JP3242067U - 映像表示装置の取付構造、映像表示装置の取付装置及び映像表示装置の取付方法 - Google Patents

映像表示装置の取付構造、映像表示装置の取付装置及び映像表示装置の取付方法 Download PDF

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Abstract

Figure 0003242067000001
【課題】ディスプレイだけを壁面に突出させ、壁面に沿って、あたかも一枚の絵のようにディスプレイを取り付けることができる映像表示装置の取付構造を提供する。
【解決手段】壁面3に垂直方向に立設する2本の支柱4と、映像表示装置2の本体部を収納するための開口部6aを前面に備え、2本の支柱の間に配置される枠体6と、枠体内に配置され、映像表示装置を取り付ける取付機構7とを有し、枠体の開口部が、平面視において、映像表示装置のディスプレイ2bの大きさより小さく形成されてなり、壁内に映像表示装置の本体部を埋込状に配置し、壁面にディスプレイを取付ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、薄型ディスプレイを備えた映像表示装置を壁面に取り付けるための映像表示装置の取付構造、映像表示装置の取付装置及び映像表示装置の取付方法に関する。
従来、テレビジョン受像機や映像表示用モニター等の映像表示装置は、筐体が大きく重たかったため、専用の載置台の上や安定した机上に置かれていた。
しかし、近年、これらの映像表示装置は顕著に薄型化し、重量も軽くなり、従来は難しかった壁面への取付けが可能となった。壁面への取付設置により、室内を占領していた載置台が不要となり、室内がすっきりし広く使えることや、優れたデザイン性を引き立て室内インテリアの一つとするため、薄型ディスプレイを備えた映像表示装置を壁面に設置することが増えてきた。
また、壁面に固定設置することで、地震時や接触時に映像表示装置の転倒を防止することができ、安全性の面からも壁面への設置は広く普及してきた。
そのため、映像表示装置を壁面に取り付ける方法が多く開示されている。
例えば、特開2007-94285号公報には、壁面に取り付けられるディスプレイの指向方向を水平方向に対して適宜変更できるディスプレイの取付装置が開示されている。
前記ディスプレイの取付装置は、ディスプレイが取付けられる取付部材と、壁面に取付けられる係合部材と、取付部材を係合部材に対して水平方向に回動可能に取付ける回動接続部とを備えた構成で、取付が容易で手軽にディスプレイを壁に取り付けできる(特許文献1)。
しかし、薄型ディスプレイは軽量化したとはいえ、例えば、下地が石膏ボードの壁面にビス留めはできず、薄型ディスプレイを安定して取り付けるには強度が足りず、壁面の補強が必要となる。そこで、壁面ボードに固定する薄型テレビ装着用壁面ユニットなども開示されている(特開2006-060754号公報)。
前記テレビ装着用壁面ユニットは、矩形パイプの1面に2条の長孔列が穿設された一対の棚柱を複数の壁面取付孔を穿った複数の横繋ぎ材で繋ぐと共に、該棚柱の外側面部に長孔列穿設面より手前に面ずれして一対の化粧材を固着してなる一体的な枠体に、双方の棚柱の内寄りの長孔列に渡して複数の小パネルを装着することにより、化粧材内側面と棚柱の長孔列穿設面及び小パネルの側面部とが凹部を形成し、該凹部底面に棚柱の外寄りの長孔列が覗く構成となっている。
そして、このユニットの枠体を室内壁面に立たせ、横繋ぎ材の最上部及び最下部のレベルアジャスターを伸ばして天井と床面につっぱり式に設置し、横繋ぎ材に穿たれた壁面取付孔からボードアンカーなどの補助部材を用いて壁面ボードに固定すれば、保持強度が高く、安全に大画面薄型テレビを設置することができる(特許文献2)。
特開2007-94285号公報 特開2006-060754号公報
上記のような取付装置や壁面ユニットを利用して薄型ディスプレイを壁面に取り付けた場合、強度が高く安定して取り付けることができるが、壁面に対し、ディスプレイが大きく突出し、いかにも壁面に取り付けてありますという景観となる。
また、取付装置や壁面ユニットの剛性感のある無機質さが壁面とあわず、せっかくの優れた薄型ディスプレイのデザイン性が霞み、むしろ室内の美観を損なう。
