JP4337160B2 - カメラ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、より少ない操作部材の数で種々の撮影条件の設定が可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
撮影者が特に撮影条件を設定することなく、レリーズスイッチを操作するだけで、撮影条件はすべてカメラ内部で自動的に設定されて撮影動作が実行される、いわゆる全自動カメラと呼ばれるカメラがある。一方、単発撮影か連写か、閃光装置を発光するかしないか、自動焦点調節か手動焦点調節か、自動露光かマニュアル露光か、分割測光か中央部重点測光か、絞り値やシャッタ速度をいくらにするか等、種々の撮影条件を撮影者が選択切換可能なカメラもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、種々の撮影条件を撮影者が選択切換可能なカメラでは、選択切換可能な選択肢が増すにつれてカメラが大型化したり操作性が低下するという問題点を有していた。これは、上述した選択肢が増すにつれて操作部材の数を増す必要のあることに起因する。つまり、たくさんの操作部材をカメラに設けるためには設置スペースを必要とし、カメラが大型化する。また、操作部材が多数配設されているため、撮影者は所望の撮影条件の選択切換に際してどの操作部材を操作したらよいのか瞬時に判断できず、これが操作性低下の原因となる。
【0004】
上記問題点を解決するため、一つの操作部材を繰り返し操作することにより複数の撮影条件のうちの一つを選択することが可能なものもある。この場合、操作部材が操作されることにより設定された撮影条件が何であるかを示す液晶パネル等の表示装置がカメラに設置される。撮影者は、その表示を見ながら操作部材を繰り返し操作し、所望の撮影条件が表示されたときに上述した操作部材の操作を停止することで撮影条件を切換設定することができる。
【0005】
しかし、カメラの多機能化が進むにつれて一つの操作部材を繰り返し操作することにより切換設定可能な選択肢の数が増す傾向があり、所望の撮影条件を設定するまでの間に何度も操作部材を操作する必要がある。また、表示装置には、その設置スペースに制限があるため、撮影条件はごく簡素な絵文字等によって表示される。このときに設定される頻度の少ない撮影条件が表示されると、撮影者はその絵文字がどのような撮影条件を表しているのかが分からずに混乱したり、誤った撮影条件の設定を気づかぬうちにしてしまうこともあった。
【0006】
本発明は、撮影者の混乱を招くことなく、より少ない操作部材で多くの撮影条件を設定可能なカメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1に記載の発明に係るカメラは、一時的に押し、そして離す操作を繰り返し行うことにより、複数の撮影条件からなる第1の選択肢中のいずれかの撮影条件を順次選択切換可能な第1の操作部材と、第1の操作部材を押した状態で繰り返し操作することにより、第1の選択肢とは異なる複数の撮影条件からなる第2の選択肢中のいずれかの撮影条件を順次選択切換可能な第2の操作部材と、第1の操作部材が押された状態で第2の操作部材が操作されていない場合には、第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化した後に第1の選択肢中の撮影条件を変更する制御手段、を備えることを特徴とする。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、制御手段は、第1の操作部材が押された状態で第2の操作部材が操作された場合には、第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化した後においては第1の操作部材が選択していた第1の選択肢中の撮影条件を変更しないことを特徴とする。
(3)請求項3の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、制御手段は、第1の操作部材が押された状態で第2の操作部材が操作された場合には、第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化すると、第2の操作部材の操作によって選択された第2の選択肢中の撮影条件を設定することを特徴とする。
(4)請求項4の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、複数の撮影条件からなる第2の選択肢の撮影条件は、複数の撮影距離を有するプリセットフォーカスモードであり、複数の撮影距離の各々は、第1の操作部材が押された状態での第2の操作部材の操作によって選択され、制御手段は、第1の操作部材が押された状態で第2の操作部材が操作された場合には、第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化すると、第2の操作部材の操作によって選択された撮影距離のプリセットフォーカスモードを設定することを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、制御手段は、第1の操作部材が押された状態で第2の操作部材が操作された場合には、第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化すると、第2の操作部材の操作によって選択された第2の選択肢中の撮影条件を設定するが、第1の操作部材が選択していた第1の選択肢中の撮影条件を変更せず、その後に第1の操作部材が押されて再度離されると、選択されていた第1の選択肢の撮影条件を設定することを特徴とする。
(6)請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載のカメラにおいて、第2の操作部材は、被操作量に応じて電気信号を出力するダイヤル操作部材であることを特徴とする。
【0008】
なお、本発明の構成を説明する上記課題を解決するための手段の項では、本発明を分かり易くするために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1〜図5を参照して本発明が適用される電子カメラについて説明する。電子カメラ100を被写体側から見た様子を示す図1において、電子カメラ100は大きく分けて本体部30とカメラ部40とで構成される。本体部30とカメラ部40とは軸AXを介し、紙面の水平方向に対して平行な方向に延在する回動軸を中心として相対回動可能に連結される。
【0010】
