JP2003112535A - 動力車両の前輪駆動装置 - Google Patents

動力車両の前輪駆動装置

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JP2003112535A
JP2003112535A JP2001311133A JP2001311133A JP2003112535A JP 2003112535 A JP2003112535 A JP 2003112535A JP 2001311133 A JP2001311133 A JP 2001311133A JP 2001311133 A JP2001311133 A JP 2001311133A JP 2003112535 A JP2003112535 A JP 2003112535A
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gear
front wheel
shaft
arm
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Ryota Nagano
良太 永野
Takahiro Yasukochi
賢弘 安河内
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡潔で安価に製造でき、しかもニ駆・
四駆の切替がスムーズに行われるニ駆・四駆切替操作レ
バーを提供することを目的とする。 【解決手段】 ニ駆・四駆切替用のシフトギヤ80を前
輪駆動軸82近傍に前後スライド可能に設けると共に、
シフトギヤ80を摺動させるアーム90をミッションケ
ース3の外側部に設け、このアーム90を、座席20の
前部にあって鉛直方向に押し引き操作可能な操作レバー
84に連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタや乗用
芝刈機等の前輪駆動装置に関し、特にニ駆・四駆の切替
えを行う操作レバーの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】後輪駆動部から動力の一部を分岐させて
前輪を駆動する四輪駆動型のトラクタ等にあっては、ニ
駆・四駆の切替えを回動式の操作レバーで行なうように
構成している。一般的にはミッションケースの下部横外
側部にニ駆・四駆切替用のシフトギヤを回動操作する回
動軸を突設し、この回動軸の外端部にアームを固着する
と共に、ミッションケースの上部外側部にはニ駆・四駆
切替操作用のレバーを枢着して設け、レバー側とアーム
側とをリンクやロッド等の機械的連係手段で連動連結し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうしたト
ラクタ等の動力車両においては、ニ駆・四駆切替用の操
作レバーが座席の横にあって、その基部に設けた回動支
点を中心として上下方向に回動させて切替えるものであ
ったから、操作レバーの位置によっては乗降時にオペレ
ータの衣服が引っ掛かるおそれがあった。
【0004】また、操作レバーとニ駆・四駆切替アーム
との間には多くのリンクやロッド等の機械的連係手段が
介装されているためにガタ付きが発生して作動がスムー
ズでなく、しかも部品点数が増える分だけコストが高く
なるといった欠点があった。
【0005】本発明の課題は、前記した問題点に鑑みて
提案するものであって、構成が簡潔で安価に製造でき、
しかもニ駆・四駆の切替がスムーズに行われるニ駆・四
駆切替操作レバーを備えた動力車両の前輪駆動装置を提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記した問
題点に鑑みて提案するものであって、このため次のよう
な技術的手段を講じた。
【0007】すなわち、請求項1の発明は、前輪駆動軸
82と後輪駆動軸78に駆動源2から操縦座席20の下
方に配置されたミッションケース3内の伝動系を経由し
てニ駆と四駆に切替可能な動力車両の前輪駆動装置にお
いて、ニ駆・四駆切替用のシフトギヤ80を前輪駆動軸
82近傍に前後スライド可能に設けると共に、シフトギ
ヤ80を摺動させるアーム90をミッションケース3の
外側部に設け、このアーム90を、操縦座席20の近傍
であって鉛直方向に押引可能な操作レバー84に連動連
結した動力車両の前輪駆動装置である。
【0008】また、請求項2の発明では、前記操作レバ
ー84は棒状のロッド部材94からなり、ロッド部材9
4の中間部はく字状に折曲され、その下端部がアーム9
0に連結されていることを特徴とする請求項1記載の動
