JPH11295611A - 顕微鏡用電子カメラ - Google Patents

顕微鏡用電子カメラ

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JPH11295611A
JPH11295611A JP10097925A JP9792598A JPH11295611A JP H11295611 A JPH11295611 A JP H11295611A JP 10097925 A JP10097925 A JP 10097925A JP 9792598 A JP9792598 A JP 9792598A JP H11295611 A JPH11295611 A JP H11295611A
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Japan
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image
control
rotation
stage
camera
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JP10097925A
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English (en)
Inventor
Chikaya Iko
知加也 伊香
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の解像度を損なうことなく、容易に所望
の構図を得る装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 顕微鏡用電子カメラにおいて、被写体を
撮像する撮像手段と、前記撮像手段を回転させる回転部
材とを有する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子カメラに関し、
特に顕微鏡に搭載される電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡に電子カメラを接続し、微細な被
写体を電子カメラで撮像し、その撮像画像をモニタ上で
観察することが行われていた。また、撮像した画像を記
録装置に記録することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、顕微鏡に電子
カメラを搭載する際、通常、接眼レンズから見た像とカ
メラで撮像されモニタ画面に表示された像の上下左右が
同一となるように固定される。しかし、カメラに用いら
れている撮像素子は、撮像範囲が長方形であるため、接
眼レンズで観察できていた被写体がカメラでは撮像され
ていないことがあった。このような場合には、顕微鏡の
ステージを回転させて撮像範囲にに被写体を合わせる
か、カメラの搭載方向を被写体に合わせて意図的に回転
させて固定する必要があった。
【0004】また、被写体が撮像範囲内に入っていても
使用者が所望とする構図でないことがある。その場合に
所望の構図を得るためには、上述のようにステージまた
はカメラを回転させるか、撮像した画像をパソコン等を
用いてトリミング加工する画像処理が必要であった。し
かし、ステージまたはカメラを回転させる操作は非常に
煩わしく、また、画像処理によりトリミング加工するこ
とは画像の解像度を著しく損なうことになる。
【0005】本発明は、以上の課題を解決し、画像の解
像度を損なうことなく、容易に所望の構図を得る装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】顕微鏡用電子カメラにお
いて、被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段を回
転させる回転部材とを有するよう構成した。
【0007】
【発明の実施形態】以下に図面を用いて本発明の実施の
形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態の電子カ
メラシステムの外観を示す図である。本システムは、機
能別に大きく分けて、カメラ部1、顕微鏡2、パソコン
3の3つのユニットから構成さている。
【0008】カメラ部1と顕微鏡2とは不図示のマウン
トにより機械的に接続、固定されている。また、カメラ
部1と顕微鏡2とはそれぞれパソコン3に電気的に接続
されている。更に、カメラ部1には、顕微鏡2の接眼部
から眼を放したときにすぐに見える位置に複数のインジ
ケータランプ7が設けられており、ケーブルにより電気
的に接続されているリモートコントローラ6が設けられ
ている。
【0009】また、パソコン3には、モニタ4、キーボ
ード5が電気的に接続されている。図2は、本発明の実
