JP2002134582A - ウェハーロードポートの位置決め装置と方法 - Google Patents

ウェハーロードポートの位置決め装置と方法

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 早急且つ、簡便に位置決めができ、且つ、ロ
ードポートのリフトが可能であって、ロードポートを製
造工程の工作台に容易に取り付けて加工できるようにす
る。 【解決手段】 ロードポート20の底部に設置し、ロー
ドポート20の高度を制御するのに供するリフト装置5
0と、位置決めフレーム30の頂端に設置している連接
座41と、上向きに突起した位置決め部品43と、底端
には位置決め部品43と相互に止め合う止め合い槽44
を設置している支え座42と、ロードポート20と製造
工程の工作台の相対位置を調整するのに用いる垂直調整
装置及び水平調整装置と、ロードポート20と製造工程
の工作台間との間隙の傾斜角度を調整するのに用いる傾
斜調整装置とから成るウェハーロードポートの位置決め
装置とその位置決め方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウェハーロードポ
ートの位置決め装置とその位置決め方法に関するもので
あり、特に、半導体の製造工程に於けるウェハーロード
ポートを製造工程の工作台のインターフェースと接合す
る位置決め装置とその位置決め方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ウェハー及びリンクウィッドクリ
スタルディスプレイのフェースプレート等の半導体の製
造工程に於て、必ず、ウェハーボックスを使用して前記
半導体のウェハー或いはその他の基板をローディングし
なければならない。更に、運送設備を使用して前記ウェ
ハーボックスを製造中の各種製造工程の工作台に運送し
て、不同種類の加工工程を進行している。
【0003】前記ウェハーボックスの主要な機能はウェ
ハー及び各種基板を受け入れるものである。又、前記ウ
ェハーボックスの内部には清浄な保護気体を一杯に充填
している。斯くして、前記ウェハー及び基板は外界の空
気及び微粒塵埃の汚染から免れることができる。更に、
各製造工程の工作台には必ずインプット及びアウトプッ
トの装置を設置しなければならない。それは前記ウェハ
ー或いは基板を外界の環境と隔離した状態の下で、前記
ウェハー或いは基板を製造工程の工作台の中にローディ
ングするのに用いる。而して、更に、必ずロードポート
を設置しなければならない。前記ロードポートは前記ウ
ェハーボックスと製造工程の工作台のインプット/アウ
トプット装置の中介装置として用いる上、前記ウェハー
ボックスを開けて前記ウェハーボックス内のウェハー或
いは基板を製造工程の工作台のインプット/アウトプッ
ト装置の中にローディングするのに用いる。
【0004】然し乍ら、生産過程に於ては、往々にして
製造工程或いは生産スケジュールの変更があって、早急
に製造工程の工作台のロードポートを取り換えなければ
ならない。この為、製造工程の工作台のロードポートは
必ず早急に取り付け、且つ、位置決めすることができる
機能を具有していなければ半導体の製造工程の多変化の
要求を満たすことができない。
【0005】業界に於ける標準の中、半導体製造工程の
ロードポートと製造工程の工作台の間には接合フレーム
が設置されている。前記接合フレームは前記ロードポー
トの取り付け及び位置決めに供するもので、前記接合フ
レームと前記ロードポートの接合面の間には若干の固定
用ネジ孔が設けられている。これは、使用者にボルトを
使用して前記ロードポートと前記製造工程の工作台の位
置決めフレームを連接して固定するのに供する。
【0006】然るに、従来の半導体製造設備のロードポ
ートと製造工程の工作台の間は単純にボルトを利用して
締付け方式でもって連接するものであるため、前記ロー
ドポートを取り付ける過程に於て、必ず各ネジ孔を相互
に対応させて始めてボルトを締め込むことができる。而
して、ボルトを締付けた後、又、人工による微小調整の
方式で前記ロードポートの取付け角度と位置を適当な角
度と位置に調整しなければならない。このため、従来の
半導体製造工程のロードポートの取付けと位置決めは相
当に困難であり、且つ、時間の浪費を来している。
【0007】図6に示す如く、世界特許公報No.WO 99/1
2191号には、ウェハーロードポートが開示されている。
