JP4530127B2 - 回胴式遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技における視覚的な演出を行う回胴装置が備えられた例えばスロットマシン等の回胴式遊技機に関する。
従来、スロットマシン等の回胴式遊技機にあっては、3個のリールで構成された回胴装置が設けられている。回胴式遊技機は、ゲーム開始の指示がなされるのに従って各リールを一斉に回転させ、引き続きゲーム終了の提示がなされと各リールをそれぞれ停止させる。そして、各リールが表示する図柄の組み合わせが所定の有効ラインに揃うと入賞が確定し、揃った図柄の組み合わせに応じて遊技メダルを配当するようになっている。
回胴式遊技機に設けられている上述の回胴装置は、遊技の結果を提示するのみであったが、遊技者に遊技をより楽しんでもらうため演出表示を行う回胴装置が提案されている。例えば特許文献1には、裏面に複数の図柄が印刷されたマジックミラーテープを各リールの外周面に捲装し、リール内部に設けられた照明装置を点灯したときにだけ図柄を表示させることにより、遊技に意外性を持たせる回胴装置について記載されている。
特開2002−136641号公報
しかし、特許文献1に記載の回胴装置は、内部照明装置を消灯することでリールの外周面を鏡面にする演出表示はできるが、この演出表示がされた際にはリールの鏡面に遮られて遊技を行うための図柄を遊技者は見ることができない。このため、演出表示中は、目押し(所望の図柄を表示させるために遊技者が行うリールを停止させる操作)ができず、通常の遊技と演出とが互いに制限されていた。
また、特許文献1に記載の回胴装置は、内部照明装置を点灯することで特定の図柄を強調して表示するのみで、遊技者の視覚に訴えたり多様な演出を行うことで遊技を楽しませるものではなかった。
本発明は、こうした従来の課題に鑑みてなされたものであり、通常の遊技中であっても遊技者の視覚に訴える演出を効果的に行い、遊技の興趣を従来よりも高めることができる回胴式遊技機を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、図柄の組み合わせによって遊技結果を提示する複数のメインリールと、周面に図柄が描かれ演出表示を行うための複数のサブリールとを備える回胴式遊技機であって、前記サブリールの周面に沿って湾曲し、前記サブリール毎に当該サブリールの周面に沿って回転移動可能に取り付けられた反射板と、前記反射板に向けて映像を投影する投影部と、前記サブリールの背後の位置に設けられている映像表示部と、を備え、前記反射板は、前記サブリールの直径よりも大きな直径を有し当該サブリールの半径方向に重ねて配置された円筒状の外リールの周面の一領域に形成され、前記外リールの周面のうち前記反射板が形成されていない他の領域は透明であることを特徴とする。
請求項1に記載の回胴式遊技機によれば、外リールを回転させて、その反射板をサブリールの表示面を覆う位置に回転移動させ投影部が反射板に向けて映像を投影すると、観察者からは反射板で反射した反射映像がサブリールの位置に観察される。また、サブリールの背後の位置に配置された映像表示部が映像を表示すると、サブリールの背景映像が観察される。一方、外リールを回転させて、その周面に形成された透明な領域をサブリールの表示面側に回転移動させると、この透明な領域を通してサブリールの図柄が目視される。かかる反射映像と図柄とを切り換えて表示する演出表示をサブリールが効果的に行うことにより、遊技の興趣を高める。
請求項1に係る発明によれば、メインリールが表示する図柄の組み合わせで遊技の結果を提示する一方で、サブリール毎に設けられた各反射板が投影部からの映像を反射して表示するとともに、映像表示部がサブリールの背景映像を表示する。サブリールが視覚効果の高い演出を行うことで、遊技の興趣を従来よりも高めることができる。また、サブリールがその周面で図柄を表示する表示態様と、演出映像を反射板で反射させて表示する表示形態とに切り換えることで、遊技の進行に合わせて遊技者の視覚に訴える多様な演出表示をすることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を説明する。ここでは、本発明が適用された回胴式遊技機として、スロットマシン1について図面を参照しながら説明する。
図1は、スロットマシン1の外観構造を表した正面図、図2はスロットマシン1の内部構造を表した図である。図1及び図2において、スロットマシン1は、箱状の筐体2と、筐体2と蝶番機構により開閉可能に取り付けられたフロントドア3とを備えて構成されている。
フロントドア3の遊技者に面する側には、意匠的にデザインされ硬質プラスチックでそれぞれほぼ一体的に形成された、いわゆる化粧板に相当する上部パネル部4、中部パネル部5、及び下部パネル部6が設けられている。そして、中部パネル部5と下部パネル部6との間に、遊技者側に若干突出し、ゲーム操作をうための後述するスイッチ類が配置されている操作卓7が一体的に設けられている。なお、上部パネル部4、中部パネル部5、下部パネル部6、及び操作卓7は遊技者側に面し、これらにより「前面パネル部」が構成されている。
上部パネル部4には、高輝度発光ダイオード等で形成された複数の演出用ランプ41a,41b,41c,41d,41eと、演出効果音を発するスピーカ32a,32b(図2参照)が裏面側に取り付けられた網目状の孔が形成された放音部42a,42bがそれぞれ配設されている。
また、上部パネル部4のほぼ中央には、透明な硬質プラスチック板等が嵌め込まれて略長方形の表示窓44が形成され、表示窓44に面してその裏面側に、遊技結果を提示するための小型のメインリール装置(主回胴装置)80が配置されている。
なお、詳細については後述するが、メインリール装置80は、従来よりも小型の回転リール(以下「メインリール」という)81a,81b,81cを備えて構成されており、後述のスタートレバー75がオン操作されると、これらメインリール81a,81b,81cが一斉に回転動作を開始し、また、後述のストップボタン76a,76b,76cが押圧操作(ストップ操作)されると、その順番に従って、回転中のメインリール81a,81b,81cが順次に停止するように、所定の制御が行われるようになっている。
また、各メインリール81a,81b,81cの外周面にはその周方向に沿って所定個数及び所定の大きさの図柄が描かれており、上部パネル部4に形成されている表示窓44は、各メインリール81a,81b,81cに描かれている図柄を一つずつ視認可能とする大きさに設計されている。このため例えば、メインリール81a,81b,81cが停止すると、遊技者は、同図中の1点鎖線にて示されている有効ラインL1に沿って横一列に並んだ合計3個の図柄を、表示窓44を介して目視できるようになっている。なお、ここでは、表示窓44から目視される各メインリール81a,81b,81cの外周面を「メインリールの表示面」としている。
中部パネル部5には、ほぼ中央に略長方形の透明な表示窓51が形成された硬質プラスチック板であるパネル面50が設けられている。そして、表示窓51を介して、サブリール装置(副回胴装置)20と後述する背景映像表示部29とが筐体2内に配置されている。
なお、サブリール装置20は、上述のメインリール81a,81b,81cよりも大型の回転リール(以下「サブリール」という)21a,21b,21cを備えて構成されており、ゲームの進行等に伴ってこれらのサブリール21a,21b,21cが制御され、適宜の速度で正回転又は逆転したり停止等することによって、遊技者の視覚に訴える演出表示を行う。
また、各サブリール21a,21b,21cの外周面にはその周方向に沿って複数種類の図柄が描かれ、遊技者は、表示窓51を通してこれらの図柄を目視することができる。ここでは、表示窓51から目視される各サブリール21a,21b,21cの半周面を「サブリールの表示面」としている。
