JP2002137526A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

Info

Publication number
JP2002137526A
JP2002137526A JP2000333735A JP2000333735A JP2002137526A JP 2002137526 A JP2002137526 A JP 2002137526A JP 2000333735 A JP2000333735 A JP 2000333735A JP 2000333735 A JP2000333735 A JP 2000333735A JP 2002137526 A JP2002137526 A JP 2002137526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
plate
stencil
plate cylinder
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000333735A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Kouno
雅主 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Riso Kagaku Corp filed Critical Riso Kagaku Corp
Priority to JP2000333735A priority Critical patent/JP2002137526A/ja
Publication of JP2002137526A publication Critical patent/JP2002137526A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 新たな画像データに基づく印刷開始時間を早
くする。 【解決手段】 画像データに基づいて孔版原紙に穿孔す
る製版部3と、前記製版部にて製版した各孔版原紙11
を巻き付け装着可能で回転自在な複数の版胴25,26
と、前記複数の版胴の各版胴の近接位置に配置され、回
転自在な回転部材27とを備え、印刷モード時には、複
数の前記版胴25,26を前記回転部材27と共に同期
して回転し、前記各版胴と前記回転部材27とのそれぞ
れの間に印刷圧を作用させつつ印刷媒体41を搬送し、
前記印刷媒体に前記各版胴に装着された前記孔版原紙よ
りインク画像を転写する孔版印刷装置において、前記複
数の版胴25,26を別個独立に回転可能に設け、且
つ、前記各版胴と前記回転部材27との間における印刷
圧を別個独立に作用可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の版胴を有
し、複数箇所で印刷を施すことができる孔版印刷装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例の孔版印刷装置として図
7に示すものがあり、図7は孔版印刷装置の一部概略構
成図である。図7において、装置本体(図示せず)内に
は第1版胴101と第2版胴102と圧胴103とが回
転自在に配置され、第1版胴101及び第2版胴102
は圧胴103の中心角にして約90度離れた圧胴103
の外周面の位置にそれぞれ近接されている。第1版胴1
01及び第2版胴102の各外周面には版座部101
a、102aが設けられ、この版座部101a、102
aに孔版原紙(図示せず)をクランプする原紙クランプ
部101b、102bが設けられている。
【0003】又、第1版胴101及び第2版胴102の
各外周面には版座部101a、102a及びバネ104
を利用してスクリーン105がそれぞれ張設されてお
り、この各スクリーン105はインクの通過を許容する
例えばメッシュ構造体で構成されている。第1版胴10
1及び第2版胴102の各スクリーン105の内部スペ
ースには中押しロール106、107がそれぞれ設けら
れており、この各中押しロール106、107はスクリ
ーン105を押圧しない待機位置とスクリーン105を
押圧する押圧位置との間で移動される。印刷動作時には
各中押しロール106、107は押圧位置に位置され、
押圧位置ではスクリーン105が外方側に膨出される。
又、第1版胴101側のスクリーン105には中押しロ
ール106を介して第1色のインクが、第2版胴102
側のスクリーン105には中押しロール107を介して
第2色のインクがそれぞれ供給されるよう構成されてい
る。圧胴103の外周面側には印刷用紙108の先端を
クランプ可能な用紙クランプ部109が設けられてお
り、給紙部110より給紙された印刷用紙108の先端
をクランプし、排紙部111の入り口付近でクランプ解
除する。
【0004】次に、上記孔版印刷装置の印刷の概略動作
を説明する。第1色用の画像データに基づいて製版され
た孔版原紙(図示せず)の先端を第1版胴101の原紙
クランプ部101bにて、第2色用の画像データに基づ
いて製版された孔版原紙(図示せず)の先端を第2版胴
102の原紙クランプ部102bにてそれぞれクランプ
して各スクリーン105の外周面に装着する。次に、図
7にて矢印で示す方向に第1版胴101、第2版胴10
2及び圧胴103が同期して回転され、この状態で第1
版胴101と圧胴103との間に給紙部110より印刷
用紙108が搬送される。この搬送された印刷用紙10
8は圧胴103の用紙クランプ部109でクランプさ
れ、圧胴103の外周面に沿って第1版胴101と圧胴
