JP2002136587A - 分散補助剤及び皮膚外用粘着剤組成物 - Google Patents
分散補助剤及び皮膚外用粘着剤組成物Info
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Abstract
水性液中への均一分散を補助する分散補助剤であって、
自重の10倍以上の吸水能を有する高吸水性高分子化合
物を含有する分散補助剤。(A)アニオン基を有する水
溶性高分子化合物及び/又はその架橋体、(B)高吸水
性高分子化合物0.01〜10質量%、及び(C)水7
0〜98質量%を含有し、(D)炭素数2〜3の多価ア
ルコールの含有量が5質量%以下である皮膚外用粘着剤
組成物。 【効果】 時間がかからず、容易に、且つ多価アルコー
ルを用いないでも良好な水溶性高分子化合物粉体、無機
粉体の水性分散液が得られる。また、時間がかからず、
容易に、且つ多価アルコールを用いないでも水溶性高分
子化合物等の粉体原料を分散させることができ、高含水
性を有し、使用性が良く、且つ冷却の立ち上がりが早い
皮膚外用粘着剤組成物が得られる。
Description
及び/又は無機粉体の水性液中への均一分散を補助する
分散補助剤及び皮膚外用粘着剤組成物に関する。
り、湿布に適用される含水ゲルは、水の気化熱により患
部を冷却し、また薬剤を経皮吸収させるために好適な膏
体として用いられている。最近では、消炎鎮痛を目的と
したパップ剤の他、脚などの疲れやむくみ回復、発熱時
の身体の冷却など、冷却を主目的とした貼付剤の基材と
しても使用されている。冷却効果の向上として、例えば
含水ゲルの冷却時間を延長させるには、ゲルの含水率を
上げる方法が考えられる。
は、通常、保湿剤としてグリセリン等の多価アルコール
が含有される。また、これら多価アルコールは、ゲルの
マトリックス成分である粉体状の水溶性高分子化合物
(水溶性高分子粉体)や保形剤として使用される粉体状
の無機化合物(無機粉体)などの粉体原料を水中へ分散
させるための予備分散媒としても使用されるものであ
る。
どの粉体原料を水に投入すると、粉体が凝集してダマや
ママコができ、均一分散は困難であった。そこで、これ
らを均一に溶解または分散させる手段として、グリセリ
ンなどの多価アルコールにあらかじめ予備分散させてお
いた後に攪拌しながら徐々に投入する方法、強攪拌しな
がら極少量ずつ徐々に投入する方法、加熱しながら投入
攪拌する方法、分散剤として活性剤を利用する方法など
が一般的に行われている。
法では粉体原料をグリセリン等の多価アルコールに分散
するための工程が必要となり、その工程のための時間を
要していた。更に、グリセリン等で予備分散した場合で
も、それを水に投入する際に徐々に攪拌しながら投入し
なければ、均一な溶解、分散ができないことがあり、や
はり時間がかかるという問題があった。また、粉体原料
を多く配合するほどグリセリン等の多価アルコールを多
く配合しなければならず、用途、組成が限られる問題が
あった。特に上記のような含水ゲルの場合、上記粉体原
料を水中へ予備分散させるために多量の多価アルコール
を使用すると、含水率を高くすることには限界が生じる
ことから、従来のゲル組成では、ゲルの含水率を上げる
ことによる冷却効果は必ずしも満足できるものではなか
った。また、貼付直後の冷却の立ちあがりも、満足でき
るものではなかった。
外の方法についても、いずれも解決すべき問題があり、
満足がいくものではなかった。即ち、水を攪拌しながら
粉体原料を徐々に投入する方法では非常に時間がかかる
上、粉体の種類によってはわずかでも塊で投入してしま
うと均一な溶解,分散ができない場合があり、高速で攪
拌する特別な機器を必要とした。また、加熱しながら投
入攪拌する方法では、加熱しながら攪拌する設備が必要
で、加熱と分散溶解後の冷却に時間がかかるので、非常
にコストがかかり、かつ多量に溶解、分散することは非
常に困難であった。更に、活性剤を利用して分散、溶解
する方法も均一性の面で必ずしも十分ではなく、また攪
拌により泡立ちなどの問題が発生することもあった。
で、水溶性高分子粉体及び/又は無機粉体を水性液中に
効率よく均一に分散させることができる分散補助剤及び
粉体原料の予備分散媒としての多価アルコールの配合量
を減らし、含水率を高めることによって、優れた冷却効
果及び良好な使用性が得られる皮膚外用粘着剤組成物を
提供することを目的とする。
発明者らは、上記目的を達成するため、水溶性高分子粉
体、粘土鉱物粉体等の無機粉体などの粉体原料を水性液