本体部30の上面にはレリーズスイッチ26、測光モード切換スイッチ21、画質モード切換スイッチ22、フォーカスモード切換スイッチ23、閃光撮影モード切換スイッチ24、そして液晶表示部1が配設される。なお、以下では液晶表示部1を「LCD1」と称する。本体部30に形成されるグリップ部30aの上部には、ダイヤルスイッチ28が配設される。このダイヤルスイッチ28は、矢印aで示されるように時計回り方向または半時計回り方向に回転操作可能である。本体部30の後方の面にはズームスイッチ25が配設される。
【0011】
カメラ部40には、焦点距離可変の撮影レンズ42、そして閃光装置44などが配設される。
【0012】
図2は、電子カメラ100の内部構成を概略的に示すブロック図である。電子カメラ100の動作を統括制御するCPU50には、ダイヤルスイッチ28と、レリーズスイッチ26と、測光モード切換スイッチ21と、画質モード切換スイッチ22と、フォーカスモード切換スイッチ23と、閃光撮影モード切換スイッチ24と、ズームスイッチ25とが接続される。CPU50にはまた、LCD1と、閃光装置44とズーム駆動部45とフォーカス駆動部46とシャッタ48と、CCD47と、ASIC60とが接続される。
【0013】
上述したスイッチのうち、レリーズスイッチ26、測光モード切換スイッチ21、画質モード切換スイッチ22、フォーカスモード切換スイッチ23、閃光撮影モード切換スイッチ24、そしてズームスイッチ25は押されるとオンし、離されるとオフするモーメンタリ動作のプッシュスイッチである。この中でズームスイッチ25は2回路のスイッチであり、図2のT側に倒すことで端子25aの側がオンする一方、W側に倒すことで端子25bの側がオンするいわゆるシーソータイプのスイッチである。
【0014】
ダイヤルスイッチ28は、基板28dと、基板28dに接触する3本のブラシ28a、28bおよび28cとで構成される。ブラシ28a、28bおよび28cのうち、ブラシ28cは接地され、信号はブラシ28aおよび28bから出力される。ダイヤルスイッチ28の回転に伴い、ブラシ28aおよび28bからは互いに位相のずれた2相のパルス信号が出力される。これら2相のパルス信号の位相差は、ダイヤルスイッチ28の回転方向に応じて変化する。このため、CPU50はダイヤルスイッチ28の回転方向とダイヤルスイッチ28から出力されるパルス数とを検知することができる。
【0015】
CPU50とASIC60との間に敷設されるデータバスDBには、RAM52と、ROM54とが接続され、さらにコネクタ56aを介してカード状のフラッシュメモリ56が電子カメラ100に対して挿脱可能に接続される。
【0016】
LCD1は、上述したスイッチを介して撮影者により設定された撮影条件や撮影可能駒数等を表示するためのものである。このLCD1については後で詳しく説明する。閃光装置44は、CPU50からの発光指令信号に基づいて閃光を発する。
【0017】
ズーム駆動部45は、CPU50から出力される制御信号に基づき、撮影レンズ42を構成する複数のレンズ群をこれらレンズ群の光軸方向に相対移動させて撮影レンズ42の焦点距離を変化させるためのものである。撮影レンズ42には、設定された焦点距離に応じた信号を発するためのズームエンコーダ(不図示)が内蔵され、この信号はCPU50に出力される。
【0018】
フォーカス駆動部46は、CPU50から出力される制御信号に基づいて撮影レンズ42内のフォーカシングに係るレンズをその光軸方向に移動させるためのものである。
【0019】
シャッタ48は、撮影レンズ42を経てCCD47に入射する被写体光を遮断するためのものである。CCD47は、撮影レンズ42によって形成される被写体像を光電変換し、アナログの画像信号をASIC60に出力する。
【0020】
ASIC60は、CCD60より出力されるアナログ画像信号を所定のゲインで増幅してA/D変換し、画像データを生成する。ASIC60は、この画像データに階調補正や画像圧縮等の画像処理を施し、フラッシュメモリ56に記録する。ASIC60には、撮影モード時にはCCD47から出力される画像信号に基づく画像を表示し、再生モード時にはフラッシュメモリ56から読み出した画像データに基づく画像を表示するための表示部62が接続されている。表示部62へ画像を表示する制御は、CPU50からASIC60に画像表示指令信号が出力されるのに応答してASIC60により行われる。この表示部は、図1に示される本体部30の後面に配設される。
【0021】
RAM52には、CPU50およびASIC60の双方からアクセス可能であり、大きく分けてCPU50用の作業領域とASIC60用の作業領域とに分けられる。CPU50用の作業領域は、変数の一時記憶エリアとして用いられ、またスタックエリアとしても用いられる。ASIC60用の作業領域は、撮影して得られる画像データを一時的に記憶し、階調補正や画像圧縮等の画像処理を施すためのエリアとして用いられる。ROM54には、CPU50が電子カメラ100を統括制御するための制御手順等が記憶される。
【0022】
電子カメラ100は、以上に説明したような内部構成を有する。撮影者は、測光モード切換スイッチ21、画質モード切換スイッチ22、フォーカスモード切換スイッチ23、閃光撮影モード切換スイッチ24、そしてダイヤルスイッチ28を操作し、後で詳しく説明する種々の撮影条件を設定する。撮影者はまた、ズームスイッチ25やレリーズスイッチ26を操作する。CPU50は、これらのスイッチを介して設定された撮影条件に基づいてズーム駆動部45、フォーカス駆動部46シャッタ48、CCD47、そしてASIC60に制御信号を発して撮影動作全体の制御を行う。
【0023】
図3は、本体部30の上面に配設されるLCD1、測光モード切換スイッチ21、画質モード切換スイッチ22、フォーカスモード切換スイッチ23そして閃光撮影モード切換スイッチ24を拡大して示したものである。また、図4は上述したスイッチのいずれかを操作することによって設定される撮影条件が変化する様子を説明する図である。以下、図2〜図4を参照し、どのように種々の撮影条件が設定されるかについて説明する。
【0024】
図3においては、LCD1の表示セグメントをすべて表示させた状態を示しているが、実際には設定された撮影条件等に応じてこれらの表示セグメントのうちのいくつかが表示され、あるいは表示状態と非表示状態とが一定周期で繰り返される。なお、以下ではLCD1の表示セグメントを表示させることを「点灯」と称し、非表示にすることを「消灯」と称する。また、表示状態と非表示状態とを一定周期で繰り返すことを「点滅」と称する。LCD1の各表示セグメントの点灯、消灯、および点滅は、図2に示されるCPU50により制御される。
【0025】