施の形態の電子カメラシステムの機械部品、電子部品を
機能毎に分類した機能ブロック図である。以下にそれぞ
れの機能をユニット毎説明する。まず、図2、図3を用
いてカメラ部1について説明する。
【0010】図2において、CPU101は、以下に説
明する各種ドライバ等と電気的に接続されカメラ部1に
おける駆動制御を行うものである。CCD102は、光
信号を電気信号に変換する撮像素子である。そして、C
CD102は、接眼部と共役な位置に撮像面が位置する
ように配置され、接眼部から観察できる画像と同じ画像
を撮像する。
【0011】画像処理部103は、CCD102から出
力された電気信号を画像処理して通信インターフェース
104で通信できる形式の画像データに加工するための
ものである。通信インターフェース104は、画像処理
部103から出力された画像データをパソコン3に転送
するほか、パソコン3、顕微鏡2と様々な制御信号の送
受信を行うインターフェースである。
【0012】CCDドライバ105は、CPU101か
らの指示によりCCD102の駆動制御するものであ
り、電荷の蓄積、読み出しタイミング等を制御する。回
転モータ106は、CCD102をその撮像面の中心を
通る垂直線を軸として回転させるためのモータであり、
回転シャフト111を介してCCD102を取り付けた
回転チャンバ110を回転させることにより実現する
(図3参照)。
【0013】回転モータドライバ107は、CPU10
1からの指示された回転方向、回転量に従って回転モー
タ106を回転駆動する。エンコーダ108は、回転モ
ータ106に機械的に接続され、回転モータ106の回
転状態を検出することにより、間接的にCCD102の
回転状態を検出する。
【0014】インジケータドライバ109は、CPU1
01からの指示によりインジケータランプ7の点灯制御
を行う。インジケータランプ7は、撮影可否を示す撮影
可否ランプ、合焦状態を示す合焦ランプ、CCD102
の回転状態を示す回転ランプ、ステージの移動状態を示
す移動ランプ、レボルバの回転状態を示すレボルバ回転
ランプの5つのランプにより構成される。
【0015】リモートコントローラ6は、使用者が手元
で撮影開始の指示を与えるためのものである。図3にお
けるプリント基板100は、CPU101、回転モータ
ドライバ107、CCDドライバ105、画像処理部1
03、インジケータドライバ109、通信インターフェ
ース104の電気回路を搭載する基板である。次に、図
2、図4を用いて顕微鏡2について説明する。
【0016】図2において、CPU201は、以下に説
明する各種ドライバ等と電気的に接続され顕微鏡2にお
ける駆動制御を行うものである。ステージZ軸移動モー
タ202は、ステージ8をZ軸方向に移動させるための
モータである。ステージZ軸移動ドライバ203は、合
焦制御を行うためCPU201からの指示に従ってステ
ージZ軸移動モータ202を駆動させる。
【0017】ステージXY軸移動モータ204は、ステ
ージ8をX軸方向、Y軸方向に移動させるためのモータ
である。エンコーダ205は、ステージXY軸移動モー
タ204に機械的に接続され、ステージXY軸移動モー
タ204の回転状態を検出することにより、間接的にス
テージのX軸方向、Y軸方向の移動状態を検出する。
【0018】ステージXY軸移動ドライバ206は、移
動制御を行うためCPU201からの指示に従ってステ
ージXY軸移動モータ202を駆動させる。レボルバ回
転モータ207は、レボルバ9を回転させるためのモー
タである。エンコーダ208は、レボルバ回転モータ2
07に機械的に接続され、レボルバ回転モータ207の
回転状態を検出することにより、間接的にレボルバ9の
回転状態を検出する。
【0019】レボルバ回転ドライバ209は、光学的な
変倍制御を行うためCPU201からの指示に従ってレ
ボルバ回転モータ207を駆動させる。通信インターフ
ェース210は、カメラ部1の通信インターフェース1
04、パソコン3の通信インターフェース305と電気
的に接続され、様々な制御信号の送受信を行うためのも
のである。
【0020】ステージ8は、被写体を搭載し、ステージ
Z軸移動モータ202、ステージXY軸移動モータ20
2により、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向に移動する。
レボルバ9は、倍率の異なる対物レンズが複数取り付け
られており、レボルバ9を回転させることにより観察倍
率を変更するものである。次に、図2を用いてパソコン
3について説明する。
【0021】パソコン3の内部には、CPU、表示ドラ
イバ、記録装置を有する。CPU301は、後述する記
録装置302、キーボードドライバ303、表示ドライ
バ304、通信インターフェース305と電気的に接続
されており、それらの駆動制御を行う。また、CPU3
