JP2002136657A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002136657A
JP2002136657A JP2000330294A JP2000330294A JP2002136657A JP 2002136657 A JP2002136657 A JP 2002136657A JP 2000330294 A JP2000330294 A JP 2000330294A JP 2000330294 A JP2000330294 A JP 2000330294A JP 2002136657 A JP2002136657 A JP 2002136657A
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JP2000330294A
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English (en)
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Nobuyuki Mizuno
信行 水野
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Olympia KK
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Olympia KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックランプでリールテープを照射してもリ
ールドラムの影が表面に表れることなく、従って2コマ
続きの図柄も作ることができ、かつ、インデックスセン
サーがインデックスを検出可能となるような回転リール
を有する遊技機を提供すること。 【解決手段】 回転リールを透明部材により形成すると
共に、インデックスを遮光部材で被覆した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、透明の部材によ
り形成した回転リールを有する遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、スロットマシンに代表される、回
転リールを有する遊技機においては、入賞の予告や入賞
確定の告知等について、バックランプでリールテープを
照射する演出が行われている。一方、回転リールの構造
は、円筒状のリールドラムを、連結部を介してモータの
駆動軸に回転可能に取り付けたものである。そして通
常、ドラム部分は、軽量化を図るため曲面部分を中抜き
にし、補強のための桟を渡してあるものとなっていた。
また、リールの停止制御を行うために図柄の位置を検出
する必要があることから、スタートインデックスを設け
て、これを光センサーにより検出するものとなってい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機では、リールドラムを黒色のプラスチックによ
り形成していたため、リールテープを内側から照射する
と、桟の影が表面側に映り見栄えが悪く、桟をまたいで
2コマ以上連続した図柄を表示するのに都合が悪かっ
た。さりとて、リールドラムを透明な部材により形成す
ると、インデックスセンサーがインデックスを検出でき
なくなるといった問題点があった。
【0004】そこで、各請求項にそれぞれ記載された各
発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、次の点に
ある。 (請求項1)すなわち、請求項1記載の発明は、バック
ランプでリールテープを照射してもリールドラムの影が
表面に表れることなく、従って2コマ続きの図柄も作る
ことができ、かつ、インデックスセンサーがインデック
スを検出可能となるような回転リールを有する遊技機を
提供することを目的とする。
【0005】(請求項2)請求項2記載の発明は、次の
点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、バ
ックランプでリールテープを照射してもリールドラムの
影が表面に表れることなく、従って2コマ続きの図柄も
作ることができ、豊富な図柄パターンを用いて演出を行
い、遊技を興味あふれるものとすることが可能な遊技機
を提供しようとするものである。
【0006】(請求項3)請求項3記載の発明は、上記
した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次
の点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、
回転リールが内部の照明装置により照らされないと図柄
が表れないようにし、遊技者は図柄の予測ができず、遊
技や演出を意外性に富んだものとすることができる遊技
機を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、符号は、
発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の
技術的範囲を限定するものではない。
【0008】(請求項1) (特徴点)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。すなわち、請求項1記載の発明は、枠体Fに固定さ
れたモータMと、モータMにより回転可能に形成され、
複数の図柄61が表示されるリールテープ42を周囲に貼付
し、図柄位置を特定するためのインデックス48を有する
回転リール40と、前記インデックスを48検出するための
インデックスセンサーと、前記回転リール40の駆動を制
御すると共に、所定確率で入賞の抽選を行うための制御
装置20とを備え、複数の回転リール40が停止した状態
で、所定の位置に表示される図柄61が、所定の方向に並
ぶことにより入賞が確定する遊技機において、前記回転
リール40を透明部材により形成すると共に、前記インデ
ックス48を遮光部材49で被覆したことを特徴とする。
【0009】ここで、インデックス48は、回転リール40
の所定位置に設けられた突起であって、インデックスセ
ンサーは例えば枠体Fに取り付けられた光センサー200
であり、前記突起が光センサー200を通過することによ
り、インデックス48を感知するものである。また、モー
タMはステッピングモータとし、インデックス48をイン
デックスセンサーが感知してからの回転ステップ数によ
り、図柄の現在位置を特定可能とするものである。
【0010】(請求項2) (特徴点)請求項2記載の発明は、次の点を特徴とす
る。すなわち、請求項2記載の発明は、枠体Fに固定さ
れたモータMと、モータMにより回転可能に形成され、
複数の図柄61が表示されるリールテープ42を周囲に貼付
し、図柄位置を特定するためのインデックス48を有する
回転リール40と、前記インデックス48を検出するための
インデックスセンサーと、前記回転リール40の駆動を制
御すると共に、所定確率で入賞の抽選を行うための制御
装置20とを備え、複数の回転リール40が停止した状態
で、所定の位置に表示される図柄61が、所定の方向に並
ぶことにより入賞が確定する遊技機において、前記回転
リール40として、入賞確定の有無に関係しない演出リー
ル44を設け、この演出リール44を透明部材により形成す