表示セグメント10は、図2に示されるフラッシュメモリ56が電子カメラ100に装着されているか否かを表示するためのもので、フラッシュメモリ56が装着されている場合にこの表示セグメント10が点灯される。表示セグメント11は、電子カメラ100の電源である電池の残容量を表示するためのもので、電池の残容量の状態によって表示セグメント11の表示状態は変化する。表示セグメント12は、装着されるフラッシュメモリの空き容量や1駒の画像のファイルサイズ等によって決まる撮影可能駒数を表示するためのものである。以上に説明したもの以外の表示セグメントについては後で説明する。
【0026】
LCD1の近傍には測光モード切換スイッチ21、画質モード切換スイッチ22、フォーカスモード切換スイッチ23そして閃光撮影モード切換スイッチ24が配設される。それぞれのスイッチの近傍には、それぞれのスイッチの機能を説明する絵文字21a、22a、23a、そして24aが印刷や刻印等によって表示されている。上述したスイッチは、先に説明したようにいずれもモーメンタリ動作のプッシュスイッチであり、押して離す動作を繰り返すことにより後述するように各種の撮影条件を切り換えることができる。あるいは、プッシュスイッチに変えてタッチセンサ式のスイッチであっても、スライド式のスイッチであってもよいし、レバースイッチ等であってもよい。以下の説明では、これらのプッシュスイッチを押すことを「オンする」と称し、プッシュスイッチから指を離すことを「オフする」と称する。
【0027】
− 測光モード切換 −
測光モード切換スイッチ21は、電子カメラ100の測光モードを切り換えるためのスイッチである。撮影者は、測光モード切換スイッチ21をオンしてオフする動作を繰り返すことにより、分割測光モード、中央部重点測光モード、そしてスポット測光モードのうちのいずれかの測光モードに切り換えることができる。このときにLCD1の表示セグメントの切り替わる様子を図4(a)に示す。測光モード切換スイッチ21のオン、オフを繰り返すことにより測光モードは分割測光モード、中央部重点測光モード、スポット測光モード、そして再び分割測光モードとサイクリックに切り替わる。測光モードの切換にしたがって、LCD1の表示セグメントも図4(a)に示されるように切り替わる。このとき、測光モード切換スイッチ21をオンした時点では測光モードは切り替わらず、測光モード切換スイッチ21をオフしたときに測光モードが切り替わる。この理由については後で説明する。
【0028】
測光モード切換スイッチ21が撮影者により操作されて分割測光モードが選択された場合、LCD1の表示セグメント8a、8bおよび8cのうち、表示セグメント8aが点灯される。同様に、中央部重点測光が選択されたときには表示セグメント8bが、スポット測光モードが選択されたときには表示セグメント8cが点灯される。
【0029】
測光モード切換スイッチ21は、上述した測光モードを切り換えるときだけでなく、露出補正量を設定するときにも用いられる。以下、露出補正量の設定方法について説明する。
【0030】
撮影者は、露出補正量の設定に際して、測光モード切換スイッチ21をオンした状態で図1および図2に示すダイヤルスイッチ28を時計回り方向あるいは反時計回りの方向に回転操作する。以下、この操作を「測光モード切換スイッチ21とダイヤルスイッチ28とを同時操作する」と称する。このときCPU50は、ダイヤルスイッチ28の回転方向を検知するとともにダイヤルスイッチ28から出力されるパルス数を計数する。CPU50は、検出されたダイヤルスイッチ28の回転方向とパルス数とに基づいて設定露出補正量を変化させ、そのときの露出補正量について図4(a)の破線で囲われた記号および数字のいずれかを表示セグメント9で表示する。このようにして設定された露出補正量がゼロ以外のときには、表示セグメント9とともに表示セグメント8dを点灯または点滅させ、撮影者に注意を促す。
【0031】
上述のようにして露出補正量を設定する際、撮影者が測光モード切換スイッチ21をオフしたとき、CPU50は測光モード切換スイッチ21のオフを検知するが、撮影者が露出補正量の設定を目的としているものと判断して測光モードの切り換えは行わない。
【0032】
上述のように、CPU50は測光モード切換スイッチ21のオン操作ではなくオンからオフへの操作に応答して測光モードを切り換えるようにしたため、測光モード切換スイッチ21とダイヤルスイッチ28とを同時操作した場合には測光モードを切り換えることなく、露出補正量のみの設定が可能となる。つまり、測光モード切換スイッチ21のオン、オフ操作のみを繰り返すことにより、一の選択肢中の撮影条件のうちのいずれかを順次選択切換できる。そして、測光モード切換スイッチ21とダイヤルスイッチ28とを同時操作することにより上記一の選択肢とは異なる選択肢中の撮影条件のうちのいずれかを順次選択切換できる。
【0033】
− 画質モード切換 −
画質モード切換スイッチ22は、撮影して記録する画像のサイズを切り換えるためのスイッチである。撮影者は、画質モード切換スイッチ22をオンしてオフする動作を繰り返すことにより、撮影して記録する画像のサイズをCCD47の有効画素数で得られる最大の大きさであるフルサイズ、XGA(1024×768画素)、そしてVGA(640×480画素)のうち、いずれかの画質モードを選択することができる。このときにLCD1の表示セグメントの切り替わる様子を図4(b)に示す。画質モード切換スイッチ22のオン、オフを繰り返すことにより、画像のサイズはFULL、XGA、VGA、そして再びFULLと、サイクリックに切り替わる。画像のサイズの切換にしたがって、LCD1の表示セグメントも図4(b)に示されるように切り替わる。このとき、画質モード切換スイッチ22をオンした時点では画像のサイズは切り替わらず、画質モード切換スイッチ22をオフしたときに画像のサイズが切り替わるのは、先に説明した測光モード切換スイッチ21と同様である。
【0034】
画質モード切換スイッチ22が撮影者により操作されてFULLが選択された場合、LCD1の表示セグメント2a、2bおよび2cのうち、表示セグメント2aが点灯される。同様に、XGAが選択されたときには表示セグメント2bが、VGAが選択されたときには表示セグメント2cが点灯される。
【0035】
画質モード切換スイッチ22は、上述した画像のサイズを切り換えるときだけでなく、画像データの圧縮率を設定するときにも用いられる。以下、画像データの圧縮率の設定方法について説明する。
【0036】
撮影者は、画質モード切換スイッチ22をオンした状態で図1および図2に示すダイヤルスイッチ28を時計回り方向あるいは反時計回りの方向に回転操作する。以下、この操作を「画質モード切換スイッチ22とダイヤルスイッチ28とを同時操作する」と称する。このときCPU50は、ダイヤルスイッチ28の回転方向を検知するとともにダイヤルスイッチ28から出力されるパルス数を計数する。CPU50は、検出されたダイヤルスイッチ28の回転方向とパルス数とに基づいて画像データの圧縮率を変化させ、そのときの圧縮率に応じて図4(b)の破線で囲われた文字列のいずれかを表示セグメント3a、3b、3cおよび3dのうちのいずれかで表示する。画質モード切換スイッチ22とダイヤルスイッチ28とを同時操作した場合、この画質モードは変更されない。
