JP2002131823A - 光学機器の状態表示装置 - Google Patents

光学機器の状態表示装置

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JP2002131823A
JP2002131823A JP2000330999A JP2000330999A JP2002131823A JP 2002131823 A JP2002131823 A JP 2002131823A JP 2000330999 A JP2000330999 A JP 2000330999A JP 2000330999 A JP2000330999 A JP 2000330999A JP 2002131823 A JP2002131823 A JP 2002131823A
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shot
brightness
led
display
cpu
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Masayuki Terajima
正之 寺島
Tadashi Sasaki
正 佐々木
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テレビレンズ装置のコントローラであるショッ
トボックスの各種スイッチのオン/オフ状態や登録され
たショット位置の状態を表示する表示器(LED)の明
るさを調整可能とすることによって、使用環境の明るさ
に対する好適な適応を可能にする光学機器の状態表示装
置を提供する。 【解決手段】ショットボックス10のCPU90は、メ
モスイッチ28とショット番号1のショットスイッチ2
6Aが同時にオンされている状態で、ショットスピード
ボリウム96の変化を検出すると、そのボリウム96の
値に基づいて、各スイッチのオン/オフを表示するオン
/オフ表示器(LED)32A〜32Gの明るさ、及
び、登録されたショット位置を表示するショット位置表
示器(LED)30A〜30Fの明るさを変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学機器の状態表示
装置に係り、特にレンズ装置又はレンズ装置の操作装置
に設けられた表示器によって各種状態を表示する光学機
器の状態表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラ等で使用されるレン
ズ装置や、ズームデマンド、フォーカスデマンド、又
は、ズームやフォーカス位置を記憶、再生(ショット再
生)するいわゆるショットボックス等のレンズ操作装置
には、LED等の表示器が配設されている。例えば、ス
イッチのオン/オフ状態を表示する表示器、レンズの設
定状態(ズーム、フォーカス、アイリス等の設定位置)
を表示する表示器、ショット再生中か否かを表示する表
示器、オンエアー中か否かの状態を表示するいわゆるタ
リーランプと称される表示器等の各種状態を表示する表
示器が配設されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上述のような状態表示のための表示器は、明るさ(発光
輝度)が常に一定であったため、屋外等の明るい場所で
撮影する際には明るさが不足し、一方、劇場等の暗い場
所で撮影する際には明る過ぎて撮影の邪魔になる等の不
具合があった。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、状態表示のための表示器の明るさに関して使用
環境への好適な適応を可能にする光学機器の状態表示装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、光学機器の各種
状態を表示するために設けられた表示器の明るさを調整
可能にしたことを特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記光学機器は、レンズ装置又
はレンズ装置に接続される操作装置であり、前記表示器
は、スイッチのオン/オフ状態、レンズの設定状態、シ
ョット機能によるショット実行中か否かの状態、又は、
オンエアー中か否かの状態を表示するランプであること
を特徴としている。
