JP2002127766A - トランスミッション - Google Patents

トランスミッション

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JP2002127766A
JP2002127766A JP2000320963A JP2000320963A JP2002127766A JP 2002127766 A JP2002127766 A JP 2002127766A JP 2000320963 A JP2000320963 A JP 2000320963A JP 2000320963 A JP2000320963 A JP 2000320963A JP 2002127766 A JP2002127766 A JP 2002127766A
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幸雄 久保田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラッチハウジングのみ、または、ミッショ
ンケースのみ共通化したものであったので、コスト低減
化に限界があり、更なるコスト低減化が望まれるように
なっいる。 【解決手段】 エンジン5、クラッチハウジング7、セ
ンタープレート12、ミッションケース9と順次前後方
向に連設する構成であって、クラッチハウジング7とミ
ッションケース9を基本ユニットとし、該基本ユニット
に種類の異なる主変速装置、PTO変速装置80、前輪
駆動装置を組替え可能に構成し、前記クラッチハウジン
グ7内に、センタープレート12に付設した前後進切換
装置50と、センタープレート12に固設したHST式
変速装置130とを、組替え収納可能に構成し、更に、
前記ミッションケース9の側面よりミッドPTO装置1
11を着脱可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタのエンジ
ンからの動力を走行装置やPTO軸に伝達する伝動装置
を収納するミッションケースを、仕様が異なるタイプの
トラクタに対して兼用できるようにするためのトランス
ミッションの技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からエンジンからの動力を走行輪に
伝達するための伝動装置を収納するクラッチハウジング
またはミッションケースを仕様が異なるタイプに対して
も共用できるようにして、コスト低減化を図るようにし
た技術が公知となっている。例えば、実開昭59−11
0468や特開平5−169995や特開平5−178
103等の技術がある。
【0003】前記実開昭59−110468の技術は、
クラッチハウジングとリアアクスルケースを兼用できる
ように同一として、油圧クラッチ式変速装置仕様と歯車
摺動式変速装置仕様とを相互に変更可能に構成してい
る。また、特開平5−169995の技術は、PTOク
ラッチが走行伝動系の主クラッチと共に断接されるよう
にした仕様と、PTOクラッチが独立して断接できるよ
うにし仕様があるので、ミッションケースは共通として
PTOクラッチの仕様に対応してクラッチハウジングを
変更できるようにしたものである。また、特開平5−1
78103の技術は、ギヤ式(歯車選択式)変速装置仕
様とHST式変速仕様とを共通のミッションケースに取
り付け可能としたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
はクラッチハウジングまたはミッションケースを共通化
するものであって、クラッチハウジングもミッションケ
ースも共通として、HST式変速装置仕様とギヤ式変速
装置仕様とに相互に変更したり、PTOクラッチを独立
して断接したり主クラッチと同時に断接したりできる仕
様や、PTO変速あり・なし仕様等、同一のクラッチハ
ウジング及びミッションケースで兼用できるようにした
技術はなかったのである。そこで、本発明はクラッチハ
ウジング及びミッションケースは、主変速装置や副変速
装置やPTO変速装置等の仕様が異なっても、センタプ
レートのみ変更するだけで共用できるようにして、安価
に仕様変更ができるトランスミッションを提供しようと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するために、次のような手段を用いる。即
ち、請求項1においては、エンジン、クラッチハウジン
グ、センタープレート、ミッションケースと順次前後方
向に連設する構成であって、種類の異なる主変速装置、
PTO変速装置、前輪駆動装置等の伝動ユニットをセン
タプレートに取り付け、該センタプレートを共通のクラ
ッチハウジングとミッションケースの間に配置して、前
記伝動ユニットを収納した。
【0006】また、請求項2においては、前記クラッチ
ハウジング内において、センタープレートに付設する前
後進切換装置とHST式変速装置とを、組替え可能に構
成した。
【0007】また、請求項3においては、前記ミッショ
ンケースの側面よりミッドPTO装置を着脱可能に設け
た。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、発明の実施の形態を説明す
る。図1はトラクタの側面図、図2はクラッチハウジン
グ及びミッションケース内に収納可能とする伝動ユニッ
ト例を示す平面図、図3は異なる仕様の例を示す図、図
4は前後進切換装置付き歯車摺動式主変速装置仕様のク
ラッチハウジングとミッションケースの側面断面図、図
5はミッションケース内の拡大断面図、図6は前後進切
換装置の側面断面図、図7はミッションケース内の軸の
配置を示す正面図、図8は前輪駆動装置の側面断面図、
図9はPTO減速装置の側面断面図、図10はPTOク
ラッチ装置の側面図断面図、図11は2段PTO減速装
置の側面断面図、図12はPTO伝動系を示す後面図、
図13はミッドPTO装置を示す平面断面図、図14は
HST式変速装置仕様のクラッチハウジングとミッショ
ンケースの側面断面図、図15はHST式草刈機仕様の
クラッチハウジングとミッションケースの側面断面図、
図16はHST式変速装置の取り付け部を示す正面図、
図17はHST式変速装置仕様のミッションケースの側
面断面図、図18は前後進切換装置無し歯車摺動式主変
速装置仕様のクラッチハウジングとミッションケースの
側面断面図、図19は同じく主変速装置部分の側面断面
図、図20はリアアクスルハウジング部分の平面断面
図、図21はクリープ変速装置の側面断面図、図22は
逆転PTO歯車の支持部を示す断面図、図23は前後進
切換装置及びPTOクラッチ装置付き歯車摺動式主変速
装置仕様の側面図である。
【0009】図1において、トラクタの全体構成から説
明する。本機の前後に前輪1及び後輪2を支承し、前部
のボンネット6内部にはエンジン5を配置し、該ボンネ
