JP2002132224A - 液晶表示装置および液晶駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置および液晶駆動方法

Info

Publication number
JP2002132224A
JP2002132224A JP2000324087A JP2000324087A JP2002132224A JP 2002132224 A JP2002132224 A JP 2002132224A JP 2000324087 A JP2000324087 A JP 2000324087A JP 2000324087 A JP2000324087 A JP 2000324087A JP 2002132224 A JP2002132224 A JP 2002132224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
display data
field
display
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000324087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3749433B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Nitta
博幸 新田
Tsutomu Furuhashi
勉 古橋
Kazuyoshi Kawabe
和佳 川辺
Hiroshi Kurihara
博司 栗原
Kikuo Ono
記久雄 小野
Tatsuhiro Inuzuka
達裕 犬塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Video and Information System Inc filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000324087A priority Critical patent/JP3749433B2/ja
Publication of JP2002132224A publication Critical patent/JP2002132224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3749433B2 publication Critical patent/JP3749433B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】液晶の応答速度を1フレーム以下に高速化可能
な液晶駆動方法と、この方法を用いた高画質、低価格な
液晶表示装置を提供する。 【解決手段】従来駆動している1フレームを2つのフィ
ールドに分割して2倍速駆動で駆動すると共に、第1の
フィールドでは予め定めた変換方法により表示データを
補正し補正表示データを算出し該補正表示データにより
駆動し、第2のフィールドでは上記データ変換を行わな
い表示データにより駆動することで、第1のフィールド
では表示オフから変換した表示データに応じた輝度(目
標到達輝度)まで応答変化し、第2のフィールドではそ
の目標到達輝度を保持する応答を可能とし、さらに、入
力する表示データの解像度を液晶パネルの解像度に対応
してラインを拡大して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置及び
その駆動方法に係り、特にアクティブマトリクス型液晶
表示装置において、動画を高画質で表示可能な液晶表示
装置駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アクティブマトリクス型液晶表示装置で
あるTFT液晶ディスプレイは、低消費電力、薄型、軽
量に加え、目に優しいという特徴から、ノートパソコン
等の情報機器の表示装置として広く採用されている。し
かし、近年のマルチメディア化に伴い、液晶ディスプレ
イの画面上でテレビ画像やディジタルビデオディスク
(DVD)の再生等の動画を表示した場合、中間階調表
示に対する応答速度が遅いために残像が発生し、表示特
性が劣化してしまう。このため、TFT液晶ディスプレ
イをマルチメディア対応化するにあたり、これらの問題
点を解決することが課題となっている。
【0003】液晶表示装置の動画対応化における課題の
一つとして、液晶応答速度の高速化があげられる。通常
広く用いられている液晶を用いた液晶表示装置では、液
晶材料の応答速度が表示信号のフレーム周期に対して同
等、または遅い。このため、動画表示に対しては、残像
や動画ボケ等が発生し、十分な表示性能が得られていな
い。例えば、図2に示すように、円形のマーク(図中表
示例)が液晶表示画面上を移動するような動画表示の場
合には、図中A点における液晶の表示輝度(右下チャー
ト)は、与えられた表示データ(右上チャート)に対し
て時間的に遅れるため、高品質の動画表示が困難とな
る。
【0004】このような課題に対して、特開平11−4
4874号公報には、表示信号の変化を強調する信号を
表示信号に重畳して応答速度を改善する駆動方法の一例
が開示されている、
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の駆動方
法によれば、液晶の応答速度は改善されるものの、1フ
レーム期間強調する信号は一定であり1フレーム毎の制
御を前提としている。このため、応答速度の高速化が十
分ではなく、1フレーム周期以下に応答速度を高速化す
ることはできなかった。
【0006】また、上記従来技術の方法では1フレーム
周期以下に応答速度を高速化することができないため、
液晶材料の高速化が進み応答速度がフレーム周期と同等
となった場合でも、上記従来技術の駆動方法を用いると
応答速度が逆に遅くなり画質を改善することはできなか
った。
【0007】また、液晶材料、液晶パネル構造の改善に
よる液晶応答速度の高速化を図ることが、液晶パネルの
製造歩留まりを低下させる要因の一つとなっている。
【0008】本発明は上述したような課題を考慮してな
されたもので、その目的は、液晶の応答速度を1フレー
ム周期以下とすることが可能な液晶駆動方法と、この方
法を用いた低コストで製造可能な高画質の液晶表示装置
とを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の信号線と複数の走査線とを有する液
晶パネルと、液晶表示データに応じた表示電圧を該信号
線に与える信号ドライバ回路と、該走査線に走査指示信
号を与える走査ドライバ回路と、外部から供給される表
示制御信号(入力制御信号)及び表示データ(入力表示
データ)を該信号ドライバ回路及び走査ドライバ回路を
駆動するための液晶制御信号及び液晶表示データに変換
する液晶制御回路とを備える液晶表示装置において、前
記液晶制御回路に、前記入力表示データを予め定めた変
換方法で変換して補正液晶表示データを出力する表示デ
ータ変換手段を設け、前記入力制御信号の1周期分の時
間である1フレーム期間をN分割し(Nは2以上の整
数、1分割期間をフィールドとする)、前記1フレーム
期間に含まれるNフィールド中には、前記表示データ変
換手段で変換処理された補正液晶表示データで駆動する
フィールドと、前記表示データ変換手段で変換処理され
ない液晶表示データで駆動するフィールドとが含まれて
いることを特徴とする。
【0010】また、上記本発明の液晶表示装置では、前
記液晶制御回路に、出力する前記液晶制御信号を前記入
力制御信号のL倍速(Lは2以上の整数でN以下)に変
換する制御信号変換手段と、前記入力表示データを、該
入力表示データに対しL倍速の前記液晶表示データに変
換する表示データ変換手段とをさらに備える構成とする
ことが好ましい。
【0011】また、上記本発明の液晶表示装置では、前
記入力制御信号および入力表示データが、外部から供給
されるインターレース映像信号に基づく場合、前記1フ
レーム期間の奇数および偶数フィールドの各々をN分割
し(1分割期間をサブフィールドとする)、前記奇数
(偶数)フィールドに含まれるNサブフィールド中に
は、奇数(偶数)ラインについて、前記表示データ変換
手段で変換処理された補正液晶表示データで駆動するフ
ィールドと、液晶駆動を行わないフィールドとが含まれ
ている構成とすることがより好ましい。
【0012】また、上記本発明の液晶表示装置では、前
記入力表示データの1ラインデータを前記液晶パネルの
複数ラインに表示するために、前記走査ドライバ回路が
複数の走査ラインを同時に選択可能な構成を有する構成
としても良い。
【0013】また、上記目的を達成するために本発明
は、複数の信号線と複数の走査線を有する液晶パネルの
駆動方法において、1画面を表示するための1周期分の
時間である1フレーム期間をN分割し(Nは2以上の整
数、1分割期間をフィールドとする)、前記走査線には
走査選択信号をL倍速(Lは2以上の整数でN以下)で
与え、前記信号線には、Mフィールド(Mは整数でM<
N)では入力表示データに対しL倍速の、予め設定した
変換関係により変換した補正液晶表示データに対応した
表示電圧を与え、Jフィールド(Jは整数で(N−M)
以下)では入力表示データに対応した表示電圧を与える
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明では、液晶の輝度応答を高
速化するために、1フレームを時間的に複数に分割し、
例えば、第1の分割期間(第1のフィールド)で表示オ
フから、予め変換した補正液晶表示データに応じた輝度
(目標到達輝度)まで応答変化し、第2の分割期間(第
2のフィールド)でその目標到達輝度を表示するよう制
御する。
【0015】また、液晶表示装置は、パーソナルコンピ
ュータ等からの表示信号を受けて表示を行うことが多い
が、このような表示信号は、NTSC信号のようなテレ
ビジョン信号とは解像度が異なる。このため、主に動画
表示が行われるテレビジョン装置において、CRT表示
装置の代わりに液晶表示装置を用いるには、これら解像
度の異なる表示信号を同じように表示するための解像度
の変換手段が必要になる。
【0016】本発明では、上述したような解像度の変換
手段として、複数走査ラインを同時に選択できるよう走
査ドライバを制御する構成とした。このような構成によ
れば、入力する表示データの解像度を液晶パネルの解像
度に対応してラインを拡大して表示することが可能とな
る。
【0017】本発明の主な実施態様は以下のとおりであ
る。
【0018】本発明は、その一実施態様において、互い
に直交して配置された複数の信号線と複数の走査線を有
する液晶パネルと、液晶表示データに応じた表示電圧を
書き込み信号により該信号線に与える信号ドライバ回路
と、先頭ライン信号を走査ライン信号により取り込んで
順次、該走査線に走査指示信号を与える走査ドライバ回
路と、パーソナルコンピュータなどから供給される表示
制御信号(入力制御信号)及び表示データ(入力表示デ
ータ)を該信号ドライバ回路及び走査ドライバ回路を駆
動するための液晶制御信号及び液晶表示データに変換す
る液晶制御回路により構成する液晶表示装置において、
入力制御信号の1周期分の時間である1フレーム期間を
N分割し(Nは2以上の整数であり、1分割期間を1フ
ィールドとする)、液晶制御回路に表示データ格納回路
および表示データ変換回路を設け、出力する液晶制御信
号を入力制御信号のL倍速(Lは2以上の整数、但しL
はN以下)に変換し、Mフィールド(Mは整数、但しM
<N)では、該表示データ格納回路を用いて入力表示デ
ータに対しN倍速の液晶表示データに変換し、さらに該
表示データ変換回路によりそのデータを予め設定した変
換関係を用いて補正液晶表示データに変換し、残りのJ
フィールド(Jは整数、但しJは(N−M)以下)で
は、入力表示データを変換せずそのまま液晶表示データ
として出力するものとし、該液晶制御信号及び液晶表示
データにより表示を行うことを特徴とする。
【0019】また、本発明の液晶表示装置は、他の実施
態様において、1フレーム期間を2分割し(1分割期間
を1フィールドとする)、液晶制御回路に表示データ格
納回路および表示データ変換回路を設け、出力する液晶