中部パネル部5のパネル面50には、当該パネル面50の裏面側に設けられている図示しないランプを点灯させることで例えば入賞役への内部当選など遊技状態を発光表示する演出表示部52と、複数の発光ダイオードがマトリクス状に配列され各発光ダイオードを選択的に発光させることでドット画像を演出表示する演出表示部53と、スロットマシン1にクレジット(貯留)されている遊技メダル(以下、単に「メダル」)数や、入賞によって獲得したメダル数、又は入賞役への当選回数等を数値表示する状態表示LED54が設けられている。更にパネル面50には、スロットマシン1の使用方法やゲーム内容の説明等が、視覚効果を高めてデザインされた文字等によって描かれている。
中部パネル部5の下側には、遊技者側に向かいながら若干下方に傾斜した平面を有する操作卓7が形成されている。操作卓7の当該平面の右側には、メダルを投入するためのメダル投入部71が設けられ、当該平面の左側には、押しボタンスイッチであるベットボタン73,74が設けられている。
ベットボタン73,74はスロットマシンの1ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するためのボタンスイッチである。ゲームを開始する際に、ベットボタン73が押圧操作されることで、貯留されているメダルから2枚のメダルがゲームに対して賭けられる。同様に、ベットボタン74が押圧操作されることで、当該ゲームに3枚のメダルが賭けられる。なお、ベットボタン74は、1回のゲームに賭けることができる最多枚数のメダルを提示するために設けられていることから、特に「マックスベットボタン」と呼ばれている。
操作卓7の前面左側には、メインリール81a,81b,81cの回転開始を指示するためのスタートレバー75が設けられ、操作卓7の前面ほぼ中央には、メインリール81a,81b,81cの回転停止を指示するための押しボタンスイッチである3個のストップボタン76a,76b,76cが各メインリール81a,81b,81cに対応付けて設けられている。
スタートレバー75は、先端に球形の操作ノブを有する揺動可能な操作を備え、操作が傾倒操作されるとオン、操作から手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ状態となるスイッチユニットで形成されている。ストップボタン76a,76b,76cは、押圧操作することで回転中のメインリール81a,81b,81cをそれぞれ独立して停止させるためのスイッチである。
すなわち、遊技者がベットボタン73又は74を押圧操作することで当該ゲームに賭けるメダル数を提示し、そして、スタートレバー75を傾倒操作すると、各メインリール81a,81b,81cが一斉に回転する。この時スロットマシン1は、当該ゲームの入賞に係る役(入賞役)の抽選を内部的な処理により行う(以下、これを「内部抽選」という)。
各メインリール81a,81b,81cが所定の回転数に達すると、ストップボタン76a,76b,76cによるメインリール停止操作が準備完了の状態となる。この状態で、遊技者がストップボタン76a,76b,76cを任意の順序でストップ操作(押圧操作)することにより、対応するメインリールが停止制御される。そして、停止した3個のメインリール81a,81b,81cにより表示される図柄が上述の内部抽選で当選した役に対応する組合せで、表示窓44の有効なラインL1上に揃うと入賞となり、その入賞役の種類に応じた枚数のメダルが遊技者に配当されるようになっている。
また、サブリール装置20は、少なくとも、上述のスタートレバー75がオン操作された時点から全てのメインリール81a,81b,81cが停止するまでの期間において、後述のサブ制御基板330の制御の下でサブリール21a,21b,21cを適宜の回転数で正回転、逆回転又は停止等、様々な回転動作をさせることによって、遊技者の視覚に訴える演出表示を行う。
操作卓7の前面右側には、フロントドア3を施錠するための施錠部77が設けられている。スロットマシン1の管理者等が施錠部77に所定の鍵を挿入して開錠操作すると、蝶番機構によって筐体2に取り付けられているフロントドア3を前方へ開くことができ、またフロントドア3を筐体2側に閉じると、自動的に施錠部77がこれらを施錠するようになっている。
下部パネル部6には、スロットマシン1のゲーム内容又は登場キャラクタなどを紹介するためのパネル61が設けられている。パネル61の両側には高輝度発光ダイオード等を備える演出用ランプ65a,65bが設けられている。
またパネル61の下側には、メダルを排出するための排出口62と、排出されたメダルを受ける受皿63とが設けられている。更に排出口62に隣接して、多数の穴形成された放音部64a,64bが設けられ、演出効果音を発するスピーカ35a,35b(図2参照)が放音部64a,64bの裏面側に配置されている。
次に、図2を参照して、フロントドア3の裏面構造と、筐体2の内部構造を説明する。なお、図2は、フロントドア3を筐体2から開いた状態を表している。同図において、フロントドア3の裏面上部には、演出用ランプ41a〜41eの光源である高輝度発光ダイオード31が複数配列されると共に、上述の放音部42a,42bに対向してスピーカ32a,32bが取り付けられている。
また、図2には示されていないが、スピーカ32a,32bの間に表示窓44が位置しており、メインリール装置80がその表示面を表示窓44に向けて取り付けられている。メインリール装置80の裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板330が取り付けられている。
なお、詳細は後述するが、スロットマシン1全体の動作は、筐体2側に設けられている主制御基板900によって統括制御されており、サブ制御基板330は、演出用ランプ41a〜41e,65a,65b、スピーカ32a,32b,35a,35bの制御等、ゲームの演出に係る制御を主に行っている。
サブ制御基板330の下方には、サブリール21a,21b,21cを目視させるための表示窓51を有するパネル面50が取り付けられている。表示窓51の上下両端近傍に、サブリール21a,21b,21cに向けて映像を投影する2個の投影部34a,34bが取り付けられている。なお、投影部34a,34bは、フラットタイプの例えばカラー液晶ディスプレイであり、詳細については後述する。
パネル面50の下方には、中央表示基板780と呼ばれる電気回路(中継)基板が設けられている。中央表示基板780には、操作卓7に設けられているベットボタン73,74と、スタートレバー75と、ストップボタン76a,76b,76cなどのスイッチ類が電気的に接続されており、これらスイッチ類の出力信号が主制御基板900に転送されるように配線接続されている。
中央表示基板780の下方には、メダル投入部71より投入される投入物を正規のメダルか異物か判別して振り分けるセレクト機構36と、セレクト機構36で振り分けられたメダルを筐体2内に設けられているホッパ装置93へ案内するガイド部材37と、セレクト機構36で振り分けられた異物を排出口62へ案内するガイド部材38と、ホッパ装置93から排出されるメダルを排出口62へ案内するガイド部材39が設けられている。また、排出口62の両側には、上述した放音部64a,64bに対向してスピーカ35a,35bが取り付けられており、これにより放音部64a,64bを介して演出効果音を出力するように構成されている。
筐体2内の略中央には、サブリール21a,21b,21cを備えるサブリール装置20が設けられている。サブリール装置20は、フロントドア3が筐体2側に閉じられると表示窓51にサブリール21a,21b,21cが対向するように、筐体2の所定フレーム(符号略)に位置決めして取り付けられている。なお、サブリール装置20の下面には、サブリール21a,21b,21cを回転駆動させるステッピングモータを制御するための電気回路基板であるサブリール制御基板200(図12参照)が設けられている。
サブリール装置20の斜め後の上方には、表示窓51と対向する背景映像表示部29が筐体2の背板に沿うように取り付けられている。背景映像表示部29は、カラー表示可能な液晶ディスプレイであることが望ましいが、例えばプラズマディスプレイ、または有機ELディスプレイ等のフラットタイプの表示パネルでも良い。