【0007】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記光学機器に周
囲の明るさを検出する光検出手段を設け、該光検出手段
によって検出された明るさに基づいて前記表示器の明る
さを自動的に調整することを特徴としている。
【0008】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の発明において、前記表示器の明る
さを他の用途に使用される操作部材の操作によって調整
可能にしたことを特徴としている。
【0009】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至請求項4に記載の発明において、前記表示器の明る
さを連続的に調整可能にしたことを特徴としている。
【0010】本発明によれば、表示器の明るさを調整可
能にしたため、例えば、周囲が暗い状況では表示器の明
るさを暗く、周囲が明るい状況では表示器の明るさを明
るくする等の調整が可能となり、表示器の明るさを使用
環境に好適に適応させることができる。また、周囲の明
るさを検出する光検出手段を設けることによって、周囲
の明るさに応じて自動的に表示器の明るさを調整するこ
ともできる。更に、他の用途に使用される操作部材を使
用して表示器の明るさを調整できるようにすることによ
って、新たに表示器の輝度調整用スイッチやトリマーを
設ける必要がなく、操作面等にこのようなスイッチ等を
設けるスペースを必要とせず、また、操作面を拡大する
ことなく表示器の明るさを調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る光学機器の状態表示装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。
【0012】図1は、本発明が適用されるショットボッ
クスを使用したテレビカメラシステムの外観図である。
同図に示すように雲台2に支持されたテレビカメラ4に
は、サーボ操作式のレンズ装置6が装着される。雲台2
には2本の操作ロッド2A、2Bが延設されており、操
作ロッド2Aのグリップ付近には、ショットボックス1
0が固定ツマミ12によって取り付けられる。
【0013】ショットボックス10にはフォーカスをマ
ニュアル操作するフォーカスデマンド14が一体的に設
けられており、このフォーカスデマンド14は、フォー
カスノブ14Aの回転操作量に応じてレンズ装置6内の
フォーカスレンズ群の移動位置(目標位置)を指令する
フォーカス制御信号(制御電圧)を出力し、ショットボ
ックス10を介してレンズ装置6にその指令を与える。
この指令に基づいてレンズ装置6内のフォーカスレンズ
群が駆動される。
【0014】他方、操作ロッド2Bのグリップ付近に
は、ズームスピードを操作するズームデマンド16が取
り付けられており、このズームデマンド16はズームリ
ング16Aの回動方向と回転量に応じてズームレンズ群
の移動速度(広角側又は望遠側への移動方向も含む)を
指令するズーム制御信号(制御電圧)を出力し、ショッ
トボックス10を介してレンズ装置6にその指令を与え
る。この指令に基づいてレンズ装置6内のズームレンズ
群が駆動される。
【0015】図2は、上記ショットボックス10の外観
図である。上述のようにショットボックス10には、フ
ォーカスデマンド14が一体的に設置されており、その
フォーカスデマンド14の操作に基づくフォーカス制御
信号は、ショットボックス10の下面にあるレンズ用コ
ネクタ20からケーブルを介して上記レンズ装置6に送
信される。また、ショットボックス10の上面にはズー
ムデマンド16が接続されるズームデマンド用コネクタ
22が設けられており、ズームデマンド16から出力さ
れたズーム制御信号はケーブルを介してこのズームデマ
ンド用コネクタ22からショットボックス10に入力さ
れ、ショットボックス10の下面のレンズ用コネクタ2
0からレンズ装置6に送信される。
【0016】ショットボックス10の正面の操作パネル
24には、ショット番号1〜6(ショット1〜ショット
6)までのショットスイッチ26A〜26F、メモスイ
ッチ28、ショット位置表示器30A〜30F及びスピ
ード調整ツマミ34が設けられている。また、各スイッ
チにはオン/オフの状態を表示するLED(オン/オフ
表示器)32A〜32Gが設けられている。
【0017】ショットスイッチ26A〜26Fは、ズー
