JPH10326607A - 電池用セパレーター及びその製造方法 - Google Patents
電池用セパレーター及びその製造方法Info
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- JPH10326607A JPH10326607A JP9135064A JP13506497A JPH10326607A JP H10326607 A JPH10326607 A JP H10326607A JP 9135064 A JP9135064 A JP 9135064A JP 13506497 A JP13506497 A JP 13506497A JP H10326607 A JPH10326607 A JP H10326607A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- average molecular
- molecular weight
- polypropylene
- battery separator
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Nonwoven Fabrics (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄肉でも高強力で、シャット・ダウン機能を
有し、且つ保液性、及び吸液性に優れた電池用セパレー
ター、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 海成分が数平均分子量1万〜2万のポリ
アミド樹脂からなり、島成分が重量平均分子量8万〜1
5万のポリプロピレンからなる海島型複合繊維と、オレ
フィン系バインダー繊維との混合繊維からなるクロスウ
ェブを水流絡合処理した後、硫黄濃度が10000pp
m以下となるようにスルフォン化した、ポアサイズの最
大孔径が25〜150μmである電池用セパレーター。
有し、且つ保液性、及び吸液性に優れた電池用セパレー
ター、及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 海成分が数平均分子量1万〜2万のポリ
アミド樹脂からなり、島成分が重量平均分子量8万〜1
5万のポリプロピレンからなる海島型複合繊維と、オレ
フィン系バインダー繊維との混合繊維からなるクロスウ
ェブを水流絡合処理した後、硫黄濃度が10000pp
m以下となるようにスルフォン化した、ポアサイズの最
大孔径が25〜150μmである電池用セパレーター。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル−カドミ
ウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池等
のアルカリ二次電池用に好適な電池用セパレーター、及
びその製造方法に関するものである。
ウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池等
のアルカリ二次電池用に好適な電池用セパレーター、及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、アルカリ二次電池セパレーターと
しては親水性のあるポリアミド繊維や耐アルカリ性、耐
酸化性に優れるポリオレフィン系繊維からなる乾式法で
製造された不織布や湿式法で製造された不織布が使用さ
れている。ポリアミド繊維は常温では耐アルカリ性は高
いが、80℃以上の高温下では加水分解によって耐久性
が低下し、さらに分解物が電解液に溶け電池性能を著し
く低下させるという問題が生じる。そこで、ポリオレフ
ィン系繊維に界面活性剤の塗布、スルフォン化処理、プ
ラズマ処理、スパッタエッジング処理等の親水化処理が
施したものを利用する場合が多い。
しては親水性のあるポリアミド繊維や耐アルカリ性、耐
酸化性に優れるポリオレフィン系繊維からなる乾式法で
製造された不織布や湿式法で製造された不織布が使用さ
れている。ポリアミド繊維は常温では耐アルカリ性は高
いが、80℃以上の高温下では加水分解によって耐久性
が低下し、さらに分解物が電解液に溶け電池性能を著し
く低下させるという問題が生じる。そこで、ポリオレフ
ィン系繊維に界面活性剤の塗布、スルフォン化処理、プ
ラズマ処理、スパッタエッジング処理等の親水化処理が
施したものを利用する場合が多い。
【0003】また、近年、アルカリ二次電池は乾電池サ
イズの二次電池として電子機器の軽量化、小型化にとも
ない「小型化」、及び「高容量化」が進んでいる。これ
らの要求に対してはセパレーターの電解液保液量の増加
とセパレーターの厚みを薄くすることが不可欠である。
その問題をクリアするためには基材の低密度化が重要で
あるが、低密度化によって厚さ方向の貫通孔が大きくな
り、デンドライト耐久性が低下したり、強度が低下する
ことによる電池製造が困難になるといった問題が生じ
る。なお、デンドライトとは、放電時に電解液に溶けだ
した金属イオンが、充電時に金属電極の表面に針状に成
長する現象をいい、特に過充電時に起き易くなる。そこ
で、特開平8−35192号公報では親水性ポリオレフ
ィン繊維が少なくとも40重量%配合された坪量15g
/m2〜100g/m2、密度0.2g/cm3〜0.5
g/cm3のポリオレフィン系繊維紙が提案されてい
る。しかしながら、「充分な保液性」は有しているもの
の薄肉であるため、強力は充分とはいえず、また、充放
電時、異常に電池内温度が上昇した際の安全対策として
のシャット・ダウン機能については満足されるものが得
られていない。
イズの二次電池として電子機器の軽量化、小型化にとも
ない「小型化」、及び「高容量化」が進んでいる。これ
らの要求に対してはセパレーターの電解液保液量の増加
とセパレーターの厚みを薄くすることが不可欠である。
その問題をクリアするためには基材の低密度化が重要で
あるが、低密度化によって厚さ方向の貫通孔が大きくな
り、デンドライト耐久性が低下したり、強度が低下する
ことによる電池製造が困難になるといった問題が生じ
る。なお、デンドライトとは、放電時に電解液に溶けだ
した金属イオンが、充電時に金属電極の表面に針状に成
長する現象をいい、特に過充電時に起き易くなる。そこ
で、特開平8−35192号公報では親水性ポリオレフ
ィン繊維が少なくとも40重量%配合された坪量15g
/m2〜100g/m2、密度0.2g/cm3〜0.5
g/cm3のポリオレフィン系繊維紙が提案されてい
る。しかしながら、「充分な保液性」は有しているもの
の薄肉であるため、強力は充分とはいえず、また、充放
電時、異常に電池内温度が上昇した際の安全対策として
のシャット・ダウン機能については満足されるものが得
られていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記従
来技術における問題を解決し、薄肉でも高強力で、シャ
ット・ダウン機能を有し、且つ保液性、及び吸液性に優
れた電池用セパレーター、及びその製造方法を提供する
ものである。
来技術における問題を解決し、薄肉でも高強力で、シャ
ット・ダウン機能を有し、且つ保液性、及び吸液性に優
れた電池用セパレーター、及びその製造方法を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み、鋭意検討を行った結果、0.01〜0.1デニー
ルの極細ポリプロピレン繊維を用い、規定のポアサイズ
の不織布とすることにより、上記課題を解決することを
見いだし、本発明に到達した。
鑑み、鋭意検討を行った結果、0.01〜0.1デニー
ルの極細ポリプロピレン繊維を用い、規定のポアサイズ
の不織布とすることにより、上記課題を解決することを
見いだし、本発明に到達した。
【0006】すなわち、本発明は、硫黄濃度が1000
0ppm以下となるようにスルフォン化され、重量平均
分子量が8万〜15万で、単繊維繊度が0.01〜0.
