JP2002094868A - リモコン雲台システム - Google Patents

リモコン雲台システム

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JP2002094868A
JP2002094868A JP2000285307A JP2000285307A JP2002094868A JP 2002094868 A JP2002094868 A JP 2002094868A JP 2000285307 A JP2000285307 A JP 2000285307A JP 2000285307 A JP2000285307 A JP 2000285307A JP 2002094868 A JP2002094868 A JP 2002094868A
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switch
camera
control
pan head
head system
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Shinji Nagashima
信治 永島
Masayoshi Wasada
全良 和佐田
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リモコン雲台システムにおいて操作ユニットに
オールオートスイッチを設け、そのスイッチがオンされ
ると、カメラの複数の制御項目についての初期設定を自
動的に行うようにすることで、操作者の負担を軽減する
と共に、操作ミスを削減することができるリモコン雲台
システムを提供する。 【解決手段】リモコン雲台システムの操作ユニット12
には、オールオートスイッチ48が配設される。このオ
ールオートスイッチ48をオンすると、ホワイトバラン
ス、ブラックバランスの調整が自動的に行われると共
に、アイリスがマニュアルからオートに切り換えられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリモコン雲台システ
ムに係り、特にテレビカメラ等をリモコン雲台に搭載
し、操作ユニットによって各種遠隔操作するリモコン雲
台システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラをリモコン雲台に搭
載し、操作ユニットにより、通信回線等を介して雲台及
びカメラを遠隔操作できるようにしたリモコン雲台シス
テムが知られている(特開2000−115620号公
報)。操作ユニットで遠隔操作できる制御項目として
は、例えば、雲台のパン位置、チルト位置、雲台に搭載
されたカメラのフォーカス位置、ズーム位置、アイリ
ス、ホワイトバランス、ブラックバランス、ゲイン、シ
ャッタースピード等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高感度
機能などカメラの機能が年々複雑化していることもあ
り、操作ユニットのパネル面上には多くのスイッチ、ツ
マミ等の操作部材が配置され、操作者が操作しなければ
ならない制御項目が多くなってきている。特に、屋外で
使用される屋外用のリモコン雲台には、カメラを収容す
るハウジングに各種機能(保護ガラスのワイパー、デフ
ロスター、ファン等)が搭載されるため、そのための操
作部材も追加されている。このため、操作ユニットの操
作を覚えるのも困難な上に、放送局内には他の種類の機
器も多くあるため、それらの機器の操作も覚えなければ
ならず、また、放送時には、リモコン雲台システムの操
作ユニットと共にそれらの機器も操作しなければならな
いため、操作者の負担が大きいと共に、多忙な時には操
作ミスを起こし易いという問題が生じていた。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、操作者の操作負担を軽減すると共に、操作ミス
の削減を図るリモコン雲台システムを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、操作ユニットに設けられ
た各種操作部材の操作に基づいて、雲台及び雲台に搭載
されたカメラを制御するリモコン雲台システムにおい
て、前記操作ユニットに設けられ、前記操作ユニットの
操作部材の操作に基づいて制御される複数の制御項目に
ついて初期設定を同時に指示するための1つのスイッチ
と、前記スイッチがオンされると、前記複数の制御項目
について初期設定を実行する制御手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記スイッチがオンされること
によって初期設定される制御項目は、ホワイトバラン
ス、ブラックバランス、ゲイン、シャッタースピード、
パン、チルト、ズーム、フォーカス、及び、絞りに関す
るもののうち、少なくともいずれか2つ以上を含むこと
を特徴としている。