ムに関するショット位置の登録(記憶)や再生を指示す
るもので、これらのショット番号1〜6のショットスイ
ッチ26A〜26Fを使用することによって最大で6通
りのショット(ズーム位置)を登録し、再生することが
できるようになっている。尚、ズームに限らずフォーカ
ス等についてもショット位置を登録し、再生できるよう
にしたものがあるが、本実施の形態ではズームに関する
ショット位置のみ登録し、再生できるものとする。
【0018】メモスイッチ28は、登録モードと再生モ
ードとを切り替えるもので、メモスイッチ28を押すご
とにこれらのモードが切り替えられる。メモスイッチ2
8のLED32Gが点灯している状態では登録モードで
あり、この登録モードにおいて、上記ショットスイッチ
26A〜26Fの何れかを押すと、そのショットスイッ
チ(ショット番号)に対応して、そのときのレンズ装置
6におけるズーム位置がショット位置として登録され
る。
【0019】一方、メモスイッチ28のLED32Gが
消灯している状態では再生モードであり、この再生モー
ドにおいて、ショット位置が登録済みの上記ショットス
イッチ26A〜26Fの何れかを押すと、そのショット
スイッチ(ショット番号)に対応して登録されているシ
ョット位置にズームが再生される。このショット再生中
にはオンされたショットスイッチ26A〜26FのLE
D32A〜32Fが点灯する。
【0020】尚、ショット再生後にズームデマンド16
を操作すれば、ショットは解除され、ショット位置から
ズームデマンド16の操作に基づいてレンズ装置6のズ
ームが移動する。
【0021】ショット位置表示器30A〜30Fは、各
ショットスイッチ26A〜26F(ショット1〜6)に
対応して設けられており、それぞれ横一列に配列された
複数のLEDによって構成される。各ショット位置表示
器30A〜30Fには、対応するショット番号のショッ
ト位置が表示され、例えば、横一列に配列されたLED
のうちショット位置に対応するLEDのみが点灯する。
【0022】スピード調整ツマミ34は、ショット再生
の際のズームの再生速度を設定するものであるが、メモ
スイッチ28とショット1のショットスイッチ26Aを
同時に押しながらスピード調整ツマミ34を回転操作す
ると、その回転位置に応じて、ショット位置表示器30
A〜30F及び各スイッチに設けられたLED(オン/
オフ表示器)32A〜32Gの明るさ(発光輝度)を調
整することができるようになっている。
【0023】図3は、上記レンズ装置6及びショットボ
ックス10の回路構成を示した構成図である。レンズ装
置6とショットボックス10とは、ケーブルにより接続
され、同図に示すようにレンズ装置6に内蔵されたCP
U50と、ショットボックス10に内蔵されたCPU9
0との間で、SCI(シリアル・コミュニケーション・
インターフェース)52及びSCI92を介してシリア
ル通信により各種信号のやり取りが行われるようになっ
ている。
【0024】レンズ装置6には、その光学系に光軸方向
に移動可能なフォーカスレンズ群F及びズームレンズ群
Zと、絞り径が可変のアイリスIが配置されており、そ
れぞれを駆動するモータFM、ZM、IMが内蔵されて
いる。各モータFM、ZM、IMは、CPU50によっ
て制御されるようになっており、CPU50から出力さ
れる駆動信号によってD/A変換器62及び各駆動回路
64、66、68を介して各モータFM、ZM、IMが
駆動される。
【0025】CPU50は、フォーカスレンズ群F及び
ズームレンズ群Zの位置をそれぞれ位置検出器56、5
8からA/D変換器54を介して取得し、その取得した
フォーカスレンズ群F及びズームレンズ群Zの位置を考
慮しながら、ショットボックス10のCPU90から与
えられるフォーカス制御データ及びズーム制御データに
基づいて、モータFM及びモータZMを駆動する上記駆
動信号を出力する。これによって、フォーカス制御デー
タ及びズーム制御データによって指令された位置又は移
動速度となるようにフォーカスレンズ群F及びズームレ
ンズ群Zが制御される。また、CPU50は、アイリス
Iの位置(絞り径)を位置検出器60からA/D変換器
54を介して取得し、その取得したアイリスIの位置を
考慮しながら、テレビカメラ4のカメラ本体からA/D
変換器54を介して与えられるアイリス制御信号に基づ
いて、モータIMを駆動する上記駆動信号を出力する。
