JP2002131365A - 検査方法及び検査装置 - Google Patents

検査方法及び検査装置

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JP2002131365A
JP2002131365A JP2001121555A JP2001121555A JP2002131365A JP 2002131365 A JP2002131365 A JP 2002131365A JP 2001121555 A JP2001121555 A JP 2001121555A JP 2001121555 A JP2001121555 A JP 2001121555A JP 2002131365 A JP2002131365 A JP 2002131365A
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circuit
short
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circuit wiring
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Hiroshi Hamori
寛 羽森
Satoshi Harada
聡 原田
Seigo Ishioka
聖悟 石岡
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OHT Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短絡配線に接続された回路配線の検査におい
て、他の回路配線に生じている欠陥の影響をより低減し
て回路配線の検査をすること。 【解決手段】 短絡配線201に接続された回路配線2
02を検査するにあたり、検査対象である2つの回路配
線202を挟む短絡配線201の2箇所(205、20
6)を、抵抗器207を介してGNDに接続して所定の
電位とし、破線208で、検査対象である回路配線20
2を他の回路配線から電気的にアイソレートする。その
後、検査対象である回路配線202に電流を流し、これ
により発生した磁界204の強度等を検出することによ
り、回路配線の異常を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路配線の検査技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルやその他の電子回路の回
路配線(導電パターン等)では、短絡配線(ショートバ
ー等とも呼ばれる。)を採用したものが提案されてい
る。この短絡配線は、回路基板上にICチップ等をマウ
ントする際に、回路基板に帯電した静電気がICチップ
等に突入し、これを破壊することを防止するために設け
られる配線であり、本来的な回路を構成しないダミーの
配線である。
【0003】図7は、係る短絡配線が設けられた回路配
線を有する回路基板の一例を示す図である。図7におい
て、回路基板Xは、ICチップがマウントされる領域1
01(点線)と、領域101にマウントされるICチッ
プに接続される一群の回路配線102と、黒塗りの太線
で示す矩形の短絡配線103と、を有する。各回路配線
102は、その一端が短絡配線103に接続され、ま
た、その他端が開放されており、この他端が領域101
にマウントされるICチップに接続されることとなる。
【0004】係る構成からなる回路基板Xでは、短絡配
線103をGNDに落とした状態で領域101にICチ
ップをマウントする。この結果、回路基板Xに帯電した
静電気がGNDに流れ込み、ICチップへの突入が防止
できることとなる。ICチップのマウントが終了する
と、短絡配線103は不要であるので、点線104にお
いて回路配線102と短絡配線103とを切り離すか、
若しくは、点線104において回路基板Xを切断するこ
ととなる。図8は、ICチップ105がマウントされた
後、点線104において切断した回路基板Xを示してい
る。
【0005】一方、このような短絡配線を利用して、回
路配線の検査を行う方法が提案されている。図9及び図
10は、その検査原理を示した図である。
【0006】図中、太線111は、短絡配線を示してお
り、また、一端が短絡配線111に接続された線112
は、回路配線を示している。
【0007】ここで、図9に示すように、隣接する2つ
の回路配線112間に電位差を与えると、これらの回路
配線112と短絡配線111とを通って電流113が流
れることとなる。すると、これらの回路配線112と短
絡配線111とに略囲まれるコ型の領域内に、電流11
3による磁界114が発生する。
【0008】そして、この磁界114を磁気センサ等で
検出することにより、電位差を与えた2つの回路配線1
12の欠陥を検査することが可能となる。具体的には、
例えば、図10に示すように、回路配線112間が、線
115によって短絡しているという欠陥が生じていたと
すると、図9の電流113が線115に分流して、電流
113a及び113bが流れ、これに対応して磁界11
4aと114bとが発生することとなる。
【0009】この際、回路配線に欠陥が生じている図1
0の磁界114a又は114bと、正常な図9の磁界1
