JP2002136217A - コンバイン用カッター装置 - Google Patents

コンバイン用カッター装置

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JP2002136217A
JP2002136217A JP2000336130A JP2000336130A JP2002136217A JP 2002136217 A JP2002136217 A JP 2002136217A JP 2000336130 A JP2000336130 A JP 2000336130A JP 2000336130 A JP2000336130 A JP 2000336130A JP 2002136217 A JP2002136217 A JP 2002136217A
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JP
Japan
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culm
processing switching
switching plate
opening angle
plate
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JP2000336130A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sumi
力 角
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンバイン用カッター装置の排稈処理切換板
において、開閉作動アームの溶接誤差等に起因する開き
角度のバラツキを吸収する。 【解決手段】 カッター装置6に、排稈導入口9aを開
いて排稈をカッター内部に導く切断処理姿勢と、前記排
稈導入口9aを閉じて排稈の導入を規制する非切断処理
姿勢とに回動変姿自在な排稈処理切換板12を設けるに
あたり、該排稈処理切換板12の開き角度を、ストッパ
28の位置調節に基づいて調節可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、脱穀済みの排稈を
切断処理するコンバイン用カッター装置の技術分野に属
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種コンバイン用カッター装
置のなかには、排稈導入口を開いて排稈をカッター内部
に導く切断処理姿勢と、排稈導入口を閉じて排稈の導入
を規制する非切断処理姿勢とに回動変姿自在な排稈処理
切換板を備えるものがあり、この様なカッター装置を装
着したコンバインでは、前記排稈処理切換板に連繋され
る排稈処理切換操作具の操作に基づいて排稈の処理方式
を選択的に切換えることが可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の排稈
処理切換板においては、開閉作動アームの溶接誤差等に
起因し、開き角度にバラツキが生じる場合があり、この
バラツキによって開き角度が小さくなると、排稈処理切
換板が排稈の導入を阻害して排稈の詰りを発生させる可
能性がある一方、開き角度が大きくなると、カッター装
置の後方に配置されるノッター装置等に排稈処理切換板
が干渉する可能性があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、排稈搬送体から供給される排稈
を、上部の排稈導入口から導入して切断処理するコンバ
イン用のカッター装置であって、該カッター装置に、前
記排稈導入口を開いて排稈をカッター内部に導く切断処
理姿勢と、前記排稈導入口を閉じて排稈の導入を規制す
る非切断処理姿勢とに回動変姿自在な排稈処理切換板を
設けると共に、該排稈処理切換板の開き角度を調節する
開き角度調節手段を設けたことを特徴とするものであ
る。つまり、排稈処理切換板の開き角度を調節可能にす
ることにより、開閉作動アームの溶接誤差等に起因する
開き角度のバラツキを吸収でき、その結果、開き角度の
バラツキによって排稈処理切換板が排稈の導入を阻害し
たり、ノッター装置に干渉する等の不都合を解消するこ
とができる。しかも、排稈処理切換板の開き角度を、作
業条件に応じて任意に調節することができるため、例え
ば高速刈取作業時に、排稈処理切換板の開き角度を大き
くして排稈の詰りを防止したり、或いは低速刈取作業時
に、排稈処理切換板の開き角度を小さくして排稈の散乱
を防止できる等の利点がある。また、前記排稈処理切換
板の基端部に、排稈処理切換操作具に連繋される開閉作
動アームを一体的に設けると共に、該開閉作動アームを
ストッパに接当させて排稈処理切換板の開き角度を規制
し、さらに、前記ストッパの位置調節に基づいて排稈処
理切換板の開き角度調節を行うことを特徴とするもので
ある。つまり、ストッパを位置調節自在にするだけで排
稈処理切換板の開き角度調節が可能になり、その結果、
構造の複雑化やコストアップを伴わずに実施できる利点