ット6の後方にはステアリングハンドル10を設けてお
り、上記ステアリングハンドル10の後方にはシート1
1を配設している。また、シート11の側部には主変速
レバー3が突設される。
【0010】また、エンジン5の後部にクラッチハウジ
ング7が配置され、該クラッチハウジング7の後部にミ
ッションケース9を配設し、エンジン5からの動力を後
輪2に伝達して駆動し、さらにミッションケース9より
伝動装置を介して前輪1にも同時に駆動力を伝達するこ
とを可能としている。
【0011】また、エンジン5の駆動力はミッションケ
ース9後端から突出したPTO軸15に伝達されて、該
PTO軸15からユニバーサルジョイント等を介して機
体後端に配置した作業機装着装置を介して装着した作業
機を駆動するように構成している。また、ミッションケ
ース9上部には油圧ケース73が載置され、該油圧ケー
ス73内にシリンダを収納して作業機装着装置のリフト
アーム74を回動可能として作業機を昇降可能としてい
る。該油圧ケース73には制御バルブが付設されて、作
業機の昇降制御を可能とし、更に、水平制御装置を付設
して作業機の水平制御も可能としている。また、ミッシ
ョンケース9には外部取出用の油圧バルブを仕様に合わ
せて取り付けられるようにし、フロント作業機やミッド
マウント作業機を駆動したり昇降したりできるようにし
ている。そして、前記シート11前下方のステップ上に
は仕様に応じてクラッチペダル16を配置できるように
し、さらに図示しないブレーキペダルが配設されてい
る。
【0012】そして、本発明のトランスミッションは、
共通のクラッチハウジング7とミッションケース9に異
なる種類の伝動ユニットを装着したセンタプレート12
(または131・141)を挟むように取り付けてい
る。この伝動ユニットとしては歯車式主変速装置35ま
たはHST式変速装置130、前後進切換装置(以下リ
バーサ)50、副変速装置30、前輪駆動装置75、P
TO変速装置80等があり、これらを仕様に合わせてセ
ンタプレート12に取り付けてクラッチハウジング7及
びミッションケース9に取り付け、更に、仕様に合わせ
たPTOクラッチ装置18やPTO減速装置110やミ
ッドPTO装置111等を取り付けるようにして、コス
ト低減化を図っている。
【0013】これら伝動ユニットは仕様により取り付け
たり、外したり、部品を交換したりするが、その配置位
置は、図2に示すように、クラッチハウジング7におい
て、エンジン5の後部には主クラッチ21またはダンパ
ー22が配置され、センタプレート12(または131
・141)の前面にはHST式変速装置130または前
後進切換装置(リバーサ)50が配置される。
【0014】ミッションケース9は左右方向に設ける壁
部9aと後壁部9bによって前後に第一の部屋R1と第
二の部屋R2と第三の部屋R3に仕切られる。該第一の
部屋R1内に主変速装置35、副変速装置30、前輪駆
動装置75、PTO変速装置80、ミッドPTO装置1
11が配置される。第二の部屋R2内にはPTOクラッ
チ装置18、デフ装置64が配置され、第三の部屋R3
内にPTO減速装置110または後PTO変速装置12
7が配置される。
【0015】具体的仕様としては、図3に示すように、
前後進切換装置付き歯車式主変速装置仕様(a)、前後
進切換装置無し歯車式主変速装置仕様(b)、HST式
変速装置仕様(c)、HST式草刈機仕様(d)があ
る。前後進切換装置付き歯車式主変速装置仕様(a)の
場合、図3、図4に示すように、クラッチハウジング7
内に主クラッチ21と前後進切換装置50を配置し、ミ
ッションケース9内に歯車式主変速装置35と副変速装
置30と前輪駆動装置75とPTO変速装置80とPT
O減速装置110とデフ装置64を収納する。この場
合、歯車式主変速装置35は前進4段、副変速装置30
は2段、PTO変速装置80は逆転付き3段、PTO減
速装置110は1段である。前輪駆動装置75は前輪駆
動クラッチ72と前輪増速クラッチ71より構成され
る。
【0016】前後進切換装置無し歯車式主変速装置仕様
(b)の場合、図3、図18に示すように、クラッチハ
ウジング7内に主クラッチ21を配置し、ミッションケ
ース9内に歯車式主変速装置35’と副変速装置30’
と前輪駆動クラッチ72とPTO変速装置80’とPT
O減速装置110とデフ装置64を収納する。この場
合、歯車式主変速装置4’は前進3段と後進1段、副変
速装置30’は3段、PTO変速装置80’は逆転なし
の3段、PTO減速装置110は1段である。
【0017】HST式変速装置仕様(c)の場合、図
3、図14に示すように、クラッチハウジング7内に主
クラッチ21と、HST式変速装置130を配置し、ミ
ッションケース9内に副変速装置30’と前輪駆動クラ
ッチ72と前輪増速クラッチ71とPTO変速装置80
とPTO減速装置110とデフ装置64を収納する。こ
の場合、副変速装置30’は3段、PTO変速装置80
は逆転付き3段、PTO減速装置110は1段である。
【0018】HST式草刈機仕様の場合、図3、図15
に示すように、クラッチハウジング7内に主クラッチ2
1またはダンパー22と、HST式変速装置130を配
置し、ミッションケース9内に副変速装置30’と前輪
駆動クラッチ72と前輪増速クラッチ71とPTOクラ
ッチ装置18と後PTO変速装置127とミッドPTO
装置111とデフ装置64を収納する。この場合、副変
速装置30’は3段、後PTO変速装置127は高低2
段である。
【0019】但し、上記仕様は一例であって限定するも
のではなく、更に、前後進切換装置無し歯車式主変速装
置仕様でPTOクラッチ装置を取り付けたり、後PTO
変速装置127を取り付けたり等の伝動ユニットを取り
付けたり外したりして仕様の変更は容易にできるように
している。そして、前記仕様に共通の部材としては、ク
ラッチハウジング7及びミッションケース9に加えて、
後カバー8、油圧ケース73、リアアクスルケース17
7も共用される。
【0020】次に、本発明のトランスミッションの具体
的構成について説明する。まず、前後進切換装置付き歯
車選択式主変速装置35を取り付けたトランスミッショ
ンの構成から説明する。図4において、前記クラッチハ
ウジング7の前部内には摩擦式の主クラッチ21が収納
され、前記クラッチペダル16に連係されて、クラッチ
ペダル16の操作によって主クラッチ21を断接するこ
とができる。クラッチハウジング7の後部内には後述す
る前後進切換装置50が収納され、仕様によっては、前
後進切換装置50無しとしたり、前後進切換装置50の
代わりにHST式変速装置130が収納される。
【0021】前記クラッチハウジング7の後端にはセン
タプレート12を介してミッションケース9の前端が固
設される。該ミッションケース9の構成は筒状に構成さ
れて、前後中央と後部に左右垂直面の壁部9aと後壁部
9bを形成して、ミッションケース9内を前より第一の