これによって、アイリス制御信号によって指令された位
置にアイリスIが制御される。
【0026】一方、ショットボックス10には、フォー
カスデマンド14が一体的に設置されており、フォーカ
スデマンド14からは、フォーカスノブ14A(図1参
照)の回転位置に応じた制御電圧(フォーカス制御信
号)が出力される。その制御電圧は、ショットボックス
10のCPU90にA/D変換器94を介して入力され
る。また、ショットボックス10の所定の接続コネクタ
(ズームデマンド用コネクタ22(図2参照))には、
ズームデマンド16がケーブルで接続されており、ズー
ムデマンド16からは、ズームリング16A(図1参
照)の回転位置に応じた制御電圧(ズーム制御信号)が
出力される。その制御電圧は、上述と同様にショットボ
ックス10のA/D変換器94を介してCPU90に入
力される。
【0027】CPU90は、これらのフォーカスデマン
ド14及びズームデマンド16から出力された各制御電
圧に基づいて、フォーカスレンズ群M及びズームレンズ
群Zの目標位置又は目標速度を指令する上記フォーカス
制御データ及びズーム制御データをレンズ装置6のCP
U50に送信する。
【0028】また、ショットボックス10には、図2で
も示したようにショット1〜6のショットスイッチ26
A〜26F及びメモスイッチ28が配設されており、シ
ョットボックス10のCPU90には、各ショットスイ
ッチ26A〜26F及びメモスイッチ28のオン/オフ
状態を示すオン/オフ信号が入力される。尚、これらの
スイッチは自動復帰式のスイッチであり、操作者によっ
てスイッチが押されている間はオン信号がCPU90に
入力され、操作者がスイッチを離すとオフ信号がCPU
90に入力される。また、図2のスピード調整ツマミ3
4の回転位置は、ショットスピードボリウム96によっ
て回転位置の応じた電圧に変換され、A/D変換器94
を介してCPU90に入力される。
【0029】CPU90は、ショットの再生モードにお
いてメモスイッチ28が一回オンされたことを検出する
と、登録モードに切り換え、登録モードにおいてメモス
イッチ28が一回オンされたことを検出すると、再生モ
ードに切り換える。登録モードにおいて、ショットスイ
ッチ26A〜26Fのいずれかがオンされると、そのと
きにレンズ装置6において設定されているズームレンズ
群Zの位置(ズーム位置)をレンズ装置6のCPU50
から取得し、オンされたショットスイッチのショット番
号に対応させてそのズーム位置をショット位置として所
定のメモリ(図示せず)に記憶させる。一方、再生モー
ドにおいて、ショットスイッチ26A〜26Fのいずれ
かがオンされると、そのショット番号のショット位置
(ズーム位置)をメモリから読み出し、そのショット位
置へのズームの移動と、ショットスピードボリウム96
の設定位置に応じた移動速度での移動を指令するズーム
制御データをレンズ装置6のCPU50に送信する。
【0030】ところで、ショットボックス10には、図
2で示したように各ショットスイッチ26A〜26F及
びメモスイッチ28のオン/オフ状態を表示するLED
(オン/オフ表示器)32A〜32Gが設けられ、ま
た、各ショット1〜6の登録されたショット位置を表示
するショット位置表示器30A〜30Fが設けられてお
り、これらの各LED(オン/オフ表示器)32A〜3
2G及び各ショット位置表示器30A〜30Fの各LE
Dの点灯(オン)/消灯(オフ)はCPU90によって
制御される。例えば、メモスイッチ28のLED32G
はショットの登録モードの際にオンされ、再生モードの
際にオフされる。各ショットスイッチ26A〜26Fの
各LED32A〜32Fは、再生モードにおいて、対応
するショットスイッチ26A〜26Fがオンされてショ
ット再生中になると、オンされる。また、ショット位置
表示器30A〜30Fは、それぞれ横一列に配列された
複数のLEDで構成されており(図2参照)、メモリに
登録されたショット位置(ズーム位置)に対応する位置
のLEDがオンされる。
【0031】図4は、ショットスイッチ26A〜26F
及びメモスイッチ28の各LED32A〜32Gの駆動
回路の一例を示した構成図である。同図に示すように各
LED32A〜32Gのアノード側に抵抗Rを介して電
圧VCC(Hレベル)が印加され、カソード側がCPU9
0の出力ポート100の出力信号端子に接続される。各