01は、デジタル変倍(デジタルズーム、電子ズーム)
等の画像処理も行う。また、デジタル変倍等の画像処理
は、画像処理専用の回路を設けて行わせてもよい。
【0022】記録装置302は、画像データを記録する
ためのものであり、ハードディスク、光磁気ディスク等
が用いられる。キーボードドライバ303は、キーボー
ド5から入力された使用者からの指示をCPU301に
伝えるためのドライバである。表示ドライバ304は、
CPU301からの指示により所望の映像をモニタ4で
表示できるような映像信号を作成、出力するためのもの
である。
【0023】通信インターフェース305は、カメラ部
1の通信インターフェース104、顕微鏡2の通信イン
ターフェース210と電気的に接続され、様々な制御信
号の送受信を行うためのものである。また、カメラ部1
の通信インターフェース104からの画像信号を受信す
る。モニタ4は、表示ドライバ304から出力された映
像信号を表示するための表示器である。
【0024】キーボード5は、使用者の意志をキーボー
ドドライバ303を介してCPU301に伝えるために
操作される操作装置であり、具体的には、モニタ4の画
面上のカーソルを移動させたり、撮影開始等の指示を出
すことができる。以下に図5から図12を用いて本発明
の電子カメラシステムの動作制御について説明する。本
システムの制御は、実際にはカメラ部1内CPU10
1、顕微鏡2内CPU201、パソコン3内CPU30
1のそれぞれのCPUが分担を持ち、それらのCPUの
連携により行われる。しかし、今回は説明の簡便さから
全てのCPUの制御をまとめた形で説明する。図5は、
本発明の実施形態の電子カメラシステムの制御を示すフ
ローチャート図である。本フローチャートの制御は、シ
ステムに電源が投入されることによりスタートし、電源
がOFFされるまで本フローを繰り返す。図5を用いて
本発明の制御について説明する。
【0025】ステップ1では、顕微鏡2の光源、カメラ
部1のCCD等を駆動し、撮像が可能となるように初期
設定を行う。その他に、焦点調整を行う際の検査領域の
指定、パソコン3内の記録装置における画像保存場所の
指定、画像保存の際の自動ファイル名割付規則の指定な
ども行う。図13に初期設定により焦点調整を行う検査
領域を画面中央の領域に指定した時のモニタ画面表示を
示す。
【0026】ステップ2では、CCDにより撮像し、モ
ニタ画面上に撮像画像を表示する。ステップ3では、撮
像画像の指定検査領域において、合焦しているかどうか
を検出し、合焦しておらず合焦調整要と判断された場合
にはステップ4に進み、合焦しており合焦調整不要と判
断された場合にはステップ6に進む。ステップ4では、
合焦調整が必要であるので撮影環境が整っていないこと
を示す表示を行う。モニタ画面に図14に示すような表
示を行う。また、カメラ部の撮影可否ランプを撮影環境
が整っていないことを示す赤色点灯させる。
【0027】ステップ5では、後述する合焦制御が行わ
れる。ステップ6では、ステップ5で合焦調整された後
の撮像画像を取得するため、再度全画面の撮像し、モニ
タ画面上に表示する。ステップ7では、画面操作がなさ
れた否かを検出し、画面操作がなされた場合にはステッ
プ8に進み、画面操作がなされない場合にはステップ1
2に進む。
【0028】ステップ8では、トリミング制御が必要で
あるので撮影環境が整っていないことを示す表示を行
う。モニタ画面に図14に示すような表示を行う。ま
た、カメラ部の撮影可否ランプを撮影環境が整っていな
いことを示す赤色点灯させる。ステップ9では、図15
(b)に示すように画面操作に応じて画像を変化させた
表示を行う。
【0029】画面操作について簡単に説明する。図15
(a)は、画像操作を行う前のモニタ画面を示したもの
である。キーボード5の回転、移動、変倍に対応するキ
ーを操作することにより画像操作がなされる。図15
(b)は、図15(a)の画面に対して、回転、移動、
変倍全ての操作を行った後の画像処理を施したモニタ画
面を示したものである。
【0030】これらの表示画像に対する回転、移動、変
倍の操作については、市販されている画像処理ソフトで
一般的に用いられている手法と同様にしてよい。回転、
移動、変倍の画像処理も市販されている画像処理ソフト
と同様な方法で行われる。また、キーボード5以外にマ
ウスをパソコン3に接続し、マウスにより操作するよう
にすれば、より操作性に優れる。ステップ10では、図
15(b)に示すOKまたはCANCELボタンが押さ
れた否かを検出し、OKの場合にはステップ11に進
み、CANCELの場合にはステップ2に戻る。ステッ
プ11では後述するトリミング制御が行われる。
【0031】ステップ12では、使用している対物レン
ズ、接眼レンズによる光学倍率とデジタル倍率とに基づ
