JP2005181732A - 防振レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、現在選択されている防振モードを視覚にて確認することができる防振レンズ装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の防振レンズ装置10によれば、防振特性切替スイッチ108によって選択された通常モード及び高感度モードを表示する防振特性モード表示用LED130を設けた。防振特性モード表示用LED130は、通常モードが選択された場合には緑色に発光し、高感度モードが選択された場合には赤色に発光するようにマイコン134によって制御されている。これにより、防振特性モード表示用LED130に表示されている色を見ることによって、現在選択されている防振モードが通常モードでかるのか、高感度モードであるのかを容易に確認することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は防振レンズ装置に係り、特にカメラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正する補正レンズを備えた防振レンズ装置に関する。
光学性能の高倍率、高性能化に伴い最近のテレビカメラに使用されるレンズ装置には、テレビカメラに加わった振動によって生じる像ぶれを補正する補正レンズを備えたものがある。補正レンズを備えたレンズ装置(以下、「防振レンズ装置」と称する)には、鉛直・水平方向の振動を検出する角速度センサ、及びリニアモータを有する補正レンズ駆動部等が設けられ、角速度センサで検出された振動情報に基づいて、補正レンズを補正レンズ駆動部によって像ぶれを補正する位置に移動する(例えば。特許文献1)。
また、レンズ装置の電動駆動ユニットに防振スイッチを設け、この防振スイッチをON操作することにより、防振機能による振れ補正を開始する防振レンズ装置も提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2002−156695号公報 特開2002−318400号公報
しかしながら、特許文献1、2等に開示された従来の防振レンズ装置は、振れ補正を開始/停止させるためのスイッチは有しているものの、撮影中において防振機能のON/OFF状態をカメラマンに確認させる手段がないという問題があった。
また、防振レンズ装置には、防振の特性を適宜選択するために複数の防振モードが設定されているものがあり、これらの防振モードは、カメラマンによるスイッチの手動切り替え操作によって選択される。スイッチのうち、防振特性切替スイッチは、防振感度を通常モードと高感度モードとに切り替えるスイッチであり、補正方向切替スイッチは、補正レンズの振れ補正方向を鉛直・水平の両方向と鉛直方向のみとに切り替えるスイッチである。これらのスイッチによって4種類の特性が選択されるが、これらの特性を視覚にて確認するものは、従来の防振レンズ装置にはなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、現在選択されている防振モードを視覚にて確認することができる防振レンズ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、像ぶれを補正する補正レンズを備えるとともに補正レンズによる防振モードを複数種類有し、複数の防振モードのうち所望の防振モードをスイッチの切り替えによって選択する防振レンズ装置において、防振モード表示手段を備え、該防振モード表示手段は、前記スイッチの切り替えによって選択された防振モードの種類に応じて表示内容が変更されるように制御部によって制御されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、スイッチを切り替えることによって選択された防振モードを表示する防振モード表示手段を設け、この防振モード表示手段は、防振モードの種類に応じて表示内容が変更されるように制御部によって制御されている。よって、防振モード表示手段に表示されている表示内容を見ることによって、現在選択されている防振モードを容易に確認することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記防振モード表示手段は、発光ダイオードによって構成されていることを特徴とする。発光ダイオードを使用することにより、表示部を小型化でき、また、一つの発光ダイオードに複数の色を発光する発光部を内蔵できるため表示内容のバリエーションを広げることができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記発光ダイオードは、選択された前記防振モードに応じて発光色が変更されるように前記制御部によって制御されていることを特徴としている。発光ダイオードの発光色を変更することにより、その色を見るだけで現在選択されている防振モードを容易に確認することができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記発光ダイオードは、選択された前記防振モードに応じて点灯又は点滅するように前記制御部によって制御されていることを特徴としている。発光ダイオードが点滅していること、又は点灯していることを見るだけで、現在選択されている防振モードを容易に確認することができる。