筐体2内の上部には、スロットマシン1の全体動作を集中制御する主制御基板900が取り付けられている。サブリール装置20の下方には、ホッパ装置93と、ホッパ装置93から溢れたメダルを収容するための補助貯留部94と、主電源装置95が設けられている。主電源装置95の側面には、いわゆる配電盤に相当する電源装置基板910(図12参照)が設けられている。更に、筐体2の内壁の一端には、遊技場等に設置されている「ホールコンピュータ」と呼ばれる管理用コンピュータと接続可能な外部集中端子基板920(図12参照)が取り付けられている。
そして、上述の主制御基板900、サブ制御基板330、中央表示基板780、サブリール制御基板200、電源装置基板910、外部集中端子基板920は、何れも導電性配線パターンの形成された絶縁性樹脂基板上に集積回路(IC)やトランジスタ、抵抗、コンデンサ等の電子部品が搭載されて配線接続されたいわゆる電気回路基板として形成されている。なお、主制御基板900とサブ制御基板330は、それぞれ硬質プラスチックのケースに収納されたユニット構造となっている。
次に、メインリール装置80の構造を図3〜図5を参照して説明する。なお、図3はメインリール装置80の外観構造を表した斜視図、図4はメインリール装置80の分解斜視図、図5はメインリールの外周面に捲装されているリールテープを表した展開図である。
図3に示すように、メインリール装置80は、3個の円筒状のメインリール81a,81b,81cと、これらメインリール81a,81b,81cを収容するリールケース本体86及びリールケースカバー87と、メインリール制御基板850とを備えて構成されている。
回路基板ケース88は、プラスチック成形された矩形状の籠体であって、サブ制御基板330を収容しつつ、リールケースカバー87の背後側に取り付けられている。
図4に示すように、リールケース本体86は、プラスチック成形された矩形状の筒体であり、3個のメインリール81a,81b,81cの表示面を、上述の表示窓44を介して視認可能とする略長方形の開口861が形成されている。リールケースカバー87は、プラスチック成形された矩形状の籠体であり、リールケース本体86に嵌着されることにより、3個のメインリール81a,81b,81cを収容している。
メインリール制御基板850は、リールケースカバー87の一端に取り付けられており、各メインリール81a,81b,81cを回転駆動するためのステッピングモータ83a,83b,83cに、主制御基板900から供給される制御信号に従ってパルス幅制御を施した電力を供給することにより、ステッピングモータ83a,83b,83cの回転と制動及び停止の制御を行い、ひいてはメインリール81a,81b,81cの動作を制御する。
メインリール81aとステッピングモータ83aは、支持板82aに組み付けられた単体の第1メインリールユニットとして構成され、メインリール81bとステッピングモータ83bは、支持板82bに組み付けられた単体の第2メインリールユニットとして構成され、メインリール81cとステッピングモータ83cは、支持板82cに組み付けられた単体の第3メインリールユニットとして構成されている。
そして、組み立て工程において、リールケース本体86の内壁に等間隔で形成されているスリットに、メインリール81aとステッピングモータ83aが組み付けられた支持板82aと、メインリール81bとステッピングモータ83bが組み付けられた支持板82bと、メインリール81cとステッピングモータ83cが組み付けられた支持板82cとがそれぞれ装着され、更に、支持板82a,82b,82cのそれぞれの一端がリールケースカバー87の一端にネジ止め固定されている。
更に、これら第1〜第3のメインリールユニットは、何れも基本的に同じ大きさ及び構造を有しており、メインリール81aとステッピングモータ83a及び支持板82aを有する第1メインリールユニットを代表して説明すると、次のように構成されている。
まず、メインリール81aは、軽量なプラスチックで全体的に円筒状に一体形成された骨格部分から形成され、例えば図5に示す複数種類の図柄が描かれたプラスチックシートからなるリールテープ8aがメインリール81aの外周面に捲装される。
支持板82aは金属又は硬質プラスチックで成形され、その板面にステッピングモータ83aがネジ止め等によって固定されている。そして、支持板82aに対して直交するステッピングモータ83aの回転軸に、メインリール81aの回転中心部分(ボス部)が固着され、これによって、ステッピングモータ83aの回転力を受けてメインリール81aが回転するようになっている。
また、図示していないが、ステッピングモータ83a内には、所定の基準角度に対する回転角度を検出する光学式のロータリエンコーダが内蔵されており、メインリール制御基板850が、当該ロータリエンコーダから出力される角度検出信号と主制御基板900から供給される制御信号とを対比しつつステッピングモータ83aを制御することにより、主制御基板900から供給される制御信号に従って、ステッピングモータ83aの回転と制動及び停止の制御を行い、ひいてはメインリール81aの回転と制動及び停止の制御を適切に行うようになっている。
なお、支持板82bに組み付けられたメインリール81bとステッピングモータ83bを有する第2メインリールユニットと、支持板82cに組み付けられたメインリール81cとステッピングモータ83cを有する第3メインリールユニットも、上述の第1メインリールユニットと同じ基本構造を有しており、メインリール81bには図5に示すリールテープ84b、メインリール81cにはリールテープ84cがそれぞれ捲装されている。
また、図5に示したように、リールテープ84a,84b,84cには、「スイカ」と「ぶどう」と「レモン」と「桃」及び「ナス」の5種類の図柄を組み合わせて、それぞれ13個ずつ描かれている。
なお、メインリール装置80は、例えば次に列記する仕様で形成される。
〔1〕 メインリール81a〜81cの定速回転時の回転数を、N≦80rpm
〔2〕 メインリール81a〜81cの各停止時間を、τ≦190msec
〔3〕 メインリール81a〜81cの直径を、R=122mm
〔4〕 メインリール81a〜81cの図柄の個数を、K=13個
〔5〕(最大)制御コマ数を、Nz≦3個
〔6〕図柄の種類を、制御コマ数Nzの関係から5種類
〔7〕1図柄の縦幅をH=26mm、横幅をW=35mm
〔8〕図柄のピッチ間隔を、PP=29.5mm
〔9〕リールテープ84a〜84cの長さをL=383mm 、幅をWT=44mm
但し、ステッピングモータ83a,83b,83cの1回転当たりの制御ステップ数を400ステップとし、各図柄当たりの回転角度を30ステップ又は31ステップで制御することとした。
次に、サブリール装置20の構造を図6〜図10を参照して説明する。図6はサブリール装置20の外観構造を表した斜視図、図7はサブリール装置20に備えられたサブリール20cを含むサブリールユニットを分解して表した斜視図、図8はサブリール20cの構造を表す斜視図、図9は内リール212の外周面に捲装されているリールテープ282a,282b,282cを例示した展開図、図10は外リール211の外周面に捲装されているリールテープ281a,281b,281cを例示した展開図である。
図6に示すように、サブリール装置20は、3個のサブリール21a,21b,21cと、これらサブリール21a,21b,21cがそれぞれ回転可能に取り付けられた板状のユニット板22a,22b,22cと、基板231とを備えて構成されている。なお、これらユニット板22a,22b,22c、及び基板231はいずれも硬質プラスチックで一体形成されたものである。
サブリール21a,21b,21bは、詳細には、それぞれ円筒形状で直径が異なる外リール211、及び内リール212から構成され、外リール211の内側に内リール212が配置されている。そして、外リール211と内リール212がそれぞれ独立して共通の回転軸周りで回転できるようにユニット板22a,22b,22cに取り付けられている。なお、かかる2個のリール211と内リール212が半径方向に重ねて配置された構造をここでは「二重リール構造」と呼んでいる。