いて撮像倍率、スケールを算出する。ステップ13で
は、図16に示すように、ステップ12にて算出された
撮影倍率、スケールを撮像画像に重ねて表示する。ステ
ップ14では、撮影受付環境が整ったことを示す表示を
行う。モニタ画面に図17に示すように撮影開始ボタン
を表示させる。また、カメラ部の撮影可否ランプを撮影
環境が整ったことを示すため緑色点灯させる。
【0032】ステップ15では、モニタ画面上の撮影開
始ボタン、レリーズスイッチが操作されたか否かを検出
し、操作されたことを検出するとステップ16に進み、
検出しないとステップ17に進む。ステップ16では、
後述する撮影制御が行われる。ステップ17では、電源
のOFF操作がなされたか否かを検出し、OFFされた
ことを検出するとステップ18に進み、電源OFF処理
を行い、本制御を終了する。OFFされたことを検出し
ない場合には、ステップ2以降の制御を繰り返す。図6
は、図5のフローチャートのステップ5における合焦制
御を示すフローチャート図である。図6を用いて合焦制
御について説明する。
【0033】ステップ101では、現在の撮像状態から
合焦させるためのステージの移動方向を算出する。ステ
ップ102では、ステップ101の算出結果に基づい
て、ステージをZ軸に沿って上下いずれかの方向へ移動
させる。ステップ103では、合焦制御中であることを
示す表示を行う。図18にモニタ画面上の表示例を示
す。また、カメラ部の合焦ランプを合焦制御中であるこ
とを示す赤色点灯させる。
【0034】ステップ104では、ステージがステップ
401で算出した移動方向に移動可能であるか否かを検
出し、移動可能と判断された場合にはステップ405に
進む。ステップ105では、新たに検査領域の撮像を行
う。ここでは、新たな撮像画像は合焦調整にのみ用い、
モニタ画面上に表示させることはしないので、初期設定
で指定された検査領域に対応する画素のみ撮像する。そ
れにより高速に撮像、合焦状態計算が行うことができ
る。
【0035】ステップ106では、合焦しているか否か
を検出して合焦していたらステップ107に進み、合焦
していなかったらステップ101に戻り移動方向を再度
算出する。ステップ107では、ステージの移動を停止
させ、ステップ108で合焦したことを示す表示を行
う。図19にモニタ画面上の表示例を示す。また、カメ
ラ部の合焦ランプを合焦していることを示す緑色点灯さ
せる。
【0036】また、ステップ104で、ステージが移動
不可能と判断された場合にはステップ109に進み、ス
テージの移動を停止させる。そして、ステップ110
で、合焦できなかったことを示す表示を行う。図20に
モニタ画面上の表示例を示す。また、カメラ部の合焦ラ
ンプをエラーを示す赤色点滅させる。以上で合焦制御が
終了する。図7は、図5のステップ16における撮影制
御を示すフローチャート図である。図7を用いて撮影制
御について説明する。
【0037】ステップ201では、撮影処理中であるの
で新たな撮影が不可能であることを示す表示を行う。図
14にモニタ画面上の表示例を示す。また、カメラ部の
撮影可否ランプを赤色点灯させる。ステップ202で
は、パソコン内の記録装置を使用可能にし、ステップ1
の初期設定で指定された保存場所に既に記録されている
画像ファイルを検索する。
【0038】ステップ203では、ステップ202で検
索した画像ファイルと一致しないよう指定した自動ファ
イル名割付規則に従って画像ファイル名を生成する。ス
テップ204では、撮像画像データをステップ203で
生成した画像ファイル名で保存する。この時、撮像画像
データとともに、撮影日時、撮影倍率等を付加情報とし
て同ファイルに保存する。
【0039】ステップ205では、撮像画像データの保
存が完了したか否かを検出し、保存が完了していれば撮
影制御を終了し、完了していなければステップ204に
戻り保存を繰り返す。図8は、図5のステップ11にお
けるトリミング制御を示すフローチャート図である。図
8を用いてトリミング制御について説明する。
【0040】ステップ301では、回転操作がなされた
か否かを判別して、回転操作がなされた場合にはステッ
プ302に進み、なされなかった場合にはステップ30
3に進む。ステップ302では、後述するCCDの回転
制御が行われる。ステップ303では、移動操作がなさ
れたか否かを判別して、移動操作がなされた場合にはス
テップ304に進み、なされなかった場合にはステップ
305に進む。ステップ304では、後述するステージ
移動制御が行われる。
【0041】ステップ305では、変倍操作がなされた
か否かを判別して、変倍操作がなされた場合にはステッ
プ306に進み、なされなかった場合にはステップ30
7に進む。ステップ306では、後述する倍率変更操作
が行われる。ステップ307では、合焦調整が必要か判