制御信号を入力制御信号の2倍速に変換し、第1フィー
ルドでは該表示データ格納回路を用いて入力表示データ
に対し2倍速の液晶表示データに変換し、さらに該表示
データ変換回路によりそのデータを予め設定した変換関
係により補正液晶表示データに変換し、第2フィールド
では入力表示データを変換せずそのまま液晶表示データ
として出力することを特徴とする。
【0020】また、本発明の液晶表示装置は、他の実施
態様において、1フレーム期間を3分割し(1分割期間
を1フィールドとする)、液晶制御回路に表示データ格
納回路および表示データ変換回路を設け、出力する液晶
制御信号を入力制御信号の2倍速に変換し、第1フィー
ルドでは該表示データ格納回路を用いて入力表示データ
に対し2倍速の液晶表示データに変換し、さらに該表示
データ変換回路によりそのデータを予め設定した変換関
係により補正液晶表示データに変換し、第2フィールド
では入力表示データを変換せずそのまま液晶表示データ
として出力し、第3フィールドでは液晶駆動を行わない
ようにすることを特徴とする。
【0021】また、本発明の液晶表示装置は、他の実施
態様において、NTSCなどのインターレース映像信号
から供給される表示制御信号(入力制御信号)及び表示
データ(入力表示データ)を受け付けるものであって、
奇数表示ラインが供給される奇数フィールド及び偶数表
示ラインが供給される偶数フィールドのそれぞれの期間
をN分割し(Nは2以上の整数であり、1分割期間をサ
ブフィールドとする)、液晶制御回路に表示データ格納
回路および表示データ変換回路を設けることを特徴とす
る。
【0022】さらに、上記インターレース映像信号を受
け付ける本発明の液晶表示装置では、上記奇数(偶数)
フィールドにおいて、奇数(偶数)ラインの表示データ
は、出力する液晶制御信号を入力制御信号のN倍速に変
換し、Mサブフィールド(Mは整数でM<N)では該表
示データ格納回路を用いて入力表示データに対してN倍
速の液晶表示データに変換し、さらに該表示データ変換
回路によりそのデータに予め設定した変換関係により補
正液晶表示データに変換し、Jサブフィールド(Jは整
数で(N−M)以下)では液晶駆動を行わないものと
し、偶数(奇数)ラインの表示データは、出力する液晶
制御信号を入力制御信号のN倍速に変換し、該表示デー
タ格納回路を用いてMサブフィールド(Mは整数でM<
N)では入力表示データに対してN倍速の液晶表示デー
タに変換し、入力表示データを変換せずそのまま液晶表
示データとして出力し、残りの(N−M)サブフィール
ドでは液晶駆動を行わないものとすることがより好まし
い。
【0023】また、本発明の液晶表示装置は、他の実施
態様において、NTSCなどのインターレース映像信号
から供給される表示制御信号(入力制御信号)及び表示
データ(入力表示データ)を受け付けるものであって、
奇数フィールド及び偶数フィールドのそれぞれの期間を
3分割し(1分割期間をサブフィールドとする)、液晶
制御回路に表示データ格納回路および表示データ変換回
路を設ける。
【0024】ここで、上記奇数(偶数)フィールドにお
いて、奇数(偶数)ラインの表示データは、出力する液
晶制御信号を入力制御信号の3倍速に変換し、1サブフ
ィールドでは入力表示データに対して3倍速の液晶表示
データに変換し、さらにそのデータに予め設定した変換
関係により補正液晶表示データに変換し、1フィールド
では入力表示データを変換せずそのまま液晶表示データ
として出力し、残りの1フィールドでは駆動しないもの
とし、偶数(奇数)ラインの表示データは、出力する液
晶制御信号を入力制御信号の3倍速に変換し、1サブフ
ィールドでは入力表示データに対して3倍速の液晶表示
データに変換し、入力表示データを変換せずそのまま液
晶表示データとして出力し、残りの2フィールドでは液
晶駆動を行わないものとする。
【0025】なお、上記各実施態様における本発明の液
晶表示装置においては、走査ドライバ回路が複数の走査
ラインを同時に選択し、入力表示データの1ラインデー
タを前記液晶パネルの複数ラインに表示する構成として
も良い。
【0026】また、本発明は、他の実施態様において、
複数の信号線と複数の走査線とを有し、該信号線には液
晶表示データに応じた表示電圧を与え、一方該走査線に
は先頭ラインから順次、走査指示信号を与えて、表示を
行う液晶駆動方法において、1画面を表示するための1
周期分の時間である1フレーム期間をN分割し(Nは整
数であり、この分割した1期間をフィールドとする)、
前記走査線には走査選択信号をN倍速で与え、前記信号
線にはMフィールド(M整数でM<N)では入力表示デ
ータに対しN倍速の、予め設定した変換関係により変換
した補正液晶表示データに対応した表示電圧を与え、J
フィールド(Jは整数で(N−M)以下)では入力表示
データに対応した表示電圧を与えることで、表示を行う
ことを特徴とする。
【0027】(第1の実施形態)以下、本発明の第1の
実施形態を図1から図14を用いて説明する。第1の実
施形態は、液晶の応答速度が1フィールド期間よりも遅
い場合において好適な実施形態であり、従来駆動してい
る1フレームを2つのフィールドに分割して、2倍速で
駆動するものである。
【0028】本実施形態においては、液晶が1フィール
ド期間で応答しきれないものと想定し、図1に示すよう
に、分割された第1のフィールド(フィールド1)では
与えられた階調データを補正したデータに変換し、この
補正表示データにより駆動する。そして、第2のフィー
ルド(フィールド2)では与えられた階調表示データそ
のものにより駆動する。
【0029】本実施形態の駆動方法によれば、第1のフ
ィールドでは表示データに応じた輝度(目標到達輝度)
まで応答変化させ、第2のフィールドでは表示データに
応じた輝度(目的到達輝度)の表示を維持することがで
きるため、液晶輝度応答の高速化を実現することが可能
となる。
【0030】尚、以下の説明ではノーマリー黒表示モー
ドの液晶パネルで説明する。このため、表示オフデータ
は黒データ、表示オンデータが白表示に相当する。
【0031】さらに、本実施形態では、解像度VGA
(640×480ドット)の表示データを解像度XGA
(1024×768ドット)の液晶パネルへの拡大表示
を同時に実現する。このような解像度の変換機能を設け
ることにより、主に動画表示が行われるテレビジョンシ
ステムにおいて、CRT表示装置の代わりに解像度が異
なる液晶表示装置を用いることが可能となる。
【0032】本実施形態における液晶表示装置の構成例
を図3に示す。本実施形態の液晶表示装置100は、パ
ーソナルコンピュータやテレビジョン信号受信装置など
の表示信号源から供給される表示制御信号(120及び
121)により駆動するもので、TFT液晶パネル10
1、TFT液晶パネル101の信号線に表示データに応
じた電圧を与えるデータ(信号)ドライバ102、TF
T液晶パネル101のゲート線に走査信号に応じた電圧
を与える走査ドライバ103−1及び103−2、上記
表示信号源から供給される表示制御信号を液晶表示用の
駆動信号に変換する液晶タイミングコントローラ10
4、及び、表示データ処理用のメモリ回路105を備え
る。メモリ回路105は、108、109をポート1、
110、111をポート2とし、ポート1とポート2は
独立して書き込みと読み出しが行えるものである。
【0033】ここで、TFT液晶パネル101は1フィ
ールド期間(8ms〜9ms程度)よりも応答速度が遅いも
のであり、その応答速度は例えば16msから十数ms
程度とする。また、以下の説明において、サフィックス
−1、−2等を省略する場合はその記号を総称して示す
ものとする。
【0034】また、図3において、120は表示制御信
号群(VSYNC、HSYNC、DTMG,DOTCL
Kなど)、121は入力表示データ(INData)、
106は液晶表示データ(OUTdata)、107は
データドライバ駆動信号群、CL3は走査ドライバクロ
ック、FLM−1、FLM−2は走査スタート信号、D
OFF−1、DOFF−2は選択マスク制御信号、10
8、110はフレームメモリ制御信号群、109、11
1はメモリ回路の表示データ(FMdata)である。
【0035】液晶タイミングコントローラ104は、デ
ータ変換回路130を備え、供給される表示データIN
dataを受け取り、2つのポートがあるメモリ回路1
05のいずれかのポートに1フレーム分の表示データI
NDataを書き込み、1フレームを2分割した前半の
期間(フィールド1)で書き込み速度の2倍の速度で書
き込みを行っていないもう1つのポートから表示データ
の読み出しを行う。
【0036】なお、本実施形態では1フレームを2分割
する場合には時間的期間を等分に分けるものとするが、
以下に説明するような作用効果の達成を妨げないもので
あれば、後述する実施形態で説明するように等分に分割
しない構成としても良い。
【0037】メモリ回路105から読み出した表示デー
タのうち、フィールド1の期間に対応する表示データに
ついては、予め設定した方法によりデータ変換回路13
0にて変換処理を行う。データ変換処理された表示デー
タは、信号ドライバ(データドライバ)102へ供給し
(OUTdata)、液晶パネル101を表示させる。
1フレームを2分割した後半の期間(フィールド2)で
は、メモリ回路105から読み出した表示データをその
まま、データドライバ102に供給し、液晶パネル10
1に表示させる。
【0038】走査ドライバ107−1、107−2に
は、入力の水平同期信号HSYNCの2倍速の信号であ
る走査クロックCL3が供給され、液晶駆動用の垂直同
期信号FLM−1、FLM−2は1フィールド周期(入
力フレーム周期の1/2)の信号が供給される。また、
データドライバ102には、入力の水平同期信号HSY
NCの2倍速の信号であるデータ水平クロックCL1が
供給される。本実施形態の液晶表示装置の動作の詳細
を、図4、図5のタイミング図を用いて説明する。
【0039】本実施形態では、図4に示すように、1フ
レームを2つのフィールドに分け、前半のフィールド1
では走査ライン1から768を順次走査し、後半のフィ
ールド2でも走査ライン1から768を順次走査する。
これにより、1フレーム期間で1つの画素(走査ライ
ン)が2回選択され、印加データ(OUTdata)が
書き込まれる。
【0040】このとき、走査ドライバ103の選択動作
では、図5に示すように、走査クロックCL3に同期し
て同時に2ラインを選択する場合と、1ラインのみ選択
する場合がある。本実施形態では、順次、2ライン同時
選択(走査ライン1、2)、1ライン選択(走査ライン
3)、2ライン同時選択(走査ライン4、5)、2ライ
ン同時選択(走査ライン6、7)、1ライン選択(走査
ライン8)を繰り返すことで、走査クロックCL3が5
クロックで8ラインを選択することとなり、5ラインの
表示データを8ラインに1.6倍に拡大している。
【0041】つまり、480ラインの入力データを1.
6倍の768ラインに拡大が可能となり、解像度VGA
用の表示データを解像度XGAの液晶パネルに表示でき
る。また、同様に水平方向の表示データはデータドライ
バ102で2画素同時取り込みと1画素取り込みを順次
行うことで、640画素を1.6倍の1024画素に拡
大する。次に、走査ドライバ103、データドライバ1
02の構成を説明する。
【0042】走査ドライバ103は、図6に示すよう
に、マルチ選択シフトレジスタ51、液晶駆動回路5
3、及び、出力マスク回路55を備えている。マルチ選
択シフトレジスタ51では走査クロックCL3に同期し
て選択信号52が生成される。マルチ選択シフトレジス
タ51は、例えば図7に示すような構成を備えており、
フレーム開始信号FLMの値のハイレベルをフリップフ
ロップに取り込み、順次走査クロックCL3に同期して
シフトする。図7のマルチ選択シフトレジスタ51は、
上記図5に示すように同時に2つの選択、1つの選択を
順次行い、選択信号52を生成する。また、液晶駆動回
路53では選択信号52に基づいて、走査ライン選択信
号54を生成する。さらに、出力マスク回路55では、
DOFF信号に基づいて、走査ライン選択信号54を出
力するか、全ての出力を非選択状態にする制御を行う。