ると共に、前記インデックス48を遮光部材49で被覆した
ことを特徴とする。
【0011】演出リール44は、例えば入賞の予告などの
演出専用に使用されるリールである。 (請求項3) (特徴点)請求項3記載の発明は、上記した請求項1又
は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴と
する。
【0012】すなわち、請求項3記載の発明は、前記リ
ールテープ42を、表面側からは光を透さず、裏面側から
は光を透すように形成し、このリールテープ42の裏面に
複数の図柄62を印刷し、図柄62が内側になるよう前記回
転リール40のうち少なくとも一つの周囲に貼付し、回転
リール40の内側に照明装置46を設け、この照明装置の点
灯によって、図柄62を外部から可視可能に形成したこと
を特徴とする。
【0013】本発明において使用するリールテープ42と
しては、例えば、プラスチック製のフィルムの表面に鏡
面加工を施し、裏面には複数の図柄を印刷して、表面側
からは通常の状態では鏡面しか見えず、裏面側から光を
当てると、鏡面を透かして図柄が見えるように形成され
ているもの(以下マジックミラーテープ45という)とす
ることができ、又は透過性のあるリールテープを用いて
図柄を構成してもよい。
【0014】照明装置46は、回転リール40の内部から、
遊技者側に向かって発光体47を取り付けたものであり、
制御装置20から所定の信号を受信して点灯、消灯するも
のである。 (作用)本発明によれば、照明装置46を点灯することに
より、前記マジックミラーテープ45の図柄が表示される
ので、回転リール40の停止時にのみ照明装置46を点灯す
れば、回転リール40の回転中は図柄が見えず、停止時に
はじめて図柄が見えるようにする事もできる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明を表す好適な実施の形態
を、遊技機としてスロットマシンを例に挙げて図面に基
づき説明する。 (図面の説明)図1乃至図8は、本発明の実施の形態を
示すものである。
【0016】図1はスロットマシンの入力、制御及び出
力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図及
び図3乃至図5はスロットマシンの動作の概略のフロー
をそれぞれ示すものである。図6は回転リール40の斜視
図、図7は回転リール40の縦断面図、図8はインデック
ス部分の拡大図を、それぞれ示すものである。 (スロットマシン10)スロットマシン10は、図2に示す
ように、四角箱状の筐体11を有する。前記筐体11の中央
部及び上部には、遊技者側に向かって臨む四角窓状の表
示窓12が形成されている。中央部にある表示窓12の中央
には、四個の回転リール40の図柄61、62を見ることがで
きる図柄表示窓13が形成されている。四個の回転リール
40は、向かって左から三個の遊技リール43と、右端に一
個の演出リール44を構成するものである。そして、演出
リール44は、マジックミラーテープ45を装着したリール
(以下、マジックミラーリールという)となっている。
【0017】スロットマシン10の内部には、図示してい
ないが、スロットマシン10の全体の動作を制御するため
の制御装置20(図1参照)が内蔵されている。 (制御装置20)上記制御装置20は、図示しないが、CP
Uを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備え
ている。ここで、CPU、ROM、RAM及びI/O等
は一体化されてワンチップを構成してもよい。制御装置
20は、主制御装置20Aと副制御装置20Bとからなり、C
PUがROMに記憶されたプログラムを読み込むこと
で、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
【0018】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するためのものであり、主制御装置20Aに配置され
る。演出制御装置22は、ランプやスピーカ等の表示装置
66を制御するためのものであり、副制御装置20Bに配置
される。これらの詳細については後述する。
【0019】(入力段)上記制御装置20の入力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0020】(投入スイッチ15)投入スイッチ15は、図
2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するス
イッチであって、投入された遊技メダルを検知するため
のものである。 (ベットスイッチ16)ベットスイッチ16は、図2に示す
ように、回転リール40の下方に位置するスイッチであっ
て、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのも
のである。
【0021】(精算スイッチ17)精算スイッチ17は、図
2に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイ
ッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのも
のである。 (スタートスイッチ30)スタートスイッチ30は、図2に
示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバー
であって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16
の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には
前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の
駆動を開始させるためのものである。
【0022】なお、ここで、「再遊技(Replay)」と
は、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Repla
y)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄
が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技におい
て、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技
を行うことができるものである。 (ストップスイッチ50)ストップスイッチ50は、リール
ユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体
的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各
回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、
各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているもので
ある。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操
作により、当該対応した回転リール40が回転を停止する
ように設定されているものである。