また、各サブリール21a,21b,21cの内部には、外リール211を駆動するためのステッピングモータ251a,251b,251c、内リール212を駆動するためのステッピングモータ252a,252b,252c、及びこれらステッピングモータ251a,251b,251c,252a,252b,252cの回転力を各外リール211、内リール212に伝達する減速機構253がそれぞれ収容されている。なお、各ステッピングモータ251a,252a,251b,252b,251c,252cは、後述のサブリール制御基板200(図12参照)と配線ケーブル233を介して配線接続され、サブリール制御基板200から送出される駆動パルス信号によって回転制御される。
サブリール装置20を構成しているサブリール20cを含むサブリールユニットを次に説明する。図7において、サブリールユニットは、外リール211と、内リール212と、ステッピングモータ251c,252cと、減速機構253と、バックランプユニット26cがユニット板22cに組み付けられて構成されている。なお、かかる構成のサブリールユニットが基板231に3個配列して取り付けられて、サブリール装置20が組み立てられる。
外リール211は、減速機構253の回転軸254が挿入される軸穴を有するボス部211aと、ボス部211aを中心に放射状に延在する複数本のアーム部211bと、アーム部211bの先端部分に接続されボス部211aの中心から同心円状に形成された第1リング部211cと、第1リング部211cと同一径を有し、これと所定の間隔をおいて平行に位置する第2リング部211dと、第1リング部211cと第2リング部211dを複数カ所で連結する棒状の梁部211eから構成され、これらを骨組み体としてプラスチックによって一体的に形成されている。また、第2リング部211dの一端には、ユニット板22cに向けて延びる舌片状の遮光片211fが形成されている。
内リール212は、外リール211よりも小さな直径を有し、外リール211とはほぼ同一の形状となっている。すなわち、内リール212は、減速機構253の回転軸255が固着されるボス部212aと、ボス部212aから放射状の複数本のアーム部212bと、アーム部212bの先端部分に接続された第1リング部212cと、第1リング部212cと平行に位置する第2リング部212dと、第1リング部212cと第2リング部212dを連結する梁部212eと、一つのアーム部212bの一端に形成された舌片状の遮光片212fから構成され、これらを骨組み体としてプラスチックによって一体形成されている。
減速機構253は、ケースの周縁に突出して形成された取付け部を介して、ユニット板22cの内側に突設されたブラケット221,222にネジ止め固定される。また、減速機構253は、ステッピングモータ251cの回転力を外リール211に伝達する回転軸254と、ステッピングモータ252cの回転力を内リール212に伝達する回転軸255とを有している。
ここで、外側の回転軸255は、中心軸部分が中空に形成され、その中を内側の回転軸254が貫通する二重軸構造となっている。そして、回転軸254の先端部が内リール212のボス部212a中心に形成された孔を貫通し、外リール211のボス部211aに設けられた軸孔に止めネジ等で固着される。また、回転軸255の先端部が内リール212のボス部212aに形成された前記孔に挿入され、回転軸255の周囲に螺刻されたネジ部にナット256が締め込まれて固着される。
ユニット板22cの内側には、外リール211の基準となる回転位置を検出するためのフォトセンサ271cが所定の位置に取り付けられている。フォトセンサ271cは、外リール211が一回転する毎に遮光片211fが通過、遮光してオン動作し、これにより外リール211の回転位置を検出してサブリール制御基板200へ出力する。サブリール制御基板200は、フォトセンサ271cからの検出信号と、ステッピングモータ251cへ出力した駆動パルス信号のパルス数とを対比させて、外リール211の回転と制動、及び停止の制御を適切に行うようになっている。
更に、内リール212の基準回転位置を検出するフォトセンサ272cが金属からなる取付け具223を介してユニット板22cに形成されたブラケット221に取り付けられる。フォトセンサ272cも同様に、内リール212の遮光片212fが通過することでその回転位置を検出し、検出信号をサブリール制御基板200へ出力する。
なお、外リール211と内リール212は、サブリール制御基板200がステッピングモータ251c,252cへ送出する駆動パルス信号を制御することで、それぞれ独立して各リールの回転位置、回転数、回転の方向等の回転動作が制御されるようになっている。
バックランプユニット26cは、取付け具263を介してユニット板22cに形成されたブラケット222に取り付けられる。基板261には、バックランプ262が上中下の3段に分けられて実装されている。取付け具263には、基板261とともに、バックランプ262の配列に対応して開口部が3カ所形成されたプラスチック製のカバー264が取り付けられる。バックランプユニット26cは、内リール212の内側から正面に向けて光を照射し、内リール212の外周面に描かれた図柄を明るく表示する。
サブリール20cの構造を表す図8において、内リール212の外周面には、例えば図9に示される複数種類の図柄が印刷された長尺状のプラスチックシートであるリールテープ282cが捲装されて貼り付けられる。なお、他のサブリール21a,21bに備えられる内リール212の外周面にも同様に、リールテープ282a,282bがそれぞれ捲装される。
外リール211の外周面には、図10に示されるリールテープ281cが捲装されている。リールテープ281cは、長尺状のプラスチックフィルムから形成され、長手方向に約2分した一方の領域2811cには、表面にミラー加工(鏡面加工)が施され、他方の領域2812cは透明となっている。このようなリールテープ281cが外リール211の外周面に捲かれ貼り付けられることで、ミラー加工された領域2811cが外リール211のミラー面(反射面)となる。また、他のサブリール21a,21bの外リール211に捲装されるリールテープ281a,281bは、リールテープ281cと同様のものである。
なお、リールテープ281a,281b,281cは、表面がミラー加工され外リール211の周長の半分の長さを有するテープ(プラスチックシート)でもよく、この場合、外リール211の外周面のうち周方向の半分の領域面のみにリールテープ281a,281b,281cが貼られミラー面(反射面)が形成される。
次に、サブリール装置20と背景映像表示部29による表示動作の一例を図11を参照し説明する。図11は、サブリール装置20と背景映像表示部29が設置されたスロットマシン1の筐体2内部の構造を表す図である。同図に示されるように、フロントドア3が筐体2側に閉じられると、中部パネル部5のパネル面50に形成された透明な表示窓51がサブリール装置20の表示面側に位置する。
このとき、フロントドア3側の表示窓51の上下近傍にブラケット341a,341bを介して取り付けられている投影部34a,34bは、サブリール装置20にその投影軸を向けて配置される。つまり、投影部34a,34bは、その表示面の法線方向である投影軸を鉛直方向から若干、サブリール21a,21b,21cの表示面に向けて傾斜させて取り付けられることで、投影部34a,34bが投影しサブリール21a,21b,21cの外周面で反射されて表示される反射映像の歪みを小さくすることができる。また、スロットマシン1の奥行き幅の増大を防ぐこともできる。
なお、投影部34a,34bを形成する液晶ディスプレイは、バックライトを有してユニット化された自発光型の映像表示装置である。また、投影部34a,34bは、上述の液晶ディスプレイに限定されるものではなく、例えば有機ELから形成された表示装置等、自発光型の表示装置であれば何れでもよい。また、演出画像が印刷された透過フィルムを映写して表示する映写装置のように静止画像を投影する表示装置でもよい。また、投影部34a,34bは、1ライン(光画像列)ずつスキャニングして2次元の映像を形成し投影するものでもよい。