103との間を通過する。この通過の際に中押しロール
106がスクリーン105を押圧してスクリーン105
が外方側に膨出し印刷用紙108に孔版原紙(図示せ
ず)の穿孔を介して第1色のインク画像が転移される。
第1版胴101と圧胴103との間を通った印刷用紙1
08は、第2版胴102と圧胴103との間に搬送さ
れ、印刷用紙108が第2版胴102と圧胴103との
間を通過する。この通過の際に同様に中押しロール10
7がスクリーン105を押圧して第2色のインク画像が
転移される。そして、圧胴103の用紙クランプ部10
9が排紙部111の入り口付近まで回転すると、用紙ク
ランプ部109がクランプ解除し、クランプ解除された
印刷用紙108が排紙部111によって所定の位置まで
排紙される。以上より2色印刷がなされるものである。
【0005】一方、上記孔版印刷装置の単色印刷につい
て説明する。例えば第1版胴101にのみ製版された孔
版原紙(図示せず)を装着する。次に、図7にて矢印で
示す方向に第1版胴101、第2版胴102及び圧胴1
03が同期して回転され、この状態で第1版胴101と
圧胴103との間に給紙部110より印刷用紙108が
搬送される。この搬送された印刷用紙108は圧胴10
3の用紙クランプ部109でクランプされ、圧胴103
の外周面に沿って第1版胴101と圧胴103との間を
通過する。この通過の際に中押しロール106がスクリ
ーン105を押圧してスクリーン105が外方側に膨出
し印刷用紙108に孔版原紙(図示せず)の穿孔を介し
てインク画像が転移される。第1版胴101と圧胴10
3との間を通った印刷用紙108は、第2版胴102と
圧胴103との間に搬送され、印刷用紙108が第2版
胴102と圧胴103との間を通過する。この通過の際
には中押しロール107を押圧位置には移動せずに待機
位置の状態を保持して印刷圧を作用させない。そして、
圧胴103の用紙クランプ部109が排紙部111の入
り口付近まで回転すると、用紙クランプ部109がクラ
ンプ解除し、クランプ解除された印刷用紙108が排紙
部111によって所定の位置まで排紙される。以上より
単色印刷がなされるものである。又、使用しない版胴を
装置本体より引き抜いて印刷動作を実行することによっ
ても単色印刷が可能である。
【0006】そして、前記従来の孔版印刷装置では、単
色印刷の後に新たな画像データに基づく印刷を行う場合
には、単色印刷動作の終了を待って次の製版動作を実行
していた。つまり、単色印刷動作を終了すると、第1版
胴101(又は第2版胴102)に装着された孔版原紙
を取り外し、使用済みの孔版原紙を排版する排版動作を
行い、新たな画像データに基づき孔版原紙(図示せず)
に穿孔し、製版された孔版原紙(図示せず)を第1版胴
101や第2版胴102に装着する製版動作を行ってい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単色印
刷動作の終了を待って新たな画像データに基づく印刷準
備を行うのでは、印刷開始までに時間を要し、なるべく
時間短縮したいという要望がある。
【0008】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、複数の版胴の一部しか使用せ
ずに印刷動作を行う場合にあって、次の新たな画像デー
タに基づく印刷開始時間を早くできる孔版印刷装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
データに基づいて孔版原紙に穿孔する製版部と、前記製
版部にて製版した各孔版原紙を巻き付け装着可能で回転
自在な複数の版胴と、前記複数の版胴の各版胴の近接位
置に配置され、回転自在な回転部材とを備え、印刷モー
ド時には、複数の前記版胴を前記回転部材と共に同期し
て回転し、前記各版胴と前記回転部材とのそれぞれの間
に印刷圧を作用させつつ印刷媒体を搬送し、前記印刷媒
体に前記各版胴に装着された前記孔版原紙よりインク画
像を転写する孔版印刷装置において、前記複数の版胴を
別個独立に回転可能に設け、且つ、前記各版胴と前記回
転部材との間における印刷圧を別個独立に作用可能に設
けたことを特徴とする。
【0010】この孔版印刷装置によれば、複数の版胴の
それぞれを独立して制御することが可能となるので、各
版胴における製版および印刷処理を制御し、製版および
印刷処理に要する労力および時間を大幅に軽減すること
ができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印
刷装置であって、前記孔版印刷装置は更に印刷・製版同
時モードを設定するモード設定手段を有し、前記モード
設定手段が設定された場合には、複数の前記版胴の一部
が印刷動作用の版胴に、他の一部が製版動作用の版胴に
区分されることを特徴とする。
【0012】この孔版印刷装置では、印刷・製版同時モ
ードが選択された場合には、複数の版胴の一部を印刷動
作用に他の一部を製版動作用に区分し、印刷動作用の版
胴を回転部材と共に同期して回転し、印刷動作用の版胴
と回転部材とのそれぞれの間に印刷圧を作用させつつ印
刷媒体を搬送して印刷動作を行い、この印刷動作と並行
して前記製版部を動作させて画像データに基づいて孔版
原紙に穿孔し、この製版した孔版原紙を製版動作用の版
胴に着版する製版動作を行うので、複数の版胴の一部し
か使用しないで印刷動作を行う場合には、この印刷動作
に並行して新たな画像データに基づき製版された孔版原
紙が製版動作用の版胴に装着され、当該印刷動作終了後
に行う新たな印刷に必要な準備が軽減されるため、次の