に均一に分散させる手段について鋭意検討した結果、後
述する実施例に示すように、特定の吸水能を有する高吸
水性高分子化合物を分散補助剤として用いることで、時
間がかからず、容易に、且つグリセリン等の多価アルコ
ールを用いないでも良好な水溶性高分子粉体、粘土鉱物
粉体等の無機粉体の水性分散液が得られることを見出
し、本発明を完成するに至った。更に、身体に適用する
粘着剤組成物の含水率を向上させ、優れた冷却効果を得
る手段について鋭意検討した結果、特定の高分子化合物
を使用することにより、高含水性を有し、使用性が良い
皮膚外用粘着剤組成物が得られ、更に、上記高吸水性高
分子化合物の併用によって多価アルコールを低減するこ
とができ、冷却の立ち上がりが早い皮膚外用粘着剤組成
物が得られることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
及び/又は無機粉体の水性液中への均一分散を補助する
分散補助剤であって、自重の10倍以上の吸水能を有す
る高吸水性高分子化合物を含有することを特徴とする分
散補助剤、及び(2)(A)アニオン基を有する水溶性
高分子化合物及び/又はその架橋体、(B)高吸水性高
分子化合物0.01〜10質量%、及び(C)水70〜
98質量%を含有すると共に、(D)炭素数2〜3の多
価アルコールの含有量が5質量%以下であることを特徴
とする皮膚外用粘着剤組成物を提供する。
発明の分散補助剤は、高吸水性高分子化合物を含有する
ものであり、本発明の高吸水性高分子化合物は、自重の
10倍以上、好ましくは20倍以上の水を吸水、或いは
膨潤し、それ自身が水不溶性であるものである。これよ
りも吸水能の低い高分子化合物を配合しても、本発明の
目的とする分散効果は得られない。なお、吸収能の上限
は、特に制限されないが、好ましくは、自重の10〜1
000倍、特に20〜500倍の水を吸水するものが好
適である。
水能、即ち吸水倍率測定は、以下の方法により行うこと
ができる。
まで)し、その約1.0gを精密に量り、脱イオン水を
200ml加え、30分間かき混ぜた後、放置する。ろ
紙(NO.2)を用いて、時々かき混ぜながら2時間に
わたって減圧ろ過(20〜60mmHg)し、得たろ液
の量から、本品1g当たりの脱イオン水の吸水量を求め
る。
としては、例えば架橋ポリアクリル酸の部分中和物など
のイオン性高吸水性高分子化合物、変性ポリアルキレン
オキサイド、N−ビニルアセトアミド架橋体、アクリル
アミド架橋体等のノニオン性高吸水性高分子化合物が挙
げられ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組み合
わせて使用することができる。これらの中でも好ましい
ものは、ノニオン性高吸水性高分子化合物である。即
ち、ノニオン性高吸水性高分子化合物は、イオン濃度の
高い水性液に対する吸水能力が、イオン性のものに比し
て高いため、イオン濃度の高い製剤(例えば、ゲル状化
粧料、医薬品、パップ剤等)中で安定に多量の水を保持
することが可能である。
て、より具体的には、サンウエットIM−1000(三
洋化成、吸水能800倍)サンフレッシュAT−35
(三洋化成、吸水能800倍)、アクアコーク(住友精
化:吸水能30倍)、ノニオレックスNA−010(吸
水能50倍)、ノニオレックスNA−150(吸水能5
0倍)、ノニオレックスNA−500(吸水能50倍)
(昭和電工)等の市販品を挙げることができる。
高分子化合物の配合量は特に制限されるものではない
が、分散補助剤全体に対して通常0.1〜100質量
%、特に1〜100質量%とすると、好適である。分散
補助剤中の高吸水性高分子化合物の配合量が少なすぎる
と、必要量の高吸水性高分子化合物を水性溶液中に配合
するために、多量の分散補助剤を配合する必要が生じる
場合がある。
妨げない範囲で上記高吸水性高分子化合物以外の成分を
配合することができ、このような成分としては、例えば
多価アルコールや界面活性剤等を挙げることができる。
媒、分散させる水溶性高分子粉体、無機粉体などの原料
粉体の種類、量などにより適宜選定することができる
が、通常、水性液中の高吸水性高分子化合物量に濃度換
算したとき、高吸水性高分子化合物の濃度が0.01〜
20質量%、好ましくは0.1〜10質量%となる量で
使用すると好適である。分散補助剤の使用量が少なすぎ
ると投入時の凝集が抑制できず、ダマ、ママコができ、
均一分散物が得られない場合があり、多すぎると粘度が
高くなり投入時の分散速度が遅くなるなど、良好な分散
