JP2002136641A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002136641A
JP2002136641A JP2000331606A JP2000331606A JP2002136641A JP 2002136641 A JP2002136641 A JP 2002136641A JP 2000331606 A JP2000331606 A JP 2000331606A JP 2000331606 A JP2000331606 A JP 2000331606A JP 2002136641 A JP2002136641 A JP 2002136641A
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JP2000331606A
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Yoshitaka Suzuki
良隆 鈴木
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Olympia KK
Original Assignee
Olympia KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転リールが内部の照明装置により照らされ
ないと図柄が表れないようにし、遊技者は図柄の予測が
できず、遊技を意外性に富んだものとすることができる
遊技機を提供すること。 【解決手段】 回転リールのうち少なくとも一つに、少
なくとも一部が表面側からは光を透さず、裏面側からは
光を透すように加工されているリールテープを用い、こ
のリールテープの加工されている部分の裏面に複数の図
柄を印刷し、当該図柄が内側になるよう回転リールの周
囲に貼付し、回転リールの内部には照明装置を設け、こ
の照明装置の点灯によって、裏面の図柄を外部から可視
可能に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、回転リールを有
する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スロットマシン等回転リール
を有する遊技機において、回転リールの内側に照明装置
を設け、種々の演出に用いることが広く行われている。
例えば、照明装置を点灯させることにより、回転リール
のリールテープの裏面に印刷されている図柄が見えるよ
うにしたり、その裏面の図柄がリールテープの表面に印
刷された図柄と合成されて一つの図柄が形成されるよう
にする。そして、所定時に照明装置を点灯させて、入賞
を確定させたり、入賞の予告を行うなどの演出をしたり
するものである。
【0003】このような遊技機では、図柄の組み合わせ
が豊富にでき、通常は見えない図柄が表れるので、意外
性に溢れた演出を行うことが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の遊技機においては、遊技を行っているうちに、リール
テープの表面に表されている図柄と、それに重なる裏面
の図柄を覚えてしまい、意外性が薄れてしまうという問
題点があった。そこで、各請求項にそれぞれ記載された
各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、次の点
にある。
【0005】(請求項1)すなわち、請求項3記載の発
明は、図柄の一部又は全部を外部から見えないように形
成し、回転リールが内部の照明装置により照らされない
と図柄が表れないようにし、遊技者は一部又は全部の図
柄の予測ができず、遊技を意外性に富んだものとするこ
とができる遊技機を提供しようとするものである。
【0006】(請求項2)請求項2記載の発明は、次の
点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、演
出リールに一部又は全部の図柄の予測が付かない回転リ
ールを使用することにより、演出を意外性に富んだもの
とすることができる遊技機を提供しようとするものであ
る。
【0007】(請求項3)請求項3記載の発明は、次の
点を目的とする。すなわち、請求項3記載の発明は、図
柄の全部を外部から見えないように形成し、回転リール
が内部の照明装置により照らされないと図柄が表れない
ようにし、遊技者は図柄の予測ができず、遊技を意外性
に富んだものとすることができる遊技機を提供しようと
するものである。
【0008】(請求項4)請求項4記載の発明は、次の
点を目的とする。すなわち、請求項4記載の発明は、演
出リールに、図柄の全部を外部から見えないように形成
し、図柄の予測が付かない回転リールを使用することに
より、演出を意外性に富んだものとすることができる遊
技機を提供しようとするものである。
【0009】(請求項5)請求項5記載の発明は、上記
した請求項1乃至4記載の発明の目的に加え、次の点を
目的とする。すなわち、請求項5載の発明は、回転リー
ルが停止したときに図柄が表れるように形成可能とした
遊技機を提供しようとするものである。
【0010】(請求項6)請求項6記載の発明は、上記
した請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載
の発明は、回転リールが回転中にも図柄が表示される場
合があり、停止時にも図柄が表示されない場合があるよ
うに形成可能とし、さらに意外性のある遊技機を提供し
ようとするものである。
【0011】(請求項7)請求項7記載の発明は、上記
した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項7記載
の発明は、同一リール中のどの図柄が表示されるか予測
ができず、さらに意外性のある遊技機を提供しようとす
るものである。
【0012】(請求項8)請求項8記載の発明は、上記
した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発明の目的
に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項8記載
の発明は、図柄の位置及び点灯の有無により入賞又は演
出を決定させることにより、入賞図柄や演出のパターン
を豊富にすることができる遊技機を提供しようとするも
のである。
【0013】(請求項9)請求項9記載の発明は、上記
した請求項8記載の発明の目的に加え、次の点を目的と
する。すなわち、請求項9記載の発明は、リールの動き
を見せずに演出を行うことが可能な遊技機を提供しよう
とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】各請求項にそれぞれ記載
された各発明は、上記した各目的を達成するためになさ
れたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の
実施の形態を用いて、以下に説明する。なお、符号は、
発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の
技術的範囲を限定するものではない。
【0015】(請求項1) (特徴点)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。すなわち、請求項1記載の発明は、周囲に複数の図
柄61が表示される回転リール40と、この回転リール40の
回転及び停止を制御すると共に、所定確率で入賞の抽選
を行うための制御装置20とを備え、複数の回転リール40
が停止した状態で、所定の位置に表示される図柄61が、
所定の方向に並ぶことにより入賞が確定する遊技機にお
いて、前記回転リール40のうち少なくとも一つに、少な
くとも一部が表面側からは光を透さず、裏面側からは光
を透すように加工されているリールテープを用い、この
リールテープの加工されている部分の裏面に複数の図柄
61を印刷し、当該図柄が内側になるよう回転リール40の
周囲に貼付し、回転リール40の内部には照明装置46を設
け、この照明装置46の点灯によって、裏面の図柄61を外
部から可視可能に形成したことを特徴とする。
【0016】本発明は、複数の回転リールを回転させ
て、リールに表示されている図柄が所定の並びになると
入賞する遊技機であり、リールを用いて種々の演出を行
うことも可能な遊技機、例えばスロットマシンに適して
いる。本発明において使用するリールテープとしては、
例えば、プラスチック製のリールテープの少なくとも一
部に、表面は鏡面加工を施し、裏面には複数の図柄を印
刷して、表面側からは通常の状態では鏡面しか見えず、
裏面側から光を当てると、鏡面を透かして図柄が見える
ように形成されているもの(以下マジックミラーテープ
45という)とすることができる。
【0017】ここで、リールテープの「少なくとも一
部」とは、少なくとも一個の図柄に対応する部分であっ
てもよいし、リールテープ45の一部領域をマジックミラ
ーとするものでもよい。照明装置46は、回転リール40の