断するために撮像を行う。ステップ308では、ステッ
プ307で撮像した画像から合焦状態を検出し合焦調整
が必要か否かを判断し、合焦調整が必要と判断されると
ステップ309に進み、必要なしと判断されるとステッ
プ310に進む。ステップ309では、図6で説明した
合焦調整制御と同じ制御が行われる。
【0042】ステップ310では、CCDにより新たに
撮像を行い、モニタ上の撮像画面表示を更新する。ステ
ップ311では、ステップ306の変倍制御においてフ
ラグが立てられているか否かを判別し、フラグが立てら
れている場合にはステップ312に進み、立てられてい
ない場合にはトリミング制御を終了する。ステップ31
2では、後述するデジタルズーム制御が行われる。
【0043】以上のトリミング制御が終了すると、図5
に示すフローに戻る。以下にトリミング制御中の回転制
御、移動制御、変倍制御、デジタル変倍制御について説
明する。図9は、図8のフローチャートのステップ30
2における回転制御を示すフローチャート図である。図
9を用いて回転制御について説明する。
【0044】ステップ401では、モニタ画面上におけ
る画像の回転角度と回転方向とから実際のCCDの回転
角度と回転方向とを算出する。ステップ402では、ス
テップ401の算出結果に基づいて、CCDの回転を行
う。ステップ403では、CCDが回転中であることを
示す表示を行う。図21にモニタ画面上の表示例を示
す。また、カメラ部の回転ランプを回転中であることを
示す赤色点灯させる。
【0045】ステップ404では、CCDの回転がステ
ップ401で算出した回転角度と回転方向とに達したか
を検出して達していたらステップ405に進み、達して
いなかったらステップ402に戻り回転を続ける。ステ
ップ405では、CCDの回転を停止させ、ステップ4
06で回転が完了したことを示す表示を行う。図22に
モニタ画面上の表示例を示す。また、カメラ部の回転ラ
ンプを回転が停止していることを示す緑色点灯させる。
【0046】以上でCCDの回転制御が終了する。図1
0は、図8のフローチャートのステップ304における
移動制御を示すフローチャート図である。図10を用い
て移動制御について説明する。ステップ501では、モ
ニタ画面上における画像の移動方向と移動量とから実際
のステージの移動方向と移動量を算出する。
【0047】ステップ502では、ステップ501の算
出結果に基づいて、ステージの移動を行う。ステップ5
03では、ステージが移動中であることを示す表示を行
う。図23にモニタ画面上の表示例を示す。また、カメ
ラ部のステージ移動ランプを移動中であることを示す赤
色点灯させる。
【0048】ステップ504では、ステージがステップ
501で算出した移動方向に移動可能であるか否かを検
出し、移動可能と判断された場合にはステップ505に
進む。ステップ505では、ステージの移動がステップ
501で算出した移動方向と移動量とに達したかを検出
して達していたらステップ506に進み、達していなか
ったらステップ502に戻り移動を続ける。
【0049】ステップ506では、ステージの移動を停
止させ、ステップ507で移動が完了したことを示す表
示を行う。図24にモニタ画面上の表示例を示す。ま
た、カメラ部の移動ランプを移動が停止していることを
示す緑色点灯させる。また、ステップ504で、ステー
ジが移動不可能と判断された場合にはステップ508に
進み、ステージの移動を停止させる。そして、ステップ
509で、ステージが移動できなかったことを示す表示
を行う。図25にモニタ画面上の表示例を示す。また、
カメラ部の移動ランプをエラーを示す赤色点滅させる。
【0050】以上でステージの移動制御が終了する。図
11は、図8のフローチャートのステップ306におけ
る変倍制御を示すフローチャート図である。図11を用
いて変倍制御について説明する。ステップ601では、
モニタ画面上における画像の変倍量から実際の変倍量を
算出する。
【0051】変倍量の算出は、対物レンズを変更する光
学的な変倍と画像処理によるデジタル変倍との組合せに
より画面上の変倍に合わせる。デジタル変倍は撮像画像
の劣化をもたらすので光学的変倍を優先して算出する。
ステップ602では、ステップ601で算出された倍率
が対物レンズの変更を要するか否かを判断する。対物レ
ンズの変更を必要とされた場合はステップ603へ進
み、必要とされなかった場合にはステップ609に進
む。
【0052】ステップ603では、ステップ601の算
出結果に基づいて、レボルバを回転させ対物レンズを変
更する。ステップ604では、レボルバが回転中である
ことを示す表示を行う。図26にモニタ画面上の表示例
を示す。また、カメラ部のレボルバ回転ランプを回転中
であることを示す赤色点灯させる。
【0053】ステップ605では、ステップ601で算