新たな画像データに基づく印刷開始時間を早くできる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の孔版印刷装置であって、前記回転部材は、複数の
前記版胴に近接して配置された単一の圧胴であり、この
圧胴の用紙クランプ部で前記印刷媒体の先端をクランプ
した状態で外周面に沿って前記印刷媒体を搬送し、前記
各版胴の内側に配置された中押しロールで前記版胴の外
周面部を押圧して外周面部を外方側に膨出させることに
よって印刷圧を作用させるものであることを特徴とす
る。
【0014】この孔版印刷装置では、請求項1又は請求
項2の発明の作用に加え、印刷媒体を製版動作用の版胴
位置を通過させるに際して印刷圧を作用させることなく
印刷媒体の搬送を容易に、且つ、確実に行うことができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0016】図1〜図6は本発明の一実施形態を示し、
図1は孔版印刷装置1の概略構成図、図2はドラム回転
機構Aの動力伝達系の構成図、図3は孔版印刷装置1の
概略回路ブロック図、図4は印刷・製版同時モードに関
連する要部回路ブロック図、図5は印刷・製版同時モー
ドの動作フローチャート、図6は印刷・製版モード時の
印刷動作と製版動作とを説明するための要部概略構成図
である。
【0017】図1及び図2において、孔版印刷装置1
は、原稿読取部2と製版部3と印刷部4と給紙部5と排
紙部6と2カ所の排版部7とから主に構成されている。
【0018】原稿読取部2は、装置本体8の上部に設け
られ、印刷に供される原稿を電気信号として読み取る。
この読み取った情報は、第1版胴色インク用と第2版胴
色インク用の各画像データとして生成する。又、画像デ
ータは所定の指令(拡大、縮小等)に基づいて加工可能
である。
【0019】製版部3は、装置本体8に水平移動自在に
設けられた製版ユニット9を有し、この製版ユニット9
は製版ユニット移動手段10によって孔版原紙11を第
1版胴25に供給する第1原紙供給位置と孔版原紙11
を第2版胴26に供給する第2原紙供給位置(図1の位
置)との間で移動される。製版ユニット移動手段10
は、製版ユニット9側に固定された製版ユニット移動モ
ータ12と、この製版ユニット移動モータ12の回転軸
に固定されたウオームギア13と、ウオームギア13に
噛み合っているウオームホイール(図示せず)と、この
ウオームホイール(図示せず)と同軸に固定されたピニ
オンギア14と、このピニオンギア14が噛み合ってお
り、装置本体8側に固定されたラック15とから構成さ
れている。
【0020】製版ユニット9は、ロールされた長尺状の
孔版原紙11を収容する原紙収容部16と、原紙収容部
16に収容された孔版原紙11の先端側を搬送下流にガ
イドする複数の搬送ロール17と、これら搬送ロール1
7の下流に配置されたサーマルヘッド18と、このサー
マルヘッド18の対向位置に配置され、ライトパルスモ
ータ(図示せず)の駆動力により回転するプラテンロー
ル19と、プラテンロール19及びサーマルヘッド18
に対し孔版原紙11の搬送方向の下流に配置され、ライ
トパルスモータ(図示せず)の駆動力により回転する原
紙送りロール20と、この原紙送りロール20が圧接す
るガイド板21と、原紙送りロール20及びガイド板2
1とプラテンロール19及びサーマルヘッド18との間
に配置された原紙カッタ22とを有する。
【0021】印刷部4は、第1版胴25、第2版胴26
及び回転部材である圧胴27を有し、第1版胴25と第
2版胴26は圧胴27の左右の斜め上方位置にそれぞれ
配置されている。詳しくは、第1版胴25及び第2版胴
26は圧胴27の中心角にして約90度離れた圧胴27
の外周面の位置にそれぞれ近接されている。第1版胴2
5、第2版胴26及び圧胴27はそれぞれ回転自在に設
けられており、図1にて矢印で示すように、通常の印刷
モードでは各外周面の近接・圧接箇所で同一方向で、且
つ、同一周速度になるようドラム回転機構A(図2に示
す)によって回転される。ドラム回転機構Aの動力伝達
系については、下記に詳しく説明する。
【0022】第1版胴25及び第2版胴26は、回転自
在に支持された左右の環状枠体(特に、符号を付さず)
の間が版座部28で連結され、この版座部28は第1版
胴25及び第2版胴26の外周面の一部を構成してい
る。版座部28には原紙クランプ部29が設けられてお
り、この原紙クランプ部29で孔版原紙11の先端がク
ランプされる。
【0023】又、各版座部28にはスクリーン30の先
端側が固定され、このスクリーン30が第1版胴25及
び第2版胴26の各外周面に巻き付けられている。各ス
クリーン30の後端側はバネ31を介して各版座部28
に張設されており、スクリーン30はバネ31のバネ力
に抗して外方に膨出可能に設けられている。この各スク
リーン30は、例えばメッシュ構造体であり、下記する
中押しロール33で押圧されると、内面側から外面側に
インク38が通過する。つまり、各スクリーン30は、
インク38が供給される第1版胴25及び第2版胴26
の外周面部として構成されている。
【0024】第1版胴25及び第2版胴26の各スクリ
ーン30の内部にはインナープレス機構32がそれぞれ
収容されている。この各インナープレス機構32は、印
刷圧をスクリーン30の内周側から作用させる機能とイ
ンク38をスクリーン30に供給する機能とを兼用する
中押しロール33を有する。中押しロール33は両側の
ロール支持部材34に回転自在に設けられており、図示
しない駆動手段によって第1版胴25や第2版胴26の