【0007】本発明によれば、1つのスイッチをオンす
ることによって、操作ユニットの操作部材の操作に基づ
いて制御される複数の制御項目について個別にスイッチ
操作を行うことなく、初期設定が自動的に行われるた
め、操作者の負担が軽減されると共に、操作ミスを削減
することができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るリモコン雲台システムの好ましい実施の形態につい
て詳説する。
【0009】図1は本発明に係るリモコン雲台システム
の一実施の形態を示す全体構成図である。同図に示すよ
うにリモコン雲台システムは、リモコン雲台10(以
下、単に雲台10という。)と、操作ユニット12とか
ら構成される。雲台10は、図示しないテレビカメラ
(以下、単にカメラという)を収納するハウジング14
と、ハウジング14を回転駆動してハウジング14内の
カメラをパンニング及びチルティングさせる雲台本体1
6とから構成される。ハウジング14の前面には透明の
前面ガラス18が設けられており、この前面ガラス18
を介してハウジング14内部に収納されたカメラがハウ
ジング14外部の映像を撮影することができるようにな
っている。尚、ハウジング14には、前面ガラス18の
汚れ等を払うワイパー装置(符号20はワイパー装置の
ワイパー)や前面ガラス18にウォッシャー液を噴きか
ける図示しないウォッシャー装置、前面ガラス18の結
露等を防止、除去する図示しないデフロスター装置等が
設けられている。
【0010】ハウジング14は雲台本体16から延設さ
れたチルト軸(図示せず)に片持ち支持されており、こ
のチルト軸が雲台本体16に内蔵されたチルトモータに
よって回転駆動されると、ハウジング14内のカメラが
チルティングする。また、雲台本体16は図示しない据
付台上に固定されたパン軸19によって支持されてお
り、このパン軸19を軸に雲台本体16が内蔵のパンモ
ータによって回転駆動されると、ハウジング14内のカ
メラがパンニングする。
【0011】操作ユニット12は、雲台10にケーブ
ル、通信回線等を介して接続される。操作ユニット12
には、後述のように雲台10のパンモータ及びチルトモ
ータ、ハウジング、カメラの本体(カメラ本体)及びレ
ンズ(レンズ装置)を制御するための各種操作部材(ス
イッチ、ツマミ等)が配設されており、操作者がその操
作部材を操作すると、その操作の内容又はその操作に応
じた制御内容を示す指令信号が操作ユニット12から雲
台10に通信回線等を通じて送信されるようになってい
る。これによって、雲台10では操作ユニット12にお
ける操作者の操作部材の操作に従った制御が実行され
る。
【0012】図2は、上記操作ユニット12の各種操作
部材が配置されたパネル面を示した平面図である。操作
ユニット12のパネル面には、多数の制御項目に関する
操作部材及び表示器(又は表示部)が配設されており、
制御項目としては、雲台10のパンモータ及びチルトモ
ータ(パン/チルト)の制御、ハウジングの各種機能
(ワイパー、ウォッシャー、デフロスタ等)の制御、カ
メラのカメラ本体の制御、カメラのレンズの制御、及
び、特別な機能(プリセット機能)の制御に関するもの
に分類される。
【0013】パン/チルトの制御については、パン/チ
ルトを制御するためのジョイスティック30が配設さ
れ、また、パン位置及びチルト位置を表示する表示部3
2が配設されている。ハウジング14の制御について
は、ワイパー、ウォッシャー、デフロスターのそれぞれ
をオン又はオフに切り換えるスイッチ(群)34が配設
され、また、各スイッチのオン/オフ状態を表示する表
示器が各スイッチの上部に配設されている。
【0014】カメラの本体(カメラ本体)の制御につい
ては、カメラ本体に関する制御項目の操作を可能又は不
能に切り換える操作可能スイッチ36、ゲインを切り換
えるゲイン切換スイッチ38、ホワイトバランスの調整
をオートで行うためのA/Wスイッチ40、ブラックバ
ランスの調整をオートで行うA/Bスイッチ42、複数
種のNDフィルターを切り換えるNDフィルター切換ス
イッチ44、シャッタースピードを切り換えるシャッタ
ースピード切換スイッチ46、その他のカメラ機能に関
する各種スイッチ(スイッチ群47)が配設され、ま
た、各スイッチのオン/オフ状態や各スイッチによって
選択された状態を表示する表示器がスイッチの上部又は
スイッチの横に配設されている。また、カメラの複数の
制御項目(特にカメラ本体の制御項目)について初期設
定を行う場合に、個別のスイッチを操作することなく、
1つのスイッチでこれらの複数の制御項目についての好
適な初期設定を自動的に行わせるためのオールオートス
イッチ48が設けられている。このオールオートスイッ
チ48の作用については後述する。尚、オールオートス
イッチ48のオン/オフ状態を表示する表示器はスイッ
チ部材の内部に配置されており、オールオートスイッチ
48がオンのときにはスイッチ部材自体が点灯するよう