14と、では、前者の方が電流113a又は113bが
小さいので、その磁界の強度も弱い。従って、検査対象
である2つの回路配線112と短絡配線111とに略囲
まれる領域内の磁界の強度、分布等を検出することによ
り、回路配線に欠陥が生じているか否かを検出すること
が可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、短絡配線
が設けられた回路配線では、短絡配線を利用して回路配
線の検査を行うことができるが、この検査方法では、一
の回路配線の検査にあたり、他の回路配線に生じている
欠陥が、その検査に影響を与えるという問題がある。例
えば、図7の回路配線1021と1022とを上述した
方法で検査する場合に、回路配線1023等に欠陥が存
在すると、短絡配線103を介して回路配線1021と
1021との検査に影響を及ぼし、欠陥箇所の特定に支
障を与える等、高精度な検査結果が得られない場合があ
る。
【0011】従って、本発明の目的は、他の回路配線に
生じている欠陥の影響をより低減して回路配線の検査を
なし得る検査方法及び検査装置を提供することにある。
【0012】
【課題を達成するための手段】本発明によれば、一端が
短絡配線に接続された一群の回路配線を検査する検査方
法であって、前記一群の回路配線の中から相互に隣接す
る2つの回路配線を選択する工程と、選択した前記2つ
の回路配線の前記一端間を挟む前記短絡配線の2箇所
を、所定の電位とする工程と、選択した前記2つの回路
配線間に電流を供給する工程と、前記電流の供給によっ
て、選択した前記2つの回路配線と前記短絡配線とに略
囲まれる領域に生じる磁界を検出する工程と、検出した
前記磁界に基づいて前記2つの回路配線を検査する工程
と、を含むことを特徴とする検査方法が提供される。
【0013】また、本発明によれば、一端が短絡配線に
接続された少なくとも2以上の回路配線を検査する検査
方法であって、前記少なくとも2以上の回路配線の中か
ら相互に隣接する2つの回路配線を選択する工程と、選
択した前記2つの回路配線の前記一端間を挟む前記短絡
配線の2箇所を、所定の電位とする工程と、選択した前
記2つの回路配線間に電流を供給する工程と、前記電流
の供給によって、選択した前記2つの回路配線と前記短
絡配線とに略囲まれる領域に生じる磁界を検出する工程
と、検出した前記磁界に基づいて前記2つの回路配線を
検査する工程と、を含むことを特徴とする検査方法が提
供される。
【0014】また、本発明によれば、一端が短絡配線に
接続された一群の回路配線であって、前記回路配線が複
数のグループ毎に区分けされた一群の回路配線を、前記
グループ単位で検査する検査方法であって、いずれかの
前記グループを選択する工程と、選択した前記グループ
に属する前記回路配線のうち、該グループの両端に位置
する2つの前記回路配線の前記一端間を挟む前記短絡配
線の2箇所を、所定の電位とする工程と、選択した前記
グループに属する前記回路配線を順次検査する検査工程
と、を含み、前記検査工程は、選択した前記グループに
属する前記回路配線の中から相互に隣接する2つの回路
配線を選択する工程と、選択した前記2つの回路配線間
に電流を供給する工程と、前記電流の供給によって、選
択した前記2つの回路配線と前記短絡配線とに略囲まれ
る領域に生じる磁界を検出する工程と、検出した前記磁
界に基づいて前記2つの回路配線を検査する工程と、を
含むことを特徴とする検査方法が提供される。
【0015】また、本発明によれば、一端が短絡配線に
接続された一群の回路配線を検査する検査装置であっ
て、相互に隣接する2つの前記回路配線間に電流を供給
する電流供給手段と、前記電流が供給される2つの前記
回路配線の前記一端間を挟む前記短絡配線の2箇所を、
所定の電位とする手段と、前記電流の供給によって、前
記2つの回路配線と前記短絡配線とに略囲まれる領域に
生じる磁界を検出する磁界検出手段と、を備えたことを
特徴とする検査装置が提供される。
【0016】また、本発明によれば、一端が短絡配線に
接続された少なくとも2以上の回路配線を検査する検査
装置であって、相互に隣接する2つの前記回路配線間に
電流を供給する電流供給手段と、前記電流が供給される
2つの前記回路配線の前記一端間を挟む前記短絡配線の
2箇所を、所定の電位とする手段と、前記電流の供給に
よって、前記2つの回路配線と前記短絡配線とに略囲ま
れる領域に生じる磁界を検出する磁界検出手段と、を備
えたことを特徴とする検査装置が提供される。
【0017】また、本発明によれば、一端が短絡配線に
接続された一群の回路配線であって、前記回路配線が複
数のグループ毎に区分けされた一群の回路配線を、前記
グループ単位で検査する検査装置であって、相互に隣接
する2つの前記回路配線間に電流を供給する電流供給手
段と、各々の前記グループ間に位置する前記短絡配線を
所定の電位とする手段と、前記電流の供給によって、前
記2つの回路配線と前記短絡配線とに略囲まれる領域に
生じる磁界を検出する磁界検出手段と、を備え、前記所
定の電位とする手段は、検査対象である前記グループの
両側に位置する前記短絡配線をそれぞれ所定の電位とす