内部から、遊技者側に向かって発光体47を取り付けたも
のであり、制御装置20から所定の信号を受信して点灯、
消灯するものである。
【0018】本発明によれば、照明装置46を点灯するこ
とにより、前記マジックミラーテープ45の図柄が表示さ
れるので、回転リール40の停止時にのみ照明装置46を点
灯すれば、回転リール40の回転中は図柄が見えず、停止
時にはじめて図柄が見えるようにする事もできる。 (請求項2) (特徴点)請求項2記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0019】すなわち、請求項2記載の発明は、周囲に
複数の図柄61が表示される回転リール40と、この回転リ
ール40の回転及び停止を制御すると共に、所定確率で入
賞の抽選を行うための制御装置20とを備え、複数の回転
リール40が停止した状態で、所定の位置に表示される図
柄61が、所定の方向に並ぶことにより入賞が確定する遊
技機において、前記回転リールとして、入賞確定の有無
に関係しない演出リール44を設け、この演出リール44
に、少なくとも一部が表面側からは光を透さず、裏面側
からは光を透すように加工されているリールテープを用
い、このリールテープの加工されている部分の裏面に複
数の図柄62を印刷し、当該図柄62が内側になるよう回転
リール40の周囲に貼付し、回転リール40の内部には照明
装置46を設け、この照明装置46の点灯によって、裏面の
図柄62を外部から可視可能に形成したことを特徴とす
る。
【0020】本発明は、入賞の確定に関わる遊技リール
43とは別に設けた演出専用の回転リールについて、上記
マジックミラーテープ45を使用したものである。上記演
出リール44は、所定の入賞が当選した場合に、入賞の予
告を停止図柄により行うものである。すなわち、演出リ
ール44が回転を停止したときに所定の位置(例えばセン
ターライン)にある図柄を、遊技リール43において所定
の方向に揃えることができれば入賞が確定するというこ
とを示唆するものである。
【0021】ここで、リールテープの「少なくとも一
部」とは、少なくとも一個の図柄に対応する部分であっ
てもよいし、リールテープ45の一部領域をマジックミラ
ーとするものでもよい。照明装置46は、回転リール40の
内部から、遊技者側に向かって発光体47を取り付けたも
のであり、制御装置20から所定の信号を受信して点灯、
消灯するものである。
【0022】マジックミラーテープ45の裏面の図柄62
は、遊技リール43の図柄61と同一の図柄としてもよい
し、ハズレ図柄など演出用の図柄を設けてもよい。そし
て、この図柄62は、照明装置46が点灯しないと見えない
ので、演出リール44の回転中は図柄が見えず、停止時に
はじめて図柄が見えるようにする事もできる。また、抽
選結果がハズレの場合には、点灯させないことにより予
告とすることもできる。
【0023】(請求項3) (特徴点)請求項3記載の発明は、次の点を特徴とす
る。すなわち、請求項3記載の発明は、周囲に複数の図
柄61が表示される回転リール40と、この回転リール40の
回転及び停止を制御すると共に、所定確率で入賞の抽選
を行うための制御装置20とを備え、複数の回転リール40
が停止した状態で、所定の位置に表示される図柄61が、
所定の方向に並ぶことにより入賞が確定する遊技機にお
いて、前記回転リール40のうち少なくとも一つに、表面
側からは光を透さず、裏面側からは光を透すように形成
したリールテープを用い、このリールテープの裏面に複
数の図柄61を印刷し、図柄61が内側になるよう回転リー
ル40の周囲に貼付し、回転リール40の内部には照明装置
46を設け、この照明装置46の点灯によって、図柄61を外
部から可視可能に形成したことを特徴とする。
【0024】本発明は、少なくとも一つのリールテープ
の全体を、マジックミラーにより形成したものである。
本発明によれば、照明装置46を点灯させないときには図
柄61が全く見えない。従って、回転リール40の停止時に
のみ照明装置46を点灯すれば、回転リール40の回転中は
図柄が見えず、停止時にはじめて図柄が見えるようにす
る事もできる。
【0025】(請求項4) (特徴点)請求項4記載の発明は、次の点を特徴とす
る。すなわち、請求項4記載の発明は、周囲に複数の図
柄61が表示される回転リール40と、この回転リール40の
回転及び停止を制御すると共に、所定確率で入賞の抽選
を行うための制御装置20とを備え、複数の回転リール40
が停止した状態で、所定の位置に表示される図柄61が、
所定の方向に並ぶことにより入賞が確定する遊技機にお
いて、前記回転リール40として、入賞確定の有無に関係
しない演出リール44を設け、この演出リール44のうち少
なくとも一つに、表面側からは光を透さず、裏面側から
は光を透すように形成したリールテープを用い、当該リ
ールテープの裏面に複数の図柄62を印刷し、図柄62が内
側になるよう演出リール44の周囲に貼付し、回転リール
40の内部には照明装置46を設け、この照明装置46の点灯
によって、図柄62を外部から可視可能に形成したことを
特徴とする。
【0026】本発明は、演出リール44のリールテープ全
体をマジックミラーにより形成したものである。 (請求項5) (特徴点)請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃
至4記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0027】すなわち、請求項5記載の発明は、前記遊
技機は、照明装置46の制御を行う点灯制御手段130を有
し、この点灯制御手段130は、前記回転リール40の停止
時に作動することを特徴とする。 (作用)本発明によれば、回転リール40の回転時に照明
装置46が消灯している場合には、停止時に点灯するもの
となる。
【0028】(請求項6) (特徴点)請求項6記載の発明は、上記した請求項1乃
至5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。すなわち、請求項6記載の発明は、前
記点灯制御手段130は、前記回転リール40の回転時に作
動することを特徴とする。
【0029】(作用)本発明によれば、回転リール40の
回転時に照明装置46が点灯している場合には、停止時に
消灯するようにも点灯したままであるようにもすること
ができ、回転リール40の回転時に照明装置46が消灯して
いる場合には、停止時に点灯するようにも、消灯したま
まであるようにもすることができる。
【0030】(請求項7) (特徴点)請求項7記載の発明は、上記した請求項1乃
至6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。すなわち、請求項7記載の発明は、前
記回転リール40は、停止時に複数の図柄61(62)を表示
可能なものであり、前記照明装置46は、各図柄に対応す
る発光体47を有していることを特徴とする。
【0031】ここで、「停止時に複数の図柄を表示可
能」とは、一つの回転リール40の図柄61(62)を、図柄
表示窓13に複数見ることができるという意味である。例
えば、図2に示すスロットマシン10の図柄表示窓13に
は、各回転リール40につきそれぞれ3個の図柄を見るこ
とができる。この図柄の数は、2個であってもよいし、
4個であってもよい。
【0032】本発明において、照明装置46は、発光体47
が各図柄に対応した位置に配置されるよう形成されてい
る。そして、各発光体47は、個々別々に点灯又は消灯す
るものであり、一つの回転リール40において、例えば真
ん中の図柄のみが表示されたり、両端の図柄が表示され
るようにすることができる。 (請求項8) (特徴点)請求項8記載の発明は、上記した請求項1乃
至7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の
点を特徴とする。
【0033】すなわち、請求項8記載の発明は、前記遊
技機は、前記回転リール40が停止した状態で、所定位置
の図柄が照明装置46の点灯により外部に表示されること
により、入賞が確定し又は演出が行われるものであるこ
とを特徴とする。本発明は、図柄の停止位置に加え、点
灯による表示の有無を、入賞確定や、演出、特に入賞予
告の条件としたものである。
【0034】本発明によれば、例えば、ある図柄がセン
ターラインに揃ったら入賞が確定するという場合、リー
ル停止時に照明装置47が点灯しなければ、あるいは消灯
しなければ、たとえ図柄がセンターラインに揃っていて
も入賞は確定しない、という制御を行うことができる。
また、入賞の予告を行う際にも、演出リール44の図柄の
うち、例えばセンターの停止図柄が当たり図柄を表す場
合、たとえその図柄が真ん中に停止していても、照明装
置46が点灯しなければ、あるいは消灯しなければ、その
予告は嘘の予告である、という演出を行うことができ
る。
【0035】(請求項9) (特徴点)請求項9記載の発明は、上記した請求項8記