【0043】本実施形態の構成によれば、図5に示すよ
うに、走査ライン1、2を同時に選択し、次の走査期間
では走査ライン3を選択し、次の走査期間では走査ライ
ン4、5を同時に選択し、次の走査期間では走査ライン
6、7を同時に選択し、次の走査期間では走査ライン8
を選択することが可能となる。以降同様に、この動作を
繰り返すことにより、走査ラインの同時選択により走査
方向の拡大表示を実現する。次に、データドライバ10
2について説明する。データドライバ102は、図8に
示すように、マルチ選択シフトレジスタ81、ラッチ回
路(1)83、ラッチ回路(2)85、及び、液晶駆動
回路87を備える。データドライバ102では、マルチ
選択シフトレジスタ81で生成する選択信号82によっ
て、順次液晶タイミングコントローラ104から出た伝
送クロックCL2に同期して入力されてくる表示データ
106(DATA)を、各出力に対応してラッチ回路
(1)83に取り込む動作を行う。
【0044】ラッチ回路(2)85では、ラッチ回路
(1)84でラッチした表示データをデータ水平同期信
号CL1に同期して全ての出力を同時にラッチし、液晶
駆動回路87ではラッチ(2)85のラッチデータ86
に基づいて液晶駆動電圧を生成し液晶パネル101を駆
動する。
【0045】マルチ選択シフトレジスタ81は、例えば
図9に示すような構成を備えるもので、START信号
をデータ伝送クロックCL2で取り込み、順次シフトす
ることで選択信号82を生成する。図9のマルチ選択シ
フトレジスタは、図10に示すように同時に2つの選
択、1つの選択を順次行う機能を有する。具体的には、
図10に示すように、ラッチ選択信号X1、2を同時に
選択し、次のデータ伝送期間ではラッチ選択信号X3を
選択し、次のデータ伝送期間ではラッチ選択信号X4、
5を同時に選択し、次のデータ伝送期間ではラッチ選択
信号X6、7を同時に選択し、次のデータ伝送期間では
ラッチ選択信号X8を選択する。以降同様に、この動作
を繰り返すことにより、データの同時取り込みにより水
平ライン方向の拡大表示を実現する。再び、本実施形態
の液晶表示装置の動作を図11を参照して説明する。
【0046】図11において、外部装置から与えられる
表示制御信号のVSYNCは垂直同期信号であり、その
1周期を1フレームとする。HSYNCは水平同期信号
であり、1フレームを構成する水平ライン相当分のクロ
ック数である。INdataは、HSYNCに同期して
供給される表示データであり、図5中のINdataに
記載するLmの値はmライン目の表示データであること
を示す。
【0047】液晶タイミングコントローラ104は、I
Ndataを受け取り、2つのポートを持つメモリ回路
105のどちらかに1フレーム分の表示データINda
taを書き込み、一方、1フレームを2等分した前半の
期間(フィールド1)で書き込み速度の2倍の速度で書
き込みを行っていない別のポートのメモリから表示デー
タの読み出しを行う。つまり図4において、フレーム1
では、ポート1(108、109)で書き込みを行いポ
ート2(110、111)から読み出しを行い、フレー
ム2では、ポート2(110、111)で書き込みを行
いポート1(108、109)から読み出しを行う。ま
た、液晶タイミングコントローラ104は、VSYN
C,HSYNCを2倍速化した液晶の同期信号FLM、
CL1、CL3をデータドライバ102及び走査ドライ
バ103に供給する。
【0048】さらに、フィールド1の期間ではフレーム
メモリから読み出した表示データを予め定めた変換方法
によりデータ変換処理を行い、OUTdataとしてデ
ータドライバ102に供給する。ここで、フィールド1
のOUTdataに記載するDLmFnの値はnフレー
ムのmライン目の表示データを変換した後の表示データ
であることを示す。また、フィールド2においてはフレ
ームメモリから読み出した表示データをそのまま、デー
タドライバ102に供給する。
【0049】これら液晶駆動用の制御信号、表示データ
により駆動を行った時、TFT液晶パネル101の走査
線にはCL3に従って先頭ライン(ライン1)から順次
ゲート書き込みパルスが印加される。一方、信号線には
CL1に従い、OUTdataに応じた階調電圧が供給
され、ゲートパルスが印加された走査線上の表示画素に
表示を行う。
【0050】従って、例えばライン1、ライン2上の画
素A、画素Bにおいては、フレーム2のフィールド1で
は、走査ライン1、2にゲート書き込みパルスが供給さ
れた時に、信号線にはその時の予め定めた変換方法によ
りデータ変換処理を行った表示データ値DL1F1に応
じた信号電圧が供給され、次のゲート書き込みパルスが
供給されるまで、この信号電圧に応じたドレイン電圧を
保持し表示を行う。
【0051】次にフィールド2では、走査ライン1、2
にゲート書き込みパルスが供給された時に信号線にはデ
ータ変換処理を行っていないその時の表示データ値DL
1F1に応じた信号電圧が供給され、次のゲート書き込
みパルスが供給されるまで、この信号電圧に応じたドレ
イン電圧を保持し表示を行う。この時、液晶はフレーム
2のフィールド1で前フレームの表示輝度レベルからL
1F1輝度(フィールド1の到達輝度)レベルに応答
し、フィールド2ではL1F1輝度レベルを保持する応
答になる。同様にフレーム3においてはフィールド1で
前フレームの表示輝度レベルからDL1F2輝度レベル
に応答し、フィールド2ではL1F2輝度レベルを保持
する応答になる。
【0052】ここで輝度及び、液晶タイミングコントロ
ーラ106に内蔵する表示データ変換回路130につい
て図12を用いて説明する。図12は本実施形態におけ
る表示データに対する輝度応答波形を示す図である。
【0053】本実施形態のTFT液晶パネル101は、
その表示応答が16msから十数ms以下である場合、
表示データaの表示輝度応答は黒表示輝度レベルから目
標到達輝度レベルBaに達するまで8.6ms以上(1
フィールド以上)掛かってしまう。このため、この表示
データaでそのまま表示すると1フィールド期間では実
際に輝度レベルBa’までしか到達せず、所望の表示輝
度よりも低下することになる。一方、1フィールド期間
で輝度レベルBaまで到達することを考慮した場合、図
12に示すように、表示データ値がb(bはaよりも大
きな値=高輝度データ)により駆動すると、1フィール
ド期間で輝度レベルBaまで到達する。
【0054】そこで、本実施形態では、表示データをa
からbに変化させるよう変換するための表示データ変換
回路130を設けた。尚、表示データの変換は前フレー
ムから現フレームへの遷移を考慮した、図12に一例を
示したように応答が高速化するよう設定するものとす
る。
【0055】データ変換回路回路130は、例えば図1
3に示すように、表示データ変換回路131及び表示デ
ータ変換テーブル132を備える。表示データ変換回路
131は、液晶タイミングコントローラ106内にフレ
ームメモリから読み出した表示データを、上記に示した
ように変換する。表示データ変換回路131は予め設定
した表示データ変換テーブル132を参照することで表
示データの変換処理を実施する。尚、表示データ変換テ
ーブル132の設定値は、液晶パネル101の応答性
能、駆動温度条件、駆動速度(1フィールド時間)など
のパラメータにあわせて設定するものとする。
【0056】以上、説明したように1フレーム期間の応
答波形は、図14に示すように、第1フィールドでは表
示する表示データをデータ変換処理した表示データで駆
動し、表示する表示輝度まで応答し、第2フィールド期
間ではデータ変換処理を行わないで表示する表示データ
で駆動し、表示する表示輝度を保持する応答波形とな
る。本実施形態によれば、液晶表示の輝度応答の高速化
を実現し、さらに、解像度VGA(640×480ドッ
ト)の表示データを解像度XGA(1024×768ド
ット)の液晶パネルへの拡大表示を同時に実現すること
ができる。
【0057】なお、本実施形態では1フレームを2分割
しているが、本発明において1フレームの分割数はこれ
に限定されるものではなく、以下の実施形態に説明する
ように1フレームを3以上に分割する構成としても良
い。
【0058】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態を図15〜図20を用いて説明する。本実施形
態では、液晶の応答速度が遅い場合(具体的には16m
sから十数ms程度)を想定しており、従来の駆動方法
における1フレームを、例えば図15に示すように、3
つのフィールドに分割して駆動する。
【0059】本実施形態では、分割した1フィールド期
間が5ms〜6ms程度となり、その液晶が応答しきれ
ない。このため、第1フィールドでは与えられた階調デ
ータを補正したデータに変換し、この補正表示データに
より駆動する。そして、第2フィールドでは与えられた
階調表示データにより駆動し、第3フィールドでは駆動
を行わないことにより、液晶表示の応答の高速化を実現
する。
【0060】本実施形態の駆動方法によれば、第1のフ
ィールドでは表示データに応じた輝度(目標到達輝度)
まで応答変化し、第2のフィールドでは表示データに応
じた輝度(目標到達輝度)の表示を行いうことにより、
液晶の輝度応答の高速化を実現する。さらに、本実施形
態では、上記液晶輝度応答の高速化に加えて、解像度V
GA(640×480ドット)の表示データを用いて解
像度XGA(1024×768ドット)の液晶パネルへ
の拡大表示を同時に実現する。本実施形態の液晶表示装
置200は、例えば図16に示すように、TFT液晶パ
ネル201、信号ドライバ(データドライバ)202、
走査ドライバ203−1、203−2、203−3、液
晶タイミングコントローラ204、及び、表示データ処
理用のメモリ回路205を備えている。メモリ回路20
5は、208、209をポート1、210、211をポ
ート2とし、ポート1とポート2は独立して書き込みと
読み出しが行えるものである。
【0061】また、図16において、220は表示制御
信号群(VSYNC、HSYNC、DTMG,DOTC
LKなど)、221は入力表示データ(INdat
a)、206は液晶表示データ(OUTdata)、2
07はデータドライバ駆動信号群、CL3は走査ドライ
バクロック、FLM−1、FLM−2、FLM−3は走
査スタート信号、DOFF−1、DOFF−2、DOF
F−3は選択マスク制御信号、208、210はフレー
ムメモリ制御信号群、209、211はメモリ回路20
5の表示データである。
【0062】液晶タイミングコントローラ204は、デ
ータ変換回路230を備え、供給される表示データIN
dataを1ライン毎に、入力の水平同期信号HSYN
Cの水平期間を2等分した前半の期間に入力の2倍の速
度で書き込みを行い、次のフレームでは別のポートに同
様に書込みを行う。表示データの読み出しは、入力の水
平同期信号HSYNCの水平期間を2等分した前半の期
間に書込みとは別のポートに、入力の2倍の速度で読み
出しを行い、入力の水平同期信号HSYNCの水平期間
を2等分した後半の期間では書込みと同じポートに、入
力の2倍の速度で読み出しを行う。
【0063】例えば1ライン目の表示データは、1フレ
ームを3等分した1番目のフィールド1においては予め
設定した変換方法によりデータ変換処理を行い、データ
ドライバ202へ供給し(OUTdata)、液晶パネ
ル101を表示させる。次に1フレームを3等分した2
番目のフィールド2においてはメモリ回路205から読
み出した表示データをそのまま、データドライバ202
に供給し、液晶パネル201を表示させる。このよう
に、各ラインの表示データは1フレーム期間に2回読み
出される。
【0064】走査ドライバ203−1、203−2、2
03−3には、入力の水平同期信号HSYNCの2倍速
の信号である走査クロックCL3が供給され、液晶駆動
用の垂直同期信号FLM−1、FLM−2、FLM−3
は1フィールド周期(入力フレーム周期の1/3)の信
号が供給され、データドライバ102には、入力の水平
同期信号HSYNCの2倍速の信号であるデータ水平ク
ロックCL1が供給されている。本実施形態の液晶表示
装置の動作を、図17〜図20のタイミング図を用いて