ることを特徴とする検査装置が提供される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について図面を参照して説明する。 <検査原理>まず、本発明の検査原理について説明す
る。本発明では、隣接する2つの回路配線を選択し、選
択した回路配線間に電位差を与える等して該回路配線及
び短絡配線に電流を供給し、該電流により生じた磁界を
検出する点は従来と同様であるが、選択した回路配線の
一端間を挟む短絡配線の2箇所を所定の電位とする点が
異なる。以下、図1を参照して具体的に説明する。図1
は、本発明の検査原理を示した図である。
【0019】図1において、太線201は、短絡配線を
示しており、4本の線202は回路配線を示している。
各回路配線202は、その一端が短絡配線201に接続
されている。なお、その他端は、開放されている場合も
あれば他の回路配線に接続されている場合もあり得る。
【0020】回路配線202の検査手順としては、ま
ず、検査対象とされる回路配線202を選択する。図1
では、4本の回路配線202のうち、相互に隣接する中
央の2本の回路配線202が検査対象として選択されて
いる。
【0021】次に、短絡配線201のうち、選択した回
路配線202の一端(202a)間を挟む2箇所を所定
の電位とする。図1では、短絡配線201のうち、選択
した回路配線202の各一端202a間を挟む、ポイン
ト205とポイント206とが、抵抗器207を介して
GNDに接続され、所定の電位とされている。
【0022】このような状態で、選択した2つの回路配
線202に電流を供給する。図1のでは、選択した回路
配線202間に電位差を与えているため、選択した一方
の回路配線202から短絡配線203を介して選択した
他方の回路配線202へ電流203が流れることとな
る。
【0023】なお、図1では、回路配線202間に、固
定値の電位差を与える構成を採用しているが、回路配線
202に電流を流すことができれば、逐次変化する電位
差、例えば、電圧が矩形波状に変化する信号や、交流波
状に変化する信号等、任意の信号を回路配線202に与
えて電流を流すようにしてもよく、係る場合も本発明に
含まれる。
【0024】そして、電流203により生じる磁界20
4を検出することにより、選択した2つの回路配線20
2の欠陥を検査するが、この時、ポイント205と20
6とを所定の電位としているので、選択された2つの回
路配線202と、短絡配線201のうちポイント205
とポイント206とに挟まれる領域と、が、他の回路配
線202や短絡配線201の他の領域から電気的にアイ
ソレートされることとなる。すなわち、図1では、点線
208間に挟まれる部分と、他の部分とが電気的にアイ
ソレートされる。
【0025】従って、選択した2つの回路配線202の
検査にあたり、これ以外の回路配線202等の欠陥に基
づく影響が低減され、より高精度な検査が可能となる。
【0026】なお、ポイント205及び206の電位
は、上記電気的なアイソレートが実現可能な範囲で適宜
定めることができる。例えば、検査対象である回路配線
202の一方の電位をVとし、他方の電位を0(GN
D)と想定すれば、ポイント205及び206の電位
を、前記他方の電位と同じ電位、すなわち0(GND)
としたり、若しくは、前記各電位の間の電位、すなわ
ち、0からVの間の電位(V/2、V/3等)とするこ
とができる。また、検査対象である回路配線202の一
方の電位を+Vとし、他方の電位を−Vと想定すれば、
ポイント205及び206の電位を−Vや、−Vから+
Vの間の電位(0等)とすることもできる。但し、検査
対象である回路配線202間に、より大きな電流を安定
して流すためには、ポイント205及び206の電位
を、検査対象である回路配線202の各電位の間の電位
とすることが望ましいと考えられる。
【0027】また、ポイント205及び206の電位
は、検査対象である回路配線202に与えられる電位と
同じとしてもよい。図11は、この場合の検査原理を示
す図である。図11の例では、検査対象である回路配線
202の一方に第1の電位(ここでは+V1)を与え、
他方に第2の電位(ここではGND)を与えると共に、
ポイント205及び206の電位を上記第1の電位(+
V1)としている。
【0028】このような態様においても、選択された2
つの回路配線202と、短絡配線201のうちポイント
205とポイント206とに挟まれる領域と、が、他の
回路配線202や短絡配線201の他の領域から電気的
にアイソレートされることとなり、特に、回路配線20
2間に流れる電流を安定化させ、他の回路配線202等
の欠陥の影響を受けにくいと考えられる。
【0029】また、ポイント205及び206の電位
は、それぞれ異なる電位であってもよい。図12は、こ
の場合の検査原理を示す図である。図12の例では、検
査対象である回路配線202の一方に第1の電位(ここ
では+V1)を与え、他方に第2の電位(ここではGN
D)を与えると共に、ポイント205及び206の電位
をそれぞれ、+V3及び+V2としている。ここに、+
V1≧+V2、+V2>+V3であることが好ましい。
【0030】このような態様においても、選択された2
つの回路配線202と、短絡配線201のうちポイント
205とポイント206とに挟まれる領域と、が、他の