力車両の前輪駆動装置とした。
【0009】更に、請求項3の発明では、ロッド部材9
4の鉛直部がフェンダー8の内側で座席20の前部左右
一側に設けられていることを特徴とする請求項1または
請求項2記載の動力車両の前輪駆動装置とした。
【0010】このように構成において、オペレータが前
輪6の走行モードを変更すべく操作レバー84を押し引
きすると、そのロッド部材94の縦方向部分は鉛直方向
に移動し、アーム90を回動させてニ駆・四駆切替用の
シフトギヤ80を前後方向に移動させてニ駆から四駆ま
たは四駆からニ駆の状態に切替える。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面とともに、この発明の
実施の形態について説明する。まず、構成から説明する
と、従来周知のトラクタ1の機体の前部にエンジン2を
搭載し、このエンジン2の回転動力をミッションケース
3内の変速装置5に伝え、変速装置5内で適宜減速され
た回転動力を前輪6、6と後輪7、7に伝達するように
構成している。なお、ミッションケース3内の具体的伝
動構成については後述する。
【0012】ミッションケース3の後上部には油圧シリ
ンダケース9が設けられ、この油圧シリンダケース9の
左右両側部にはリフトアーム10、10が回動自在に枢
着されている。リフトアーム10、10の後端部とロワ
ーリンク11、11との間にはリフトロッド13、13
が介装され、ロワーリンク11、11の後端部には一作
業機としてロータリ耕耘装置15が連結されている。耕
耘装置15の先端部はトップリンク16でトラクタ機体
に連結されている。
【0013】また、トラクタ1のフロア17の前部左側
にはクラッチペダル18が設けられ、右側には図示外の
ブレーキペダルとアクセルペダルが設けられる。
【0014】また操縦席にはステアリングハンドル1
9、座席20、主変速レバー21、安全フレーム22な
どが設けられている。
【0015】次に図2に示すミッションケース3内の伝
動機構について説明する。ミッションケース3の前部に
一体的に形成されたクラッチハウジング23内にはエン
ジン2側の動力を入切りする主クラッチ24が設けら
れ、この主クラッチ24は前記クラッチペダル18を踏
み込むとエンジン2側の動力が断たれる。
【0016】エンジン2の動力を受けて回転する入力軸
26の軸端には出力ギヤ28が設けられ、この出力ギヤ
28はカウンタ軸29上の大径ギヤ30に噛合う。
【0017】この大径ギヤ30は出力軸32上に回転自
在に遊嵌された前進ギヤ33に常時噛合っている。カウ
ンタ軸29と一体の小径ギヤ34は、バック軸35上の
バックカウンタギヤ36に噛み合い、バックカウンタギ
ヤ36は出力軸32上に回転自在に遊嵌された後進ギヤ
38に噛合っている。
【0018】出力軸32には、これと一体的に回転する
円筒型のドラム40がスプライン嵌合により固着され、
このドラム40と前記前進ギヤ33及び後進ギヤ38と
の間には複数個の摩擦板が介装され、前進側ピストン4
1あるいは後進側ピストン42を作動させることによっ
て前進側クラッチF又は後進側クラッチRが作動するよ
うにして、ここに前後進切替クラッチが構成される。
【0019】これらクラッチF、Rの入切りはステアリ
ングハンドル19の近傍に設けられたリバースレバー1
2によって行われ、このリバースレバー12を前側に移
動させると前後進用バルブ(図示省略)が前進側に切替
えられ、反対に中立位置を越えて後側に引くと前後進用
バルブが後進側に切替えられる。
【0020】また、これら前後進切替クラッチF、Rの
後方には主変速装置Sと副変速装置Tが直列に設けら
れ、主変速装置S、副変速装置Tともに4段の変速が行
なえるように構成している。
【0021】すなわち、出力軸32と同心の変速軸45
には4枚のギヤ46、47、48、49が遊嵌状態で支
持され、これら4枚のギヤ46、47、48、49に常
時噛合うギヤ51、52、53、54がカウンタ軸55
と一体に設けられている。
【0022】主変速装置Sの前部スライダ57を主変速
レバー21を操作して前方に移動させると主変速2速、
後方へスライドさせると主変速1速が得られ、もう一方
の後部スライダ59を前側に移動させると主変速3速、
後方へスライドさせると主変速4速が得られる。
【0023】また、副変速装置Tの副変速軸60上には
大径ギヤ61と小径ギヤ62からなる2段ギヤが回転自
在に遊嵌され、副変速軸60と平行に軸架されたカウン
タ軸63側にも大径ギヤ65と小径ギヤ66からなる2
段ギヤが遊嵌されている。主変速装置Sの変速軸45の