詳細説明する。本実施形態では、図17に示すように、
フレームを3つのフィールドに分け、第1フィールドで
は走査ライン1から256を走査パターンSC1で、走
査ライン513から768を走査パターンSC2で順次
走査し、第2フィールドでは走査ライン1から256を
走査パターンSC2で、走査ライン257から512を
走査パターンSC1で順次走査し、第3フィールドでは
走査ライン257から512を走査パターンSC2で、
走査ライン513から768を走査パターンSC1で順
次走査する。
【0065】上記駆動方法により、1フレーム期間で1
つの画素(走査ライン)が3フィールド中の2つのフィ
ールドで2回選択され、印加データ(OUTdata)
が書き込まれる。このとき、走査ドライバ203の選択
動作は図18、図19に示す走査パターンSC1と走査
パターンSC2のように、走査クロックCL3に同期し
て同時に2ラインを選択する場合と、1ラインのみ選択
する場合がある。すなわち、図18の走査パターンSC
1では走査クロックCL3の周期の前半のみに選択動作
を行い、図19の走査パターンSC2では走査クロック
CL3の周期の後半のみに選択動作を行う。この動作
は、図18、図19に示すDOFF信号により走査ドラ
イバ202の出力をマスクすることにより実現できる。
【0066】そして、図18、図19に示すように、走
査クロックCL3の周期の前半または後半において、順
次、2ライン同時選択(走査ライン1、2)、1ライン
選択(走査ライン3)、2ライン同時選択(走査ライン
4、5)、2ライン同時選択(走査ライン6、7)、1
ライン選択(走査ライン8)を繰り返すことで、走査ク
ロックCL3が5クロックで8ラインを選択することと
なり、5ラインの表示データを8ラインに1.6倍に拡
大できる。
【0067】つまり、480ラインの入力データを1.
6倍の768ラインに拡大が可能となり、解像度VGA
の表示データを解像度XGAの液晶パネルに表示するこ
とが可能となる。また、同様に水平方向の表示データは
データドライバ202で2画素同時取り込みと1画素取
り込みを順次行うことで、640画素を1.6倍の10
24画素に拡大する。
【0068】本実施形態の走査ドライバ203、データ
ドライバ202の構成と動作は、上記第1の実施形態の
走査ドライバ103及びデータドライバ102(図6、
図7、図8、図9参照)と同様であるため、これらに関
する詳細説明は省略する。なお、本実施形態では、走査
ドライバ203による走査ラインの同時選択により走査
方向の拡大表示を、データドライバ202によるデータ
の同時取り込みにより水平ライン方向の拡大表示を実現
する。再び、本実施形態の液晶表示装置の動作を図20
を用いて説明する。図20において、パーソナルコンピ
ュータなどから与えられる表示制御信号のVSYNCは
垂直同期信号であり、その1周期を1フレームとする。
HSYNCは水平同期信号であり、1フレームを構成す
る水平ライン分のクロック数である。INdataは、
HSYNCに同期して供給される表示データであり、図
20中のINdataに記載するLmの値はmライン目
の表示データであることを示す。
【0069】液晶タイミングコントローラ204は、I
Ndataを受け取り、2つのポートを持つメモリ回路
205のどちらかに1フレーム分の表示データINda
taを1ライン毎に、入力の水平同期信号HSYNCの
水平期間を2等分した前半の期間に入力の2倍の速度で
書き込みを行い、一方、表示データの読み出しは、入力
の水平同期信号HSYNCの水平期間を2等分した前半
の期間に書込みとは別のポートに、入力の2倍の速度で
読み出しを行い、入力の水平同期信号HSYNCの水平
期間を2等分した後半の期間では書込みと同じポート
に、入力の2倍の速度で読み出しを行う。
【0070】つまり図17において、フレーム1では入
力の水平同期信号HSYNCの水平期間を2等分した前
半の期間にポート1(208、209)で書き込みを行
い、入力の水平同期信号HSYNCの水平期間を2等分
した前半の期間にポート2(210、211)、入力の
水平同期信号HSYNCの水平期間を2等分した後半の
期間ではポート1(208、209)から読み出しを行
う。また、フレーム2では、入力の水平同期信号HSY
NCの水平期間を2等分した前半の期間にポート2(2
10、211)で書き込みを行い、入力の水平同期信号
HSYNCの水平期間を2等分した前半の期間にポート
1(208、209)、入力の水平同期信号HSYNC
の水平期間を2等分した後半の期間ではポート2(21
0、211)から読み出しを行う。
【0071】また、液晶タイミングコントローラ204
は、VSYNC,HSYNCを2倍速化した液晶の同期
信号FLM、CL1、CL3をデータドライバ202及
び走査ドライバ203に供給する。走査ドライバ203
−1、203−2、203−3に走査ラインの1〜25
6、257〜512、513〜768を対応させ、それ
ぞれのFLM−1、FLM−2、FLM−3を図17の
ように制御することで各走査ラインを各フィールドでパ
ターンSC1、SC2に制御できる。
【0072】さらに、パターンSC1の走査ラインで
は、フレームメモリから読み出した表示データを予め定
めた変換方法によりデータ変換処理を行い、OUTda
taとしてデータドライバ202に供給する。ここで、
フィールド1のOUTdataに記載するDLmFnの
値はnフレームのmライン目の表示データを変換した後
の表示データであることを示す。また、パターンSC2
の走査ラインにおいては、フレームメモリから読み出し
た表示データをそのまま、データドライバ202に供給
する。
【0073】これら液晶駆動用の制御信号、表示データ
により駆動を行った時、TFT液晶パネル201の走査
線にはCL3に従って先頭ライン(ライン1)から順次
ゲート書き込みパルスが印加される。一方、信号線には
CL1に従い、OUTdataに応じた階調電圧が供給
され、ゲートパルスが印加された走査線上の表示画素に
表示を行う。
【0074】従って、例えばTFT液晶パネル201の
ライン1、ライン2上の画素A、画素Bにおいては、フ
レーム2のフィールド1では、走査ライン1、2にゲー
ト書き込みパルスが供給された時に信号線にはその時の
予め定めた変換方法によりデータ変換処理を行った表示
データ値DL1F1に応じた信号電圧が供給され、次の
ゲート書き込みパルスが供給されるまで、この信号電圧
に応じたドレイン電圧を保持し表示を行う。
【0075】次に、フィールド2では、走査ライン1、
2にゲート書き込みパルスが供給された時に信号線には
データ変換処理を行っていないその時の表示データ値D
L1F1に応じた信号電圧が供給され、次のゲート書き
込みパルスが供給されるまで、この信号電圧に応じたド
レイン電圧を保持し表示を行う。
【0076】この時、液晶はフレーム2のフィールド1
で前フレームの表示輝度レベルからL1F1輝度(フィ
ールド1の到達輝度)レベルに応答し、フィールド2で
はL1F1輝度レベルを保持しする応答になる。同様に
フレーム3においてはフィールド1で前フレームの表示
輝度レベルからDL1F2輝度レベルに応答し、フィー
ルド2ではL1F2輝度レベルを保持する応答になる。
【0077】ここで、液晶タイミングコントローラ20
6に内蔵する表示データ変換回路230は、図13に示
した上記第1の実施形態の表示データ変換回路130と
同様の構成および動作であり、本実施形態ではその説明
を省略する。
【0078】以上、説明したように1フレーム期間の応
答波形は、図15に示すように、第1フィールド期間で
は表示する表示データをデータ変換処理した表示データ
で駆動し、表示する表示輝度まで応答し、第2フィール
ド期間ではデータ変換処理を行わないで表示する表示デ
ータで駆動し、表示する表示輝度を保持し、第3フィー
ルドでは駆動を行わず表示輝度を保持する応答波形とな
る。本実施形態によれば、液晶表示の輝度応答の高速化
を実現し、さらに、解像度VGA(640×480ドッ
ト)の表示データを解像度XGA(1024×768ド
ット)の液晶パネルへの拡大表示を同時に実現すること
が可能となる。
【0079】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を図21〜図28を用いて説明する。本実施形
態では、液晶の応答速度が遅い場合(具体的には16m
sから十数ms程度)を前提としており、NTSCのイ
ンターレースの表示データ(奇数フィールドでは奇数ラ
インの表示データ、偶数フィールドでは偶数ラインの表
示データが転送される)を解像度XGA(1024×7
68ドット)の液晶パネルへの拡大表示を行い、従来駆
動している1フレームの奇数フィールドと偶数フィール
ドをそれぞれ3つのサブフィールドに分割して駆動す
る。
【0080】本実施形態の各サブフィールド期間(5m
sから6ms)では液晶が応答しきれないため、図21
に示すように、奇数フィールド期間では、第1のサブフ
ィールドでは与えられた階調データを補正したデータに
変換し、この補正表示データにより駆動し、第2のサブ
フィールドでは与えられた階調表示データにより駆動
し、第3サブフィールドではそのまま保持し駆動を行わ
ないことにより、液晶表示の応答の高速化を実現する。
また、偶数フィールド期間では、第1のサブフィールド
では与えられた階調表示データにより駆動し、第2、第
3のサブフィールドではそのまま保持し駆動を行わな
い。
【0081】本実施形態の駆動方法により、第1のサブ
フィールドでは表示データに応じた輝度(目標到達輝
度)まで応答変化し、第2のサブフィールドでは表示デ
ータに応じた輝度(目的到達輝度)の表示を行い、本駆
動により、液晶の輝度応答の高速化を実現する。さら
に、本実施形態では、インターレースのNTSC信号の
表示データを解像度XGA(1024×768ドット)
の液晶パネルへの拡大表示を同時に実現する。
【0082】本実施形態における液晶表示装置300の
構成例を図22に示す。本実施形態の装置は、TFT液
晶パネル301、TFT液晶パネル301の信号線に表
示データに応じた電圧を与えるデータドライバ302、
TFT液晶パネル301のゲート線に走査信号に応じた
電圧を与える走査ドライバ303−1、303−2、3
03−3、パーソナルコンピュータなどの表示信号源か
ら供給される表示制御信号を液晶表示用の駆動信号に変
換する液晶タイミングコントローラ304、および、表
示データ処理用のメモリ回路305を備えている。ここ
で、TFT液晶パネル301は応答速度が遅いものとす
る。また、メモリ回路305は、308、309をポー
ト1、310、311をポート2とし、ポート1とポー
ト2は独立して書き込みと読み出しが行えるものであ
る。
【0083】本実施形態の液晶表示装置300は、NT
SC表示信号を表示信号源とした表示制御信号(320
及び321)により駆動するものである。図22におい
て、320は表示制御信号群(VSYNC、HSYN
C、DTMG,DOTCLKなど)、321は入力表示
データ(INdata)、306は液晶表示データ(O
UTdata)、307はデータドライバ駆動信号群、
CL3−1、CL3−2、CL3−3は走査ドライバク
ロック、FLM−1、FLM−2、FLM−3は走査ス
タート信号、DOFF−1、DOFF−2、DOFF−
3は選択マスク制御信号、308、310はフレームメ
モリ制御信号群、309、311はメモリ回路の表示デ
ータである。
【0084】液晶タイミングコントローラ304では、
供給される表示データINdataを受け取り、2つの
ポートがあるメモリ回路305のいずれかのポートから
に1フレーム分の表示データINdataを1ライン毎
に、入力の水平同期信号のHSYNCの水平期間に書き
込みを行い、入力の水平同期信号のHSYNCの水平期
間を3等分した第1から第3の期間それぞれで1ライン
の表示データを書込みとは別のポートで入力の3倍の速
度で読み出しを行う。
【0085】つまり図23において、フレーム1では入
力の水平同期信号HSYNCの水平期間にポート1(2
08、209)で書き込みを行い、入力の水平同期信号
HSYNCの水平期間を3等分した第1から第3の期間
にポート2(210、211)から読み出しを行う。ま