回路配線202や短絡配線201の他の領域から電気的
にアイソレートされることとなり、特に、+V2及び+
V3の値の選択の仕方により、回路配線202間に流れ
る電流を制御することができ、他の回路配線202等の
欠陥の影響を受けにくいと考えられる。
【0031】また、本発明においては、所定の電位とす
るポイント205及び206の位置は、必ずしも検査対
象である回路配線202の直近の位置に限定されるもの
ではなく、短絡配線201のうち、検査対象である回路
配線202の各一端202a間を挟む部位であれば、例
えば、図1のポイント205’及び206’とすること
もできる。
【0032】この場合、図1における両脇の2本の回路
配線202に欠陥があれば、中央の2本の回路配線20
2の検査に影響が生じるが、少なくともポイント20
5’と206’とに挟まれる4本の回路配線202のい
ずれかに欠陥があることは特定できるので、欠陥箇所の
特定に支障は無く、回路基板の修理若しくは廃棄の判断
に役立てることができ、検査結果としては申し分ない。 <検査装置の例>次に、本発明の好適な装置の例につい
て説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る検査装
置Aの概略図である。
【0033】検査装置Aは、図7に示した回路基板Xを
検査することを想定したものであって、略チップ形状の
検査ユニット1と、検査対象となる2つの回路配線間に
電流を供給するための電源2と、検査対象となる2つの
回路配線を選択等、検索ユニット1を制御するための制
御信号を検査ユニット1へ送出する制御回路3と、主と
して検査ユニット1で検出された磁界等を計測する計測
器4と、回路基板Xの短絡配線103上の所定のポイン
トを所定の電位とするための可変抵抗器5と、を備え
る。
【0034】電源2は、検査対象となる2つの回路配線
に異なる電位を与えて電位差を生じさせ、これらに電流
を供給するための電源であり、本実施形態では、+V電
位とGND電位とを与える。但し、後で説明するように
電界センサによる検査を行う場合は、時間的に変化する
電気信号、例えば、電圧変化の周期が、500kHzか
ら10MHz程度の電気信号、を発生し得る信号発生機
能を有することが必要とされる。
【0035】可変抵抗器5は、短絡配線上の所定のポイ
ントを所定の電位とするためのものであり、その抵抗値
を可変とすることにより、電源2から与えられる+V電
位とGND電位との間の電位を与えることができる。尤
も、この可変抵抗器5を抵抗値固定の抵抗器としてもよ
いし、抵抗器を設けずに直接GND電位を与えるように
してもよい。
【0036】なお、上述した図11の検査原理を採用す
る場合は、可変抵抗器5に代えて、別の電源を採用する
こともできる。また、上述した図12の検査原理を採用
する場合は、2種類の電位を発生できるように、例え
ば、2つの電源を採用すればよい。
【0037】制御回路3は、少なくとも検査ユニット1
に対して、検査する回路配線を順次選択する信号を発生
するものであり、例えば、コンピュータ等から構成する
ことができる。また、図の矢印で示すように計測器4と
データ交換可能に構成し、どの回路配線が選択されてい
るかを示すデータを提供するようにしてもよい。
【0038】計測器4は、主として検査ユニット1で検
出された磁界に基づく電気信号を検査ユニット1から取
得し、解析等する信号処理機能を有するものである。
【0039】検査ユニット1は、その表面から突出した
ピン形状の複数グループの検査用プローブ11(a乃至
d)及び複数のシールド用プローブ12(a乃至d)
と、4つの磁気センサ13と、4つの電界センサ15
と、を備える。
【0040】検査用プローブ11は、図2に示すよう
に、各グループ(a乃至d)毎に10本づつ整列配置さ
れている。この検査用プローブ11は、導電性を有する
材料からなり、その先端が回路基板Xの回路配線上のい
ずれかの部位(本実施形態ではパッド部分)に接触し、
選択された回路配線102間に電源2により電流を供給
するためのものである。シールド用プローブ12は、導
電性を有する材料からなり、その先端が、回路基板Xの
短絡配線103に接触することにより、短絡配線103
上のポイントを可変抵抗器5を介して所定の電位とする
ためのものである。
【0041】磁気センサ13は、回路基板Xの回路配線
102と短絡配線103とに電流が流れることにより生
じる磁界を検出するためのセンサユニットであり、例え
ば、コイルやホール素子等から構成され、発生した磁界
の強度に応じた電気信号(例えば、電圧)を発生する。
この電気信号は、計測器4で計測され、磁界の強度等が
測定されることとなる。
【0042】電界センサ15は、磁気センサ13による
検査とは別に検査を行うためのセンサであり、磁気セン
サ13による検査のみを行う場合は必ずしも必要ない。
【0043】この電界センサ15は、従来、接触式検査
と呼ばれる手法に代えて採用される非接触式検査に用い
られるセンサであり、既に種々の形式のものが提案され
ている。
【0044】ここで、接触式検査とは、一般に、検査す
る回路配線の両端にそれぞれプローブを接触させ、一方
のプローブから電気信号を供給して他方のプローブから
これを受信して導通チェックを行い、回路配線の断線、