後端に設けられたギヤ68は副変速装置Tのカウンタ軸
63上に遊嵌されている大径ギヤ65と常時噛み合い、
その後方の小径ギヤ66は副変速軸60上に遊嵌された
大径ギヤ61と常時噛み合っている。副変速軸60側の
2段ギヤの小径ギヤ62はカウンタ軸63に遊嵌されて
いるギヤ69に常時噛み合う。さらに副変速軸60の後
端部にはギヤ70が一体的に設けられ、このギヤ70は
カウンタ軸63の後端にスプライン嵌合されたギヤ72
と常時噛み合っている。
【0024】副変速装置Tの副変速操作レバー(図示省
略)によって操作されるスライダ73、74が副変速軸
60上に摺動自在に設けられおり、前側のスライダ73
を前方に移動させると主変速側の動力がギヤ68、副変
速軸60、ギヤ70、ギヤ72を順次介してドライブピ
ニオンギヤ75に動力が伝達され、ここに副変速の高速
(H)が得られる。
【0025】また、前記スライダ73を後方にスライド
させると主変速側の動力がギヤ68、大径ギヤ65、小
径ギヤ66、大径ギヤ61、副変速軸60、ギヤ70、
ギヤ72を順次介してドライブピニオンギヤ75に伝え
られ、ここに副変速の低速(L)が得られる。
【0026】前側のスライダ73を中立位置に戻して後
方のスライダ74を前方に移動させると主変速側の動力
がギヤ68、大径ギヤ65、カウンタ軸63を介してド
ライブピニオンギヤ75に伝達され、ここに中速(M)
の回転動力が得られる。
【0027】前記スライダ74を後方に移動させると主
変速側の動力がギヤ68、大径ギヤ65、小径ギヤ6
6、大径ギヤ61、小径ギヤ62、ギヤ69、カウンタ
軸63を順次介してドライブピニオンギヤ75に伝達さ
れ、超低速(LL)の回転動力が得られる。
【0028】ベベルピニオンギヤ75の回転を受けて駆
動される後輪デフ装置78は、その伝動下手に設けた最
終減速ギヤを介して後輪7が駆動される。なお、この実
施の形態では後輪デフ装置78を構成するリングギヤ7
8aを仮想線で平面形状として記載したが、現実には紙
面に対して直交する軸芯周りに回転する。
【0029】次に前輪駆動系について説明する。ドライ
ブピニオンギヤ75の直前に設けたギヤ72には前輪側
への動力取出を可能とする動力取出ギヤ79を設け、こ
の取出ギヤ79にはニ駆・四駆切替用のシフトギヤ80
を噛み合わせ、シフトギヤ80は前輪駆動軸82近傍を
前後方向にスライドできるようにしている。
【0030】シフトギヤ80を前後にスライドさせるシ
フタ操作軸85は図4に示すようにミッションケース3
の下部に水平横向きに軸支され、シフタ操作軸85の内
端部には正面視L字状に折曲されたロッド86が固着さ
れ、ロッド86の先端をシフトギヤ80の凹溝部87に
係合させている。
【0031】ロッド86の外側には筒状のボス88がロ
ールピン89にて一体的に固着され、ボス88の外端部
には板状のアーム90が固着されている。
【0032】アーム90には側面形状がく字状に折曲し
たロッド部材94の下端が連結され、ロッド部材94の
上端にはノブ95が取り付けられ、ノブ95とロッド部
材94とでニ駆・四駆切替用の操作レバー84を構成し
ている。く字状ロッド部材94の上半分は鉛直姿勢に設
けられ、この鉛直部をフロア17の孔97に貫通させて
いる。なお、ロッド部材94は孔97を直接貫通させて
もよいが、この図4のようにグロメット98を介して貫
通させるようにしてもよい。
【0033】ロッド部材94の位置はフェンダー8の内
側面と座席20の前縁部が交差する付近が好ましく、こ
の実施の形態では図5に示すように座席20の前部左側
に設けている。
【0034】ニ駆・四駆切替用のシフトギヤ80をスラ
イドさせてニ駆・四駆の切替えを行う場合には、操作レ
バー84のノブ95を握って、このロッド部材94を鉛
直方向に押し引きする。
【0035】四駆にする場合、この実施の形態ではロッ
ド部材94を押し下げる。すると図3に示すようにアー
ム90はシフタ操作軸85の軸芯周りに回動(反時計方
向)し、シフトギヤ80を後方に移動させて、このギヤ
80を取出ギヤ79に噛み合せる。
【0036】反対にこの操作レバー84を引き上げると
ロッド部材94は鉛直方向に上昇し、アーム90は時計
方向に回動してシフトギヤ80を前方に移動させ、取出
ギヤ79とシフトギヤ80との噛み合いを外す。
【0037】このようにこの実施の形態では操作レバー
84のロッド部材94をフロア17に形成した孔97に
挿通して鉛直方向に押し引きするようにしてニ駆・四駆
の切替えを行わせるようにしたので、従来のように操作
レバー84が場所をとることもなく、ニ駆・四駆切替用
