JPH10150842A - コンバインの穀粒排出オーガ - Google Patents
コンバインの穀粒排出オーガInfo
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Abstract
排出オーガを具備したコンバインにおいて、穀粒の排出
作業を合理化する。 【解決手段】上記穀粒排出オーガの終端部に、先端部を
首振り可能とした誘導樋の基端部を連設する。
Description
排出オーガに関する。
出する穀粒排出オーガを装備したコンバインがあり、同
オーガを用いて穀粒をグレンタンクから籾袋やトラック
の荷台等に移送することにより、省力化と作業能率の向
上とをはかっている。
出オーガは、その基端を中心として水平面内で回動自在
に支持されているため、穀粒を排出する終端部の位置が
限定され、従って、穀粒を受ける籾袋や荷台の位置が限
定されることになり、作業上不便であり、上記終端部の
位置の微調整ができないために、穀粒をこぼす等の不具
合があった。
レンタンク中の穀粒を外部に搬出する穀粒排出オーガを
具備したコンバインにおいて、上記穀粒排出オーガの終
端部に、先端部を首振り可能とした誘導樋の基端部を連
設したことを特徴とするコンバインの穀粒排出オーガを
提供せんとするものである。
ある。
コンバインの運転部と、穀粒排出オーガ近傍との両方か
ら、上記首振り駆動機構の作動を制御可能としたこと。
からの操作よりも、穀粒排出オーガ近傍からの操作の方
が優先すること。
水平面内で回動自在の穀粒排出オーガの終端部に、首振
り駆動機構により先端部を首振り自在とした誘導樋の基
端部を連設して、穀粒の排出位置及び排出方向とを任意
に設定できるようにして、穀粒積替えの便をはかる。
駆動機構を介設し、同首振り駆動機構の作動を、運転部
と、穀粒排出オーガの近傍との両方から制御可能にし
て、穀粒の排出位置設定を容易にする。
穀粒排出オーガの近傍からの操作の方を、運転部からの
操作よりも優先させて、穀粒排出位置の微調整等の操作
性を向上する。
説明する。
具備するコンバインAを示しており、同コンバインA
は、左右一対の走行部1を装着した走行部フレーム2の
上方に機体フレーム3を載設し、同機体フレーム3の前
方に刈取部4を昇降自在に連結しており、機体フレーム
3の一側に、運転部5と原動機部6とを上下に配設し、
これらの後方にグレンタンク7を配置している。また、
機体フレーム3の他側には、脱穀部8と揺動選別部9と
を上下に配設し、これらの後方に排藁処理部10を配置し
ている。
8に搬送し、脱穀部8の扱胴12及び処理胴13により刈取
り穀稈を脱穀して、排藁を排藁処理部10から外部に排出
し、脱穀物を揺動選別部9で穀粒と塵芥とに分離し、穀
粒をグレンタンク7に収納し、塵芥は外部に排出するよ
うにしている。
が連通連結しており、同穀粒排出オーガ20は、下端部を
グレンタンク7の下部に連通連結した縦搬送オーガ21
と、同縦搬送オーガ21の上端部に横搬送オーガ22の基端
部を上下及び左右方向に回動自在に連通連結し、横搬送
オーガ22の先端部に下方向に開口した略矩形断面の穀粒
排出筒23を連通連設しており、横搬送オーガ22中に軸支
した螺旋状の搬送体24を油圧モータ(図示せず)等の駆
動手段で回転させて、グレンタンク7から穀粒を穀粒排
出筒23に向けて搬送するようにしている。
粒排出筒23の下端部には、首振り駆動機構30により首振
り回動可能とした誘導樋40を連設している。
状の枢軸支持体44を外嵌してボルト46を介して着脱自在
に固着し、同枢軸支持体44外側面の互いに対向する位置
に、それぞれ枢軸42を突設して、各枢軸42の外側端部に
フランジ型の軸受部47を回動自在に装着している。
体41a の上端に、略矩形断面で上方に向って次第に拡幅
するテーパー部41b を連設し、同テーパー部41b の上端
に略矩形断面の拡径部41c を連設して形成しており、上
記拡径部41c 上端縁の互いに対向する位置に、それぞれ
上方向に開口した枢軸挿入溝48を凹設している。
出筒23の下端部に外嵌して、各枢軸42をそれぞれ枢軸挿
入溝48中に位置させ、前記各軸受部47を拡径部41c の上
端縁部にボルト46を介して着脱自在に固着することによ
り、穀粒排出筒23の下端部に誘導樋40の上端部を揺動自
在に支持している。
41c の上端縁に切欠凹部49を形成して、誘導樋40を揺動
させた際に、誘導樋40と拡径部41c との干渉を回避する