その主要な特徴は、製造工程の工作台の位置決めフレー
ム1の底端に前方に突出した位置決め座2が設置されて
いる。該位置決め座2の中央には上向きに突起したロケ
ートピン3が設けられている。前記位置決めフレーム1
はロードポート4を取り付けるのに供することができ
て、前記ロードポートを製造工程の工作台の正確な位置
に取り付けることができるようになっている。又、前記
ロードポートはバックボード5を具有していて、ボルト
でもって前記位置決めフレーム1に締付けて固定するこ
とができる。更に、前記バックボード5の下方には支え
座6が設置されている。
【0008】図7に示す如く、前記支え座6の中央には
凹んだ止め合い槽7が設置されていて、前記ロケートピ
ン3の頂端と相互に止め合うようになっている。又、前
記支え座6と前記位置決め座2の前記バックボード5と
の間の位置は一定の範囲内で左右に移動することができ
る。又、その頂端の中央にはカム槽8が設けられてい
る。更に、前記バックボード5にはカム9が設置されて
いて、前記カム槽9と嵌合して、前記カム槽9を左右に
押して移動させることができる。かくして、前記支え座
6と前記バックボード5はその相対位置を変えることが
できる。
【0009】図8に示す如く、前記ロードポート4の底
部はベース10を具有している。前記ベース10には三
対のローラー11,12,13が設けられていて、その
底面はやや上向きに傾斜している。このため、最前端の
一対のローラー11の高度は後端の二対のローラー1
2,13より高くなっている。使用者が前記ロードポー
ト4を前記位置決めフレーム1に取り付ける時、前記ベ
ース10の前端を下向きに押して、前記ロードポートを
前向きに傾斜した状態にし、もって、前記バックボード
5の背面に装置している前記支え座6の高度を上げて、
前記支え座6の前記止め合い槽7と前記ロケートピン3
を相互に止め合わすことができるようになる。その後、
前記位置決めフレーム1を後方へ押して、前記バックボ
ード5と前記位置決めフレーム1を相互に嵌合する。か
くして、前記支え座6と前記ロケートピン3は相互に止
め合えるようになる。
【0010】前記ロケートピン3の底端には外ネジが設
けられていて、前記位置決め座にネジ込むことができ
る。よって、使用者は前記ロケートピン3を転動するこ
とによって前記ロードポート4の高度位置を調整するこ
とができる。又、使用者は前記カム9を転動して前記支
え座6の左右位置を変えることができる。よって、前記
ロードポート4と前記位置決めフレーム1の水平方向の
相対位置を調整する目的を達成することができる。
【0011】前述の従来例は、ウェハーロードポートの
位置決めが容易でない欠点は改善している。即ち、前記
ロードポートを製造工程の工作台に取り付ける速度を改
善することができる。然し乍ら、使用上依然として下記
の欠点を有している。
【0012】1.その支え座6とロケートピン3はロー
ドポート4の下半部に設置されていて、且つ、バックボ
ード5の背面に隠れている。このため、前記支え座6と
前記ロケートピン3は前記ロードポート4と製造工程の
工作台の垂直及び水平方向の相対位置を調整することが
できるとは言え、前記支え座6と前記ロケートピン3は
調整しにくい位置に設置されているので、調整作業上相
当な困難を来している。
【0013】2.前記支え座6と前記ロケートピン3が
結合する時、必ず前記ロードポート4のベース10の前
端を下向きに押さえて、前記ロードポート4後端の高度
を上げなければならない。かくして、始めて前記支え座
6は前記ロケートピン3に止め合うことができる。若
し、少しでも操作上の誤差があれば前記ロードポート4
は倒れて衝撃を受け、損傷又は破壊することになる。
【0014】以上の原因により、従来の半導体ウェハー
及び基板のロードポートは使用上相当な不便を来してい
て、大いに改良を必要とすることは言うまでもない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決しようと
する課題は早急に位置決めすることができる機能を具有
し、且つ、ロードポートをリフトすることができて、ロ
ードポートを製造工程の工作台に取り付けて加工できる
のに便を来すロードポート位置決め装置とその位置決め
方法である。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために提案されたものであり、ロードポートの底部
に設置し、使用者に前記ロードポートの高度を制御する