1デニールであるポリプロピレン繊維を主体繊維とする
不織布からなる電池用セパレーターであって、該不織布
のポアサイズにおける最大孔径が25〜150μmであ
ることを特徴とする電池用セパレーターである。更に、
本発明は、海成分が数平均分子量1万〜2万のポリアミ
ド樹脂からなり、島成分が重量平均分子量8万〜15万
のポリプロピレンからなる海島型複合繊維と、オレフィ
ン系バインダー繊維との混合繊維からなるクロスウェ
ブ、またはランダムウェブを絡合処理した後、スルフォ
ン化することを特徴とする電池用セパレーターの製造方
法である。
0ppm以下となるようにスルフォン化され、重量平均
分子量が8万〜15万で、単繊維繊度が0.01〜0.
1デニールであるポリプロピレン繊維を主体繊維とする
不織布からなる電池用セパレーターであって、該不織布
のポアサイズにおける最大孔径が25〜150μmであ
ることを特徴とする電池用セパレーターである。更に、
本発明は、海成分が数平均分子量1万〜2万のポリアミ
ド樹脂からなり、島成分が重量平均分子量8万〜15万
のポリプロピレンからなる海島型複合繊維と、オレフィ
ン系バインダー繊維との混合繊維からなるクロスウェ
ブ、またはランダムウェブを絡合処理した後、スルフォ
ン化することを特徴とする電池用セパレーターの製造方
法である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用されるポリプロピレン樹脂は、重量平均分
子量が8万〜15万のものであり、好ましくは10万か
ら12万のものである。ポリプロピレン樹脂の重量平均
分子量が8万未満のものについては製糸時、特に紡出時
に曳糸性が悪く紡糸不良となるため好ましくない。ま
た、逆にポリプロピレン樹脂の重量平均分子量が15万
を越える場合は溶融時の粘度が高くなりすぎるため紡出
時のポリプロピレンポリマーの配管内圧力損失が高くな
る、及び吐出圧が高くなる等の問題により紡糸不可能と
なるため好ましくない。
本発明に使用されるポリプロピレン樹脂は、重量平均分
子量が8万〜15万のものであり、好ましくは10万か
ら12万のものである。ポリプロピレン樹脂の重量平均
分子量が8万未満のものについては製糸時、特に紡出時
に曳糸性が悪く紡糸不良となるため好ましくない。ま
た、逆にポリプロピレン樹脂の重量平均分子量が15万
を越える場合は溶融時の粘度が高くなりすぎるため紡出
時のポリプロピレンポリマーの配管内圧力損失が高くな
る、及び吐出圧が高くなる等の問題により紡糸不可能と
なるため好ましくない。
【0008】また、ポリプロピレン繊維の単繊維繊度は
0.01〜0.1デニールであり、好ましくは0.04
〜0.08デニールである。ポリプロピレン繊維の単繊
維繊度が0.01デニール未満になると後述する不織布
のポアサイズの最大孔径が25μm未満となり、電池用
セパレーターとして目的とするセパレーターの強力が得
られる厚さのものとした際に、通気度の低下、及び電気
抵抗の上昇を招く。一方、ポリプロピレン繊維の単繊維
繊度が0.1デニールを越えると、後述する不織布のポ
アサイズの最大孔径が150μmを越え、保液性アッ
プ、及び電気抵抗低下等の利点はあるものの、充放電
時、異常に電池内温度が上昇した際の安全対策としての
シャット・ダウン機能が失われるといった問題が生じ
る。
0.01〜0.1デニールであり、好ましくは0.04
〜0.08デニールである。ポリプロピレン繊維の単繊
維繊度が0.01デニール未満になると後述する不織布
のポアサイズの最大孔径が25μm未満となり、電池用
セパレーターとして目的とするセパレーターの強力が得
られる厚さのものとした際に、通気度の低下、及び電気
抵抗の上昇を招く。一方、ポリプロピレン繊維の単繊維
繊度が0.1デニールを越えると、後述する不織布のポ
アサイズの最大孔径が150μmを越え、保液性アッ
プ、及び電気抵抗低下等の利点はあるものの、充放電
時、異常に電池内温度が上昇した際の安全対策としての
シャット・ダウン機能が失われるといった問題が生じ
る。
【0009】極細ポリプロピレン繊維をスルフォン化し
て導入される硫黄濃度は10000ppm以下であり、
より好ましくは10〜8000ppmである。スルフォ
ン化は親水性に乏しいポリオレフィン系繊維に親水性を
付与する手段である。スルフォン化度の代用値として硫
黄濃度が用いられ、硫黄濃度が10ppm以下であると
親水性に乏しいため、目的とする電池用セパレーターは
得難い。また、硫黄濃度が10000ppmを越える場
合は充分な親水性を付与することが出来るが、そのため
にスルフォン化溶液への浸漬時間を長くする必要があ
り、工業的にそのような条件を取るのは好ましくない。
て導入される硫黄濃度は10000ppm以下であり、
より好ましくは10〜8000ppmである。スルフォ
ン化は親水性に乏しいポリオレフィン系繊維に親水性を
付与する手段である。スルフォン化度の代用値として硫
黄濃度が用いられ、硫黄濃度が10ppm以下であると
親水性に乏しいため、目的とする電池用セパレーターは
得難い。また、硫黄濃度が10000ppmを越える場
合は充分な親水性を付与することが出来るが、そのため
にスルフォン化溶液への浸漬時間を長くする必要があ
り、工業的にそのような条件を取るのは好ましくない。
【0010】スルフォン化ポリプロピレン極細繊維を主
体とした不織布のポアサイズにおける最大孔径は25μ
m〜150μmであり、好ましくは40μm〜120μ
m、さらに好ましくは40μm〜100μmである。ポ
アサイズは電池用セパレーターの必要特性である通気
性、電気抵抗、シャット・ダウン機能の代用特性でもあ
る。
体とした不織布のポアサイズにおける最大孔径は25μ
m〜150μmであり、好ましくは40μm〜120μ
m、さらに好ましくは40μm〜100μmである。ポ
アサイズは電池用セパレーターの必要特性である通気
性、電気抵抗、シャット・ダウン機能の代用特性でもあ
る。
【0011】また、0.01〜0.1デニールのポリプ
ロピレン繊維を得るために本発明者らが鋭意検討した結
果、海成分として数平均分子量が1万〜2万のポリアミ
ド樹脂を用い、島成分として重量平均分子量が8万〜1
5万のポリプロピレン樹脂を用いた海島繊維が最も好ま
しいと判断した。これは、0.01〜0.1デニールの
ポリプロピレン繊維を得ようとしたとき、ポリプロピレ
ン単独紡糸では1デニールが限界でそれ以上細い繊維を
工業的に安定に得るのは極めて困難であり、たとえ鞘芯
構造で芯成分にポリプロピレンを用いたとしても鞘成分
除去後のポリプロピレン繊維の単繊維繊度は0.5デニ
ールが限界であったからである。海島繊維の海成分に用
いるポリアミド樹脂は数平均分子量が1万より小さくな
るとポリマー粘度の低下により、著しく曳糸性を低下さ
せるため製糸用樹脂としては不適である。数平均分子量
が2万を越える場合には溶融時の粘度が高くなりすぎる
ため紡出時のポリアミドポリマーの配管内圧力損失が高
くなる、及び吐出圧が高くなる等の問題により紡糸不可
