JPH11352382A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JPH11352382A
JPH11352382A JP17811398A JP17811398A JPH11352382A JP H11352382 A JPH11352382 A JP H11352382A JP 17811398 A JP17811398 A JP 17811398A JP 17811398 A JP17811398 A JP 17811398A JP H11352382 A JPH11352382 A JP H11352382A
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JP17811398A
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Takeshi Demura
健 出村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラシステムに関する撮影条件を操作部材
の操作により行う光学装置において、操作部材の誤操作
による撮影条件の変化を防止できる光学装置を提供する
こと。 【解決手段】 制御手段4へ撮影条件を記憶させる記憶
操作部材3の操作及び制御手段4にカメラシステムの復
帰をさせる復帰操作部材3の操作の有効/無効を切換え
る切換手段7を有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学装置、特にテレ
ビジョン撮影等に用いられるテレビカメラなどの光学装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン撮影等で用いられるテレビ
カメラには通常ズームレンズが使用される。ズームレン
ズでは望遠端と広角端では焦点深度が異なるため、一度
のフォーカス操作でズーム範囲全域でピントの合う映像
を得るためには、進度の浅い望遠端で最適なフォーカス
調整をする必要がある。そのため広範囲のズーミング中
にピントボケのない映像を要する場合は、被写体に対し
てフレーム決めをした後、ズーム位置を望遠端に移動し
てフォーカスを調整し、その後で元のズーム位置に戻す
操作をする使い方がある。こうした使い方はあらゆるズ
ーム位置でピントボケのない映像が得られるが、操作者
にとって操作が面倒であるという問題もある。
【0003】そこでこれを解消するために特許第253
6001号(特願昭63−2024号)に開示されてい
るように、スイッチを押すことにより自動的にズーム位
置を望遠端に移動し、フォーカスを最適な位置に調整し
た後、再度スイッチを押すことにより自動的に元のズー
ム位置に復帰する光学装置が考えられている。こうした
一連の動作は撮影準備を迅速に行うことを最大の目的と
しているため、操作スイッチも操作しやすい場所に設け
るのが一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述した
ように、操作スイッチを押してズーム位置を望遠端に移
動し、フォーカス調整後に再度元のズーム位置に戻す使
い方は、テレビレンズを使用する上では限定された場面
でのみ行われるものであり、例えば機動性を重視した報
道関連の撮影では使用頻度は極めて少ないものである。
【0005】一般的にレンズ操作は様々な撮影姿勢のも
とで行われ、撮影中に操作しやすい位置に設けたこの操
作スイッチを誤操作することにより勝手にズーム位置が
移動することは致命的な欠点となる。それゆえ、この操
作スイッチの使用頻度が低い撮影状況では操作スイッチ
を誤操作してもズーム位置が移動することのない撮影レ
ンズが望まれている。
【0006】本発明の目的は、カメラシステムに関する
撮影条件を操作部材の操作により行う光学装置におい
て、操作部材の誤操作による撮影条件の変化を防止でき
る光学装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光学装置は、 (1):カメラシステムに関する撮影条件を操作部材に
より操作して行う光学装置において、該カメラシステム
に関する撮影条件を記憶するために操作する記憶操作部
材と、該記憶操作部材の操作により記憶される撮影条件