のに供するリフト装置と、製造工程の工作台の位置決め
フレームの頂端に設置している連接座と、該連接座に設
置している上向きに突起した位置決め部品と、前記ロー
ドポートの頂端に設置していて、底端には前記位置決め
部品と相互に止め合う止め合い槽を設置している支え座
と、前記連接座と前記支え座にそれぞれ設置されてい
て、前記ロードポートと製造工程の工作台の相対位置を
調整するのに用いる垂直調整装置及び水平調整装置と、
バックボードの中央の位置に設置され、前記ロードポー
トと製造工程の工作台間との間隙の傾斜角度を調整する
のに用いる傾斜調整装置とから成るウェハーロードポー
トの位置決め装置とその位置決め方法を提供するもので
ある。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に本発明の技術を使用した半
導体ウェハーロードポートの構造を示す。前記ロードポ
ート20は前記ロードポートの底端に設置されているベ
ース21と、前記ロードポート20の中段位置に設置さ
れているロードテーブル22と、前記ロードポート20
の背面に設置されているバックボード23とから成る。
前記バックボード23は位置決めフレーム30と貼り合
って取り付けている。前記位置決めフレーム30は製造
工程の工作台(図示せず)の前端に装置されている。図
2(a)に示す如く、前記バックボード23と前記位置
決めフレーム30には若干の相互に対応した沈み孔23
1及びネジ孔31が設けられていて、若干のボルトでも
って前記沈み孔231と前記ネジ孔31に締付けて前記
ロードポート20を前記位置決めフレーム30に固定す
る。
【0018】前記バックボードと前記位置決めフレーム
30の頂端には連接装置40が設置されている。図2
(a)から図2(d)及び図4に示す如く、前記連接装
置40は、前記位置決めフレーム30の頂端に設置され
ている連接座41と、前記バックボードの頂端に装置さ
れている支え座42とを含んでいる。又、前記連接座4
1の中央には連接ブロック45が設けられている。該連
接ブロック45の上には上向きに突起した位置決め部品
43が設置されている。而して、前記支え座42の底端
には前記位置決め部品43と相互に止め合う止め合い槽
44が設けられている。更に、前記バックボード23の
頂端と前記位置決め部品43と相対応する位置に貫通孔
24が設置されていて、前記位置決め部品43が前記バ
ックボード23の背面から突出して、前記支え座42と
相対応する位置に合わすことができるのに供し、よっ
て、前記ロードポート20と前記位置決めフレーム30
を組合せる時、前記ロードポート20を後方へ押すこと
によって、前記位置決め部品43は前記貫通孔24から
突出し、前記支え座42と相互に止め合うことができる
ようになっていて、取り付け上の便を来している。
【0019】前記連接ブロック45及び前記支え座42
と前記位置決めフレーム30及び前記バックボード23
の相対的垂直位置及び水平位置は調整することができ
る。その調整方法と構造を下記に説明する。
【0020】前記連接ブロック45の中央には横向きに
長楕円形のカム孔451が設置されている。而して、前
記連接座41の中央にはカム46が回転できるように設
置されていて、前記長楕円形のカム孔451に挿し込ま
れている。又、前記連接座41の中央の前記連接ブロッ
ク45の両側にはそれぞれクランプブロック411が設
けられている。前記クランプブロック411は前記連接
ブロック45を位置決めすることができる上、前記連接
ブロック45の上下方向の直線移動を制限することがで
きる。又、前記クランプブロック411の中の一つには
固定ボルト412が設けられていて、前記連接ブロック
45の高度の位置の調整が完了した後、前記連接ブロッ
ク45を固定した位置に締め付けて、前記連接ブロック
45の垂直位置を固定する。故に、操作者が前記ロード
ポート20の高度の位置を調整する時、前記固定ボルト
412をゆるめ、そして、前記カム46を転動して前記
連接ブロック45を上下に移動させることによって前記
ロードポート20の高度を調整する目的を達することが
できる。
【0021】又、前記支え座42と前記バックボード2
3の水平方向に於ける相対位置も調整することができ
る。即ち、前記ロードポート20と前記位置決めフレー
ム30の水平方向に於ける相対位置を調整するものであ
る。図4に示す如く、前記支え座42の中央には水平方
向に長楕円孔422が設置されていて、二個のボルト4