短絡等を検査する検査手法である。
【0045】しかし、近年では、回路配線の高密度化に
より、回路配線にプローブを正確に逐次接触させること
が困難な状況となってきたため、電気信号の受信側では
プローブを用いずに、回路配線と接触することなく電気
信号を受信する手法、すなわち、非接触式検査が提案さ
れている。
【0046】この非接触式の検査手法では、一般には、
検査の対象となる回路配線の一端に接触するプローブを
配置すると共に、その他端に該回路配線に近接して電界
センサを配置した後、プローブに時間的に変化する電気
信号(例えば、電圧変化の周波数が、500kHzから
10MHz程度のもの。)を供給することにより、回路
配線と電界センサとの間に介在する静電容量を介して該
電界センサに現れる電気信号を検出して回路配線の断線
等を検査するものである。
【0047】このような非接触式検査に用いられる電界
センサは、検査する回路配線上の電気信号の変化に伴っ
て電気信号を発生する素材、例えば、単純なものでいえ
ば導電性を有する材料や、若しくは、半導体素子等のセ
ンサ要素から構成されるものを挙げることができる。な
お、図2、図4等においては、電界センサ15は、図面
上4つ配置されているが、各電界センサ15は、各回路
配線を個別に検査できるように、各回路配線毎のセンサ
要素を有するものである。
【0048】本実施形態では、磁気センサ13による検
査と電界センサ15による検査とを併用可能としたもの
であるが、本実施形態は磁気センサ13による検査を主
たる目的とするものである。
【0049】次に、検査ユニット1は、電源2と検査用
プローブ11とを接続するための端子1a及び1bと、
制御回路3から制御信号が入力される端子1cと、磁気
センサ13が検出した磁界に基づく電気信号を計測器4
へ送出するための端子1eと、可変抵抗器5とシールド
用プローブ12とを接続するための端子1dと、電界セ
ンサ15が検出した電気信号を計測器4へ送出するため
の端子1fと、を有する。
【0050】図3は、検査ユニット1の内部回路を示し
た図である。
【0051】検査ユニット1は、マルチプレクサ等から
構成される切替回路14を内蔵しており、切替回路14
は、各検査用プローブ11を、端子1a及び1bを介し
て電源2に接続するか、又は、オープンに個別に切替え
る。切替は、端子1cを介して入力される制御回路3か
らの制御信号に基づいて行われる。また、各シールド用
プローブ12は、端子1dを介して可変抵抗器5へ、各
磁気センサ13は、端子1eを介して計測器4へ、各電
界センサ15は、端子1fを介して計測器4へ、それぞ
れ接続可能としている。
【0052】なお、上述した図12の検査原理を採用す
る場合は、端子1dの数を少なくとも2つにし、それら
を各シールド用プローブ12に選択的に接続するように
構成して、各シールド用プローブ12が、複数の端子1
dにそれぞれ接続される異なる電源等と選択的に接続さ
れるように構成することが考えられる。
【0053】ここで、検査ユニット1の検査用プローブ
11、シールド用プローブ12及び磁気センサ13、若
しくは、電界センサ15は、検査対象である回路基板の
回路配線の構成に応じてその配置が定められる。本実施
形態では、検査装置Aは、図7の回路基板Xを検査する
ことを想定しているので、その回路配線102に対応し
た配置とされている。
【0054】図4は、検査時における回路基板Xに対す
る検査ユニット1の配置を示した図である。図4は、回
路基板Xを破線で示しており、回路基板Xを透視して検
査ユニット1の表面を表した平面図を構成している。ま
た、図5は、図4の線YYに沿う断面図である。なお、
図4及び図5は理解を容易にするために構成の一部をデ
フォルメ若しくは省略している。
【0055】図4において、回路基板Xの各回路配線1
02(a乃至d)のパッド部分(円形部分)上には、黒
点で示した各検査用プローブ11(a乃至d)が個別に
対応して接触している。これは、各回路配線102を個
別に検査するためである。
【0056】また、図4において、各シールド用プロー
ブ11a乃至11dは、略矩形枠形状を有する短絡配線
103の各隅上に接触している。本実施形態では、後で
説明するように、回路配線102を、102a乃至10
2dに示すグループ単位で検査を行う。このため、各シ
ールド用プローブ11a乃至11dは、102a乃至1
02dの各グループの両端に位置する2つの回路配線の
一端(短絡配線103に接続される側の端部)間を挟む
短絡配線103上の各ポイントに接触するように配置さ
れている。
【0057】回路基板Xの場合、略矩形枠形状を有する
短絡配線103の左右上下の4辺に、各グループの回路
配線102a乃至102dが、それぞれ接続されている
ので、各グループの両端に位置する2つの回路配線の一
端間を挟む短絡配線103上のポイントは、短絡配線1
03の4つの隅部分とすることができるのである。
【0058】次に、各磁気センサ13は、各グループの
回路配線102a乃至102d毎に設けられており、特
に、各回路配線102と短絡配線103とに略囲まれる
領域であって、各回路配線102と短絡配線103との
接続部分付近上を覆うように配置されている。この部分
において尤も強度の強い磁界が発生すると考えられるか