に該カメラシステムを復帰させるために操作する復帰操
作部材と、該記憶操作部材の操作により該撮影条件を記
憶部に記憶すると共に該復帰操作部材の操作により該カ
メラシステムを該撮影条件に復帰させるよう制御する制
御手段と、該制御手段へ該撮影条件を記憶させる該記憶
操作部材の操作又は/及び該制御手段に該カメラシステ
ムの復帰をさせる該該復帰操作部材の操作の有効/無効
を切換える切換手段とを有することを特徴としている。
【0008】特に、 (1−2):前記(1)の光学装置において、前記制御
手段は、前記記憶操作部材の操作により前記撮影条件と
してのズーム位置を前記記憶部に記憶した後、前記カメ
ラシステムに関するズーミングのみを所定のズーム位置
に変化させると共にフォーカス条件の修正操作を受け、
前記復帰操作部材の操作により前記カメラシステムを前
記記憶部に記憶されたズーム位置に復帰させるよう制御
すること、 (1−3):前記(1)又は(1−2)の光学装置にお
いて、前記憶操作部材又は/及び前記復帰操作部材の操
作の有効/無効を切換える切換手段は、電気的にON/
OFFするように構成されていること、 (1−4):前記(1)又は(1−2)の光学装置にお
いて、前記憶操作部材又は/及び前記復帰操作部材の操
作の有効/無効を切換える切換手段は、メカニカルに前
記記憶操作部材及び前記復帰操作部材が操作可能/操作
不能な状態に切換わるように構成されていること、 (1−5):前記(1)乃至(1−4)の何れかの光学
装置において、前記記憶操作部材又は/及び前記復帰操
作部材の操作の有効/無効モードを表示する表示手段を
有すること、 (1−6):前記(1−5)の光学装置において、前記
表示手段を撮影装置と一体に設けられたドライブユニッ
トの外装面に設けていること、 (1−7):前記(1−5)の光学装置において、前記
表示手段を撮影装置のビューファインダの内部に設けて
いること、 (1−8):前記(1)乃至(1−7)の何れかの光学
装置において、前記記憶操作部材は前記カメラシステム
に関する撮影条件を複数記憶できるように構成されてい
ること、 (1−9):前記(1)乃至(1−8)の何れかの光学
装置において、前記記憶操作部材と前記復帰操作部材は
単一の操作部材で構成されていることなどを特徴として
いる。
【0009】前記(1)の如く構成することにより、記
憶操作部材又は/及び復帰操作部材の誤操作による撮影
条件の変化を防止できる。
【0010】また前記(1−2)の如き構成することに
より、前述した効果に加え、ズーム全域にわたりピント
の合う撮影準備を迅速に行うことができる。
【0011】また前記(1−3)の如き構成することに
より、切換手段を安価に実現できる。
【0012】また前記(1−4)の如き構成することに
より、記憶操作部材又は/及び復帰操作部材の操作可能
/操作不能な操作状態を操作感触で確認することができ
る。
【0013】また前記(1−5)の如き構成することに
より、記憶操作部材又は/及び復帰操作部材の操作の有
効/無効モードを目視で容易に確認することができる。
【0014】また前記(1−6)の如き構成することに
より、記憶操作部材又は/及び復帰操作部材の操作の有
効/無効モードを外部から目視で容易に確認することが
できる。
【0015】また前記(1−7)の如き構成することに
より、使用者は被写体に専念しながら記憶操作部材又は
/及び復帰操作部材の操作の有効/無効モードの確認を
行うことができる。
【0016】また前記(1−8)の如き構成することに
より、撮影条件を操作する際の使い勝手の向上を図る事
ができる。
【0017】また前記(1−9)の如き構成することに
より、記憶操作部材と復帰操作部材の使い勝手の向上を
図る事ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明に係る光学装置の実施形態
例を以下に説明する。なお、本実施形態例では光学装置
としてテレビジョン撮影等に用いられるテレビカメラを
例示している。
【0019】(第1の実施形態例)本実施形態例を図1
及び図2に基づいて詳細に説明する。図1は本実施形態
例の光学装置(テレビカメラ)においてカメラシステム
に関する撮影条件の有効/無効の切換えを可能とするシ
ステム構成図、図2は光学装置(テレビカメラ)の外観
を表したものである。
【0020】本実施形態例の光学装置は、不図示のテレ