能となるため好ましくない。
ロピレン繊維を得るために本発明者らが鋭意検討した結
果、海成分として数平均分子量が1万〜2万のポリアミ
ド樹脂を用い、島成分として重量平均分子量が8万〜1
5万のポリプロピレン樹脂を用いた海島繊維が最も好ま
しいと判断した。これは、0.01〜0.1デニールの
ポリプロピレン繊維を得ようとしたとき、ポリプロピレ
ン単独紡糸では1デニールが限界でそれ以上細い繊維を
工業的に安定に得るのは極めて困難であり、たとえ鞘芯
構造で芯成分にポリプロピレンを用いたとしても鞘成分
除去後のポリプロピレン繊維の単繊維繊度は0.5デニ
ールが限界であったからである。海島繊維の海成分に用
いるポリアミド樹脂は数平均分子量が1万より小さくな
るとポリマー粘度の低下により、著しく曳糸性を低下さ
せるため製糸用樹脂としては不適である。数平均分子量
が2万を越える場合には溶融時の粘度が高くなりすぎる
ため紡出時のポリアミドポリマーの配管内圧力損失が高
くなる、及び吐出圧が高くなる等の問題により紡糸不可
能となるため好ましくない。
【0012】ポリアミド樹脂については次のスルフォン
化溶液浸漬時に溶解除去可能な樹脂であれば特定される
ものではなく、代表例として、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン10、ナイロン12、ナイロン共重合体等
のナイロン系樹脂が挙げられる。
化溶液浸漬時に溶解除去可能な樹脂であれば特定される
ものではなく、代表例として、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン10、ナイロン12、ナイロン共重合体等
のナイロン系樹脂が挙げられる。
【0013】次にポリオレフィン系バインダー繊維につ
いて説明する。本発明におけるオレフィン系バインダー
繊維の構造は単独ポリマーによる繊維、2種類以上のポ
リマーによる鞘芯型、サイドバイサイド型、層状分割
型、放射状分割型等の複合繊維が考えられる。断面形状
については丸形、偏平型、繭型、中空型、T型等特に限
定されるものではない。単繊維繊度としては0.5〜5
デニールが好ましく、0.5デニール以下になると曳糸
性不良となり、5デニール以上では目的とするポアサイ
ズを有する不織布が得られない。
いて説明する。本発明におけるオレフィン系バインダー
繊維の構造は単独ポリマーによる繊維、2種類以上のポ
リマーによる鞘芯型、サイドバイサイド型、層状分割
型、放射状分割型等の複合繊維が考えられる。断面形状
については丸形、偏平型、繭型、中空型、T型等特に限
定されるものではない。単繊維繊度としては0.5〜5
デニールが好ましく、0.5デニール以下になると曳糸
性不良となり、5デニール以上では目的とするポアサイ
ズを有する不織布が得られない。
【0014】かかるポリオレフィンとしてはエチレン、
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−
1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−
1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、4,4
−ジメチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1
−ヘキセン、5−メチル−1−ヘキセン、アリルシクロ
ペンタン、アリルシクロヘキサン、アリルベンゼン、3
−シクロヘキシル−1−ブテン、ビニルシクロプロパ
ン、ビニルシクロヘキサン、及び2−ビニルビシクロ
〔2,2,1〕−ヘプタン等の重合体、あるいはそれら
の共重合体が例示される。これらの中で、ポリオレフィ
ン系バインダー繊維としては、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、
3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、3,3−ジメチル−1−ブテン、4,4−ジメチル
−1−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセンの重合体、
あるいはそれらの共重合体の組み合わせによる複合繊維
が好ましく、特にエチレン、プロピレンによる鞘芯型複
合繊維が好ましい。
プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−
1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−
1−ペンテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、4,4
−ジメチル−1−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ヘキセン、4,4−ジメチル−1
−ヘキセン、5−メチル−1−ヘキセン、アリルシクロ
ペンタン、アリルシクロヘキサン、アリルベンゼン、3
−シクロヘキシル−1−ブテン、ビニルシクロプロパ
ン、ビニルシクロヘキサン、及び2−ビニルビシクロ
〔2,2,1〕−ヘプタン等の重合体、あるいはそれら
の共重合体が例示される。これらの中で、ポリオレフィ
ン系バインダー繊維としては、エチレン、プロピレン、
1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、
3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、3,3−ジメチル−1−ブテン、4,4−ジメチル
−1−ペンテン、3−メチル−1−ヘキセンの重合体、
あるいはそれらの共重合体の組み合わせによる複合繊維
が好ましく、特にエチレン、プロピレンによる鞘芯型複
合繊維が好ましい。
【0015】続いて、電池用セパレーターの製造方法に
ついて詳しく説明する。まず、前述の海島繊維、及びポ
リオレフィン系バインダー繊維にて、ローラーカード、
クロスラッパー、あるいはランダムウェバー等によりク
ロスウェブ、またはランダムウェブを製造する。この
後、ここでニードルパンチ、水流絡合等の絡合処理を行
ってもよい。但し、ニードルパンチによる絡合処理をす
る場合には、使用するニードルの径が太いと電池用セパ
レーターとしたとき、ポアサイズが大きくなるので注意
が必要である。また、水流絡合処理としては、例えば、
ノズル径0.03mm〜0.3mm、より好ましくは
0.9mm〜0.2mm、ピッチ0.15mm〜5m
m,より好ましくは0.5mm〜1.5mmで1〜3列
に配列したノズルプレート等を使用し、水圧10〜50
0kg/cm2の水流で1回、あるいは複数回処理する
方法が考えられる。その後、ポリオレフィン系バインダ
ー繊維のバインダー成分の融点に応じた温度にて熱処理
を行い、スルフォン化溶液に浸漬してスルフォン化す
る。ここで使用するスルフォン化溶液としては、例え