回転に同期して回転駆動される。このロール支持部材3
4は支持軸35を中心として回転自在に支持され、ロー
ル支持部材34が図1のa矢印方向に回転移動して中押
しロール33がスクリーン30の内周面を押圧する押圧
位置と、ロール支持部材34が図1のb矢印方向に回転
移動して中押しロール33がスクリーン30の内周面か
ら離間する待機位置との間で変移可能に構成されてい
る。第1版胴25内の中押しロール33と第2版胴26
内の中押しロール33は、それぞれ中押しロール変移モ
ータM1、M2(図4に示す)の駆動力によって変移さ
れるもので、第1版胴25側と第2版胴26側で別個独
立に印刷圧を作用できるようになっている。
【0025】又、このロール支持部材34には第1ドク
ターロール36及び第2ドクターロール37がそれぞれ
固定されている。第1ドクターロール36及び第2ドク
ターロール37は円柱状を有し、共に中押しロール33
の近接位置に配置されている。中押しロール33の外周
スペースであって、第1ドクターロール36及び第2ド
クターロール37で囲まれる上方スペースにはインク供
給部(図示せず)よりインク38が供給され、この位置
にインク溜まり39が構成される。第1版胴25側には
第1色のインク38が、第2版胴26側には第2色のイ
ンク38がそれぞれ供給される。第1ドクターロール3
6と中押しロール33とのギャップは、中押しロール3
3に付着するインク膜厚が所定となるよう設定され、第
2ドクターロール37と中押しロール33とのギャップ
は、インク漏れが生じない程度に設定されている。つま
り、中押しロール33が回転すると、中押しロール33
の外周面には第1ドクターロール36とのギャップによ
って所定膜厚のインクが連続的に付着され、中押しロー
ル33によってスクリーン30にインクが供給される。
【0026】又、印刷部4には第1版胴25と第2版胴
26の各着版基準位置をそれぞれ検出する着版基準位置
センサ(図示せず)がそれぞれ設けられている。又、ド
ラム回転機構AのメインモータM3の回転を検出するエ
ンコーダ(図示せず)が設けられており、エンコーダと
着版基準位置センサの出力より各版胴25、26や圧胴
27の回転位置をチェックできるよう構成されている。
【0027】給紙部5は、印刷媒体である印刷用紙41
が積層される給紙台42と、この給紙台42から最上位
置の印刷用紙41に圧接する1次給紙ロール43と、こ
の1次給紙ロール43の搬送下流に配置された一対の2
次給紙ロール44と、この2次給紙ロール44と圧胴2
7との間で印刷用紙41の搬送ガイドを行うガイド板4
5とを有する。1次給紙ロール43の回転によって最上
位置の印刷用紙41のみが一対の2次給紙ロール44ま
で搬送され、この搬送された印刷用紙41は、一対の2
次給紙ロール44の回転によって圧胴27の回転に同期
して印刷部5に供給される。
【0028】排紙部6は、印刷が完了した印刷用紙41
の先端をガイドする上方規制ガイド部46と、圧胴27
から剥離されない印刷用紙41を剥ぎ取る用紙剥取り爪
47と、上方規制ガイド部46でガイドされ、又は、用
紙剥取り爪47で剥ぎ取られた印刷用紙41を搬送する
一対の排紙ロール48と、この一対の排紙ロール48に
よって排紙される印刷用紙41を積層状態で載置する排
紙台49とを有する。
【0029】排版部7は、第1版胴25及び第2版胴2
6に対応して2カ所に同一の構成を有するものが設けら
れている。各排版部7は、第1版胴25や第2版胴26
の外周面に少し離間して配置された一対の排版ロール5
0、51と、この一対の排版ロール50、51間に掛け
られ、原紙クランプ部29より解除された孔版原紙11
の先端を導く排版誘導ベルト52と、この排版誘導ベル
ト52より導かれた孔版原紙11を排版ロール51と共
働して第1版胴25や第2版胴26より引き剥がしなが
ら搬送する排版ロール53と、この排版ロール51、5
3によって搬送されて来る孔版原紙11を収納する排版
ボックス54と、排版ボックス54の奥側に孔版原紙1
1を押圧する圧縮板55とを有する。
【0030】次に、上記ドラム回転機構Aについて説明
する。図2に示すように、ドラム回転機構Aは、メイン
モータM3、第1版胴用モータM4、第2版胴用モータ
M5の3つの駆動源を有する。メインモータM3の動力
伝達系は、第1版胴25、第2版胴26及び圧胴27に
動力を伝達できる3つの伝達系に分離(枝分かれ)さ
れ、第1版胴25への伝達系と第2版胴26への伝達系
には第1版胴クラッチC1と第2版胴クラッチC2がそ
れぞれ介在されている。第1版胴用モータM4の動力伝
達系は、第1版胴クラッチC1の連結解除状態で第1版
胴25に動力を伝達できるよう構成されている。第2版
胴用モータM5の動力伝達系は、第2版胴クラッチC2
の連結解除状態で第2版胴26に動力を伝達できるよう
に構成されている。通常の印刷モードでは、第1版胴ク
ラッチC1及び第2版胴クラッチC2が共に連結状態と
され、メインモータM3の回転によって第1版胴25、
第2版胴26及び圧胴27が各外周面の近接・圧接箇所
で同一方向で、且つ、同一周速度で回転される。又、印
刷・製版同時モードでは、第1版胴クラッチC1又は第
2版胴クラッチC2が連結解除状態とされ、メインモー
タM3の回転によって圧胴27と第2版胴26が、又
は、圧胴27と第1版胴25が互いの外周面の近接・圧
接箇所で同一方向で、且つ、同一周速度で回転する一方
で、第1版胴用モータM4又は第2版胴用モータM5の
回転によって第1版胴25又は第2版胴26が回転され
る。つまり、第1版胴25及び第2版胴26は、別個独