23を前記長楕円孔の中に締め込んで前記支え座42を
前記バックボード23に固定する。又、カム47は転動
できるように前記バックボードに設けられている。而し
て、垂直方向のカム孔421が前記支え座42に設置さ
れていて、前記カム47を嵌め込むのに供するようにな
っている。操作者が前記支え座42の水平位置を調整す
る時、先に、前記ボルト423をゆるめ、その後、前記
カム47を転動して、前記支え座42を駆動して水平方
向に移動させ、然る後、調整が完了した時、再び前記ボ
ルト423を締め付けて前記支え座42の水平位置を固
定する。前記カム47によって前記支え座42の水平位
置を調整することができることによって、前記ロードポ
ート20と前記位置決めフレーム30の水平方向の相対
位置を調整する目的を達することができる。
【0022】前記連接装置40は操作者に前記ロードポ
ート20と前記位置決めフレーム30の水平と垂直方向
の相対位置を調整するのに供し、且つ、前記ロードポー
ト20を暫時前記位置決めフレーム30に位置決めする
ことができて、操作者に前記ロードポートをその位置に
締め付けるのに便を来している。
【0023】而して、本発明の前記連接装置40の構造
上の主要な長所は、前記支え座42と前記連接座41は
共に前記ロードポート20の頂端に設置されていて、且
つ、前記カム46,47は共に前記ロードポート20の
正面位置に設置されているので、操作者は前記ロードポ
ート20の正面より前記支え座42と前記位置決め部品
43の位置を調整することができる。よって、操作者は
順調に、且つ、便利に前記ロードポート20と前記位置
決めフレーム30の相対位置を調整することができる目
的を達成することができる。
【0024】前記ベース21にはリフト装置50が取り
付けられている。前記ロードポート20を上方にリフト
して、前記支え座42の高度を前記連接座41の高度よ
り高く上げ、斯くして、前記支え座42の止め合い槽4
4は順調に前記位置決め部品43と止め合うことができ
る。
【0025】図3に示す如く、前記ベース21には一組
のスライドレール60が設置されていて、前記ロードポ
ート20はスライドすることができるように前記スライ
ドレール60に装置されている。そして、前記リフト装
置50の駆動を受けて上下に移動することができるよう
になっている。
【0026】前記リフト装置50には、レバー51があ
って、その比較的短い一端は前記ロードポート20の底
端の点Aに枢接していて、その比較的長い一端は前記ベ
ース21の後端の上方まで延伸していて、且つ、使用者
が踏むのに供するペダル511が設置されている。更
に、ガイドバー70があって、その下端は前記ベース2
1に固定している。又、その上端は前記ロードポート2
0がスライドするのに供している。更に、連接棒52が
あって、その一端は前記ガイドバー70の点Cに枢接
し、他の一端は前記レバー51の中央点Bに枢接してい
る。図3に示す如く、前記連接棒52と前記レバー51
の比較的短い一端とはトグル機構を構成している。前記
レバー51の比較的長い一端が下方へ踏まれた時、前記
連接棒52と前記レバー51の比較的短い一端とは直線
を形成する。このため、前記レバー51の比較的短い一
端の高度は上昇するので、前記ロードポート20を高め
に上げることができる。又、前記連接棒52と前記レバ
ー51の比較的短い一端とは一直線を形成する。即ち、
前記A,B,Cの三点は一直線を形成する。よって、使
用者が足で前記レバー51の比較的長い一端を踏みこん
だ時、大した労力を費やすことなく前記ロードポート2
0を高めに上げることができる。
【0027】この外、前記バックボード23の中央高度
の位置には一組の傾斜度調整装置60Aが設置されてい
て、前記ロードポート20の前記バックボード23と前
記位置決めフレーム30間の間隙の傾斜角度を調整する
のに用いる。図2(a)及び図2(b)に示す如く、前
記傾斜度調整装置60Aは下記のものを包括している。
固定ボルト61があって、前記バックボード23を通り
抜けていて、且つ、その末端は前記位置決めフレーム3
0に締付けて固定している。調整ボルト62があって、
ネジで前記バックボード23に締め付けていて、しか
も、前記バックボード23に締め付ける深度をネジまわ
すことによって調整することができる。
【0028】前記調整ボルト62の中央には孔63があ
って、前記固定ボルト61を通すのに供する。前記固定
ボルト61及び前記調整ボルト62の頂端の両側は平面