図11(a)は、サブリール装置20と背景映像表示部29によって演出映像を表示する表示態様を表している。このとき、任意のサブリール21a,21b,21cの外リール211は、ミラー加工された外周面(以下、「ミラー面」2811)が正面(遊技者PEYE側)に停止するよう回転制御されている。そして、投影部34a,34bがサブリール21a,21b,21cの外周面に向けて映像を投影すると、外リール211のミラー面2811で映像が反射し、遊技者PEYEは表示窓51を通して反射映像MIMGを観察できる。
また、サブリール装置20の上方に位置する背景映像表示部29が背景映像BIMGを表示すると、遊技者PEYEは、上述の反射映像MIMGと背景映像BIMGとが組み合わされたほぼ連続する演出映像を観察することができる。
なお、ミラー面2811を有する外リール211は、サブリール21a,21b,21c毎に設けられ、それぞれ独立して回転制御されるので、サブリール21a,21b,21cをいずれか選択して、その外リール211のミラー面2811のみを正面に停止させ、そのサブリール21a,21b,21cのみに反射映像MIMGを表示させることもできる。
また、図11(b)は、サブリール21a,21b,21cの図柄を表示する場合におけるサブリール装置20の表示態様を表している。このとき、外リール211は回転制御され、そのミラー面2811が、サブリール21a,21b,21cの背後の位置に停止している。この状態では、外リール211の透明な領域が正面に位置するので、遊技者PEYEは、外リール211を通して各内リール212が表示する図柄RIMGを目視することができる。
次に、図12のブロック図を参照して、スロットマシン1に設けられている制御システムについて説明する。まず、図2には説明の便宜上示されていないが、主制御基板900には、サブ制御基板330、中央表示基板780、メインリール制御基板850、電源装置基板910、及び外部集中端子基板920がそれぞれ配線ケーブルによって接続されている。
主制御基板900は、マイクロプロセッサMPUと半導体メモリであるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random access Memory)が搭載されており、マイクロプロセッサMPUが、ROMに予め記憶されているシステムプログラムとスロットマシンゲーム用のプログラムを実行し、各基板330,780,850,910,920に所定の指令を行ってそれぞれに分散制御を行わせることにより、スロットマシン1全体を集中制御する。
メインリール制御基板850には、メインリール81a,81b,81cを回転駆動するステッピングモータ83a,83b,83cが接続されている。そして、主制御基板900からメインリール81a,81b,81cを回転又は停止させるべき旨の制御信号が供給されると、メインリール制御基板850はステッピングモータ83a,83b,83cへの駆動パルス信号を制御し、メインリール81a,81b,81cの動作を制御する。
つまり、メインリール制御基板850は、主制御基板900から回転開始を指示する制御信号が供給されると、ステッピングモータ83a,83b,83cを起動させ、メインリール81a,81b,81cを80rpm以下の定速度で回転させるべく制御する。
また、メインリール制御基板850は、主制御基板900からメインリール81aを停止させるべき制御信号が供給されると、ステッピングモータ83aを制動制御し、停止時間τ内すなわち190msec内にメインリール81aを停止させる。また、有効ラインL1上に停止させるべき図柄が指定されて制御信号が供給されると、メインリール制御基板850は、停止時間τ内にメインリール81aを制御コマ数Nz分以下まで回転させ、指定された図柄が有効ラインL1上に揃うとメインリール81aを停止させる(本実施例では制御コマ数Nzを3個としており、メインリール81aはストップ操作されてから停止時間τ内に最大で3コマ分まで回転するとしている)。
また、主制御基板900からメインリール81bを停止させるべき制御信号が供給されると、ステッピングモータ83bを制動制御し、停止時間τ内にメインリール81bを停止させる。また、有効ラインL1上に停止させるべき図柄が指定されて制御信号が供給されると、停止時間τ内にメインリール81bを制御コマ数Nz分以下まで回転させ、指定された図柄が有効ラインL1上に揃うとメインリール81bを停止させる。
また、主制御基板900からメインリール81cを停止させるべき制御信号が供給されると、ステッピングモータ83cを制動制御し、停止時間τ内にメインリール81cを停止させる。また、有効ラインL1上に停止させるべき図柄が指定されて制御信号が供給されると、停止時間τ内にメインリール81cを制御コマ数Nz分以下まで回転させ、指定された図柄が有効ラインL1上に揃うとメインリール81cを停止させる。
サブ制御基板330は、マイクロプロセッサMPUと、半導体メモリROM,RAMと、投影部34a,34b等の映像表示装置に映像を表示させる制御を行うためのVDP(Video Display Processor)を搭載している。
サブ制御基板330には、演出用ランプ41a〜41e,65a,65bと、スピーカ32a,32b,35a,35bと、各種遊技情報表示部52,53,54と、投影部34a,34bと、背景映像表示部29が接続され、主制御基板900から演出開始を指示する制御信号が供給されると、これら演出用ランプ41a〜41e,65a,65bとスピーカ32a,32b,35a,35b等を駆動することによって、遊技者の視覚と聴覚に訴える演出を行う。また、主制御基板900は内部抽選した役の情報をサブ制御基板330へ供給し、サブ制御基板330は、その役に相当する演出を演出用ランプ41a〜41e,65a,65b、スピーカ32a,32b,35a,35b、及び各種遊技情報表示部52,53,54等によって行うことにより、遊技者に興味を与える効果的な演出を行うようになっている。
また、サブ制御基板330には、サブリール制御基板200が接続されている。サブリール制御基板200には、サブリール21a,21b,21cを回転駆動するステッピングモータ251a,252a,251b,252b,251c,252cと、各サブリール21a,21b,21cの外リール211と内リール212の回転位置を検出するフォトセンサ251a,252a,251b,252b,251c,252cが接続されている。
そして、主制御基板900からサブリール21a,21b,21cの外リール211を回転又は停止させるべき旨の制御信号が供給されると、サブリール制御基板200は、フォトセンサ271a,271b,271cからの検出信号を受けながら各外リール211の回転位置を適切に把握しつつ、ステッピングモータ251a,251b,251cへの駆動パルス信号を制御して各外リール211の回転動作を制御する。
また、主制御基板900からサブリール21a,21b,21cの内リール212を回転又は停止させるべき旨の制御信号が供給されると、サブリール制御基板200は、フォトセンサ272a,272b,272cからの検出信号を受けながら各内リール212の回転位置を適切に把握しつつ、ステッピングモータ252a,252b,252cへの駆動パルス信号を制御して各内リール212の回転動作を制御する。
これにより、サブ制御基板330は、主制御基板900からサブリール装置20による演出を指示する制御信号が供給されると、サブリール制御基板200を制御して、サブリール21a,21b,21cの各外リール211及び内リール212を適宜の回転数で正回転、逆回転又は停止等、様々にその回転動作を変化させる演出を行わせ、また各サブリール21a,21b,21cのバックランプユニット26a,26b,26cを点灯又は消灯させることにより、各サブリール21a,21b,21cが表示するそれぞれの図柄の明暗を強調して演出表示させる。