【0037】
表示セグメント3aが表示されるHIモードでは、いわゆるCCD RAWデータと呼ばれる画像データがフラッシュメモリ56に記録される。このCCD RAWデータは、JPEG等の画像データ圧縮アルゴリズムによる非可逆画像圧縮がなされないため、画像圧縮にともなう画質の劣化が抑止される。表示セグメント3bが表示されるFINEモードにおいては、1/4程度に圧縮された画像データがフラッシュメモリ56に記録される。表示セグメント3cが表示されるNORMALモードにおいては、1/8程度に圧縮された画像データがフラッシュメモリ56に記録される。表示セグメント3dが表示されるBASICモードにおいては、1/16程度に圧縮された画像データがフラッシュメモリ56に記録される。
【0038】
上述のように画像データの圧縮率を設定する際、撮影者が画質モード切換スイッチ22をオフしたとき、CPU50は画質モード切換スイッチ22のオフを検知するが、撮影者が画像データの圧縮率の設定を目的としているものと判断して画質モードの切り換えは行わない。
【0039】
− フォーカスモード切換 −
フォーカスモード切換スイッチ23は、電子カメラ100のフォーカスモード等を切り換えるためのスイッチである。撮影者は、フォーカスモード切換スイッチ23をオンしてオフする動作を繰り返すことにより、AFモード、遠景ピント固定モード、マクロモード、そしてセルフタイマーモードのうちのいずれかのモードを選択することができる。このときにLCD1の表示セグメントの切り替わる様子を図4(c)に示す。フォーカスモード切換スイッチ23のオン、オフを繰り返すことによりフォーカスモードはAFモード、遠景ピント固定モード、マクロモード、セルフタイマーモード、そして再びAFモードとサイクリックに切り替わる。フォーカスモードの切換にしたがって、LCD1の表示セグメントも図4(c)に示されるように切り替わる。このとき、フォーカスモード切換スイッチ23をオンした時点ではなく、オフした時点でフォーカスモードが切り替わる。
【0040】
フォーカスモード切換スイッチ23が撮影者により操作されてAFモードが選択された場合、LCD1の表示セグメント4a、4b、4cおよび4dのうち、表示セグメント4aが点灯される。同様に、遠景ピント固定モードが選択されたときには表示セグメント4bが、マクロモードが選択されたときには表示セグメント4cが、そしてセルフタイマーモードが選択されたときには表示セグメント4dが点灯される。
【0041】
フォーカスモード切換スイッチ23は、上述したフォーカスモード等を切り換えるときだけでなく、予め設定された撮影距離にピントを合わせるプリセットフォーカスモードの設定および撮影距離の設定をするときにも用いられる。以下、プリセットフォーカスモードの設定およびプリセットフォーカスモード時の撮影距離の設定方法について説明する。
【0042】
撮影者は、フォーカスモード切換スイッチ23をオンした状態で図1および図2に示すダイヤルスイッチ28を時計回り方向あるいは反時計回りの方向に回転操作する。以下、この操作を「フォーカスモード切換スイッチ23とダイヤルスイッチ28とを同時操作する」と称する。このときCPU50は、ダイヤルスイッチ28の回転方向を検知するとともにダイヤルスイッチ28から出力されるパルス数を計数する。CPU50は、検出されたダイヤルスイッチ28の回転方向とパルス数とに基づいてプリセットフォーカスモード時の撮影距離を変化させ、そのときの撮影距離について図4(c)の破線で囲われた記号および数字のいずれかを表示セグメント5bで表示する。設定された撮影距離が無限遠の場合には表示セグメント5bが消灯され、表示セグメント5cが点灯される。また、設定された撮影距離が有限距離の場合には表示セグメント5cが消灯され、表示セグメント5bでその撮影距離が表示される。上記いずれの状態においてもCPU50は、プリセットフォーカスモードが設定されていることを示す表示セグメント5aを同時に点灯する。
【0043】
上述のようにプリセットフォーカスモードの設定および撮影距離の設定をした後、撮影者がフォーカスモード切換スイッチ23をオフするのをCPU50が検知する。CPU50は、フォーカスモード切換スイッチ23がオンされる前に設定されていたモードがAFモード、遠景ピント固定モードおよびマクロモードのうちのいずれかである場合にはこれらのモードは解除し、プリセットフォーカスモードを優先して設定する。なぜならば、上述した三つのフォーカスモードはプリセットフォーカスモードとは両立不可能なモードであり、一番最後に設定されたプリセットフォーカスモードを優先して設定するのが望ましいからである。したがって、プリセットフォーカスモードが設定される寸前に上記いずれかのフォーカスモードが設定されているのにともなって点灯されていた表示セグメント4a、4bおよび4cのうちのいずれかの表示セグメントは、プリセットフォーカスモードが設定された時点で消灯される。
【0044】
一方、プリセットフォーカスモードが設定される寸前のモードがセルフタイマーモードの場合には、このセルフタイマーモードが維持され、表示セグメント4dの点灯状態も維持される。CPU50は、上記いずれの場合においても、プリセットフォーカスモードが設定される寸前に設定されていたモードを記憶する。そして、上述のようにプリセットフォーカスモードおよび撮影距離の設定が完了した後にフォーカスモード切換スイッチ23がオンされ、そしてオフされたことを検知するとCPU50はプリセットフォーカスモードを解除し、記憶されていたフォーカスモードに戻す。CPU50がこのようにプリセットフォーカスモードの設定される以前に設定されていたモードに復帰させる制御を行うことにより、電子カメラの操作性が向上する。あるいは、フォーカスモード切換スイッチ23のオン・オフ操作によってプリセットフォーカスモードが解除されたときには常にAFモードに設定されるものであってもよい。
【0045】