ビカメラ本体と図2に示す撮影装置としての撮影レンズ
20とドライブユニット2とからなる。撮影レンズ20
における筐体本体としての固定鏡筒21には、図示しな
い光軸を有する光学部材であるフォーカスレンズ、ズー
ムレンズ、アイリスなどをそれぞれ操作するための略円
筒形状の操作リング22,1,23が回転自在に設けら
れている(図2参照)。なお、本実施形態例では、カメ
ラシステムに関する各種の撮影条件(フォーカスレン
ズ、ズームレンズ、アイリスなど)のうち、ズームレン
ズのズーミング、フォーカシング等を設定、又は修正す
る場合を説明する。
【0021】図2において、1はズームリングで、この
ズームリング1を回転操作することで固定鏡筒21内の
ズームレンズのズーム位置が変化する。2はドライブユ
ニットでこの中にはズームリング1を駆動するモータや
制御回路等が格納されている。
【0022】3ズームレンズのズーム位置記憶、及びズ
ーム望遠端移動及び、ズーム位置復帰の3つの機能を兼
ねた操作スイッチ(記憶操作部材及び復帰操作部材)で
ある。操作スイッチ3は押圧することで操作信号を送出
するように構成されている。図1において、4は制御手
段としての演算回路である。演算回路4は操作スイッチ
3からの操作信号に基づいて記憶部としてのメモリ部5
及び駆動手段としてのレンズ駆動回路6を制御する。メ
モリ部5は演算回路4からの信号に基づいてズーム位置
を記憶し、又、読み出しを行っている。レンズ駆動回路
6は演算回路4からの信号に基づいて作動し、ズーム望
遠端移動及びズーム位置復帰を行う。7は操作スイッチ
3の操作の有効/無効を切換える切換手段としてのモー
ド切換えスイッチで、操作スイッチ3と演算回路4との
間に設けられている。モード切換えスイッチ7は図3に
示すように、切換えつまみ8の操作により電気的にON
/OFFを切換えるスイッチ構成とされてドライブユニ
ット2の底面(不図示)に設けられている。
【0023】次に、本実施形態例の光学装置の動作を説
明する。
【0024】モード切換えスイッチ7のON状態で操作
スイッチ3を押すと図示しない位置検知センサが検知し
たズームレンズの現在のズーム位置でのデータを演算回
路4の演算結果にもとづいてメモリ部5へ記憶する。こ
の時、操作スイッチ3を押し続けることによりズーム位
置はドライブユニット2の内部に設けたモータ(図示せ
ず)とレンズ駆動回路6により望遠端まで移動する。深
度の浅い望遠端でフォーカス用操作リング22を用いて
フォーカスを適切に調整した後で、操作スイッチ3を離
すとメモリ部5に記憶されたズーム位置データを基に演
算回路4で演算し、レンズ駆動回路6によりレンズ位置
を元の位置に復帰する。これにより、ズーム全域にわた
りピントの合う撮影準備を迅速に行うことができる。
【0025】モード切換えスイッチ7は例えば報道関連
の撮影に代表されるように望遠端でのフォーカス合わせ
(フォーカス調整)を不要とする場合に、切換えつまみ
8の操作によりモード切換えスイッチ7をOFFに設定
する。この場合、演算回路4への操作信号の送出が遮断
されるので、操作スイッチ3を誤操作してもズーム位置
が変化することがない。即ち、モード切換えスイッチ7
をOFFに設定して演算回路4への操作信号の送出を遮
断することで、操作スイッチ3の誤操作によるズーム位
置記憶、ズーム望遠端移動及びズーム位置復帰を無効に
して、ズームレンズの撮影条件の変化を防止している。
【0026】また制作関連の撮影に代表されるように望
遠端でのフォーカス合わせを必要とする場合には、切換
えつまみ8の操作によりモード切換えスイッチ7をON
に設定する。この場合、演算回路4に操作信号が送出さ
れるので、望遠端でのフォーカス合わせ及びズーム位置
の復帰(レンズ位置の元の位置への復帰)を迅速に操作
可能な状態となる。即ち、モード切換えスイッチ7をO
Nに設定して演算回路4に操作信号を送出することで、
操作スイッチ3の操作によるズーム位置記憶、ズーム望
遠端移動及びズーム位置復帰を有効にして、ズームレン
ズの撮影条件の変化を可能にしている。
【0027】このように本実施形態例では、モード切換
えスイッチ7を電気的にOFFすることにより、操作ス
イッチ3の誤操作によるズームレンズの撮影条件の変化
を防止している。またモード切換えスイッチ7は電気的