に加工されていて、操作者にレンチで転動するのに供す
るようになっている。而して、前記調整ボルト62の端
面は前記固定ボルト61の頭部の内側面と相互に接触し
ているので、前記調整ボルト62の高度位置は前記固定
ボルト61の締付けによって制限される。操作者が前記
調整ボルト62を転動する時、先ず、前記固定ボルト6
1をゆるめる。これにより、前記バックボード23と前
記位置決めフレーム30は連動されて前記傾斜度調整装
置が前に調整した位置の間隙64を変えることができ
る。かくして、前記バックボード23と前記位置決めフ
レーム30の間隙64の傾斜角度を調整する目的を達成
することができる。然るときは、調整後再び前記固定ボ
ルト61を締め付けて固定することができる。
【0029】本発明の装置の操作方法は下記の如くであ
る。
【0030】a.連接装置の支え座42及び連接座41
をそれぞれロードポート20と位置決めフレーム30の
上端に装置する。
【0031】b.ロードポート20を位置決めフレーム
30の前端まで押す。
【0032】c.レバー51を踏んでリフト装置50上
のロードポート20をリフトする。
【0033】d.レバー51がベース21に接触した
時、リフト装置50はリフトを停止する。
【0034】e.ロードポート20の支え座42を位置
決めフレーム30の位置決め部品43の上端の前まで押
す。
【0035】f.ゆるやかにレバー51を放し、ロード
ポート20の支え座42の止め合い槽421を位置決め
フレーム30の位置決め部品43の上端と接合させる。
【0036】g.バックボード23下端の四個のネジ孔
231が位置決めフレーム30のネジ孔31と相対応し
ているかを検査する。
【0037】h.バックボード23と位置決めフレーム
30の傾斜度を調整して両者を接合する。
【0038】i.結合ネジを締め付ける。
【0039】前記組合せの過程に於て、若し、バックボ
ード23と位置決めフレーム30間の間隙の傾斜角度が
不正確であった場合、ロードポートのバックボード23
の中段にある傾斜度調整装置でもって、前記バックボー
ド23と前記位置決めフレーム30間の間隙の傾斜角度
を調整することができる。
【0040】又、若しバックボード下端の四個のネジ孔
231と位置決めフレームのネジ孔が相対応することが
できない場合、ロードポート20と位置決めフレーム3
0を分離して、連接ブロック45と支え座42の二個の
カム46,47でもって、前記連接ブロック45と前記
支え座42の水平と垂直方向の位置の誤差の量を調整し
て、再び前述の方法で前記ロードポート20と前記位置
決めフレーム30を結合する。
【0041】図5(a)から図5(e)は、本発明の使
用するリフト装置50が多種に変化した構造を示す。図
5(a)に示す如く、リフト装置50Aは、末端に挿し
込みピン52Aを設けているレバー51Aと、ロードポ
ート20の底端に装置している連接板53Aとを包括し
ている。前記連接板53Aには横向きにスライド槽54
Aが設置されている。而して、前記レバー51A末端の
前記挿し込みピン52Aはスライドできるように前記ス
ライド槽54Aの中に挿し込まれている。前記レバー5
1Aの中段はピボットで前記ベース21に枢接してい
る。而して、他の一端は操作者が足で踏むのに供し、も
って、その前端をリフトして高度を高め、前記挿し込み
ピン52Aによって前記連接板53Aを押し動かして、
前記ロードポート20の高度を高めることができる。
【0042】図5(b)に示す如く、リフト装置50B
は下記のものを包括している。第一連結棒51B及び第
二連結棒52Bがあって、前記第一連結棒51Bと前記
第二連結棒は相互に連結されており、且つ、その末端は
それぞれ前記ベース21と前記ロードポート20に枢接
している。又、推進ネジ53Bがあって、水平に前記ベ
ース21に設置されていて、その末端は前記第一、第二
連結棒51B,52Bが連結している位置に相互に連結
している。操作者が前記推進ネジ53Bを転動した時、
前記推進ネジは水平方向に移動して前記第一、第二連結
棒51B,52Bを押し、前記第一、第二連結棒51
B,52Bが前記推進ネジ53Bに押されて移動した
時、前記ロードポート20を押して垂直方向に移動させ
ることができる。よって、操作者は前記ロードポート2
0をリフト又は降下する動作を制御することができる。
【0043】図5(c)に示す如く、リフト装置50C
は回転できるカム51Cを具有している。該カム51C
にはカム槽52Cが設けられている。又、前記ロードポ