になっている。
【0015】カメラのレンズの制御については、フォー
カスを制御するためのフォーカスコントロールツマミ5
0、ズームを制御するためのズームシーソーコントロー
ルレバー52、アイリスを制御するためのアイリスコン
トロールツマミ54、アイリスの制御をオートとマニュ
アルに切り換えるためのアイリスモード切換スイッチ5
6等が配設され、また、各スイッチのオン/オフ状態を
表示する表示器が各スイッチの上部に配設されている。
【0016】特殊な機能の制御については、所望のショ
ット(パン/チルト位置、ズーム位置及びフォーカス位
置)の記憶、再生等を行うプリセット機能に関するスイ
ッチ(群)58が配設され、また、各スイッチのオン/
オフ状態を表示する表示器が各スイッチの上部に配設さ
れている。
【0017】次に上記オールオートスイッチ48の作用
について説明する。まず、図3に上記リモコン雲台シス
テムのオールオートスイッチ48に関連する制御部の構
成を示す。同図に示すように操作ユニット12の制御部
にはCPU70が内蔵されており、このCPU70に
は、ROM72、RAM74、入力インターフェース
(入力I/F)76、及び出力インターフェース(出力
I/F)78、シリアルコミュニケーションインターフ
ェース(SCI)80がバスを介してデータのやり取り
が可能なように接続される。ROM72には、プログラ
ムデータ等が記憶されており、RAM74には、CPU
70における処理データが一時的に記憶される。
【0018】入力I/F76には、上記操作ユニット1
2のパネル面に配設されたスイッチやツマミ等の操作部
材の状態が入力されるようになっており、上記オールオ
ートスイッチ48の接点(図中オールオートスイッチ接
点)、カメラ制御スイッチ(上記スイッチ36〜46
等)の接点(図中カメラ制御スイッチ接点)、ハウジン
グ制御スイッチ(上記スイッチ(群)34等)の接点
(図中ハウジング制御スイッチ接点)、パン/チルト・
レンズ・プリセット用スイッチ(上記アイリスモード切
換スイッチ56、スイッチ(群)58等)の接点(図中
パン/チルト・レンズ・プリセット用スイッチ接点)の
それぞれのオン/オフ状態が入力される。また、パン/
チルト・レンズ操作部(上記ジョイスティック30、フ
ォーカスコントロールツマミ50、ズームシーソーコン
トロールレバー52、アイリスコントロールツマミ54
等)の状態(操作位置)が可変抵抗等によって電圧で検
出され、その電圧がA/D変換器84によってデジタル
信号に変換されて入力I/F76に入力されるようにな
っている。
【0019】出力I/F78には、上記操作ユニット1
2の上記表示器が接続され、出力I/F78から出力さ
れる信号によって各表示器の点灯/消灯が切り換えられ
るようになっている。尚、図中には、上記オールオート
スイッチ接点、カメラ制御スイッチ接点、ハウジング制
御スイッチ接点、パン/チルト・レンズ・プリセット用
スイッチ接点に対応して、これらのスイッチのオン/オ
フ状態を表示するためのオールオートスイッチ表示器、
カメラ制御スイッチ表示器、ハウジング制御スイッチ表
示器、パン/チルト・レンズ・プリセット用スイッチ表
示器が示されている。
【0020】SCI80には、通信回線等を介して雲台
10の制御部がシリアル通信により通信可能に接続され
る。
【0021】操作者が操作ユニット12の操作部材を操
作すると、その操作部材の状態変化が入力I/F76及
びバス82を介してCPU70によって検出される。C
PU70は、その操作部材の操作に基づいて、バス82
及び出力I/F78を介して表示器の表示状態を切り換
える。また、操作部材の操作の内容又はその操作に応じ
た制御内容を示す指令信号をSCI80を介してシリア
ル通信により雲台10の制御部に送信する。もし、オー
ルオートスイッチ48がオンされたことを検出した場合
には、オールオートスイッチ48がオンされたことを示
す指令信号を雲台10の制御部に送信する。
【0022】雲台10の制御部は、操作ユニット12の
制御部と同様に構成され、CPU90、ROM92、R
AM94、入力I/F96、出力I/F98、SCI1
00、102がバス104によって接続される。ROM
72には、プログラムデータ等が記憶され、RAM74
には、CPU90における処理データが一時的に記憶さ
れる。SCI100には、通信回線等を介して雲台10
の制御部(SCI80)がシリアル通信により通信可能
に接続される。また、SCI102には、カメラ(カメ
ラ本体の制御部及びレンズの制御部)106が通信可能
に接続される。
【0023】入力I/F96には、ハウジング14の外
面等に設置された光センサー108が接続される。光セ
ンサー108は、ハウジング14外部の明るさを測定す
るためのもので、その測定結果は入力I/F96及びバ
ス104を介してCPU90に与えられる。CPU90
は後述のようにホワイトバランス調整をカメラ106に