らである。
【0059】また、電界センサ14は、各グループの回
路配線102a乃至102d毎に設けられており、特
に、各回路配線102の他端(ICチップに接続される
側の端部)上に非接触で配置されている。 <検査手順>次に、検査装置Aにおける磁気センサ13
による検査手順の例を図4を参照して説明する。
【0060】まず、各グループの回路配線102a乃至
102dの中から検査する一つのグループを選択する。
ここでは、回路配線102aのグループが選択されたも
のとする。
【0061】次に、回路配線102aの両端に位置する
回路配線102a’の一端(短絡配線103に接続され
る側の端部)間を挟む短絡配線103の2箇所を所定電
位とする。本実施形態では、シールド用プローブ12a
と12bとが短絡配線103に接触しており、かつ、こ
れらのプローブを可変抵抗器5に接続したことにより、
これが実現される。この結果、回路基板Xの回路配線1
02及び短絡配線103は、図4の破線12a’と12
b’とに挟まれる部分と、それ以外の部分とが、電気的
にアイソレートされる。
【0062】なお、本実施形態では、シールド用プロー
ブ12c及び12dも可変抵抗器5に接続されているた
め、これらが接触する短絡配線103上の2箇所も所定
電位とされるが、これは回路配線102aの検査では不
要である。よって、各シールド用プローブ12a乃至1
2cを全て直接可変抵抗器5に接続せずに、必要なシー
ルド用プローブだけ可変抵抗器5に切替えて接続するよ
うにしてもよい。
【0063】次に、10本の回路配線102aの中か
ら、検査対象となる相互に隣接した2つの回路配線が選
択される。選択は、制御回路3から送出される制御信号
に基づいて切替回路14が行い、回路配線102aのう
ちの一つを端子1aに接続し、他の一つを端子1bに接
続し、他の回路配線はオープンとされる。
【0064】選択された2つの回路配線102aは、電
源2に接続されるので、電位差が生じ、選択された一方
の回路配線102aから短絡配線103を介して他方の
回路配線102aへ電流が流れることとなる。
【0065】この結果、選択された2つの回路配線10
2aと短絡配線103とに略囲まれる領域に磁界が発生
し、磁気センサ13がこれを検出する。磁気センサ13
は、検出した磁界に応じた電気信号を発生し、この電気
信号が計測器4へ入力される。計測器4では、入力され
た電気信号を分析して選択された2つの回路配線102
aに欠陥がないか否かを判定する。判定は、例えば、電
気信号のピーク値等が予備実験等で予め得た値よりも低
いか否か、若しくは、他の回路配線102の検査におけ
るピーク値との相対比較等により異常を判別することに
より行う。例えば、選択した2つの回路配線102a間
に短絡が生じていると、上述した通り、磁界の強度が小
さくなるので、電気信号のピーク値が下がるため、短絡
の有無が判定できる。
【0066】また、この時、回路配線102aのグルー
プは、破線12a’及び12b’を境にして、他の回路
配線102b乃至102d等から電気的にアイソレート
されているので、例えば、回路配線102cに欠陥が生
じていたとしても、その影響は極めて少ないものとな
る。
【0067】この後、同様の手順により回路配線102
aのグループの中で、順次回路配線を選択していき、全
ての回路配線102aの検査を行う。回路配線102a
のグループについて検査が終了すると、次に、回路配線
102bのグループといったように順番に検査を行い、
全ての回路配線102の検査を行う。
【0068】検査の結果、異常が認められた場合は、そ
の回路配線が属するグループのいずれかの回路配線に欠
陥があることとなる。以上により検査が終了する。
【0069】なお、本実施形態では、一つの回路基板を
検査する場合について説明したが、一般に回路基板は、
生産効率向上の観点から、例えば、図6に示すように同
種複数の回路配線を単一基材上に構成し、後に分割する
場合が多い。図6は、図7の回路基板Xを8つ集合して
一体とされている回路基板を示した図である。
【0070】このような回路基板を検査する場合は、検
査ユニット1を順次移動させて、各回路配線を検査する
ことも考えられるが、移動時の位置決め等に手間がかか
るため、例えば、図6の回路基板に合わせて8つの検査
ユニット1を合体して一つのユニットを作成し、ユニッ
トの移動なしに検査を行えるようにしてもよい。
【0071】次に、検査装置Aにおける電界センサ15
による検査手順を簡単に説明する。
【0072】この場合、電源2が時間的に変化する信号
を発生する機能を有することが必要である。計測器4
は、電界センサ15からの電気信号を解析する機能があ
れば足りるので、多くの場合、磁界センサ13による検
査に用いるものと同じものを採用できると考えられる。
【0073】まず、回路配線102の中から、電気信号
を供給する回路配線が選択される。電気信号の供給は、
プローブ11を介して行うことができる。よって、回路
配線の選択は、制御回路3から送出される制御信号に基
づいて切替回路14が行い、回路配線102のうちの一
つを端子1aに接続し、他の回路配線はオープンとされ
る。この場合、いずれかの回路配線をGNDに接続する
必要はない。
【0074】選択された回路配線には、電源2から時間