立に回転可能とされている。尚、第1版胴専用モータ、
第2版胴専用モータ、圧胴専用モータを有し、第1版胴
25と第2版胴26とを別個独立に回転可能に構成して
も良い。
【0031】次に、孔版印刷装置1の概略制御系につい
て説明する。図3に示すように、操作パネル部66を有
し、この操作パネル部66には設定モード選択キー(図
示せず)、製版/印刷スタートキー(図示せず)、印刷
枚数等を入力するためのテンキー(図示せず)、2色印
刷の印刷モード選択キー(図示せず)、単色印刷の印刷
・製版同時モード選択キー(図示せず)等が設けられて
いると共に各種のデータを表示するための表示パネル部
(図示せず)が設けられている。操作パネル部66の入
力データや各種センサの検出データは制御部67にそれ
ぞれ出力され、制御部67は各入力データに基づいて原
稿読取部2、製版部3、印刷部4、給紙部5、排紙部6
及び2カ所の排版部7を統括制御する。又、印刷・製版
モード時の制御関連を具体的に説明すると、制御部67
は、図4に示すように、各モータ駆動回路70、71、
72、73、74を介して第1版胴25内の中押しロー
ル変移モータM1、第2版胴26内の中押しロール変移
モータM2、メインモータM3、第1版胴用モータM4
及び第2版胴用モータM5をそれぞれ制御する。又、各
クラッチ駆動回路75、76を介して第1版胴クラッチ
C1及び第2版胴クラッチC2を制御する。
【0032】図3に戻り、制御部67は、ROM68及
びRAM69の書き込みや読み出しを制御する。ROM
68には各種プログラムデータが格納されている。そし
て、制御部67は、2色印刷の印刷モード選択キーや単
色印刷の印刷・製版同時モード選択キーが操作される
と、それぞれのプログラムに基づいて動作フローを実行
する。印刷・製版同時モード選択キーが操作されると、
例えば図5に示すフローを実行する。この制御内容につ
いては、下記する作用の箇所で詳しく説明する。
【0033】次に、上記孔版印刷装置1の2色印刷動作
を説明する。今、第1版胴25及び第2版胴26には、
前回の印刷時の孔版原紙11がそれぞれ着版されている
ものとする。
【0034】製版モードを選択して印刷/製版スタート
キーが押下されると、第1版胴25の回転位置を確認し
て排版基準位置とし、第1版胴25の原紙クランプ部2
9を開位置とし孔版原紙11を排版処理する。次に、製
版ユニット9を第1原紙供給位置とし、孔版原紙11を
一定量だけ搬送し、製版ユニット9より送り出された孔
版原紙11の先端を原紙クランプ部29でクランプす
る。
【0035】次に、第1版胴色インク用の画像データに
基づきサーマルヘッド18で感熱穿孔し、製版された孔
版原紙11を作成する。この製版動作と共に第1版胴2
5を同期して回転して第1版胴25への着版動作を実行
する。穿孔された孔版原紙11の後方箇所を原紙カッタ
22で切断し、この切断後にさらに第1版胴25を所定
量だけ回転して孔版原紙11の着版を完了する。
【0036】次に、製版ユニット9を第2原紙供給位置
とし、上記した排版及び製版動作を第2版胴26につい
ても略同様に行い、第2版胴色インク用の画像データに
基づき感熱穿孔した孔版原紙を11を第2版胴26に着
版する。その後、ファーストプリント動作を経て印刷動
作を行う。
【0037】次に、ファーストプリント動作、印刷動作
を説明する。第1版胴クラッチC1及び第2版胴クラッ
チC2が共に連結状態とされ、メインモータM3の回転
によって第1版胴25、第2版胴26及び圧胴27が図
1の矢印方向に同期して回転され、この状態で第1版胴
25と圧胴27との間に給紙部5より印刷用紙41が搬
送される。この搬送された印刷用紙41は圧胴27の用
紙クランプ部40でクランプされ、圧胴27の外周面に
沿って第1版胴25と圧胴27との間を通過する。第1
版胴25内の中押しロール33は押圧位置に位置され、
中押しロール33がスクリーン30の内周側を押圧しな
がらスクリーン30の内周面上を回転する。中押しロー
ル33の外周面には連続的にインク38が供給されるた
め、この回転によってスクリーン30にはインク38が
転移される。又、中押しロール33の押圧によってスク
リーン30は外周側に膨出し圧胴27に圧接状態とな
る。そして、搬送されてきた印刷用紙41が第1版胴2
5の中押しロール33と圧胴27との間でスクリーン3
0及び孔版原紙11と共に押圧されながら搬送され、印
刷用紙41に孔版原紙11の穿孔を介して第1色のイン
ク画像が転移される。
【0038】第1版胴25と圧胴27との間を通った印
刷用紙41は、第2版胴26と圧胴27との間に搬送さ
れ、印刷用紙41が第2版胴26と圧胴27との間を通
過する。この通過の際にも第2版胴26内の中押しロー
ル33が押圧位置に位置され、中押しロール33がスク
リーン30を押圧して第2色のインク画像が転移され
る。そして、圧胴27の用紙クランプ部40が排紙部6
の入り口付近まで回転すると、用紙クランプ部40がク
ランプ解除される。
【0039】排紙部6では、印刷用紙41の先端側を上
方規制ガイド部46でガイドして、印刷用紙41の先端
側を用紙剥取り爪47で圧胴27より剥ぎ取り、その
後、一対の排紙ロール48を介して排紙台49に搬送す
る。以上より印刷用紙41に2色画像の印刷がなされ
る。
【0040】次に、単色印刷の印刷・製版同時モードが
選択された場合を図5及び図6に基づいて説明する。
今、第1版胴25の外周面には製版された孔版原紙11
が装着され、第2版胴26の外周面には孔版原紙11が
装着されていないものとする。
【0041】図5に示すように、第1版胴25が印刷