また、壁面から大きく突出していることで、頭をぶつけたり、物が接触して傷つけたりというような問題も生じる。
そこで、本願考案は、映像表示装置の本体部を壁内に埋込状に収納し、ディスプレイだけを壁面に突出させ、壁面に沿って、あたかも一枚の絵のように取り付けることができる映像表示装置の取付構造、映像表示装置の取付装置及び映像表示装置の取付方法を提供する。
すなわち、本願考案者は上記課題を下記の手段により解決した。
〔1〕壁内に映像表示装置の本体部を埋込状に配置し、壁面にディスプレイを取付ける映像表示装置の取付構造であって、
壁面に垂直方向に立設する2本の支柱と、
前記映像表示装置の本体部を収納するための開口部を前面に備え、前記2本の支柱の間に配置される枠体と、
前記枠体内に配置され、前記映像表示装置を取り付ける取付機構と、
を有し、
前記枠体の開口部が、平面視において、前記映像表示装置のディスプレイの大きさより小さく形成されてなることを特徴とする映像表示装置の取付構造。
〔2〕前記2本の支柱の間に、水平方向に渡され上下に配置される横架材を有してなることを特徴とする前記〔1〕に記載の映像表示装置の取付構造。
〔3〕前記枠体に、電源供給源と接続するための電源配線用孔を備えてなることを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載の映像表示装置の取付構造。
〔4〕前記枠体が、開口部の外周縁の全周に、外側へ略直角に屈成したフランジ部を前記枠体と一体的に備えてなることを特徴とする前記〔1〕~〔3〕のいずれか1に記載の映像表示装置の取付構造。
〔5〕 前記〔1〕~〔4〕に記載の映像表示装置の取付構造を備えた映像表示装置の取付装置。
〔6〕壁内に映像表示装置の本体部を埋込状に配置し、壁面にディスプレイを取付ける映像表示装置の取付が、
(1)少なくとも2本の支柱を立設する工程(ステップ1)、
(2)前記2本の支柱の間に枠体を嵌め込み固定する工程(ステップ2)、
(3)前記枠体内に、映像表示装置の取付機構を配置する工程(ステップ3)、
(4)前記枠体内の取付機構に、映像表示装置の本体部を取り付けて、前記枠体内に映像表示装置の本体部を収納し、前記枠体を隠すようにして壁面からディスプレイだけが突出するように取り付ける工程(ステップ4)
からなることを特徴とする映像表示装置の取付方法。
〔7〕前記〔6〕に記載の映像表示装置の取付方法において、(3)枠体内に映像表示装置の取付機構を配置する工程の後、壁面処理工程を含むことを特徴とする映像表示装置の取付方法。
本考案によれば、下記の効果が発揮される。
本考案にかかる映像表示装置の取付構造及び取付装置は、壁面に垂直方向に立設する2本の支柱と、前記映像表示装置の本体部を収納するための開口部を前面に備え、前記2本の支柱の間に配置される枠体と、前記枠体内に配置され、前記映像表示装置を取り付ける取付機構とを有し、前記枠体の開口部が、平面視において、前記映像表示装置のディスプレイの大きさより小さく形成されてなるので、映像表示装置の本体部は、壁内に埋込状に嵌め込まれた枠体内に収納され、ディスプレイのみが壁面に突出して取り付けることができるので、本体部及び本体部を収納する枠体は壁の表面には現れずディスプレイで隠され、ディスプレイのみが壁面に沿って壁面と一体化し、あたかも壁面を飾る一枚の絵画のごとく取り付けられ、室内の美観を損ねることなく、インテリア性に優れた取付構造となる。
また、本考案にかかる映像表示装置の取付構造は、ディスプレイを壁面に突出して取り付ける構成であり、ディスプレイは枠体の大きさに影響を受けない。したがって、本体部が枠体内に収納できれば、ディスプレイの大きさは枠体の大きさに制約されることがないので、ディスプレイのサイズの異なる映像表示装置への交換も問題なくできる。
そして、横架材を支柱間に配置することで、より支持強度を高めることができる。
また、枠体に電源供給源と接続するために電源コード類を配設するための電源配線用孔を備えれば、美観を損ねる電源コード類が壁の表面に剥き出しになることもない。
さらに、本考案にかかる映像表示装置の取付構造は、枠体を支柱間に配置して、前記枠体内の取付機構に前記映像表示装置の本体部を取り付けて、前記枠体内に映像表示装置の本体部を収納し、さらに前記枠体を隠すようにして壁面からディスプレイだけが突出するように取り付ける構造なので、取付は容易であり、また、前記枠体は十分な強度を備えて映像表示装置を支持でき、別途壁面補強のための加工等は不要で簡単に取付できる。