がある。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第一実施形態を図
面に基づいて説明する。図面において、1はコンバイン
であって、該コンバイン1は、茎稈を刈取る前処理部
2、刈り取った茎稈から穀粒を脱穀し、かつ穀粒を選別
する脱穀部3、選別済みの穀粒を貯溜する穀粒タンク
4、脱穀済みの排稈を機体後部まで搬送する排稈搬送体
5、該排稈搬送体5の終端部下方に装着されるカッター
装置6、左右一対のクローラ走行体を備える走行部7、
各種の操作具が配置される操作部8等で構成されてい
る。
【0006】9は前記カッター装置6の外殻を形成する
カッターケースであって、該カッターケース9は、上面
が前高後低状に傾斜した左右に長い箱形状であり、その
上部には、前記排稈搬送体5の終端部から落下した排稈
をケース内に導入する排稈導入口9aが形成される一
方、下部には、切断処理した排稈を排出する排稈排出口
9bが形成されている。
【0007】前記カッターケース9は、所定間隔を存し
て複数の回転刃10が設けられる前後一対のカッター軸
11を内部に備え、該一対のカッター軸11を左右の側
板9c間で回動自在に支持している。一対のカッター軸
11は、図示しない動力伝動機構に連動連結され、所定
の周速差をもって逆方向に回転駆動される。これによ
り、排稈導入口9aから導入される排稈が両カッター軸
11間で切断されることになる。
【0008】12は前記排稈導入口9aを開閉する排稈
処理切換板であって、該排稈処理切換板12は、排稈導
入口9aの後端縁部に支軸13を介して上下回動自在に
支持されている。つまり、排稈処理切換板12は、排稈
導入口9aを開いて排稈の導入を許容する切断処理姿勢
と、排稈導入口9aを閉じて排稈の導入を規制する非切
断処理姿勢とに回動変姿自在であるが、切断処理姿勢に
おける排稈処理切換板12は、所定の開き角度に保持さ
れ、その下面で排稈の導入を案内する一方、非切断処理
姿勢における排稈処理切換板12は、その上面傾斜によ
って排稈をカッター後方位置(ノッター等の装着位置)
まで案内するガイド部材としても機能している。
【0009】排稈処理切換板12の基端部は、パイプ部
材で形成される前記支軸13に一体的に溶着されてお
り、さらに支軸13の外端部には、側板9cの外側面に
沿って下方に延出する開閉作動アーム15が一体的に溶
着されている。開閉作動アーム15の先端部には、コイ
ルバネ16および操作ワイヤ17を介して排稈処理切換
レバー18(排稈処理切換操作具)が連繋されており、
該排稈処理切換レバー18を切断処理位置側に操作した
場合には、開閉作動アーム15が前方に引かれるのに伴
って排稈処理切換板12が開き側に回動する一方、非切
断処理側に操作した場合には、排稈処理切換板12が自
重によって閉じ側へ回動するように構成されている。上
記排稈切換処理レバー18は、操作部8の適所に設けら
れており、回動支軸19を支点とする前後回動操作に応
じて操作ワイヤ17を押し引きするように構成されてい
る。尚、図面において、20は操作ワイヤ17が挿通さ
れるアウタチューブ、21は排稈処理切換レバー18側
のアウタ受け、22は開閉作動アーム15側のアウタ受
けである。
【0010】23は排稈導入口9aの前端縁部に支軸2
4を介して上下回動自在に設けられる導入ガイド板であ
って、該導入ガイド板23は、排稈導入口9aの前端部
からカッター内方に傾斜状に延出して排稈を導入案内す
る切断処理姿勢と、排稈導入口9aの前端部を閉じて排
稈処理切換板12の先端部を接当支持する非切断処理姿
勢とに回動変姿自在に構成されている。導入ガイド板2
3の基端部は、前記支軸24に一体的に溶着されてお
り、さらに支軸24の外端部には、側板9cの外側面に
沿って下方に延出する連結作動アーム26が一体的に固
着されている。連結作動アーム26の先端部は、連結リ
ンク27を介して前記開閉作動アーム15の中間部に連
結されている。これにより、排稈処理切換レバー18の
操作に伴って排稈処理切換板12および導入ガイド板2
3が連動状態で開閉作動することになる。
【0011】28は前記側板9cの外側面に設けられる
ストッパであって、該ストッパ28は、排稈処理切換板
12が開き側に回動した際に、開閉作動アーム15の中
間部に接当して排稈処理切換板12の開き角度を規制す
る。ストッパ28は、側板9cの外側面に一体的に溶着
されるL字状の取付板29と、該取付板29の立上り部
29aに重合状に取付けられるストッパプレート30
と、該ストッパプレート30を取付板29の立上り部2
9aに締付け固定するボルト31とで構成されている。
ストッパプレート30のボルト貫通孔は、前後方向を向
く長孔30aに形成されており、ボルト31を緩めた状
態では、取付板29に対するストッパプレート30の取
付位置を所定の範囲において調節することができ、それ
に伴って開閉作動アーム15との接当位置が変化するこ
とになる。つまり、ストッパプレート30の位置調節に
基づいて排稈処理切換板12の開き角度(切断処理姿勢