載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわ
ち、請求項9記載の発明は、前記遊技機は、回転リール
40の回転停止、照明装置46の点灯、照明装置46の消灯、
回転リール40の回転、を適数回繰り返して、図柄をコマ
送り状に可視させるよう形成されていることを特徴とす
る。
【0036】本発明は、回転リール40の回転と照明装置
46の点灯消灯を組み合わせて、リール回転中には照明装
置46を消灯し、リールの動きを遊技者に見せないことに
より、あたかも図柄がコマ送りのように見える演出を可
能としたものである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明を表す好適な実施の
形態を、スロットマシンを例として図面に基づき説明す
る。 (図面の説明)図1乃至図12は、本発明の実施の形態
を示すものである。
【0038】図1はスロットマシンの入力、制御及び出
力のブロック図、図2はスロットマシンの外観正面図、
図3は回転リール40の斜視図、図4至図6はスロットマ
シンの動作の概略のフローをそれぞれ示すものである。
図7及び図9は演出リール44の図柄表示を示す図であ
り、図10は図9の図柄表示を行うための制御を示すフ
ローである。図11は他の実施の形態を示すスロットマ
シンの外観正面図、図12は他の実施の形態を示す回転
リール40の図柄を示す図である。
【0039】(スロットマシン10)スロットマシン10
は、図2に示すように、四角箱状の筐体11を有する。前
記筐体11の中央部及び上部には、遊技者側に向かって臨
む四角窓状の表示窓12が形成されている。中央部にある
表示窓12の中央には、四個の回転リール40の図柄61、62
を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。四
個の回転リール40は、向かって左から三個の遊技リール
43と、右端に一個の演出リール44を構成するものであ
る。そして、演出リール44は、マジックミラーテープ45
を装着したリール(以下、マジックミラーリールとい
う)となっている。
【0040】なお、本実施の形態においては、マジック
ミラーテープ45は、全体がマジックミラーとなっている
が、例えば、一部の図柄に対応する部分のみや、リール
テープの一部領域のみをマジックミラーで形成してもよ
い。また、演出リール44は複数個設けてもよい。スロッ
トマシン10の内部には、図示していないが、スロットマ
シン10の全体の動作を制御するための制御装置20(図1
参照)が内蔵されている。
【0041】(制御装置20)上記制御装置20は、図示し
ないが、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I
/O等を備えている。CPU、ROM、RAM及びI/
O等は一体化されてワンチップを構成してもよい。制御
装置20は、主制御装置20Aと副制御装置20Bとからな
り、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込む
ことで、次の(1)及び(2)の装置を構成する。
【0042】(1)遊技制御装置21 (2)演出制御装置22 遊技制御装置21は、スタートスイッチ30及びストップス
イッチ50の操作により、回転リール40の回転及び停止を
制御するためのものであり、主制御装置20Aに配置され
る。演出制御装置22は、ランプやスピーカ等の表示装置
66を制御するためのものであり、副制御装置20Bに配置
される。これらの詳細については後述する。
【0043】(入力段)上記制御装置20の入力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)投入スイッチ15 (2)ベットスイッチ16 (3)精算スイッチ17 (4)スタートスイッチ30 (5)ストップスイッチ50 なお、入力段としては、上記した(1)乃至(5)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0044】(投入スイッチ15)投入スイッチ15は、図
2に示すように、回転リール40の斜め下方に位置するス
イッチであって、投入された遊技メダルを検知するため
のものである。 (ベットスイッチ16)ベットスイッチ16は、図2に示す
ように、回転リール40の下方に位置するスイッチであっ
て、貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのも
のである。
【0045】(精算スイッチ17)精算スイッチ17は、図
2に示すように、回転リールの斜め下方に位置するスイ
ッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのも
のである。 (スタートスイッチ30)スタートスイッチ30は、図2に
示すように、回転リール40の斜め下方に位置するレバー
であって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16
の投入を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には
前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の
駆動を開始させるためのものである。
【0046】なお、ここで、「再遊技(Replay)」と
は、入賞抽選手段110の抽選により、「再遊技(Repla
y)」のフラグが成立し、「再遊技(Replay)」の図柄
が有効入賞ライン上に揃うことにより、次の遊技におい
て、遊技メダルを新たに投入することなく、再度、遊技
を行うことができるものである。 (ストップスイッチ50)ストップスイッチ50は、リール
ユニット60の駆動を停止させるためのものである。具体
的には、ストップスイッチ50は、図2に示すように、各
回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、
各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているもので
ある。回転リール40に対応したストップスイッチ50の操
作により、当該対応した回転リール40が回転を停止する
ように設定されているものである。
【0047】(出力段)前記制御装置20の出力段には、
図1に示すように、次のパーツが接続されている。 (1)遊技リールユニット60A (2)演出リールユニット60B (3)ホッパーユニット65 (4)表示装置66(ランプ及びスピーカ) なお、出力段としては、上記した(1)乃至(4)のパ
ーツに限定されるものではない。
【0048】(遊技リールユニット60A)遊技リールユ
ニット60Aは、特に図示しないが枠体に固定或いは支持
された三個のモータと、各々のモータの出力軸に固定さ
れた三個の回転リール40とから構成されている。これら
三個の回転リールは、遊技リール43を構成するものであ
る。そして、各遊技リール43は、合成樹脂からなる回転
ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状
のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42
の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄61が表示
されている。
【0049】(演出リールユニット60B)演出リールユ
ニット60Bは、演出リール制御手段120の制御により前
記遊技リールユニット60Aとは別個に作動するものであ
る。ただし、遊技リールユニット60Aと一体に形成して
もよい。演出リールユニット60Bは、図示しないが枠体
に固定或いは支持されたモータと、モータの出力軸に固
定された回転リール40とから構成されている。この回転
リール40は演出リール44を形成するものである。
【0050】演出リール44のドラム部分の周囲には、裏
面には図柄が印刷され、表面は鏡面加工されたマジック
ミラーテープ45が貼付してある。演出リール44の内側に
は、図3に示すように、スロットマシン10の正面側に向
かって、三個の発光体47a乃至47cが縦列した照明装置46
が配置されている。この発光体47a乃至47cは、演出リー
ル44の正面側に位置する三個の図柄62とそれぞれ対応す
る位置に設けてある。そして発光体47を点灯させるとに
より、マジックミラーテープ45の裏面側に印刷された図
柄が、鏡面を透かして外部から見ることができるように
なるものであり、照明装置46が点灯していない状態で
は、遊技者は鏡面しか見ることができない。
【0051】なお、上記回転リール40の、円筒状のドラ
ム部分を、透明部材にて形成してもよい。そうすること
により、照明装置46が点灯した際に、ドラム部分の桟の
影が透けて見えることなく、見栄えを良くすることがで
きる。さらに、スタートインデックスの部分に遮光板を
被せておけば、インデックスセンサーがインデックスを