請求項5に記載の発明によれば、前記防振モードは、防振の効きの感度が適度な第1のモード、及び防振の効きの感度が高い第2のモードであることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、前記防振モードは、鉛直及び水平の両方向に防振を実行する第1のモード、及び鉛直又は水平のうち一方の方向のみに防振を実行する第2のモードであることを特徴としている。
請求項5、及び6に記載の発明によれば、発光ダイオード等の防振モード表示手段に表示されている色又は防振モード表示手段が点灯又は点滅しているかを確認することによって、現在選択されている防振モードが前記第1のモード又は前記第2のモードであるかを容易に確認することができる。
請求項7に記載の発明によれば、前記防振モード表示手段は、前記防振レンズを駆動する駆動部を遠隔操作する遠隔操作装置に取り付けられていることを特徴としている。カメラマンは、遠隔操作装置を操作する際、遠隔操作装置に必ず目を向けるので、遠隔操作装置を操作した後、その位置から視線をそらすことなく、防振モード表示手段を見ることができる。これにより、カメラマンが防振モードを確認する際に、防振モード表示手段を探す手間を省くことができるので、カメラマンにかかる負担を軽減できる。
請求項8に記載の発明によれば、前記防振モード表示手段は、前記防振レンズ装置が取り付けられるカメラのファインダに設けられることを特徴としている。よって、カメラマンは、ファインダから目を離すことなく現在選択されている防振モードを確認できるので、防振モードを常時把握することができる。また、カメラマンが防振モードを確認する際に、防振モード表示手段を探す手間を省くことができるので、カメラマンにかかる負担を軽減できる。
本発明に係る防振レンズ装置によれば、スイッチによって選択された防振モードを表示する防振モード表示手段を設け、この防振モード表示手段は、防振モードの種類に応じて表示内容が変更されるように制御部によって制御されているので、防振モード表示手段に表示されている表示内容を見ることにより、現在選択されている防振モードを容易に確認することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る防振レンズ装置の好ましい実施の形態を詳説する。
図1には、実施の形態の防振レンズ装置10がカメラ12のマウント14に取り付けられ、カメラ12とともにレンズ支持部材16によって支持された状態が示されている。同図に示すカメラ12は、肩乗せ可能なENGカメラであり、また、防振レンズ装置10は、例えばズーム比が42倍、重量が約5.5kgの高倍率で重量物のレンズ装置である。防振レンズ装置10及びカメラ12は、レンズ支持部材16上において前後、左右、及び上下に相対的に移動されて光軸合わせされるとともに、レンズ支持部材16を介して、図2に示す三脚18の雲台19に取り付けられて使用される。
次に、防振レンズ装置10の防振機構を図3に基づいて説明する。防振レンズ装置10の補正レンズ20は、固定鏡胴22内に配置されるとともに、レンズ保持枠24に保持されて撮影光軸P上に取り付けられている。補正レンズ20は、レンズ保持枠24を図3上でX方向(水平方向)に移動させるX方向ボイスコイルモータ26と、レンズ保持枠24を図3上でY方向(鉛直方向)に移動させるY方向ボイスコイルモータ28とによって撮影光軸Pと直交する面内でXY方向に移動されることにより、防振レンズ装置10やカメラ12に加わった振動によって生じる像ぶれを補正する。
X方向ボイスコイルモータ26は、固定子26Bが固定鏡胴22の内側面に固定され、可動子26Aがプッシャー30に支持されてX方向に移動するようになっている。プッシャー30の両端部にはガイド孔30A、30Aが形成され、このガイド孔30A、30Aに、固定鏡胴22にX方向に固定されたガイドバー32、32が挿入されることによって、プッシャー30がX方向に移動可能に支持される。また、プッシャー30には、ガイドバー34がY方向に沿って取り付けられ、このガイドバー34に、レンズ保持枠24の側縁に設けられた軸受部36が摺動自在に嵌合されている。
一方、Y方向ボイスコイルモータ28は、固定子28Bが固定鏡胴22の内側面に固定され、可動子28Aがプッシャー38に支持されてY方向に移動するようになっている。プッシャー38の両端部にはガイド孔38A、38Aが形成され、このガイド孔38A、38Aに、固定鏡胴22にY方向に固定されたガイドバー40、40が挿入されることによって、プッシャー38がY方向に移動可能に支持される。また、プッシャー38には、ガイドバー42がX方向に沿って取り付けられ、このガイドバー42に、レンズ保持枠24の側縁に設けられた軸受部44が摺動自在に嵌合されている。