ことで、誘導樋40の揺動角度を広くしている。
の先端部下面に、駆動機構取付台31a を垂設し、同駆動
機構取付台31a に電動モータと連動連結したウオーム式
減速ギヤを内蔵するギヤドモータ31を取付け、同ギヤド
モータ31の出力軸32にクランクアーム33を連設し、同ク
ランクアーム33の先端にクランクピン34を突設すると共
に、前記誘導樋40外側面の枢軸42の下方位置に連動ピン
43を突設して、上記クランクピン34と連動ピン43とを連
結杆35を介して連動連結して、ギヤドモータ31で駆動さ
れたクランクアーム33の回転により、クランクピン34が
前記枢軸42から遠ざかる方向に移動すると、誘導樋40が
横搬送オーガ22の基端部の基端方向に揺動し、クランク
ピン34が前記枢軸42に近ずく方向に移動すると、誘導樋
40が横搬送オーガ22の先端方向に揺動するようにしてい
る。
なるフラップ45を連設して、同フラップ45の外側面を誘
導樋40の内側面に当接させて、穀粒排出筒23と誘導樋40
との間隙や、前記切欠凹部49からの穀粒の漏出を防止し
ている。
介し、横搬送オーガ22の先端上部に取付けた先端部スイ
ッチ51と、前記運転部5に設けた運転部スイッチ52とに
接続しており、各スイッチ51,52 の操作により、上記ギ
ヤドモータ31を正逆回転させて、誘導樋40を揺動させる
ようにしており、特に、上記各スイッチ51,52 が同時に
操作されたときには、予めコントローラ50に組込んだロ
ジックにより、運転部スイッチ52の操作よりも、先端部
スイッチ51の操作の方を優先させている。
おり、グレンタンク7中の穀粒を外部に排出する際、先
端部スイッチ51又は運転部スイッチ52を操作して、誘導
樋40からの穀粒の排出位置と排出方向とを微調整するこ
とができるので、例えば、トラックの荷台に穀粒を直接
積込む場合に、誘導樋40を首振り回動させて、荷台上に
穀粒を平均して積載することにより、穀粒が荷台からこ
ぼれるのを防止したり、籾袋に収納する場合には、誘導
樋40の下端を籾袋の上方に正確に位置させて、穀粒のこ
ぼれを防止することができる。
52とが同時に操作された場合でも、運転部スイッチ52の
操作よりも、穀粒排出位置に近接した先端部スイッチ51
の操作の方が優先するので、穀粒排出位置の微調整が正
確に行われることになる。
ぞれ穀粒排出筒23と誘導樋40とにボルト46を介して着脱
自在であるから、本発明の誘導樋40を既存の穀粒排出オ
ーガ20に容易に装着することができ、更に、拡径部41c
上端縁に形成した枢軸挿入溝48が上方向に開口している
ので、誘導樋40取付の際に拡径部41c を穀粒排出筒23に
外嵌するのが容易であり、誘導樋40の取付作業を簡易に
することができる。
モータ31の一方向回転によりカバーすることも考えられ
るが、この場合、希望する揺動方向とは反対方向に、一
旦誘導樋40が揺動することがあり、穀粒を排出中に、こ
のように誘導樋40が動作すると、意に反した位置及び方
向に穀粒が排出されて、穀粒のこぼれが生ずることがあ
る。しかるに、本実施例では、ギヤドモータ31の正逆回
転により誘導樋40を揺動させているので、希望する方向
に誘導樋40を、直ちに揺動させることができ、穀粒のこ
ぼれを防止することができる。
搬送オーガ60の基端部を回動自在に連通連設して、穀粒
の排出位置を変更可能した他の実施例を示している。図
中、61は油圧モータ、62は螺旋羽根である。
出する穀粒センサ70と、運転部5に設けた表示部71と、
穀粒センサ70と表示部71とに接続した演算部72とを示し
ており、穀粒センサ70はグレンタンク7の下部に下端を
固定し、上端をポテンショメータ73のレバー74に取付け
た柔軟素材よりなる帯体75とで構成されており、グレン
タンク7中の穀粒の量が増加するにしたがって、帯体75
が湾曲してポテンショメータ73のレバー74が回動し、同
ポテンショメータ73の抵抗値が変化し、この抵抗値の変
化を演算部72で穀粒の量に換算して表示部71に出力し
て、同表示部71の穀粒量表示部76でグレンタンク7中の
穀粒の量を表示し、作業可能距離表示部77でグレンタン
ク7が満杯になるまでに収穫できる距離を表示するよう
にしている。なお、上記作業可能距離は、反辺り収量に
基づくレンジ切換え(例えば、10俵、9俵、8俵)によ
り補正する。
とができる。
の穀粒を外部に搬出する穀粒排出オーガを具備したコン