検出できなくなる不都合を防止することができる。
【0052】また、本実施の形態においては、演出リー
ル44をマジックミラーリールとしているが、図11に示
すように、遊技リール43のうち少なくとも一つをマジッ
クミラーリールとしてもよい。 (ホッパーユニット65)ホッパーユニット65は、図示し
ないが、遊技の結果に基づいて、遊技者にメダルを払い
出すためのものである。
【0053】(表示装置66)表示装置66は、スピーカや
表示ランプ等であって、遊技者に入賞等を報知させるた
めのものである。具体的には、演出制御装置22の制御に
より、入賞時にスピーカから入賞音を発生させ、表示ラ
ンプを点灯又は点滅させることにより、遊技者に入賞等
を報知させるためのものである。
【0054】(遊技制御装置21)次に、遊技制御装置21
について詳述する。遊技制御装置21は、スタートスイッ
チ30及びストップスイッチ50の操作により、回転リール
40(遊技リール43)の回転及び停止を制御するためのも
のである。そして、この遊技制御装置21は、次の(1)
乃至(3)の手段として機能する。
【0055】(1)通常遊技制御手段70 (2)特別遊技制御手段80 (3)入賞抽選手段110 なお、前記通常遊技制御手段70は、通常遊技を行わせる
ために通常遊技に関する制御を行うものであり、前記特
別遊技制御手段80は、特別遊技を行わせるために特別遊
技に関する制御を行うものである。
【0056】また、遊技制御装置21としては、上記した
(1)乃至(3)の手段に限定されるものではなく、他
の手段を含んでいても良い。 (通常遊技制御手段70)通常遊技制御手段70は、通常遊
技を行わせるためのものである。すなわち、メダルの投
入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、
「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を
条件に、スタートスイッチ30を操作すると、リールユニ
ット60が駆動され、三個の回転リール40が回転を開始す
る。
【0057】その後、ストップスイッチ50の一個を操作
すると、当該対応する回転リール40の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ50を三個全て操作し終わる
と、三個の回転リール40の回転が全て停止する。このと
き、表示窓12の有効入賞ライン上に、予め設定された図
柄61が停止すると、ホッパーユニット65を介して所定枚
数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代
わりに、クレジットしても良い。
【0058】入賞には、遊技メダルの払い出しを伴い、
遊技者に利益を付与する小役入賞と、この小役入賞より
もさらに大きな利益を遊技者に付与する特別入賞と、遊
技メダルの払い出しは無いが、遊技メダルを新たに投入
することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技
(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果が
いずれかの入賞となった場合、その入賞に対応した入賞
フラグが成立する。そして、抽選結果が特別入賞である
場合に、特別入賞フラグが成立し、この特別入賞フラグ
成立中に、リールユニット60の回転リール40の停止図柄
61の組み合わせが、予め定められた所定の特別入賞図柄
61(例えば、有効入賞ライン上に「7」が三個揃うも
の)と一致したことを条件に入賞が確定し、遊技者に有
利な特別遊技を行わせるように形成されている。一方、
抽選により特別入賞フラグが成立したが、回転リール40
の停止図柄61の組み合わせが特別入賞図柄61と一致して
いない場合には、それ以後の遊技に特別入賞フラグ成立
の権利が持ち越されるように設定されている。なお、小
役の入賞フラグは、入賞フラグが成立した遊技で入賞を
確定させられない場合、入賞フラグ成立の権利の次の遊
技への持ち越しはない。
【0059】また、いずれかの入賞フラグが成立中に、
対応する入賞図柄61を有効入賞ライン上に揃えることが
できるか否かは、回転リール40の回転速度が一定の場
合、ストップスイッチ50のタイミングによるものであ
る。具体的には、ストップスイッチ50を操作した後、1
90ms以内に回転リール40が停止するように設定され
ているため、ストップスイッチ50を操作した後、そのま
ま停止させるか、或いは190ms以内に停止可能な回
転リール40の円周上の引き込み可能図柄61、例えば停止
図柄から連続する4個の引き込み可能図柄61の中に、対
応する入賞図柄61が含まれているような場合には、停止
するまでの時間を遅らせて、回転リール40は有効入賞ラ
イン上にその入賞図柄61を引き込んで停止する。一方、
かかる4個の引き込み可能図柄61の中に、対応する入賞
図柄61が含まれていないような場合には、有効入賞ライ
ン上にその入賞図柄61を引き込んで停止することができ
ない。
【0060】(特別遊技制御手段80)特別遊技制御手段
80は、抽選手段の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な
特別遊技を行わせるためのものである。上記特別遊技と
しては、大別すると、次のゲームがある。 (1)特定導入遊技(BBゲーム) (2)特定遊技(RBゲーム) (3)特定入賞遊技(JACゲーム) なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、
例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中で
無いときにも単独で行われる場合がある。また、上記特
定入賞遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に
行われるものである。また、特別遊技としては、上記し
た(1)乃至(3)の遊技に限定されるものではない。
【0061】特別遊技制御手段80は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)特定導入遊技制御手段91(BBゲーム制御手段9
0) (2)特定遊技制御手段101(RBゲーム制御手段100) (特定導入遊技制御手段91)特定導入遊技制御手段91
は、BBゲームを制御するためのものである。
【0062】具体的には、通常遊技において、図示しな
いが、例えば「7」等の図柄61が有効入賞ライン上に三
個揃うと、ホッパーユニット65を介して、例えば15枚
のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始
される。BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最
大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リ
ールの回転を各々停止させた際に、有効入賞ライン上に
入賞図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出
しが行われるものである。
【0063】したがって、BBゲーム中では、通常遊技
と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。
ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための
特定入賞図柄が有効入賞ライン上に揃った場合には、そ
の後RBゲームに移行するものである。なお、通常、B
Bゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行
われることになっているために、1回目のRBゲームが
終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽
選及び制御が行われるものである。
【0064】そして、BBゲームでは、BBゲーム中の
RBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはB
Bゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大3
0回の終了により、BBゲームは終了するものである。 (特定遊技制御手段101)特定遊技制御手段101は、RB
ゲームを制御するためのものである。
【0065】具体的には、RBゲームに移行すると、メ
ダルが1枚投入となり、回転リール40の所定の図柄61が
表示窓12のセンターライン上に揃った場合に入賞確定と
なる特定入賞遊技が行われるものである。そして、RB
ゲームでは、入賞するか否かの特定入賞遊技が最大12
回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞確定が
可能である。すなわち、最大8回の入賞が確定するか、