したがって、X方向ボイスコイルモータ26の可動子26AがX方向に移動すると、レンズ保持枠24はプッシャー30に押し引きされるとともに、プッシャー38のガイドバー42にX方向にガイドされながらX方向に移動する。また、Y方向ボイスコイルモータ28の可動子28AがY方向に伸縮動作すると、レンズ保持枠24はプッシャー38に押し引きされるとともに、プッシャー30のガイドバー34にY方向にガイドされながらY方向に移動する。これにより、補正レンズ20が撮影光軸Pと直交する面内でXY方向に移動する。
補正レンズ20の防振機構には、レンズ保持枠24のX方向位置を検出する位置センサ48が設けられるとともに、レンズ保持枠24のY方向位置を検出する位置センサ46が設けられている。
位置センサ46は、図4に示すLED50及びPSD(Position Sensor Device)52から構成される。LED50は、フレキシブルケーブル54の端部54Aに取り付けられた状態で、レンズ保持枠24の取付溝24Aに嵌め込まれて固定される。レンズ保持枠24の取付溝24Aにはスリット24Cが形成され、このスリット24Cに対向してPSD52が配置される。PSD52は、基板56に取り付けられ、この基板56を介して固定鏡胴22(図3参照)に固定される。PSD52は、LED50からスリット24Cを介して照射された光のスポット位置をアナログ的に検出し、この位置情報が防振レンズ装置10のCPUに出力される。
このCPUは、図5に示すドライブユニット(駆動部)80に内蔵され、ドライブユニット80に設けられた防振機能のON/OFFスイッチ82、又はドライブユニット80の下部コネクタ83(図6参照)にケーブル84を介して設けられた防振用コントローラ(遠隔操作装置)86のON/OFFスイッチ88をONすることによりカメラ12から電源が供給されて駆動される。
一方、図3に示した位置センサ48は、図4に示すLED58及びPSD60から構成される。LED58は、フレキシブルケーブル54の端部54Bに取り付けられた状態で、レンズ保持枠24の取付溝24Bに嵌め込まれて固定される。レンズ保持枠24の取付溝24Bにはスリット(不図示)が形成され、このスリットに対向してPSD60が配置される。PSD60は、基板62に取り付けられ、この基板62を介して固定鏡胴22(図3参照)に固定される。PSD60は、LED58からスリットを介して照射された光のスポット位置をアナログ的に検出し、この位置情報が防振レンズ装置10の前記CPUに出力される。
これにより、前記CPUには、レンズ保持枠24のX方向位置を示す情報が位置センサ48から、そして、レンズ保持枠24のY方向位置を示す情報が位置センサ46からそれぞれ入力される。この位置情報に基づいて、X方向ボイスコイルモータ26及びY方向ボイスコイルモータ28が駆動される。
なお、フレキシブルケーブル54は、図4に示すようにX方向ボイスコイルモータ26及びY方向ボイスコイルモータ28に接続されるとともに、フレキシブルケーブル54の固定部54Cが固定鏡胴22(図3参照)に固定され、端部54Dが前記CPUの防振制御基板(不図示)に接続される。
次に、防振レンズ装置10の光学系について説明する。防振レンズ装置10の内部構造は図示していないが、被写体側からカメラ12に向かってフォーカスレンズ、ズームレンズ、アイリス、補正レンズ20、及びエクステンダを含むマスターレンズ90(図6参照)が順に配置されて構成されている。
フォーカスレンズは、図5の如く固定鏡胴22に回動自在に設けられたフォーカスリング92を回動操作することにより光軸Pに沿って前後移動される。これにより、被写体の焦点が調節される。
また、ズームレンズは、所定の位置関係をもって光軸P方向に移動する変倍系レンズと補正系レンズとからなり、固定鏡胴22に回動自在に設けられたズームリング94を回動操作することにより光軸Pに沿って前後移動される。これにより、被写体の焦点距離が調節される。
更に、アイリスは、アイリスリング96を回動すると、これに連動して絞り開口を拡縮駆動する虹彩絞り機構を有している。これにより、アイリスリング96を回動すると、開口径が変更され、絞り値が調節される。
エクステンダは、防振レンズ装置10の光学系によって結像される像の倍率を例えば1倍と2倍とで切り換えるための各倍率に対応したレンズ(以下、これらのレンズを「エクステンダレンズ」と称する)を備え、固定鏡胴22に内蔵されたモータによる動作又は手動操作されるレバー98の回動操作によって、光軸P上に挿入されるエクステンダレンズが所望の倍率のエクステンダレンズに切り替えられる。マスターレンズ90は、エクステンダレンズから出射された被写体光をカメラ12のCCDに導くレンズである。
