JP2002122407A - レンズ枠形状測定装置 - Google Patents

レンズ枠形状測定装置

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JP2002122407A
JP2002122407A JP2000317053A JP2000317053A JP2002122407A JP 2002122407 A JP2002122407 A JP 2002122407A JP 2000317053 A JP2000317053 A JP 2000317053A JP 2000317053 A JP2000317053 A JP 2000317053A JP 2002122407 A JP2002122407 A JP 2002122407A
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接触子(フィーラ)をレンズ枠内のレンズ枠溝
の高さにしてレンズ枠内に位置させた状態で、この接触
子をレンズ枠溝側に移動させてレンズ枠溝に係合させる
際に、接触子が水平位置で安定し、接触子がレンズ枠溝
からずれた位置でレンズ枠に衝突したり、フィーラが損
傷したり、レンズ枠から外れたりする虞がないレンズ枠
形状測定装置を提供すること。 【解決手段】眼鏡枠(眼鏡フレーム)MFのV溝(レン
ズ枠溝)51に当接する接触子227によって、眼鏡枠
MFのレンズ枠RF(LF)の形状を測定するレンズ枠
形状測定装置において、接触子227をV溝51の所定
鉛直位置まで跳ね上げ移動させるための接触子鉛直方向
移動手段229と、接触子227が所定鉛直位置まで跳
ね上げられた後接触子227を固定する接触子固定手段
240とを有するレンズ枠形状測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡フレーム(眼
鏡枠)のレンズ枠に設けられたレンズ枠溝に当接する接
触子(フィーラ)を用いて、レンズ枠の形状を測定する
レンズ枠形状測定装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来からのレンズ枠形状測定装置では、例
えば特開平3−20605号公報に示すように、レンズ枠溝が
配置される水平高さ位置までフィーラ(接触子)を跳ね
上げ、レンズ枠溝に当接させる機構を備え、レンズ枠の
形状を測定していた。
【0003】この跳ね上げられたフィーラは、レンズ枠
溝の微細な湾曲形状に倣うのに、レンズ枠溝にわずかな
力で係合している。すなわち、通常は、フィーラそのも
のに係る自重からフィーラに係る抵抗力を引くと数gで
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このフ
ィーラ(接触子)に係る抵抗力は埃やゴミ等により経時
変化し、自重より抵抗力が大きくなってしまうことがあ
る。すると、跳ね上げられたフィーラは、レンズ枠溝に
当接する際に、水平位置が安定しておらず、スムースに
レンズ枠溝に当接されなかった。
【0005】そのため、フィーラが跳ね上げられた水平
位置で安定していないため、眼鏡フレームのレンズ枠内
に位置させた接触子をレンズ枠のレンズ枠溝の高さに位
置させてレンズ枠側に水平に移動させて、この接触子を
レンズ枠溝に係合させる際に、接触子が正確にレンズ枠
溝に係合せずに、レンズ枠溝からずれた位置でレンズ枠
に衝突してフィーラが損傷したり、接触子がレンズ枠か
ら外れたりする虞があった。
【0006】そこで、本発明は、上記問題点を解決し、
接触子(フィーラ)をレンズ枠内のレンズ枠溝の高さに
してレンズ枠内に位置させた状態で、この接触子をレン
ズ枠溝側に移動させてレンズ枠溝に係合させる際に、接
触子が水平位置で安定し、接触子がレンズ枠溝からずれ
た位置でレンズ枠に衝突したり、フィーラが損傷した
り、レンズ枠から外れたりする虞がないレンズ枠形状測
定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、眼鏡フレームのレンズ枠
溝に当接する接触子によって、該眼鏡枠のレンズ枠の形
状を測定するレンズ枠形状測定装置において、前記接触
子を前記レンズ枠溝の所定鉛直位置まで跳ね上げ移動さ
せるための接触子鉛直方向移動手段と、前記接触子が所
定鉛直位置まで跳ね上げられた後前記接触子を固定する
接触子固定手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、前記接触
子固定手段は、前記接触子鉛直方向移動手段の駆動歯車
に設けられたピン部材が測定部に設けられた板状部材に
より係止されるように構成されたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかるレンズ枠
形状測定装置の実施の形態を図面を基に説明する。
【0010】図1において、玉型形状測定装置であるレ
