【0017】図8は小テーブル用止着部材16のポール
3への結合状態を示した部分拡大図であり、凸状の受け
部材17を溝部9に摺動嵌合させ、希望する高さのとこ
ろで、この受け部材17と什器用止着部材16とをボル
ト18により、溝部9に形成した係合片10に挟持して
ポール3に固定する。このような結合手段は、既に述べ
たフレーム用受け部材11とフレーム用止着部12をポ
ール3に結合固定する方法と殆ど同じであるが、組立時
において大切なのは、フレーム部材4を組み付ける前に
受け部材17を溝部9に予め上方より摺動嵌合(ベース
部材2がポール3に取付けられる前ならば下方からでも
摺動嵌合できる)させておく必要がある。
【0018】図1に示す本発明の共有空間構造体1の構
築のための施工方法について説明すると、先ず最初に、
共有空間構造体1の外郭を画定する床7の所定位置に4
個のベース部材2を、床が多少変形或いは傾斜していて
も水平度が保てるように図2に示すアジャスタ8を調節
しながら設置する。次に、4本のポール3a〜3dの基
端を、ベース部材2の床7側からポール3側に差し込ん
だねじ部材2aによりベース部材2に固定して、4本の
ポール3を垂直状態に自立させる。なお、ベース部材2
とポール3が予め一体化したものを使用することも可能
である。ポール3bのベース2は他のベース部材2より
大きいが、これはテーブル20を支持するために大型と
なっているだけで、構造的には他の3つのベース部材2
と何等変わるのもではない。
【0019】4本のポール3が垂直に自立した後は、受
け部材17をポール3の上端より溝部9に摺動係合させ
て希望高さ位置まで下降させ、什器用止着部材16をボ
ルト18により上述の方法でポール3に取り付け固定す
る。この場合、予め受け部材17と什器用止着部材16
とをボルト18により仮止めしておいてから、その後、
受け部材17をポール3の上端より溝部9に嵌入させる
ようにするとよい。什器は什器用止着部材16の受け台
16a,16aに載せてビス止めされる。なお、什器用
止着部材16の取付けは、後述するフレーム部材4の取
付け後にしてもよいことは言うまでもない。ただし、ど
の溝部9と摺動係合させるかにより、什器の向きが決定
されるので、注意を払う必要がある。フレーム部材4の
ポール上端への取付けは、フレーム部材4の両端に取り
付けたフレーム用受け部材11をポール3に形成した溝
部9の上方より、溝部9よりも大きい形状の係止頭部1
1aがポール3の上端部と係合するまで挿入し、フレー
ム用止着部材12とフレーム用受け部材11とを2本の
ボルト13でネジ止めして係止片10を挟持すること
で、フレーム部材4のポール3への固定は終了する。
【0020】最後に、トップキャップ15を、その底部
中央に設けられている螺合雄ねじ15Xを、ポール3の
上部中央に形成されている雌ねじ部3Xとネジ結合させ
て、ポール3の頂部に固定する。このトップキャップ1
5は溝部9を上から覆うようになっているから、ポール
3とフレーム部材4との連結がゆるんできても、受け部
材11の係止頭部11aがトップキャップ15によりお
さえられ、フレーム部材4の上方への抜け出しが阻止で
きる。
【0021】受け部材17も、フレーム用受け部材11
も、上述の実施例では、ポール3に形成した溝部9に摺
動係合できるように凸状となっているが、ポール側に、
溝部に代えて凸部を形成し、受け部材及びフレーム用受
け部材側に、そのポールに形成した凸部に摺動係合でき
る係合凹部を形成するようにしてもよい。また、本実施
例では4本のポールを用いた共有空間構造体について説
明したが、4本に限定されることなく共有空間構造体の
広さに応じて3本以上複数本用いられる。
【0022】その後は、共有空間構造体の使用目的に応
じて、付属物を配設し使い勝手の良いものにしていく。
図1に示された例では、小テーブル22に観葉植物用等
の鉢を置いてあるが、TVやパソコン等を含む電気機器
が小テーブル22上で使えるように、ポール3に形成し
た使用していない溝部9を配線の通り道に利用して、電
力供給線19を小テーブル22まで配線することも可能
である。
【0023】更に別の変形例として、図1に示すよう
に、ポール3bの最上端に照明具21等の電気機器を設
けた場合には、同様に、ポール3に形成した使用してい
ない溝部9を配線の通り道に利用して、溝部9に沿って
電力供給線19をポール先端部に取り付けた照明具21
等の電気機器まで配線して電力を供給することも可能で
ある。
【0024】
【発明の効果】本発明は以下の効果を奏する。
【0025】(a)請求項1項の発明によれば、ポール
に形成した溝部は上端側から基端側に亘って延びている
から、什器の取付け高さは自由に選択でき、かつ、溝部
の形成位置に応じて什器の取付け方向が決まるので、ポ
ールを立てるときに溝部の向きを考慮しておけば、什器
を好きな方向に向けることができる。また、ポールと什
器は係止片を介して確実に結合することができる。