部屋R1と第二の部屋R2と第三の部屋R3に仕切られ
ている。該第一の部屋R1内には主変速装置35と副変
速装置30とPTO変速装置80と前輪駆動装置75が
収納され、第二の部屋R2内には後輪デフ装置64が収
納され、第三の部屋R3内にはPTO減速装置110が
収納される。
【0022】そして、前記エンジン5の出力軸(クラン
ク軸)の回転がフライホイル20を介して主クラッチ2
1に入力され、該主クラッチ21の出力軸23は機体後
方に延出され、その後端の同一軸心延長上にPTO変速
軸13の前端が相対回転自在に嵌合されている。また、
前記壁部9aとセンタプレート12の間にPTO変速軸
13、伝動軸24、主変速軸25、副変速軸26が軸受
を介して回転自在に横架され、前輪伝達軸14がセンタ
プレート12と図示しないミッションケース9の支持部
との間に軸受を介して回転自在に支持されている。
【0023】つまり、センタプレート12に、PTO変
速装置80を装着したPTO変速軸13、前後進切換装
置50や従動歯車を装着した伝動軸24、主変速装置3
5を装着した主変速軸25、副変速装置30を装着した
副変速軸26、前輪駆動装置75を装着した前輪伝達軸
14をそれぞれ組み付けて、これを前後進切換装置付き
歯車選択式主変速装置仕様ユニットとして、クラッチハ
ウジング7とミッションケース9に取り付けられるよう
にしているのである。
【0024】次に、主変速装置35について図5より説
明する。前記出力軸23の後端にはギア23aが形設さ
れ、該ギア23aはパイプ軸17上に固設した伝達四速
歯車34と噛合しており、該パイプ軸17は伝動軸24
上に遊嵌されている。該パイプ軸17上には更に伝達一
速歯車31、伝達二速歯車32、伝達三速歯車33が固
設されている。該伝達一速歯車31、伝達二速歯車3
2、伝達三速歯車33、伝達四速歯車34は主変速軸2
5上に遊嵌された主変速一速歯車41、主変速二速歯車
42、主変速三速歯車43、主変速四速歯車44にそれ
ぞれ噛合して動力が伝達されるようにしている。
【0025】そして、前記主変速二速歯車42と主変速
四速歯車44の間の主変速軸25上にはスプラインカラ
ー45が固設され、主変速一速歯車41と主変速三速歯
車43の間の主変速軸25上にはスプラインカラー46
が固設され、該スプラインカラー45上にはスライダ4
7が外嵌され、スプラインカラー46上にはスライダ4
8が外嵌されている。該スライダ47・48はシフトフ
ォークやシフター等を介して主変速レバー3と連結さ
れ、該主変速レバー3の操作によって、1速の時はスラ
イダ48を摺動して主変速一速歯車41の小歯車41a
とスプラインカラー46に跨がって噛合させて一速の回
転を主変速軸25に伝え、同様に、2速の時はスライダ
47を主変速二速歯車42の小歯車42aとスプライン
カラー45上に位置させる。3速の時はスライダ48を
主変速三速歯車43の小歯車43aとスプラインカラー
46上に位置させる。4速の時はスライダ47を主変速
四速歯車44の小歯車44aとスプラインカラー45上
に位置させる。こうして出力軸23からパイプ軸17上
の歯車を介して主変速軸25に動力を伝えることができ
るのである。このようにして歯車選択式(歯車摺動式)
の主変速装置35が構成される。
【0026】そして、図6に示すように、前記伝動軸2
4及び主変速軸25はセンタプレート12を貫通して前
方に延長されて、この延長部分に前後進切換装置50が
構成されている。該前後進切換装置50はカバー体27
内に収納され、該カバー体27はセンタプレート12の
前部に固設されて、クラッチハウジング7内に収納され
ている。そして、前記伝動軸24及び主変速軸25の前
端が軸受を介してカバー体27に回転自在に支持されて
いる。前後進切換装置50は伝動軸24の前部上に軸受
を介して前進歯車51と後進歯車52が回転自在に遊嵌
され、該前進歯車51は主変速軸25上に固設した歯車
55と常時噛合され、後進歯車52は図示しないカウン
ター歯車を介して歯車56と常時噛合されて逆回転を伝
えられるようにしている。
【0027】また、前記前進歯車51と後進歯車52の
間の伝動軸24上にハブ53が固設されて、該前進歯車
51と後進歯車52とハブ53の間にシンクロメッシュ
機構が構成されて、シンクロナイザスリーブ54をシフ
トフォークやリンク等を介してリバーサレバーと連動連
結して、該リバーサレバーを操作することによってシン
クロナイザスリーブ54をを摺動させて、前進歯車51
のまたは後進歯車52の小歯車と噛合させて前後進を切
り換えられるようにしている。こうして、主変速軸25
から前後進切換装置50を介して伝動軸24に動力を伝
えられるようにしている。ただし、リバーサレバーがニ
ュートラル位置の場合は、エンジン5からの回転は両歯
車51・52のいずれにも伝達されない。
【0028】次に副変速装置30の構成を説明する。図
5に示すように、伝動軸24の後部には伝達歯車60・
61が固設され、あるいは伝動軸24と歯車が一体的に
構成されている。一方、前記副変速軸26上には高速歯
車62が遊嵌されて前記伝達歯車61と常時噛合され、
更に、副変速軸26上に摺動歯車63がスプライン嵌合
されて、該摺動歯車63はシフター等を介して副変速レ
バーと連動連結されている。
【0029】該副変速レバーを操作して摺動歯車63を
摺動して、該摺動歯車63の大径歯63aを前記伝達歯
車60と噛合させることによって低速回転を副変速軸2
6に伝え、摺動歯車63の内歯63bを高速歯車62の
小歯車62aと噛合させることにより、高速回転を副変
速軸26に伝えることができる。このようにして副変速
装置30が構成されている。
【0030】また、副変速装置30は高低2段の変速で
あるが、仕様によっては図17に示すように、3段の副
変速装置30’とすることもできる。この実施例では主
変速がHST式変速装置仕様で、HST式変速装置13
0のモータ軸となる出力軸136は後方へ突出されて伝
動軸137の前端に連結され、該伝動軸137上に伝達
歯車160・161・162が固設され、一方、副変速
軸26上に高速歯車163と低速歯車164を回転自在
に遊嵌し、それぞれ前記伝達歯車160と伝達歯車16
2と常時噛合させ、高速歯車163と低速歯車164の
間の副変速軸26上には摺動歯車165をスプライン嵌
合し、高速歯車163と低速歯車164の摺動歯車16
5側にはそれぞれ小歯車163a・164aが形成され
て摺動歯車165と噛合可能としている。
【0031】こうして、摺動歯車165を摺動させて小
歯車163aと噛合させることにより高速回転を副変速
軸26に伝え、同様に、伝達歯車161と噛合させるこ
とにより中速回転を、小歯車164aと噛合させること
により低速回転を副変速軸26に伝えることができるの
である。このようにして3段の副変速を可能としてい
る。 そして更に、副変速軸26の後端にはピニオン2