或いは最大12回の特定入賞遊技の終了により、RBゲ
ームは終了するものである。
【0066】(入賞抽選手段110)入賞抽選手段110は、
予め定めた抽選確率に基づいて入賞か否かの入賞判定の
抽選を行うものである。そして、入賞抽選手段110によ
る抽選結果が入賞である場合に入賞フラグが成立し、こ
の入賞フラグ成立中に、回転リール40の停止図柄の組み
合わせが予め定められた入賞図柄と一致したことを条件
に入賞が確定し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊
技等の利益が付与されるように設定されている。
【0067】上記入賞抽選手段110は、図1に示すよう
に、大別すると、次の手段を備える。 (1)乱数発生手段111 (2)乱数抽出手段112 (3)入賞判定テーブル113 (4)判定手段114 なお、入賞抽選手段110としては、上記した(1)乃至
(4)に限定されるものではない。
【0068】(乱数発生手段111)乱数発生手段111は、
入賞抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜
65535)で発生させるものである。 (乱数抽出手段112)乱数抽出手段112は、乱数発生手段
111が発生する乱数を、所定の条件(例えば、スタート
スイッチ30の操作)で抽出するものである。なお、この
抽出した乱数を抽出乱数データとする。
【0069】なおここで、「乱数発生手段」としては、
ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させるこ
とができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ
加算するカウンタを用いて構成することもできる。例え
ば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万
回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。
そして、「乱数抽出手段」としては、スタートスイッチ
を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることな
る。
【0070】このように形成すると、「乱数発生手段」
では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽
出手段」によって抽出される数字は、あたかも乱数のよ
うな分布となる。このように、結果として乱数のような
分布を示す数字が得られる手段を、ここでは「乱数発生
手段」あるいは「乱数抽出手段」に含めて考えるものと
する。
【0071】(入賞判定テーブル113)入賞判定テーブ
ル113は、乱数発生手段111がとる乱数の全領域中、各入
賞項目の入賞領域を有するものである。 (判定手段114)判定手段114は、乱数抽出手段112が抽
出した抽出乱数データと、入賞判定テーブル113の抽選
確率データを基に、乱数発生手段111がとる乱数の全領
域中の各入賞項目の入賞領域からなる入賞判定領域デー
タとを照合し、当該抽出乱数データが属する入賞領域に
対応する入賞を決定するものである。
【0072】(スロットマシン10の動作)次に、上記構
成を備えたスロットマシンの動作の概略について、図3
乃至図5に示したフローを用いて説明する。先ず、図3
に示すステップ100において、スタートスイッチ30が
操作されることにより、スタートスイッチ30がONとな
る。そして、次のステップ101に進む。
【0073】ステップ101において、入賞抽選手段11
0により抽選処理が行われる。そして、次のステップ1
02に進む。ステップ102において、回転リール40の
回転が開始する。そして、次のステップ103に進む。
ステップ103において、ストップスイッチ50が操作さ
れることにより、ストップスイッチ50がONとなる。そ
して、次のステップ104に進む。
【0074】ステップ104において、回転リール40の
回転停止処理が行われる。そして、次のステップ105
に進む。ステップ105において、三個の回転リール40
に対応するストップスイッチ50の操作が行われたか否か
が判定される。そして、三個の回転リール40に対応する
ストップスイッチ50の操作が行われたと判定された場
合、次のステップ106に進む。
【0075】ステップ106において、入賞フラグ成立
中に当該入賞フラグに対応する入賞図柄が有効入賞ライ
ン上に揃ったか否か、すなわち、入賞が確定したか否か
が判定される。そして、入賞が確定したと判定された場
合、次のステップ107に進む。ステップ107におい
て、入賞図柄に相当するメダルが払い出される。そし
て、遊技が終了する。
【0076】前記ステップ105において、三個の回転
リール40に対応するストップスイッチ50の操作が行われ
ていないと判定された場合、ステップ103に戻る。前
記ステップ106において、入賞が確定していないと判
定された場合、ステップ107を飛び越して、遊技が終
了する。上述したステップ101の抽選処理について、
図4のフローを用いて説明する。
【0077】ステップ200において、入賞抽選手段11
0の乱数発生手段111により発生された乱数の中から乱数
抽出手段112により乱数が抽出される。そして、次のス
テップ201に進む。ステップ201において、抽出さ
れた乱数が乱数抽出手段112の内部に記憶される。そし
て、次のステップ202に進む。
【0078】ステップ202において、判定手段114に
より、抽出された乱数と、入賞判定テーブル113の入賞
判定領域データとの比較が行われる。そして、次のステ
ップ203に進む。ステップ203において、判定手段
114により、抽出された乱数が、入賞判定テーブル113の
どの入賞領域に含まれるか決定され、抽選処理の評価が
決定される。そして、次のステップ204に進む。
【0079】ステップ204において、所定の図柄の蹴
飛ばしと、所定図柄の引き込みとが設定される。そし
て、抽選処理が終了する。上述したステップ104の回
転リール40の回転停止処理について、図5を用いて説明
する。ステップ300において、所定の図柄に対して、
蹴飛ばしの設定が達成されたか否かが判定される。そし
て、所定の図柄の蹴飛ばしの設定が達成されていないと
判定された場合、次のステップ301に進む。
【0080】ステップ301において、1個の図柄分だ
け、回転リール40を回転させる。すなわち、1個の図柄
分だけ蹴飛ばしを行う。そして、次のステップ302に
進む。ステップ302において、上述した1個の図柄分
だけ回転リール40を回転させた当該図柄の数がストップ
スイッチ50の操作後の4個目に該当するか否かが判定さ
れる。そして、ストップスイッチ50を操作した後、1図
柄ずつ回転リール40を回転させてずらした図柄の数が4
個目の場合には、次のステップ303に進む。
【0081】ステップ303において、回転リール40の
回転を停止させる。これにより、メダル投入から回転リ
ール40の回転停止までのスロットマシン10の動作が終了
する。前記ステップ300において、所定の図柄の蹴飛
ばしの設定が達成されていると判定された場合、次のス
テップ304に進む。
【0082】ステップ304において、いずれかの図柄
に対して引き込みが設定されているか否かが判定され
る。そして、いずれかの図柄に対して引き込みが設定さ
れていると判定された場合、次のステップ305に進
む。ステップ305において、引き込み設定が達成され
たか否かが判定される。そして、引き込み設定が達成さ
れたと判定された場合、次のステップ303に進む。
【0083】前記ステップ304において、いずれの図
柄に対しても引き込みが設定されていないと判定された
場合、ステップ303に進む。前記ステップ305にお
いて、引き込み設定が達成されていないと判定された場
合、ステップ301に進む。前記ステップ302におい
て、ストップスイッチ50を操作した後、1図柄ずつ回転
リール40を回転させてずらした図柄の数が4個目でない
場合には、ステップ300に戻る。
【0084】なお、上述した実施の形態において、回転
リール40の停止処理に関してステップ301〜ステップ
305で説明しているが、この例は、いわゆる最小引き
込み停止制御の例であり、逆に最大引き込み停止制御と
しても良い。更には、例えば、ストップスイッチ50を押
すタイミングで予め定めたテーブルに従って回転リール
40の停止位置を決定する、いわゆるテーブル停止制御の
方法によるものでも良いものである。このテーブル停止
制御は、入賞フラグ成立の有無や、入賞フラグ成立中の
入賞図柄に基づいた複数のテーブルを有し、この複数の
テーブルから適宜、遊技状況に応じたテーブルが選択さ
れるものである。
【0085】なお、テーブル停止制御においても、入賞
フラグが成立しているときには、その入賞フラグに対応
する図柄が有効入賞ライン上に揃うように、予めテーブ
ルの上で停止位置が決定されてあり、いわゆる引き込み
設定の一種を備えているものである。また、入賞フラグ