性が得られない場合がある。
散させる粉体は、水溶性高分子粉体及び/又は無機粉体
であり、水溶性高分子粉体としては、その種類が特に制
限されるものではないが、水性液に均一分散した後、水
性液中で溶解、ゲル化などする粉体状の高分子化合物が
好ましく、このような高分子化合物として、例えばゼラ
チン、カンテン、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸ナト
リウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、ポリエチレンオキサイド、カルボキシメチルセルロ
ース、カルボキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセ
ルロース、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ア
ラビヤガム、トラガントガム、カラヤガム、無水マレイ
ン酸共重合体、カルボキシメチルスターチナトリウム、
カラギーナンなどが挙げられ、これらは1種単独で又は
2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
特に制限されるものではないが、水性液に均一分散した
後、水性液中で膨潤又はそのままの状態で均一分散する
粉体状の無機化合物が好ましく、このような無機化合物
として、例えばスメクタイト、カオリン等の粘土鉱物、
酸化亜鉛、酸化チタン等の金属酸化物、無水珪酸などを
挙げることができ、これらは1種単独で又は2種以上を
適宜組み合わせて使用することができる。
粒径は、特に制限されるものではなく、これらを分散さ
せる水性液の用途、目的などに合わせて適宜選定され
る。
子化合物が上記水性液を吸水することによって、上記水
溶性高分子粉体、無機粉体の水性液中への均一分散を補
助するものであり、上記分散補助剤に対する上記水溶性
高分子粉体及び/又は無機粉体の配合割合は、特に制限
されるものではなく、適宜選定することができる。ま
た、水性液に対する上記水溶性高分子粉体及び/又は無
機粉体の配合割合も、特に制限されるものではなく、分
散させる水溶性高分子粉体、無機粉体が分散媒となる水
性液中に均一分散し得る範囲において、これを均一分散
させた分散液の種類、用途等に合わせて適宜選定するこ
とができる。
分散させる分散媒である水性液は、水であってもよい
が、本発明の効果を損なわない範囲で、その用途に応じ
て、予め種々の成分を水に任意に配合しておくことがで
き、また、この場合、上記任意成分は水溶性成分であっ
ても水不溶性成分であってもよい。
分散させる方法は、特に制限されるものではないが、以
下の2方法が好適である。 予め水性液に本発明の分散補助剤を添加して、上記高
吸水性高分子化合物を吸水、膨潤させて均一な分散媒を
調製し、この分散媒を撹拌しながら上記水溶性高分子粉
体及び/又は無機粉体を投入する。 上記水溶性高分子粉体及び/又は無機粉体と、本発明
の分散補助剤とを混合して混合物とし、上記水性液を撹
拌しながら上記混合物を添加する。
ー、その攪拌条件などは、特に制限されるものではな
く、例えばヘンシェルミキサー、ブレンダー、ハンドミ
キサー等を使用する場合、20〜1000rpm、特に
100〜700rpmの攪拌速度で攪拌、混合すると好
適であり、プラネタリーミキサー、リボンミキサー、ポ
ニーミキサー等を使用する場合、5〜100rpm、特
に15〜60rpmの攪拌速度で攪拌、混合すると好適
である。
水溶性高分子粉体及び/又は無機粉体を均一分散させた
水性液は、更に、水を加えて所望の濃度の分散液、ゲル
等に調製することができる。また、上記均一分散液、所
望の濃度の分散液、ゲル等に、更に、各種成分を添加し
て、最終製品とすることができる。
高分子粉体及び/又は無機粉体を均一分散させた水性液
は、各種分野の製品として使用することができ、特に、
ノニオン性高吸水性高分子化合物を含有する分散補助剤
を用いた場合、水性液のイオン強度の影響を受けないた
め、イオン強度が一般に強い化粧料、医薬品、洗浄剤、
繊維仕上げ剤、漂白剤などに好適に適用できる。
(A)アニオン基を有する水溶性高分子化合物及び/又
はその架橋体、(B)高吸水性高分子化合物、(C)
水、(D)炭素数2〜3の多価アルコールを含有するも
のであり、(A)アニオン基を有する水溶性高分子化合
物及び/又はその架橋体を用いることにより、高含水率
でも保形性が良好な粘着剤が得られると共に、(B)高