6aを形成して後輪デフ装置64に動力を伝え、また、
副変速軸26上に伝動歯車65と増速歯車66を設けて
前記同様に前輪伝動系に動力を伝達可能としている。
【0032】また、伝動軸24と副変速軸26の後部間
にはクリープ変速装置57を構成可能とされている。即
ち、図5、図7、図21に示すように、クリープ変速装
置57は支持体59にクリープ変速軸36とカウンター
軸38が回転自在に横架支持されて、該クリープ変速軸
36には伝達歯車37と歯車39が固設され、カウンタ
ー軸38上には二連の歯車40が遊嵌され、歯車39は
歯車40と常時噛合している。
【0033】このクリープ変速装置57はミッションケ
ース9の側面に開口した開口部9cより挿入して固定
し、前記伝達歯車37は前記伝達歯車60と常時噛合さ
せて、二連歯車40他方の歯車は前記摺動歯車63の摺
動により大径歯63aと噛合可能とするのである。この
ような構成において、摺動歯車63を歯車40と噛合さ
せることによってクリープ変速が可能となり、伝動軸2
4から伝達歯車60→伝達歯車37→カウンター軸38
→歯車39→歯車40→摺動歯車63と伝えられて減速
され、副変速軸26に動力を伝えられるようにしてい
る。
【0034】前記ミッションケース9後部の第二の部屋
R2内には後輪デフ装置64が配置され、前記副変速装
置30で変速された後の動力が副変速軸26の後端に形
成したピニオン26aよりデフ装置64のリングギヤ7
0に伝達される。該デフ装置64は、図20に示すよう
に、デフケース171外周にリングギヤ70を固設し、
該デフケース171内にデフピニオン171とデフサイ
ドギヤ172を互いに噛合させて収納している。該デフ
サイドギヤ172・172はデフヨーク軸173・17
3の一端上に固設し、該デフヨーク軸173・173の
他側には減速ギヤ174・174を固設し、ブレーキデ
ィスク175・175・・・を嵌合している。該デフヨ
ーク軸173・173はミッションケース9と該ミッシ
ョンケース9の側面に固設したリアアクスルケース17
7・177に軸受を介して回転自在に支持されている。
【0035】前記ブレーキディスク175・175・・
・はリアアクスルケース177に嵌合した摩擦板とが交
互に配置されて、ブレーキペダルの操作で作動されるカ
ムによりブレーキディスク175・175・・・と摩擦
板が圧接されて制動できるようにしている。
【0036】また、前記リアアクスルケース177・1
77に後輪車軸179・179が回転自在にデフヨーク
軸173・173と平行に横架され、該後輪車軸179
・179の内側端に大径歯車176・176が固設され
て、前記減速ギヤ174・174と噛合され、外側端に
後輪2・2が固設されるのである。このようにして、デ
フ装置64に伝えられた動力はデフヨーク軸173・1
73、減速ギヤ174・174、大径歯車176・17
6、後輪車軸179・179へと伝えられて、後輪2・
2を駆動できるようにしている。なお、前記リアアクス
ルケース177はクラッチハウジング7、ミッションケ
ース9と共に後述する各仕様において共通としている。
しかし、後輪車軸179・179は通常短い車軸179
(L1)を装着しているが、後述するHST式草刈機仕
様の場合において、図20上側に示す長い車軸179’
(L2:L2>L1)が装着されて、幅広くして幅広の
タイヤを装着して安定した走行を可能としている。
【0037】また、図8に示すように、前記副変速軸2
6の前部上には伝動歯車65と増速歯車66が固設さ
れ、ミッションケース9下部内の前輪伝動軸14上には
前輪駆動装置75が配置されている。該前輪駆動装置7
5は図8の実施例では前輪増速クラッチ71と前輪駆動
クラッチ72より構成しているが、仕様によっては前輪
駆動クラッチ72のみにより構成される。
【0038】前記伝動歯車65と増速歯車66はそれぞ
れ前輪伝動軸14上に軸受を介して遊嵌した歯車67・
68と常時噛合され、前輪伝動軸14上に設けたクラッ
チケース69と歯車67・68の間に油圧作動式の前輪
増速クラッチ71と前輪駆動クラッチ72が構成されて
いる。そして、前記前輪伝動軸14の前端はクラッチハ
ウジング7より前方に突出され、ユニバーサルジョイン
トや伝動軸等を介してフロントアクスルケース内の前輪
駆動手段に動力を伝達して前輪1を駆動できるようにし
ている。
【0039】該前輪駆動クラッチ72は運転部の2WD
/4WD切換操作具の操作で電磁バルブを切り換えてO
N・OFFでき、作業時には4輪駆動とし、路上走行等
では2輪駆動に切り換える等の操作ができる。また、前
輪増速クラッチ71はステアリングハンドル10を設定
角度以上回転するとONするように構成しており、ステ
アリングハンドル10には回動角を検知する手段を配置
して電磁バルブと接続され、回行時等ステアリングハン
ドル10を設定角度以上回転すると前輪増速クラッチ7
1が作動して前輪1を速く回転させて圃場面を荒らさず
に旋回できるようにしている。なお、増速歯車66と歯
車68の歯数を変更することによって増速比を変更する
ことができ、仕様によって前輪1の回転速度が変更され
る。
【0040】次に、PTO伝動系について説明する。図
5に示すように、前記出力軸23の後部とPTO変速軸
13の前部との間にPTO変速装置80が設けられ、該
PTO変速軸13前部上にPTO1速歯車81とPTO
2速歯車82が遊嵌され、該PTO1速歯車81は前記
伝達二速歯車32と、PTO2速歯車82は伝達三速歯
車33とそれぞれ常時噛合され、また、出力軸23の後
端上には小歯車23bを形成し、PTO1速歯車81に
も小歯車81aを形成している。一方、PTO変速軸1
3の前部上にはスプライン13cを形成してスライダ8
3をスプライン嵌合し、該スライダ83を摺動して小歯
車23bと小歯車81aに噛合可能とし、また、PTO
変速軸13上に固設したスプラインカラー84上にスラ
イダ85をスプライン嵌合して、前記PTO2速歯車8
2に形成した小歯車82aと噛合可能としている。
【0041】更に、スプラインカラー84の後部には逆
転PTO歯車86が遊嵌され、該逆転PTO歯車86に
は小歯車86aを形成して前記スライダ85を噛合可能
に構成している。そして、該逆転PTO歯車86と前記
伝達一速歯車31の側方のミッションケース9の側面に
は図示しない開口部が設けられ、図22に示すように、
逆転軸89を支持体88の先端部に固定し、該逆転軸8
9上にカウンター歯車87を回転自在に支持し、該支持
体88を前記開口部より挿入してミッションケース9側
面に固定して開口部を閉じ、カウンター歯車87を逆転
PTO歯車86と前記伝達一速歯車31に噛合させてい
る。
【0042】このような構成において、図示しないPT
O変速レバーを操作して、スライダ83を摺動して小歯
車81aと噛合させることによって、PTO1速に変速
することができ、出力軸23からギア23a→伝達四速