ここで、上述のようにプリセットフォーカスモードが設定された場合における電子カメラの作動について説明する。プリセットフォーカスモードおよびプリセットフォーカスモード時の撮影距離が設定されるのに応じ、CPU50はフォーカス駆動部46に対して指令信号を発する。このとき、CPU50からフォーカス駆動部46に対して発せられる指令信号は、以下に述べる理由により、撮影レンズ42で設定されている焦点距離に応じて変化する。すなわち、ズームレンズは一般に、その結像位置を変化させることなく焦点距離を連続して可変なレンズとして定義される。しかし、実際にはズームレンズを構成するレンズ群の加工精度やこれらのレンズ群を保持する保持枠の加工精度、そしてズーミング動作にともなって各レンズ群の間隔を変化させるカムの加工精度等の製造誤差要因がある。このため、結像位置をまったく変化させることなく焦点距離を変化させることは困難である。そこで、本発明が適用される電子カメラにおいてCPU50は、設定されたプリセットフォーカスモード時の撮影距離に関する情報と撮影レンズ42の焦点距離に関する情報とを記憶する。そして、これら撮影距離に関する信号と焦点距離に関する情報とに基づいてフォーカス駆動部46に指令信号を発する。なお、撮影レンズ42で設定される焦点距離と、フォーカス駆動部46に出力すべき制御信号との対応関係は、カメラ製造工程で個々のカメラが有する製造誤差に対応したデータが記録される。このデータは、たとえばCPU50に接続されるEEPROM(不図示)等に記録される。なお、撮影レンズ42をズームレンズとするのに代えてバリフォーカルレンズとしてもよい。この場合には、上述のようにズームレンズの製造誤差に対応したデータを記録するのに代えて、設定される焦点距離に対応してCCD47上に常に先鋭像を結ぶために必要なピント補正量のデータをEEPROM等に記憶する。そして、設定された焦点距離に応じてフォーカス駆動部46に制御信号を発すればよい。
【0046】
プリセットフォーカスモードで設定された撮影距離の被写体に焦点が合うようにフォーカス駆動部46が作動した後に撮影レンズ42の焦点距離が変えられた場合も、CPU50は上述したようにフォーカス駆動部46に対して制御信号を発する。CPU50が以上で説明したようにフォーカス駆動部46に対して制御信号を発することにより、撮影レンズ42の焦点距離によらず、設定された撮影距離の被写体に対して常に焦点を合わせることができる。
【0047】
なお、本実施の形態において撮影レンズ42は、ズーム駆動部45により電気的に駆動される、いわゆる電動ズームレンズであるが、手動でズーム駆動を行うものであってもよい。
【0048】
− 閃光撮影モード切換 −
閃光撮影モード切換スイッチ24は、電子カメラ100の閃光撮影モードを切り換えるためのスイッチである。撮影者は、閃光撮影モード切換スイッチ24をオンしてオフする動作を繰り返すことにより、低輝度自動発光モード、スローシンクロ撮影モード、赤目軽減モード、強制発光モード、そして発光禁止モードのうちのいずれかの閃光モードに切り換えることができる。このときにLCD1の表示セグメントの切り替わる様子を図4(d)に示す。閃光撮影モード切換スイッチ24のオン、オフを繰り返すことにより、閃光撮影モードは低輝度自動発光モード、スローシンクロモード、赤目軽減モード、強制発光モード、発光禁止モード、そして再び低輝度自動発光モードとサイクリックに切り替わる。閃光撮影モードの切換にしたがって、LCD1の表示セグメントも図4(d)に示されるように切り替わる。このとき、閃光撮影モード切換スイッチ24をオンした時点では閃光撮影モードは切り替わらず、閃光撮影モード切換スイッチ24をオフしたときに閃光撮影モードが切り替わる。
【0049】
閃光撮影モード切換スイッチ24が撮影者により操作されて低輝度自動発光モードが選択された場合、LCD1の表示セグメント6a、6b、6c、6dおよび6eのうち、表示セグメント6aおよび6cが点灯される。同様に、スローシンクロモードが選択されたときには表示セグメント6bおよび6cが、赤目軽減モードが選択されたときには表示セグメント6cおよび6eが、強制発光モードが選択されたときには表示セグメント6cが、そして発光禁止モードが選択されたときには表示セグメント6cおよび6dが点灯される。
【0050】
閃光撮影モード切換スイッチ24は、上述した閃光撮影モードを切り換えるときだけでなく、CCD感度を設定するときにも用いられる。以下、CCD感度の設定方法について説明する。
【0051】
撮影者は、閃光撮影モード切換スイッチ24をオンした状態で図1および図2に示すダイヤルスイッチ28を時計回り方向あるいは反時計回りの方向に回転操作する。以下、この操作を「閃光撮影モード切換スイッチ24とダイヤルスイッチ28とを同時操作する」と称する。このときCPU50は、ダイヤルスイッチ28の回転方向を検知するとともにダイヤルスイッチ28から出力されるパルス数を計数する。CPU50は、検出されたダイヤルスイッチ28の回転方向とパルス数とに基づいてCCD感度の設定を変化させ、そのときの設定内容について図4(d)の破線で囲われた文字列または記号および数字のいずれかを表示セグメント7aまたは7bで表示する。閃光撮影モード切換スイッチ24とダイヤルスイッチ28とが同時操作された場合、この閃光撮影モード切換スイッチ24がオンされる寸前に設定されていた閃光撮影モードは変化しない。なお、ここでいうCCD感度とは、図2に示されるCCD47自体の光電変換特性やCCD47の後段に接続されるヘッドアンプのゲイン等によって定められるものを示す。つまり、CCD47の光電変換面に入射する光の照度と、ヘッドアンプを介して出力される信号のレベルとの関係により定められるものである。CCD感度がAUTOに設定された場合、ヘッドアンプのゲインはCCD47に入射する光の量に応じて自動的に定められる。CCD感度が+2、+1.5、+1.0、…に設定された場合、設定されたCCD感度に応じてヘッドアンプのゲインが変えられる。ヘッドアンプのゲインを制御するための信号は、CPU50からASIC60に出力される
【0052】
上述のようにCCD感度の設定切換をする際、撮影者が閃光撮影モード切換スイッチ24をオフしたとき、CPU50は閃光撮影モード切換スイッチ24のオフを検知するが、撮影者がCCD感度の設定切換を目的としていると判断して閃光撮影モードの切り換えは行わない。
【0053】
上述のように、CPU50は閃光撮影モード切換スイッチ24のオンからオフへの切り替わりを検知してから閃光撮影モードを切り換える。このため、ダイヤルスイッチ28の操作が検知されないときには閃光撮影モードを切り換えることができ、ダイヤルスイッチ28の操作が検知されたときには閃光撮影モードを切り換えることなく、CCD感度の設定切換のみが可能となる。
【0054】
以上に説明した測光モード、画質モード、フォーカスモード、そして閃光撮影モードの切換操作のうち、撮影者が測光モードを切り換える操作を行うのに応答してCPU50により実行される動作を例に図2、図3および図5を参照して説明する。
【0055】
図5は、撮影者が測光モード切換スイッチ21をオンしたときに、CPU50により実行が開始される測光モード切換制御手順を説明するフローチャートである。ステップS101においてCPU50は、フラグをリセットする。なお、このフラグは、測光モード切換スイッチ21がオンされた状態でダイヤルスイッチ28が操作されたときにセットされるものである。
