JP2002134332A - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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JP2002134332A
JP2002134332A JP2000328114A JP2000328114A JP2002134332A JP 2002134332 A JP2002134332 A JP 2002134332A JP 2000328114 A JP2000328114 A JP 2000328114A JP 2000328114 A JP2000328114 A JP 2000328114A JP 2002134332 A JP2002134332 A JP 2002134332A
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JP
Japan
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conductor
inductance element
coil
magnetic body
comb
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000328114A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenshichiro Mishima
健七郎 三島
Hideki Yoshitake
秀樹 吉武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の構成では大電流を流すためには平角銅線
をコイル状とするため形状が大きくなると共に、コイル
加工が困難であったり、立体的に見た場合無駄な空間が
大きくなり小形化が困難であったり、更にコイル両端処
理に捻りを加ることを要したり、板厚を薄くするのに加
工上の制限を受けたりするという課題を有していた。 【解決手段】電流電路に直列に挿入するインダクタンス
素子の構造に係り、導体部を電流通路が長くなるように
平角導体1を複数回折り返しながら蛇腹状にした構成と
すると共に、各折り返し直線部1−2に導体1を周回す
る磁性体2よる閉磁路を設けるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば大電流の電
流電路に直列に挿入するインダクタンス素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例を図7および図8により説明す
る。図7は従来例の正面図、図8は側面図である。図7
および図8で、3はコイル、4は磁性体による閉磁路で
ある。ここでコイル3は大電流領域を対象とする場合に
はコイル3の占積率を上げるため平角銅線を使用して板
厚に対して幅広の線材を板厚と直角方向に曲げてコイル
3を形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
構成では、大電流を流すためには平角銅線をコイル状と
するため形状が大きくなると共に、コイル加工が困難で
あったり、立体的に見た場合無駄な空間が大きくなり小
形化が困難であったり、更にコイル両端処理に捻りを加
えることを要したり、板厚を薄くするのに加工上の制限
を受けたりするという課題を有していた。
【0004】したがって、この発明の目的は、加工容易
で小形化できるインダクタンス素子を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のインダク
タンス素子は、平板導体を複数回折り返した複数の折返
し直線部からなる蛇腹状の導電部と、前記平板導体の前
記折り返し直線部のまわりを周回する磁性体による閉磁
路とを備えたものである。
【0006】請求項1記載のインダクタンス素子によれ
ば、導体の加工はコイル状にする方法に比べ非常に容易
であり、且つ磁性体についても直線部分にのみ挿入する
方法のため磁性体の構造が簡単になるので磁性材料につ
いての制限、つまり金型を使ったフェライトコアや薄形
板状コアであっても加工は容易である。また薄板導体の
使用が可能であり、導体の表面積を大きくできるので放
熱効果を大きくでき、従って電流密度が大きくとれ、コ
イル方式に比べ無駄な空間を無くすこしができるので小
形化が可能となり、またインダクタンス素子と端子部と
を一体とすることも容易であり、さらに導体板厚を薄く
出来るので折り返し回数を多くすることで導体亘長を長
くでき、インダクタンスを容易に大きくできるという効
果を有する。
【0007】請求項2記載のインダクタンス素子は、請
求項1において、磁性体が一対の櫛形磁性体からなり、
閉磁路は前記櫛形磁性体の各溝に折返し直線部の両側が
挿入されるように、前記一対の櫛形磁性体で前記折返し
直線部をその両側より挟み込みかつ前記櫛形磁性体の先
端同士を突き合わせて形成したものである。
【0008】請求項2記載のインダクタンス素子によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、インダクタンス素子
は導体及び磁性体を個々に製作でき、且つ容易に組み立
てができるという効果を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の第1
野路を図1から図3により説明する。図1は本発明の第
1の実施の形態によるインダクタンス素子の構造の断面
図、図2はインダクタンス素子の導体部の斜視図、図3
はインダクタンス素子の閉磁路を形成する磁性体の斜視
図である。図1から図3において、1は平角の平板導体
で、両端端子部1−1と、複数の折り返し直線部1−2
と、これらを相互につなぐ折り返し部1−3と、端子接