にON/OFFする構成にしているので安価に作製でき
る。
【0028】(第2の実施形態例)図4は本実施形態例
の光学装置における操作スイッチ及びモード切換えつま
みを表したものである。
【0029】前述第1の実施形態例ではモード切換えス
イッチ7を切換えつまみ8の操作により電気的な信号の
ON/OFFで切換えるように構成した例を説明した
が、本実施形態例の光学装置では操作スイッチ3が押圧
可能/押圧不能となるようにモード切換えスイッチ7を
メカニカルに切換えできるように構成した点に特徴があ
る。その他の構成は前述第1の実施形態例の光学装置と
同じである。
【0030】図4において、3は操作スイッチで、その
機能は前述第1の実施形態例と同じである。9は切換手
段としてのモード切換えつまみで、このモード切換えつ
まみ9がONの位置の時は操作スイッチ3が押圧可能で
あり、モード切換えつまみ9がOFFの位置の時は操作
スイッチ3が押し込まれない機構となっている。即ちモ
ード切換えつまみ9がOFFの時は操作スイッチ3の操
作感触で操作不能であることを認識することができる。
【0031】このように本実施形態例では、モード切換
えつまみ9を用いてメカニカルに操作スイッチ3を押圧
不能に切換えることにより、操作スイッチ3の誤操作に
よるズームレンズの撮影条件の変化を防止している。ま
た操作スイッチ3をモード切換えつまみ9で押圧可能/
押圧不能にしているので、操作スイッチ3の操作可能/
操作不能な操作状態を操作感触で確認できる。
【0032】(第3の実施形態例)図5は本実施形態例
の光学装置の外観を表したものである。
【0033】本実施形態例の光学装置は前述第1及び第
2の実施形態例の操作スイッチ3の操作の有効/無効の
モードを表示する表示手段としてのLED10をドライ
ブユニット2の外装面に設けたことを特徴としている。
その他の構成は前述第1及び第2の実施形態例の光学装
置と同じである。
【0034】LED10はモード切換えスイッチ7と電
気的に接続されており、スイッチ7がONの状態で操作
スイッチ3が有効である場合はLEDが点灯し、スイッ
チ7がOFFの状態で操作スイッチ3が無効である場合
はLEDは消灯している。
【0035】このように本実施形態例では、操作スイッ
チ3の操作の有効/無効を表示するLED10をドライ
ブユニット2に設けることにより、操作スイッチ3の有
効/無効モードの状態を目視で容易に確認することがで
きる。
【0036】(第4の実施形態例)図6,図7は本実施
形態例の光学装置における撮影レンズのビューファイン
ダ及びその構成図を表したものである。
【0037】本実施形態例の光学装置は前述第1及び第
2の実施形態例の操作スイッチ3の操作の有効/無効の
モードを表示する表示手段としてのモード表示部11を
撮影レンズ20のビューファインダ12に表示させるよ
うに構成したことを特徴としている。ビューファインダ
12はカメラ本体に内蔵されたビューファインダ制御回
路16で表示内容が制御される。図7に示すようにモー
ド切換えスイッチ7のONあるいはOFFの状態をレン
ズ側からカメラ側へ送り、現在のモードをビューファイ
ンダ制御回路16がビューファインダ12に表示する構
成になっている。その他の構成は前述第1及び第2の実
施形態例の光学装置と同じである。
【0038】このようにモード表示部11をビューファ
インダ12に設けることにより、カメラマンは被写体に
専念しながら操作スイッチ3の操作の有効/無効モード
の状態を把握することができる。
【0039】(第5の実施形態例)図8は本実施形態例
の光学装置における操作スイッチを表したものである。
【0040】本実施形態例の光学装置はズームの復帰位
置を複数個記憶できることに特徴がある。また前述第1
の実施形態例において一体になった単一のズーム位置記
憶用及びズーム位置復帰用の操作スイッチ3がそれぞれ
個別のスイッチとして独立していることに特徴がある。
その他の構成は前述第1の実施形態例の光学装置と同じ
である。
【0041】図8において、13はズーム位置記憶操作
スイッチ(記憶操作部材)、14は切換手段としての操
作ダイアル、15はズーム位置復帰操作スイッチ(復帰
操作部材)15であり、これらの部材13,14,15
は何れも図1に示す制御手段としての演算回路4に電気
的に接続されている。演算回路4はズーム位置記憶操作