で、第2版胴26が製版に設定されて印刷・製版同時モ
ードが選択されると(ステップS1)、第2版胴クラッ
チC2が連結解除状態とされる(ステップS2)。そし
て、メインモータM3が回転駆動され、このメインモー
タM3の駆動で第1版胴25と圧胴27が図6のA矢印
で示す如く同期して回転される。この状態で第1版胴2
5と圧胴27との間に給紙部5より印刷用紙41が搬送
される。この搬送された印刷用紙41は圧胴27の用紙
クランプ部40でクランプされ、圧胴27の外周面に沿
って第1版胴25と圧胴27との間を通過する。第1版
胴25内の中押しロール33は中押しロール変移モータ
M1によって押圧位置に位置され、中押しロール33は
スクリーン30の内周側を押圧しながらスクリーン30
の内周面上を回転し、この回転によってスクリーン30
にはインク38が転移される。又、中押しロール33の
押圧によってスクリーン30は外周側に膨出し圧胴27
に圧接状態となる。そして、搬送されてきた印刷用紙4
1が第1版胴25の中押しロール33と圧胴27との間
でスクリーン30及び孔版原紙11と共に押圧されなが
ら搬送され、印刷用紙41に孔版原紙11の穿孔を介し
て第1色のインク画像が転移される。
【0042】第1版胴25と圧胴27との間を通った印
刷用紙41は、第2版胴26と圧胴27との間に搬送さ
れ、印刷用紙41が第2版胴26と圧胴27との間を通
過する。第2版胴26内の中押しロール33は中押しロ
ール変移モータM2によって待機位置に位置するため、
この通過の際には中押しロール33がスクリーン30を
押圧せずに単に印刷用紙41が通過する。そして、圧胴
27の用紙クランプ部40が排紙部6の入り口付近まで
回転すると、用紙クランプ部40がクランプ解除され
る。
【0043】排紙部6では、印刷用紙41の先端側を上
方規制ガイド部46でガイドして、印刷用紙41の先端
側を用紙剥取り爪47で圧胴27より剥ぎ取り、その
後、一対の排紙ロール48を介して排紙台49に搬送す
る。以上より印刷用紙41に単色画像の印刷がなされる
(ステップS3)。そして、このような単色印刷を設定
枚数だけ実行しこれで印刷動作が完了される(ステップ
S4)。
【0044】一方、上記印刷動作と並行し、製版ユニッ
ト9を第2原紙供給位置とし(ステップS5)、孔版原
紙11を一定量だけ搬送し、製版ユニット9より送り出
された孔版原紙11の先端を第2版胴26の原紙クラン
プ部29でクランプする。
【0045】次に、画像データに基づきサーマルヘッド
18で感熱穿孔し、製版された孔版原紙11を作成する
(ステップS6)。この製版動作と共に第2版胴26を
第2版胴用モータM5にて図6のB矢印方向に回転して
第2版胴26への着版動作を実行する。穿孔された孔版
原紙11の後方箇所を原紙カッタ22で切断し、この切
断後にさらに第2版胴26を所定量だけ回転して孔版原
紙11の着版を完了する(ステップS7)。
【0046】又、上記とは逆に、第2版胴26が印刷
で、第1版胴25が製版に設定されて印刷・製版同時モ
ードが選択されると(ステップS1)、第1版胴クラッ
チC1を連結解除状態とし、第1版胴25内の中押しロ
ール33を待機位置に保持して第2版胴26のみで印刷
動作を実行すると共に、第1版胴25を第1版胴用モー
タM4で別個に独立回転させつつ孔版原紙11を着版さ
せる製版動作を実行する。
【0047】ここで、上記した単色印刷の後に新たな画
像データに基づく印刷を行う場合には、第2版胴26側
又は第1版胴25側の製版動作がすでに終了している。
従って、新たに行う印刷が2色印刷の場合には、第1版
胴25又は第2版胴26に装着された孔版原紙のみを取
り外し、使用済みの孔版原紙を排版する排版動作を行
い、新たな画像データに基づき孔版原紙11に穿孔し、
製版された孔版原紙11を第1版胴25又は第2版胴2
6にのみ装着する製版動作を行った後で、直ちに2色印
刷動作に移行できる。又、新たに行う印刷が単色印刷の
場合には、何ら製版動作をすることなく直ちに単色印刷
動作に移行できる。
【0048】以上、この実施形態では、第1及び第2版
胴25、26の一方しか使用しないで印刷動作(単色印
刷)を行う場合には、この一方の版胴25又は26を使
用して行う印刷動作に並行して新たな画像データに基づ
き製版された孔版原紙11が他方の版胴26又は25に
装着され、当該印刷動作終了後に行う新たな印刷に必要
な準備が軽減されるため、次の新たな画像データに基づ
く印刷開始時間を早くできる。
【0049】又、この実施形態では、回転部材は、第
1、第2版胴25、26に近接して配置された単一の圧
胴27であり、この圧胴27の用紙クランプ部40で印
刷用紙41の先端をクランプした状態で外周面に沿って
印刷用紙41を搬送し、各版胴25、26の内側に配置
された中押しロール33で版胴25、26の外周面部を
押圧して外周面部を外方側に膨出させることによって印
刷圧を作用させるものであるので、印刷用紙41を製版
動作用の版胴位置を通過させるに際して印刷圧を作用さ
せることなく印刷用紙41の搬送を容易に、且つ、確実
に行うことができる。
【0050】又、この実施形態では、版胴の総数が2個
の場合を示したが、版胴の総数が3個以上を有する孔版
印刷装置であって、複数の版胴の一部しか使用しないで
印刷動作を行うものに適用できる。つまり、複数の版胴
を別個独立に回転可能に設け、且つ、各版胴と回転部材
との間における印刷圧を別個独立に作用可能に設け、印
刷・製版同時モードが選択された場合には、複数の版胴
の一部を印刷動作用に他の一部を製版動作用に区分し、
印刷動作用の版胴を回転部材と共に同期して回転し、印