歯車34→パイプ軸17→伝達二速歯車32→PTO1
速歯車81→小歯車81a→スライダ83→PTO変速
軸13と動力を伝達できるのである。同様に、スライダ
85を小歯車82aと噛合させることによってPTO2
速に変速できて、PTO変速軸13に動力を伝達でき
る。また、スライダ83を小歯車23bと噛合させるこ
とによってPTO3速に変速でき、出力軸23から直接
PTO変速軸13に動力を伝達することができる。
【0043】そして更に、スライダ85を小歯車86a
と噛合させることによって、PTO逆転速とすることが
でき、出力軸23からギア23a→伝達四速歯車34→
パイプ軸17→伝達一速歯車31→カウンター歯車87
→逆転PTO歯車86→スライダ85→スプラインカラ
ー84を介してPTO変速軸13に動力を伝達して、逆
回転の動力を伝達できるのである。但し、逆転PTOを
設けない仕様とすることもでき、この場合は、支持体8
8を外して蓋体で閉じる。なお、逆転PTOを後付けす
る構成とすることも可能である。
【0044】そして、前記PTO変速軸13は前軸13
aと後軸13bからなり、同一軸心上に配設され、前軸
13aは出力軸23後部と壁部9aに軸受を介して回転
自在に支持され、後軸13bの前部は前軸13aの後部
にジョイントを介して同一軸心上に配置されて、図9に
示すように、後軸13bの後部は後壁部9bと後カバー
8に軸受を介して回転自在に支持されている。第三の部
屋R3内にはPTO減速装置110が収納され、図9の
実施例では1段の減速として、後軸13bの後部上に小
径歯車123を固設し、PTO軸15上に固設した大径
歯車124と噛合させて、PTO軸15に減速して動力
を伝達できるようにしている。
【0045】また、PTO軸15に動力を伝達する場
合、前記主クラッチ21により動力を断接できる仕様
と、PTO軸15は単独でON・OFFできる(独立し
ている)仕様(後述する)とに変更することが可能であ
り、主クラッチ21により断接できる場合は図6に示す
前述の実施例であり、出力軸23を一本のシャフトとし
てその前端はフライホィール20に相対回転自在に連結
し、主クラッチ21の作動でフライホィール20から出
力軸23に動力が伝達され、後端はその延長上にPTO
変速軸13の前端が相対回転自在に連結されている。
【0046】そして、単独でON・OFFできるように
する仕様の場合には、図10に示すように、PTO伝動
上流側にPTOクラッチ装置18を設けている。つま
り、PTO変速軸13(前軸13a)後端にボス体90
を介してPTO伝動軸29を同一軸心上に連設して、該
PTO伝動軸29上にPTOクラッチ装置18を設け
て、動力の断接とPTO軸15の制動を可能としてい
る。PTO伝動軸29の後部はPTO減速装置110ま
たは後PTO変速装置127に連動連結される。
【0047】該PTOクラッチ装置18はPTOクラッ
チ78とPTOブレーキ79よりなり、壁部9aの部分
において前記ボス体90の前端が軸受に回転自在に支持
され、該ボス体90の後部にPTO伝動軸29を軸受を
介して回転自在に支持し、該PTO伝動軸29の前部上
にはクラッチケース91が固定され、該クラッチケース
91前部とボス体90後部との間に摩擦板92・93・
・・が交互に介装されて、該摩擦板92・93・・・は
クラッチケース91内に収納したピストン94がシート
11(運転部)近傍に配置したPTOクラッチレバー7
7の操作で押されることによって圧接して動力を伝達で
きるようにしている。こうしてPTOクラッチ78が構
成される。
【0048】また、該クラッチケース91の後部外周と
ミッションケース9の間にも摩擦板95・96・・・が
介装され、PTOブレーキ79を構成している。また、
ピストン94前端とクラッチケース91の間にはバネ9
7が介装されてPTOクラッチが断となるように付勢
し、ピストン94とピストン94後部に摺動自在に外嵌
した受体99との間にバネ98が介装されてPTOブレ
ーキを制動できるようにしている。ただし、バネ97の
バネ力はバネ98よりも大きくなるように設定されてい
る。そして、受体99の後部にベアリングを介して当接
体100がPTO伝動軸29上に回転自在に配置され、
該当接体100は操作具となるPTOクラッチレバー7
7に連設されるアーム101に当接されている。
【0049】このように構成することで、PTOクラッ
チ78とPTOブレーキ79が一つのユニットとして構
成され、これらの操作系が集約さて一つのPTOクラッ
チレバー77を操作するだけで、アーム101等を介し
てピストン94が移動されて、PTOクラッチの断接と
PTOブレーキON/OFFを操作することができるよ
うにしている。そして、PTOクラッチレバー77の操
作部には、PTO「入」(PTOブレーキOFF)位置
と、PTOクラッチ「切」かつPTOブレーキOFF、
即ち、中立位置と、PTOブレーキON(PTOクラッ
チ「切」)位置、つまりブレーキ位置が設けられてい
る。
【0050】また、このPTOクラッチ装置18は、図
12、図15に示すように、第二の部屋R2内の前記デ
フ装置64の上方に配置されている。つまり、ミッショ
ンケース9内の第二の部屋R2の上方の空いた空間を有
効に利用してPTOクラッチ装置18を配置し、該第二
の部屋R2の上方には図1に示すように、PTOクラッ
チレバー77が配置されており、該PTOクラッチレバ
ー77とPTOクラッチ装置18との距離はできるだけ
短くすることができ、リンク等を短くできて、誤差も小
さくすることができ、構成も簡単とすることができるの
である。
【0051】このような構成において、PTOクラッチ
レバー77をPTOブレーキON位置、つまりPTO軸
15を駆動しないブレーキ位置状態のときには、バネ9
7の付勢力により摩擦板92・93は離れて出力軸23
の回転はPTO伝動軸29に伝えられず、一方、摩擦板
95・96・・・は圧接されてPTO伝動軸29は制動
されて回転止められ、作業機が意図せず駆動されないよ
うにしている。
【0052】そして、PTO中立位置では、アーム10
1が回動されて、当接体100、受体99を介してピス
トン94が押され、摩擦板95・96・・・の圧接が解
除されて、PTO伝動軸29がフリーとなり、PTO軸
15も回転自在となり、PTO軸15と作業機の入力軸
をジョイント等で連結するときには、PTO軸15が容
易に回転できて、連結が容易にできるようにしている。
また、PTOクラッチレバーをPTO「入」位置とする
と、アーム101が回動されて、当接体100、受体9
9を介してピストン94が押され、摩擦板95・96・
・・の圧接が解除されて、クラッチケース91は回転自
在となり、摩擦板92・93は圧接されてボス体90と
クラッチケース91が一体的に回転されるようになり出
力軸23からPTO伝動軸29に動力が伝えられるよう
になるのである。