なお、前記枠体は、その開口部の外周縁の全周に、外側へ略直角に屈成したフランジ部を前記枠体と一体的に備えることもでき、その場合には、より安定して枠体を支柱に嵌め込むことができ、作業性が向上する。
さらに、枠体はその内部が収納スペースとなっているので、映像表示装置を取り外して、映像表示装置の収納に枠体を使用しない場合には、室内の壁面収納スペースとなり、美観よく有効活用ができる。
本考案にかかる映像表示装置の取付構造の一実施例を示す説明用図面である。 本考案にかかる映像表示装置の取付構造の一実施例を示す説明用図面である。 本考案にかかる映像表示装置の取付構造の一実施例を示す説明用図面である。 本考案にかかる映像表示装置の取付構造にかかる枠体の取付例を示す説明用図面である。 本考案にかかる映像表示装置の取付構造の一実施例の詳細な説明用図面である。 本考案にかかる映像表示装置の取付方法の手順を示す説明用図面である。 本考案にかかる映像表示装置の取付構造にかかる枠体の実施の形態の例の説明用図面である。
本考案にかかる映像表示装置の取付構造及び取付装置の実施の形態を、実施例の図に基づいて説明する。
図1~図4は本考案にかかる映像表示装置の取付構造の一実施例を示す説明用図面であり、図1(a)は映像表示装置が取り付けられた状態を示す正面図、図1(b)は(a)のX-X線の略断面図である。
図2(a)は映像表示装置が取り付けられた状態の図2(b)のY-Y線の略断面図、図2(b)は映像表示装置が取り付けられた状態の正面図である。
図3(a)は、映像表示装置を取り付ける前の概略側面図、図3(b)は、映像表示装置を取り付けた状態の概略側面図、図3(c)は他の映像表示装置を設置した状態の例を示す概略側面図である。
図中、1は映像表示装置の取付装置、2は映像表示装置、2aは映像表示装置の本体部、2bはディスプレイ、3は壁面、3aは壁内、4は支柱、5は横架材、6は枠体、6aは(枠体の)開口部、6bは(枠体の)後面、7は取付機構、8は電源配線用孔である。
本考案は、テレビジョン受像機やモニター等を備えた映像表示装置を壁面に取り付けるための取付構造及び取付装置に関し、特に薄型ディスプレイを備えた室内用テレビ、映像表示機器と一体に構成されるモニター等の取付に好適な構成となっている。
本考案にかかる映像表示装置の取付構造は、図1~図3に示すように、壁内3aに映像表示装置2の本体部2aを埋込状に配置し、壁面3にディスプレイ2bを取付ける。
その全体構造は、少なくとも2本の支柱4と、前記映像表示装置2の本体部2aを収納するための開口部6aを前面に備え、前記支柱4の間に配置される枠体6と、前記枠体6内に配置され、前記映像表示装置2を取り付ける取付機構7を有し、前記枠体6の前面の全領域を開口した開口部6aの大きさαが、平面視において、映像表示装置2のディスプレイ2bの大きさβより小さく形成されてなる取付構造である。
前記支柱4は、枠体6を固定し、映像表示装置2を支持する強度を備えたものであり、少なくとも2本の支柱4が、その間に枠体6の左右方向を挟み込み固定配置できる間隔で立設される。大型の薄型ディスプレイを取り付ける場合には、さらに支柱4を増やし枠体6を固定し、強度を高めてもよい。
また、枠体6の幅方向の長さと適合する場合には、建物の既存柱を利用することもでき、既存柱を利用せずに、専用の支柱4を新たに配設してもよい。なお、支柱4は、建物の天井から床面に渡って配置されるものが、強度も高く好ましいが、壁の下地材等の強度を利用して支柱4を立設し、枠体6が収まる程度の高さのものとすることもできる。
なお、前記2本の支柱4の間に、水平方向に横架材5を上下に配置してもよい。横架材5を配置することで、2本の支柱4と上下の横架材5とで、枠体6の上下左右を挟み込むようにして固定設置することができる。
なお、横架材5も、前記支柱4と同様に、映像表示装置2を支持する強度を備えたもので構成されることが好ましい。
そして、少なくとも壁面に垂直方向に立設する2本の支柱4の間、あるいは、2本の支柱4と、上下に配置される横架材5の間に形成される領域に、前記枠体6が嵌め込まれ、支柱4のみの場合には、枠体6の左右面が支柱4にネジ等で固定され、横架材5を設置した場合には、枠体6の左右面は支柱4で、枠体6の上面は上側の横架材5と、枠体6の下面は下側の横架材5にネジ等で固定される構造となっている。