の操作レバー84をコンパクトに配設することができ
る。
【0038】また、操作レバー84はフェンダー8と座
席20前縁部が交差する付近に設けられているので、こ
の操作レバー84が邪魔になったり乗降時に衣服を引っ
掛けたりする恐れもない。
【0039】次に、図2に示すミッションケース3内の
PTO系伝動構成および前後進切替装置の油路の構成に
ついて簡単に説明する。
【0040】走行系の入力軸26の外側にはPTO系の
入力軸100が設けられると共にこの入力軸100の後
端には出力用のギヤ101が形成されている。
【0041】このギヤ101は中間軸102と一体のギ
ヤ103に噛み合い、ギヤ103は円筒状のPTO入力
軸104前部に形成されたギヤ105と噛み合ってい
る。
【0042】PTOクラッチ110は、PTO出力軸1
12と一体に円筒状ドラム113を設け、円筒状ドラム
113とPTO入力軸104との間に介装した複数個の
摩擦板をピストン115で圧接すると繋がる構成であ
る。
【0043】また、ミッションケース3の後部にはPT
O変速装置Uが設けられ、2段ギヤ116を前後方向に
移動させることによって高低2段の変速が行われる。即
ち、2段ギヤ116のうち小径ギヤをギヤ117に噛み
合せると高速となり、2段ギヤ116の大径ギヤをギヤ
118に噛み合せるとPTO軸119には低速の回転動
力が伝えられる。
【0044】図6は前後進切替装置の油路の形成の仕方
について説明したものである。先にも述べたように前後
進変速装置は油圧で作動されるために出力軸32には作
動油を夫々のシリンダ室に供給するための油路を形成し
なければならない。
【0045】出力軸32の長さが長すぎると製造ライン
で加工する際に種々の制約を受けるだけでなく孔加工用
のドリルも長いものが必要となって製造コストが高くな
るなどの欠点が生じる。そこで、このような不具合を解
消するために。この実施の形態では、出力軸32を前後
2分割して前後長さの短縮化を図り、油路の孔加工の容
易化を図っている。
【0046】図6、図7によりその具体的構造を説明す
ると、2本の出力軸32a、32bには夫々3本の油路1
22a、122b、122c(図7)が軸長手方向に形
成され、そのうち2本は高圧油路122a、122bと
され、1本は潤滑油路122cとして利用される。
【0047】また、2本の出力軸32a、32bの突合
部には金属製のパイプ124、124が介装されると共
にパイプ124、124の両端部には弾性体のシール1
25、125が介装され、2本の出力軸32a、32b
同士を突き合わせたときに作動油が油路122a、12
2bから洩れないようにしている。両軸32a、32b
の突合せ部の外側にはカラー126が嵌合されている。
【0048】高圧油路のうち一方の油路122aは前進
側ピストン41が収容されている前進側シリンダ室12
7と連通され、他方の高圧油路122bは後進側ピスト
ン42が収容されている後進側シリンダ室128と連通
する。
【0049】前後進切替装置のドラム40をスプライン
嵌合している側の出力軸32bの外周には円周方向に沿
って溝129、129が設けられ、この溝129、12
9と前記潤滑油路122cとは連通している。さらにこ
の溝129、129とドラム40のボス部40aに設け
た半径方向に伸びる通孔130、130とは連通してお
り、潤滑用の作動油が油路122cから送り出される
と、その潤滑油は出力軸32bの溝129、ボス部40
aの通孔130を通って多板式クラッチの摩擦板43、
43に潤滑油を掛けて冷却及び潤滑を行うようにしてい
る。
【0050】このように低圧の潤滑油は出力軸32b内
の潤滑油路122cを通って各クラッチF、Rの摩擦板
43、43を冷却するものであって、これら摩擦板4
3、43に至る油路も出力軸32aやドラム40のボス
部40aに孔をあけ、出力軸32b外周のスプライン溝
部をそのまま利用して油路が形成できるので簡単であ
り、安価に製造できる特徴がある。
【0051】最後に、図8、図9のインシュレータ取付
構造について説明する。インシュレータ140はボンネ
ット4後部と計器盤141との間に形成される間隙を埋
めるために介装されるもので、ボンネット4内のエンジ
ンルーム後方を覆う仕切壁142に着脱自在に取り付け
られる。
【0052】インシュレータ140はゴムで形成されて
おり、断面形状がコ字型であり、仕切壁142の外周に
適当間隔をあけて固着されたプレート144にこのイン
シュレータ140を外側から被せ、インシュレータ14
0及びプレート144に開けた孔146、147にトリ