吸水性高分子化合物を配合することによって、(D)炭
素数2〜3の多価アルコールの配合量が5質量%以下で
あっても、粉体原料を容易に均一分散できるものであ
る。
る水溶性高分子化合物としては、例えばポリアクリル
酸、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセ
ルロース、アルギン酸、ポリマレイン酸、カルボキシメ
チルスターチ又はそれらの塩などが挙げられ、これらは
1種単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用するこ
とができる。
リル酸、ポリアクリル酸ナトリウムなどのポリアクリル
酸塩がより好ましく、これらの中でも重量平均分子量
が、1万〜1000万のものが好ましく、特に重量平均
分子量が1万〜50万未満のポリアクリル酸,ポリアク
リル酸塩、50〜200万未満のポリアクリル酸,ポリ
アクリル酸塩、200万〜700万のポリアクリル酸,
ポリアクリル酸塩を2種以上組み合わせて使用すると、
特に使用感に優れるので、より好ましい。
基を有する水溶性高分子化合物を使用する場合、皮膚外
用粘着剤組成物における配合量は特に制限されるもので
はなく、通常、組成物全体に対して0.1〜20質量
%、特に1〜15質量%とすると好適である。配合量が
少なすぎると、十分な粘着力が得られない場合があり、
多すぎると、粘性が上がりすぎて組成物を取り扱い難く
なる場合がある。
を有する水溶性高分子化合物の架橋体とは、上記高分子
化合物に各種架橋剤を添加し、架橋させたものである。
ここで、上記架橋剤としては、上記高分子化合物を架橋
し得る限り、その種類が特に制限されるものではなく、
例えば上記ポリアクリル酸を金属架橋する多価金属イオ
ンを組成中で放出する多価金属塩を挙げることができ、
例えばマグネシウムイオン、カルシウムイオン、亜鉛イ
オン、カドミウムイオン、アルミニウムイオン、チタン
イオン、錫イオン、鉄イオン、クロムイオン、マンガン
イオン、コバルトイオン、ニッケルイオン等を放出する
多価金属塩を挙げることができ、本発明の場合、1種又
は2種以上の多価金属イオンを含有するように多価金属
塩を配合することができる。
金属塩としては、水溶液中で上記多価金属イオンを放出
する、例えばマグネシウム化合物、カルシウム化合物、
亜鉛化合物、カドミウム化合物、アルミニウム化合物、
チタン化合物、錫化合物、鉄化合物、クロム化合物、マ
ンガン化合物、コバルト化合物、ニッケル化合物等が使
用し得るが、本発明の皮膚外用粘着剤組成物は皮膚に適
用するものであり、皮膚に対する安全性を考慮するなら
ば、アルミニウム化合物、マグネシウム化合物、カルシ
ウム化合物等を用いることが特に好ましい。
ウム化合物及びカルシウム化合物はいずれのものも好適
に使用し得、例えばカリウムミョウバン、アンモニウム
ミョウバン、鉄ミョウバン等のミョウバン類、水酸化ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、塩化アルミニウム、ア
ルミニウムグリシネート、酢酸アルミニウム、酸化アル
ミニウム、含ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニ
ウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、硫酸カルシ
ウム、硝酸カルシウム、塩化カルシウム、酢酸カルシウ
ム、酸化カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化マグネ
シウム、炭酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、酢酸マ
グネシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化マグネシウム、
水酸化アルミナマグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マ
グネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒド
ロタルサイト、これら金属を含む複塩等の水可溶性化合
物、水難溶性化合物の1種又は2種以上を使用し得る。
また、アルミニウム、マグネシウムを含む制酸剤も多価
金属塩として配合し得る。
記多価金属塩の配合量は、特に制限されるものではなく
適宜選定することができ、通常組成物全体に対して0.