出した倍率に合った対物レンズになるまでレボルバが達
したかを検出して達していたらステップ606に進み、
達していなかったらステップ603に戻り回転を続け
る。ステップ606では、レボルバの回転を停止させ、
ステップ607で回転が完了したことを示す表示を行
う。図27にモニタ画面上の表示例を示す。また、カメ
ラ部のレボルバ回転ランプを移動が停止していることを
示す緑色点灯させる。
【0054】ステップ608では、ステップ601で算
出された倍率を得るために、光学的変倍以外にデジタル
変倍が必要であるか否かを判断する。デジタル変倍が必
要であると判断した場合にはステップ609に進み、必
要でないと判断した場合には変倍制御を終了する。ステ
ップ609では、デジタル変倍率を算出し、記憶する。
【0055】ステップ610では、後述するデジタル変
倍制御を必要とすることを示すフラグを立てる。以上で
変倍制御が終了する。図12は、図8のフローチャート
のステップ312におけるデジタル変倍制御を示す図で
ある。図12を用いてデジタル変倍制御について説明す
る。
【0056】ステップ701では、図28に示すように
モニタ画面にデジタル変倍するか否かを使用者に問い合
わせる表示を行う。これは光学変倍のみで使用者が得よ
うとする画像が得られている可能性があるためである。
ステップ702では、入力があったか否かを検出し、入
力を検出した場合にはステップ703に進み、検出しな
い場合にはステップ701を繰り返す。
【0057】ステップ703では、入力されたのがYe
sであるかNoであるか判別し、Yesであればステッ
プ704に進み、Noであればデジタル変倍制御を終了
する。ステップ704では、図11のステップ610で
記憶された変倍率に基づきデジタル変倍を行う。
【0058】以上でデジタル変倍制御が終了する。以上
説明したように本実施の形態の電子カメラシステムは、
トリミング画像を画面上の操作のみで実現することを可
能とした。これにより従来複雑な操作を必要とした所望
の構図の画像を簡単な操作で得ることができる。また、
実施の形態においては、カメラ部1、顕微鏡2、パソコ
ン3の3つのユニットにより構成されたシステムにより
実現させたが、このようなシステムに限られることは無
い。例えば、カメラ部1に画像表示モニタを設け、パソ
コン3のCPU301による制御をカメラ1のCPU1
01で制御させるようにすれば、カメラ部1、顕微鏡2
のみで構成できることは言うまでもない。また、図8に
示すフローでは、トリミング制御を時系列に制御を行っ
たが、モニタ画面上において回転、移動等の操作が同時
になされた場合は、2つ以上の制御を並列に行わせても
よい。本実施の形態においては、回転制御、移動制御、
変倍制御等の制御が終了するまで、撮像画像をモニタ画
面上に表示させないようにした。これは、CPUの負荷
を軽減する目的とともに、例えば、レボルバの回転に伴
って発生するモニタ画面の明暗の急激な変化により使用
者に与える不快感を防ぐためである。また、実施の形態
においては、CCDを回転させたが、ステージを回転さ
せてもよい。今回説明した実施の形態のステージは、X
軸方向、Y方向、Z軸方向に移動する機構を持ち、更
に、回転させる機構を持つには機構が複雑になり、装置
の大型化、高コストになるためCCDを回転させること
で実現した。
【0059】また、移動、回転、変倍の3つの制御を自
動的に行うものを説明したが、3つの制御を全て自動に
行うのではなく、いずれか1つまたは2つの制御を行う
ようにしてもよい。例えば、回転制御を自動で行わない
実施の形態を、図29を用いて説明する。図3で説明し
たカメラ部1が回転モータ106を使用して電動でCC
D102を回転させていたのに対し、図29のカメラ部
は回転ツマミ112を手動で回転させることにより回転
シャフト111を介してCCD102が回転するように
している。このようなカメラ部では、自動的に回転制御
させることはできないが、手動にて回転制御が行える。
そのため、従来のようにカメラ部全体を回転させたり、
画像処理により回転させたりしなくて済む。
【0060】また、本実施の形態のカメラ部1は、上述
したようにインジケータランプ7を顕微鏡2の接眼部か
ら眼を放したときにすぐに見える位置に設けている。本
実施の形態においては、自動的に電動でステージを移動
させることにより合焦制御を行う顕微鏡を説明した。し
かし、全ての顕微鏡が自動的に合焦制御が行えるわけで
はなく、手動にて合焦調整する顕微鏡も存在する。その
ような、顕微鏡に本実施の形態のカメラ部1を搭載すれ
ば、被写体を観察する姿勢をくずすことなく、容易に合
焦調整できる。
【0061】
【発明の効果】本発明によれば、カメラ内に撮像手段と
撮像素子を回転させる回転部材を設けたので、画像の解
像度を損なうことなく、容易に所望の構図を得ることが