バインにおいて、上記穀粒排出オーガの終端部に、先端
部を首振り可能とした誘導樋の基端部を連設したことに
よって、穀粒の排出位置及び排出方向とを任意に設定し
て、穀粒積替えの便をはかることができる。
首振り駆動機構を設けて、コンバインの運転部と、穀粒
排出オーガ近傍との両方から、上記首振り駆動機構の作
動を制御可能としたことによって、穀粒の排出位置の設
定が遠隔及び近接位置の両方からかのうになる。
ーガの作動制御は、運転部からの操作よりも、穀粒排出
オーガ近傍からの操作の方が優先することによって、穀
粒排出位置の微調整を正確に行うことができる。
インの側面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 グレンタンク(7) 中の穀粒を外部に搬出
する穀粒排出オーガ(20)を具備したコンバイン(A) にお
いて、 上記穀粒排出オーガ(20)の終端部に、先端部を首振り可
能とした誘導樋(40)の基端部を連設したことを特徴とす
るコンバインの穀粒排出オーガ。 - 【請求項2】 上記の誘導樋(40)に首振り駆動機構(30)
を設けて、コンバイン(A) の運転部(5) と、穀粒排出オ
ーガ(20)近傍との両方から、上記首振り駆動機構(30)の
作動を制御可能としたことを特徴とする請求項1記載の
コンバインの穀粒排出オーガ。 - 【請求項3】 上記穀粒排出オーガ(20)の作動制御は、
運転部(5) からの操作よりも、穀粒排出オーガ(20)近傍
からの操作の方が優先することを特徴とする請求項2記
載のコンバインの穀粒排出オーガ。
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---|---|---|---|
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---|---|---|---|
JP31403096A JP3782177B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | コンバイン |
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JPH10150842A true JPH10150842A (ja) | 1998-06-09 |
JP3782177B2 JP3782177B2 (ja) | 2006-06-07 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP31403096A Expired - Fee Related JP3782177B2 (ja) | 1996-11-25 | 1996-11-25 | コンバイン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3782177B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001275469A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-09 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 汎用コンバイン |
JP2001309713A (ja) * | 2000-05-01 | 2001-11-06 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | コンバイン |
JP2011072268A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | コンバイン |
JP2011109955A (ja) * | 2009-11-26 | 2011-06-09 | Suzutec Co Ltd | 土供給装置 |
JP2022545492A (ja) * | 2019-08-23 | 2022-10-27 | 江▲蘇▼多▲維▼科技有限公司 | 磁気レベル・ゲージ |
-
1996
- 1996-11-25 JP JP31403096A patent/JP3782177B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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