ムクリップ145…を外側から差し込んでこれを固定す
る。
【0053】前記インシュレータ140は仕切壁142
に固着した複数個のプレート144に複数個のトリムク
リップ145で固定する方式を採用しているので着脱が
簡単であり、また、構造が簡単であるから廉価に構成で
きると共にゴムが劣化した場合の交換も容易である。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は、ニ駆・四駆切替用の
シフトギヤ80を前輪駆動軸82近傍に前後スライド可
能に設けると共に、シフトギヤ80を摺動させるアーム
90をミッションケース3の外側部に設け、このアーム
90を、座席の近傍であって鉛直方向に押引可能な操作
レバー84に連動連結したものであるから、従来のよう
に操作レバー84が操縦空間に入り込んだり、乗降時の
邪魔になったりすることがなく、フェンダーの内側にコ
ンパクトに収めることができる。
【0055】また、請求項2の発明は、前記操作レバー
84は棒状のロッド部材94からなり、ロッド部材94
の中間部はく字状に折曲され、その下端部がアーム90
に連結されているので、構成が簡潔で安価に製造でき、
中間リンク部材がないので作動が確実となる。
【0056】また、請求項3の発明では、ロッド部材9
4の鉛直部がフェンダー8の内側で座席の前部左右一側
に設けられているのでこの操作レバー84が動力車両の
運転操作に支障となることがなく、しかも操作レバー8
4は上下鉛直方向に動かすだけでよいので力も入りやす
く操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態のトラクタの側面図であ
る。
【図2】 図1のトラクタのミッションケース内の断面
図である。
【図3】 図1のトラクタのニ駆・四駆切替部の側断面
図である。
【図4】 図1のトラクタのニ駆・四駆切替部の正断面
図である。
【図5】 図1のトラクタのニ駆・四駆切替部の要部の
平面図である。
【図6】 図1のトラクタのニ駆・四駆切替部の前後進
切替部の拡大側断面図である。
【図7】 図1のトラクタの出力軸の断面図である。
【図8】 図1のトラクタのインシュレータの側面図で
ある。
【図9】 図1のトラクタのインシュレータの断面図で
ある。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 エンジン 3 ミッションケース 4 ボンネット 5 変速装置 6 前輪 7 後輪 8 フェンダー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 49/00 B62D 49/00 F Fターム(参考) 3D036 AA09 EC09 GA14 GA31 GB05 GD01 GD07 GF02 GH05 GH12 GJ12 GJ13 GJ17 3D040 AA03 AA22 AB04 AC07 AC17 AC28 AC44 AE19 AF09 3D043 AA10 AB12 AB17 EA02 EA17 EB02 EB12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前輪駆動軸82と後輪駆動軸78に駆動
    源2から操縦座席20の下方に配置されたミッションケ
    ース3内の伝動系を経由してニ駆と四駆に切替可能な動
    力車両の前輪駆動装置において、 ニ駆・四駆切替用のシフトギヤ80を前輪駆動軸82近
    傍に前後スライド可能に設けると共に、シフトギヤ80
    を摺動させるアーム90をミッションケース3の外側部
    に設け、このアーム90を、操縦座席20の近傍であっ
    て鉛直方向に押引可能な操作レバー84に連動連結した
    ことを特徴とする動力車両の前輪駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記操作レバー84は棒状のロッド部材
    94からなり、ロッド部材94の中間部はく字状に折曲
    され、その下端部がアーム90に連結されていることを
    特徴とする請求項1記載の動力車両の前輪駆動装置。
  3. 【請求項3】 ロッド部材94の鉛直部がフェンダー8
    の内側で座席20の前部左右一側に設けられていること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の動力車両の
    前輪駆動装置。
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