できる。また、角度を持った位置の誤差を避けれるの
で、正確に被写体の測長、計測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電子カメラシステムの外
観を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態の電子カメラシステムのブ
ロック図である。
【図3】本発明の実施の形態のカメラ部を示す図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態の顕微鏡を示す図である。
【図5】本発明の実施形態の電子カメラシステムの制御
を示すフローチャート図である。
【図6】図5のフローチャートのステップ5における合
焦制御を示すフローチャート図である。
【図7】図5のステップ16における撮影制御を示すフ
ローチャート図である。
【図8】図5のステップ11におけるトリミング制御を
示すフローチャート図である。
【図9】図8のフローチャートのステップ302におけ
る回転制御を示すフローチャート図である。
【図10】図8のフローチャートのステップ304にお
ける移動制御を示すフローチャート図である。
【図11】図8のフローチャートのステップ306にお
ける変倍制御を示すフローチャート図である。
【図12】図8のフローチャートのステップ312にお
けるデジタル変倍制御を示す図である。
【図13】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図14】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図15】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図16】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図17】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図18】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図19】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図20】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図21】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図22】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図23】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図24】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図25】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図26】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図27】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図28】モニタ画面上の表示例を示す図である。
【図29】本発明の別の実施の形態のカメラ部を示す図
である。
【符号の説明】
1 カメラ部 2 顕微鏡 3 パソコン 4 モニタ 5 キーボード 6 リモートコントローラ 7 インジケータランプ 8 ステージ 9 レボルバ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡用電子カメラにおいて、 被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段を回転させる回転部材とを有することを特
    徴とする顕微鏡用電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記回転部材は、電動により前記撮像手
    段を回転させることを特徴とする請求項1に記載の顕微
    鏡用電子カメラ。
  3. 【請求項3】 外部情報処理装置と電気的に接続する接
    続部を有し、 前記回転部材は、前記外部情報処理装置からの指示によ
    り前記撮像手段を回転させることを特徴とする請求項2
    に記載の顕微鏡用電子カメラ。
JP10097925A 1998-04-09 1998-04-09 顕微鏡用電子カメラ Pending JPH11295611A (ja)

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