オートで行わせる際にこの光センサー108の測定結果
により昼か夜か(暗いか明るいか)を自動で判別する。
【0024】出力I/F98にはホワイトバランス調整
用の白色板の制御回路110と、照明ライト112が接
続される。図4に示すように例えば、ホワイトバランス
調整用の白色板(符号120)は、アーム122の先端
部に取り付けられ、そのアーム122の基端部はハウジ
ング14の側面に回動可能に取り付けられる。アーム1
22は、モータによって基端部を軸に回動し、モータは
上記制御回路110によって駆動される。アーム122
が回動することによって、白色板120はハウジング1
4の上方の位置とハウジング14の前方の位置(即ち、
ハウジング14内のカメラの撮影方向の位置)との間で
移動する。
【0025】CPU90は、SCI100を介して操作
ユニット12からオールオートスイッチ48がオンされ
たことを示す指令信号が与えられると、オールオートの
処理を実行する。オールオートの処理は、カメラ106
にオートホワイトバランス、オートブラックバランス、
オートアイリスのコマンドをSCI102を介して順に
与え、カメラ106にこれらの処理を順に実行させるも
ので、これによって、カメラの複数の制御項目について
の初期設定が自動的に実行される。このオールオートの
処理の際に、カメラ106にオートホワイトバランスの
コマンドを与え、カメラ106(カメラ本体)にホワイ
トバランス調整を実行させる際には、CPU90は、白
色板120をハウジング14の前方に配置するようにバ
ス104及び出力I/F98を介して制御回路110に
指令する。ホワイトバランス調整を実行させないときに
は白色板120をハウジング14の上方に配置させてお
く。
【0026】また、CPU90は、上述のようにカメラ
106にホワイトバランス調整を実行させる際に、上記
光センサー108によって明るさを測定し、その測定結
果を入力I/F96及びバス104を介して取得する。
そして、その測定結果から夜(暗い)と判定した場合に
は、バス104及び出力I/F98を介して照明ライト
112を点灯させ照明ライト112により白色板120
を照明する。これによって、暗い場合でも適切にホワイ
トバランス調整が行われる。
【0027】尚、白色板120を使用してホワイトバラ
ンス調整を行うことは必ずしも必要ではなく、白色板1
20を撮影する代わりに所定の白い被写体を撮影してホ
ワイトバランス調整を行うこともできる。また、暗い場
合には、その被写体を照明ライトにより照明することも
できる。このような方法でホワイトバランス調整を行う
場合には、予めその被写体を撮影するためのショット
(パン位置、チルト位置、ズーム位置)を図示しない不
揮発性メモリに登録しておき、ホワイトバランス調整を
行う際には、図示しないパンモータ、チルトモータ及び
レンズを駆動してそのショットを再生する。
【0028】以下、白色板120を使用しないでホワイ
トバランス調整を行う場合のオールオートの処理手順を
図5のフローチャートで説明する。白色板120を使用
する場合についても適宜説明する。まず、CPU90
は、処理を開始すると、操作ユニット12のSCI80
からSCI100を介して与えられる指令信号に基づい
て、オールオートスイッチ48がオンされたか否かを判
定する(ステップS10)。NOと判定した場合には、
以下のオールオートの処理を実行しない。一方、YES
と判定した場合には、オールオートの処理を開始し、ま
ず、昼か否かを判定する(ステップS12)。この判定
では、光センサー108によってハウジング14外部の
明るさを測定し、その測定結果を入力I/F96及びバ
ス104を介して取得する。そして、その測定結果に基
づいて昼か否かを判定する。尚、雲台10の制御部に時
計機能がある場合には、光センサー108を用いる代わ
りに現在時刻から昼か否かを判定してもよい。
【0029】この判定処理において、NOと判定した場
合には、照明ライトによって予め決められた白い被写体
を照明する(ステップS14)。一方、YESと判定し
た場合には照明を行わない。そして、その白い被写体の
ショットを実行する(ステップS16)。白い被写体の
ショットを実行すると、予め登録されたパン位置、チル
ト位置、ズーム位置に設定され、その白い被写体がカメ
ラ106で撮影される。上述のように白色板120をハ
ウジング14の前方に配置可能にした場合には、CPU
90は、バス104及び出力I/F98を介して制御回
路110に指令信号を与え、白色板120をハウジング
14の前方に配置させる。この場合、ステップS16の
ショットの実行は不要である。また、ステップS12に
おいて昼ではないと判定した場合には、白色板120を
照明ライト112で照明する。尚、昼の場合でも、白色
板120の撮影面側が影になっていると、適切にホワイ
トバランス調整を行うことができないため、例えば、現
在時刻から太陽の位置を把握し、白色板120の撮影面
側が影になっているか否かを判断すると共に、影になっ