ンズ枠形状測定装置(フレーム形状測定装置)1は、図
1に示した様に、上面10aの中央に開口10bを有す
る測定装置本体10と、測定装置本体10の上面10a
に設けられたスイッチ部11を有する。このスイッチ部
11には、左右の測定モード切り換え用のモード切換ス
イッチ12,測定開始用のスタートスイッチ13,及び
データ転送用の転送スイッチ14を有する。また、スイ
ッチ部11には、モード切換スイッチ12の操作で交互
に切り換えられて点灯するLED1,LED2が設けら
れている。
【0011】また、レンズ枠形状測定装置1は、図1に
示した様な眼鏡Mの眼鏡枠(メガネフレーム)MFの左
右のレンズ枠LF,RFを保持する眼鏡枠(メガネフレ
ーム)保持機構(保持手段)15,15´及びその操作
機構16を有すると共に、図4に示した様な測定部移動
機構100及びこの測定部移動機構100に支持された
フレーム形状測定部(フレーム形状測定手段)200を
玉型形状測定測定手段として有する。
【0012】この測定部移動機構100はフレーム形状
測定部(玉型形状測定部)100を眼鏡枠保持機構1
5,15´間で移動させるものであり、フレーム形状測
定部200は眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF
(RF)の形状測定を行わせるものである。そして、こ
れら眼鏡枠保持機構15,15´,操作機構16,測定
部移動機構100,フレーム形状測定部200等は測定
装置本体10内に設けられている。
【0013】尚、図4において、101は測定装置本体
10の下部内に配設されたシャーシである。また、図2
中、17,18はシャーシ101に図示しない部分で上
下に向けて固定され且つ互いに平行に設けられた支持
枠、19は支持枠18の外面(支持枠17とは反対側の
面)に突設された係止ピン、20は支持枠18の上端部
に設けられた円弧状スリット、21,22は支持枠1
7,18に設けられた取付孔である。この取付孔22は
円弧状スリット20と係止ピン19との間に位置させら
れ、円弧状スリット20は取付孔22と同心に設けられ
ている。<操作機構16>操作機構16は、図2に示し
たように、支持枠17,18の取付孔21,22に回転
自在に保持された操作軸23と、操作軸23の一端部
(支持枠18側の端部)に固定された従動ギヤ24と、
支持枠18及び測定装置本体10の正面10cを貫通す
る回転軸25と、回転軸25の一端部に固定され(又は
一体に設けられ)且つ従動ギヤ24に噛合する駆動ギヤ
26と、回転軸25の他端部に取り付けられた操作レバ
ー27を有する。図中、23aは操作軸23に設けた偏
平部で、この偏平部23aは操作軸23の両端部近傍ま
で設けられている。
【0014】尚、測定装置本体10には上面10a及び
正面10cに跨る凹部28が形成され、この凹部28の
上面には円弧状の突部29が形成され、上面10aには
突部29の左右に位置させて「開」,「閉」が付されて
いる。そして、凹部28の正面に上述した操作レバー2
7が配設され、操作レバー27の上端部に設けられた折
曲部すなわち指示部27aが突部29上を移動するよう
になっている。
【0015】また、従動ギヤ24と係止ピン19との間
には、枠保持(上述の「閉」に対応)及び枠保持解除
(上述の「開」に対応)を行わせる2位置保持機構(2
位置保持手段)30が設けられている。
【0016】この2位置保持機構30は、上述の円弧状
スリット20と、従動ギヤ24の側面に突設され且つ円
弧状スリット20を貫通する可動ピン31と、可動ピン
31と係止ピン19との間に介装されたスプリング(引
っ張りコイルバネ)32を有する。この円弧状スリット
20は、上述の様に取付孔22と同心となっているの
で、従動ギヤ24,操作軸23とも同心となっている。
この為に、可動ピン31は、スプリング32の引張力に
より円弧状スリット20の両端部20a,20bのいず
れか一方に保持されることになる。
【0017】更に、操作機構16は、操作軸23の長手
方向に移動可能に且つ周方向に僅かに相対回転可能に保
持された一対の筒軸33,33を有する。この筒軸33
内の切円状挿通孔33aの偏平部33bと操作軸23の
偏平部23aとの間には図2(b),(c)に示した様に僅か
な間隙Sが形成されている。この筒軸33,33には自
己の弾性力により伸縮可能な弾性部を有する紐状体34
(図2(a)では一方のみを図示)がそれぞれ取り付けら
れている。この紐状体34は、筒軸33に一端部が固定
されたスプリング(弾性部)35と、スプリング35の
他端部に連設されたワイヤ36を有する。 <枠保持機構15,15´>この枠保持機構15,15
´は同じ構造であるので、枠保持機構15についてのみ
説明する。
【0018】枠保持機構15は、水平方向に移動可能に
且つ互いに相対接近・離反可能に測定装置本体10内に
保持された一対の可動枠37,37を有する。この各可