が成立していないときには、他の入賞図柄が有効入賞ラ
イン上に揃わないように、予めテーブルの上で停止位置
が決定されてあり、いわゆる蹴飛ばし設定の一種を備え
ているものである。
【0086】(演出制御装置22)次に、演出制御装置22
について詳述する。演出制御装置22は、遊技制御装置21
からの種々の演出要求信号に基づき、遊技の進行状況に
合わせて音声を発したり表示ランプの点滅を行うなど、
遊技に付随する演出を制御するためのものであり、副制
御装置に20Bに配置されている。そして演出制御装置22
は、図1に示すように、次の(1)及び(2)の手段を
有している。
【0087】(1)演出リール制御手段120 (2)点灯制御手段130 なお、演出制御装置22としては、上記(1)(2)に限
られず、他の手段を備えていてもよい。 (演出リール制御手段120)演出リール制御手段120は、
遊技制御装置21からの出力信号により、演出リール44の
回転及び停止を制御するためのものである。すなわち、
入賞抽選手段110の抽選結果に応じ演出リール44を回転
させると共に、所定時にその回転を停止させるものであ
る。
【0088】具体的には、入賞抽選手段110から抽選結
果の信号を受信すると、それに基づいて停止図柄を決定
し、演出リール44を回転させる。そして、遊技リール43
の回転開始後所定時間経過後に、あるいは所定回数回転
後に演出リール44を停止させる。このとき、抽選結果が
例えばBBゲーム入賞であったなら、BBゲーム入賞図
柄である「7」が所定位置(例えば図柄表示窓13のセン
ターライン)に停止するよう制御する。同時に、後述す
る点灯制御手段130に、その図柄に対応する照明装置46
が点灯して図柄が外部に表示されるように点灯要請を行
う。
【0089】一方、抽選結果がハズレの場合には、ハズ
レ図柄を停止させてもよいし、図柄と図柄の間で停止さ
せてもよい。また、点灯制御手段130に消灯要請を行
い、図柄を外部に表示させないようにすることもでき
る。なお、演出リール44を回転させるか否かを抽選によ
り決定してもよい。また、停止図柄について、必ずしも
抽選結果に基づいた図柄を停止させるのではなく、一定
確率で、虚偽の予告を行うようにしてもよい。さらに、
演出リール44を停止させるための操作手段を設け、遊技
者がこの操作手段を操作すると、その信号を受信して演
出リール44を停止するように形成してもよい。
【0090】(点灯制御手段130)点灯制御手段130は、
照明装置46の点灯及び消灯を制御するためのものであ
る。すなわち、演出リール制御手段120からの点灯消灯
要請信号を受信して、所定位置の図柄が表示されるよう
に、又は表示されないように、発光体47の点滅を制御す
るものである。
【0091】点灯制御手段130の制御としては、マジッ
クミラーリールの回転中に照明装置46を点灯させ、リー
ルの回転停止と共に消灯するようにしてもよいし、リー
ル回転中は消灯しておき、リール停止時に点灯するよう
にしてもよい。また、発光体47が個々に点灯、消灯する
ことにより、所定位置の図柄のみ外部に表示することが
できる。
【0092】(演出リール44の回転停止制御及び点灯制
御)ここで、点灯制御手段130の行う制御について、マ
ジックミラーリールを演出リール44に用いた場合につい
て説明する。前記演出リール制御手段120は、入賞抽選
手段110の抽選結果に基づいて、停止図柄による入賞予
告を行うものであるが、点灯制御手段130により、この
入賞予告に点灯、消灯による予告パターンを追加するこ
とができる。
【0093】すなわち、演出リール制御手段120は、演
出リール44の停止制御を行う際、停止図柄と停止位置を
決定すると共に、照明装置46を点灯させるか消灯させる
かについても決定し、その決定を点灯制御手段130に送
信する。点灯(消灯)させるか否か、どの図柄について
点灯(消灯)させるかは、入賞抽選手段110の抽選結果
に対応して予め定められているものとしてもよいし、い
くつかのパターンの中から抽選により決定するものとし
てもよい。そして、点灯あるいは消灯の要請信号を受信
した点灯制御手段130が所定位置の図柄に対応する発光
体47を点滅させることにより、所定図柄の停止位置だけ
でなく点灯の有無によっても、入賞の当否を予告するよ
うにしたものである。
【0094】なお、予告パターンとしては、例えば、演
出リールの停止時に、センターラインの図柄が表示され
た場合には、その図柄が当たり図柄であるという告知と
し、すべての図柄について表示されなかったときには、
抽選結果はハズレであるという告知とすることができ
る。あるいは、両端の図柄について表示された場合に
は、いずれかが当たり図柄であるというようにする事も
できる。
【0095】次に、入賞予告の具体例を、図7乃至図1
0に基づき説明する。図7及び8における長方形は、図
柄表示窓13から見ることができる演出リール44を表し、
左側がリール回転中を右側がリール停止時をそれぞれ示
すものである。また、図9は、図柄表示窓13から見るこ
とができる演出リール44を、左側から時系列で並べたも
のである。
【0096】図7は、点灯制御手段130を演出リール44
の回転中及び停止時に作動させる場合、すなわち、照明
装置46がリール回転中にONとなっている場合の例であ
る。演出リール44の回転中は、図3に示す発光体47a、4
7b、47cはすべて点灯しており、スロットマシン10の図
柄表示窓13には、演出リール44の正面側に位置する上端
の図柄62a、中間の図柄62b、下端の図柄62cが、それぞ
れ発光体47a、47b、47cに内側から照らされて、外部に
表示されている。
【0097】次に、演出リール制御手段120が演出リー
ル44の停止制御を行う際、点灯制御手段130に所定の消
灯要請信号を送出する。例えば、上端下端図柄消灯、中
間図柄消灯、といった要請を行う。これを受信した点灯
制御手段130は、対応する発光体47を消灯させるもので
ある。具体的には、「上端下端図柄消灯」の要請を受け
た場合には、図7(A)に示すように、両端の図柄に対
応する発光体47a及び47cを消灯させて、図柄62bのみが
外部から見えるようにする。「中間図柄消灯」の要請を
受けた場合には、図7(B)に示すように、センターの
図柄に対応する発光体47bを消灯させ、両端の図柄62a及
び62cが外部から見えるようにする。もちろん、演出リ
ール44の停止時に、すべての発光体47を消灯させない
で、すべての図柄62が表示されるようにしたり、あるい
はすべての発光体47を消灯させて、すべての図柄62が表
示されないようにすることもできる。
【0098】図8は、点灯制御手段130を演出リール44
の停止時に作動させる場合、すなわち、照明装置46がリ
ール回転中にOFFとなっている場合の例である。演出
リール44の回転中は、発光体47a、47b、47cはいずれも
消灯しているので、スロットマシン10の図柄表示窓13か
らは、鏡面のみを見ることができる。次に、演出リール
制御手段120が演出リール44の停止制御を行う際、点灯
制御手段130に所定の点灯要請信号を送出する。例え
ば、中間図柄点灯、上端下端図柄点灯、といった要請を
行う。これを受信した点灯制御手段130は、対応する発
光体47を点灯させるものである。具体的には、「中間図
柄点灯」の要請を受けた場合には、図8(A)に示すよ
うに、センターの図柄に対応する発光体47bを点灯させ
て、図柄62bのみが外部から見えるようにする。「上端
下端図柄点灯」の要請を受けた場合には、図8(B)に
示すように、両端の図柄に対応する発光体47a及び47cを
点灯させ、両端の図柄62a及び62cが外部から見えるよう
にする。もちろん、演出リール44の停止時に、すべての
発光体47を点灯させて、すべての図柄62が表示されるよ
うにしたり、あるいはすべての発光体47を点灯させない
で、すべての図柄62が表示されないようにすることもで
きる。
【0099】以上述べた、入賞予告に点灯、消灯による
予告パターンを追加するのとは別に、演出リール44の停
止時に、照明装置46を点灯させた後消灯することによ
り、図柄をコマ送り表示することもできる。これは、遊
技者に演出リール44の動きを見せずに演出を行うように
したものであり、以下図9及び図10に基づき説明す
る。 この実施の形態においては、演出リール44のマジ
ックミラーリール45には、順番に並べると絵が動いて見
えるような一組の図柄62が印刷されている。例えば、図
9に示す図柄1、図柄2、図柄3が、リールの回転方向
から順に並んでいて、各図柄は連続した動作のひとこま
ひとこまを表しており、三個の図柄を1、2、3の順に
見ると天使が矢を放つように見えるものである。これら
複数の図柄62を何組か設けてもよい。そして、演出リー
ル44を回転させながら、停止時に照明装置46を点灯、消
灯させるのを繰り返すことにより、所定位置(例えばセ
ンターライン)に一組の図柄62を順に表示させ、コマ送
りのように見せるものである。
【0100】この演出を行うための制御を、図10のフ