スイッチ13、操作ダイアル14及びズーム位置復帰操
作スイッチ15からの操作信号に基づいてメモリ部(記
憶部)5及びレンズ駆動回路6を制御する。
【0042】本実施形態例の光学装置にあっては、操作
ダイアル14を予め所望の記憶番号(図中1あるいは
2)にセットした後にズーム位置記憶操作スイッチ13
を押すと、その時のズーム位置が該記憶番号のズーム位
置データとしてメモリ部5に記憶される。ここでは前述
第1の実施形態例で述べたようにズームレンズが望遠端
に自動的に電動駆動されることはない。その後ズーム位
置を任意に操作した後、操作ダイアル14を所望の記憶
位置(図中1あるいは2)に合わせてズーム位置復帰操
作スイッチ15を操作(押圧操作)すると、ズームレン
ズは該記憶番号のズーム位置に復帰する。このように本
実施形態例では、ズームレンズの記憶位置を2箇所設
け、画角決めの操作性を向上している。
【0043】また操作ダイアル14を予めOFFにセッ
トすると、ズーム位置復帰操作スイッチ15を操作して
もズーム位置は変わらず、ズーム位置復帰操作スイッチ
15の誤操作によるズーム動作を防止している。ここで
操作ダイアル14をOFFにセットしたときのズーム動
作を防止する方法として、前述第1の実施形態例で述べ
たように電気的にズーム位置復帰操作スイッチ15の操
作信号を遮断する方法でも、あるいは前述第2の実施形
態例で述べたようにズーム位置復帰操作スイッチ15が
メカニカルに押圧できない構造にする方法でも構わな
い。さらに予め操作ダイヤル14をOFFにセットする
ことで、ズーム位置記憶操作スイッチ13の機能(操
作)を無効にし、ズーム位置記憶操作スイッチ13の誤
操作によるズーム位置の記憶防止を図ることも可能であ
る。つまり操作ダイアル14をOFFにセットすること
でズーム位置記憶操作スイッチ13又はズーム位置復帰
操作スイッチ15の操作を無効にするように構成されて
いる。
【0044】さらに予め操作ダイアル14を図中TEL
Eの位置に合わせると、この時に限りズームレンズは前
述第1の実施形態例と同様の動作を行なう。即ちズーム
位置復帰操作スイッチ15の操作と同時にその時のズー
ム位置を記憶し、ズームレンズが望遠端まで電動駆動さ
れる。ズーム位置復帰操作スイッチ15を押し続けた状
態でフォーカス調整をした後、ズーム位置復帰操作スイ
ッチ15を離すとズームレンズは元のズーム位置へ復帰
する。
【0045】以上説明した実施形態例では、カメラシス
テムに関する各種の撮影条件(フォーカスレンズ、ズー
ムレンズ、アイリス、マクロなど)のうち、所定の撮影
条件としてズームレンズのズーミング、フォーカシング
等を設定、又は修正するズーム位置に関して述べたが、
本発明の光学装置は該ズーム位置に限らず、フォーカ
ス、アイリス、マクロ等の光学部材や、雲台装置のパン
・チルトの撮影姿勢等、他の撮影条件に関わるものであ
っても好適に適用することができる。また操作スイッチ
3の位置はドライブユニット2に限らず、レンズ本体
(撮影レンズ20)やエクステンダーユニットの外装
面、カメラ本体でも構わない。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記憶操作部材又は/及び復帰操作部材の操作の有効/無
効を切換える切換手段を有する構成としたので、操作部
材の誤操作により発生する不具合を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態例の光学装置のシステム構成図
である。
【図2】同光学装置の外観図である。
【図3】同光学装置のスイッチ構成図である。
【図4】第2の実施形態例の光学装置におけるスイッチ
構造図である。
【図5】第3の実施形態例の光学装置の外観図
【図6】第4の実施形態例の光学装置におけるビューフ
ァインダ構造図である。
【図7】第4の実施形態例の光学装置におけるビューフ
ァインダ表示構造図である。
【図8】第5の実施形態例の光学装置におけるスイッチ
構造図である。
【符号の説明】
2 ドライブユニット 3 操作スイッチ(記憶操作部材及び復帰操作部
材) 4 演算回路(制御手段) 5 メモリ部(記憶手段) 7 モード切換えスイッチ(切換手段) 9 モード切換えつまみ(切換手段) 10 LED(表示手段) 11 モード表示部(表示手段) 13 ズーム位置記憶操作スイッチ(記憶操作部