フォーカスリング92、ズームリング94、及びアイリスリング96は、図2の二点鎖線で示すカメラマン100の左手によって操作される。テレビカメラを操作するカメラマン100は、カメラ12の側方に位置し、右手で雲台19の操作棒102を把持するとともにカメラ12の電子ビューファインダ104を覗きながら被写体を確認し、左手で防振レンズ装置10を操作する。左手において、図5の二点鎖線で示すように、比較的大きなフォーカスリング92を小指と薬指とで回動操作し、ズームリング94を中指で回動操作し、人指し指でアイリスリング96を回動操作する。そして、各操作リング92、94、96にそれらを操作する指を当てた状態で、フリーの親指にて防振用コントローラ86のON/OFFスイッチ88等を操作する。
次に、防振用コントローラ86について説明する。
図1、図5に示すように防振用コントローラ86は、エクステンダレンズが位置する固定鏡胴22の外周部に配置されている。防振用コントローラ86のON/OFFスイッチ88を図2のカメラマン100が操作する場合、前述の如くカメラマン100は各操作リング92、94、96から指を放すことなく、フリーな状態の親指で操作する。
また、防振用コントローラ86は、図5の如く固定鏡胴22の外周部に形成された平坦部122に取り付けられ、この平坦部122は図6の如く左下がりに傾斜して形成されている。更に、防振用コントローラ86は、図2に示した雲台19の操作棒102に着脱自在に取り付けられる同一のブラケット124(図6参照)を介して、固定鏡胴22の外周部に取り付けられている。ブラケット124には、位置決め用の孔126と固定ねじ128とが設けられ、位置決め用の孔126を固定鏡胴22側及び操作棒102側のピンに嵌合し、固定ねじ128を固定鏡胴22側及び操作棒102側のねじ孔に螺入することにより、防振用コントローラ86がブラケット124を介して防振レンズ装置10側又は操作棒102に取り付けられる。
一方、防振用コントローラ86には、ON/OFFスイッチ88の他、ON/OFF表示灯106、防振特性切替スイッチ108、補正方向切替スイッチ110、防振特性モード表示用LED(防振モード表示手段(発光ダイオード))130、及び補正方向表示用LED(防振モード表示手段(発光ダイオード))132が取り付けられ、防振機能全般を防振用コントローラ86によって遠隔操作可能としている。
ON/OFF表示灯106は発光ダイオードであり、この発光ダイオードは、ON/OFFスイッチ88のON/OFF切り替え操作によって点灯/消灯するように図7、図9に示したマイコン(制御部)134によって制御されている。また、ON/OFF表示灯106は図6の如く、ON/OFFスイッチ88と対応することが容易に分かるように、ON/OFFスイッチ88の下方に位置する防振用コントローラ86の側面に取り付けられている。
防振特性切替スイッチ108は、防振感度を通常モード(第1の防振モード)と高感度モード(第2の防振モード)とに切り替えるスイッチである。通常モードとは、防振の効きが適度で防振特有の違和感が少ない防振モードであり、高感度モードとは、防振の効きを最優先した防振モードである。図3、図4で示した補正レンズ20は、防振特性切替スイッチ108によって選択された通常モード、又は高感度モードで駆動されるようにドライブユニット80に内蔵されたCPUによってその動作が制御される。
防振特性切替スイッチ108は、図7に示すように手動操作される可動接触子136、及び二つの固定接触子138、140から構成される。可動接触子136が固定接触子138に接触した信号がマイコン(制御部)134に出力されると、マイコン134は、防振モードが通常モードに切り替えられたと判断し、防振特性モード表示用LED130の発光部142を緑色点灯させるとともに発光部144を消灯させるようにLED駆動回路部146を制御する。また、可動接触子136が固定接触子140に接触した信号がマイコン(制御部)134に出力されると、マイコン134は、防振モードが高感度モードに切り替えられたと判断し、防振特性モード表示用LED130の発光部144を赤色発光させるとともに発光部142を消灯させるようにLED駆動回路部146を制御する。したがって、図8の如く防振特性切替スイッチ108によって通常モードが選択された場合には、防振特性モード表示用LED130は緑色発光し、また、高感度モードが選択された場合には、防振特性モード表示用LED130は赤色発光する。
この防振特性モード表示用LED130は図6の如く、防振特性切替スイッチ108と対応することが容易に分かるように、防振特性切替スイッチ108の下方に位置する防振用コントローラ86の側面に取り付けられている。