001〜5質量%、特に0.1〜2.5質量%とすると
好適である。配合量が少なすぎるとゲルを形成しない場
合があり、多すぎると粘着性が不足する場合がある。
化合物としては、上記分散補助剤に使用した高吸水性高
分子化合物と同様のもの、即ち、自重の10倍以上、好
ましくは20倍以上、上限は特に限定されないが、好ま
しくは10〜1000倍、より好ましくは20〜500
倍の水を吸水する高吸水性高分子化合物を使用すること
ができる。本発明の皮膚外用粘着剤組成物における上記
高吸水性高分子化合物の配合量は、組成物全体の0.1
〜10質量%、より好ましくは0.5〜5質量%であ
る。配合量が少なすぎると組成中の粉体原料を分散する
ために、(D)成分の多価アルコールが5質量%より多
く必要となり、配合量が多すぎると分散に時間がかかり
すぎる。
成分として水を含有するものであり、その配合量は、組
成物全体に対して70〜98質量%、特に75〜95質
量%である。水の配合量が少なすぎると、本発明が目的
とする長時間での冷却、例えば8時間以上の冷却効果が
得られず、配合量が多すぎると、粘着基材としての保形
性が保てない。
成分として炭素数2〜3の多価アルコールを組成物全体
に対して5質量%以下、好ましくは4質量%以下で配合
するものであり、上記多価アルコールの配合量を上記範
囲とすることによって、貼付直後の冷却の立ちあがりが
良好な皮膚外用粘着剤組成物が得られるものである。な
お、本発明の皮膚外用粘着剤組成物において、上記多価
アルコールは無配合とすることもできるが、保湿剤とし
て上記配合量で配合することができる。
分である炭素数2〜3の多価アルコールとしては、例え
ばグリセリン、ソルビトール、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,
4−ブタンジオール、マルチトール、キシリトール等が
挙げられ、これらは1種単独で又は2種類以上で適宜組
み合わせて使用することができる。
の効果を妨げない範囲で上記必須成分以外の通常皮膚粘
着剤に配合される各種成分、例えば薬効成分、界面活性
剤、清涼化剤、防腐剤、香料、色素などを配合すること
ができる。
メタシン、サリチル酸グリコール、サリチル酸メチル、
ケトプロフェン、フルルビプロフェン、イブプロフェ
ン、スプロフェン、ロキソプロフェン、ザルトプロフェ
ン、ピロキシカム、フェルビナク、ジフェンヒドラミ
ン、ジブカイン、プロカイン、リドカイン、ビタミンE
誘導体、グリチルレチン酸あるいはこれらの誘導体等が
挙げられ、これらは1種単独で又は2種類以上を適宜組
み合わせて使用することができる。
活性剤、ノニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両
性界面活性剤が使用可能であり、これらは1種単独で又
は2種類以上を適宜組み合わせて使用することができ
る。これらの中でもノニオン界面活性剤が特に好まし
い。
は、ポリグリセリン脂肪酸エステル(ジグリセリンモノ
ステアレートなど)、ポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステル(ポリオキシエチレングリセリル(POE
10)モノオレートなど)、ポリオキシエチレン脂肪酸
エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレンアルキルエーテルなど)、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル、多価アルコール脂肪酸部
分エステル(グリセリン脂肪酸エステル、プロピレング
リコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルな
ど)、ポリオキシエチレン多価アルコール脂肪酸部分エ
ステル(ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
など)、ポリオキシエチレンひまし油、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レングリコール、ポリオキシエチレンアルキルフェニル
エーテル、脂肪酸ジエタノールアミド、ポリオキシエチ
レンアルキルアミン、エタノールアミン脂肪酸部分エス
テル、アルキルアミンオキサイド等を挙げることができ
る。
OE(25)ラウリルエーテル、蔗糖脂肪酸エステル、
モノオレイン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタ
ン、ヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビ
タン、グリセリルモノオレート、ラウリン酸グリセリ
ル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノラウリン酸ポリエチ
レングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコー
ル、ミリスチン酸グリセリル、デカグリセリルモノオレ
ート、ジグリセリルジオレート、ヘキサグリセリルモノ
ラウレート、プロピレングリコールモノステアレート、
POE(20)ソルビタンモノオレート、POE(6
0)ソルビットテトラオレート、POE(40)モノス
テアレート、POE(10)オレイルエーテル、POE
(10)ノニルフェニルエーテル、POE(50)硬化
ひまし油、POE(5)オレイン酸アミド、オレイン酸
ジエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド等
がより好ましい。なお、上記表記において、例えば「P
OE(25)」は、25モルのエチレンオキシドを付加
した構造であることを示す。
は、高級脂肪酸塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、アル
キル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、アル
キルイソチアネート塩、アルキルベンゼンスルホン酸
塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキル燐酸
塩等が挙げられ、これらの塩としては、ナトリウム塩、
カリウム塩、有機アミン塩等が挙げられる。
ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、セチ
ル硫酸ナトリウム、セトステアリル硫酸ナトリウム、オ
レイル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル硫酸ナトリウム、ラウリル燐酸ナトリウム、スル
ホコハク酸ジオクチル硫酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸加
水分解コラーゲンナトリウム、グリチルリチン酸ナトリ
ウム、グリチルレチン酸ナトリウム、トリPOE(1
0)アルキルエーテル燐酸ナトリウム及びこれらのカリ
ウム塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン
塩、N−アシルメチルタウリンナトリウム等がより好適
である。
は、第1〜第3級脂肪酸アミン塩、第4級アンモニウム
塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミドの尿素縮合物
塩、ポリエチレンポリアミン脂肪酸アミドの尿素縮合物
の第4級アンモニウム塩等が挙げられ、より具体的に
は、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウ
リルトリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルア
ンモニウムサッカリン、ラウリルトリメチルアンモニウ
ムサッカリン、塩化ベンザルコニウム、塩化ラウリルピ
リジニウム、塩化セチルピリジニウム、塩化ラウリルピ
リジニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が
挙げられる。
には、アミノ酸、スルホアミノ酸、4級化ベタイン、ス
ルホベタイン、イミダゾリニウムベタイン等が挙げら
れ、より具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタ
イン、ヤシ油アルキルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプ
ロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸加水分解コラーゲン、セ
バシン酸ジエチル、レシチン等が挙げられる。
え、冷感を更に高めるために配合することができ、具体
的には、カンフル、チモール、ボルネオール、メントー
ル、N−エチル−p−メンタン−カルボキシアミド、p
−メンタン−3,8−ジオール、l−イソプレゴール、
l−メンチルグリセリルエーテル等のメントール誘導
体、ハッカ油、ペパーミント油、スピラントール、サリ
チル酸メチル等を挙げることができる。
オキシ安息香酸エステル(メチルパラベン、プロピルパ
ラベンなど)、フェノキシエタノール、チモール、ヒノ
キチオール等)、酸類(安息香酸、サリチル酸(塩)、
ソルビン酸(塩)、ホウ酸等)、4級アンモニウム化合
物(塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化
セチルピリジウム、塩化アルキルトリメチルアンモニウ
ム等)、その他(グルコン酸クロルヘキシジン、塩酸ク
ロルヘキシジン、クロロブタノール、ヘキシレングリコ
ールなど)等を挙げることができ、これらの中でも、メ
チルパラベン、プロピルパラベン又はそれらの混合物が
特に好ましい。
香料成分、合成香料成分などを使用することができ、天
然植物性香料としては、ラベンダー油、ハッカ油、ハッ
カカク油、ユーカリ油、セージ油、マジョラム油、スペ
アミント油、ペパーミント油、ハッカ油、レモン油、オ
レンジ油、ベルガモット油、ローズ油、シトロネラ油、
レモングラス油、ショウノウ油、ゼラニウム油、ウイキ
ョウ油、シソ油、ジャスミン油、ローズマリー油、ヒノ
キ油等が好ましい。
息香、イモーテル、イランイラン、カミツレ、カモミー
ル、ガーリック、カルダモン、ガルバナム、キャラウエ
イ、キャロットシード、グアヤックウッド、グレープフ
ルーツ、ケイヒ、サイプレス、サンダルウッド、シダー
ウッド、ジュニパー、スターアニス、セージ、ゼラニウ
ム、セロリ、ダイウイキョウ、タイム、タラゴン、テレ
ビン、チョウジ、チミアン、トウカ、乳香、バイオレッ
ト、パイン、パセリ、バーチ、パチュリー、バラ、ヒソ
ップ、フェンネル、ブラックペッパー、ボダイジュ花、
没薬、ヤロウ、ライム、レモン、レモングラス、ローズ
マリー、ローレル、シモツケギク、シモツケソウ、ヤグ
ルマギク、アーモンド、アザミ、アルニカ、イトスギ、
ウイキョウ、エニシダ、エリカ、オオグルマ、カラシ、
カロコン、カンズイ、キクニガナ、ギョウギシバ、キン
センカ、クサノオウ、クレソン、ゲンカ、ゲンチアナ、
サリランボ、シカゼンシ、シラカバ、シダ、シツリシ、
ショウノウ、ショウリク、ジンギョウ、スモモ、セイヨ
ウナシ、セイヨウヒメスノキ、タイソウ、タクシャ、タ
ンポポ、チモ、チャービル、チョレイ、テンモンドウ、
トウガシ、ノイバラ、ノラニンジン、ハゴロモグサ、ハ
ッカ、トネリコ、ヒメオドリコソウ、ヒメスイバ、ブク
リョウ、ボリジ、マグワート、マヨラナ、メリッサ、モ
クツウ、モモ、ヤドリギ、ユーカリ、ヨクイニン、ラベ
ンダー、レンギョウ、ワサビダイコン等のその他の天然
植物香料(精油、抽出物)も好適である。
ネン、テルピノレン、カンフェン、シトロネロール、ゲ
ラニオール、ネロール、リナロール、メントール、ボル
ネオール、テルピネロール、シトロネラール、シトラー
ル、メントン、カルボメントン、カンファー、シトロネ
ル酸、シネオール、クルクメン、ファルネソール、ネロ
リドール、ヒノキ酸、サンタル酸等が好適である。
996年化学工業日報社刊印藤元一著「合成香料 化学
と商品知識」、1969年MONTCLAIR,N.