【0023】(出力段)前記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)遊技リールユニット60A (2)演出リールユニット60B (3)ホッパーユニット65 (4)表示装置66(ランプ及びスピーカ) なお、出力段としては、上記した(1)乃至(4)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0024】(遊技リールユニット60A)遊技リールユ
ニット60Aは、枠体Fに固定或いは支持された三個のモ
ータMと、各々のモータMの出力軸に固定された三個の
回転リール40とから構成されている。これら三個の回転
リール40は、遊技リール43を構成するものである。そし
て、各遊技リール43は、合成樹脂からなるリールドラム
と、このリールドラムの周囲に貼付されるテープ状のリ
ールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外
周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示され
ている。
【0025】(演出リールユニット60B)演出リールユ
ニット60Bは、演出リール制御手段120の制御により前
記遊技リールユニット60Aとは別個に作動するものであ
る。ただし、遊技リールユニット60Aと一体に形成して
もよい。演出リールユニット60Bは、図7に示すよう
に、枠体Fに固定或いは支持されたモータMと、モータ
Mの出力軸に固定された回転リール40とから構成されて
いる。そして、この回転リール40は透明部材にて形成し
てあり、演出リール44を形成するものである。
【0026】図6に示すように、演出リール44のリール
ドラムの周囲には、裏面には図柄62が印刷され、表面は
鏡面加工されたマジックミラーテープ45が貼付してあ
る。このマジックミラーテープ45は、通常の状態では表
面から図柄62を見ることはできない。ここで、図柄62
は、遊技リール43の図柄61と同様のものとしてもよい
し、演出用の図柄としてもよい。また、図2に示すよう
に、複数のコマに渡り表示される図柄としてもよい。
【0027】演出リール44の内側には、図6に示すよう
に、スロットマシン10の正面側に向かって、三個の発光
体47a乃至47cが縦列した照明装置46が配置されている。
この発光体47a乃至47cは、演出リール44の正面側に位置
する三個の図柄62とそれぞれ対応する位置に設けてあ
る。そして発光体47を点灯させるとにより、マジックミ
ラーテープ45の裏面側に印刷された図柄が、鏡面を透か
して外部から見ることができるようになるものである。
【0028】図7に示すように、演出リール44のリール
ドラムとモータ軸を連結する連結部41には、突起状のイ
ンデックス48が一体形成されている。このインデックス
48には、遮光部材49が取り付けられており、インデック
スセンサーとして枠体Fに取り付けられた光センサー20
0により検出可能となっている。遮光部材49は、図8に
示すように、断面略U字型に形成された薄い金属板であ
り、U字の開放側に相対向する爪部を有している。一方
インデックス48には孔若しくは凹部が形成されており、
遮光部材49は、前記爪部をこの孔若しくは凹部に嵌め込
むことによりインデックス48を覆うものである。
【0029】なお、本実施の形態においては、演出リー
ル44をマジックミラーリールとしているが、遊技リール
43の少なくとも一つ以上をマジックミラーリールとして
もよい。また、遊技リール43を透明部材にて形成し、照
明装置46により照射する演出を行なってもよい。 (ホッパーユニット65)ホッパーユニット65は、図示し
ないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い
出すためのものである。
【0030】(表示装置66)表示装置66は、スピーカや
表示ランプ等であって、遊技者に入賞等を報知させるた
めのものである。具体的には、演出制御装置22の制御に
より、入賞時にスピーカから入賞音を発生させ、表示ラ
ンプを点灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等
を報知させるためのものである。
【0031】(遊技制御装置21)次に、遊技制御装置21
について詳述する。遊技制御装置21は、主制御装置20A
に配置され、スタートスイッチ30及びストップスイッチ
50の操作により、回転リール40の回転及び停止を制御す
るためのものである。そして、この遊技制御装置21は、
次の(1)乃至(3)の手段として機能する。
【0032】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0033】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他
の手段を含んでいても良い。 (通常遊技制御手段70)通常遊技制御手段70は、通常遊
技を行わせるためのものである。すなわち、メダルの投
入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、
「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を
条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニ
ット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始す
る。
【0034】その後、ストップスイッチ50の一個を操作
すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わる
と、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このと
き、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設定された図
柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚
数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代
わりに、クレジットしても良い。
【0035】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果が
いずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞
フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である
場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ
成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄
61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄
61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うも
の)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、
抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リール40
の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致して
いない場合には、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立
の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小
役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を
確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊
技への持ち越しはない。
【0036】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0037】(特別遊技制御手段80)特別遊技制御手段
80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な
特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊技と
しては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無いときにも単独で行われる場合がある。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0038】特別遊技制御手段80は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段9
0) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)特定導入遊技制御手段91
は、BBゲームを制御するためのものである。
【0039】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最
大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リ
ールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に
入賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出
しが行われるものである。
【0040】したがって、BBゲーム中では、通常遊技
と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。
ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための
特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合には、そ
の後RBゲームに移行するものである。なお、通常、B
Bゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行
われることになっているために、1回目のRBゲームが
終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽
選及び制御が行われるものである。
【0041】そして、BBゲームでは、BBゲーム中の
RBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはB
Bゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大3
0回の終了により、BBゲームは終了するものである。 (特定遊技制御手段101)特定遊技制御手段101は、RB
ゲームを制御するためのものである。
【0042】具体的には、RBゲームに移行すると、メ
ダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が
表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞確定と
なる特定入賞遊技が行われるものである。そして、RB
ゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12
回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が
可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、
或いは最大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲ
ームは終了するものである。
【0043】(入賞抽選手段110)入賞抽選手段110は、
予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の
抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110によ
る抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、こ
の入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み
合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件
に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊
技等の利益が付与されるように設定されている。
【0044】上記入賞抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0045】(乱数発生手段111)乱数発生手段111は、
入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜
65535)で発生させるものである。 (乱数抽出手段112)乱数抽出手段112は、乱数発生手段
111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタート
スイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この
抽出した乱数を抽出乱数データとする。
【0046】なおここで、「乱数発生手段」としては、
ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させるこ
とができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ
加算するカウンタを用いて構成することもできる。例え
ば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万
回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。
そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチ
を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることと
なる。
【0047】このように形成すると、「乱数発生手段」
では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽
出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のよ
うな分布となる。このように、結果として乱数のような
分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生
手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものと
する。
【0048】(入賞判定テーブル113)入賞判定テーブ
ル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入
賞項目の入賞領域を有するものである。 (判定手段114)判定手段114は、乱数抽出手段112が抽
出した抽出乱数データと、入賞判定テーブル113の抽選
確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領
域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域デー
タとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に
対応する入賞を決定するものである。
【0049】(図柄の位置判定)上述したように入賞な
どが決定されると、入賞の有無に従った停止処理が行わ
れる。この停止処理においては、ストップスイッチ50が
押下された時点で所定位置に停止することができる図柄
の現在位置を確認し、その現在位置から許容される範囲
内のどの位置で回転リールを停止させるかという制御を
行う。
【0050】ここで、図柄の現在位置の確認は、特に図
示しないが、遊技制御装置21に設けられた図柄位置判定
手段が行う。この実施の形態に係る回転リール40の停止
制御においては、前述したインデックス48が光センサー
200を通過してからの、ステッピングモータのステップ
数を計測しておき、そのステップ数によって回転リール
40の現在位置を取得することとなる。
【0051】ここで、光センサー200によるインデック
ス48の検出は、一回転毎に行われ、一回転するたびに前
回のステップ数はキャンセルされ、あらたに回転パルス
数が計測される。従って、仮に、一回転の中に何らかの
原因によりステップ数が若干ずれた場合があったとして
も、インデックス48が光センサー200を通過することに
より、このような誤差は排除され、図柄の位置確認をす
ることができる。
【0052】このようにして図柄の現在位置を検出し、
現在位置に相当する図柄から、所定範囲内で、ステッピ
ングモータの回転を停止させるようにして停止制御を行
うものである。なお、本実施の形態では、インデックス
48を一個だけ設けてあるが、複数のインデックスを用い
て図柄の位置判定をするようにしてもよい。また、光セ
ンサー200を複数個設けて、複数のインデックスを検出
し、図柄の位置判定をするようにしてもよい。
【0053】(スロットマシン10の動作)次に、上記構
成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図3
乃至図5に示したフローを用いて説明する。先ず、図3
に示すステップ100において、スタートスイッチ30が
操作されることにより、スタートスイッチ30がONとな
る。そして、次のステップ101に進む。
【0054】ステップ101において、入賞抽選手段11
0により抽選処理が行われる。そして、次のステップ1
02に進む。ステップ102において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ50が操作さ
れることにより、ストップスイッチ50がONとなる。こ
のとき、光センサー200がインデックス48を検出するこ
とにより、ストップスイッチ操作時の所定位置の図柄を
確認する。なお、回転リール40のリールドラムが透明部
材にて形成されていても、インデックス48は、遮光部材
で覆われているため、光センサー200はこれを感知する
ことができるものである。そして、次のステップ104
に進む。
【0055】ステップ104において、回転リール40の
回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105
に進む。ステップ105において、三個の回転リール40
に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否か
が判定される。そして、三個の回転リール40に対応する
ストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場
合、次のステップ106に進む。
【0056】ステップ106において、入賞フラグ成立
中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライ
ン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否か
が判定される。そして、入賞が確定したと判定された場
合、次のステップ107に進む。ステップ107におい
て、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。そし
て、遊技が終了する。
【0057】前記ステップ105において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ103に戻る。前
記ステップ106において、入賞が確定していないと判
定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終
了する。上述したステップ101の抽選処理について、
図4のフローを用いて説明する。
【0058】ステップ200において、入賞抽選手段11
0の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数
抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のス
テップ201に進む。ステップ201において、抽出さ
れた乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そし
て、次のステップ202に進む。
【0059】ステップ202において、判定手段114に
より、抽出された乱数と、入賞判定テーブル113の入賞
判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステ
ップ203に進む。ステップ203において、判定手段
114により、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113の
どの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が
決定される。そして、次のステップ204に進む。
【0060】ステップ204において、所定の図柄の蹴
飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そし
て、抽選処理が終了する。上述したステップ104の回
転リール40の回転停止処理について、図5を用いて説明
する。ステップ300において、所定の図柄に対して、
蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そし
て、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと
判定された場合、次のステップ301に進む。
【0061】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0062】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了
する。前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛
ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のス
テップ304に進む。
【0063】ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込みが設定されているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定さ
れていると判定された場合、次のステップ305に進
む。ステップ305において、引き込み設定が達成され
たか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成さ
れたと判定された場合、次のステップ303に進む。
【0064】前記ステップ304において、いずれの図
柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された
場合、ステップ303に進む。前記ステップ305にお
いて、引き込み設定が達成されていないと判定された場
合、ステップ301に進む。前記ステップ302におい
て、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転
リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない
場合には、ステップ300に戻る。
【0065】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ
305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き
込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御と
しても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の
入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数の
テーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択さ
れるものである。
【0066】なお、テーブル停止制御においても、入賞
フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応
する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグ
が成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。
【0067】(演出制御装置22)次に、演出制御装置22
について詳述する。演出制御装置22は、副制御装置20B
に配置され、遊技制御装置21からの種々の演出要求信号
に基づき、遊技の進行状況に合わせて音声を発したり表
示ランプの点滅を行うなど、遊技に付随する演出を制御
するためのものである。そして演出制御装置22は、図1
に示すように、次の(1)及び(2)の手段を有してい
る。
【0068】(1)演出リール制御手段120 (2)点灯制御手段130 なお、演出制御装置22としては、上記(1)(2)に限
られず、他の手段を備えていてもよい。 (演出リール制御手段120)演出リール制御手段120は、
遊技制御装置21からの出力信号により、演出リール44の
回転及び停止を制御するためのものである。すなわち、
入賞抽選手段110の抽選結果に応じ演出リール44を回転
させると共に、所定時にその回転を停止させるものであ
る。
【0069】具体的には、入賞抽選手段110から抽選結
果の信号を受信すると、それに基づいて停止図柄を決定
し、演出リール44を回転させる。そして、遊技リール43
の回転開始後所定時間経過後に、あるいは所定回数回転
後に演出リール44を停止させる。このとき、抽選結果が
例えばBBゲーム入賞であったなら、BBゲーム入賞図
柄である「7」が所定位置(例えば図柄表示窓13のセン
ターライン)に停止するよう制御する。同時に、後述す
る点灯制御手段130に、その図柄に対応する照明装置46
が点灯して図柄が外部に表示されるように点灯要請を行
う。
【0070】一方、抽選結果がハズレの場合には、ハズ
レ図柄を停止させてもよいし、図柄と図柄の間で停止さ
せてもよい。また、点灯制御手段130に消灯要請を行
い、図柄を外部に表示させないようにすることもでき
る。なお、演出リール44を回転させるか否かを抽選によ
り決定してもよい。また、停止図柄について、必ずしも
抽選結果に基づいた図柄を停止させるのではなく、一定
確率で、虚偽の予告を行うようにしてもよい。さらに、
演出リール44を停止させるための操作手段を設け、遊技
者がこの操作手段を操作すると、その信号を受信して演
出リール44を停止するように形成してもよい。
【0071】(点灯制御手段130)点灯制御手段130は、
照明装置46の点灯及び消灯を制御するためのものであ
る。すなわち、演出リール制御手段120からの点灯消灯
要請信号を受信して、所定位置の図柄が表示されるよう
に、又は表示されないように、発光体47の点滅を制御す
るものである。
【0072】点灯制御手段130の制御としては、マジッ
クミラーリールの回転中に照明装置46を点灯させ、リー
ルの回転停止と共に消灯するようにしてもよいし、リー
ル回転中は消灯しておき、リール停止時に点灯するよう
にしてもよい。また、発光体47が個々に点灯、消灯する
ことにより、所定位置の図柄のみ外部に表示することが
できる。
【0073】(演出リール44の回転停止制御及び点灯制
御)ここで、点灯制御手段130の行う制御について、マ
ジックミラーリールを演出リール44に用いた場合につい
て説明する。前記演出リール制御手段120は、入賞抽選
手段110の抽選結果に基づいて、停止図柄による入賞予
告を行うものであるが、点灯制御手段130は、この入賞
予告に点灯、消灯による予告パターンを追加するもので
ある。
【0074】すなわち、演出リール制御手段120は、演
出リール44の停止制御を行う際、停止図柄と停止位置を
決定すると共に、照明装置46を点灯させるか消灯させる
かについても決定し、その決定を点灯制御手段130に送
信する。点灯(消灯)させるか否か、どの図柄について
点灯(消灯)させるかは、入賞抽選手段110の抽選結果
に対応して予め定められているものとしてもよいし、い
くつかのパターンの中から抽選により決定するものとし
てもよい。そして、点灯あるいは消灯の要請信号を受信
した点灯制御手段130が所定位置の図柄に対応する発光
体47を点滅させることにより、所定図柄の停止位置だけ
でなく点灯の有無によっても、入賞の当否を予告するよ