ば、発煙硫酸、硫酸、クロム酸、硝酸等が挙げられる。
これらの中でも、発煙硫酸は反応性が高く、比較的容易
にスルフォン化できるため好適に使用できる。スルフォ
ン化後は、希釈したスルフォン化溶液、水の順で不織布
を洗浄し、乾燥するのが理想的である。さらにこの後必
要に応じて、親水性を向上させるための界面活性剤付
与、及び、あるいはさらに強力アップのためのポリオレ
フィン系フィルム等の貼り合わせを行ってもよい。
ついて詳しく説明する。まず、前述の海島繊維、及びポ
リオレフィン系バインダー繊維にて、ローラーカード、
クロスラッパー、あるいはランダムウェバー等によりク
ロスウェブ、またはランダムウェブを製造する。この
後、ここでニードルパンチ、水流絡合等の絡合処理を行
ってもよい。但し、ニードルパンチによる絡合処理をす
る場合には、使用するニードルの径が太いと電池用セパ
レーターとしたとき、ポアサイズが大きくなるので注意
が必要である。また、水流絡合処理としては、例えば、
ノズル径0.03mm〜0.3mm、より好ましくは
0.9mm〜0.2mm、ピッチ0.15mm〜5m
m,より好ましくは0.5mm〜1.5mmで1〜3列
に配列したノズルプレート等を使用し、水圧10〜50
0kg/cm2の水流で1回、あるいは複数回処理する
方法が考えられる。その後、ポリオレフィン系バインダ
ー繊維のバインダー成分の融点に応じた温度にて熱処理
を行い、スルフォン化溶液に浸漬してスルフォン化す
る。ここで使用するスルフォン化溶液としては、例え
ば、発煙硫酸、硫酸、クロム酸、硝酸等が挙げられる。
これらの中でも、発煙硫酸は反応性が高く、比較的容易
にスルフォン化できるため好適に使用できる。スルフォ
ン化後は、希釈したスルフォン化溶液、水の順で不織布
を洗浄し、乾燥するのが理想的である。さらにこの後必
要に応じて、親水性を向上させるための界面活性剤付
与、及び、あるいはさらに強力アップのためのポリオレ
フィン系フィルム等の貼り合わせを行ってもよい。
【0016】
【実施例】以下、本発明をさらに実施例を挙げて具体的
に説明するが、本発明は決してこれらのみに限定される
ものではない。
に説明するが、本発明は決してこれらのみに限定される
ものではない。
【0017】樹脂の重量平均分子量、及び数平均分子量
はGPC法により測定した。ポアサイズについてはコー
ルター・エレクトロニクス社製:Colter POR
OMETERIIにより測定した。また、スルフォン化し
て導入される硫黄濃度については、スルフォン化繊維を
酸素燃焼フラスコ法により吸収させた吸収液を、横河電
機社製イオンクロマトアナライザーにて分析した。
はGPC法により測定した。ポアサイズについてはコー
ルター・エレクトロニクス社製:Colter POR
OMETERIIにより測定した。また、スルフォン化し
て導入される硫黄濃度については、スルフォン化繊維を
酸素燃焼フラスコ法により吸収させた吸収液を、横河電
機社製イオンクロマトアナライザーにて分析した。
【0018】その他、電池用セパレーターの特性につい
ての評価方法は次の通りである。坪量については、JI
S P 8124「紙のメートル坪量測定方法」に準じ
て測定した。厚さと密度については、JIS P 81
18「紙及び板紙の厚さと密度の試験方法」に準じて測
定した。裂断長は、JIS P 8113「紙及び板紙
の引張強さ試験方法」に準じて測定した。また、吸液量
は、処理液として35%KOHを使用し、50mm×5
0mmのサンプルを用いて30秒自然液切り後の保液量
を測定した。吸液速度は、処理液として35%KOHを
使用し、25mm吸い上げ時間を測定した。通気度は、
JIS L 1096−1990「一般織物試験方法」
の通気性測定法に準拠し、株式会社東洋精機製作所製ブ
ラジール型通気度試験機にて測定した。
ての評価方法は次の通りである。坪量については、JI
S P 8124「紙のメートル坪量測定方法」に準じ
て測定した。厚さと密度については、JIS P 81
18「紙及び板紙の厚さと密度の試験方法」に準じて測
定した。裂断長は、JIS P 8113「紙及び板紙
の引張強さ試験方法」に準じて測定した。また、吸液量
は、処理液として35%KOHを使用し、50mm×5
0mmのサンプルを用いて30秒自然液切り後の保液量
を測定した。吸液速度は、処理液として35%KOHを
使用し、25mm吸い上げ時間を測定した。通気度は、
JIS L 1096−1990「一般織物試験方法」
の通気性測定法に準拠し、株式会社東洋精機製作所製ブ
ラジール型通気度試験機にて測定した。
【0019】実施例1 数平均分子量が13000のナイロン6を海成分とし、
重量平均分子量が105200のポリプロピレンを島成
分とした4.3デニールの海島型複合繊維(海島比率=
40:60、50島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は
0.052デニール)、これを主体繊維とした。また、
バインダー繊維として鞘成分がポリエチレン、芯成分が
ポリプロピレンの2.1デニールの鞘芯型複合繊維を製
糸した。この主体繊維とバインダー繊維を70:30の
割合で混合し、ローラーカード、クロスラッパーを用い
てクロスウェブを製造した。この後、ノズル径0.1m
m、ピッチ0.6mm、1列のノズルプレートを使用
し、水圧30kg/cm2−50kg/cm2−80kg
/cm2−100kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡
合処理を行った。次いで、150℃、20kg/cm
(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱処理
を実施した。こうして得られたシートを発煙硫酸にてス
ルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して目的
とする電池用セパレーターを得た。電池用セパレーター
の特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄くても高
強力で、保液性、吸水性に優れるものであった。また、
短絡シミュレーションテストとして、リチウム箔電極を
用いたAAサイズのスパイラル型電池に交流を負荷し
て、電池の電流と缶温度を測定する方法でシャット・ダ
ウン機能を評価した結果は良好であった。
重量平均分子量が105200のポリプロピレンを島成
分とした4.3デニールの海島型複合繊維(海島比率=
40:60、50島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は
0.052デニール)、これを主体繊維とした。また、
バインダー繊維として鞘成分がポリエチレン、芯成分が
ポリプロピレンの2.1デニールの鞘芯型複合繊維を製
糸した。この主体繊維とバインダー繊維を70:30の
割合で混合し、ローラーカード、クロスラッパーを用い
てクロスウェブを製造した。この後、ノズル径0.1m