LED32A〜32Gのオン/オフは出力ポート100
の各出力信号端子の信号レベルによって切り換えられ、
各出力信号端子においてHレベルが出力されているとき
には、その出力信号端子に接続されているLEDはオフ
(消灯)され、Lレベルが出力されているときには、そ
の出力信号端子に接続されているLEDはオン(点灯)
される。
【0032】CPU90は、図5(A)に示すように消
灯させるLEDの出力信号端子の出力レベルを常時Hレ
ベルにする。これによって、そのLEDは点灯せず、オ
フとなる。一方、点灯させるLEDの信号出力端子につ
いては、図5(B)に示すようにHレベルを一定周期で
所定時間幅のLレベルに切り換え、LEDを高速の点滅
状態で点灯させる。例えば、LED32A〜32Gの全
てを点灯させる場合には図6のタイミングチャートのよ
うに各信号出力端子をHレベルから順次Lレベルに切り
換える。LED32A〜32Gのいずれかを消灯させる
場合には、図6のタイミングチャートにおいて消灯させ
るLEDの信号出力端子を常時Hレベルとする。尚、L
レベルにするタイミングを各LED32A〜32G毎に
必ずしもずらさなくてもよい。
【0033】また、CPU90は、各LED32A〜3
2Gの点灯時の明るさ(発光輝度)を以下のように調整
する。LEDの明るさは、出力ポート100の出力信号
端子からLレベルを出力する時間幅、即ち、LEDをオ
フしている時間に対してLEDをオンしている時間の比
(以下、デューティ比という)を変更すれば変化する。
そこで、CPU90は、そのLレベルの時間幅を図7に
示すようにtmin からtmax までの間で変更することに
よって、LEDの明るさを調整可能とする。尚、tmin
=0とすれば、LEDは点灯しなくなる(常時消灯)。
そして、そのLレベルの時間幅、即ち、デューティ比
を、ユーザの操作に基づいて決定する。例えば、CPU
90は、メモスイッチ28とショット1のショットスイ
ッチ26Aが同時にオンされると(両スイッチが押され
ていると)、LEDの明るさ調整の操作と認識する。そ
して、その状態でショットボックス10に設けられたス
ピード調整ツマミ34が操作されて図3のショットスピ
ードボリウム96からの値が変化すると、その値に基づ
いてデューティ比を変更し、LEDの明るさを変更す
る。尚、他の用途に使用する操作部材の操作によってL
EDの明るさを調整できるようにすることは、LEDの
明るさ調整のための専用の操作部材(つまみ等)を設け
る必要がないため有益であるが、LEDの明るさ調整の
ための専用の操作部材を設けてもよい。また、LEDの
明るさを調整する際の操作手順は上述の場合に限らず、
例えば本来の用途で使用する際の操作部材の操作手順と
異なる操作手順であれば、他の用途に使用される操作部
材をLEDの明るさ調整に兼用することができる。ま
た、LEDの明るさは連続的に調整できるようにしても
よいし、段階的に調整できるようにしてもよい。
【0034】以上のようにLEDの明るさをユーザの操
作に基づいて調整する場合のショットボックス10のC
PU90の処理手順を図8のフローチャートで説明す
る。CPU90は、まず、所要の初期設定を行った後
(ステップS8)、LEDの明るさを初期値(標準)に
設定する(ステップS10)。そして、ショットボック
ス10の各スイッチの状態を読み込む(ステップS1
2)。次いで、CPU90は、メモスイッチ28がオン
か否か、即ち、メモスイッチ28が押された状態か否か
を判定する(ステップS14)。NOと判定した場合に
は、ショットスピードボリウム96の値(VR位置)を
読み込み(ステップS16)、そのVR位置を一時的に
記憶し、これより前に古いVR位置が記憶されている場
合には新たなVR位置で更新する(ステップS18)。
そして、ショットスイッチ26A〜26Fのオン/オフ
に基づいて通常のショット動作の処理(その他、フォー
カスデマンド14及びズームデマンド16の操作に基づ
く処理)を行う(ステップS20)。
【0035】一方、ステップS14においてYESと判
定した場合には、次にCPU90は、ショット1のショ
ットスイッチ26Aがオンか否か、即ち、ショットスイ
ッチ26Aが押されている状態か否かを判定する(ステ
ップS24)。NOと判定された場合には、上記ステッ
プS16に移行する。一方、YESと判定した場合に
は、メモスイッチ28とショット1のショットスイッチ