うにしたものである。
【0075】なお、予告パターンとしては、例えば、演
出リールの停止時に、センターラインの図柄が表示され
た場合には、その図柄が当たり図柄であるという告知と
し、すべての図柄について表示されなかったときには、
抽選結果はハズレであるという告知とすることができ
る。あるいは、両端の図柄について表示された場合に
は、いずれかが当たり図柄であるというようにする事も
できる。
【0076】次に、入賞予告の具体例を、図9及び図1
0に基づき説明する。各図における長方形は、図柄表示
窓13から見ることができる演出リール44を表し、左側が
リール回転中を右側がリール停止時をそれぞれ示すもの
である。図9は、点灯制御手段130を演出リール44の回
転中及び停止時に作動させる場合、すなわち、照明装置
46がリール回転中にONとなっている場合の例である。
演出リール44の回転中は、図6に示す発光体47a、47b、
47cはすべて点灯しており、スロットマシン10の図柄表
示窓13には、演出リール44の正面側に位置する上端の図
柄62a、中間の図柄62b、下端の図柄62cが、それぞれ発
光体47a、47b、47cに内側から照らされて、外部に表示
されている。なお、このとき、リールドラムの桟の影が
マジックミラーテープ45に映ることはないので、図柄が
桟と重なっていても、例えば図柄62を2コマ続きのもの
としても、見づらく感じることはない。
【0077】次に、演出リール制御手段120が演出リー
ル44の停止制御を行う際、点灯制御手段130に所定の消
灯要請信号を送出する。例えば、上端下端図柄消灯、中
間図柄消灯、といった要請を行う。これを受信した点灯
制御手段130は、対応する発光体47を消灯させるもので
ある。具体的には、「上端下端図柄消灯」の要請を受け
た場合には、図9(A)に示すように、両端の図柄に対
応する発光体47a及び47cを消灯させて、図柄62bのみが
外部から見えるようにする。「中間図柄消灯」の要請を
受けた場合には、図9(B)に示すように、センターの
図柄に対応する発光体47bを消灯させ、両端の図柄62a及
び62cが外部から見えるようにする。もちろん、演出リ
ール44の停止時に、すべての発光体47を消灯させない
で、すべての図柄62が表示されるようにしたり、ひとつ
の発光体47を消灯させて2コマ続きの図柄のみが表示さ
れるようにしたり、あるいはすべての発光体47を消灯さ
せて、すべての図柄62が表示されないようにすることも
できる。
【0078】図10は、点灯制御手段130を演出リール4
4の停止時に作動させる場合、すなわち、照明装置46が
リール回転中にOFFとなっている場合の例である。演
出リール44の回転中は、演出リール44の停止時に照明装
置46をOFFにしておく場合の例である。演出リール44
の回転中は、発光体47a、47b、47cはいずれも消灯して
いるので、スロットマシン10の図柄表示窓13からは、鏡
面のみを見ることができる。
【0079】次に、演出リール制御手段120が演出リー
ル44の停止制御を行う際、点灯制御手段130に所定の点
灯要請信号を送出する。例えば、中間図柄点灯、上端下
端図柄点灯、といった要請を行う。これを受信した点灯
制御手段130は、対応する発光体47を点灯させるもので
ある。このとき、リールドラムの桟の影がマジックミラ
ーテープ45に映ることはないので、例えば図柄62を2コ
マ続きのものであったり、図柄が桟と重なっていても、
見づらく感じることはない。
【0080】具体的には、「中間図柄点灯」の要請を受
けた場合には、図10(A)に示すように、センターの
図柄に対応する発光体47bを点灯させて、図柄62bのみが
外部から見えるようにする。「上端下端図柄点灯」の要
請を受けた場合には、図10(B)に示すように、両端
の図柄に対応する発光体47a及び47cを点灯させ、両端の
図柄62a及び62cが外部から見えるようにする。もちろ
ん、演出リール44の停止時に、すべての発光体47を点灯
させて、すべての図柄62が表示されるようにしたり、二
つの発光体47を点灯させて2コマ続きの図柄のみが表示
されるようにしたり、あるいはすべての発光体47を点灯
させないで、すべての図柄62が表示されないようにする
こともできる。
【0081】(遊技リール43の停止制御及び点灯制御)
上記した実施の形態とは別に、マジックミラーリールを
遊技リール43に用いることもできる。この場合、点灯制
御手段130は、遊技制御装置21からの点灯消灯要求信号
を受信して作動することとなる。例えば、三個の遊技リ
ール43のうちの、向かって再右端のもの(通常最後に停
止させるリール)をマジックミラーリールとする。そし
て、遊技制御装置21が遊技リール43の停止制御を行う際
に、点灯、消灯による入賞図柄パターンを追加するもの
である。すなわち、入賞抽選手段110の抽選結果に基づ
き、各遊技リール43の図柄61が所定の有効入賞ライン上
に並ぶよう、各遊技リール43を停止させる際、マジック
ミラーリールの図柄を点灯により表示するか否かという
選択肢が加わることとなる。
【0082】遊技制御装置21は、マジックミラーリール
の停止制御を行う際、停止図柄と停止位置を決定すると
共に、照明装置46を点灯させるか消灯させるかについて
も決定し、その決定を点灯制御手段130に送信する。点
灯(消灯)させるか否か、どの図柄について点灯(消
灯)させるかは、入賞抽選手段110の抽選結果に対応し
て予め定められているものとしてもよいし、いくつかの
パターンの中から抽選により決定するものとしてもよ
い。そして、点灯消灯要請信号を受信した点灯制御手段
130が所定位置の図柄に対応する発光体47を点滅させる
ことにより、所定図柄の停止位置だけでなく点灯の有無
によっても、入賞の当否を決定するものである。
【0083】具体例を図11に基づき説明する。点灯制
御手段130をマジックミラーリールの停止時に作動させ
る場合、すなわち、マジックミラーリール回転中は照明
装置46をOFFにしておく場合には、リール停止時に入
賞図柄(セブン)に対応する発光体47を点灯させてその
図柄を表示し(図11(B)参照)、入賞を確定させる
ようにすることができる。このとき、リールドラムの桟
の影がマジックミラーテープ45に映ることはないので、
図柄が桟と重なっていても、あるいは、2コマ続きの図
柄を用いたとしても、見づらく感じることはない。もち
ろん、すべての発光体47を点灯し、入賞を確定させるよ
うにしてもよい。逆に、マジックミラーリールそのもの
は入賞図柄が有効入賞ライン上に揃う位置に停止させ、
入賞図柄以外の図柄に対応する発光体47を点灯させるこ
とにより(図11(A)参照)入賞を確定させないとい
う制御を行うこともできる。もちろん、停止時にすべて
の発光体47を点灯させず、入賞を確定させないようにし
てもよい。
【0084】また、点灯制御手段130をマジックミラー
リールの回転時及び停止時に作動させる場合、すなわ
ち、マジックミラーリール回転中は照明装置46をONに
しておく場合には、マジックミラーリールそのものは入
賞図柄が有効入賞ライン上に揃う位置に停止させ、リー
ル停止時に入賞図柄に対応する発光体47を消灯させてそ
の図柄を見えなくし(図11(A)参照)、入賞を確定
させないようにすることができる。もちろん、すべての
発光体47を消灯し、入賞を確定させないようにしてもよ
い。逆に、入賞図柄以外の図柄に対応する発光体47を消