【0056】
ステップS102においてCPU50は、撮影者がダイヤルスイッチ28を操作したか否かをダイヤルスイッチ28からCPU50に入力されるパルス信号の有無に基づいて判定する。CPU50は、この判定が肯定されるとステップS103に進む一方、否定されるとステップS110に分岐する。
【0057】
ステップS103においてCPU50は、ステップS102でダイヤルスイッチ28を撮影者が操作したと判定したことを受け、フラグをセットする。
【0058】
ステップS104においてCPU50は、ダイヤルスイッチ28が設定値を増す方向に回されたか否かを判定する。この判定は、ダイヤルスイッチ28よりCPU50に入力される2相のパルス信号の位相差によって判定される。CPU50は、ステップS104における判定が肯定されるとステップS105に進む一方、否定されるとステップS120に分岐する。
【0059】
ステップS105においてCPU50は、ステップS105の実行時点で既に設定されている露出補正量が上限、すなわち本実施の形態においては+2.5(EV)であるか否かを判定する。ステップS105の判定が肯定された場合、CPU50は何もせずにステップS102に戻る。つまり、露出補正量が上限に達している場合にはそれ以上露出補正量を増すことができないので、何もせずにステップS102に戻る。CPU50は、ステップS105の判定が否定された場合、すなわち露出補正量をさらに増す余地がある場合にステップS106に進み、露出補正量を0.5増す。
【0060】
ステップS107の説明に先だってステップS104における判定が否定された場合におけるCPU50の処理について説明する。ステップS104における判定が否定された場合、すなわちダイヤルスイッチ28が設定値を減じる方向に回された場合、CPU50はステップS120に分岐する。
【0061】
ステップS120においてCPU50は、ステップS120実行時点で既に設定されている露出補正量が下限か、すなわち本実施の形態では−2.5(EV)であるか否かを判定する。ステップS120での判定が肯定されるとCPU50は、何もせずにステップS102に戻る。つまり、露出補正量が下限に達している場合には露出補正量をそれ以下に減じることができないので、何もせずにステップS102に戻る。一方、ステップS120での判定が否定されるとCPU50はステップS121に進み、露出補正量を0.5減じる。CPU50は、ステップS121における処理を終えてステップS107に進む。
【0062】
ステップS107においてCPU50は、ステップS106あるいはステップS121で更新された露出補正量がゼロか否かを判定する。CPU50は、ステップS107の判定が肯定されるとステップS108に進み、表示セグメント8dを消灯する一方、否定されるとステップS122に分岐して表示セグメント8dを点灯する。なお、ステップS122実行以前の時点ですでに表示セグメント8dが点灯している場合、CPU50はステップS122において表示セグメント8dの点灯状態を維持する。
【0063】
ステップS109においてCPU50は、ステップS106あるいはステップS121で更新された露出補正量に基づいて表示セグメント9の表示内容を更新する。
【0064】
ステップS110においてCPU50は、測光モード切換スイッチ21が引き続きオンされているか否かを判定し、肯定されるとステップS102に戻る。一方、ステップS110での判定が否定される、すなわち測光モード切換スイッチ21がオフされたと判定するとステップS111に進む。
【0065】
ステップS111においてCPU50は、フラグがセットされているか否か、すなわち測光モード切換スイッチ21がオンされた状態でダイヤルスイッチ28が操作されたか否かを判定する。CPU50は、ステップS111での判定が肯定される、すなわち撮影者は露出補正量の設定の変更を行ったと判定するとステップS112に進み、測光モードの変更をしない処理を行う。一方、ステップS111での判定が否定される、すなわち撮影者は露出補正量の設定の変更を行っていない判定すると、CPU50はステップS123に分岐して測光モードの変更処理を行う。ここでステップS123における測光モードの変更処理について説明する。ステップS123の実行以前の時点において既に設定されている測光モードが分割測光モードの場合、CPU50は新たな測光モードとして中央部重点測光モードを設定する。同様に、ステップS123の実行以前の時点において既に設定されている測光モードが中央部重点測光モードの場合にはスポット測光モードを、スポット測光モードが既に設定されているときには分割測光モードを新たな測光モードとして切換設定する。
【0066】
CPU50は、以上のステップS101〜ステップS123の処理を終えると測光モード切換処理プログラムから抜けて撮影者による次の操作を待ち受ける処理プログラムに移行する。
【0067】
以上に説明したように、本発明の実施の形態に係る電子カメラでは、複数あるモード切換スイッチごとにグループ分けして切換設定可能な撮影条件の選択肢が決められている。そしてこれら複数のモード切換スイッチのうち、いずれかのモード切換スイッチについてオン・オフ操作を繰り返すことにより、そのモード切換スイッチに対応してグループ分けされた選択肢中の撮影条件を選択切換可能である。さらに、そのモード切換スイッチをオンした状態で別の切換スイッチ、すなわちダイヤルスイッチ28を操作することにより、さらに別にグループ分けされた選択肢中の撮影条件を選択切換可能である。このような電子カメラによれば、より少ない操作スイッチの数でより多くの撮影条件を設定することができる。
【0068】
また、モード切換スイッチのオン・オフ操作のみで切換設定可能な撮影条件の選択肢については、より使用頻度の比較的高いもの、すなわち測光モード、画質モード、フォーカスモード、あるいは閃光撮影モード等とすることにより電子カメラの操作性が向上する。一方、あるスイッチをオンした状態で別のスイッチを操作して切換可能な撮影条件の選択肢については使用頻度の比較的低いもの、あるいは誤って設定されると好ましい撮影結果の得られないもの、すなわち露出補正やプリセットフォーカス、CCD感度等とすることにより撮影条件の切換設定の操作が煩雑化するのを抑制でき、誤操作も抑制できる。
【0069】
− 変形実施例 −
以上では、たとえば測光モード切換スイッチ21をオンした状態でダイヤルスイッチ28を操作することにより切換設定可能な撮影条件は露出補正量を−2.5EV〜+2.5EVのうちのいずれかだけに限られていた。これに対し、第1の選択スイッチのオン・オフ操作の繰り返しによって切換設定可能な撮影条件の選択肢をA、B、Cとしたときに、選択肢Aが選択されている状態で第1の選択スイッチをオンにしたまま第2の選択スイッチを操作することによりAの選択肢に関連する複数の選択肢D、E、Fのうちの一つを選択可能としてもよい。つまり、第1の選択スイッチをオンにしたまま第2の選択スイッチを操作して選択切換可能な選択肢が、第1の選択スイッチのオン・オフ操作によって予め選択されている選択肢に応じて複数存在するものであってもよい。以下、この例について図6を参照して説明する。
【0070】
図6は、第1の選択スイッチのオン・オフ操作の繰り返しおよび第1の選択スイッチをオンした状態で第2の選択スイッチ(いずれも不図示)を操作することにより選択切換可能な電子カメラにおける撮影条件の選択肢を模式的に描いた図である。なお、以下では第1の選択スイッチが本発明の実施の形態で説明した測光モード切換スイッチ21などと同様のプッシュスイッチであるものとし、第2の選択スイッチが同じく本発明の実施の形態で説明したダイヤルスイッチ28と同様のスイッチであるものとして説明する。
【0071】
第1の選択スイッチのオン、オフを繰り返すことにより、図6に示されるように撮影モードがシングル撮影モード、連写モード、リモコン撮影モード、セルフタイマー撮影モード、そして再びシングル撮影モードと、サイクリックに切り替わる。
【0072】
シングル撮影モードが予め選択されている状態で、第1の選択スイッチをオンにしたまま第2の選択スイッチを操作することにより選択切換可能な撮影条件はない。したがって、電子カメラはシングル撮影モードが予め選択されている状態で、撮影者が第1の選択スイッチをオンにしたまま第2の選択スイッチを操作しても反応しない。
【0073】
連写モードが予め選択されている状態で、第1の選択スイッチをオンにしたまま第2の選択スイッチを操作することにより選択切換可能な撮影条件は、ムービー画像撮影モード、高速連写モードおよび低速連写モードの三つである。上述のように第1および第2の選択スイッチを操作することにより、上述した三つの連写モードがサイクリックに切り替わる。これら三つの連写モードについて、撮影者が選択切換の操作をしなかった場合には、一番使用頻度の高いモードがデフォルトで設定される。あるいは、これらのモードのうち、一番最後に設定されたモードが記憶されていて、そのモードが設定されるものであってもよい。
【0074】
リモコン撮影モードが選択されている状態で、第1の選択スイッチをオンにしたまま第2の選択スイッチを操作することにより選択切換可能な撮影条件は、リモコンの操作に即応してレリーズされるクイックレリーズモードと、リモコンを操作してから2秒後にレリーズされるディレイモードの二つである。上述のように第1および第2の選択スイッチを操作することにより、上述した二つのリモコン撮影モードが交互に切り替わる。これら二つのリモコン撮影モードについて、撮影者が選択切換の操作をしなかった場合には、一番使用頻度の高いモードがデフォルトで設定される。あるいは、これらのモードのうち、一番最後に設定されたモードが記憶されていて、そのモードが設定されるものであってもよい。
【0075】
セルフタイマー撮影モードが選択されている状態で、第1の選択スイッチをオンにしたまま第2の選択スイッチを操作することにより選択切換可能な撮影条件は、1回のレリーズ操作で1回のセルフタイマー撮影が実行されるシングルセルフタイマーモードと、1回のレリーズ操作で2回のセルフタイマー撮影が実行されるダブルセルフタイマー撮影モードの二つである。上述のように第1および第2の選択スイッチを操作することにより、上述した二つのセルフタイマー撮影モードが交互に切り替わる。これら二つのセルフタイマー撮影モードについて、撮影者が選択切換の操作をしなかった場合には、一番使用頻度の高いモードがデフォルトで設定される。あるいは、これらのモードのうち、一番最後に設定されたモードが記憶されていて、そのモードが設定されるものであってもよい。
【0076】
以上のように、第1の選択スイッチをオンにしたまま第2の選択スイッチを操作することにより、予め第1の選択スイッチのオン・オフ操作を繰り返して選択切換された撮影条件の選択肢に関連する別の撮影条件の選択肢の中から、所望の撮影条件を選択切換することができる。このようにすることにより、撮影者は直観的に撮影条件の選択切換ができ、操作性に優れた電子カメラとすることができる。また、上述のように第1および第2の選択スイッチを組み合わせて用いることにより、多数の撮影条件の選択肢群に対応して多数の選択スイッチを電子カメラに設ける必要がなくなる。このため、電子カメラの小型化や製造コストの削減を図ることができる。同時に、選択スイッチの数が整理されることにより、撮影者は所望の撮影条件を設定するためにどの選択スイッチを操作すればよいのかの判定も容易になり、操作性に優れた電子カメラとすることができる。
【0077】
以上では、プッシュスイッチとダイヤルスイッチとを有する電子カメラを例に説明したが、この例に限られない。たとえば、プッシュスイッチとズームスイッチ25のようなシーソー式のスイッチとを有するものであってもよい。あるいはこれらダイヤルスイッチやシーソー式のスイッチに代えて二つのプッシュスイッチを並べて設けた、いわゆるアップダウンスイッチを用いるものであってもよい。
【0078】
さらに、上記実施の形態においてダイヤルスイッチ28を無くし、ズームスイッチ25を用いることもできる。この場合、測光モード切換スイッチ21等の切換スイッチをオンしない状態でズームスイッチ25を操作すれば通常のズーミングを行うことができるのに加え、測光モード切換スイッチ21等の切換スイッチをオンした状態でズームスイッチ25を操作すれば撮影条件の設定が可能となる。また、以上では本発明を電子カメラに適用する例について説明したが、銀塩フイルムを用いるカメラや他の機器に適用することも可能である。
【0079】
以上の発明の実施の形態と請求項との対応において、測光モード切換スイッチ21、画質モード選択スイッチ22、フォーカスモード切換スイッチ23および閃光撮影モード選択スイッチ24が第1の操作部材を、ダイヤルスイッチ28が第2の操作部材、操作部材およびダイヤル操作部材を、レリーズスイッチ26が撮影開始指令部材を、フォーカス駆動部46が焦点調節レンズ駆動手段を、ダイヤルスイッチ28が操作量出力手段を、CPU50が制御手段を、CCD47が光電変換手段を、表示部62が表示手段をそれぞれ構成する。
【0080】
【発明の効果】
以上に説明したように、
(1) 請求項1に記載の発明によれば、第1の操作部材のみの操作によって第1の選択肢中のいずれかの撮影条件を選択切換できるのに加え、第1の操作部材を押した状態で第2の操作部材を操作することにより第2の選択肢中のいずれかの撮影条件を選択切換することができる。このとき、第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化したときに第1の選択肢中の撮影条件は切り換えられる。したがって、第2の選択肢中のいずれかの撮影条件を選択切換をするために第1の操作部材および第2の操作部材を操作する際、まず第1の操作部材を押したときに撮影条件が変化することがないので、操作者の混乱を招くことがない。