m、ピッチ0.6mm、1列のノズルプレートを使用
し、水圧30kg/cm2−50kg/cm2−80kg
/cm2−100kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡
合処理を行った。次いで、150℃、20kg/cm
(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱処理
を実施した。こうして得られたシートを発煙硫酸にてス
ルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して目的
とする電池用セパレーターを得た。電池用セパレーター
の特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄くても高
強力で、保液性、吸水性に優れるものであった。また、
短絡シミュレーションテストとして、リチウム箔電極を
用いたAAサイズのスパイラル型電池に交流を負荷し
て、電池の電流と缶温度を測定する方法でシャット・ダ
ウン機能を評価した結果は良好であった。
【0020】
【表1】
【0021】実施例2 数平均分子量が18000のナイロン6を海成分、重量
平均分子量が140000のポリプロピレンを島成分と
した9.8デニールの海島型複合繊維(海島比率=5
0:50、50島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は
0.098デニール)、これを主体繊維とした。また、
バインダー繊維として鞘成分がポリエチレン、芯成分が
ポリプロピレンの2.1デニールの鞘芯型複合繊維を製
糸した。この主体繊維とバインダー繊維を50:50の
割合で混合し、ローラーカード、クロスラッパーを用い
てクロスウェブを製造した。この後、ノズル径0.1m
m、ピッチ0.6mm、1列のノズルプレートを使用
し、水圧30kg/cm2−50kg/cm2−80kg
/cm2−100kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡
合処理を行った。次いで、150℃、20kg/cm
(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱処理
を実施した。こうして得られたシートを発煙硫酸にてス
ルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して目的
とする電池用セパレーターを得た。電池用セパレーター
の特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄くても高
強力で、保液性、吸水性に優れるものであった。また、
短絡シミュレーションテストとして、リチウム箔電極を
用いたAAサイズのスパイラル型電池に交流を負荷し
て、電池の電流と缶温度を測定する方法でシャット・ダ
ウン機能を評価した結果は良好であった。
平均分子量が140000のポリプロピレンを島成分と
した9.8デニールの海島型複合繊維(海島比率=5
0:50、50島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は
0.098デニール)、これを主体繊維とした。また、
バインダー繊維として鞘成分がポリエチレン、芯成分が
ポリプロピレンの2.1デニールの鞘芯型複合繊維を製
糸した。この主体繊維とバインダー繊維を50:50の
割合で混合し、ローラーカード、クロスラッパーを用い
てクロスウェブを製造した。この後、ノズル径0.1m
m、ピッチ0.6mm、1列のノズルプレートを使用
し、水圧30kg/cm2−50kg/cm2−80kg
/cm2−100kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡
合処理を行った。次いで、150℃、20kg/cm
(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱処理
を実施した。こうして得られたシートを発煙硫酸にてス
ルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して目的
とする電池用セパレーターを得た。電池用セパレーター
の特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄くても高
強力で、保液性、吸水性に優れるものであった。また、
短絡シミュレーションテストとして、リチウム箔電極を
用いたAAサイズのスパイラル型電池に交流を負荷し
て、電池の電流と缶温度を測定する方法でシャット・ダ
ウン機能を評価した結果は良好であった。
【0022】実施例3 数平均分子量が11000のナイロン6を海成分、重量
平均分子量が95000のポリプロピレンを島成分とし
た2.7デニールの海島型複合繊維(海島比率=60:
40、37島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は0.0
29デニール)、これを主体繊維とした。また、バイン
ダー繊維として鞘成分がポリエチレン、芯成分がポリプ
ロピレンの2.1デニールの鞘芯型複合繊維を製糸し
た。この主体繊維とバインダー繊維を80:20の割合
で混合し、ランダムウェーバーを用いてランダムウェブ
を製造した。この後、ノズル径0.1mm、ピッチ0.
6mm、1列のノズルプレートを使用し、水圧30kg
/cm2−50kg/cm2−80kg/cm2−100
kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡合処理を行っ
た。次いで、150℃、20kg/cm(熱ローラー線
圧)、ライン速度1m/minにて熱処理を実施した。
こうして得られたシートを発煙硫酸にてスルフォン化
し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して目的とする電池
用セパレーターを得た。電池用セパレーターの特性は表
−1に示した通りであり、厚さが薄くても高強力で、保
液性、吸水性に優れるものであった。また、短絡シミュ
レーションテストとして、リチウム箔電極を用いたAA
サイズのスパイラル型電池に交流を負荷して、電池の電
流と缶温度を測定する方法でシャット・ダウン機能を評
価した結果は良好であった。
平均分子量が95000のポリプロピレンを島成分とし
た2.7デニールの海島型複合繊維(海島比率=60:
40、37島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は0.0
29デニール)、これを主体繊維とした。また、バイン
ダー繊維として鞘成分がポリエチレン、芯成分がポリプ
ロピレンの2.1デニールの鞘芯型複合繊維を製糸し
た。この主体繊維とバインダー繊維を80:20の割合
で混合し、ランダムウェーバーを用いてランダムウェブ
を製造した。この後、ノズル径0.1mm、ピッチ0.