【0053】また、第三の部屋R3内のPTO減速装置
110は、図11に示すように、仕様によって付け替え
て、高低2段に切り換えられる後PTO変速装置127
とすることができる。即ち、後PTO変速装置127は
PTO後軸13bまたはPTO伝動軸29の後端に高速
歯車104と低速歯車105が固設され、該高速歯車1
04と低速歯車105はそれぞれPTO軸15上に遊嵌
した従動歯車106・107と噛合され、該従動歯車1
06・107にはそれぞれ小歯車106a・107aが
設けられ、該小歯車107a・107bの間のPTO軸
15上にはスプラインカラー108を介してスライダ1
09が設けられている。従って、該スライダ109を摺
動させて、小歯車106a・107aのいずれかと噛合
させることによって、高低変速ができるようにしてい
る。
【0054】そして更に、ミッドPTO装置111を装
着して駆動することもできる。即ち、図11、図12に
示すように、PTO軸15下方の後壁部9bと後カバー
8の間に軸受を介してカウンター軸112が回転自在に
支持され、該カウンター軸112上にはカウンター歯車
114が固設されて前記従動歯車107と常時噛合され
ている。該カウンター歯車114は更にミッドPTO伝
動軸113後部に固設した歯車115と噛合されてい
る。
【0055】該ミッドPTO伝動軸113の後端は軸受
を介して後カバー8に回転自在に支持され、前端はミッ
ドPTOケース116に軸受を介して回転自在に支持さ
れる。該ミッドPTOケース116は図13に示すよう
に、平面図視略凸型として、入力軸支持部116aをミ
ッションケース9内に挿入でき、他の部分をミッション
ケース9側面に固設してミッドPTO軸120を支持す
る構成としている。
【0056】つまり、図8に示すように、ミッションケ
ース9内の前記前輪駆動装置75を収納した後部位置
で、副変速装置30の斜め下方位置に、前記ミッドPT
Oケース116の入力軸支持部116aを挿入して配置
できるように、ミッションケース9の側面には挿入孔9
dが開口されている。つまり、ミッドPTOケース11
6はミッションケース9の側面から着脱可能とし、ミッ
ドPTO装置111を設けない仕様の場合には挿入孔9
dを蓋体等で閉じるのである。また、図12、図15に
示すように、第二の部屋R2内においてミッドPTO伝
動軸113はデフ装置64の下側部を通過して干渉しな
いように配置し、該ミッドPTO伝動軸113の前端は
第一の部屋R1内に挿入して、前記入力軸支持部116
aで軸受を介して回転自在に支持している。
【0057】前記ミッドPTOケース116には図7、
図13に示すように、前後水平方向にミッドPTO伝動
軸113、中間軸117、ミッドPTO軸120を支持
し、ミッドPTO伝動軸113前端には歯車118を固
設し、中間軸117上に遊嵌した中間歯車119と噛合
し、該中間歯車119はミッドPTO軸120後部上に
遊嵌した歯車121と噛合させている。そして、ミッド
PTO軸120上にはスライダ122がスプライン嵌合
され、該スライダ122を摺動させることによって、歯
車121に形成した小歯車121aと噛合可能とし、P
TO軸15からミッドPTO軸120に動力を伝達可能
としている。
【0058】前記スライダ122はシフタフォーク12
5を介して操作軸126と連結され、該操作軸126は
ミッドPTOケース116より外部に突出されて、直接
または運転部より遠隔操作できるようにしている。この
ようにしてミッドPTO装置111の動力伝達入り切り
装置を構成している。そして、該ミッドPTO軸120
の前端はミッドPTOケース116より前方に突出して
ユニバーサルジョイント等を介してミッドマウント作業
機を駆動可能としている。
【0059】このように、ミッドPTO装置111のミ
ッドPTO伝動軸113はミッションケース9内の前輪
駆動装置75後部の副変速装置30の下方に延設され、
動力伝達入り切り装置はミッションケース9の側面に配
置されて、ミッドPTO軸120が前方に突出される。
こうして、ミッドPTO軸120の動力の入り切りは、
操作軸126の回動だけでなく、前記PTOクラッチ装
置80でも断接可能となり、PTOクラッチレバー77
の操作でミッドPTO軸120及びPTO軸15を同時
に動力の入り切り操作ができるのである。
【0060】そして、ミッドPTO軸120はミッショ
ンケース9の側面に配置されるので、従来ミッションケ
ース9の下面より前方へ突出した構成に比べて高い位置
に配置することができて、最低地上高を挙げることがで
き、また、ミッドPTO軸120はミッションケース9
の前面よりも後方に位置するためはに、ミッドマウント
作業機に動力を伝達する伝動軸とミッドPTO軸120
の折れ角も小さくすることができるのである。
【0061】次に、主変速装置35を歯車選択式に代え
てHST式変速装置130とした場合について説明す
る。図14、図15に示すように、クラッチハウジング
7前部内には主クラッチ21またはダンパー22が配置
され、前記センタプレート131にHST式変速装置1
30を付設して前記クラッチハウジング7の後部内にH
ST式変速装置130が収納される。具体的には、主ク
ラッチ21を装着した場合には図14に示すように、ポ
ンプ軸135の延長上にPTO変速軸13を連設してP
TO変速装置80を配置し、主クラッチ21を断とする
ことで変速して、その後にPTO減速装置110に動力
を伝達する。
【0062】また、ダンパー22を設ける場合には、図
15に示すように、出力軸23の後端にポンプ軸135
が直結されて後方に延長され、PTOクラッチ装置18
に入力される。そして、PTOクラッチ装置18の出力
軸となるPTO伝動軸29から後PTO変速装置127
に入力されて変速後にPTO軸15に動力が伝達され
る。つまり、主クラッチ21とした場合にはPTO変速
装置80で変速し、ダンパー22とした場合にはPTO
クラッチ装置18で動力を断接して後PTO変速装置1
27を変速できるようにしているのである。
【0063】前記HST式変速装置130は可変容積型
の油圧ポンプを上側に、固定容積型の油圧モータを下側
にそれぞれセンタプレート131の前面に取り付けてH
STケース132内に収納している。つまり、主変速装
置をHST式変速装置130としたために前記センタプ
レート12の代わりに油路を形成したセンタプレート1
31に取り付ける。該センタプレート131は油路を形
成しているのでセンタセクションと兼用されて、部品点
数を削減してコスト低減化を図っているのである。
【0064】また、HST式変速装置130は図16に
示すように、センタプレート131に傾斜して取り付け
られる。つまり、クラッチハウジング7内においてHS
T式変速装置130のポンプ軸135と出力軸136を
結ぶ線が、ポンプ軸135を略中心として鉛直方向に対
して角度α左右方向(反変速軸側)に傾斜して収納され