ート20の底端には連接ピン53Cが設置されていて、
前記カム槽52Cと噛合するようになっている。更に、
前記カム51Cの中心にはハンドル54Cが設置されて
いて、前記カム51Cと一体に結合している。前記ハン
ドル54Cは前記ロードポート20の側辺に設置されて
いて、操作者が前記カム51Cをまわすのに供し、前記
カム51Cの前記カム槽52Cによって前記ロードポー
ト20を駆動して上下に移動させることができる。
【0044】図5(d)に示す如く、リフト装置50D
には直線に移動するカムプレート51Dがあって、前記
カムプレート51Dにはカム槽52Dが設置されてい
る。又、前記ロードポート20の底端には連接ピン53
Dが設けられている。前記連接ピン53Dは前記カム槽
52Dと噛合し、前記カム槽52Dの駆動を受けて垂直
方向に移動する。推進ネジ54Dがあって、前記カムプ
レート51Dの水平方向の移動を駆動するものである。
かくして、操作者は前記推進ネジをネジまわすことによ
って、前記カムプレート51Dを押して作動させ、前記
ロードポート20の垂直方向の移動を駆動する作用をな
すものである。
【0045】図5(e)に示す如く、リフト装置50E
にはカム51Eがあって、駆動軸52Eを具有してい
る。連動板53Eがあって、前記ロードポート20の底
端に設置されている。スライド槽54Eがあって、前記
連動板53Eに設置されていて、且つ、前記駆動軸52
Eと相互に噛合している。ハンドル55Eがあって、前
記カム51Eと相互に連結し、前記ロードポート20の
側辺に設置され、操作者が前記カム51Eを転動するの
に供する。前記カム51Eによって前記連動板53Eを
駆動して垂直方向に移動させることができる。これによ
り、前記ロードポート20を連動して上下に移動させる
ことができる。
【0046】
【発明の効果】本発明のウェハーロードポートの位置決
め装置とその位置決め方法は早急、且つ、容易に位置決
め及び操作が簡単にできる等の著大なる効果を奏する発
明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロードポートと製造工程の工作台の位
置決めフレームとの組合せ状態の側面図である。
【図2】(a)本発明のロードポートと位置決めフレー
ムの分離状態の立体図である。 (b)本発明の傾斜度調整装置の断面図である。 (c)本発明の連接装置の部分拡大図である。 (d)本発明の連接座の部分拡大図である。
【図3】本発明のロードポートのベースとリフト装置の
拡大断面図である。
【図4】本発明の使用した連接装置の平面図である。
【図5】(a)本発明のリフト装置の各種変化可能の構
造説明図である。 (b)発明のリフト装置の各種変化可能の構造説明図で
ある。 (c)本発明のリフト装置の各種変化可能の構造説明図
である。 (d)本発明のリフト装置の各種変化可能の構造説明図
である。 (e)本発明のリフト装置の各種変化可能の構造説明図
である。
【図6】従来のウェハーロードポートの立体図である。
【図7】従来のウェハーロードポートの使用している連
接装置の立体図である。
【図8】従来のウェハーロードポートの取付方法の動作
説明図である。
【符号の説明】
1 位置決めフレーム 2 位置決め座 3 ロケートピン 4 ロードポート 5 バックボード 6 支え座 7 止め合い槽 8 カム槽 9 カム 10 ベース 11,12,13 ローラー 20 ロードポート 21 ベース 22 ロードテーブル 23 バックボード 24 貫通孔 30 位置決めフレーム 31 ネジ孔 40 連接装置 41 連接座 42 支え座 43 位置決め部品 44 止め合い槽 45 連接ブロック 46,47 カム 50,50A,50B,50C,50D,50E リフ
ト装置 51 レバー 51A,52 連接棒 51B 第一連結棒 51E カム 52A 挿し込みピン 52B 第二連結棒 52D カム槽 52E 駆動軸 53A 連接板 53C,53D 連接ピン 53E 連接板 54E スライド槽 55E ハンドル 60 スライドレール 60A 調整装置 61 固定ボルト 62 調整ボルト 63 孔 64 間隙 65 ワッシャ 70 ガイドバー 411 クランプブロック 412 固定ボルト 421,451 カム孔 422 長楕円孔 423 ボルト 511 ペダル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 陳 貴 榮 台湾苗栗市自治路82巷50號 (72)発明者 呉 宗 明 台湾台北市基隆路一段127號7樓之2 Fターム(参考) 5F031 CA02 CA05 DA08 EA14 KA20 MA11 PA30