6mm、1列のノズルプレートを使用し、水圧30kg
/cm2−50kg/cm2−80kg/cm2−100
kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡合処理を行っ
た。次いで、150℃、20kg/cm(熱ローラー線
圧)、ライン速度1m/minにて熱処理を実施した。
こうして得られたシートを発煙硫酸にてスルフォン化
し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して目的とする電池
用セパレーターを得た。電池用セパレーターの特性は表
−1に示した通りであり、厚さが薄くても高強力で、保
液性、吸水性に優れるものであった。また、短絡シミュ
レーションテストとして、リチウム箔電極を用いたAA
サイズのスパイラル型電池に交流を負荷して、電池の電
流と缶温度を測定する方法でシャット・ダウン機能を評
価した結果は良好であった。
【0023】実施例4 数平均分子量が13000のナイロン6を海成分、重量
平均分子量が105200のポリプロピレンを島成分と
した4.0デニールの海島型複合繊維(海島比率=4
0:60、37島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は
0.065デニール)、これを主体繊維とした。また、
バインダー繊維としてポリエチレンとポリプロピレンの
2.2デニールのサイドバイサイド型複合繊維を製糸し
た。この主体繊維とバインダー繊維を70:30の割合
で混合し、ローラーカード、クロスラッパーを用いてク
ロスウェブを製造した。この後、ノズル径0.1mm、
ピッチ0.6mm、1列のノズルプレートを使用し、水
圧30kg/cm2−50kg/cm2−80kg/cm
2−100kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡合処理
を行った。次いで、150℃、20kg/cm(熱ロー
ラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱処理を実施
した。こうして得られたシートを80℃濃硫酸にてスル
フォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して目的と
する電池用セパレーターを得た。電池用セパレーターの
特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄くても高強
力で、保液性、吸水性に優れるものであった。また、短
絡シミュレーションテストとして、リチウム箔電極を用
いたAAサイズのスパイラル型電池に交流を負荷して、
電池の電流と缶温度を測定する方法でシャット・ダウン
機能を評価した結果は良好であった。
平均分子量が105200のポリプロピレンを島成分と
した4.0デニールの海島型複合繊維(海島比率=4
0:60、37島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は
0.065デニール)、これを主体繊維とした。また、
バインダー繊維としてポリエチレンとポリプロピレンの
2.2デニールのサイドバイサイド型複合繊維を製糸し
た。この主体繊維とバインダー繊維を70:30の割合
で混合し、ローラーカード、クロスラッパーを用いてク
ロスウェブを製造した。この後、ノズル径0.1mm、
ピッチ0.6mm、1列のノズルプレートを使用し、水
圧30kg/cm2−50kg/cm2−80kg/cm
2−100kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡合処理
を行った。次いで、150℃、20kg/cm(熱ロー
ラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱処理を実施
した。こうして得られたシートを80℃濃硫酸にてスル
フォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して目的と
する電池用セパレーターを得た。電池用セパレーターの
特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄くても高強
力で、保液性、吸水性に優れるものであった。また、短
絡シミュレーションテストとして、リチウム箔電極を用
いたAAサイズのスパイラル型電池に交流を負荷して、
電池の電流と缶温度を測定する方法でシャット・ダウン
機能を評価した結果は良好であった。
【0024】比較例1 数平均分子量が9000のナイロン6を海成分とし、重
量平均分子量が72000のポリプロピレンを島成分と
すること以外は実施例1と同様にして海島繊維を製造し
ようとしたが、紡出時に曳糸性が悪く製糸出来なかっ
た。
量平均分子量が72000のポリプロピレンを島成分と
すること以外は実施例1と同様にして海島繊維を製造し
ようとしたが、紡出時に曳糸性が悪く製糸出来なかっ
た。
【0025】比較例2 数平均分子量が22000のナイロン6を海成分とし、
重量平均分子量が153000のポリプロピレンを島成
分とすること以外は実施例1と同様にして海島繊維を製
造しようとしたが、紡糸工程での吐出圧が高く、紡糸不
可能であった。
重量平均分子量が153000のポリプロピレンを島成
分とすること以外は実施例1と同様にして海島繊維を製
造しようとしたが、紡糸工程での吐出圧が高く、紡糸不
可能であった。
【0026】比較例3 数平均分子量が13000のナイロン6を海成分、重量
平均分子量が105200のポリプロピレンを島成分と
した7.0デニールの海島型複合繊維(海島比率=4
0:60、37島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は
0.114デニール)、これを主体繊維とした。また、
バインダー繊維として鞘成分にポリエチレン、芯成分に
ポリプロピレンを用いた2.1デニールの鞘芯型複合繊
維を製糸した。この主体繊維とバインダー繊維を70:
30の割合で混合し、ローラーカード、クロスラッパー
を用いてクロスウェブを製造した。この後、ノズル径
0.1mm、ピッチ0.6mm、1列のノズルプレート
を使用し、水圧30kg/cm2−50kg/cm2−8
0kg/cm2−100kg/cm2の水流で裏表各1回
水流絡合処理を行った。次いで、150℃、20kg/
cm(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱
処理を実施した。こうして得られたシートを80℃濃硫
酸にてスルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥
して目的とする電池用セパレーターを得た。電池用セパ
レーターの特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄
くて、低強力で、ポアサイズの大きなシートであった。
短絡シミュレーションテストとして、リチウム箔電極を
用いたAAサイズのスパイラル型電池に交流を負荷し
て、電池の電流と缶温度を測定する方法でシャット・ダ
ウン機能を評価した結果は不良であり、二次電池用セパ
レーターとして満足されるものではなかった。
平均分子量が105200のポリプロピレンを島成分と
した7.0デニールの海島型複合繊維(海島比率=4
0:60、37島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は
0.114デニール)、これを主体繊維とした。また、
バインダー繊維として鞘成分にポリエチレン、芯成分に
ポリプロピレンを用いた2.1デニールの鞘芯型複合繊
維を製糸した。この主体繊維とバインダー繊維を70:
30の割合で混合し、ローラーカード、クロスラッパー
を用いてクロスウェブを製造した。この後、ノズル径
0.1mm、ピッチ0.6mm、1列のノズルプレート
を使用し、水圧30kg/cm2−50kg/cm2−8
0kg/cm2−100kg/cm2の水流で裏表各1回
水流絡合処理を行った。次いで、150℃、20kg/
cm(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱
処理を実施した。こうして得られたシートを80℃濃硫
酸にてスルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥
して目的とする電池用セパレーターを得た。電池用セパ
レーターの特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄
くて、低強力で、ポアサイズの大きなシートであった。
短絡シミュレーションテストとして、リチウム箔電極を
用いたAAサイズのスパイラル型電池に交流を負荷し
て、電池の電流と缶温度を測定する方法でシャット・ダ
ウン機能を評価した結果は不良であり、二次電池用セパ
レーターとして満足されるものではなかった。
【0027】比較例4 数平均分子量が11000のナイロン6を海成分、重量
平均分子量が95000のポリプロピレンを島成分とし
た5.2デニールの海島型複合繊維(海島比率=40:
60、400島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は0.