た、フレーム2では、入力の水平同期信号HSYNCの
水平期間にポート2(210、211)で書き込みを行
い、入力の水平同期信号HSYNCの水平期間を3等分
した第1から第3の期間にポート1(208、209)
から読み出しを行う。
【0086】例えば、1ライン目の表示データは、図2
1及び図23に示すように、奇数フィールドを3等分し
た第1サブフィールドにおいては予め設定した方法によ
りデータ変換処理を行い、データドライバ302へ供給
し(OUTdata)、液晶パネル301を表示させ
る。次に奇数フィールドを3等分した第2サブフィール
ドではメモリ回路から読み出した表示データをそのま
ま、データドライバ302に供給し、液晶パネル301
を表示させる。次に奇数フィールドを3等分した第3サ
ブフィールドでは1ライン目は駆動せずに表示を保持す
る。
【0087】次の偶数フィールドを3等分した第1サブ
フィールドにおいては、メモリ回路305から読み出し
た表示データデータをそのままデータドライバ302へ
供給し(OUTdata)、液晶パネル301を表示さ
せる。次に偶数フィールドを3等分した第2サブフィー
ルド、第3サブフィールドでは1ライン目は駆動せずに
表示を保持し、液晶パネル301を表示させる。走査ド
ライバ303−1、303−2、303−3には、入力
の水平同期信号HSYNCの3倍速の信号である走査ク
ロックCL3−1、CL3−2、CL3−3がそれぞれ
供給され、液晶駆動用の垂直同期信号FLM−1、FL
M−2、FLM−3は1フィールド周期(入力フレーム
周期の1/3)の信号が供給され、データドライバ30
2には、入力の水平同期信号HSYNCの2倍速の信号
であるデータ水平クロックCL1が供給されている。こ
の液晶表示装置の動作の詳細を、図21、図23〜図2
8のタイミング図を用いて再度、説明する。
【0088】本実施形態では、図23に示すように、奇
数フィールド、偶数フィールドをそれぞれ3つのサブフ
ィールドに分け、奇数フィールドの第1サブフィールド
では走査ライン1から256を走査パターンSC1で、
走査ライン513から768を走査パターンSC2で順
次走査し、第2サブフィールドでは走査ライン1から2
56を走査パターンSC3で、走査ライン257から5
12を走査パターンSC1で順次走査し、第3サブフィ
ールドでは走査ライン257から512を走査パターン
SC3で、走査ライン513から768を走査パターン
SC1で順次走査する。
【0089】また、偶数フィールドの第1サブフィール
ドでは走査ライン1から256を走査パターンSC1
で、走査ライン513から768を走査パターンSC3
で順次走査し、第2サブフィールドでは走査ライン1か
ら256を走査パターンSC2で、走査ライン257か
ら512をを走査パターンSC1で順次走査し、第3サ
ブフィールドでは走査ライン257から512を走査パ
ターンSC2で、走査ライン513から768を走査パ
ターンSC1で順次走査する。
【0090】これにより、1フレーム期間で1つの画素
(走査ライン)が奇数フィールド、偶数フィールドそれ
ぞれ3サブフィールド、合計6サブフィールド中の3つ
のサブフィールドで3回選択され、印加データ(OUT
data)が書き込まれる。このとき、走査ドライバ3
03の選択動作は図24、図25、図26に示す走査パ
ターンSC1、走査パターンSC2、走査パターンSC
3のように、走査クロックCL3に同期して同時に2ラ
インを選択する場合と、1ラインのみ選択する場合があ
り、図24の走査パターンSC1では入力水平期間の第
1、第2期間に選択動作を行い、図25の走査パターン
SC2では入力水平期間の第3期間に選択動作を行い、
図26の走査パターンSC3では入力水平期間の第3期
間に選択動作を行う。この動作は、図24、図25、図
26に示すDOFF信号により走査ドライバ302の出
力をマスクすることにより実現できる。
【0091】そして、図24、図25、図26に示すよ
うに、入力水平期間の第1、第2、第3期間において、
順次、2ライン同時選択(走査ライン1、2)、1ライ
ン選択(走査ライン3)、2ライン同時選択(走査ライ
ン4、5)、2ライン同時選択(走査ライン6、7)、
1ライン選択(走査ライン8)を繰り返すことで、入力
水平期間の5期間で8ラインを選択することとなり、5
ラインの表示データを8ラインに1.6倍に拡大でき
る。つまり、480ラインの入力データを1.6倍の7
68ラインに拡大が可能となり480ラインの表示デー
タを解像度XGAの液晶パネルに表示できる。また、同
様に水平方向の表示データはデータドライバ302で2
画素同時取り込みと1画素取り込みを順次行うことで、
640画素を1.6倍の1024画素に拡大する。
【0092】本実施形態においては、走査ドライバ30
3による走査ラインの同時選択により走査方向の拡大表
示を、データドライバ302によるデータの同時取り込
みにより水平ライン方向の拡大表示を実現する。本実施
形態の走査ドライバ303、データドライバ302の構
成と動作は、例えば図6、図7、図8、図9に示す上記
第1の実施形態と同様であり、本実施形態での説明は省
略する。本実施形態の液晶表示装置の動作を詳細説明す
る。
【0093】図27、図28において、パーソナルコン
ピュータなどから与えられる表示制御信号のVSYNC
は垂直同期信号であり、その1周期を1フレームとす
る。HSYNCは水平同期信号であり、1フレームを構
成する水平ライン分のクロック数である。INdata
は、Hsyncに同期して供給される表示データであ
り、図27中のINdataに記載するLmの値はmラ
イン目の表示データであることを示す。
【0094】液晶タイミングコントローラ304は、I
Ndataを受け取り、2つのポートを持つメモリ回路
305のどちらかのポートに、1フレーム分の表示デー
タINdataを1ライン毎に書き込みを行う。一方、
表示データの読み出しは書込みとは別のポートで、入力
の水平期間を3等分した第1から第3期間それぞれで1
ラインの表示データを、入力の3倍の速度で読み出しを
行う。つまり図23において、フレーム1では、ポート
1(308、309)で書き込みを行いポート2(31
0、311)から読み出しを行い、フレーム2では、ポ
ート2(310、211)で書き込みを行いポート1
(308、309)から読み出しを行う。
【0095】また、液晶タイミングコントローラ304
は、VSYNC,HSYNCを3倍速化した液晶の同期
信号FLM、CL1、CL3をデータドライバ302及
び走査ドライバ303に供給する。走査ドライバ303
−1、303−2、303−3に走査ラインの1〜25
6、257〜512、513〜768を対応させ、それ
ぞれのFLM−1、FLM−2、FLM−3とDOFF
−1、DOFF−2、DOFF−3を図24、図25、
図26のように制御することで、各走査ラインを各サブ
フィールドでSC1、SC2、SC3のパターンのよう
に制御できる。
【0096】さらに、奇数フィールド期間のSC1の奇
数ラインデータの走査ラインではフレームメモリから読
み出した表示データを予め定めた変換方法によりデータ
変換処理を行い、OUTdataとしてデータドライバ
302に供給し、偶数ラインデータの走査ラインではフ
レームメモリから読み出した表示データをそのまま、デ
ータドライバ302に供給する。逆に、偶数フィールド
期間のSC1の偶数ラインデータの走査ラインではフレ
ームメモリから読み出した表示データを予め定めた変換
方法によりデータ変換処理を行い、OUTdataとし
てデータドライバ302に供給し、奇数ラインデータの
走査ラインではフレームメモリから読み出した表示デー
タをそのまま、データドライバ302に供給する。
【0097】ここで、フィールド1のOUTdataに
記載するDLmFnの値はnフレームのmライン目の表
示データを変換した後の表示データであることを示す。
また、SC2、SC3の走査ラインではフレームメモリ
から読み出した表示データをそのまま、データドライバ
302に供給する。
【0098】これら液晶駆動用の制御信号、表示データ
により駆動を行った時、TFT液晶パネル301の走査
線にはCL3に従って先頭ライン(ライン1)から順次
ゲート書き込みパルスが印加される。一方、信号線には
CL1に従い、OUTdataに応じた階調電圧が供給
され、ゲートパルスが印加された走査線上の表示画素に
表示を行う。
【0099】従って、ライン1、ライン2上の画素A、
画素Bにおいては、奇数フィールドのサブフィールド1
では、走査ライン1、2にゲート書き込みパルスが供給
された時に信号線にはその時の予め定めた変換方法によ
りデータ変換処理を行った表示データ値DL1F1に応
じた信号電圧が供給され、次のゲート書き込みパルスが
供給されるまで、この信号電圧に応じたドレイン電圧を
保持し表示を行う。次のサブフィールド2では、走査ラ
イン1、2にゲート書き込みパルスが供給された時に信
号線にはデータ変換処理を行っていないその時の表示デ
ータ値DL1F1に応じた信号電圧が供給され、次のゲ
ート書き込みパルスが供給されるまで、この信号電圧に
応じたドレイン電圧を保持し表示を行う。
【0100】この時、液晶は奇数フィールドのサブフィ
ールド1で前偶数フィールドの表示輝度レベルからL1
F1輝度(フィールド1の到達輝度)レベルに応答し、
サブフィールド2ではL1F1輝度レベルを保持しする
応答になる。次の偶数フィールドではサブフィールド1
ではL1F1輝度レベルを保持する応答になる。ここで
液晶タイミングコントローラ306に内蔵する表示デー
タ変換回路330は、上記図13に示した第1の実施形
態のものと同様であり、本実施形態ではその説明を省略
する。
【0101】データ変換回路330では前フレームから
現フレームへの遷移を考慮した、応答が高速化するよう
変換テーブルに設定するものとする。尚、この変換テー
ブル132の設定値は、液晶パネル301の応答性能、
駆動温度条件、駆動速度(1サブフィールド時間)など
のパラメータにあわせて設定する必要がある。
【0102】以上、説明したように1フレーム期間の応
答波形は、図21に示すように、奇数ラインデータを表
示するラインは、奇数フィールドの第1サブフィールド
では表示する表示データをデータ変換処理した表示デー
タで駆動し、表示する表示輝度まで応答し、第2サブフ
ィールド期間ではデータ変換処理を行わないで表示する
表示データで駆動し、表示する表示輝度を保持し、第3
サブフィールドでは駆動を行わず表示輝度を保持し、偶
数フィールドの第1サブフィールド期間ではデータ変換
処理を行わないで表示する表示データで駆動し、表示す
る表示輝度を保持する応答波形となる。
【0103】また、偶数ラインデータを表示するライン
は、偶数フィールドの第1サブフィールドでは表示する
表示データをデータ変換処理した表示データで駆動し、
表示する表示輝度まで応答し、第2サブフィールド期間
ではデータ変換処理を行わないで表示する表示データで
駆動し、表示する表示輝度を保持し、第3サブフィール
ドでは駆動を行わず表示輝度を保持し、奇数フィールド
の第1サブフィールド期間ではデータ変換処理を行わな
いで表示する表示データで駆動し、表示する表示輝度を
保持する応答波形となる。本実施形態によれば、液晶表
示の輝度応答の高速化を実現し、さらに、インターレー
ス信号であるNTSC表示信号の表示データを解像度X
GA(1024×768ドット)の液晶パネルへの拡大
表示を同時に実現する。
【0104】(第4の実施形態)次に、本発明の第4の
実施形態を図29〜図38を用いて説明する。本実施形
態は、上記第3の実施形態と同様の装置構成を備える
が、駆動方法が異なるもので、特に一つの画素の選択方
法が異なる。本実施形態では、選択間隔が等間隔とな
る。
【0105】また、本実施形態は、液晶の応答速度が遅
い場合(具体的には16msから十数ms程度)であ
り、NTSCのインターレースの表示データ(奇数フィ
ールドでは奇数ラインの表示データ、偶数フィールドで
は偶数ラインの表示データが転送される)を解像度XG
A(1024×768ドット)の液晶パネルへの拡大表
示を行い、従来駆動している1フレームの奇数フィール
ドと偶数フィールドをそれぞれ3つのサブフィールドに
分割して駆動する。
【0106】本実施形態では、1サブフィールド期間