動枠37は、水平板部38と、この水平板部38の一端
部に上下に向けて連設された鉛直板部39からL字状に
形成されている。そして、鉛直板部39には筒軸33が
回転自在に且つ軸方向には移動不能に保持されている。
【0019】また、枠保持機構15は、図3に示した様
に可動枠37,37の水平板部38,38間に介装され
た引っ張りコイルスプリング40と、水平板部38の先
端縁部の中央に固定された支持板41と、支持板41の
水平板部38上方に突出する部分と鉛直板部39との間
に配設されたツメ取付板42を有する。このツメ取付板
42は、一側部42aの軸状の支持突部42cを中心に
回動可能に支持板41と鉛直部39に保持されている。
尚、ツメ取付板42の後部側の軸状の支持突部の図示は
省略してある。
【0020】このツメ取付板42の他側部42bの先端
には軸状で先細りテーパ状の保持ツメ43が突設され、
ツメ取付板42の他側部の後端部には軸状の保持ツメ4
4の後端部が支持軸45で回動可能に保持されている。
この保持ツメ44は、基部44aが図3(d)に示した
様に方形板状に形成され且つ先端部が先細りテーパ状に
形成されていると共に、支持軸45を中心に回動して、
保持ツメ43に対して相対接近・離反するようになって
いる。しかも、保持ツメ44の先端部とツメ取付板42
とは、支持軸45に捲回した図示しないトーションスプ
リングで常時開く方向にバネ付勢されている。
【0021】更に、鉛直板部39には、保持ツメ44の
上方に位置させて、L字状の係合ツメ46が突設されて
いる。この係合ツメ46の先端部の下方に延びるエッジ
状爪部46aは保持ツメ44に係合させられている。こ
れにより、ツメ保持板42の他側部42bが一側部42
aを中心に上方に回動させられると、保持ツメ43,4
4の間隔がトーションスプリング(図示せず)にバネ力
に抗して狭められる様になっている。なお、図3(d)
に示すように、係合ツメ46のエッジ状爪部46aは、
保持ツメ44の略中央部に係合する。また、係合ツメ4
6と筒軸33との間には、鉛直板部39に回転自在に保
持させたアイドルプーリ47が配設されている。このア
イドルプーリ47には上述したワイヤ36が支持され、
ワイヤ39の端部が両側部42a,42b間に位置させ
てツメ取付板42に固定されている。
【0022】また、各可動枠37,37は対向部側が図
2,図3に示したフレームガイド部材48でカバーされ
ている。このフレームガイド部材48は、水平板部38
の先端に固定された鉛直板部48aと、鉛直板部39の
上端に固定された水平板部48bと、板部48a,48
bが連設するコーナに連設され且つ水平板部48b側に
傾斜する傾斜ガイド板部48cを有する。そして、鉛直
板部48aには保持ツメ43,44に対応して開口48
dが形成され、保持ツメ44は開口48dから突出させ
られている。また、保持ツメ43の先端部は、保持ツメ
44,43が図3(a),(b)の如く最大に開いている状態
では、開口48d内に位置するようになっている。
【0023】この様な構成において、フレームガイド部
材48,48の傾斜ガイド板部48c,48cは、上端
に向うにしたがって互いに開く方向に傾斜している。従
って、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(メガネフレーム)MF
を図3(a)の如く傾斜ガイド板部48c,48c間に配
設して、眼鏡枠MFをコイルスプリング40のバネ力に
抗して上から押し下げると、傾斜ガイド板部48c,4
8cのガイド作用により、フレームガイド部材48,4
8の間隔が広げられて、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレ
ンズ枠LF(RF)が保持ツメ43,43上まで移動さ
せられて保持ツメ43,43に係止される。
【0024】この様な状態において、操作レバー27を
「開」位置から「閉」位置に回動操作すると、この回動
が回転軸25,ギヤ26,24,操作軸23を介して筒
軸33に伝達されてスプリング35の一部が筒軸33に
捲回されることにより、スプリング35に連設されたワ
イヤ36を介してツメ取付板42が一側部42aを中心
に上方に回動させられ、保持ツメ43,44の間隔が図
3(c)の如く狭められて、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFの
レンズ枠LF(RF)が図3(c)の如く保持ツメ43,
44間に保持される。この位置では、可動ピン31が円
弧状スリット20下端部20aにスプリング32のバネ
力により保持されることになる。
【0025】尚、眼鏡枠MF即ち眼鏡枠MFのレンズ枠
LF(RF)を保持ツメ43,44間から取り外す場合
には、操作レバー27を上述とは逆に操作することによ
り、各部材が上述とは逆に動作する。 <測定部移動機構100>この測定部移動機構100