008デニール)、これを主体繊維とした。また、バイ
ンダー繊維として鞘成分にポリエチレン、芯成分にポリ
プロピレンを用いた2.1デニールの鞘芯型複合繊維を
製糸した。この主体繊維とバインダー繊維を70:30
の割合で混合し、ローラーカード、クロスラッパーを用
いてクロスウェブを製造した。この後、ノズル径0.1
mm、ピッチ0.6mm、1列のノズルプレートを使用
し、水圧30kg/cm2−50kg/cm2−80kg
/cm2−100kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡
合処理を行った。次いで、150℃、20kg/cm
(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱処理
を実施した。こうして得られたシートを80℃濃硫酸に
てスルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して
電池用セパレーターを得た。電池用セパレーターの特性
は表−1に示した通りであり、厚さが薄く、高強力で、
ポアサイズの小さなシートであったが、通気性、及び保
液性が悪く、電池性能が不良であった。
平均分子量が95000のポリプロピレンを島成分とし
た5.2デニールの海島型複合繊維(海島比率=40:
60、400島)を製糸し(島成分の単繊維繊度は0.
008デニール)、これを主体繊維とした。また、バイ
ンダー繊維として鞘成分にポリエチレン、芯成分にポリ
プロピレンを用いた2.1デニールの鞘芯型複合繊維を
製糸した。この主体繊維とバインダー繊維を70:30
の割合で混合し、ローラーカード、クロスラッパーを用
いてクロスウェブを製造した。この後、ノズル径0.1
mm、ピッチ0.6mm、1列のノズルプレートを使用
し、水圧30kg/cm2−50kg/cm2−80kg
/cm2−100kg/cm2の水流で裏表各1回水流絡
合処理を行った。次いで、150℃、20kg/cm
(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/minにて熱処理
を実施した。こうして得られたシートを80℃濃硫酸に
てスルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、乾燥して
電池用セパレーターを得た。電池用セパレーターの特性
は表−1に示した通りであり、厚さが薄く、高強力で、
ポアサイズの小さなシートであったが、通気性、及び保
液性が悪く、電池性能が不良であった。
【0028】比較例5 ポリプロピレンを用いた1.1デニールの単独繊維を主
体繊維とし、バインダー繊維として鞘成分にポリエチレ
ン、芯成分にポリプロピレンを用いた2.1デニールの
鞘芯型複合繊維を使用して、主体繊維とバインダー繊維
を70:30の割合で混合し、ローラーカード、クロス
ラッパーを用いてクロスウェブを製造した。この後、ノ
ズル径0.1mm、ピッチ0.6mm、1列のノズルプ
レートを使用し、水圧30kg/cm2−50kg/c
m2−80kg/cm2−100kg/cm2の水流で裏
表各1回水流絡合処理を行った。次いで、150℃、2
0kg/cm(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/mi
nにて熱処理を実施した。こうして得られたシートを発
煙硫酸にてスルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、
乾燥して電池用セパレーターを得た。電池用セパレータ
ーの特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄く、ポ
アサイズの大きなシートであり、且つ裂断長が低く低強
力であったため、二次電池用セパレーターとして満足さ
れるものではなかった。
体繊維とし、バインダー繊維として鞘成分にポリエチレ
ン、芯成分にポリプロピレンを用いた2.1デニールの
鞘芯型複合繊維を使用して、主体繊維とバインダー繊維
を70:30の割合で混合し、ローラーカード、クロス
ラッパーを用いてクロスウェブを製造した。この後、ノ
ズル径0.1mm、ピッチ0.6mm、1列のノズルプ
レートを使用し、水圧30kg/cm2−50kg/c
m2−80kg/cm2−100kg/cm2の水流で裏
表各1回水流絡合処理を行った。次いで、150℃、2
0kg/cm(熱ローラー線圧)、ライン速度1m/mi
nにて熱処理を実施した。こうして得られたシートを発
煙硫酸にてスルフォン化し、希硫酸、水の順で洗浄後、
乾燥して電池用セパレーターを得た。電池用セパレータ
ーの特性は表−1に示した通りであり、厚さが薄く、ポ
アサイズの大きなシートであり、且つ裂断長が低く低強
力であったため、二次電池用セパレーターとして満足さ
れるものではなかった。
【0029】比較例6 重量平均分子量が127000のポリプロピレンと、ポ
リエチレンを用いて、3.1デニールの放射状分割型複
合繊維(16分割)を製糸し(ポリプロピレン成分の単
繊維繊度は0.097デニール)、これを主体繊維とし
た。また、バインダー繊維として鞘成分にポリエチレ
ン、芯成分にポリプロピレンを用いた2.1デニールの
鞘芯型複合繊維を製糸した。この主体繊維とバインダー
繊維を70:30の割合で混合し、ローラーカード、ク
ロスラッパーを用いてクロスウェブを製造した。この
後、ノズル径0.1mm、ピッチ0.6mm、1列のノ
ズルプレートを使用し、水圧30kg/cm2−50k
g/cm2−80kg/cm2−100kg/cm2の水
流で裏表各1回水流絡合処理を行った。次いで、150
℃、20kg/cm(熱ローラー線圧)、ライン速度1m
/minにて熱処理を実施した。これを電池用セパレー
ターとし各特性を評価した(表−1参照)。厚さが薄
く、高強力ではあったが、保液性、吸液性が不良であ
り、二次電池用セパレーターとして満足されるものでは
なかった。
リエチレンを用いて、3.1デニールの放射状分割型複
合繊維(16分割)を製糸し(ポリプロピレン成分の単
繊維繊度は0.097デニール)、これを主体繊維とし
た。また、バインダー繊維として鞘成分にポリエチレ
ン、芯成分にポリプロピレンを用いた2.1デニールの
鞘芯型複合繊維を製糸した。この主体繊維とバインダー
繊維を70:30の割合で混合し、ローラーカード、ク
ロスラッパーを用いてクロスウェブを製造した。この
後、ノズル径0.1mm、ピッチ0.6mm、1列のノ
ズルプレートを使用し、水圧30kg/cm2−50k
g/cm2−80kg/cm2−100kg/cm2の水
流で裏表各1回水流絡合処理を行った。次いで、150
℃、20kg/cm(熱ローラー線圧)、ライン速度1m
/minにて熱処理を実施した。これを電池用セパレー
ターとし各特性を評価した(表−1参照)。厚さが薄
く、高強力ではあったが、保液性、吸液性が不良であ
り、二次電池用セパレーターとして満足されるものでは
なかった。
【0030】
【発明の効果】本発明の電池用セパレーターは、重量平
均分子量が8万〜15万のポリプロピレン樹脂より紡出
された単繊維繊度が0.01〜0.1デニールのポリプ
ロピレン繊維であり、且つ該繊維をスルフォン化して導
入される硫黄濃度が10000ppm以下であるスルフ
ォン化ポリプロピレン繊維を主体とした不織布であっ
て、ポアサイズにおける最大孔径が25〜150μmで
あることを特徴としている。これにより薄肉でも高強力
で、シャット・ダウン機能を有し、且つ保液性、及び吸
液性に優れた電池用セパレーターを得ることができる。
また、その製造方法は、海成分除去後の島成分のポリプ
ロピレンの単繊維繊度が0.01〜0.1デニールとな
る重量平均分子量が8万〜15万のポリプロピレン樹脂
と数平均分子量が1万〜2万のポリアミド樹脂よりなる