刷動作用の版胴と回転部材とのそれぞれの間に印刷圧を
作用させつつ印刷媒体を搬送して印刷動作を行い、この
印刷動作と並行して製版部を動作させて画像データに基
づいて孔版原紙に穿孔し、この製版した孔版原紙を製版
動作用の版胴に着版する製版動作を行う。このようにす
ることによって、複数の版胴の一部しか使用しないで印
刷動作を行う場合には、この印刷動作に並行して新たな
画像データに基づき製版された孔版原紙が製版動作用の
版胴に装着され、当該印刷動作終了後に行う新たな印刷
に必要な準備が軽減されるため、次の新たな画像データ
に基づく印刷開始時間を早くできる。
【0051】尚、前記実施形態によれば、本発明を複数
の版胴25、26と単一の圧胴27とを有し、インナー
プレス方式で2色(多色)印刷する孔版印刷装置につい
て適用した場合を示したが、複数の版胴と複数のアウタ
ーロールとを有し、アウタープレス方式で2色(多色)
印刷する孔版印刷装置についても略同様に適用できる。
但し、アウターロール方式では、複数の版胴の一部のみ
で印刷動作を実行する際に、印刷動作を実行しない版胴
とアウターロールとの間で印刷媒体に搬送力を付与でき
ないため、印刷媒体を搬送させる手段等が別途必要であ
る。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、複数の版胴を回転部材と共に同期して回転し、
各版胴と回転部材とのそれぞれの間に印刷圧を作用させ
つつ印刷媒体を搬送し、この印刷媒体に各版胴に装着さ
れた孔版原紙よりインク画像を転写する孔版印刷装置に
おいて、複数の版胴を別個独立に回転可能に設け、且
つ、各版胴と回転部材との間における印刷圧を別個独立
に作用可能に設けられているので、複数の版胴のそれぞ
れを独立して制御することが可能となり、各版胴におけ
る製版および印刷処理を制御し、製版および印刷処理に
要する労力および時間を大幅に軽減することができる。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
孔版印刷装置であって、印刷・製版同時モードが選択さ
れた場合には、複数の版胴の一部を印刷動作用に他の一
部を製版動作用に区分し、印刷動作用の版胴を回転部材
と共に同期して回転し、印刷動作用の版胴と回転部材と
のそれぞれの間に印刷圧を作用させつつ印刷媒体を搬送
して印刷動作を行い、この印刷動作と並行して前記製版
部を動作させて画像データに基づいて孔版原紙に穿孔
し、この製版した孔版原紙を製版動作用の版胴に着版す
る製版動作を行うので、複数の版胴の一部しか使用しな
いで印刷動作を行う場合には、この印刷動作に並行して
新たな画像データに基づき製版された孔版原紙が製版動
作用の版胴に装着され、当該印刷動作終了後に行う新た
な印刷に必要な準備が軽減されるため、次の新たな画像
データに基づく印刷開始時間を早くできる。
【0054】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2記載の孔版印刷装置であって、回転部材は、複数
の前記版胴に近接して配置された単一の圧胴であり、こ
の圧胴の用紙クランプ部で印刷媒体の先端をクランプし
た状態で外周面に沿って印刷媒体を搬送し、各版胴の内
側に配置された中押しロールで版胴の外周面部を押圧し
て外周面部を外方側に膨出させることによって印刷圧を
作用させるものであるので、請求項1又は請求項2の発
明の効果に加え、印刷媒体を製版動作用の版胴位置を通
過させるに際して印刷圧を作用させることなく印刷媒体
の搬送を容易に、且つ、確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置の概
略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、ドラム回転機構の
動力伝達系の構成図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置の概
略回路ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態を示し、印刷・製版同時モ
ードに関連する要部回路ブロック図である。
【図5】本発明の一実施形態を示し、印刷・製版同時モ
ードの動作フローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態を示し、印刷・製版モード
時の印刷動作と製版動作とを説明するための要部概略構
成図である。
【図7】従来例の孔版印刷装置の一部概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 3 製版部 11 孔版原紙 25 第1版胴(版胴) 26 第2版胴(版胴) 27 圧胴(回転部材) 30 スクリーン(版胴の外周面部) 33 中押しロール 40 用紙クランプ部 41 印刷用紙(印刷媒体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに基づいて孔版原紙に穿孔す
    る製版部と、前記製版部にて製版した各孔版原紙を巻き
    付け装着可能で回転自在な複数の版胴と、前記複数の版
    胴の各版胴の近接位置に配置され、回転自在な回転部材
    とを備え、印刷モード時には、複数の前記版胴を前記回
    転部材と共に同期して回転し、前記各版胴と前記回転部
    材とのそれぞれの間に印刷圧を作用させつつ印刷媒体を
    搬送し、前記印刷媒体に前記各版胴に装着された前記孔
    版原紙よりインク画像を転写する孔版印刷装置におい