は、枠保持機構15,15´の配設方向に間隔をおいて
シャーシ101上に固定した支持板102,103と、
支持板102,103間の上部に渡架したガイドレール
104を有する。尚、このガイドレール104は2本設
けられているが、他方の図示は省略している。また、こ
の2本のガイドレール104,(他方図示せず)は、紙面
と直交する方向に間隔をおいて平行に配設されている。
【0026】また、測定部移動機構100は、ガイドレ
ール104の延びる方向に移動自在にガイドレール10
4,(他方図示せず)に保持されたスライドベース105
と、ガイドレール104,(他方図示せず)間の下方に位
置させて支持板102,102に回転自在に保持された
送りネジ106と、送りネジ106を回転駆動する測定
部移動用モータ(ベース水平移動モータ,接触子跳ね上
げ位置水平移動手段)107を有する。
【0027】尚、送りネジ106はガイドレール104
と平行に設けられ、測定部移動用モータ107はシャー
シ101に固定されている。しかも、スライドベース1
05には下方に延びる鉛直板部105aが一体に設けら
れていて、この鉛直板部105aの図示しない雌ネジ部
には送りネジ106が螺着されている。これにより、送
りネジ106を回転操作することにより、スライドベー
ス105が図4中左右に移動操作されるようになってい
る。 <フレーム形状測定部200>図4に示したフレーム形
状測定部200は、スライドベース105を貫通し且つ
このスライドベース105に回転自在に保持された回転
軸201と、回転軸201の上端部に取り付けられた回
転ベース202と、回転軸201の下端部に固定された
タイミングギヤ203と、回転軸201に隣接してスラ
イドベース105上に固定されたベース回転モータ(回
転ベース駆動モータ)204と、ベース回転モータ20
4の出力軸204aに固定されたタイミングギヤ205
と、タイミングギヤ203,205間に掛け渡されたタ
イミングベルト206を有する。尚、出力軸204a
は、スライドベース105を貫通して下方に突出してい
る。
【0028】図4において、207は回転ベース202
より上方に位置させてシャーシ101と平行に配設され
たスライドベースである。このスライドベース207
は、図9に示したように左右に延びる一対の平行なガイ
ドレール208,208間に配設されている。このスラ
イドベース207には周面に周方向に延びる環状溝(図
示せず)が形成された複数のガイドローラ209が回転
自在に保持されている。そして、このガイドローラ20
9の図示しない環状溝がガイドレール208に移動自在
に係合している。これにより、スライドベース207は
ガイドレール208,208に左右に移動自在に保持さ
れている。尚、ガイドレール208,208は、送りネ
ジ106と平行に設けられていると共に、図示を省略し
たフレームを介してシャーシ101に固定されている。
207aはスライドベース207に設けられた大径の円
形孔である。
【0029】フレーム形状測定部200は、下端部が回
転ベース202の周縁部に固定され且つ上端部が円形孔
207aから上方に僅かに突出するフレーム210と、
フレーム210の上端部に固定されたリング板211を
有する。このリング板211は、内側に貫通孔211a
を有すると共に、中心が回転ベース202の回転中心と
一致させられている。このリング板211の上端部外周
には外方に突出するフランジ212が形成され、リング
板211の上下方向中間部には断面が三角形状で周方向
に環状に延びる環状突部213が形成されている。ま
た、スライドベース207上には、リング板211の周
縁に隣接して複数のガイドローラ214が回転自在に保
持されている。このガイドローラ214には、周方向に
延びるV字状の環状溝214aが形成されている。そし
て、この環状溝214aにはリング板211の環状突部
213が係合している。これにより、リング板211
は、スライドベース207に複数のガイドローラ214
を介して回転自在に保持されている。
【0030】リング板211には、貫通孔211a内に
間隔をおいて平行に配設された一対のガイドレール21
5,215が固定されている。このガイドレール21
5,215間にはスライダ216が配設され、このスラ
イダ216上には複数のガイドローラ217が回転自在
に保持されている。そして、スライダ216は、複数の
ガイドローラ217を介してガイドレール215,21
5に、その延びる方向に移動自在に保持されている。
【0031】また、リング板211上には、一方のガイ
ドレール215の一端部に隣接して板バネ保持用の回転
体218が回転自在に保持されている。この回転体21
8には、自己のバネ力で捲回する(巻き取る)方向に付
勢された板バネ219の一端部が固定されていると共
に、板バネ219が自己のバネ力で捲回されている。ま
た、スライダ216の両側部には突部220,221が