本考案において、映像表示装置2は、映像を表示するディスプレイ2bと、制御機構等が格納される本体部2aとで構成される一般的なテレビジョン受像機やモニター等であり、枠体6は、ディスプレイ2bを収納せずに映像表示装置2の本体部2aだけを収納する構成となっている。
なお、本考案にかかる映像表示装置の取付構造は、壁面3にディスプレイ2bのみが突出するように配置され、ディスプレイ2bは壁面3と一体的に、あるいはあたかも絵画のように壁面3に取り付けられるので、壁面3により接近した状態で配設すると優れた効果を発揮できる。
例えば、図3(b)は、ディスプレイ2bを壁面3に近接して取り付けた場合の例であり、壁面3とディスプレイ2bがフラットな景観となっている。
したがって、ディスプレイ2bは薄型で、かつ壁面3から均一の最小限の距離で設置できるような裏面を備えたディスプレイ2bが好適である。
なお、映像表示装置2の交換などで本体部2aが枠体6に収納しきれない形状の場合などにも取り付けられるように、図3(c)に示すように、取付用の部材の長さやディスプレイ2bの高さを調整できる取付機構7で調整すれば対応可能である。
本考案にかかる映像表示装置の取付構造は、映像表示装置の本体部を収納するための開口部を前面に備えた枠体6が、前記2本の支柱の間に配置される構成となっている。
前記枠体6は、例えば、図7(a)に示すように本体部2aを収納できる程度の高さ及び奥行きを備えた大きさの箱形状のもので構成される。箱形状とすることで、単に板形状と比べて格段に強度を上げることができる。
そして、箱形状の左右側面6e、6eを、前記2本の支柱4にそれぞれ固定することで、振動や荷重に強く、高い強度を保持する。また、支柱4に横架材5を配置した場合には、枠体6の箱形状の上面6cを上側横架材5と固定し、箱形状の下面6dを下側横架材5に固定することができ、より大きな映像表示装置の取付が可能となる。振動が激しいエリアや人や物との接触が多い場所等に取り付ける場合には、横架材5による固定は有効に効果を発揮する。
そして、前記枠体6を構成する箱形状の前面の全領域は開口されていて、開口部6aを構成している。前記開口部6aから、映像表示装置2の本体部2aを入れ込み、枠体6内に配置された取付機構7と連結して取り付ける。
なお、図7(b)に示すように、前記枠体6を構成する箱形状の上下面(6c、6d)、左右側面(6e、6e)に、強度に影響のない程度に通気孔61を穿設しておくことも好ましい。
図5は、本考案にかかる映像表示装置の取付構造の詳細図であるが、枠体6の側面6eに通気孔61が穿設されている。この場合、枠体6内に収納した本体部2aが放つ熱や、ディスプレイ2bの裏面からの熱を、前記通気孔61から放出することができる。なお、通気孔61からの放熱の有効性を高めるため、支柱4にも前記枠体6の通気孔61に適合した通気用の孔を設けておくことが好ましい。
また、枠体6は、図7(c)に示すように、開口部6aの外周縁の全周に、外側へ略直角に屈成したフランジ部60を前記枠体6と一体的に設けても良い。
この構成の場合は、フランジ部60が、周囲の支柱2や横架材5に係止し枠体6が奥方向へ移動せず取付作業がしやすくなり、またフランジ部60も支柱4や横架材5に固定することで、より強度を高めることができる。
したがって、前記枠体6の配置固定は、図1に示す2本の支柱4の間に配置して、枠体6の左右側面6eを前記支柱4に固定する構造の他、図4に示す枠体6の取付例の説明用図面の(a)のように、前記支柱4への固定に加えて、枠体6の上面6cを上側横架材5に、下面6dを下側横架材5に固定する構造、(b)のように前記フランジ部60を壁面3に当接させて固定する構造としてもよく、映像表示装置の取付場所の状況に応じて、適宜補強できる構成となっている。
なお、図4(c)は、大型のディスプレイ2bを取り付ける場合など、取付機構7の補強のため、別途伸長可能な調整用の台座を取り付けた場合の例を示している。このように枠体6内であれば、必要に応じて、取付を補助する要素を追加することができる。