ている。こうして、出力軸136がポンプ軸135の鉛
直下方に配置した構成よりもHST式変速装置130の
下端の高さが上がることになり、前輪伝動軸14等も上
方に上げることができて最低地上高を上げることができ
るのである。
【0065】更に、前記油圧ポンプの可動斜板を傾倒さ
せて変速するための変速軸133がHSTケース132
より斜め下側方に突出し、該変速軸133上に変速アー
ム134を固設している。こうして、HST式変速装置
130を傾斜配置することによって、HSTケース13
2とクラッチハウジング7内面との間の下方に形成され
る空間内に該変速軸133と変速アーム134を収納し
ている。そして、該変速アーム134の下端に連結リン
ク129を連結して、該連結リンク129を前方へ延出
して、クラッチハウジング7側面より外側に突出して変
速操作具(主変速レバー3)に連結される。そして、図
16は図14におけるX−X矢視断面図であり、図16
における二点鎖線で示す断面は図14におけるY−Y矢
視断面図であり、連結リンク129はクラッチハウジン
グ7内に十分収納される位置に配置される。
【0066】このように変速軸133と変速アーム13
4をクラッチハウジング7内に収納することによって、
HST式変速装置130の油圧ポンプのプランジャの往
復動等によって発生する騒音が変速軸133に伝わる
が、従来はクラッチハウジングより外側に変速軸を突出
していたので、騒音が外側に直接漏れていた。しかし、
本実施例では騒音の発生源となる部分をクラッチハウジ
ング7内に閉じ込めることができたので、騒音の低減を
図ることができたのである。そして、変速アーム134
に連結される連結リンク129もクラッチハウジング7
内に収納されるので、外部からの泥や塵埃等が付着する
ことがなく、連結部における動作が不安定になることが
なく、確実に回動力を伝えることができる。また、その
連結部分において融通部分を構成する必要がなく、変速
軸133の回動精度を高く保つことができて、変速も正
確に行うことができる。
【0067】次に、主変速装置をHST式変速装置と
し、PTO変速装置80を設けた仕様について説明す
る。図17において、PTO変速装置80は前述(図
5)のPTO変速装置80と略同様に構成されて、正転
3段、逆転1段の変速が可能としている。そして、HS
T式変速装置130及びセンタプレート131を貫通し
たポンプ軸135からPTO変速軸13に動力を伝達す
るために、ポンプ軸135とPTO変速軸13の間の同
一軸心上に連結軸139を配置し、該連結軸139の後
部に前記ギア23a、小歯車23bと同様に構成した小
歯車139a・139bを形成している。そして、PT
O変速軸13と平行に配置した伝動軸24’上に固設し
た伝達四速歯車34’を小歯車139aと噛合させて、
スライダ83・85を摺動させて小歯車139b、PT
O1速歯車81、PTO2速歯車82、逆転PTO歯車
86の小歯車81a・82a・86aのいずれかと噛合
させることによって、伝動軸24’上に固設した伝達一
速歯車31’、伝達二速歯車32’、伝達三速歯車3
3’からPTO変速軸13に変速した動力を伝達できる
ようにしている。
【0068】また、クラッチハウジング7内に前後進切
換装置50を設けずに、歯車摺動式の主変速装置35’
で前後進を切り換える構成とすることもできる。即ち、
図18、図19に示すように、主クラッチ21に出力軸
23が連設され、該出力軸23の後端はセンタプレート
141に軸受を介して回転自在に支持されている。な
お、本実施例では出力軸23を前後に分割している。該
入力軸23の後端にギア23aが形成され、該ギア23
aは伝動軸142上に固設した伝動歯車143と噛合し
ている。該伝動軸142は前述(図5)のパイプ軸17
と伝動軸24を一つの軸としたものであり、該伝動軸1
42上に伝達一速歯車151、伝達二速歯車152、伝
達三速歯車153、伝達後進速歯車144が回転自在に
遊嵌され、各歯車151・152・153はそれぞれ主
変速軸145上に遊嵌した主変速一速歯車154、主変
速二速歯車155、主変速三速歯車156と噛合され、
伝達後進速歯車144は図示しないカウンター歯車を介
して主変速軸145上に遊嵌した主変速後進歯車146
と噛合されている。
【0069】そして、主変速一速歯車154と主変速二
速歯車155の間のスプラインカラー上にスライダ15
7がスプライン嵌合されて、該スプライン157を摺動
させることにより、主変速一速歯車154と主変速二速
歯車155に形成した小歯車15a・155aに噛合可
能として前進1速または2速に変速でき、また、主変速
三速歯車156と主変速後進歯車146の間のスプライ
ンカラー上にスライダ158がスプライン嵌合されて、
該スプライン158を摺動させることにより、主変速三
速歯車156と主変速後進歯車146に形成した小歯車
156a・146aに噛合可能として前進3速または後
進速にそれぞれ変速できて、主変速装置を構成してい
る。
【0070】図19における仕様の副変速装置30’と
前輪駆動装置75の伝達構成は前述の図17で示す仕様
と同じ構成としている。PTO変速装置80’は正転3
段変速としており、PTO変速軸13上にPTO1速歯
車171、PTO2速歯車172、PTO3速歯車17
3を遊嵌し、PTO1速歯車171は前記伝達一速歯車
151と噛合し、PTO2速歯車172は伝達二速歯車
152と噛合し、PTO3速歯車173は伝達三速歯車
153とそれぞれ噛合して、PTO1速歯車171とP
TO2速歯車172の間のスプラインカラー上にはスラ
イダ174をスプライン嵌合し、PTO3速歯車173
と出力軸23後端との間のスプラインカラー上にはスラ
イダ175をスプライン嵌合している。こうして、スラ
イダ174を摺動してPTO1速歯車171の小歯車1
71aまたは、PTO2速歯車172の小歯車172a
と噛合させることによりPTO1速またはPTO2速に
変速することができる。また、スライダ175をPTO
3速歯車173の小歯車173aと噛合させることによ
りPTO3速に変速することができる。
【0071】また、図23に示すように、前後進切換装
置50及びPTOクラッチ18付き歯車選択式主変速仕
様とすることもできる。この場合、エンジン5からは二
重の出力軸によりミッションケース9に動力が伝えられ
る。即ち、出力軸23’の前端はフライホイル20と直
結され、出力軸23’の後部は壁部9aまで延長され
て、ボス体90を介してPTOクラッチ装置18に入力
され、該PTOクラッチ装置18の出力軸となるPTO
伝動軸29の後部は後PTO変速装置127に入力され
る。このように構成することによって、エンジン5から
PTO軸15への駆動力は主クラッチ21に関係なくP
TOクラッチ装置18によって入り切りでき、後PTO
変速装置127により変速できる。
【0072】また、前記出力軸23’の前部上にはパイ