ローに基づき説明する。まず、演出リール制御手段120
が演出リール44回転及び演出のパターンを決定し、制御
がスタートする。ステップ400において、図柄1の位
置までリールを回転する。すなわち、図柄1が図柄表示
窓13のセンターラインに位置するところまで演出リール
44を回転させ、停止させる。そして、次のステップ40
1に進む。
【0101】ステップ401において、照明装置46を点
灯する。具体的には、発光体47bを点灯する。このとき
図柄1がリールのセンターラインに可視可能に表示され
る。そして、次のステップ402に進む。ステップ40
2において、0.5秒後に照明装置46を消灯する。そし
て、次のステップ403に進む。
【0102】ステップ403において、図柄2の位置ま
でリールを回転する。すなわち、図柄2が図柄表示窓13
のセンターラインに位置するところまで演出リール44を
回転させ、停止させる。このとき、照明装置46は消灯し
ているので、遊技者は回転するリールの図柄を見ること
ができず、一見してリールの動きを知ることができな
い。そして、次のステップ404に進む。
【0103】ステップ404において、照明装置46を点
灯する。具体的には、発光体47bを点灯する。このとき
図柄2がリールのセンターラインに可視可能に表示され
る。そして、次のステップ405に進む。ステップ40
5において、0.5秒後に照明装置46を消灯する。そし
て、次のステップ406に進む。
【0104】ステップ406において、図柄3の位置ま
でリールを回転する。すなわち、図柄3が図柄表示窓13
のセンターラインに位置するところまで演出リール44を
回転させ、停止させる。そして、次のステップ407に
進む。ステップ407において、照明装置46を点灯す
る。具体的には、発光体47bを点灯する。このとき図柄
3がリールのセンターラインに可視可能に表示される。
そして、次のステップ408に進む。
【0105】ステップ408において、演出終了後照明
装置46を消灯する。演出としては、例えば、天使が矢を
射ったときにはBBゲームに入賞したことを知らせる演
出であるとすることができる。そして制御を終了する。
以上述べたように演出リール44及び照明装置46を制御す
ることにより、遊技者は図柄がコマ送りで表示されるよ
うに見ることができる。なお、図柄は三個に限られず、
もっと数多くしてもよい。また、図柄表示も、配置され
ている図柄の順に限られず、例えば図柄3の代わりに図
柄4(図示せず)が表示されるように演出リール44を回
転させる場合を設けてもよい。このとき、演出リール44
逆回転させてもよい。
【0106】(遊技リール43の停止制御及び点灯制御)
上記した実施の形態とは別に、マジックミラーリールを
遊技リール43に用いることもできる。この場合、点灯制
御手段130は、遊技制御装置21からの点灯消灯要求信号
を受信して作動することとなる。図11に示すように、
三個の遊技リール43のうちの、向かって再右端のもの
(通常最後に停止させるリール)をマジックミラーリー
ルとする。そして、遊技制御装置21が遊技リール43の停
止制御を行う際に、点灯、消灯による入賞図柄パターン
を追加するものである。すなわち、入賞抽選手段110の
抽選結果に基づき、各遊技リール43の図柄61が所定の有
効入賞ライン上に並ぶよう、各遊技リール43を停止させ
る際、マジックミラーリールの図柄を点灯により表示す
るか否かという選択肢が加わることとなる。
【0107】遊技制御装置21は、マジックミラーリール
の停止制御を行う際、停止図柄と停止位置を決定すると
共に、照明装置46を点灯させるか消灯させるかについて
も決定し、その決定を点灯制御手段130に送信する。点
灯(消灯)させるか否か、どの図柄について点灯(消
灯)させるかは、入賞抽選手段110の抽選結果に対応し
て予め定められているものとしてもよいし、いくつかの
パターンの中から抽選により決定するものとしてもよ
い。そして、点灯あるいは消灯の要請信号を受信した点
灯制御手段130が所定位置の図柄に対応する発光体47を
点滅させることにより、所定図柄の停止位置だけでなく
点灯の有無によっても、入賞の当否を決定するものであ
る。
【0108】次に、具体例を図12に基づき説明する。
図中の長方形は、図柄表示窓13から見ることができる遊
技リール43を表し、すべての遊技リール43が停止した状
態を示すものである。まず、点灯制御手段130をマジッ
クミラーリールの停止時に作動させる場合、すなわち、
リール回転中は照明装置46をOFFにしておく場合に
は、図12(B)に示すように、リール停止時に入賞図
柄(セブン)に対応する発光体47を点灯させてその図柄
を表示し、入賞を確定させるようにすることができる。
もちろん、すべての発光体47を点灯し、入賞を確定させ
るようにしてもよい。逆に、図12(A)に示すよう
に、マジックミラーリールそのものは入賞図柄が有効入
賞ライン上に揃う位置に停止させ、入賞図柄以外の図柄
に対応する発光体47を点灯させることにより入賞を確定
させないという制御を行うこともできる。もちろん、停
止時にすべての発光体47を点灯させず、入賞を確定させ
ないようにしてもよい。
【0109】また、点灯制御手段130をマジックミラー
リールの回転中及び停止時に作動させる場合、すなわち
照明装置46をONにしておく場合には、図12(A)に
示すように、マジックミラーリールそのものは入賞図柄
が有効入賞ライン上に揃う位置に停止させ、リール停止
時に入賞図柄に対応する発光体47を消灯させてその図柄
を見えなくし、入賞を確定させないようにすることがで
きる。もちろん、すべての発光体47を消灯し、入賞を確
定させないようにしてもよい。逆に、図12(B)に示
すように、入賞図柄以外の図柄に対応する発光体47を消
灯させてその図柄を見えなくし、入賞を確定させる制御
を行うこともできる。もちろん、すべての発光体47を点
灯し、入賞を確定させるようにしてもよい。
【0110】この、マジックミラーリール回転中に照明
装置46をONにしておく場合には、せっかく目押しの技
量を駆使して入賞図柄を停止させても、消灯によりその
図柄が消えてしまう場合もあり得ることから、遊技をよ
り意外性に富んだものとすることができる。なお、マジ
ックミラーリールを、一部がマジックミラーで形成され
ているものとした場合、マジックミラーで形成されてい
ない部分は、通常のリールテープ42と同様に、照明装置
46の点灯の有無に関わらず、外部から図柄61、62を見る
ことができ、マジックミラーで形成されている部分は、
照明装置46の点灯により図柄が外部に表示されるものと
してもよい。従って、例えば、マジックミラーリールの
一部をマジックミラーで形成し、通常の遊技時は照明装
置46を点灯させて図柄を表示しているが、特定の遊技に
なったときには、照明装置46を消灯させ、一部の図柄が
見えなくなるような演出を行うこともできる。
【0111】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0112】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
遊技者は少なくとも一部の図柄の予測ができず、遊技を
意外性に富んだものとすることができる遊技機を提供す
ることができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0113】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
演出リールに少なくとも一部の図柄の予測が付かない回
転リールを使用することにより、演出を意外性に富んだ
ものとすることができる。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0114】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
遊技者は図柄の予測ができず、遊技を意外性に富んだも
のとすることができる遊技機を提供することができる。 (請求項4)請求項4記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。すなわち、請求項4記載の発明によれ
ば、演出リールに図柄の予測が付かない回転リールを使
用することにより、演出を意外性に富んだものとするこ
とができる。
【0115】(請求項5又は6)請求項5又は6記載の
発明によれば、上記した請求項1乃至4記載の発明の効
果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項
5記載の発明によれば、回転リールが停止したときに図
柄が表れるようにすることができ、請求項6記載の発明
によれば、回転リールが回転中にも図柄が表示される場
合があり、停止時にも図柄が表示されない場合があるよ
うにすることができる。従って、さらに意外性のある遊
技機を提供することができる。