続孔1−4から蛇腹状に構成され、平板導体1を複数回
折返して形成される。図2に示すように板厚tが薄くて
も、また板幅wが広くても加工が容易な導体としてあ
る。
【0010】次に2は導体1の折り返し直線部1−2の
まわりを周回し閉磁路2−1を構成するようにした角筒
状の磁性体で、図3の孔2−2に折り返し直線部1−2
が貫通している。磁性体2は薄板の磁性材を導体1の折
返し直線部1−2に巻き付けるように構成してもよい
し、またフェライトコアのように成形したものであって
もよく、さらに磁性体2を2つに分割して折返し直線部
1−2を両側から挾み込むように組み立てて折返し直線
部1−2のまわりに閉磁路を形成してもよい。
【0011】以上の構成において、インダクタンスの大
きさは導体1の長さに比例するため図2の寸法hを大き
くしたり折り返し数を多くして電流通路が長くなるよう
にすることでインダクタンスを大きくすることが容易で
ある。
【0012】第1の実施の形態によると、導体1の加工
はコイル状にする方法に比べ非常に容易であり、且つ磁
性体についても直線部分にのみ挿入する方法のため磁性
体の構造は簡単になるので磁性材料についての制限、つ
まり金型を使ったフェライトコアや薄形板状コアであっ
ても加工は容易である。更に第1の実施の形態によると
薄板導体の使用が可能であり、導体1の表面積を大きく
できるので電流密度が大きくとれ、コイル方式に比べ無
駄な空間を無くすことができるので小形化が可能であ
る。又両端の端子1−4と一体構造とすることも容易と
なる。尚上記磁性体2を閉磁路としたが必要に応じギャ
ップを設ける場合であってもよい。
【0013】(実施の形態2)図4は本発明の第2の実
施の形態によるインダクタンス素子の上面図である。図
4で、導体1は第1の実施の形態1と同一である。12
は二つに分割した磁性体であり、導体1の各折返し直線
部1−2の両側から挟み込む櫛形に形成し、磁性体12
同士を突き合わせて閉磁路を構成する。櫛形磁性体はフ
ェライトコア等の焼結磁性体により櫛形状にしたもので
図5がその斜視図である。図6は導体1と磁性体12を
組み立てた上面図である。
【0014】以上の構成とすることでインダクタンス素
子は導体1及び磁性体12を個々に製作した後、容易に
組み立てができるものである。尚上記の例では磁性体1
2をフェライトコアとしたが当然ながら打ち抜き珪素鋼
板を積層にしたものであってもよい。
【0015】
【発明の効果】請求項1記載のインダクタンス素子によ
れば、導体の加工はコイル状にする方法に比べ非常に容
易であり、且つ磁性体についても直線部分にのみ挿入す
る方法のため磁性体の構造が簡単になるので磁性材料に
ついての制限、つまり金型を使ったフェライトコアや薄
形板状コアであっても加工は容易である。また薄板導体
の使用が可能であり、導体の表面積を大きくできるので
放熱効果を大きくでき、従って電流密度が大きくとれ、
コイル方式に比べ無駄な空間を無くすこしができるので
小形化が可能となり、またインダクタンス素子と端子部
とを一体とすることも容易であり、さらに導体板厚を薄
く出来るので折り返し回数を多くすることで導体亘長を
長くでき、インダクタンスを容易に大きくできるという
効果を有する。
【0016】請求項2記載のインダクタンス素子によれ
ば、請求項1と同様な効果のほか、インダクタンス素子
は導体及び磁性体を個々に製作でき、且つ容易に組み立
てができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のインダクタンス素
子の断面図である。
【図2】その導電部の斜視図である。
【図3】磁性体の斜視図である。
【図4】第2の実施の形態のインダクタンス素子の分解
上面図である。
【図5】櫛形磁性体の斜視図である。
【図6】磁性体を導電部に組み込んだ状態の上面図であ
る。
【図7】従来のコイル方式によるインダクタンス素子の
正面図である。
【図8】従来のコイル方式によるインダクタンス素子の
側面図である。
【符号の説明】
1 導体 2 磁性体 1−2 折返し直線部 12 櫛形磁性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板導体を複数回折り返した複数の折返
    し直線部からなる蛇腹状の導電部と、前記平板導体の前
    記折り返し直線部のまわりを周回する磁性体による閉磁
    路とを備えたインダクタンス素子。
  2. 【請求項2】 磁性体が一対の櫛形磁性体からなり、閉
    磁路は前記櫛形磁性体の各溝に折返し直線部の両側が挿
    入されるように、前記一対の櫛形磁性体で前記折返し直
    線部をその両側より挟み込みかつ前記櫛形磁性体の先端
    同士を突き合わせて形成した請求項1記載のインダクタ
    ンス素子。
JP2000328114A 2000-10-27 2000-10-27 インダクタンス素子 Pending JP2002134332A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017017158A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社デンソー リアクトル
WO2020132981A1 (zh) * 2018-12-26 2020-07-02 华为技术有限公司 一种电感、集成电路以及电子设备

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JP2017017158A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 株式会社デンソー リアクトル
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