J.刊ステファン・アークタンダー(STEFFEN
ARCTANDER)著「パヒューム アンド フレー
バー ケミカルズ(Perfume and Flav
or Chemicals)」等に記載の香料が使用で
きる。
記載の色素を配合することができる。
造法が特に制限されるものではないが、下記方法による
と好適である。なお、好適なミキサー、攪拌条件など
は、上述した分散補助剤を使用した分散工程と同様であ
る。
に(C)成分の水(精製水)を入れ、(B)成分の高吸
水性高分子化合物をその精製水に膨潤させる。その後、
粉体状の(A)成分の水溶性高分子化合物や必要に応じ
て無機粉体を添加し、攪拌して、これらを均一に分散、
溶解する。その後、必要に応じて(D)成分の多価アル
コールやその他成分を添加して、最後に必要に応じて架
橋剤(多価金属塩)を添加して、本発明の皮膚外用粘着
剤組成物を得る。
(C)成分の水(精製水)を入れ、(B)成分の高吸水
性高分子化合物と粉体状の(A)成分の水溶性高分子化
合物及び必要に応じて無機粉体とを乾式混合した混合粉
体を上記攪拌槽に添加し、攪拌して、上記混合粉体を均
一に分散、溶解等させる。その後、必要に応じて(D)
成分の多価アルコールやその他成分を添加して、最後に
必要に応じて架橋剤(多価金属塩)を添加して、本発明
の皮膚外用粘着剤組成物を得る。
用態様などが特に制限されるものではないが、例えば
紙、織布、不織布、編布、プラスチックフイルム等のバ
ッキングに均一に展延して粘着剤層とし、プラスチック
フイルム(フェイシング)で該粘着剤層の表面を覆い、
適当な大きさに裁断して、貼付剤として使用することが
できる。
からず、容易に、且つグリセリン等の多価アルコールを
用いないでも良好な水溶性高分子化合物粉体、粘土鉱物
粉体等の無機粉体の水性分散液が得られる。また、本発
明の皮膚外用粘着剤組成物によれば、時間がかからず、
容易に、且つグリセリン等の多価アルコールを用いない
でも水溶性高分子化合物等の粉体原料を分散させること
ができ、高含水性を有し、使用性が良く、且つ冷却の立
ち上がりが早い皮膚外用粘着剤組成物が得られる。
り具体的に説明するが、本発明は、下記実施例に限定さ
れるものではない。
す組成に従って、下記方法により水溶性高分子粉体、無
機粉体を分散させて、実施例1〜4及び比較例1〜4の
組成物を得た。各組成物の分散性を目視観察して下記評
価基準に従って評価した。結果を表1に併記する。
ーに精製水を入れ、高吸水性高分子化合物(分散補助
剤)を添加し、10分間撹拌(100rpm)して分散
させた。これに、表1の水溶性高分子粉体、無機粉体全
量を一度に添加し、100rpmで15分間撹拌し、粉
体を分散させた。
体、無機粉体を高吸水性高分子化合物(分散補助剤)に
乾式混合し、これを精製水を入れて100rpmで撹拌
しているヘンシェルミキサーに全量投入し、15分間撹
拌、分散させた。
溶液)を入れたヘンシェルミキサーを100rpmで撹
拌させながら、水溶性高分子粉体又は無機粉体を全量投
入した。
ミキサーを100rpmで撹拌させながら、グリセリン
に予備分散させた水溶性高分子粉体を一度に全量投入
し、15分間撹拌、分散させた。
て、ヘンシェルミキサーに精製水を入れ、高吸水性高分
子化合物(分散補助剤)を添加し、10分間撹拌(10
0rpm)して分散させた。これに、表2の水溶性高分
子粉体、無機粉体全量を一度に添加して、100rpm
で15分間撹拌し、粉体を分散させた。その後、残りの
成分を添加し、100rpmにて10分間撹拌して、実
施例5〜8の水性粘着剤を得た。これらの水性粘着剤