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハーロードポートの位置決め装置
    で、その中には主として下記のものを包含している。ロ
    ードポートがあって、半導体製造工程の工作台の位置決
    めフレームに取り付けることが出来る。その底部にはベ
    ースが設置されていて、その背面にはバックボードが設
    けられている。前記バックボードは前記位置決めフレー
    ムと相互に結合することができる。これにより、前記ロ
    ードポートを前記製造工程の工作台の位置決めフレーム
    に取り付けることによって前記ロードポートを位置決め
    することができる。而して、その特徴は、前記ロードポ
    ートの前記バックボードの頂端と前記位置決めフレーム
    の間には連接装置が設けられていて、前記ロードポート
    を前記製造工程の工作台の位置決めフレームに取り付け
    て前記ロードポートを位置決めするのに用いる。前記連
    接装置は下記のものを含んでいる支え座があって、前記
    ウェハーロードポートの前記バックボードの頂端に設置
    されていて、その底面には止め合い槽が設けられてい
    る。又、連接座があって、前記位置決めフレーム正面の
    頂端に設置されていて、その中央には上向きに突起した
    位置決め部品が設けられている。貫通孔があって、前記
    バックボードの前記支え座の下方の位置に設けられてい
    る、前記連接座が通り抜けるのに供するもので、前記位
    置決め部品を前記バックボードの背面より前記バックボ
    ードの正面に伸出させることができるようになってい
    る。又、前記貫通孔は前記支え座の止め合い槽と前記位
    置決め部品が相対応することができる位置にある。カム
    があって、前記支え座と前記連接座の上にそれぞれ設置
    されていて、前記支え座と前記位置決め部品の水平及び
    垂直方向の相対位置を調整するのに用いる。これによ
    り、操作者は前記支え座及び位置決め部品の水平及び垂
    直方向の相対位置を調整して位置決めすることができ
    る。リフト装置があって、前記ウェハーロードポートの
    底端部に設置されていて、前記ロードポートをリフトし
    て前記製造工程の工作台と結合するのに便を来すのに用
    いるように構成されたウェハーロードポートの位置決め
    装置。
  2. 【請求項2】 前記バックボードの中段部分の両側には
    それぞれ傾斜度調整装置が設置されていて、前記バック
    ボードと前記位置決めフレーム間の間隙の傾斜度を調整
    するのに用いるように構成された請求項1記載のウェハ
    ーロードポートの位置決め装置。
  3. 【請求項3】 前記傾斜度調整装置は調整ボルトを有
    し、ネジまわすことができるように前記バックボードに
    設置されており、且つ、固定ボルトを有し、前記調整ボ
    ルトの中を突き通っていて、その一端は前記位置決めフ
    レームに締めつけて固定されるように構成された請求項
    2記載のウェハーロードポートの位置決め装置。
  4. 【請求項4】 前記リフト装置は連接棒を有し、その中
    段は前記ベースにピボットされていて、その一端は前記
    ロードポートの底端と連接し、他の一端は操作者が足で
    踏むのに供し、前記ロードポートをリフトするように構
    成された請求項1記載のウェハーロードポートの位置決
    め装置。
  5. 【請求項5】 前記リフト装置はカム装置と連動部品と
    を有し、前記ロードポートの底端に設置されていて、前
    記カム装置と連接することができるように形成され、か
    くして前記ロードポートは前記カム装置の駆動を受けて
    垂直方向に移動するように構成され、更に、駆動装置が
    あって、操作者に前記カム装置を駆動するのに供して、
    前記カム装置を作動させるように構成された請求項1記
    載のウェハーロードポートの位置決め装置。
  6. 【請求項6】 前記リフト装置の前記カム装置は回転カ
    ムであって、且つ、前記駆動装置は前記カムを連動して