プ軸102が回転自在に外嵌されて、該パイプ軸102
の前端は主クラッチ21に係合され、該パイプ軸102
の後端にはギヤ102aが形成されて、前記同様に主変
速装置35を構成する伝達四速歯車34と噛合され、前
記図5、図6に示す主変速装置35、前後進切換装置5
0、副変速装置30と略同様に構成されている。このよ
うにして、エンジン5からの動力は主変速装置21によ
って断接でき、パイプ軸102からギヤ102a、伝達
四速歯車34を介して図5、図6と同様に動力が伝達さ
れる。
【0073】以上のように、センタプレート12に仕様
に合わせた主変速装置35やHST式変速装置130や
前輪駆動装置75やPTO変速装置80やPTOクラッ
チ装置18や前後進切換装置50等の伝動ユニットを取
り付けて、共通のクラッチハウジング7、ミッションケ
ース9に挿入して組み付け、更に、仕様に合わせた主ク
ラッチ21またはダンパー22やPTOクラッチ装置1
8やミッドPTO装置111やPTO減速装置110ま
たは後PTO変速装置127等を取り付けるようにして
いるのである。
【0074】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したことに
より、次のような効果が得られる。即ち、請求項1の如
く、エンジン、クラッチハウジング、センタープレー
ト、ミッションケースと順次前後方向に連設する構成で
あって、種類の異なる主変速装置、PTO変速装置、前
輪駆動装置等の伝動ユニットをセンタプレートに取り付
け、該センタプレートを共通のクラッチハウジングとミ
ッションケースの間に配置して、前記伝動ユニットを収
納したので、共通のクラッチハウジングとミッションケ
ースに、異なる主変速やPTO変速装置や前輪駆動装置
等の伝動ユニットを組み換えて装着し、バリエーション
の増加を簡単にできる。また、センタプレートに対して
異なる種類の伝動ユニットを装着する構成となるので、
仕様変更が容易にできるようになり、同一の製造ライン
で組立ができて、仕様毎の生産数の増減に速やかに対応
できる。また、重く大型部品となるクラッチハウジング
及びミッションケースが共用できて、仕様毎に変更する
ことがなく、異なる仕様であってもセンタプレートに取
り付ける小型の部品が増加するだけなので、在庫管理が
し易く、小型の部品も共通の軸や歯車等を使用すること
でコストの増加も最小限に抑えられる。
【0075】また、請求項2の如く、前記クラッチハウ
ジング内において、センタープレートに付設する前後進
切換装置とHST式変速装置とを、組替え可能に構成し
たので、同一のクラッチハウジングを使用して、クラッ
チハウジング内の空間を有効利用できる。また、センタ
ープレートに前後進切換装置又はHST式変速装置を組
み付けてからミッションケースに組み付けるようになる
ので、組立間違いがなく、組立作業も簡単にできるよう
になる。
【0076】また、請求項3の如く、前記ミッションケ
ースの側面よりミッドPTO装置を着脱可能に設けたの
で、同一のミッションケースを使用しながらもミッドP
TO仕様に容易に変更可能となり、側方よりメンテナン
スも容易にできるようになる。また、ミッドPTO装置
の歯車を変更して回転数の変更も容易にできるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】クラッチハウジング及びミッションケース内に
収納可能とする伝動ユニット例を示す平面図である。
【図3】異なる仕様の例を示す図である。
【図4】前後進切換装置付き歯車摺動式主変速装置仕様
のクラッチハウジングとミッションケースの側面断面図
である。
【図5】ミッションケース内の拡大断面図である。
【図6】前後進切換装置の側面断面図である。
【図7】ミッションケース内の軸の配置を示す正面図で
ある。
【図8】前輪駆動装置の側面断面図である。
【図9】PTO減速装置の側面断面図である。
【図10】PTOクラッチ装置の側面図断面図である。
【図11】2段PTO減速装置の側面断面図である。
【図12】PTO伝動系を示す後面図である。
【図13】ミッドPTO装置を示す平面断面図である。
【図14】HST式変速装置仕様のクラッチハウジング
とミッションケースの側面断面図である。
【図15】HST式草刈機仕様のクラッチハウジングと
ミッションケースの側面断面図である。
【図16】HST式変速装置の取り付け部を示す正面図
である。
【図17】HST式変速装置仕様のミッションケースの
側面断面図である。
【図18】前後進切換装置無し歯車摺動式主変速装置仕
様のクラッチハウジングとミッションケースの側面断面
図である。
【図19】同じく主変速装置部分の側面断面図である。
【図20】リアアクスルハウジング部分の平面断面図で
ある。
【図21】クリープ変速装置の側面断面図である。
【図22】逆転PTO歯車の支持部を示す断面図であ
る。
【図23】前後進切換装置及びPTOクラッチ装置付き
歯車摺動式主変速装置仕様の側面図である。
【符号の説明】
5 エンジン 7 クラッチハウジング 9 ミッションケース 12 センタープレート 50 前後進切換装置 80 PTO変速装置 111 ミッドPTO装置 130 HST式変速装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 57/02 302 F16H 57/02 302G Fターム(参考) 3D039 AA02 AA04 AB12 AC13 AC64 AD02 AD23 AD53 3D042 AB12 BA04 BB03 3D043 AB12 BC09 3J063 AA14 AC03 AC14 BA01 BA03 BA07 BB48 BB50 CA01 CA04 CD11 CD45 XA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン、クラッチハウジング、センタ
    ープレート、ミッションケースと順次前後方向に連設す
    る構成であって、種類の異なる主変速装置、PTO変速
    装置、前輪駆動装置等の伝動ユニットをセンタプレート
    に取り付け、該センタプレートを共通のクラッチハウジ
    ングとミッションケースの間に配置して、前記伝動ユニ
    ットを収納したことを特徴とするトランスミッション。
  2. 【請求項2】 前記クラッチハウジング内において、セ
    ンタープレートに付設する前後進切換装置とHST式変
    速装置とを、組替え可能に構成したことを特徴とする請
    求項1記載のトランスミッション。
  3. 【請求項3】 前記ミッションケースの側面よりミッド
    PTO装置を着脱可能に設けたことを特徴とする請求項
    1記載のトランスミッション。
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