補正方向切替スイッチ110は、図3に示した補正レンズ20の振れ補正方向を鉛直・水平の両方向で実行するVH(Vertical and Horizontal )モード(第1の防振モード)と鉛直方向のみで実行するV(Vertical)モード(第2の防振モード)とに切り替えるスイッチである。図3、図4で示した補正レンズ20は、補正方向切替スイッチ110によって選択されたVHモード、又はVモードで駆動されるようにドライブユニット80に内蔵されたCPUによってその動作が制御される。
補正方向切替スイッチ110は、図9に示すように手動操作される可動接触子150、及び二つの固定接触子152、154から構成される。可動接触子150が固定接触子152に接触した信号がマイコン(制御部)134に出力されると、マイコン134は、防振モードがVHモードに切り替えられたと判断し、補正方向表示用LED132の発光部156を緑色点灯させるとともに発光部158を消灯させるようにLED駆動回路部146を制御する。また、可動接触子150が固定接触子154に接触した信号がマイコン(制御部)134に出力されると、マイコン134は、防振モードがVモードに切り替えられたと判断し、補正方向表示用LED132の発光部158を赤色発光させるとともに発光部156を消灯させるようにLED駆動回路部146を制御する。これにより、図10の如く補正方向切替スイッチ110によってVHモードが選択された場合には、補正方向表示用LED132は緑色発光し、また、Vモードが選択された場合には、補正方向表示用LED132は赤色発光する。
この補正方向表示用LED132は図6の如く、補正方向切替スイッチ110と対応することが容易に分かるように、補正方向切替スイッチ110の下方に位置する防振用コントローラ86の側面に取り付けられている。
なお、図5の如くドライブユニット80にもON/OFF表示灯112、防振特性切替スイッチ114(図6参照)、及び補正方向切替スイッチ116(図5参照)が取り付けられている。これらのスイッチ112、114、116を操作してもON/OFF表示灯106、防振特性モード表示用LED130、及び補正方向表示用LED132は前述したように発光する。スイッチによる防振モードの選択は、防振用コントローラ86側のスッチが、ドライブユニット80側のスイッチよりも優先されている。また、ドライブユニット80には前記スイッチ112、114、116の他、焦点距離を調節するズームシーソレバー118及びアイリスオート/マニュアル切替スイッチ120等、複数のスイッチ及びレバーが設けられている。
したがって、このように構成された防振レンズ装置10によれば、防振特性切替スイッチ108によって選択された通常モード及び高感度モードを表示する防振特性モード表示用LED130を設け、通常モードが選択された場合には緑色に発光し、高感度モードが選択された場合には赤色に発光するようにマイコン134によって防振特性モード表示用LED130を制御したので、防振特性モード表示用LED130に表示されている色(表示内容)を見ることによって、現在選択されている防振モードが通常モードであるのか、高感度モードであるのかを容易に確認することができる。なお、発光色は緑、赤に限定されるものではなく、両者を明確に識別できる色であれば何色でもよい。また、LEDの発光色によって防振モードを判別させるのではなく、一方の防振モードの時には点灯させ、他方の防振モードの時には点滅させるように防振特性モード表示用LED130を制御してもよい。
また、防振レンズ装置10によれば、補正方向切替スイッチ110によって選択されたVH及びVモードを表示する補正方向表示用LED132を設け、VHモードが選択された場合には緑色に発光し、Vモードが選択された場合には赤色に発光するようにマイコン134によって補正方向表示用LED132を制御したので、補正方向表示用LED132に表示されている色(表示内容)を見ることによって、現在選択されている防振モードがVHモードであるのか、Vモードであるのかを容易に確認することができる。なお、発光色は緑、赤に限定されるものではなく、両者を明確に識別できる色であれば何色でもよい。また、LEDの発光色によって防振モードを判別させるのではなく、一方の防振モードの時には点灯させ、他方の防振モードの時には点滅させるように補正方向表示用LED132を制御してもよい。更に、Vモードに代えて、振れ補正方向を水平方向のみで実行するHモードを適用してもよい。
そして、実施の形態の防振レンズ装置10は、防振モード表示手段として発光ダイオードを適用したので、防振特性モード表示部及び補正方向表示部を小型化でき、また、一つの発光ダイオードに複数の色を発光する発光部を内蔵できるため表示内容のバリエーションを広げることができる。たとえば、防振モードが通常モードと高感度モードの二つだけではなく、多段に区分けされている場合には、その区分けされた数に対応する数の発光部を発光ダイオードに内蔵し、それらの発光部の色を各々異なるようにすることによって、現在どの段の防振モードであるのかを容易に認識できる。