26Aが同時にオンされているため、LEDの明るさ調
整の操作と認識する。そして、この場合にはメモスイッ
チ28とショット1のショットスイッチ26Aがオンさ
れたことを無効とする(ステップS26)。次いで、シ
ョットスピードボリウム96の値(VR位置)を読み込
み(ステップS28)、ショットスピードボリウム96
(スピード調整ツマミ34)が操作されたか否かを判定
する(ステップS30)。NOと判定した場合には上記
ステップS20に移行する。一方、YESと判定した場
合には、ステップS28で読み込んだ新たなVR位置を
一時的に記憶し、これより前に古いVR位置が記憶され
ている場合には新たなVR位置で更新する(ステップS
32)。そして、この新たなVR位置の値をLEDの明
るさを示す値として記憶する(ステップS34)。
【0036】このようにしてステップS34においてL
EDの明るさを示す値が記憶されると、その記憶された
LEDの明るさを示す値で上記デューティ比(Lレベル
の時間幅)を決定し、ショットボックス10の各LED
を駆動する(ステップS22)。ステップS34の処理
が行われていない場合には、上記ステップS10の初期
値(標準値)によりデューティ比を決定し、各LEDを
駆動する。そして、上記ステップS12に戻る。
【0037】尚、以上のLED32A〜32Gの駆動回
路と同様に、ショット位置表示器30A〜30Fの各L
EDの駆動回路も構成され、LED32A〜32Gの明
るさと共にショット位置表示器30A〜30Fの各LE
Dの明るさも調整される。
【0038】次に、上述のようにユーザの操作に基づい
てLEDの明るさを調整するのではなく、自動でLED
の明るさを調整できるようにする場合について説明す
る。例えば、図3に示すようにショットボックス10
に、周囲の明るさを検出するフォトセンサー98を設置
することによって、周囲の明るさに応じてLEDの明る
さを自動的に調整することができる。この場合、CPU
90は、フォトセンサー98の検出信号をA/D変換器
94を介して取得し、その検出信号に基づいてショット
ボックス10の周囲の明るさに応じたデューティ比に自
動的に変更し、LEDの明るさを変更する。これによっ
て、例えば、周囲の明るさが暗い程、LEDの明るさも
自動的に暗くするというような調整が可能となる。
【0039】このようにLEDの明るさをフォトセンサ
ー98を使用して自動で調整する場合のショットボック
ス10のCPU90の処理手順を図9のフローチャート
で説明する。CPU90は、まず、所要の初期設定を行
い(ステップS40)、次いで、ショットスイッチ26
A〜26F及びメモスイッチ28のオン/オフに基づい
て通常のショット動作の処理(その他、フォーカスデマ
ンド14及びズームデマンド16の操作に基づく処理)
を行う(ステップS42)。
【0040】次に、CPU90は、フォトセンサー98
からの検出信号の値を読み込み(ステップS44)、そ
の値で上記デューティ比(Lレベルの時間幅)を決定し
(ステップS46)、そのデューティ比によりショット
ボックス10の各LEDを駆動する(ステップS4
8)。そして、上記ステップS42に戻り、ステップS
42〜ステップS48の処理を繰り返し行う。
【0041】以上説明した実施の形態では、各ショット
位置表示器30A〜30Fの各LEDや、各ショットス
イッチ26A〜26F及びメモスイッチ28のLED3
2A〜32Gとして単色の発光素子(1つのLED)の
ものを使用し、これらのLEDの明るさを調整できるよ
うにした場合について説明したが、複数色の発光素子
(複数色のLED)を1つにモールドしたLEDを使用
した場合においても、上記実施の形態の構成及び処理を
応用し、各LEDの色合いと明るさを調整できるように
することも可能である。図10は、この場合のLEDの
駆動回路の一例を示した構成図である。同図において、
上記図4のLED32A、…、32Gに対応するLED
32A、…、32F、32G(一部LEDを省略する)
は、それぞれ黄色と赤色の2色のLED(2色のLED
をそれぞれLED(黄)、LED(赤)と表す)が1つ
にモールドされて構成されており、図4の場合と同様
に、各LED(黄)32A、LED(赤)32A、…、
LED(黄)32G、LED(赤)32Gは、アノード
側に抵抗Rを介して電圧VCC(Hレベル)が印加され、
カソード側がCPU90の出力ポート100の出力信号