本考案において、支柱4の間に配置される枠体6は、内部に配置される取付機構7により、本体部2aと連結することから、本体部2a及び映像表示装置2自体を支持できる程度の強度や剛性を備える。例えば、木製やステンレス板や銅板などで構成されると高い強度が期待でき好適である。
枠体6を箱形状とすることで、荷重は箱全体で支持することができ、均等に荷重を分散することができ、一枚板のような一カ所に負荷が集中することを防止することができる構成となっている。
枠体6内、すなわち枠体6を構成する箱形状の奥側の面である後面6bには、枠体6内に映像表示装置2の本体部2aを取り付けるための取付機構7が備えられる。本体部2aの形状によっては、後面6bではなく、上面6cに取り付けてもよい。
前記取付機構7は、映像表示装置2の本体部2aを稼働可能に取り付けられる周知の部材を利用できる。取付機構7は、例えば、はり出し調整金具や、アーム方の取り付け具などを使用することができる。はり出し調整金具である場合は、映像表示装置2の本体部2aに接続できる金具を備え、当該金具は、後面6bと当該金具を通過するネジなどにより後面6bと映像表示装置2との距離を調整することができるものである。また、一般に広く利用されるアーム型の取付機構も使用することができ、本体部2aを前後移動させやすく好適である。取付機構7を例示したが、本考案ではこれらに限定されるものではなく、本体部2aのサイズや形状により取付機構7を適宜選択して、枠体6内に設け、本体部2aと連結し取り付けることができ、また、後面6bと映像表示装置2との距離を調整することが可能であることが好ましいものである。
また、枠体6の後面6bあるいは、側面6eには、AC電源のコンセントや、LAN配線の配電盤などの電源供給源と接続するための電源配線用孔8が設けられる。映像表示装置2の電源やネット接続に必要な電源を、枠体6の外側から供給する場合に、前記枠体6内から電源供給源へ配線を接続することができ、壁面3に剥き出しになって配線されるのを防止する。
そして、前記枠体6の前面の全領域を開口して形成される開口部6aは、平面視において、前記映像表示装置2のディスプレイ2bの大きさより小さく形成される。
すなわち、枠体6の左右幅方向の長さα(図2参照)は、ディスプレイ2bの左右幅方向の長さβよりも小さく、同様に図示しないが、枠体6の上下高さ方向の長さは、ディスプレイ2bの上下高さ方向の長さより小さい構成となる。
これは、映像表示装置2を壁面3に取り付けた時に、室内から見てディスプレイ2b以外のものが視界に入らないようにし、ディスプレイ2bを壁面3とあたかも一体であるかのように、あるいはディスプレイ2bが壁面3に掛けられた一枚の絵画のように配置するためである。
したがって、枠体6の開口部6aは、ディスプレイ2bの外観形状より小さく形成される。
これにより、ディスプレイ2bを取り付けた後、室内の景観がすっきりとした美観となる。
次に、本考案にかかる映像表示装置の取付構造による壁面にディスプレイを取付ける映像表示装置の取付方法を図6に基づいて説明する。
まず、(1)少なくとも2本の支柱4を立設する(図6-1(a)ステップ1)。
映像表示装置2の本体部2aやディスプレイ2bの大きさ、形状によって、前記2本の支柱4の間に補助支柱を立設してもよい。
前記2本の支柱4は、その間に枠体6を挟み込める程度の間隔を空けて立設される。支柱4は、既存柱を利用するものであってもよく、新たに立設するものであってもよい。
また、支柱4は、取付加工の便利さから、木製が好ましいが、それに限定されるものではなく、金属製であってもよく、枠体6を固定し、それに収納され取り付けられる映像表示装置2を支持できる程度の強度があるものであれば、適宜選択できる構成となっている。
なお、映像表示装置の取付構造の強度を高めたい場合や振動の多い場所に設置する場合など状況によって、図6-1(a’)に示すように、2本の支柱4の間に、水平方向に渡された上下2本の横架材5を設置してもよい。上下2本設置する場合の位置は、上側の横架材5は、嵌め込む枠体6の上面6cと当接する位置で、下側の横架材5は、枠体6の下面6dに当接する位置である。
支柱4を立設した後、(2)前記2本の支柱4の間に枠体6を嵌め込み固定する(図6-2 ステップ2)。
枠体6は、開口部6aを室内側にして、両側面6eを前記支柱4にネジ止め等で固定する。枠体6の位置が、映像表示装置2の本体部2aが収納される位置となる。