的に変化する電気信号が供給される。その後、電界セン
サ15に現れる電気信号を計測器4で観察することによ
り各回路配線の欠陥等を発見することが可能となる。例
えば、回路配線に断線が生じていれば、電界センサ15
に現れる電気信号の強度が正常な場合よりも低くなり、
また、短絡が生じていれば、本来電気信号が現れない回
路配線から電気信号が検出され、これらが検査可能とな
る。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
他の回路配線に生じている欠陥の影響をより低減して回
路配線の検査をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査原理を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る検査装置Aの概略図
である。
【図3】検査ユニット1の内部回路を示した図である。
【図4】検査時における回路基板Xに対する検査ユニッ
ト1の配置を示した図である。
【図5】図4の線YYに沿う断面図である。
【図6】図7の回路基板Xを8つ集合して一体とされて
いる回路基板を示した図である。
【図7】短絡配線が設けられた回路配線を有する回路基
板Xを示す図である。
【図8】点線104において切断した回路基板Xを示す
図である。
【図9】短絡配線111を利用した、回路配線112の
検査原理を示す図である。
【図10】短絡配線111を利用した、回路配線112
の検査原理を示す図である。
【図11】本発明の検査原理の他の例を示した図であ
る。
【図12】本発明の検査原理の他の例を示した図であ
る。
フロントページの続き (72)発明者 石岡 聖悟 広島県深安郡神辺町字西中条1118番地の1 オー・エイチ・ティー株式会社内 Fターム(参考) 2G014 AA01 AB21 AB59 AC09 AC19

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が短絡配線に接続された一群の回路
    配線を検査する検査方法であって、 前記一群の回路配線の中から相互に隣接する2つの回路
    配線を選択する工程と、 選択した前記2つの回路配線の前記一端間を挟む前記短
    絡配線の2箇所を、所定の電位とする工程と、 選択した前記2つの回路配線間に電流を供給する工程
    と、 前記電流の供給によって、選択した前記2つの回路配線
    と前記短絡配線とに略囲まれる領域に生じる磁界を検出
    する工程と、 検出した前記磁界に基づいて前記2つの回路配線を検査
    する工程と、を含むことを特徴とする検査方法。
  2. 【請求項2】 検出した前記磁界に基づいて、選択した
    前記2つの回路配線間の短絡の有無を検査することを特
    徴とする請求項1に記載の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記所定電位が、GND電位であること
    を特徴とする請求項1に記載の検査方法。
  4. 【請求項4】 前記所定電位が、選択した前記2つの回
    路配線の各電位の間の電位であることを特徴とする請求
    項1に記載の検査方法。
  5. 【請求項5】 一端が短絡配線に接続された少なくとも
    2以上の回路配線を検査する検査方法であって、 前記少なくとも2以上の回路配線の中から相互に隣接す
    る2つの回路配線を選択する工程と、 選択した前記2つの回路配線の前記一端間を挟む前記短
    絡配線の2箇所を、所定の電位とする工程と、 選択した前記2つの回路配線間に電流を供給する工程
    と、 前記電流の供給によって、選択した前記2つの回路配線
    と前記短絡配線とに略囲まれる領域に生じる磁界を検出
    する工程と、 検出した前記磁界に基づいて前記2つの回路配線を検査
    する工程と、を含むことを特徴とする検査方法。
  6. 【請求項6】 一端が短絡配線に接続された一群の回路
    配線であって、前記回路配線が複数のグループ毎に区分
    けされた一群の回路配線を、前記グループ単位で検査す
    る検査方法であって、 いずれかの前記グループを選択する工程と、 選択した前記グループに属する前記回路配線のうち、該
    グループの両端に位置する2つの前記回路配線の前記一
    端間を挟む前記短絡配線の2箇所を、所定の電位とする
    工程と、 選択した前記グループに属する前記回路配線を順次検査
    する検査工程と、を含み、 前記検査工程は、 選択した前記グループに属する前記回路配線の中から相
    互に隣接する2つの回路配線を選択する工程と、 選択した前記2つの回路配線間に電流を供給する工程
    と、 前記電流の供給によって、選択した前記2つの回路配線
    と前記短絡配線とに略囲まれる領域に生じる磁界を検出
    する工程と、 検出した前記磁界に基づいて前記2つの回路配線を検査
    する工程と、を含むことを特徴とする検査方法。
  7. 【請求項7】 一端が短絡配線に接続された一群の回路
    配線を検査する検査装置であって、 相互に隣接する2つの前記回路配線間に電流を供給する