海島繊維と、オレフィン系バインダー繊維との混合繊維
からなるクロスウェブ、またはランダムウェブの繊維層
で構成された不織布をスルフォン化溶液に浸漬してスル
フォン化することを特徴としており、この方法により目
的とする電池用セパレーターが得られるものである。
均分子量が8万〜15万のポリプロピレン樹脂より紡出
された単繊維繊度が0.01〜0.1デニールのポリプ
ロピレン繊維であり、且つ該繊維をスルフォン化して導
入される硫黄濃度が10000ppm以下であるスルフ
ォン化ポリプロピレン繊維を主体とした不織布であっ
て、ポアサイズにおける最大孔径が25〜150μmで
あることを特徴としている。これにより薄肉でも高強力
で、シャット・ダウン機能を有し、且つ保液性、及び吸
液性に優れた電池用セパレーターを得ることができる。
また、その製造方法は、海成分除去後の島成分のポリプ
ロピレンの単繊維繊度が0.01〜0.1デニールとな
る重量平均分子量が8万〜15万のポリプロピレン樹脂
と数平均分子量が1万〜2万のポリアミド樹脂よりなる
海島繊維と、オレフィン系バインダー繊維との混合繊維
からなるクロスウェブ、またはランダムウェブの繊維層
で構成された不織布をスルフォン化溶液に浸漬してスル
フォン化することを特徴としており、この方法により目
的とする電池用セパレーターが得られるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江嵜 為丸 岡山県岡山市海岸通1丁目2番1号 株式 会社クラレ内
Claims (2)
- 【請求項1】 硫黄濃度が10000ppm以下となる
ようにスルフォン化され、重量平均分子量が8万〜15
万で、単繊維繊度が0.01〜0.1デニールであるポ
リプロピレン繊維を主体繊維とする不織布からなる電池
用セパレーターであって、該不織布のポアサイズにおけ
る最大孔径が25〜150μmであることを特徴とする
電池用セパレーター。 - 【請求項2】 海成分が数平均分子量1万〜2万のポリ
アミド樹脂からなり、島成分が重量平均分子量8万〜1
5万のポリプロピレンからなる海島型複合繊維と、オレ
フィン系バインダー繊維との混合繊維からなるクロスウ
ェブ、またはランダムウェブを絡合処理した後、スルフ
ォン化することを特徴とする電池用セパレーターの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9135064A JPH10326607A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 電池用セパレーター及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9135064A JPH10326607A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 電池用セパレーター及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10326607A true JPH10326607A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15143042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9135064A Pending JPH10326607A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 電池用セパレーター及びその製造方法 |
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---|---|
JP (1) | JPH10326607A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6403265B1 (en) | 1999-04-02 | 2002-06-11 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Battery separator, process for producing the same, and alkaline battery |
JP2002298821A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Japan Vilene Co Ltd | 電池用セパレータ及び電池 |
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US7807286B2 (en) * | 2002-08-24 | 2010-10-05 | Evonik Degussa Gmbh | Electrical separator, method for making same and use thereof in high-power lithium cells |
JP2022515089A (ja) * | 2018-12-18 | 2022-02-17 | アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 亜鉛分を有する抗微生物不織ポリアミド |
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1997
- 1997-05-26 JP JP9135064A patent/JPH10326607A/ja active Pending
Cited By (7)
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US6403265B1 (en) | 1999-04-02 | 2002-06-11 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Battery separator, process for producing the same, and alkaline battery |
US6821680B2 (en) | 1999-04-02 | 2004-11-23 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Battery separator, process for producing the same, and alkaline battery |
US6878484B2 (en) | 2000-11-01 | 2005-04-12 | Toyo Boseki Kabushiki Kaisha | Separator for secondary battery and method for producing the same |
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US7892673B2 (en) | 2002-08-24 | 2011-02-22 | Evonik Degussa Gmbh | Electric separator, method for making same and use thereof in high-power lithium cells |
JP2022515089A (ja) * | 2018-12-18 | 2022-02-17 | アセンド・パフォーマンス・マテリアルズ・オペレーションズ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 亜鉛分を有する抗微生物不織ポリアミド |
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