枠体6には、あらかじめ電源供給源と接続するための電源配線用孔8を備えておくことが好ましい。
2本の支柱4の間に枠体6を嵌め込み固定した後、(3)前記枠体6内に、映像表示装置2の取付機構7を配置する(図6-3(a)(b)ステップ3)。
取付機構7は、取り付ける映像表示装置2の大きさや重さ、形状等に合わせて、剛性、強度等を考慮して選択する。前後、左右に移動できるアーム型の取付機構7が好ましい。
取付機構7の取付位置は、枠体6内であれば、どの位置でも可能であるが、枠体6の後面6bに取り付けると安定して取り付けることができる。
取付機構7を配置した後、映像表示装置2を取り付ける前に、壁面処理をすると、より美観に優れた取付構造となるので好適である。
図6-4(a)(b)は、ステップ3で取付機構7を取り付けた後、室内から見て、枠体6の開口部6aの上面6cや下面6eの板の厚さである枠部分が見えない位置まで、壁面処理が施されている。
壁面処理とは、例えば、下地ボードを貼り、室内の壁紙と同じ種類の壁紙を貼るというような内装工事である。壁面処理の工程を入れることで、枠体6を嵌め込んだ部分が室内の内装と融和し、より一体性が強調され好適である。
最後に、(4)前記枠体6内の取付機構7に、映像表示装置2の本体部2aを取り付けて、前記枠体6内に映像表示装置2の本体部2aを収納し、前記枠体6を隠すようにして壁面3からディスプレイ2bだけが突出するように取り付ける(図6-5(a)、(b)ステップ4)。
ディスプレイ2bの位置の調整は、取付機構7で行う。枠体6を隠すとは、枠体6の開口部6a全体が、ディスプレイ2bの裏側にスッポリと覆われる状態であり、室内から見た場合に、ディスプレイ2bのバックは壁面3しかないように見える状態である。
これにより、ディスプレイ2bは、壁面3と一体的に、あたかも壁に掛けられた巨大な絵画のごとく見ることができ、室内の美観を損ねることなく、インテリア性に優れた取付構造となる。
本考案は、薄型ディスプレイやモニター等を備えた映像表示装置の取付構造であり、本体部とディスプレイが一体となった映像表示装置を例に説明しているが、本体部がほぼディスプレイ内に組み込まれたような映像表示装置や、本体部とディスプレイが分離可能で、本体部は別の場所に置かれるような場合であっても、ディスプレイについて本考案にかかる取付構造を利用することができる。
1 映像表示装置の取付構造
2 映像表示装置
2a 映像表示装置の本体部
2b ディスプレイ
3 壁面
3a 壁内
4 支柱
5 横架材
6 枠体
6a (枠体の)開口部
6b (枠体の)後面
6c (枠体の)上面
6d (枠体の)下面
6e (枠体の)側面
60 フランジ部
61 通気孔
7 取付機構
8 電源配線用孔

Claims (5)

  1. 壁内に映像表示装置の本体部を埋込状に配置し、壁面にディスプレイを取付ける映像表示装置の取付構造であって、
    壁面に垂直方向に立設する2本の支柱と、
    前記映像表示装置の本体部を収納するための開口部を前面に備え、前記2本の支柱の間に配置される枠体と、
    前記枠体内に配置され、前記映像表示装置を取り付ける取付機構と、
    を有し、
    前記枠体の開口部が、平面視において、前記映像表示装置のディスプレイの大きさより小さく形成されてなることを特徴とする映像表示装置の取付構造。
  2. 前記2本の支柱の間に、水平方向に渡され上下に配置される横架材を有してなることを特徴とする請求項1に記載の映像表示装置の取付構造。
  3. 前記枠体に、電源供給源と接続するための電源配線用孔を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の映像表示装置の取付構造。
  4. 前記枠体が、開口部の外周縁の全周に、外側へ略直角に屈成したフランジ部を前記枠体と一体的に備えてなることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の映像表示装置の取付構造。
  5. 請求項1~4のいずれか1項に記載の映像表示装置の取付構造を備えた映像表示装置の取付装置。
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