端子に接続される。各LED32A〜32Gのオン/オ
フは出力ポート100の各出力信号端子の信号レベルに
よって切り換えられ、各出力信号端子においてHレベル
が出力されているときには、その出力信号端子に接続さ
れているLEDはオフ(消灯)され、Lレベルが出力さ
れているときには、その出力信号端子に接続されたLE
Dはオン(点灯)される。
【0042】ここで、例えば、ショット1のLED32
Aを黄色に発光させる場合、CPU90は、LED
(黄)32AとLED(赤)32Aに接続された出力ポ
ート100の出力信号端子の出力レベルを図11のタイ
ミングチャートのように制御する。即ち、LED(黄)
32Aの出力信号端子に対しては、Hレベルを一定周期
でLレベルに切り換え、黄色のLED(黄)32Aを点
灯させる。一方、LED(赤)32Aの出力信号端子に
対しては、常時Hレベルを出力させる。これによって、
LED32Aは黄色に発光する。
【0043】一方、ショット1のLED32Aを橙色に
発光させたい場合には、図12のタイミングチャートの
ようにLED(黄)32AとLED(赤)32Aの出力
信号端子に対して、Hレベルを一定周期でLレベルに切
り換え、LED(黄)32AとLED(赤)32Aの両
方を点灯させる。これによってLED32Aは橙色に発
光する。
【0044】このように、黄色のLEDと赤色のLED
の両方又は一方を点灯させることによって発光色を切り
換えることができ、また、各色のLEDを駆動するLレ
ベルの時間幅(デューティ比)を調整することによっ
て、明るさや色合いも微妙に調整することができる。L
EDの明るさ色合いの調整は、上記実施の形態と同様に
他の用途に使用される操作部材を兼用して操作者が行う
ようにすることもできるし、また、フォトセンサーを使
用して自動的に行うようにすることもできる。
【0045】以上、上記実施の形態ではショットボック
ス10に設けられた表示器のLEDの明るさを調整でき
るようにした場合について説明したが、本発明は、表示
器としてLED以外の発光手段を用いた場合でも適用で
き、また、ショットボックス10の表示器に限らず適用
できる。例えば、図13に示すようにレンズ装置6の側
面等には、インジケータ板120が設けられ、インジケ
ータ板120には、ズーム位置及び絞り値等のレンズの
設定状態を表示するLED122、122、…が配設さ
れているが、これらのLED122、122、…の明る
さの調整に本発明を適用することができる。また、レン
ズ装置6には、オンエアー中か否かを表示するタリーラ
ンプ124等も設けられており、この明るさ調整にも適
用することができる。更に、レンズ装置の操作装置(フ
ォーカスコントローラ、ズームコントローラ等)等、光
学機器において各種状態を表示するために設けられてい
る表示器について、本発明を適用できる。表示器として
液晶パネルを使用している場合においては、そのバック
ライトの調整についても本発明を適用できる。
【0046】また、上記実施の形態では、表示器の明る
さを調整するために、点灯させる時間(上記デューティ
比)を調整するようにしたが、明るさを調整する方法は
これに限らない、例えば、表示器に供給する電圧(電
流)を調整するようにしてもよい。但し、上記実施の形
態のようにデューティ比によって明るさを調整すること
によって回路構成が簡単であると共に、表示器の明るさ
を変更できるようにしていない従来の回路構成をそのま
ま適用することができるという点で利点がある。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光学機
器の状態表示装置によれば、表示器の明るさを調整可能
にしたため、例えば、周囲が暗い状況では表示器の明る
さを暗く、周囲が明るい状況では表示器の明るさを明る
くする等の調整が可能となり、表示器の明るさを使用環
境に好適に適応させることができる。また、周囲の明る
さを検出する光検出手段を設けることによって、周囲の
明るさに応じて自動的に表示器の明るさを調整すること
もできる。更に、他の用途に使用される操作部材を使用
して表示器の明るさを調整できるようにすることによっ
て、新たに表示器の輝度調整用スイッチやトリマーを設
ける必要がなく、操作面等にこのようなスイッチ等を設
けるスペースを必要とせず、また、操作面を拡大するこ