ていると判断した場合には照明ライト112によって白
色板120を照明するようにしてもよいし、又は、白色
板120の撮影面側が影にならないようにパン/チルト
位置を自動で変更するようにしてもよい。
【0030】続いてCPU90は、バス104及びSC
I102を介してオートホワイトバランス(AWB)の
コマンドをカメラ106に与え、カメラ106にホワイ
トバランス調整を実行させる(ステップS18)。ホワ
イトバランス調整が終了した場合には、白い被写体のシ
ョットを実行する前のショットに復帰させ、又は、白色
板120の位置をハウジング14の上方に復帰させる。
【0031】次にCPU90は、バス104及びSCI
102を介してオートブラックバランス(ABB)のコ
マンドをカメラ106に与え、カメラ106にブラック
バランス調整を実行させる(ステップS20)。そし
て、ブラックバランス調整が終了すると、CPU90
は、バス104及びSCI102を介してカメラ106
にオートアイリスのコマンドを与える(ステップS2
2)。これによって、アイリスがマニュアルに設定され
ていた場合にはオートに変更される。
【0032】以上のオールオートの処理手順では、カメ
ラの制御項目のうち、ホワイトバランス、ブラックバラ
ンス、アイリスに関するものについてのみ初期設定する
ようになっているが、他の制御項目についても初期設定
を行うようにすることは可能である。例えば、カメラの
ゲイン、シャッタースピード、NDフィルターについて
も、光センサー108によって測定したハウジング14
外部の明るさに基づいて好適な条件に初期設定すること
もできる。また、カメラの制御項目のうちズーム、フォ
ーカスに関しても所定の初期位置に初期設定することも
可能である。更に、カメラの制御項目に限らず、操作ユ
ニット12の操作部材の操作に基づいて制御される制御
項目、例えば、パン、チルト等についても所定の初期状
態に初期設定できるようにすることも可能である。
【0033】また、オールオートにおいて初期設定が行
われる制御項目は、上述の場合に限らず、ホワイトバラ
ンス、ブラックバランス、アイリス、ゲイン、シャッタ
ースピード、NDフィルター、パン、チルト、ズーム、
フォーカス等の多数の制御項目のうち少なくともいずれ
か2つが含まれるようにすれば任意である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るリモコ
ン雲台システムによれば、1つのスイッチをオンするこ
とによって、操作ユニットの操作部材の操作に基づいて
制御される複数の制御項目について個別にスイッチ操作
を行うことなく、初期設定が自動的に行われるため、操
作者の負担が軽減されると共に、操作ミスを削減するこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るリモコン雲台システムの
一実施の形態を示す全体構成図である。
【図2】図2は、操作ユニットの操作部材の例を示した
平面図である。
【図3】図3は、リモコン雲台システムの制御部の構成
を示したブロック図である。
【図4】図4は、ホワイトバランス調整に使用される白
色板の設置構造を示した図である。
【図5】図5は、オールオートの処理手順を示したフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
10…リモコン雲台(雲台)、12…操作ユニット、4
8…オールオートスイッチ、70、90…CPU、10
6…カメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H002 AB02 GA61 HA11 JA08 2H105 AA12 5C022 AB00 AB62 AB65 AC27 AC31 AC69

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ユニットに設けられた各種操作部材
    の操作に基づいて、雲台及び雲台に搭載されたカメラを
    制御するリモコン雲台システムにおいて、 前記操作ユニットに設けられ、前記操作ユニットの操作
    部材の操作に基づいて制御される複数の制御項目につい
    て初期設定を同時に指示するための1つのスイッチと、 前記スイッチがオンされると、前記複数の制御項目につ
    いて初期設定を実行する制御手段と、 を備えたことを特徴とするリモコン雲台システム。
  2. 【請求項2】 前記スイッチがオンされることによって
    初期設定される制御項目は、ホワイトバランス、ブラッ
    クバランス、ゲイン、シャッタースピード、パン、チル
    ト、ズーム、フォーカス、及び、絞りに関するもののう
    ち、少なくともいずれか2つ以上を含むことを特徴とす
    る請求項1のリモコン雲台システム。
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