灯させてその図柄を見えなくし図11(B)参照)、入
賞を確定させる制御を行うこともできる。もちろん、す
べての発光体47を点灯し、入賞を確定させるようにして
もよい。
【0085】なお、マジックミラーリール回転中、照明
装置46をONにしておく場合には、せっかく目押しの技
量を駆使して入賞図柄を停止させても、消灯によりその
図柄が消えてしまう場合もあるので、遊技をより意外性
に富んだものとすることができる。
【0086】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0087】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
照明装置46でリールテープ42を照射してもリールドラム
の影が表面に表れることなく、従って2コマ続きの図柄
も作ることができ、かつ、インデックスセンサーがイン
デックス48を検出可能となるような回転リール40を有す
る遊技機を提供することができる。さらに、リールドラ
ムを透明にしたことにより、リールドラムの影を気にす
ることがないので、リールテープ42を様々な材質により
形成することができる。
【0088】(請求項2)請求項2記載の発明によれ
ば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載
の発明によれば、照明装置46でリールテープ42を照射し
てもリールドラムの影が表面に表れることなく、従って
2コマ続きの図柄も作ることができ、豊富な図柄パター
ンを用いて演出を行い、遊技を興味あふれるものとする
ことが可能な遊技機を提供することができる。
【0089】さらに、リールドラムを透明にしたことに
より、リールドラムの影を気にすることがないので、リ
ールテープ42を様々な材質により形成することができ
る。(請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記し
た請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次の
ような効果を奏する。
【0090】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
回転リール40が内部の照明装置46により照らされないと
図柄61(62)が表れないようにし、遊技者は図柄の予測
ができず、遊技や演出を意外性に富んだものとすること
ができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
を示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作の概略を示すフローである。
【図4】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図5】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示す
フローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、回転リール40の
斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態であって、回転リール40の
縦断面図である。
【図8】本発明の実施の形態であって、インデックス48
の拡大図である。
【図9】本発明の実施の形態であって、演出リール44の
図柄表示を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態であって、演出リール44
の図柄表示を示す図である。
【図11】本発明の他の実施の形態であって、遊技リー
ル43の図柄表示を示す図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン 11 筺体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装
置 30 スタートスイッチ 40 回転リール 41 連結部 42 リールテー
プ 43 遊技リール 44 演出リール 45 マジックミラーテープ 46 照明装置 47 発光体 48 インデック
ス 49 遮光部材 50 ストップスイッチ 60 リールユニ
ット 65 ホッパーユニット 66 表示装置 70 通常遊技制御手段 80 特別遊技制
御手段 91 特定導入遊技制御手段 101 特定遊技制
御手段 110 入賞抽選手段 111 乱数発生手
段 112 乱数抽出手段 113 入賞判定テ
ーブル 114 判定手段 120 演出リール制御手段 130 点灯制御手段 200 光センサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体に固定されたモータと、 モータにより回転可能に形成され、複数の図柄が表示さ
    れるリールテープを周囲に貼付し、図柄位置を特定する
    ためのインデックスを有する回転リールと、 前記インデックスを検出するためのインデックスセンサ
    ーと、 前記回転リールの駆動を制御すると共に、所定確率で入
    賞の抽選を行うための制御装置とを備え、 複数の回転リールが停止した状態で、所定の位置に表示
    される図柄が、所定の方向に並ぶことにより入賞が確定
    する遊技機において、 前記回転リールを透明部材により形成すると共に、 前記インデックスを遮光部材で被覆したことを特徴とす
    る遊技機。
  2. 【請求項2】 枠体に固定されたモータと、 モータにより回転可能に形成され、複数の図柄が表示さ
    れるリールテープを周囲に貼し、図柄位置を特定するた
    めのインデックスを有する回転リールと、 前記インデックスを検出するためのインデックスセンサ
    ーと、 前記回転リールの駆動を制御すると共に、所定確率で入
    賞の抽選を行うための制御装置とを備え、 複数の回転リールが停止した状態で、所定の位置に表示
    される図柄が、所定の方向に並ぶことにより入賞が確定
    する遊技機において、 前記回転リールとして、入賞確定の有無に関係しない演
    出リールを設け、 この演出リールを透明部材により形成すると共に、 前記インデックスを遮光部材で被覆したことを特徴とす
    る遊技機。
  3. 【請求項3】 前記リールテープを、表面側からは光を
    透さず、裏面側からは光を透すように形成し、 このリールテープの裏面に複数の図柄を印刷し、図柄が
    内側になるよう前記回転リールのうち少なくとも一つの
    周囲に貼付し、 回転リールの内側に照明装置を設け、 この照明装置の点灯によって、図柄を外部から可視可能
    に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技
    機。
JP2000330294A 2000-10-30 2000-10-30 遊技機 Pending JP2002136657A (ja)

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JP2000330294A JP2002136657A (ja) 2000-10-30 2000-10-30 遊技機

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