(2) 請求項2に記載の発明によれば、第1の操作部材を押した状態で第2の操作部材が操作されたことが検出された場合、第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化したときに、第1の選択肢中の撮影条件が切り換えられることがない。このため、第2の選択肢中のいずれかの撮影条件を選択切換する際に第1の選択肢中の撮影条件も切り換えられてしまって操作者の混乱を招くという不具合を抑止できる。
(3) 請求項3に記載の発明は、種々の撮影条件を設定するための操作部材が操作されるのに応じて、撮影開始指令部材の操作の有無によらず焦点調節レンズ駆動手段に対して焦点調節指令信号を発するものである。このため、操作部材を操作するだけで、この操作部材の操作量に応じた撮影距離に焦点を合わせることができる。つまり、操作部材を操作し、それから撮影開始指令操作部材を操作し、表示される画像を確認して所望の撮影距離にピントが合っているかどうかを確認するという煩雑な動作を無くし、表示される画像を見ながら操作部材を操作するだけで焦点調節を行うことができる。
また、撮影レンズがズームレンズなどの場合、焦点距離を変化させたときに撮影レンズに焦点移動を生じることがある。この場合、もともとピントの合っていた撮影距離にある被写体に対するピントがずれてしまい、表示される画像もぼけてしまうことがある。このような場合も、請求項3に記載の発明によれば操作部材で設定された撮影距離にピントが合わせ続けられるので、撮影レンズをズーミングした後、撮影開始指令部材を再度操作してピントを合わせ直す必要もなく、表示手段には常に鮮鋭な画像が表示され、操作性に優れる。
(4) 請求項4に記載の発明によれば、ダイヤル操作部材の操作により焦点調節レンズ駆動手段に対して焦点調節指令信号を発することができるので、所望の撮影距離にピントを合わせる動作を速やかに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電子カメラの外観を示す図である。
【図2】電子カメラの回路構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】液晶表示部および各種モード切換スイッチの詳細を示す図である。
【図4】各種モード切換スイッチとダイヤルスイッチとを操作した場合に切換設定されるモードを説明する図である。
【図5】測光モード切換スイッチおよびダイヤルスイッチが操作された場合にCPUにより実行される測光モードおよび露出補正量切換制御手順を説明する図である。
【図6】変形実施例を説明する図である。
【符号の説明】
1 LCD(液晶表示パネル)
21 測光モード切換スイッチ
22 画質モード切換スイッチ
23 フォーカスモード切換スイッチ
24 閃光撮影モード切換スイッチ
25 ズームスイッチ
26 レリーズスイッチ
28 ダイヤルスイッチ
42 撮影レンズ
45 ズーム駆動部
46 フォーカス駆動部
47 CCD
50 CPU
60 ASIC
62 表示部

Claims (6)

  1. 一時的に押し、そして離す操作を繰り返し行うことにより、複数の撮影条件からなる第1の選択肢中のいずれかの撮影条件を順次選択切換可能な第1の操作部材と、
    前記第1の操作部材を押した状態で繰り返し操作することにより、前記第1の選択肢とは異なる複数の撮影条件からなる第2の選択肢中のいずれかの撮影条件を順次選択切換可能な第2の操作部材と、
    前記第1の操作部材が押された状態で前記第2の操作部材が操作されていない場合には、前記第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化した後に前記第1の選択肢中の撮影条件を変更する制御手段と、を備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記第1の操作部材が押された状態で前記第2の操作部材が操作された場合には、前記第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化した後においては前記第1の操作部材が選択していた前記第1の選択肢中の前記撮影条件を変更しないことを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記第1の操作部材が押された状態で前記第2の操作部材が操作された場合には、前記第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化すると、前記第2の操作部材の操作によって選択された前記第2の選択肢中の撮影条件を設定することを特徴とするカメラ。
  4. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記複数の撮影条件からなる第2の選択肢の撮影条件は、複数の撮影距離を有するプリセットフォーカスモードであり、
    前記複数の撮影距離の各々は、前記第1の操作部材が押された状態での前記第2の操作部材の操作によって選択され、
    前記制御手段は、前記第1の操作部材が押された状態で前記第2の操作部材が操作された場合には、前記第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化すると、前記第2の操作部材の操作によって選択された撮影距離のプリセットフォーカスモードを設定することを特徴とするカメラ。
  5. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記制御手段は、前記第1の操作部材が押された状態で前記第2の操作部材が操作された場合には、前記第1の操作部材が押された状態から離された状態に変化すると、前記第2の操作部材の操作によって選択された前記第2の選択肢中の撮影条件を設定するが、前記第1の操作部材が選択していた前記第1の選択肢中の撮影条件を変更せず、その後に前記第1の操作部材が押されて再度離されると、前記選択されていた前記第1の選択肢の撮影条件を設定することを特徴とするカメラ。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のカメラにおいて、
    前記第2の操作部材は、被操作量に応じて電気信号を出力するダイヤル操作部材であることを特徴とするカメラ。
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