【0116】(請求項7)請求項7記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項7記載の発明によれば、同一リール中のどの図柄
が表示されるか予測ができず、さらに意外性のある遊技
機を提供することができる。
【0117】(請求項8)請求項8記載の発明によれ
ば、上記した請求項1乃至7のいずれか1項に記載の発
明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、
請求項8記載の発明によれば、図柄の位置及び点灯の有
無により入賞又は演出を決定させることにより、入賞図
柄や演出のパターンを豊富にすることができる。
【0118】(請求項9)請求項9記載の発明によれ
ば、上記した請求項8記載の発明の効果に加え、次のよ
うな効果を奏する。すなわち、請求項9記載の発明によ
れば、リールの動きを見せずに演出を行うことができ、
図柄が動いているような視覚的効果を生じさせることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の入力、制御及び出力を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
を示す外観正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、回転リール40を
示す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作の概略を示すフローである。
【図5】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作のうち、抽選処理の概略を示すフローである。
【図6】本発明の実施の形態であって、スロットマシン
の動作のうち、回転リールの回転停止処理の概略を示す
フローである。
【図7】本発明の実施の形態であって、演出リール44の
図柄表示を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態であって、演出リール44の
図柄表示を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態であって、演出リール44の
図柄表示を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態であって、図9の図柄表
示を行う制御の概略を示すフローである。
【図11】本発明の他の実施の形態であって、スロット
マシンを示す外観正面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態であって、回転リー
ル40の図柄表示を示す図である。
【符号の説明】
10 スロットマシン 11 筺体 12 表示窓 13 図柄表示窓 15 投入スイッチ 16 ベットスイ
ッチ 17 精算スイッチ 20 制御装置 21 遊技制御装置 22 演出制御装
置 30 スタートスイッチ 40 回転リール 42 リールテープ 43 遊技リール 44 演出リール 45 マジックミ
ラーテープ 46 照明装置 47 発光体 50 ストップスイッチ 60 リールユニット 61,62 図柄 65 ホッパーユニット 66 表示装置 70 通常遊技制
御手段 80 特別遊技制御手段 91 特定導入遊
技制御手段 101 特定遊技制御手段 110 入賞抽選手
段 111 乱数発生手段 112 乱数抽出手
段 113 入賞判定テーブル 114 判定手段 120 演出リール制御手段 130 点灯制御手

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲に複数の図柄が表示される回転リー
    ルと、 この回転リールの回転及び停止を制御すると共に、所定
    確率で入賞の抽選を行うための制御装置とを備え、 複数の回転リールが停止した状態で、所定の位置に表示
    される図柄が、所定の方向に並ぶことにより入賞が確定
    する遊技機において、 前記回転リールのうち少なくとも一つに、少なくとも一
    部が表面側からは光を透さず、裏面側からは光を透すよ
    うに加工されているリールテープを用い、 このリールテープの加工されている部分の裏面に複数の
    図柄を印刷し、当該図柄が内側になるよう回転リールの
    周囲に貼付し、 回転リールの内部には照明装置を設け、この照明装置の
    点灯によって、裏面の図柄を外部から可視可能に形成し
    たことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 周囲に複数の図柄が表示される回転リー
    ルと、 この回転リールの回転及び停止を制御すると共に、所定
    確率で入賞の抽選を行うための制御装置とを備え、 複数の回転リールが停止した状態で、所定の位置に表示
    される図柄が、所定の方向に並ぶことにより入賞が確定
    する遊技機において、 前記回転リールとして、入賞確定の有無に関係しない演
    出リールを設け、 この演出リールのうち少なくとも一つに、少なくとも一
    部が表面側からは光を透さず、裏面側からは光を透すよ
    うに加工されているリールテープを用い、 このリールテープの加工されている部分の裏面に複数の
    図柄を印刷し、当該図柄が内側になるよう回転リールの
    周囲に貼付し、 回転リールの内部には照明装置を設け、この照明装置の
    点灯によって、裏面の図柄を外部から可視可能に形成し
    たことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 周囲に複数の図柄が表示される回転リー
    ルと、 この回転リールの回転及び停止を制御すると共に、所定
    確率で入賞の抽選を行うための制御装置とを備え、 複数の回転リールが停止した状態で、所定の位置に表示
    される図柄が、所定の方向に並ぶことにより入賞が確定
    する遊技機において、 前記回転リールのうち少なくとも一つに、表面側からは
    光を透さず、裏面側からは光を透すように形成したリー
    ルテープを用い、 このリールテープの裏面に複数の図柄を印刷し、図柄が
    内側になるよう回転リールの周囲に貼付し、 回転リールの内部には照明装置を設け、この照明装置の
    点灯によって、図柄を外部から可視可能に形成したこと
    を特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 周囲に複数の図柄が表示される回転リー
    ルと、 この回転リールの回転及び停止を制御すると共に、所定
    確率で入賞の抽選を行うための制御装置とを備え、 複数の回転リールが停止した状態で、所定の位置に表示
    される図柄が、所定の方向に並ぶことにより入賞が確定
    する遊技機において、 前記回転リールとして、入賞確定の有無に関係しない演
    出リールを設け、 この演出リールのうち少なくとも一つに、表面側からは
    光を透さず、裏面側からは光を透すように形成したリー
    ルテープを用い、 当該リールテープの裏面に複数の図柄を印刷し、図柄が
    内側になるよう演出リールの周囲に貼付し、 回転リールの内部には照明装置を設け、この照明装置の
    点灯によって、図柄を外部から可視可能に形成したこと
    を特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 前記遊技機は、照明装置の制御を行う点
    灯制御手段を有し、 この点灯制御手段は、前記回転リールの停止時に作動す
    ることを特徴とする請求項1乃至4記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記点灯制御手段は、前記回転リールの
    回転時に作動することを特徴とする請求項1乃至5記載
    の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記回転リールは、停止時に複数の図柄
    を表示可能なものであり、 前記照明装置は、各図柄に対応する発光体を有している
    ことを特徴とする請求項1乃至6記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記遊技機は、 前記回転リールが停止した状態で、所定位置の図柄が照
    明装置の点灯により外部に表示されることにより、入賞
    が確定し又は演出が行われるものであることとした請求
    項1乃至7記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記遊技機は、 回転リールの回転停止、照明装置の点灯、照明装置の消
    灯、回転リールの回転、を適数回繰り返して、図柄をコ
    マ送り状に可視させるよう形成されていることを特徴と
    する請求項8記載の遊技機。
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