となく表示器の明るさを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用されるショットボックス
を使用したテレビカメラシステムの外観図である。
【図2】図2は、ショットボックスの外観図である。
【図3】図3は、レンズ装置とショットボックスの構成
を示した構成図である。
【図4】図4は、LEDの駆動回路の一例を示した構成
図である。
【図5】図5は、図4のLED駆動回路において、LE
Dをオン又はオフするときに出力ポートから出力される
信号レベルを示した説明図である。
【図6】図6は、LED32A〜32Dの全てを点灯さ
せる場合における出力ポートからの出力信号の様子を示
したタイミングチャートである。
【図7】図7は、LEDの明るさの調整する場合の処理
の説明に使用した説明図である。
【図8】図8は、LEDの明るさをユーザが操作に基づ
いて調整する場合のショットボックスのCPUの処理手
順を示したフローチャートである。
【図9】図9は、LEDの明るさを自動で調整する場合
のショットボックスのCPUの処理手順を示したフロー
チャートである。
【図10】図10は、他の実施の形態のLEDの駆動回
路の一例を示した構成図である。
【図11】図11は、図10のLEDに対する処理の一
例を示したタイミングチャートである。
【図12】図12は、図10のLEDに対する処理の一
例を示したタイミングチャートである。
【図13】図13は、本発明が適用される表示器の例を
示した図である。
【符号の説明】
6…レンズ装置、10…ショットボックス、14…フォ
ーカスデマンド、16…ズームデマンド、26A〜26
F…ショットスイッチ、28…メモスイッチ、30A〜
30F…ショット位置表示器、32A〜32G…LED
(オン/オフ表示器)、34…スピード調整ツマミ、5
0、90…CPU、96…ショットスピードボリウム、
98…フォトセンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 AF00 DE08 2H102 AA66 AA71 AB01 BA02 CA03 5C022 AA01 AB00 AC11 AC54 AC77 AC78 CA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学機器の各種状態を表示するために設
    けられた表示器の明るさを調整可能にしたことを特徴と
    する光学機器の状態表示装置。
  2. 【請求項2】 前記光学機器は、レンズ装置又はレンズ
    装置に接続される操作装置であり、前記表示器は、スイ
    ッチのオン/オフ状態、レンズの設定状態、ショット機
    能によるショット実行中か否かの状態、又は、オンエア
    ー中か否かの状態を表示するランプであることを特徴と
    する請求項1の光学機器の状態表示装置。
  3. 【請求項3】 前記光学機器に周囲の明るさを検出する
    光検出手段を設け、該光検出手段によって検出された明
    るさに基づいて前記表示器の明るさを自動的に調整する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の光学機器の状
    態表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示器の明るさを他の用途に使用さ
    れる操作部材の操作によって調整可能にしたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2の光学機器の状態表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記表示器の明るさを連続的に調整可能
    にしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の光学機
    器の状態表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7413722B2 (en) 2005-08-04 2008-08-19 Foosung Co., Ltd. Method and apparatus for manufacturing nitrogen trifluoride

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