更に、防振特性モード表示用LED130及び補正方向表示用LED132は、防振レンズ装置10の防振モードを選択する際に、すなわちスイッチ108、110を操作する際に、必ず目を向ける防振用コントローラ86に取り付けられているので、防振用コントローラ86によって防振モードを選択した後、その位置から視線をそらすことなく、防振特性モード表示用LED130及び補正方向表示用LED132の発光色、又は点灯/点滅状態を見るだけで、選択した防振モードを容易に確認できる。よって、カメラマンが防振モードを確認する際に、LED130、132を探す手間を省くことができるので、カメラマンにかかる負担を軽減できる。
また、防振モード表示手段を図1に示したカメラ12のファインダ104に内蔵してもよい。よって、カメラマンは、ファインダ104から目を離すことなく現在選択されている防振モードをファインダ104を見るだけで確認できるので、防振モードを常時把握することができる。よって、カメラマンが防振モードを確認する際に、防振モード表示手段を探す手間を省くことができるので、カメラマンにかかる負担を軽減できる。ファインダ104に防振モードを表示する表示方法としては、色表示でもよく文字表示でもよい。また、ファインダ104の表示範囲の近傍に発光ダイオード、又は小型液晶表示パネル等の表示手段を取り付け、これらの表示手段によって色表示、又は文字表示させて現在の防振モードを確認させてもよい。
実施の形態の防振レンズ装置を備えたテレビカメラの側面図 図1に示したテレビカメラが三脚に取り付けられた状態を示す斜視図 図1に示した防振レンズ装置の防振機構を示した正面図 図3に示した防振機構の組立斜視図 防振レンズ装置に対するカメラマンの手の位置を示した説明図 防振用コントローラの取り付け状態を示した説明図 防振レンズ装置の防振特性モード表示用LEDの制御系を示すブロック図 図7に示した防振特性モード表示用LEDによって表示される色を示した説明図 防振レンズ装置の補正方向表示用LEDの制御系を示すブロック図 図9に示した補正方向表示用LEDによって表示される色を示した説明図
符号の説明
10…防振レンズ装置、12…カメラ、16…レンズ支持部材、20…補正レンズ、22…固定鏡胴、86…防振用コントローラ、88…ON/OFFスイッチ、90…マスターレンズ、92…フォーカスリング、94…ズームリング、96…アイリスリング、100…カメラマン、102…操作棒、104…ビューファインダ、106…ON/OFF表示灯、108…防振特性切替スイッチ、110…補正方向切替スイッチ、130…防振特性モード表示用LED、132…補正方向表示用LED、134…マイコン、142、144、156、158…発光部

Claims (8)

  1. 像ぶれを補正する補正レンズを備えるとともに補正レンズによる防振モードを複数種類有し、複数の防振モードのうち所望の防振モードをスイッチの切り替えによって選択する防振レンズ装置において、
    防振モード表示手段を備え、該防振モード表示手段は、前記スイッチの切り替えによって選択された防振モードの種類に応じて表示内容が変更されるように制御部によって制御されていることを特徴とする防振レンズ装置。
  2. 前記防振モード表示手段は、発光ダイオードによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の防振レンズ装置。
  3. 前記発光ダイオードは、選択された前記防振モードに応じて発光色が変更されるように前記制御部によって制御されていることを特徴とする請求項2に記載の防振レンズ装置。
  4. 前記発光ダイオードは、選択された前記防振モードに応じて点灯又は点滅するように前記制御部によって制御されていることを特徴とする請求項2に記載の防振レンズ装置。
  5. 前記防振モードは、防振の効きの感度が適度な第1のモード、及び防振の効きの感度が高い第2のモードであることを特徴とする請求項1、2、3又は4のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置。
  6. 前記防振モードは、鉛直及び水平の両方向に防振を実行する第1のモード、及び鉛直又は水平のうち一方の方向のみに防振を実行する第2のモードであることを特徴とする請求項1、2、3又は4のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置。
  7. 前記防振モード表示手段は、前記防振レンズを駆動する駆動部を遠隔操作する遠隔操作装置に取り付けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置。
  8. 前記防振モード表示手段は、前記防振レンズ装置が取り付けられるカメラのファインダに設けられることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6のうちいずれか一つに記載の防振レンズ装置。
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