(5msから6ms)では液晶が応答しきれないため、
奇数ラインは、奇数フィールド期間で、第1のサブフィ
ールドでは与えられた階調データを補正したデータに変
換し、この補正表示データにより駆動し、第2サブフィ
ールドではそのまま保持し駆動を行わない、第3のサブ
フィールドでは与えられた階調表示データにより駆動す
ることにより、液晶表示の応答の高速化を実現する。偶
数フィールド期間では、第2のサブフィールドでは与え
られた階調表示データにより駆動し、第2、第3のサブ
フィールドではそのまま保持し駆動を行わない。
【0107】本実施形態の駆動方法により、第1のサブ
フィールドでは表示データに応じた輝度(目標到達輝
度)まで応答変化し、第3のサブフィールドでは表示デ
ータに応じた輝度(目的到達輝度)の表示を行うため、
本駆動により、液晶の輝度応答の高速化を実現すること
ができる。さらに、本実施形態では、インターレースの
NTSC信号の表示データを解像度XGA(1024×
768ドット)の液晶パネルへの拡大表示を同時に実現
する。本実施形態の液晶表示装置の構成例は、上記図2
2に示す第3の実施形態と同様であり、以下では上記第
3の実施形態と異なる点についてのみ説明する。
【0108】本実施形態において、液晶タイミングコン
トローラ304では、供給される表示データINdat
aを受け取り、2つのポートがあるメモリ回路のいずれ
かのポートからに1フレーム分の表示データINdat
aを1ライン毎に、入力の水平同期信号のHSYNCの
水平期間に書き込みを行い、入力の水平同期信号のHS
YNCの水平期間を3等分した第1から第3の期間それ
ぞれで1ラインの表示データを書込みとは別のポートで
入力の3倍の速度で読み出しを行う。
【0109】つまり図29において、フレーム1では入
力の水平同期信号HSYNCの水平期間にポート1(2
08、209)で書き込みを行い、入力の水平同期信号
HSYNCの水平期間を3等分した第1から第3の期間
にポート2(210、211)から読み出しを行う。ま
た、フレーム2では、入力の水平同期信号HSYNCの
水平期間にポート2(210、211)で書き込みを行
い、入力の水平同期信号HSYNCの水平期間を3等分
した第1から第3の期間にポート1(208、209)
から読み出しを行う。
【0110】例えば1ライン目の表示データは、奇数フ
ィールドを3等分した第1サブフィールドにおいては予
め設定した方法によりデータ変換処理を行い、データド
ライバ302へ供給し(OUTdata)、液晶パネル
301を表示させる。次の奇数フィールドを3等分した
第2サブフィールドでは1ライン目は駆動せずに表示を
保持する。次の奇数フィールドを3等分した第3サブフ
ィールドではメモリ回路から読み出した表示データをそ
のまま、データドライバ302に供給し、液晶パネル3
01を表示させる。
【0111】次に、偶数フィールドを3等分した第1サ
ブフィールドでは1ライン目は駆動せずに表示を保持す
る。次の偶数フィールドを3等分した第2サブフィール
ドにおいてはメモリ回路から読み出した表示データデー
タをそのままデータドライバ302へ供給し(OUTd
ata)、液晶パネル301を表示させる。次の偶数フ
ィールドを3等分した第3サブフィールドでは1ライン
目は駆動せずに表示を保持し、液晶パネル301を表示
させる。
【0112】走査ドライバ303−1、303−2、3
03−3には、入力の水平同期信号HSYNCの3倍速
の信号である走査クロックCL3−1、CL3−2、C
L3−3がそれぞれ供給され、液晶駆動用の垂直同期信
号FLM−1、FLM−2、FLM−3は1フィールド
周期(入力フレーム周期の1/3)の信号が供給され、
データドライバ302には、入力の水平同期信号HSY
NCの2倍速の信号であるデータ水平クロックCL1が
供給されている。この液晶表示装置の動作の詳細を、図
29から図38のタイミング図を用いて説明する。
【0113】本実施形態では、図29に示すように、奇
数フィールド、偶数フィールドをそれぞれ3つのサブフ
ィールドに分け、奇数フィールドの第1サブフィールド
では走査ライン1〜256を走査パターンSC1で、走
査ライン257〜512を走査パターンSC2で、走査
ライン513〜768を走査パターンSC3で順次走査
し、第2サブフィールドでは走査ライン1〜256を走
査パターンSC4で、走査ライン257〜512をを走
査パターンSC1で、走査ライン513〜768を走査
パターンSC2で順次走査し、第3サブフィールドでは
走査ライン1〜256を走査パターンSC5で、走査ラ
イン257〜512をを走査パターンSC4で、走査ラ
イン513〜768を走査パターンSC1で順次走査す
る。
【0114】また、偶数フィールドの第1サブフィール
ドでは走査ライン1〜256を走査パターンSC6で、
走査ライン257〜512をを走査パターンSC5で、
走査ライン513〜768を走査パターンSC4で順次
走査し、第2サブフィールドでは走査ライン1〜256
を走査パターンSC3で、走査ライン257〜512を
を走査パターンSC6で、走査ライン513〜768を
走査パターンSC5で順次走査し、第3サブフィールド
では走査ライン1〜256を走査パターンSC2で、走
査ライン257〜512をを走査パターンSC3で、走
査ライン513〜768を走査パターンSC6で順次走
査する。
【0115】以上の駆動方法により、1フレーム期間で
1つの画素(走査ライン)が奇数フィールド、偶数フィ
ールドそれぞれ3サブフィールド、合計6サブフィール
ド中の3つのサブフィールドで3回選択され、印加デー
タ(OUTdata)が書き込まれる。このとき、走査
ドライバ303の選択動作は図31、図32、図33、
図34、図35、図36にそれぞれ示す、走査パターン
SC1、走査パターンSC2、走査パターンSC3、走
査パターンSC4、走査パターンSC5、走査パターン
SC6のように、走査クロックCL3に同期して同時に
2ラインを選択する場合と、1ラインのみ選択する場合
がある。
【0116】図31の走査パターンSC1では入力水平
期間の第1期間に選択動作を行い、図32の走査パター
ンSC2では入力水平期間の第2期間に選択動作を行
い、図33の走査パターンSC3では入力水平期間の第
3期間に選択動作を行い、図34の走査パターンSC4
では入力水平期間の第3期間に選択動作を行い、図37
の走査パターンSC5では入力水平期間の第2期間に選
択動作を行い、図38の走査パターンSC6では入力水
平期間の第1期間に選択動作を行う。
【0117】この動作は、図31〜図36に示すDOF
F信号により走査ドライバ302の出力をマスクするこ
とにより実現できる。そして図31〜図36に示すよう
に、入力水平期間の第1、第2、第3期間において、順
次、2ライン同時選択(走査ライン1、2)、1ライン
選択(走査ライン3)、2ライン同時選択(走査ライン
4、5)、2ライン同時選択(走査ライン6、7)、1
ライン選択(走査ライン8)を繰り返すことで、入力水
平期間の5期間で8ラインを選択することとなり、5ラ
インの表示データを8ラインに1.6倍に拡大できる。
【0118】つまり、480ラインの入力データを1.
6倍の768ラインに拡大が可能となり480ラインの
表示データを解像度XGAの液晶パネルに表示できる。
また、同様に水平方向の表示データはデータドライバ3
02で2画素同時取り込みと1画素取り込みを順次行う
ことで、640画素を1.6倍の1024画素に拡大す
る。
【0119】本実施形態の走査ドライバ303、データ
ドライバ302の構成と動作は、上述した図6〜図9に
示す第1の実施形態と同様であり、その説明は省略す
る。なお、本実施形態では、走査ドライバ303による
走査ラインの同時選択により走査方向の拡大表示を、デ
ータドライバ302によるデータの同時取り込みにより
水平ライン方向の拡大表示を実現する。
【0120】再び、本実施形態の液晶表示装置の動作を
説明する。
【0121】本実施形態において、液晶タイミングコン
トローラ304は、INdataを受け取り、2つのポ
ートを持つメモリ回路のどちらかに1フレーム分の表示
データINdataを1ライン毎に書き込みを行う。一
方、表示データの読み出しは書込みとは別のポートで、
入力の水平期間を3等分した第1から第3期間それぞれ
で1ラインの表示データを、入力の3倍の速度で読み出
しを行う。
【0122】つまり図37、図38において、フレーム
1では、ポート1(308、309)で書き込みを行い
ポート2(310、311)から読み出しを行い、フレ
ーム2では、ポート2(310、211)で書き込みを
行いポート1(308、309)から読み出しを行う。
また、液晶タイミングコントローラ304は、VSYN
C,HSYNCを3倍速化した液晶の同期信号FLM、
CL1、CL3をデータドライバ302及び走査ドライ
バ303に供給する。走査ドライバ303−1、303
−2、303−3に走査ラインの1〜256、257〜
512、513〜768を対応させ、それぞれのFLM
−1、FLM−2、FLM−3とDOFF−1、DOF
F−2、DOFF−3を図31〜図36のように制御す
ることで各走査ラインを各サブフィールドでSC1、S
C2、SC3、SC4、SC5、SC6に制御できる。
【0123】さらに、奇数フィールド期間のSC1の奇
数ラインデータの走査ラインではフレームメモリから読
み出した表示データを予め定めた変換方法によりデータ
変換処理を行い、OUTdataとしてデータドライバ
302に供給し、偶数フィールド期間のSC6の偶数ラ
インデータの偶数ラインデータの走査ラインではフレー
ムメモリから読み出した表示データを予め定めた変換方
法によりデータ変換処理を行い、OUTdataとして
データドライバ302に供給する。また、SC2、SC
3、SC4、SC5の走査ラインではフレームメモリか
ら読み出した表示データをそのまま、データドライバ3
02に供給する。
【0124】本実施形態の駆動方法によれば、TFT液
晶パネル301の走査線にはCL3に従って先頭ライン
(ライン1)から順次ゲート書き込みパルスが印加され
る。一方、信号線にはCL1に従い、OUTdataに
応じた階調電圧が供給され、ゲートパルスが印加された
走査線上の表示画素に表示を行う。従って、ライン1、
ライン2上の画素A、画素Bにおいては、奇数フィール
ドのサブフィールド1では、走査ライン1、2にゲート
書き込みパルスが供給された時に信号線にはその時の予
め定めた変換方法によりデータ変換処理を行った表示デ
ータ値DL1F1に応じた信号電圧が供給され、次のゲ
ート書き込みパルスが供給されるまで、この信号電圧に
応じたドレイン電圧を保持し表示を行う。
【0125】次のサブフィールド2では、走査ライン
1、2にゲート書き込みパルスは供給しないで保持動作
を行い、次のサブフィールド3では、走査ライン1、2
にゲート書き込みパルスが供給された時に信号線にはデ
ータ変換処理を行っていないその時の表示データ値DL
1F1に応じた信号電圧が供給され、次のゲート書き込
みパルスが供給されるまで、この信号電圧に応じたドレ
イン電圧を保持し表示を行う。この時、液晶は奇数フィ
ールドのサブフィールド1で前偶数フィールドの表示輝
度レベルからL1F1輝度(フィールド1の到達輝度)
レベルに応答し、サブフィールド3ではL1F1輝度レ
ベルを保持しする応答になる。次の偶数フィールドでは
サブフィールド2ではL1F1輝度レベルを保持する応
答になる。
【0126】ここで液晶タイミングコントローラ306
に内蔵する表示データ変換回路330は、上述した第1
の実施形態のものと同様であり、本実施形態ではその説
明を省略する。データ変換回路330では前フレームか
ら現フレームへの遷移を考慮した、応答が高速化するよ
う変換テーブルに設定するものとする。尚、この変換テ
ーブル132の設定値は、液晶パネル301の応答性
能、駆動温度条件、駆動速度(1サブフィールド時間)
などのパラメータにあわせて設定する必要がある。
【0127】以上、説明したように1フレーム期間の応
答波形は、図30に示すように、奇数ラインデータを表
示するラインは、奇数フィールドのSC1走査期間では
表示する表示データをデータ変換処理した表示データで
駆動し、表示する表示輝度まで応答し、SC5走査期間