    て、 前記複数の版胴を別個独立に回転可能に設け、且つ、前
    記各版胴と前記回転部材との間における印刷圧を別個独
    立に作用可能に設けたことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の孔版印刷装置であって、 前記孔版印刷装置は更に印刷・製版同時モードを設定す
    るモード設定手段を有し、前記モード設定手段が設定さ
    れた場合には、複数の前記版胴の一部が印刷動作用の版
    胴に、他の一部が製版動作用の版胴に区分されることを
    特徴とする孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の孔版印刷装
    置であって、 前記回転部材は、複数の前記版胴に近接して配置された
    単一の圧胴であり、この圧胴の用紙クランプ部で前記印
    刷媒体の先端をクランプした状態で外周面に沿って前記
    印刷媒体を搬送し、前記各版胴の内側に配置された中押
    しロールで前記版胴の外周面部を押圧して外周面部を外
    方側に膨出させることによって印刷圧を作用させるもの
    であることを特徴とする孔版印刷装置。
JP2000333735A 2000-10-31 2000-10-31 孔版印刷装置 Pending JP2002137526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000333735A JP2002137526A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 孔版印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000333735A JP2002137526A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 孔版印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002137526A true JP2002137526A (ja) 2002-05-14

Family

ID=18809766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000333735A Pending JP2002137526A (ja) 2000-10-31 2000-10-31 孔版印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002137526A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150674A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Riso Kagaku Corp 孔版印刷装置及びその制御方法
JP2010142964A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Riso Kagaku Corp 印刷装置及び印刷装置の製版方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150674A (ja) * 2004-11-26 2006-06-15 Riso Kagaku Corp 孔版印刷装置及びその制御方法
JP2010142964A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Riso Kagaku Corp 印刷装置及び印刷装置の製版方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3213457B2 (ja) 孔版印刷装置
JP2007331159A (ja) 印刷装置
JP2001315422A (ja) 孔版印刷装置
JPH11277861A (ja) 孔版印刷装置
JP2002137526A (ja) 孔版印刷装置
JP3318010B2 (ja) 印刷装置
JP2002046332A (ja) 孔版印刷装置
JP2001328335A (ja) 孔版印刷装置
JP3311541B2 (ja) 孔版印刷方法及び孔版印刷装置
JP3411550B2 (ja) 印刷制御装置、コンピュータ読み取り可能なプログラムを記録した記録媒体、印刷システム
JP2001347742A (ja) 孔版印刷装置
JP3989672B2 (ja) 印刷装置
JP2002137517A (ja) 孔版印刷装置及びこれを用いた印刷方法
JPH11138961A (ja) 複胴式印刷装置
JP2002264460A (ja) 印刷装置
JP2002144690A (ja) 孔版印刷装置および孔版印刷方法
JP2002046331A (ja) 孔版印刷装置およびその制御方法
JPH10297074A (ja) 複胴式孔版印刷装置
JP2005193515A (ja) 印刷システム及びその制御方法
JP2002036511A (ja) 印刷装置
JP4764545B2 (ja) 印刷装置
JP3497804B2 (ja) 孔版印刷装置
JP3558707B2 (ja) 製版印刷方法およびそれを用いた製版印刷装置
JPH10129100A (ja) 孔版印刷機および孔版による印刷方法
JP2014193561A (ja) 孔版印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050927