【0026】(b)請求項2項の発明によれば、ポール
に形成した上端側から基端側に亘って延びている溝部
は、フレーム部材結合用と、什器結合用とに併用でき
る。
【0027】(c)請求項3項の発明によれば、溝部を
多数形成でき、その数だけ什器の取付け向きの自由度が
増える。
【0028】(d)請求項4項の発明によれば、溝部を
利用して電力供給線を配線でき、例えば什器用止着部材
に小テーブルを取り付けてその上にパソコン等を置いて
オフィスワークができる。
【0029】(e)請求項5項の発明によれば、溝部を
利用して共有空間構造体の上部にある例えば照明具のよ
うな電気機器に電力供給線を配線できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の施工方法によって構築された共有空間
構造体の全体図である。
【図2】ベース部材とポールとフレーム部材の組立分解
図である。
【図3】ポールの上面図である。
【図4】(a)はフレーム用受け部材の側面図であり、
(b)はフレーム用受け部材の上面図であり、(c)は
(a)のA−A’断面図である。
【図5】フレーム用止着部材の側面図である。
【図6】ポールにフレーム部材が連結固定された図で、
(a)が側面図、(b)が(a)のA−A’断面図であ
る。
【図7】什器用止着部材の斜視図である。
【図8】什器用止着部材のポールへの結合状態を示した
部分拡大図である
【符号の説明】
1 共有空間構造体 2 ベース部材 2a ねじ部材 3 ポール 3a,3b,3c,3d 4本の各ポール 3X 雌ねじ部 4 フレーム部材 4a アッパービーム 4a’ ローワビーム 4b 中間材 5 パネル用支柱 6 パネル 7 床 8 アジャスタ 9 溝 10 係止片 11 フレーム用受け部材 11a 係止頭部 11b 断面略台形状の凸部 11c 雌ねじ部 11d 嵌合穴 12 フレーム用止着部材 12a 柱状突起 12b 貫通孔 12c 貫通孔 12c’ 座部 12d 嵌合突起 13 ボルト 13a 頭部 14 ボルト 15 トップキャップ 15X 螺合雄ねじ 16 什器用止着部 16a 受け台 16b ボルト孔 17 受け部材 18 ボルト 19 電力供給線 20 テーブル 21 照明具 22 小テーブル(什器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A47B 96/14 A47B 96/14 A F16B 12/30 F16B 12/30 12/40 12/40 C H02G 3/18 H02G 3/18 Z Fターム(参考) 3B054 AA02 BA03 BA09 BA14 BB03 BB08 BB13 3B069 AA04 DA03 3J024 AA03 AA04 AA38 AA50 CA03 CA11 5G361 CA06 CB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床の所定位置に設置したベース部材と、
    前記ベース部材から上方に延びるポールと、少なくとも
    3つ以上の前記ポールの上端にそれぞれ係合することで
    ほぼ水平状態に支持されるフレーム部材との組み合わせ
    から成る共有空間構造体であって、前記ポールに形成さ
    れた上端側から基端側に亘って延びる上下方向の溝部に
    摺動嵌合する受け部材を設けるとともに、前記溝部の外
    方に什器を支持する什器用止着部材を前記受け部材と螺
    合状態に設け、前記受け部材と前記什器用止着部材は、
    前記溝部の外方を向く開口の左右両側に遊端が互いに向
    き合って離間する左右の係止片を挟持することで什器を
    前記ポールに固定することを特徴とするポールと什器と
    の連結構造。
  2. 【請求項2】 前記フレーム部材の両端には、前記溝部
    にポール上端から嵌入可能なフレーム用受け部材が形成
    され、什器のための前記受け部材用の溝部と共用できる
    ようにしている請求項1に記載のポールと什器との連結
    構造。
  3. 【請求項3】 前記ポールを円柱状とし、前記溝部はポ
    ールの外円周上に多数形成されている請求項1または2
    に記載のポールと什器との連結構造。
  4. 【請求項4】 前記ベース部材を通りポール基端側から
    前記溝部内に沿って電力供給線を前記什器まで配線して
    電力を供給する請求項1ないし3のいずれかに記載のポ
    ールと什器との連結構造。
  5. 【請求項5】 前記ベース部材を通りポール基端側から
    前記溝部内に沿って電力供給線をポール先端部或いは前
    記フレーム部材に取り付けた電気機器まで配線して電力
    を供給する請求項1ないし4のいずれかに記載のポール
    と什器との連結構造。
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