    電流供給手段と、 前記電流が供給される2つの前記回路配線の前記一端間
    を挟む前記短絡配線の2箇所を、所定の電位とする手段
    と、 前記電流の供給によって、前記2つの回路配線と前記短
    絡配線とに略囲まれる領域に生じる磁界を検出する磁界
    検出手段と、を備えたことを特徴とする検査装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の電位とする手段が、 GNDに接続され、前記短絡配線に接触するプローブを
    備えたことを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
  9. 【請求項9】 前記プローブが可変抵抗器を介してGN
    Dに接続されることを特徴とする請求項8に記載の検査
    装置。
  10. 【請求項10】 前記電流供給手段が、 隣接する2つの前記回路配線にそれぞれ接触する一対の
    プローブと、 前記一対のプローブにそれぞれ異なる電位を与える電源
    と、を備えたことを特徴とする請求項7に記載の検査装
    置。
  11. 【請求項11】 前記電流供給手段が、 各々の前記回路配線に対応して設けられた複数のプロー
    ブであって、前記回路配線に接触するプローブと、 前記複数のプローブのうちの2つのプローブにそれぞれ
    異なる電位を与える電源と、 前記複数のプローブのうちの2つのプローブを、順次切
    替えて前記電源に接続する切替手段と、を備えたことを
    特徴とする請求項7に記載の検査装置。
  12. 【請求項12】 一端が短絡配線に接続された少なくと
    も2以上の回路配線を検査する検査装置であって、 相互に隣接する2つの前記回路配線間に電流を供給する
    電流供給手段と、 前記電流が供給される2つの前記回路配線の前記一端間
    を挟む前記短絡配線の2箇所を、所定の電位とする手段
    と、 前記電流の供給によって、前記2つの回路配線と前記短
    絡配線とに略囲まれる領域に生じる磁界を検出する磁界
    検出手段と、を備えたことを特徴とする検査装置。
  13. 【請求項13】 一端が短絡配線に接続された一群の回
    路配線であって、前記回路配線が複数のグループ毎に区
    分けされた一群の回路配線を、前記グループ単位で検査
    する検査装置であって、 相互に隣接する2つの前記回路配線間に電流を供給する
    電流供給手段と、 各々の前記グループ間に位置する前記短絡配線を所定の
    電位とする手段と、 前記電流の供給によって、前記2つの回路配線と前記短
    絡配線とに略囲まれる領域に生じる磁界を検出する磁界
    検出手段と、を備え、 前記所定の電位とする手段は、 検査対象である前記グループの両側に位置する前記短絡
    配線をそれぞれ所定の電位とすることを特徴とする検査
    装置。
  14. 【請求項14】 前記回路配線に時間的に変化する電気
    信号を供給する手段と、 前記電気信号を前記回路配線に非接触で検出する電界セ
    ンサと、を設けたことを特徴とする請求項7、12又は
    13のいずれかに記載の検査装置。
  15. 【請求項15】 前記プローブを介して、前記回路配線
    に時間的に変化する電気信号を供給する手段と、 前記電気信号を前記回路配線に非接触で検出する電界セ
    ンサと、を設けたことを特徴とする請求項10又は11
    に記載の検査装置。
  16. 【請求項16】 前記電流を供給する工程では、 選択した前記2つの回路配線のうちの一方を第1の電位
    とし、他方を第2の電位とすることにより、当該回路配
    線間に電流を供給し、 前記所定の電位とする工程では、前記短絡配線の2箇所
    を前記第1の電位とすることを特徴とする請求項1に記
    載の検査方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の電位が正の電位であり、前
    記第2の電位がGNDであることを特徴とする請求項1
    6に記載の検査方法。
  18. 【請求項18】 前記所定の電位とする工程では、 前記短絡配線の2箇所を、それぞれ異なる電位とするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の検査方法。
  19. 【請求項19】 前記電流供給手段が、 隣接する2つの前記回路配線にそれぞれ接触する一対の
    プローブと、 前記プローブの一方に第1の電位を与える手段と、 前記プローブの他方に第2の電位を与える手段と、を備
    え、 前記所定の電位とする手段が、 前記短絡配線の2箇所を前記第1の電位とすることを特
    徴とする請求項7に記載の検査装置。
  20. 【請求項20】 前記第1の電位が正の電位であり、前
    記第2の電位がGNDであることを特徴とする請求項1
    9に記載の検査装置。
  21. 【請求項21】 前記所定の電位とする手段は、 前記短絡配線の2箇所を、それぞれ異なる電位とするこ
    とを特徴とする請求項7に記載の検査装置。
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