の保持角度)を調節でき、該開き角度調節によって溶接
誤差等に起因する開き角度のバラツキを補正することが
可能になる。
【0012】叙述の如く構成されたものにおいて、排稈
搬送体5から供給される排稈を、上部の排稈導入口9a
から導入して切断処理するカッター装置6に、排稈導入
口9aを開いて排稈をカッター内部に導く切断処理姿勢
と、前記排稈導入口9aを閉じて排稈の導入を規制する
非切断処理姿勢とに回動変姿自在な排稈処理切換板12
を設けるにあたり、該排稈処理切換板12の開き角度を
調節自在にしたため、開閉作動アーム15の溶接誤差等
に起因する開き角度のバラツキを吸収でき、その結果、
開き角度のバラツキによって排稈処理切換板12が排稈
の導入を阻害したり、ノッター装置に干渉する等の不都
合を解消することができる。しかも、排稈処理切換板1
2の開き角度を、作業条件に応じて任意に調節すること
ができるため、例えば高速刈取作業時に、排稈処理切換
板12の開き角度を大きくして排稈の詰りを防止した
り、或いは低速刈取作業時に、排稈処理切換板12の開
き角度を小さくして排稈の散乱を防止できる等の利点が
ある。
【0013】また、前記排稈処理切換板12の基端部
に、排稈処理切換レバー18に連繋される開閉作動アー
ム15を一体的に設けると共に、該開閉作動アーム15
をストッパ28に接当させて排稈処理切換板12の開き
角度を規制し、さらに、ストッパ28の位置調節に基づ
いて排稈処理切換板12の開き角度調節を行うようにし
たため、複雑な機構を用いることなく、ストッパ28を
位置調節自在にするだけで排稈処理切換板12の開き角
度調節が可能になり、その結果、構造の複雑化やコスト
アップを伴わずに実施できる利点がある。
【0014】尚、本発明は、前記実施形態に限定されな
いものであることは勿論であって、ストッパとしては、
任意の構造のものを採用することができる。例えば、図
5および図6に示す他例のように、側板9cに螺着され
る取付ボルト32と、該取付ボルト32によって側板9
cに取付けられ、ボルト弛緩状態では回動自在となるパ
イプ33と、該パイプ33に一体的に溶着される側面視
L字状のストッパプレート34とで構成されるストッパ
35を採用しても良い。このものでは、取付ボルト32
を緩めてパイプ33を回動させることにより、ストッパ
プレート34の接当規制位置を開閉作動アーム15に対
して進退方向に位置調節することができるため、前記実
施形態と同等の作用効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの側面図である。
【図2】カッター装置の側面図である。
【図3】同上要部背面図である。
【図4】(A)はストッパの側面図、(B)はストッパ
プレートの斜視図である。
【図5】ストッパの他例を示すカッター装置の要部背面
図である。
【図6】同上分解斜視図である。
【符号の説明】
1 コンバイン 5 排稈搬送体 6 カッター装置 9a 排稈導入口 12 排稈処理切換板 13 支軸 14 ボスパイプ 15 開閉作動アーム 16 コイルバネ 17 操作ワイヤ 18 排稈処理切換レバー 28 ストッパ 30 ストッパプレート 30a 長孔 31 ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排稈搬送体から供給される排稈を、上部
    の排稈導入口から導入して切断処理するコンバイン用の
    カッター装置であって、該カッター装置に、前記排稈導
    入口を開いて排稈をカッター内部に導く切断処理姿勢
    と、前記排稈導入口を閉じて排稈の導入を規制する非切
    断処理姿勢とに回動変姿自在な排稈処理切換板を設ける
    と共に、該排稈処理切換板の開き角度を調節する開き角
    度調節手段を設けたことを特徴とするコンバイン用カッ
    ター装置
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記排稈処理切換板
    の基端部に、排稈処理切換操作具に連繋される開閉作動
    アームを一体的に設けると共に、該開閉作動アームをス
    トッパに接当させて排稈処理切換板の開き角度を規制
    し、さらに、前記ストッパの位置調節に基づいて排稈処
    理切換板の開き角度調節を行うことを特徴とするコンバ
    イン用カッター装置
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005312381A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 排藁処理装置
JP2008161156A (ja) * 2006-12-29 2008-07-17 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインの排藁処理装置

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