また、サブ制御基板330は、主制御基板900からサブリール装置20のいずれかのサブリール21a,21b,21cによる演出表示を指示する制御信号が供給されると、サブリール制御基板200を制御して外リール211を回転させ、選択指示されたサブリール21a,21b,21cのミラー面2811を内リール212の表示面を覆う正面に位置させる。そして、サブ制御基板330は、制御信号に従って該当する動画像を表示させるための映像信号を生成し投影部34a,34bへ出力する。このとき、投影部34a,34bは、制御信号に基づいて選択されたサブリール21a,21b,21cのミラー面2811へ向けて動画像を投影し、これにより該動画像がミラー面2811で反射することで生成される反射映像MIMGが遊技者側に表示される。
また、サブ制御基板330は、主制御基板900から背景映像表示部29による演出開始を指示する制御信号が供給されると、この制御信号に従って背景映像を表示させるための映像信号を生成し、背景映像表示部29へ映像信号を送出する。背景映像表示部29は、入力した映像信号に基づき背景映像BIMGを遊技者側に表示する。
中央表示基板780は、ベットボタン73,74と、スタートレバー75及びストップボタン76a,76b,76cが接続され、これらベットボタン73,74,スタートレバー75,ストップボタン76a,76b,76cから出力される出力信号を主制御基板900へ転送する中継基板として機能する。また、中央表示基板780は、セレクト機構36に設けられているメダル検出センサから出力される出力信号を主制御基板900へ転送し、メダル投入部71に投入されたメダル枚数を知らせると共に、異物の投入や目詰まりの発生等を知らせる。
そして、主制御基板900は、ベットボタン73又は74がオン操作されると、当該ゲームへの賭け枚数を検知し、スタートレバー75がオン操作されると、メインリール回転開始の指示がなされたことを検知し、ストップボタン76a,76b,76cが任意の順番でストップ操作されると、その順番でメインリール81a,81b,81cを停止させるべき指示がなされたことを検知する。
ここで、主制御基板900が上述のスタートレバー75がオン操作されたことを検知すると、内部役抽選を行った後、上述のメインリール81a,81b,81cを回転させるべくメインリール制御基板850に指令すると共に、サブ制御基板330に指令して、演出用ランプ41a〜41e,65a,65bと、スピーカ32a,32b,35a,35bとによる演出を行わせる。更に、主制御基板900は、サブ制御基板330に指令してサブリール21a,21b,21cを様々に回転させる演出を行なわせる。
また、ストップボタン76a,76b,76cが任意の順番でストップ操作されると、主制御基板900は、メインリール81a,81b,81cをストップ操作の順番で停止させ、且つ、上述したように抽選した役に相当する図柄を正面のラインL1上に揃えるべくメインリール制御基板850に指令する。また、主制御基板900は、サブ制御基板330に指令して、各ストップボタン76a,76b,76cが押圧操作される毎に、演出用ランプ41a〜41e,65a,65bと、スピーカ32a,32b,35a,35bによる演出を様々に変化させることにより、ゲームの進行状況等を遊技者に告知する。
電源装置基板910は、主電源装置95で発生される各種電源電圧をホッパ装置93その他の各所に配電する配電回路が形成されており、かかる配電回路からスロットマシン1の動作に必要なシステム電源を供給する。また、電源装置基板910は、主制御基板900からメダルの払い出しをすべき旨の指令を受けると、ホッパ装置93を制御してメダルの払い出しを行わせる。
外部集中端子基板920は、主制御基板900から出力されるスロットマシン1の状態信号又はゲームの進行状況等を示す信号を、上述のホールコンピュータへ送出するための端子基板である。
次に、かかる構成を有するスロットマシン1の動作例を図13〜図15を参照して説明する。図13と図14はスロットマシン1の動作を例示するフローチャート、図15(a)は、スロットマシン1に備えられている役の種類と、各役に相当する図柄の組合せと、各役に入賞した際に払い出されるメダルの枚数等を関連付けて表した図、図15(b)は、役抽選の原理を表した模式図である。
本スロットマシン1は、先の遊技者にメダルの払出しを完了すると待機状態となり、この待機状態において例えば新たな遊技者がメダル投入部71にメダルを投入すると、ゲームを行うことが可能となる。
なお、待機状態が所定時間以上続いているときは、主制御基板900からのコマンドを受け、サブ制御基板330は、サブリール21a,21b,21cの各外リール211のミラー面2811を図11(a)に示した正面位置に回転移動させる。これに同期してサブ制御基板330は、投影部34a,34bに例えばゲームの開始を遊技者に促すような演出映像をサブリール21a,21b,21cに向けて投影させ、外リール211のミラー面2811で上述の演出映像を反射表示させる。更には、背景映像表示部29にサブリール21a,21b,21cの背景となる演出映像BIMGを表示させる。
図13において、遊技者がメダル投入部71にメダルを投入するとゲームが開始され、ステップS101において、主制御基板900が一般遊技モードを設定し、基本的な一般遊技の状態に遷移する。そして、ステップS102において、主制御基板900からサブ制御基板330へ一般遊技通常表示と呼ばれる演出を行うべき制御信号が供給されると、サブ制御基板330は、演出用ランプ41a〜41e,65a,65bとスピーカ32a,32b,35a,35bに対し光や音による演出を行わせると共に、サブリール装置20に対しサブリール21a,21b,21cを様々に回転又は停止させる演出を行わせる。
次に、ステップS103において、遊技者がベットボタン73,74の何れかによって当該ゲームに賭けるメダル数を提示した後、ステップS104においてスタートレバー75をオン操作すると、ステップS105に移行する。
ステップS105では、主制御基板900は、メインリール制御基板850に指令して3個のメインリール81a,81b,81cを回転させ始め、同時に役抽選(内部抽選)を行う。
ここで、本スロットマシン1には、図15(a)に示す、シングルボーナス(SB)と呼ばれる特別役と、リプレイと呼ばれる再遊技役と、2つの小役すなわち小役〈1〉と小役〈2〉とが備えられている。
シングルボーナス(SB)は、図5に示したメインリール81a,81b,81cの外周面に描かれている各図柄が、「スイカ」-「桃」-「桃」の組み合わせで有効ラインL1(図1参照)上に揃って停止すると入賞となり、遊技者に対し13枚(つまり、賭け枚数の13倍)のメダルを払い出し、更に遊技者にとって有利にゲームを進行させる得る特典を提供する役である。
リプレイは、図5に示したメインリール81a,81b,81cの外周面に描かれている各図柄が、「ぶどう」-「ぶどう」-「桃」の組み合わせで有効ラインL1上に揃って停止すると、メダルの支払いを行わないが、遊技者にとって賭け枚数の提示を行うことなく、もう1度ゲームを行う特典を与える役である。
小役〈1〉は、メインリール81a,81b,81cの外周面に描かれている各図柄が、「スイカ」-「ぶどう」-「レモン」の組み合わせで有効ラインL1上に揃って停止すると入賞となり、13枚(つまり、賭け枚数の13倍)のメダルの支払いを行う役である。
小役〈2〉は、左側のメインリール81aの外周面に描かれている「桃」の図柄が有効ラインL1上に停止すると、残余のメインリール81b,81cが表示する図柄に関わらず入賞となり、3枚(つまり、賭け枚数の3倍)のメダルの支払いを行う役である。
この内部抽選の際には、まず主制御基板900中のマイクロプロセッサMPUが乱数演算を行うことによって、最小の乱数値0から最大の乱数値ηmax(例えば65535)の範囲内の1つの乱数値ηiを内部発生する。そして、図15(b)に示すように、シングルボーナス(SB)とリプレイと小役〈1〉と小役〈2〉が最小の乱数値0から最大の乱数値ηmax内の所定の乱数値の範囲に対応付けて予め割り当てられており、マイクロプロセッサMPUは、上述の内部発生した乱数値ηiと予め割り当てられている夫々の乱数値の範囲とを対比して一致性を判定することにより、シングルボーナス(SB)とリプレイと小役〈1〉と小役〈2〉の何れか1つの役を抽選する。また、上述の内部発生した乱数値ηiが、シングルボーナス(SB)とリプレイと小役〈1〉と小役〈2〉の何れの乱数値にも該当しない場合には、マイクロプロセッサMPUは、ハズレを抽選する。