材) 14 操作ダイアル(切換手段) 15 ズーム位置復帰操作スイッチ(復帰操作部
材) 21 撮影レンズ(撮影装置)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラシステムに関する撮影条件を操作
    部材により操作して行う光学装置において、 該カメラシステムに関する撮影条件を記憶するために操
    作する記憶操作部材と、該記憶操作部材の操作により記
    憶される撮影条件に該カメラシステムを復帰させるため
    に操作する復帰操作部材と、該記憶操作部材の操作によ
    り該撮影条件を記憶部に記憶すると共に該復帰操作部材
    の操作により該カメラシステムを該撮影条件に復帰させ
    るよう制御する制御手段と、該制御手段へ該撮影条件を
    記憶させる該記憶操作部材の操作又は/及び該制御手段
    に該カメラシステムの復帰をさせる該該復帰操作部材の
    操作の有効/無効を切換える切換手段とを有することを
    特徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記記憶操作部材の操
    作により前記撮影条件としてのズーム位置を前記記憶部
    に記憶した後、前記カメラシステムに関するズーミング
    のみを所定のズーム位置に変化させると共にフォーカス
    条件の修正操作を受け、前記復帰操作部材の操作により
    前記カメラシステムを前記記憶部に記憶されたズーム位
    置に復帰させるよう制御することを特徴とする請求項1
    記載の光学装置。
  3. 【請求項3】 前記憶操作部材又は/及び前記復帰操作
    部材の操作の有効/無効を切換える切換手段は、電気的
    にON/OFFするように構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 前記憶操作部材又は/及び前記復帰操作
    部材の操作の有効/無効を切換える切換手段は、メカニ
    カルに前記記憶操作部材及び前記復帰操作部材が操作可
    能/操作不能な状態に切換わるように構成されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の光学装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶操作部材又は/及び前記復帰操
    作部材の操作の有効/無効モードを表示する表示手段を
    有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に
    記載の光学装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段を撮影装置と一体に設けら
    れたドライブユニットの外装面に設けていることを特徴
    とする請求項5記載の光学装置。
  7. 【請求項7】 前記表示手段を撮影装置のビューファイ
    ンダの内部に設けていることを特徴とする請求項5に記
    載の光学装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶操作部材は前記カメラシステム
    に関する撮影条件を複数記憶できるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載
    の光学装置。
  9. 【請求項9】 前記記憶操作部材と前記復帰操作部材は
    単一の操作部材で構成されていることを特徴とする請求
    項1乃至8の何れか一項に記載の光学装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057524A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Canon Inc 撮像装置及びそのレンズ制御方法、並びに記憶媒体
JP2012142717A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Nikon Corp 撮像装置

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