    回転させることができるハンドルから成る請求項5記載
    のウェハーロードポートの位置決め装置。
  7. 【請求項7】 前記リフト装置の前記カム装置は、直線
    偏位のプレートカムであって、且つ、前記駆動装置は前
    記プレートカムを連動して直線偏位をさせることができ
    る駆動ネジから成る請求項5記載のウェハーロードポー
    トの位置決め装置。
  8. 【請求項8】 前記連接ブロックと前記支え座にはそれ
    ぞれ楕円槽が設けられていて、且つ、個別にカムを具有
    しており、更に、該カムは前記夫々の楕円槽と接触して
    いて、前記支え座と前記位置決め部品の水平及び垂直方
    向の位置を調整することができるように構成されている
    請求項1記載のウェハーロードポートの位置決め装置。
  9. 【請求項9】 前記連接ブロックの両側にはクランプブ
    ロックが設けられていて、前記連接ブロックの上下位置
    を制限することができるように構成されている請求項1
    記載のウェハーロードポートの位置決め装置。
  10. 【請求項10】 前記クランプブロックには固定ボルト
    が設置されていて、前記連接ブロックを締付けて一定の
    位置に固定するように構成されている請求項9記載のウ
    ェハーロードポートの位置決め装置。
  11. 【請求項11】 前記支え座には楕円孔とボルトが設け
    られていて、前記支え座を前記バックボードに固定し、
    且つ、水平方向の位置を調整することができるように構
    成されている請求項1又は8記載のウェハーロードポー
    トの位置決め装置。
  12. 【請求項12】 ウェハーロードポートの位置決め方法
    で、その方法は、 a:前記連接装置の前記支え座及び連接座をそれぞれ前
    記ウェハーロードポート及び前記位置決めフレームの上
    端に取り付ける; b:前記ウェハーロードポートを前記位置決めフレーム
    の前端まで推し進める。 c:ペダルを踏んで前記リフト装置上にある前記ロード
    ポートを上昇させる。 d:ペダルを前記ベースに接触するまで踏みこんで、前
    記リフト装置の上昇を停止させる; e:前記ウェハーロードポート上の前記支え座を前記位
    置決めフレームの前記位置決め部品の上端まで推し進め
    る; f:ゆるやかにペダルを離し、前記ウェハーロードポー
    トの前記支え座の前記止め合い槽を前記位置決めフレー
    ムの前記支え座に取り付けている前記位置決め部品の上
    端面と接合して装置する。 g:前記バックボード下端の四個のネジ孔と前記位置決
    めフレームのネジ孔が相対応しているかを検査する。 h:前記バックボードと前記位置決めフレームの傾斜度
    を調整して二者を接合する。 i:結合ネジを締付けて固定する。
  13. 【請求項13】 前記ウェハーロードポートの前記バッ
    クボードの中段にある傾斜度調整装置は、前記バックボ
    ードと前記位置決めフレーム間の間隙の傾斜角度を調整
    することができるように形成されて成る請求項12記載
    のウェハーロードポートの位置決め方法。
  14. 【請求項14】 前記バックボード下端の四個のネジ孔
    が前記位置決めフレームのネジ孔と相対応しない時、前
    記ウェハーロードポートと前記位置決めフレームとを分
    離して、前記連接座と前記支え座にある二つのカムで水
    平と垂直方向の位置の誤差量を調整して、前記ウェハー
    ロードポートと前記位置決めフレームを結合するように
    形成された請求項12記載のウェハーロードポートの位
    置決め方法。
  15. 【請求項15】 ウェハーロードポートの位置決め装置
    であって、支え座を有し、前記ウェハーロードポートの
    バックボードの頂端に設置されていて、その底面には止
    め合い槽が設けられており、更に、貫通孔があって、前
    記バックボードの前記支え座の下方に設置されており、
    又、リフト装置があって、前記ウェハーロードポートの
    底端に設置されていて、前記ロードポートをリフトする
    のに用いられ、斯くして、製造工程の工作台と結合する
    のに便を来すように構成されたウェハーロードポートの
    位置決め装置。
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