例えば、マイクロプロセッサMPUは、内部発生した乱数値ηiが図15(b)に示す0≦ηi<η1の関係を満足すると小役〈2〉を抽選し、η1≦ηi<η2の関係を満足すると小役〈1〉を抽選し、η2≦ηi<η3の関係を満足するとリプレイ(再遊技役)を抽選し、η3≦ηi<η4の関係を満足するとシングルボーナス(SB)を抽選し、η4≦ηi<ηmaxの関係を満足すると、その他の役又はハズレを抽選する。
ここで、ハズレに該当する乱数値の範囲が最も大きく、次に小役〈2〉、小役〈1〉、リプレイ(再遊技役)、シングルボーナス(SB)の順で次第に乱数値の範囲が小さくなっていくように予め決められることにより、ハズレの抽選確率が最も高く、シングルボーナス(SB)の抽選確率が最も小さくなっている。
図13に示したステップS105において、内部抽選した結果、当選役があるか否か判断し、当選役があると判断するとその当選役に対応するフラグを記憶する。この場合、主制御基板900からサブ制御基板330へ当選役に関する演出表示をすべき制御信号が供給され、サブ制御基板330はサブリール制御基板200と投影部34a,34bを制御して、サブリール装置20にその当選役に対応する反射映像の演出表示を行わせる。また、演出表示部52,53にその当選役の図柄等を表示をさせて、遊技者に当選した役を報知する。また、当選役がない場合には、主制御基板900はサブ制御基板330に指令して、サブリール21a,21b,21cを正回転又は逆回転させるような回転動作をともなう演出を行わせて遊技の開始を盛り上げる。
次に、ステップS106において、遊技者がストップボタン76a,76b,76cを任意の順番でオン操作すると、主制御基板900が各メインリール81a,81b,81cを停止させるための制御を行う。
ここで、上述の内部抽選においてシングルボーナス(SB)を抽選していた場合には、メインリール制御基板850は、各メインリール81a,81b,81cの図柄を「スイカ」-「桃」-「桃」の組み合わせで有効ラインL1上に揃えるべく、ストップ操作された順番でステッピングモータ83a,83b,83cを制動制御して、制御コマ数Nzの条件を満足しつつ、それぞれを停止時間τ(すなわち、190msec)以内に停止させる。
つまり、メインリール制御基板850は、遊技者がストップボタン76aをストップ操作した時点から、最大の制御コマ数Nzである3コマ分までメインリール81aを更に回転させ(滑らせ)るので、メインリール81aが回転中であって、例えば図5に示したリールテープ84aの一番下に描かれている「ぶどう」の図柄(符号t1で示す図柄)が有効ラインL1上に位置したときに、遊技者がストップボタン76aをストップ操作しても、メインリール制御基板850は、メインリールを3コマ余計に回転させる間に「スイカ」の図柄が有効ラインL1上に位置し、その時点でメインリール81aを停止させる。これにより、抽選されている役に相当する「スイカ」の図柄を的確に有効ラインL1上に停止させている。
このように、遊技者によってストップ操作された時点におけるメインリール81aの図柄が内部当選役に係る「スイカ」ではなくても、制御コマ数Nzが3個(Nz≦3)に設定されているので、メインリール81aを最大で3コマ分滑らせて、いわゆる引き込み制御を行って、確実に「スイカ」の図柄を有効ラインL1上に停止させている。
メインリール制御基板850は、他のメインリール81b,81cについても同様に、ストップ操作された時点から最大で3コマ分回転させ、その間にメインリール81b,81cの「桃」の図柄が有効ラインL1上に位置し停止させるべく、引き込み制御を行っている。
更に、他の小役〈1〉と、小役〈2〉と、リプレイ(再遊技)の何れかが抽選されていた場合でも、メインリール制御基板850は、シングルボーナス(SB)役の場合と同様に、制御コマ数Nzと停止時間τの条件を満足しつつステッピングモータ83a,83b,83cを制動制御することにより、ほぼ確実に、それらの役に相当する図柄(抽選された役が例えば小役〈1〉の場合には「スイカ」-「ぶどう」-「レモン」)を有効ラインL1上に位置させて、メインリール81a,81b,81cを停止させる。
そして、ステップS107において、全てのメインリール81a,81b,81cが停止したことを検知すると、ステップS108へ移行する。
ステップS108,S109では、主制御基板900が停止したメインリール81a,81b,81cが上述した何れかの役に入賞したかどうか判定し、入賞していない場合には、ステップS110において一般遊技非入賞演出表示と呼ばれる演出表示を行って、ステップS102からの処理を繰り返す。
例えば、上述のステップS110において、主制御基板900からサブ制御基板330へ一般遊技非入賞演出表示を行うべき制御信号が供給されると、サブ制御基板330は、残念な感情を惹起させるような光と音による演出を演出用ランプ41a〜41e,65a,65bとスピーカ32a,32b,35a,35bにて行なわせ、また、残念な情景を表現した映像をサブリール装置20に反射表示させた後、ステップS102からの処理を繰り返す。
上述のステップS108において小役に入賞したときには、ステップS111に移行し、一般遊技入賞演出表示と呼ばれる当該小役に対応した演出表示を演出用ランプ41a〜41e,65a,65bと、スピーカ32a,32b,35a,35b、及びサブリール装置20にて行わせる。そして、ステップS112において、主制御基板900はホッパ装置93に指令し、上述の小役に対応する枚数のメダルを払出した後、ステップS102に戻って処理を繰り返す。
上述のステップS109において、シングルボーナス(SB)に入賞となったと判断すると、図14に示すSBゲームの処理に移行する。
次に、図14を参照して、SBゲームに移行した場合の動作を説明する。なお、SBゲームで入賞すると、上述の一般遊技において入賞した場合よりも多くのメダルを獲得することが可能となっている。
SBゲームに移行すると、ステップS201において、主制御基板900がSBゲームモードを設定し、更にSBゲームが開始されたことを告知するためのSBゲーム告知演出表示と呼ばれる演出表示を行う。SBゲーム告知演出表示は、主制御基板900がSBゲームモードを設定し、サブ制御基板330へ演出表示を行うべき制御信号が供給されると、サブリール制御基板200は、サブリール21a,21b,21cのうち適宜に選択された何れかの外リール211を回転させそのミラー面2811を正面へ移動させる。同時にサブ制御基板330は、投影部34a,34bを制御し、回転した外リール211のミラー面2811に向けて演出映像を投影させる。また、サブ制御基板330は、背景映像表示部29にサブリール21a,21b,21cの背景となる演出映像を表示させる。このとき、サブ制御基板330は、演出用ランプ41a〜41e,65a,65bと、スピーカ32a,32b,35a,35bにSBゲームに対応する光や音による演出を行わせる。
図16は、スロットマシン1に搭載されたサブリール装置20によって表示されるSBゲーム告知演出の表示例を示している。この場合、左のサブリール21aと右のサブリール21cの各ミラー面2811が表示面側に位置し、中央のサブリール21bのミラー面2811が背後側に位置している。これにより、中央のサブリール21bのみ図柄を表示し、左右のサブリール21a,21cの図柄が隠される。そして、左右のサブリール21a,21cのミラー面2811に投影される例えば「GO」の文字を表す反射映像MIMGと、背景映像表示部29による「花火」の背景映像BIMGが演出表示される。
このような視覚に訴える映像をサブリール装置20と背景映像表示部29が表示することで、BBゲームが開始されたことを遊技者に報知し、高配当のメダル獲得を期待させるような演出表示を効果的に行うことができる。