ではデータ変換処理を行わないで表示する表示データで
駆動し、表示する表示輝度を保持し、偶数フィールドの
SC3走査期間ではデータ変換処理を行わないで表示す
る表示データで駆動し、表示する表示輝度を保持する応
答波形となる。
【0128】また、偶数ラインデータを表示するライン
は、偶数フィールドのSC6走査期間では表示する表示
データをデータ変換処理した表示データで駆動し、表示
する表示輝度まで応答し、SC2走査期間ではデータ変
換処理を行わないで表示する表示データで駆動し、表示
する表示輝度を保持し、奇数フィールドのSC4期間で
はデータ変換処理を行わないで表示する表示データで駆
動し、表示する表示輝度を保持する応答波形となる。本
実施形態によれば、液晶表示の輝度応答の高速化を実現
することができる。さらに、本実施形態によれば、イン
ターレース信号であるNTSC表示信号の表示データを
解像度XGA(1024×768ドット)の液晶パネル
への拡大表示を同時に実現する。
【0129】また、上述した各実施形態として、液晶タ
イミングコントローラ、フレームメモリまたはラインメ
モリ、信号ドライバ、走査ドライバ、及び液晶パネルを
一体化した液晶表示装置として説明したが、これに限ら
ず、これらを組み合わせた形態でも何ら問題は無く、同
様の効果を得ることが可能である。例えば、液晶タイミ
ングコントローラとフレームメモリを合わせ一つの制御
回路とし、信号ドライバ、走査ドライバ、液晶パネルと
を一つの液晶モジュールとした2回路構成でも良い。ま
た、液晶タイミングコントローラ、フレームメモリを信
号ドライバ(または走査ドライバ)に内蔵した液晶表示
装置の形態でも良い。
【0130】
【発明の効果】本発明によれば、液晶の応答速度を1フ
レーム周期以下とすることが可能な液晶駆動方法と、こ
の方法を用いた低コストで製造可能な高画質の液晶表示
装置とを提供することができる。さらに、本発明によれ
ば、1フレームを2分割または3分割したフィールド駆
動を行い、予め定めた変換方法によりデータ変換処理を
行い補正表示データに変換し、この表示データにより第
1のフィールドを駆動し、第2のフィールドでは、デー
タ変換を行わない表示データにより駆動することができ
る。この駆動方法により、第1のフィールドでは変換し
た表示データに応じた輝度(目標到達輝度)まで応答変
化し、第2のフィールドではその目標到達輝度を保持す
る応答が可能となり、液晶の輝度応答を高速化でき、動
画を高画質に表示可能となる。
【0131】さらに、本発明によれば、走査ドライバで
複数走査ラインを同時に選択する構成とすることで、入
力する表示データの解像度を液晶パネルの解像度に対応
してラインを拡大して表示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示応答波形を示す説明図。
【図2】TFT液晶における動画ボケを説明するための
説明図。
【図3】第1の実施形態における液晶表示装置の構成の
一例を示すブロック図。
【図4】第1の実施形態における走査ラインのタイミン
グ図。
【図5】第1の実施形態における走査ラインのタイミン
グ図。
【図6】本発明の走査ドライバの構成例を示すブロック
図。
【図7】本発明のシフトレジスタの構成例を示すブロッ
ク図。
【図8】本発明のデータドライバの構成例を示すブロッ
ク図。
【図9】本発明のシフトレジスタの構成例を示すブロッ
ク図。
【図10】本発明のラッチ選択信号のタイミング図。
【図11】第1の実施形態における液晶タイミングコン
トローラのタイミング図。
【図12】液晶の輝度応答を示す説明図。
【図13】本発明のデータ変換回路の構成例を示すブロ
ック図。
【図14】第1の実施形態における液晶の輝度応答を示
す説明図。
【図15】第2の実施形態における液晶の輝度応答を示
す説明図。
【図16】第2の実施形態における液晶表示装置の構成
の一例を示すブロック図。
【図17】第2の実施形態における走査ラインのタイミ
ング図。
【図18】スキャンパターンSC1における走査ライン
のタイミング図。
【図19】スキャンパターンSC2における走査ライン
のタイミング図。
【図20】第2の実施形態における液晶タイミングコン
トローラのタイミング図。
【図21】第3の実施形態における液晶の輝度応答を示
す説明図。
【図22】第3の実施形態における液晶表示装置の構成
の一例を示すブロック図。
【図23】第3の実施形態における走査ラインのタイミ
ング図。
【図24】スキャンパターンSC1における走査ライン
のタイミング図。
【図25】スキャンパターンSC2における走査ライン
のタイミング図。
【図26】スキャンパターンSC3における走査ライン
のタイミング図。
【図27】第3の実施形態における液晶タイミングコン
トローラのタイミング図。
【図28】第3の実施形態における液晶タイミングコン
トローラのタイミング図。
【図29】第4の実施形態における走査ラインのタイミ
ング図。
【図30】第4の実施形態における液晶の輝度応答を示
す説明図。
【図31】スキャンパターンSC1における走査ライン
のタイミング図。
【図32】スキャンパターンSC2における走査ライン
のタイミング図。
【図33】スキャンパターンSC3における走査ライン
のタイミング図。
【図34】スキャンパターンSC4における走査ライン
のタイミング図。
【図35】スキャンパターンSC5における走査ライン
のタイミング図。
【図36】スキャンパターンSC6における走査ライン
のタイミング図。
【図37】第4の実施形態における液晶タイミングコン
トローラのタイミング図。
【図38】第4の実施形態における液晶タイミングコン
トローラのタイミング図。
【符号の説明】
100…液晶表示装置 101…TFT液晶パネル 102…データドライバ 103…走査ドライバ 104…液晶タイミングコントローラ 105…メモリ回路 120…表示制御入力信号群 121…入力表示データ 106…液晶表示データ 107…信号ドライバ駆動信号群 CL3…走査ラインクロック FLM…フレームスタート信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 622 G09G 3/20 622L 622M 622N 622Q 623 623U 632 632Z 650 650B (72)発明者 古橋 勉 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 川辺 和佳 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 栗原 博司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 小野 記久雄 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所ディスプレイグループ内 (72)発明者 犬塚 達裕 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内 Fターム(参考) 2H093 NA16 NA31 NA43 NC09 NC16 NC22 NC26 NC27 NC29 NC34 ND32 ND53 ND54 5C006 AA01 AB03 AC02 AC17 AC23 AC24 AF03 AF04 AF05 AF42 AF44 AF45 AF46 BB16 BC06 BC16 FA04 FA05 FA14 FA51 5C080 AA10 BB05 DD08 DD27 FF07 GG09 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の信号線と複数の走査線とを有する液
    晶パネルと、液晶表示データに応じた表示電圧を該信号
    線に与える信号ドライバ回路と、該走査線に走査指示信
    号を与える走査ドライバ回路と、外部から供給される表
    示制御信号(入力制御信号)及び表示データ(入力表示
    データ)を該信号ドライバ回路及び走査ドライバ回路を
    駆動するための液晶制御信号及び液晶表示データに変換
    する液晶制御回路とを備える液晶表示装置において、 前記液晶制御回路は、前記入力表示データを予め定めた
    変換方法で変換して補正液晶表示データを出力する表示
    データ変換手段を具備し、 前記入力制御信号の1周期分の時間である1フレーム期
    間をN分割し(Nは2以上の整数、1分割期間をフィー
    ルドとする)、 前記1フレーム期間に含まれるNフィールド中には、前
    記表示データ変換手段で変換処理された補正液晶表示デ
    ータで駆動するフィールドと、前記表示データ変換手段
    で変換処理されない液晶表示データで駆動するフィール
    ドとが含まれていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の液晶表示装置において、 前記液晶制御回路は、 出力する前記液晶制御信号を前記入力制御信号のL倍速
    (Lは2以上の整数でN以下)に変換する制御信号変換
    手段と、 前記入力表示データを、該入力表示データに対しL倍速
    の前記液晶表示データに変換する表示データ変換手段と
    をさらに備えることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の液晶表示装置において、 前記入力制御信号および入力表示データが、外部から供
    給されるインターレース映像信号に基づく場合、 前記1フレーム期間の奇数および偶数フィールドの各々
    をN分割し(1分割期間をサブフィールドとする)、 前記奇数フィールドに含まれるNサブフィールド中に
    は、奇数ラインについて、前記表示データ変換手段で変
    換処理された補正液晶表示データで駆動するフィールド
    と、液晶駆動を行わないフィールドとが含まれ、 前記偶数フィールドに含まれるNサブフィールド中に
    は、偶数ラインについて、前記表示データ変換手段で変
    換処理された補正液晶表示データで駆動するフィールド
    と、液晶駆動を行わないフィールドとが含まれているこ
    とを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示
    装置において前記走査ドライバ回路は、複数の走査ライ
    ンを同時に選択可能な構成を有することを特徴とする液
    晶表示装置。
  5. 【請求項5】複数の信号線と複数の走査線を有する液晶
    パネルの駆動方法において、 1画面を表示するための1周期分の時間である1フレー
    ム期間をN分割し(Nは2以上の整数、1分割期間をフ
    ィールドとする)、 前記走査線には走査選択信号をL倍速(Lは2以上の整
    数でN以下)で与え、 前記信号線には、Mフィールド(Mは整数でM<N)で
    は入力表示データに対しL倍速の、予め設定した変換関
    係により変換した補正液晶表示データに対応した表示電
    圧を与え、Jフィールド(Jは整数で(N−M)以下)
    では入力表示データに対応した表示電圧を与えることを
    特徴とする液晶駆動方法。
JP2000324087A 2000-10-24 2000-10-24 液晶表示装置および液晶駆動方法 Expired - Fee Related JP3749433B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000324087A JP3749433B2 (ja) 2000-10-24 2000-10-24 液晶表示装置および液晶駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000324087A JP3749433B2 (ja) 2000-10-24 2000-10-24 液晶表示装置および液晶駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002132224A true JP2002132224A (ja) 2002-05-09
JP3749433B2 JP3749433B2 (ja) 2006-03-01