は、凝集物がなく配合成分が全体に均一に分散、溶解、
膨潤(ゲル化)しており、保形性、弾力性も良好であっ
た。なお、これらの水性粘着剤は、不織布上に展延して
貼付剤とすることができる。
4に示す各成分を下記製造法にて調製して、皮膚外用粘
着剤組成物を得、これらを伸縮性不織布に表3,4に示
す膏体量で展延し、プラスチックフイルムで粘着剤層の
表面を覆い、10×14cmに裁断して実施例及び比較
例の湿布シートを製造した。各組成におけるボールタッ
ク値、皮膚冷却温度、血中濃度を下記方法によって測定
し、使用感を下記評価方法によって評価した。結果を表
3,4に併記する。
3,4の組成に従って、ヘンシェルミキサーに精製水を
入れ、高吸水性高分子化合物を添加し、10分間攪拌
(100rpm)して精製水に高吸水性高分子化合物を
膨潤させた。その後、粉体状又は水溶液(比較例5〜
7)とした水溶性高分子化合物や無機粉体を添加し、1
00rpmで15分間攪拌して、これらを分散、溶解さ
せた。その後、その他成分を添加し、最後に多価金属塩
を添加して100rpmで10分間攪拌して、実施例9
〜18、比較例5〜7の皮膚外用粘着剤組成物を得た。
0237で用いられている球転装置を用い、傾斜角は
30°、助走長さは100mm、測定する面を50mm
とした。JIS G 4805で規定された材質のボー
ルの大きさはJIS B 1501の“ボールの呼び”
の1/16から1までの合計31種類とし、“ボールの
呼び”の32倍の数値をボールナンバーと呼び、粘着力
の指標として用いた。球転装置の傾斜板上の所定の位置
に粘着面を上にして試験片を取り付け、各大きさのボー
ルをゲートにセットした。ゲートをゆっくりひらき、ボ
ールを転がしたとき、測定部内に完全に停止(5秒以上
ボールが動かないこと)するようなボールのうちで最大
のものを見いだし、そのときのボールナンバーを粘着力
の指標とした。なお、ボールタック値は10以上、好ま
しくは15以上であることが好ましい。
8、比較例5〜7の皮膚外用粘着剤組成物から調製され
た湿布シートを25℃、湿度50%に設定された部屋に
おいて、5人のモニターの背部に貼付し、サーモグラフ
ィーを用いて背部の皮膚降下温度を測定した。
ラット(5〜6週齢)10匹を一群として実験に供し
た。ラットは実験前日に背部を剃毛した。実験当日、剃
毛した部分に5×8cmの大きさとした湿布シートを貼
った後、個別ケージで飼育した。試料を適用後、2時間
後及び8時間後にラットの血液を採取した。採取した血
液は、各薬剤の常法に従って高速液体クロマトグラフィ
ー分析に供し、予め定めておいた検量線より各薬剤の血
中濃度を算出した。速効性は、試料適用後2時間後の血
中濃度により評価した。また、持続性においては試料適
用後8時間後の血中濃度により評価した。
る、貼付剤の使用性(べたつき)を下記評価基準に従っ
て評価し、最も多い評点を評価結果とした。
Claims (2)
- 【請求項1】 水溶性高分子粉体及び/又は無機粉体の
水性液中への均一分散を補助する分散補助剤であって、
自重の10倍以上の吸水能を有する高吸水性高分子化合
物を含有することを特徴とする分散補助剤。 - 【請求項2】 (A)アニオン基を有する水溶性高分子
化合物及び/又はその架橋体、(B)高吸水性高分子化
合物0.01〜10質量%、及び(C)水70〜98質
量%を含有すると共に、(D)炭素数2〜3の多価アル
コールの含有量が5質量%以下であることを特徴とする
皮膚外用粘着剤組成物。
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