ステップS201において、SBゲーム告知演出表示を所定の時間だけ行った後、サブ制御基板330は、投影部34a,34bに演出映像の投影を停止させ、サブリール制御基板200は、外リール211を回転させて全てのミラー面2811を内リール212の背後側へ退避させる。
そして、ステップS202において、主制御基板900からサブ制御基板330へSBゲーム通常表示と呼ばれる演出を行うべき制御信号が供給されると、サブ制御基板330は、演出用ランプ41a〜41e,65a,65bとスピーカ32a,32b,35a,35bに対し光や音による演出を行わせると共に、サブリール装置20に対しサブリール21a,21b,21cの内リール212を様々に回転又は停止させる演出を行わせる。
次に、ステップS203〜S207において、図13に示したステップS103〜S107と同様の処理を行う。すなわち、ステップS203において、遊技者がベットボタン73又は74によって当該ゲームに賭けるメダル数を提示した後、ステップS204においてスタートレバー75をオン操作すると、ステップS205でメインリール81a,81b,81cを一斉に回転させ始めると同時に内部抽選が行われ、当選した役に対応する演出表示をサブリール装置20、及び演出表示部52,53等に行わせる。
そして、ステップS206において、遊技者がストップボタン76a,76b,76cを適宜にオン操作すると、それに応じて各メインリール81a,81b,81cが制動制御され、ステップS207において、全てのメインリール81a,81b,81cが停止したことを検知した後、ステップS208へ移行する。
ステップS208では、停止したメインリール81a,81b,81cが表示する図柄を調べ、その図柄の組み合わせがSBゲームにおける当選役の条件を満足するか、すなわち入賞か否か判定する。
ステップS208において入賞しなかったと判断すると、ステップS209に移行して、入賞しなかったことを遊技者に提示するためのSBゲーム非入賞演出表示と呼ばれる演出表示を行う。このとき、主制御基板900からサブ制御基板330へSBゲーム非入賞演出表示を行うべき制御信号が供給され、サブ制御基板330は、残念な感情を惹起させるような光と音による演出を演出用ランプ41a〜41e,65a,65bとスピーカ32a,32b,35a,35bにて行なわせ、また、次のゲームに期待させるような情景を表現した演出をサブリール装置20に投影部34a,34bからの映像を反射表示させることで行なわせる。
引き続き、ステップS210において、主制御基板900が、SBゲームの行われた回数が予め決められている規定ゲーム回数に到達したか判断し、未だ達していなければステップS202に戻って処理を繰り返し、規定ゲーム回数に到達した場合には、ステップS211に移行してSBゲームを終了した後、図13に示したステップS101に移行し、一般遊技を開始する。
上述したステップS208において、入賞となった場合には、ステップS212に移行し、SBゲーム入賞演出表示と呼ばれる演出表示を演出用ランプ41a〜41e,65a,65bと、スピーカ32a,32b,35a,35bと、サブリール装置20にて行わせる。
更に、ステップS213において、ホッパ装置93に指令し、上述の入賞に対応する枚数のメダルを払出した後、ステップS202に戻って処理を繰り返す。
このように、図13と図14を参照して説明した本スロットマシン1のゲーム中に、ゲームの進行や入賞に応じた演出をサブリール装置20が実行することにより、遊技者に対して視覚効果を高めた演出を提供することが可能となっている。
以上説明したように、本実施の形態におけるスロットマシン1によれば、遊技行いながらであっても、ゲームの進行に合わせて又は役の入賞等ゲーム内容に応じて、視覚効果を高めた演出をサブリール装置20が行うことができ、ゲームの興趣を高める。
また、サブリール21a,21b,21cによる通常の図柄表示とともに、演出された映像を外リール211で反射して表示するので、遊技者の視覚に訴える演出表示を効果的に行うことができる。
また、サブリール21a,21b,21cによる図柄表示と、各外リール211による反射映像の表示とを切り換えることにより、ゲームの進行状況等に合わせた多様な演出表示を行うことができる。
また、背景映像表示部29がサブリール装置20の背景としての映像を表示するので、サブリール装置20が表示する反射映像MIMGと背景映像表示部29が表示する映像BIMGとが組み合わされ、これらの映像が連続した演出表示をすることができる。これにより、広い演出表示領域を使った従来行われていない多様な演出表示を行うことができる。
スロットマシンの外観構造を表した正面図である。 スロットマシンの内部構造を表した図である。 メインリール装置の外観構造を表した斜視図である。 メインリール装置の構造を分解して表した斜視図である。 メインリールの外周面に捲装されているリールテープを例示した展開図である。 サブリール装置の外観構造を表した斜視図である。 サブリールユニットの構造を分解して表した斜視図である。 サブリールの構造を表す斜視図である。 内リールの外周面に捲装されているリールテープを例示した展開図である。 外リールの外周面に捲装されているリールテープを例示した展開図である。 サブリール装置及び背景映像表示部が設置されたスロットマシンの内部構造を表す図である。 スロットマシンの制御システムを示すブロック図である。 スロットマシンの動作例を示すフローチャートである。 スロットマシンの動作例を更に示すフローチャートである。 スロットマシンに備えられている役の種類と、各役に相当する図柄の組合せと、各役に入賞した際に払い出されるメダルの枚数等を関連付けて表した図、及び役抽選の原理を表した模式図である。 スロットマシンに搭載されたサブリール装置及び背景映像表示部によって表示される演出表示例を示す図である。
符号の説明
1… スロットマシン、 2… 筐体、 3…フロントドア
4… 上部パネル部、 5… 中部パネル部、 7… 操作卓
20… サブリール装置、 21a,21b,21c… サブリール
211… 外リール、212… 内リール
251a,251b,251c,252a,252b,252c… ステッピングモータ
26a,26b,26c… バックランプユニット
281a,281b,281c,282a,282b,282c… リールテープ
2811… ミラー面
29… 背景映像表示部
32a,32b,35a,35b… スピーカ
34a,34b… 投影部
41a〜41e,65a,65b… 演出用ランプ
44… 表示窓
50… パネル面、 51… 表示窓、 52,53… 演出表示部
54… 状態表示LED、 62… 排出口、71… メダル投入部
73,74… ベットボタン、 75… スタートレバー
76a,76b,76c… ストップボタン
80… メインリール装置、 81a,81b,81c… メインリール
84a,81b,81c… リールテープ
200… サブリール制御基板、 330… サブ制御基板
780… 中央表示基板、 850… メインリール制御基板
900… 主制御基板

Claims (1)

  1. 図柄の組み合わせによって遊技結果を提示する複数のメインリールと、周面に図柄が描かれ演出表示を行うための複数のサブリールとを備える回胴式遊技機であって、
    前記サブリールの周面に沿って湾曲し、前記サブリール毎に当該サブリールの周面に沿って回転移動可能に取り付けられた反射板と、
    前記反射板に向けて映像を投影する投影部と、
    前記サブリールの背後の位置に設けられている映像表示部と、を備え
    前記反射板は、前記サブリールの直径よりも大きな直径を有し当該サブリールの半径方向に重ねて配置された円筒状の外リールの周面の一領域に形成され、前記外リールの周面のうち前記反射板が形成されていない他の領域は透明である
    ことを特徴とする回胴式遊技機。
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