Family

ID=18801673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000324087A Expired - Fee Related JP3749433B2 (ja) 2000-10-24 2000-10-24 液晶表示装置および液晶駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3749433B2 (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005037899A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Hitachi Displays Ltd 表示装置の駆動方法及び表示装置
JP2005234139A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Sharp Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
JP2005275137A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 ▲ゆ▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 液晶パネルの駆動方法
JP2005315925A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Sharp Corp 表示装置およびそれを備える電子機器
JP2005352315A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Seiko Epson Corp 電気光学装置用駆動回路及び電気光学装置用駆動方法、並びに、電気光学装置及び電子機器
JP2006030942A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Au Optronics Corp 多重画面走査方法及び装置
JP2006267360A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Seiko Epson Corp 液晶表示装置、液晶駆動回路、及び液晶表示装置の駆動方法
WO2006134853A1 (ja) * 2005-06-13 2006-12-21 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置及びその駆動制御装置、並びに走査信号線駆動方法及び駆動回路
JP2007108245A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Seiko Epson Corp 電気光学装置、その駆動方法および画像処理回路、画像処理方法、ならびに電子機器
JP2008242485A (ja) * 2008-05-22 2008-10-09 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 陰極線管インパルス式画像表示を模擬する方法及び装置
JP2008242478A (ja) * 2008-05-15 2008-10-09 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 液晶ディスプレイのオーバードライブ方法
JP2008268886A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Nec Lcd Technologies Ltd 画像表示装置
JP2008304910A (ja) * 2008-05-15 2008-12-18 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 液晶ディスプレイのオーバードライブ方法
US7495643B2 (en) 2001-09-04 2009-02-24 Lg Display Co., Ltd. Method and apparatus for driving liquid crystal display
KR100901337B1 (ko) 2007-07-25 2009-06-09 주식회사 티엘아이 시분할된 데이터 구간을 가지는 전압형 액티브 평판디스플레이 장치 및 이의 구동방법
US7952771B2 (en) 2006-08-10 2011-05-31 Seiko Epson Corporation Image data processing device, image display device, driving video data generating method and computer program product
US8072407B2 (en) 2005-05-24 2011-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device
US8681269B2 (en) 2009-07-07 2014-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Video reproduction apparatus and video reproducing method
US8736535B2 (en) 2007-03-29 2014-05-27 Nlt Technologies, Ltd. Hold type image display system
JP2019124757A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 株式会社Jvcケンウッド 制御装置及び液晶表示装置

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7495643B2 (en) 2001-09-04 2009-02-24 Lg Display Co., Ltd. Method and apparatus for driving liquid crystal display
JP2005037899A (ja) * 2003-06-27 2005-02-10 Hitachi Displays Ltd 表示装置の駆動方法及び表示装置
JP4719429B2 (ja) * 2003-06-27 2011-07-06 株式会社 日立ディスプレイズ 表示装置の駆動方法及び表示装置
JP2005234139A (ja) * 2004-02-18 2005-09-02 Sharp Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
US7999781B2 (en) 2004-02-18 2011-08-16 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device, driving device, display control device, and method of driving at a frequency higher than an audible frequency band for a human being having a drive period and drive suspension period
JP2005275137A (ja) * 2004-03-25 2005-10-06 ▲ゆ▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 液晶パネルの駆動方法
JP2005315925A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Sharp Corp 表示装置およびそれを備える電子機器
JP4493394B2 (ja) * 2004-04-27 2010-06-30 シャープ株式会社 表示装置およびそれを備える電子機器
JP2005352315A (ja) * 2004-06-11 2005-12-22 Seiko Epson Corp 電気光学装置用駆動回路及び電気光学装置用駆動方法、並びに、電気光学装置及び電子機器
JP2006030942A (ja) * 2004-07-14 2006-02-02 Au Optronics Corp 多重画面走査方法及び装置
JP2006267360A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Seiko Epson Corp 液晶表示装置、液晶駆動回路、及び液晶表示装置の駆動方法
US8072407B2 (en) 2005-05-24 2011-12-06 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device
WO2006134853A1 (ja) * 2005-06-13 2006-12-21 Sharp Kabushiki Kaisha 表示装置及びその駆動制御装置、並びに走査信号線駆動方法及び駆動回路
US8519988B2 (en) 2005-06-13 2013-08-27 Sharp Kabushiki Kaisha Display device and drive control device thereof, scan signal line driving method, and drive circuit
JP2007108245A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Seiko Epson Corp 電気光学装置、その駆動方法および画像処理回路、画像処理方法、ならびに電子機器
US7952771B2 (en) 2006-08-10 2011-05-31 Seiko Epson Corporation Image data processing device, image display device, driving video data generating method and computer program product
JP2008268886A (ja) * 2007-03-29 2008-11-06 Nec Lcd Technologies Ltd 画像表示装置
US8736535B2 (en) 2007-03-29 2014-05-27 Nlt Technologies, Ltd. Hold type image display system
KR100901337B1 (ko) 2007-07-25 2009-06-09 주식회사 티엘아이 시분할된 데이터 구간을 가지는 전압형 액티브 평판디스플레이 장치 및 이의 구동방법
JP2008242478A (ja) * 2008-05-15 2008-10-09 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 液晶ディスプレイのオーバードライブ方法
JP2008304910A (ja) * 2008-05-15 2008-12-18 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 液晶ディスプレイのオーバードライブ方法
JP2008242485A (ja) * 2008-05-22 2008-10-09 ▲ぎょく▼瀚科技股▲ふん▼有限公司 陰極線管インパルス式画像表示を模擬する方法及び装置
US8681269B2 (en) 2009-07-07 2014-03-25 Canon Kabushiki Kaisha Video reproduction apparatus and video reproducing method
JP2019124757A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 株式会社Jvcケンウッド 制御装置及び液晶表示装置
JP7020126B2 (ja) 2018-01-12 2022-02-16 株式会社Jvcケンウッド 制御装置及び液晶表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3749433B2 (ja) 2006-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7391396B2 (en) Display device and driving method thereof
JP3749433B2 (ja) 液晶表示装置および液晶駆動方法
CN1292399C (zh) 显示装置驱动设备
KR100834568B1 (ko) 동화상 표시 장치 및 동화상 표시 방법
JP4218249B2 (ja) 表示装置
JP5105778B2 (ja) 液晶表示装置の駆動装置及び駆動方法
JP4602608B2 (ja) 表示装置
JP4501525B2 (ja) 表示装置及びその駆動制御方法
JPH07175454A (ja) 表示制御装置および表示制御方法
KR20040072053A (ko) 표시 장치
JP2014153531A (ja) 表示装置
JP2003036056A (ja) 液晶表示装置
CN109166545B (zh) Ar/vr显示设备的驱动方法、驱动装置及显示设备
JP3619973B2 (ja) カラーパネルディスプレイ装置及び画像情報の処理方法
JPH0854601A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
JP2009042725A (ja) 動態残像を解決するディスプレーの駆動方法とそれを使用するドライバー
WO2000045364A1 (fr) Procede d'attaque de cristaux liquides et circuit d'attaque de cristaux liquides
JP3623304B2 (ja) 液晶表示装置
KR100255987B1 (ko) 특별한신호처리기없이확대화상을표시하도록하는액정디스플레이장치의구동회로
JP2006301213A (ja) 液晶表示装置
JP3826930B2 (ja) 液晶表示装置
JP2001154639A (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JP2001042838A (ja) 液晶表示装置とその駆動方法
JP3548666B2 (ja) 液晶コントローラおよび液晶表示装置
CN117809591A (zh) 一种显示屏的驱动方法、驱动系统和显示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20030925

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20030925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050315

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050516

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20050516

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050516

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050607

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050607

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050516

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081209

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091209

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

S631 Written request for registration of reclamation of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313631

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101209

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111209

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121209

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131209

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees