JP2002134088A - 電池セパレータ及びこれを用いたアルカリ蓄電池 - Google Patents

電池セパレータ及びこれを用いたアルカリ蓄電池

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JP2002134088A
JP2002134088A JP2000325751A JP2000325751A JP2002134088A JP 2002134088 A JP2002134088 A JP 2002134088A JP 2000325751 A JP2000325751 A JP 2000325751A JP 2000325751 A JP2000325751 A JP 2000325751A JP 2002134088 A JP2002134088 A JP 2002134088A
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fiber
ethylene
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battery separator
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Hiroyuki Yamamoto
博之 山本
Shuji Hori
修二 堀
Tomofumi Tanaka
智文 田中
Toshio Kamisasa
利夫 上笹
Tatsunobu Kida
達宣 木田
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Daiwabo Co Ltd
Daiwabo Polytec Co Ltd
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Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
Daiwabo Polytec Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】熱処理等によりスルホン基が繊維表面から消失
する恐れがなく、またスルホン化の過程で見られるよう
な不織布強力低下や残留物・副生成物の存在がなく、ア
ルカリ電解液の吸液性、保持性に優れ、内部抵抗の上昇
を抑制し、充放電サイクル寿命を向上させることが可能
な電池セパレータ及びアルカリ蓄電池を提供する。 【解決手段】スルホン基を有する単量体、エチレン及び
ビニルアルコールが共重合された変性エチレン−ビニル
アルコール三元共重合体が少なくとも繊維表面に露出し
ている変性エチレン−ビニルアルコール三元共重合体繊
維を含有する不織布で電池セパレータを構成する。また
この電池セパレータを組み込んでアルカリ蓄電池とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ蓄電池な
どで用いられる水酸化カリウム水溶液等のアルカリ電解
液の吸液性、保持性に優れ、内部抵抗の上昇を抑制し、
充放電サイクル寿命を向上させることが可能な電池セパ
レータ及びこれを用いたアルカリ蓄電池に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電池セパレータ、特にアルカリ蓄電池用
のセパレータに要求される特性としては、耐アルカリ
性、電解液の吸液性、保持性等が挙げられる。耐アルカ
リ性が不満足であると、水酸化カリウム水溶液などの電
解液によりセパレータが電池性能に悪影響を及ぼした
り、セパレータの劣化による電池の両極間の内部短絡を
起こすなどの弊害を生じるからである。また、電解液吸
液性・保持性が不足すると電池反応が阻害されて、アル
カリ蓄電池の特徴である大電流を取り出せなくなるとい
う問題を生じるからである。そのため従来から、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体を含有する繊維、あるい
はエチレン−ビニルアルコール共重合体を1成分とする
分割性複合繊維を用いた不織布は、優れた電解液吸液
性、保持性、及び耐アルカリ性を有するので、電池セパ
レータ、特にアルカリ蓄電池用のセパレータとして用い
られてきた。しかし、エチレン−ビニルアルコール共重
合体を含有する繊維で構成された不織布を用いた電池セ
パレータは、電解液吸液性及び保持性は優れているもの
の、内部抵抗が高く、サイクル寿命が短いという欠点が
あり、その性能が強く要求される用途の電池には不十分
であった。上記問題点を改良するため、特開平1−24
8461号公報には、ビニルアルコールとオレフィンと
の共重合体で表面が被覆されているポリオレフィン繊維
からなる不織布等の多孔体を硫酸処理して、表面のビニ
ルアルコールとオレフィンとの共重合体をスルホン化
し、これを電池セパレータに用いることが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
1−248461号公報の電池セパレータは、不織布化
した後に硫酸処理を施してスルホン基を導入するため、
スルホン基が繊維の表面だけに存在することとなり、ス
ルホン化後の熱処理などにより、分子内反転を生ずるた
めかスルホン基が繊維表面から消失してしまうため、サ
イクル寿命を改良するに至っていない。さらに、不織布
を硫酸処理を施してスルホン化すると、繊維自体が硫酸
により劣化し、不織布強力が低下するだけでなく、残留
硫酸イオンやスルホン化時に生じた副生成物が存在する
ため、電池性能を低下させる恐れがあった。
【0004】本発明は、上記従来の問題点、すなわち熱
処理等によりスルホン基が繊維表面から消失する恐れが
なく、またスルホン化の過程で見られるような不織布強
力低下や残留物・副生成物の存在がなく、アルカリ電解
液の吸液性、保持性に優れ、内部抵抗の上昇を抑制し、
充放電サイクル寿命を向上させることが可能な電池セパ
レータ及びアルカリ蓄電池を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の電池セパレータは、スルホン基を有する単
量体、エチレン、及びビニルアルコールが共重合された
変性エチレン−ビニルアルコール三元共重合体が少なく
とも繊維表面に露出している変性エチレン−ビニルアル
コール三元共重合体繊維を含有する不織布で構成されて
いることを特徴とする。繊維の少なくとも1成分にスル
ホン基を有する単量体を共重合させた成分を用いること
により、熱処理などの後工程でスルホン基が繊維表面か
ら消失する恐れがなく、不織布製造後のスルホン化処理
を必要とせず、不織布強力の低下や残留物・副生成物の
存在がないため、アルカリ電解液の吸液性、保持性に優
れ、アルカリ蓄電池の内部抵抗の上昇を抑制し、充放電
サイクル寿命が向上する。
【0006】本発明のアルカリ蓄電池は、前記セパレー
タを正極と負極の間に介して構成することによって得ら
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる繊維は、スル
ホン基を有する単量体、エチレン及びビニルアルコール
が共重合された変性エチレン−ビニルアルコール三元共
重合体を溶融紡糸して得られた繊維である。ここでいう
スルホン基とは、スルホン酸基またはスルホネート基を
含む概念である。本発明に用いられるスルホン基含有単
量体としては、例えば、2−アクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸またはそのアルカリ金属塩、2−
アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸または
そのアルカリ金属塩、2−メタクリルアミド−2−メチ
ルプロパンスルホン酸またはそのアルカリ金属塩、スチ
レンスルホン酸カリウム等のごときスチレン系スルホン
酸アルカリ金属塩、アリールスルホン酸ナトリウムのご
ときアリール系スルホン酸アルカリ金属塩、ビニルスル
ホン酸ナトリウムのごときビニルスルホン酸アルカリ金
属塩等が挙げられる。
【0008】前記スルホン基を有する単量体は、三元共
重合体におけるエチレン単位とビニルアルコール単位と
の合計モル数に対して0.05〜5mol%共重合させる
のが好ましい。より好ましくは、0.2〜1mol%であ
る。スルホン基を含有する単量体の含有量が0.05mo
l%未満であると、電池の内部抵抗が高くなり、サイク
ル寿命が低下する傾向にあり、スルホン基を含有する単
量体の共重合比が5mol%を超えると、電池特性として
は向上するものの繊維製造工程での糸切れなどが多発
し、工程性に劣る傾向にあるからである。
【0009】前記変性エチレン−ビニルアルコール三元
共重合体において、エチレンとビニルアルコールとのモ
ル比は、エチレン/ビニルアルコールが30/70〜5
0/50の範囲であることが好ましい。より好ましい範
囲は、35/65〜45/55である。エチレン含有量
が30mol%未満あるいはビニルアルコール含有量が7
0mol%を超えると、繊維製造工程における紡糸性や延
伸性が低下して糸切れ多くなり工程性に劣るだけでな
く、後述する変性エチレン−ビニルアルコール三元共重
合体を1成分とした分割型複合繊維としたとき分割性が
低下する傾向にあり、エチレン含有量が50mol%を超
えるあるいはビニルアルコール含有量が50mol%未満
であると、親水性が低下し、アルカリ電解液の吸液性、
保持性が不十分となるだけでなく、上記同様分割性が低
下する傾向にあるからである。
【0010】前記変性エチレン−ビニルアルコール三元
共重合体における硫黄原子数と炭素原子数との比(S/
C)が1/50〜1/2000であることが好ましい。
S/Cが1/50を超えると、繊維の製造が困難となる
傾向にあり、S/Cが1/2000未満であると、スル
ホン基数が少ないため、電池の内部抵抗が高くまたサイ
クル寿命は低くなる傾向にあるからである。
【0011】そして、前記変性エチレン−ビニルアルコ
ール三元共重合体は、次のようにして得ることができ
る。例えば、スルホン基を有する単量体、エチレン及び
酢酸ビニルを原料として用い、アルコール等を溶媒とし
て用いる溶液重合法により、触媒として2,2’−アゾ
ビスイソブチロニトリル等のアゾニトリル系開始剤及び
イソブチリルパーオキサイド等の有機過酸化物系開始剤
等を用い、重合温度20〜90℃、重合時間2〜15時
間で重合させる。
【0012】スルホン基を有する単量体、エチレン及び
酢酸ビニルを重合させ、所定の重合率に達したら、場合
によっては重合禁止剤を添加し、未反応のエチレンガス
を蒸発除去した後、未反応酢酸ビニルを系から流出させ
て共重合体溶液を作製する。次いで、前記共重合体溶液
にアルカリ触媒を添加し、前記共重合体中の酢酸ビニル
単位をケン化する。ケン化反応後のケン化度は酢酸ビニ
ル成分の95%以上が好ましい。
【0013】反応後の前記ケン化物は、未反応単量体、
アルカリ触媒、その他不純物等を含有しているので、こ
れらを中和、洗浄することにより除去されて変性エチレ
ン−ビニルアルコール三元共重合体を得る。
【0014】かくして得られた変性エチレン−ビニルア
ルコール三元共重合体は、溶融紡糸して繊維形態とな
す。繊維の形態としては、前記三元共重合体単独から繊
維を製造してもよいが、前記三元共重合体を鞘成分と
し、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、ポリエチレ
ン、ポリブテン−1、エチレン−プロピレン共重合体、
ポリメチルペンテンなどのオレフィン系重合体を芯成分
とする芯鞘型複合繊維、あるいは前記三元共重合体を1
成分とし、前記オレフィン系重合体を他成分とした背腹
(サイド−バイ−サイド)型複合繊維、海島型複合繊
維、または分割型複合繊維などの複合繊維であってもよ
く、繊維表面に三元共重合体が露出した形態であればよ
い。繊維断面形状においても円形、異形、中空などいず
れであってもよい。このうち、芯鞘型複合繊維は、湿熱
接着性繊維として使用することができ好ましく、前記三
元共重合体を1成分とし、前記オレフィン系重合体を他
成分とした分割型複合繊維は、後述する分割処理により
極細繊維に発現させることができ、不織布の緻密化に寄
与するだけでなく、三元共重合体が湿熱ゲル化したとき
でも、不織布の空隙を確保しつつ湿熱ゲル化物により三
元共重合体成分の表面積を増大させることができ、アル
カリ電解液の吸液性、保持性が向上するので、特に好ま
しい。さらに、分割型複合繊維の形態によれば、鞘成分
に変性エチレン−ビニルアルコール三元共重合体を配し
た芯鞘型複合繊維であれば親水性のスルホン基が繊維表
面から芯成分の方に向かって親水基が移動する現象を引
き起こしやすく、親水性が低下するが、分割型複合繊維
であれば、溶融紡糸時に三元共重合体が溶融状態から固
体状態に変化するときに他成分の界面に接しているの
で、親水基の移動が抑制され親水基の三元共重合体内部
への潜り込む現象が起こりにくくなるため、分割処理に
より変性エチレン−ビニルアルコール三元共重合体単独
繊維及びポリオレフィン系単独繊維にそれぞれ分割され
たときに、親水性が繊維表面に露出して、親水性が有効
に作用すると推定される。前記分割型複合繊維の好まし
い組み合わせとしては、変性エチレン−ビニルアルコー
ル三元共重合体/ポリプロピレン、変性エチレン−ビニ
ルアルコール三元共重合体/高密度ポリエチレン、変性
エチレン−ビニルアルコール三元共重合体/エチレン−
プロピレン共重合体、変性エチレン−ビニルアルコール
三元共重合体/ポリメチルペンテンなどが挙げられる。
【0015】例えば、前記分割型複合繊維は、以下の方
法で製造することができる。前記2成分は公知の溶融紡
糸機で、分割型複合ノズルを用いて溶融紡糸されるが、
このとき、分割型複合繊維の分割性を考慮すると、三元
共重合体とオレフィン系重合体のMFR(ASTM−D
−1238、230℃、21.2N)の差が30g/min
以内の重合体の組み合わせとすることが好ましい。MF
R(ASTM−D−1238、230℃、21.2N)
の差が30g/minを超えると、繊維断面において一方の
成分が他方の成分を巻き込みやすくなり、分割性が低下
するからである。次いで、紡糸フィラメント(未延伸
糸)は、必要に応じて延伸される。延伸は、温水、熱
風、あるいは熱媒中にて延伸温度80〜150℃、延伸
倍率1.5〜4倍程度の条件で延伸される。得られた延
伸フィラメントには、繊維処理剤が付与され、必要に応
じて、捲縮付与装置で捲縮を与え、所定の長さに切断さ
れて得られる。
【0016】前記変性エチレン−ビニルアルコール三元
共重合体繊維の繊度は、1〜3dtex程度、分割型複合繊
維形態であれば1〜5dtexの範囲が適当である。前記分
割型複合繊維にあっては、分割後における繊度が0.1
〜0.5dtex程度となるように分割数を調整するとよ
い。また、繊維長は、不織布の製法や電池セパレータの
所望性能に応じて調整されるが、湿式抄紙法やエアレイ
法で不織布を製造する場合は、3〜20mmの範囲である
ことが好ましく、カード法で不織布を製造する場合は、
30〜60mmの範囲であることが好ましく、スパンボン
ド法などの長繊維であってもよい。
【0017】前記変性エチレン−ビニルアルコール三元
共重合体繊維を用いて不織布を形成するにあたっては、
前記三元共重合体繊維単独を用いてもよいが、変性エチ
レン−ビニルアルコール三元共重合体繊維を100質量
部としたとき、変性エチレン−ビニルアルコール三元共
重合体繊維以外のポリオレフィン系繊維を10〜900
質量部の範囲で含有させてもよい。変性エチレン−ビニ
ルアルコール三元共重合体繊維以外のポリオレフィン系
繊維としては、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、
ポリエチレン、ポリブテン−1、エチレン−プロピレン
共重合体、ポリメチルペンテン、エチレン−ビニルアル
コール共重合体などのオレフィン系重合体を成分とする
単一繊維、芯鞘型複合繊維、背腹(サイド−バイ−サイ
ド)型複合繊維、海島型複合繊維、あるいは分割型複合
繊維が挙げられる。このうち、ポリオレフィン系繊維が
鞘成分を低融点オレフィン系重合体とし、芯成分を高融
点オレフィン系重合体とした熱接着性複合繊維である
と、不織布強力が向上し、ショート率を低減させること
ができ好ましい。具体的には、鞘成分/芯成分がポリエ
チレン/ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合
体/ポリプロピレン、ポリブテン−1/ポリプロピレン
などの組み合わせを有する芯鞘型熱接着性複合繊維が挙
げられる。前記熱接着性複合繊維の好ましい含有量は、
前記三元共重合体繊維を100質量部としたとき、25
〜400質量部の範囲である。また、ポリオレフィン系
繊維が繊度0.3〜3dtex、繊維強度3cN/dtex以上の
ポリオレフィン系繊維、より好ましくは繊度0.7〜
2.5dtex、繊維強度5cN/dtex以上の高強度ポリオレ
フィン系繊維であると、不織布強力が向上し、ショート
率を低減させることができ、また、通気度が大きくな
り、内部抵抗の上昇を抑制することができ、サイクル寿
命を向上させることができ好ましい。
【0018】前記三元共重合体繊維を用いた不織布の製
法としては、特に限定されるものではなく、湿式抄紙
法、エアレイ法、カード法、メルトブロー法、スパンボ
ンド法などの繊維ウェブ形成法が用いられる。なかで
も、湿式抄紙法が繊維ウェブの均一性において優れ、好
ましい。繊維ウェブ形成後、熱接着処理、水流絡合処
理、ニードルパンチ処理などの処理を単独、または2以
上用いて繊維ウェブを結合し不織布となす。次いで、不
織布は、親水化処理を施すことが好ましい。この場合、
親水化処理がスルホン化処理であると、三元共重合体が
硫酸に冒されて、繊維自体、ひいては不織布強力の低下
が著しいだけでなく、副生成物が残存することから、ス
ルホン化処理以外の方法を採ることが特に好ましい。親
水化処理としては、放電処理、フッ素ガス処理、グラフ
ト重合、界面活性剤処理などがあり、放電処理として
は、例えば、コロナ放電処理、プラズマ処理、グロー放
電処理、電子線処理などがある。このうち、親水化処理
は、コロナ放電処理、プラズマ処理、電子線処理、フッ
素処理、グラフト処理、及び界面活性剤処理から選ばれ
た少なくとも1処理であることが好ましい。
【0019】以下、本発明の電池セパレータの製造方法
における具体的な一例を示す。本発明のセパレータの基
材となる不織布の製造方法としては、湿式抄紙法が好ま
しく、湿式抄紙は通常の方法で行えばよい。まず、変性
エチレン−ビニルアルコール三元共重合体を1成分と
し、前記オレフィン系重合体を多成分とした分割型複合
繊維単独、または前記分割型複合繊維と、鞘成分を低融
点オレフィン系重合体とし、芯成分を高融点オレフィン
系重合体とした熱接着性複合繊維と、必要に応じて高強
度ポリオレフィン系繊維とを所望の範囲で混合して、
0.01〜0.6mass%の濃度になるように水に分散さ
せ、スラリーを調製する。このとき、前記分割型複合繊
維は、弱い衝撃力においても分割性に優れるため、スラ
リー調整時の離解、叩解処理、特にパルパー処理により
容易に分割させることができる。スラリーは、短網式、
円網式、長網式、あるいはいずれかを組み合わせた抄紙
機を用いて抄紙される。次いで、含水状態の湿式抄紙ウ
ェブをシリンダードライヤーなどの熱処理機を用いて、
乾燥と同時に、変性エチレン−ビニルアルコール三元共
重合体による湿熱ゲル化及び/または熱接着性複合繊維
の低融点成分による軟化、溶融させて構成繊維同士を接
着させる。前記熱接着処理は、抄紙工程における乾燥処
理の際に乾燥と同時に行ってもよく、また一旦、湿式不
織布としたのち加熱処理して行ってもよい。例えば、ポ
リエチレン/ポリプロピレンの熱接着性複合繊維であれ
ば、熱処理温度は120〜140℃の範囲で設定すると
よい。
【0020】また、別の方法としては、前記湿式抄紙
後、変性エチレン−ビニルアルコール三元共重合体によ
る湿熱ゲル化及び/または熱接着性複合繊維の低融点成
分による軟化、溶融させて繊維間を軽く接着させ、形態
を安定化させた後、水流交絡処理を施し、分割型複合繊
維を分割させて極細繊維を形成させるとともに繊維間を
交絡させてもよい。水流交絡処理は、孔径0.05〜
0.5mmのオリフィスが0.5〜1.5mmの間隔で設け
られたノズルから、水圧3〜20MPaの柱状水流を不織
布の表裏にそれぞれ1回以上噴射するとよい。得られた
交絡不織布は、乾燥と同時に変性エチレン−ビニルアル
コール三元共重合体による湿熱ゲル化及び/または熱接
着性複合繊維の低融点成分による軟化、溶融させて構成
繊維同士を接着させるとよい。
【0021】このようにして得られた不織布は、親水化
処理が施される。例えば、コロナ放電処理であれば、不
織布の両面にそれぞれ1〜20回処理するとよく、処理
した総放電量が0.05〜10kW・分/m2の範囲で処理
するとよい。フッ素ガス処理であれば、窒素ガス等の不
活性ガスで希釈したフッ素ガスと、酸素ガスとの混合ガ
スによる処理するとよい。グラフト重合処理であれば、
ビニルモノマーと重合開始剤とを含む溶液中に不織布を
浸漬して加熱する方法、不織布にビニルモノマーを塗布
した後に放射線を照射する方法等を用いるとよく、さら
に、ビニルモノマー溶液と不織布とを接触させる前に、
紫外線照射、コロナ放電、プラズマ放電などにより、不
織布表面を改質処理すれば、効率的にグラフト重合でき
好ましい。界面活性剤処理であれば、親水性能を有する
アニオン系界面活性剤またはノニオン系界面活性剤の溶
液中に不織布を浸漬したり、この溶液を不織布に塗布し
て付着させることができる。しかるのち、熱カレンダー
処理して、所定の厚みに調整されて、本発明の電池セパ
レータが得られる。
【0022】かくして得られた本発明の電池セパレータ
は、目付が20〜80g/m2の範囲であることが好まし
い。より好ましくは、30〜60g/m2の範囲である。目
付が20g/m2の範囲未満であると、均一なウェブの形成
が困難であり、80g/m2の範囲を超えると、繊維密度が
高く、通気度が小さくなるため、内部抵抗が上昇してサ
イクル寿命が短くなるなる傾向にある。
【0023】また、本発明の電池セパレータは、厚さが
50〜250μmの範囲であることが好ましい。より好
ましくは、80〜180μmの範囲である。厚さは、熱
カレンダー処理により調整されるが、厚さを50μm未
満とする場合、目付の大きいものから得ようとすると、
繊維密度が高く、通気度が小さくなるため、内部抵抗が
上昇してサイクル寿命が短くなる傾向にあり、目付の小
さいものから得ようとすると、均一なウェブの形成が困
難となるからであり、厚さが300μmを超えると、電
池への組み込みが困難となるからである。
【0024】
【実施例】以下、本発明の内容を実施例を挙げて説明す
る。なお、各種性能は以下の方法により測定した。 (1)厚さ 175kPa荷重(JIS−B−7502に準じたマイク
ロメーターによる測定)により、3枚の試料のそれぞれ
異なる10箇所で厚さを測定し、計30箇所の平均値を
求めた。 (2)引張強力 電池組立の際、電池セパレータを長手方向(縦方向)に
引っ張りながら電極板に巻き付けるので、不織布の強力
の評価としては、縦方向の引張強力を用いた。すなわ
ち、JIS−L−1096に準じ、不織布の縦方向に対
して、幅5cm、長さ15cmの試料片をつかみ間隔10cm
で把持し、定速伸長型引張試験機を用いて引張速度30
cm/分で伸長し、切断時の荷重値を引張強力とした。 (3)硫黄原子数と炭素原子数との比(S/C) 試料より5cm×5cmの試験片を採取し、13%KOH水
溶液に30分間浸漬した。その後、水道水で30分間洗
浄し、さらに純水で30分間洗浄した試料を60℃にて
1時間乾燥させて試料を調整した。そして、蛍光X線測
定装置を用いて、不織布中の硫黄元素の強度比から算出
した。 (4)円筒形密閉ニッケル水素電池の製造 負極は、水素吸蔵合金、カルボニルニッケル、カルボキ
シメチルセルロース(CMC)、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)に水を加え混練りしスラリーを調整
した。このスラリーをニッケルメッキしたパンチングメ
タルに浸漬塗りした後80℃で乾燥し、加圧成型して水
素吸蔵合金負極を作成した。、正極は、公知の焼結式ニ
ッケル極を使用した。上記の負極、正極の間に各セパレ
ータを挟み電槽缶に挿入し、電解液を注液することで、
円筒形密閉ニッケル水素電池を作製した。 (5)内部抵抗 3225ミリオーム計(日置電気(株)製)を使用し、
周波数1kHzのインピーダンス抵抗で密閉型円筒形ニッ
ケル水素電池の抵抗値を測定した。 (6)サイクル寿命 前記作製した円筒形密閉ニッケル水素電池を、充電0.
1C率で12時間、休止0.5時間、放電0.1C率で
終止電圧1.0Vとし、10サイクル充放電を繰り返
し、電池初期活性を行った。初期活性を行った。次い
で、円筒形密閉ニッケル水素電池を、充電1.0C率
で、1.1時間、休止時間1時間、放電1.0C率(終
止電圧1.0V)で理論容量に対する利用率が80%以
下になったときのサイクル数を求めた。充放電は25℃
で行った。
【0025】
【実施例1】エチレン、酢酸ビニル及びアリールスルホ
ン酸ナトリウム(以下、ASSと略称)をラジカル重合
させて得たエチレン/酢酸ビニル/ASS三元共重合体
を苛性ソーダ含有メタノール液中でケン化処理し、酢酸
を添加した純水で繰り返し洗浄後、脱水機により共重合
体から水を分離した後、100℃以下の温度で真空乾燥
し、エチレン/ビニルアルコールのモル比が40/60
であるエチレン−ビニルアルコール−ASS三元共重合
体を得た。得られたエチレン−ビニルアルコール−AS
S三元共重合体のケン化度は99mol%であった。
【0026】前記三元共重合体をA成分とし、結晶性ポ
リプロピレンをB成分とし、紡糸温度をA成分240
℃、B成分230℃、引取速度1000m/分で溶融紡
糸し、未延伸糸繊度13.2dtexの放射状16分割型複
合未延伸糸を得た。次いで、未延伸糸を延伸温度75℃
で4倍に延伸し、繊維仕上剤を付与後、切断して、繊度
3.3dtex、繊維長6mmの分割型複合繊維を得た。さら
に、ポリオレフィン系熱接着性複合繊維として、芯成分
を結晶性ポリプロピレンとし、鞘成分を高密度ポリエチ
レンとした繊度2.2dtex、繊維長6mm、鞘成分の融点
132℃の複合繊維(大和紡績(株)製、NBF
(H))を準備し、高強度ポリオレフィン系繊維とし
て、繊度1.1dtex、繊維長10mm、繊維強度8cN/dte
xのポリプロピレン繊維(大和紡績(株)製、PZ)を
準備し、分割型複合繊維50mass%、熱接着性複合繊維
30mass%、高強度ポリオレフィン系繊維20mass%の
混合率とした。
【0027】そして、前記3繊維を混合して、0.5ma
ss%の濃度になるようにスラリーを調製した後、湿式抄
紙し、シリンダードライヤーを用いて135℃で乾燥と
同時に三元共重合体の湿熱ゲル化及び熱接着性複合繊維
の鞘成分を溶融させて構成繊維同士を接着させ、目付5
0g/m2の湿式不織布を得た。しかるのち、湿式不織布の
表裏面に、孔径0.1mmのオリフィスが0.6mmの間隔
で設けられたノズルから水圧13MPaの柱状水流をそれ
ぞれ3回ずつ噴射して、分割型複合繊維を分割させて繊
度約0.21dtexの極細繊維を形成させるとともに繊維
間を交絡させ、次いでシリンダードライヤーを用い13
5℃で乾燥すると同時に三元共重合体の湿熱ゲル化及び
熱接着性複合繊維の鞘成分を溶融させて構成繊維同士を
接着させた。
【0028】得られた不織布の両面にそれぞれ4回ず
つ、放電量1.0kW・分/m2でコロナ放電処理を施し
(総放電量8kW・分/m2)、熱カレンダー処理して厚さ
を調整して、目付50g/m2、厚さ121μmの電池セパ
レータを得た。
【0029】
【実施例2】コロナ放電処理を施さなかった以外は、実
施例1と同様の方法で、目付53g/m2、厚さ124μm
の電池セパレータを得た。
【0030】
【比較例1】実施例1のエチレン−ビニルアルコール−
ASS三元共重合体/ポリプロピレンからなる分割型複
合繊維の代わりに、エチレン−ビニルアルコール共重合
体/ポリプロピレンからなる分割型複合繊維(大和紡績
(株)製、DF−2)を用いた以外は、実施例1と同様
の方法で、目付51g/m2、厚さ122μmの電池セパ
レータを得た。
【0031】
【比較例2】比較例1の不織布をコロナ放電処理の前
に、三酸化イオウガス中で60秒間反応さた後に、中和
・洗浄・乾燥工程を経てスルホン化処理を施した以外
は、実施例1と同様の方法で、目付51g/m2、厚さ12
0μmの電池セパレータを得た。
【0032】実施例1〜2及び比較例1〜2の電池セパ
レータを密閉型円筒形ニッケル水素電池に組み込み、ア
ルカリ蓄電池を得た。それらの測定結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】実施例1,2において、エチレン−ビニル
アルコール−ASS三元共重合体を1成分とする分割型
複合繊維を用いているので、内部抵抗が低く、サイクル
寿命に優れる電池が得られた。実施例1は、コロナ放電
処理を併用しているため、サイクル寿命において特に優
れていた。一方、比較例1は、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体を用いているため、内部抵抗が高く、サイ
クル寿命が不十分であった。比較例2は、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体にスルホン化処理を施すことに
より、内部抵抗を低下させることができたが、エチレン
−ビニルアルコール共重合体が硫酸に冒されてしまい、
引張強力が低下した。また、サイクル寿命において、実
施例の三元共重合体では、スルホン基が樹脂内部まで及
んでいるが、比較例2では、スルホン基が繊維表面にし
か存在せず、充放電を繰り返すと親水性が失われてサイ
クル寿命が低下したと考えられる。
【0035】
【発明の効果】本発明の電池セパレータは、スルホン基
を有する単量体、エチレン、及びビニルアルコールが共
重合された変性エチレン−ビニルアルコール三元共重合
体を含有する繊維を用いることにより、熱処理などの後
工程でスルホン基が繊維表面から消失する恐れがなく、
不織布製造後のスルホン化処理を必要とせず、不織布強
力の低下や残留物・副生成物の存在がないため、アルカ
リ電解液の吸液性、保持性に優れ、アルカリ蓄電池の内
部抵抗の上昇を抑制し、充放電サイクル寿命が向上す
る。また、スルホン化処理を特には必要としないので、
コスト面においても有利である。変性エチレン−ビニル
アルコール三元共重合体繊維が変性エチレン−ビニルア
ルコール三元共重合体を1成分とする分割型複合繊維で
あると、分割処理により極細繊維に発現させることがで
き、不織布の緻密化に寄与するだけでなく、三元共重合
体が湿熱ゲル化したときでも、不織布の空隙を確保しつ
つ湿熱ゲル化物により三元共重合体成分の表面積を増大
させることができ、アルカリ電解液の吸液性、保持性を
向上させることができる。
【0036】そして、本発明の電池セパレータは、ニッ
ケル−カドミウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル
−水素電池等のアルカリ蓄電池用に好適であり、本発明
の電池セパレータを組み込んだアルカリ蓄電池は、自己
放電が少なく、内部抵抗が低く、充放電におけるサイク
ル寿命が長いので、長期間安定した電池性能を与えるこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 修二 兵庫県加古郡播磨町古宮877番地 ダイワ ボウポリテック株式会社播磨研究所内 (72)発明者 田中 智文 兵庫県加古郡播磨町古宮877番地 ダイワ ボウポリテック株式会社播磨研究所内 (72)発明者 上笹 利夫 兵庫県加古郡播磨町古宮877番地 ダイワ ボウポリテック株式会社播磨研究所内 (72)発明者 木田 達宣 兵庫県加古郡播磨町古宮877番地 ダイワ ボウポリテック株式会社播磨研究所内 Fターム(参考) 5H021 BB15 CC02 EE04 EE05 EE15 HH01 5H028 AA05 EE01 EE05 EE06

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スルホン基を有する単量体、エチレン、及
    びビニルアルコールが共重合された変性エチレン−ビニ
    ルアルコール三元共重合体が少なくとも繊維表面に露出
    している変性エチレン−ビニルアルコール三元共重合体
    繊維を含有する不織布で構成されていることを特徴とす
    る電池セパレータ。
  2. 【請求項2】変性エチレン−ビニルアルコール三元共重
    合体における硫黄原子数と炭素原子数との比(S/C)
    が1/50〜1/2000である請求項1に記載の電池
    セパレータ。
  3. 【請求項3】変性エチレン−ビニルアルコール三元共重
    合体繊維が変性エチレン−ビニルアルコール三元共重合
    体を1成分とし、オレフィン系重合体を他成分とした分
    割型複合繊維である請求項1または2に記載の電池セパ
    レータ。
  4. 【請求項4】不織布が変性エチレン−ビニルアルコール
    三元共重合体の湿熱ゲル化物により接着されている請求
    項1〜3のいずれかに記載の電池セパレータ。
  5. 【請求項5】不織布が変性エチレン−ビニルアルコール
    三元共重合体繊維を100質量部としたとき、変性エチ
    レン−ビニルアルコール三元共重合体繊維以外のポリオ
    レフィン系繊維を10〜900質量部含有する請求項1
    〜4のいずれかに記載の電池セパレータ。
  6. 【請求項6】ポリオレフィン系繊維が鞘成分を低融点オ
    レフィン系重合体とし、芯成分を高融点オレフィン系重
    合体とした熱接着性複合繊維を含有する請求項5に記載
    の電池セパレータ。
  7. 【請求項7】不織布が親水化処理されている請求項1〜
    5のいずれかに記載の電池セパレータ。
  8. 【請求項8】親水化処理がコロナ放電処理、プラズマ処
    理、電子線処理、フッ素処理、グラフト処理、及び界面
    活性剤処理から選ばれた少なくとも1処理である請求項
    7に記載の電池セパレータ。
  9. 【請求項9】前記スルホン基を有する単量体は、三元共
    重合体におけるエチレン単位とビニルアルコール単位と
    の合計モル数に対して0.05〜5mol%共重合させる
    請求項1に記載の電池セパレータ。
  10. 【請求項10】前記変性エチレン−ビニルアルコール三
    元共重合体において、エチレンとビニルアルコールとの
    モル比は、エチレン/ビニルアルコールが30/70〜
    50/50の範囲である請求項1に記載の電池セパレー
    タ。
  11. 【請求項11】正極と負極がセパレータを介して構成さ
    れるアルカリ蓄電池であって、前記セパレータが請求項
    1〜10のいずれかに記載の電池セパレータであること
    を特徴とするアルカリ蓄電池。
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