突設されている。そして、板バネ219の他端部はスラ
イダ216の突部220に保持されている。これによ
り、板バネ219は、スライダ216をガイドレール2
15,215の一端部側にバネ付勢している。板バネ2
19には、自己のバネ力で自動的に巻取る機能を有する
周知のものが用いられている。
【0032】このスライダ216とリング板211との
間には、スライダ216のガイドレール215に沿う方
向の移動量を測定するマグネスケール222が動径測定
手段として介装されている。このマグネスケール222
は、スライダ216の突部221に保持され且つガイド
レール215と平行に設けられた磁気スケール222a
と、リング板211に固定され且つ磁気スケール222
aにスライド自在に係合保持された磁気読取ヘッド22
2bを有する。
【0033】図4〜図6において223は、上下に向け
て延び且つスライダ216の下面に一体に設けられた支
持部材である。この支持部材223は、スライダ216
の移動方向の一側部(回転体218側)に位置してい
る。また、このスライダ216の移動方向の他側部の下
面には、当接部材受用の突部216aが形成されてい
る。しかも、この支持部材223には、上下に延び且つ
平面形状をコ字状に形成したガイドレール224が固定
されている。
【0034】このガイドレール224には、昇降部材2
25が上下動自在(昇降自在)に保持されている。この
昇降部材225には、上支持部226a及び下支持部2
26bを有するコ字状の軸保持部材226が取り付けら
れている。この軸保持部材226の上支持部226a及
び下支持部226bには、これらを貫通し且つ軸線を上
下に向けた接触子支持軸227aが上下動自在に保持さ
れ、接触子支持軸227aの上端には接触子(フィー
ラ)227が測定子として一体に設けられている。この
接触子227は、コ字状に屈曲させられていて、先端が
接触子支持軸227aの中心(軸線)と一致させられて
いる。
【0035】この接触子支持軸227aの下端には大径
のローラ保持部227bが一体に設けられ、ローラ保持
部227bにはローラ228が接触子支持軸227aと
直交する軸線を中心に回転自在に保持されている。ま
た、この接触子支持軸227aは、接触子217をレン
ズ枠溝の所定鉛直位置まで跳ね上げ移動させるための接
触子鉛直方向移動手段229を有する。
【0036】この接触子鉛直方向移動手段229は、図
7に示したように、スライダ216より下方に位置して
ガイドレール215と平行に配設され且つフレーム21
0に保持された一対の下部ガイドレール229a,22
9aと、下部ガイドレール219a,219aに軸線方
向に移動可能に保持された移動子(移動部材)229b
を有する。
【0037】また、接触子鉛直方向移動手段229は、
移動子229bに支持軸230で上下回動自在に取り付
けたアーム(レバー)231と、アーム231の自由端
を支持軸230の回りに上方に回動付勢するバネ(図示
略)を有する。このアーム231の基端部側にはストッ
パ突部232が形成され、アーム231の自由端部には
上述したローラ228を受ける受部233が形成されて
いる。このアーム231の基部の上部には回動規制突部
231aが形成され、移動子227bには回動規制突部
231aが当接してアーム231の上方への回動を規制
する回動規制ネジ231bが螺着されている。
【0038】更に、移動子229bの上面には軸保持部
材229cが取り付けられ、軸保持部材229cにはガ
イドレール215及び219aと平行な係合軸229d
が突部216aに対して進退自在且つ軸線方向に進退移
動可能に保持されている。この係合軸229dの一端部
には抜け止め用の止め輪229eが取り付けられ、係合
軸229dの他端部には当接部としてのフランジ状の頭
部229fが一体に形成されている。そして、軸保持部
材229cと頭部229fとの間には係合軸229dに
嵌挿したコイルスプリング229gが介装されいる。
尚、板バネ219はスライダ216を図7中右方向に移
動付勢(バネ付勢)して、突部216aを頭部229f
に当接させている。
【0039】また、移動子229bの側部にはガイドレ
ール215,229aと平行なラック229hが固定さ
れている。また、この移動子229bに隣接してフレー
ム210に駆動モータMが固定され、この駆動モータM
に出力軸Maに設けたピニオンPgがラック229hに
噛合させられている。この駆動モータM,ピニオンPg
及びラック229hは、スライダ216をガイドレール
215の軸線方向に進退駆動するスライダ駆動駆動機構
を構成している。
【0040】しかも、接触子鉛直方向移動手段229
は、回転ベース202に設けられたブラケット234
と、ブラケット234に螺着されたストッパネジ235
を有する。このストッパネジ235は、スライダ216
が板バネ219のバネ力によりガイドレール215の一
端部側(回転体18側)に移動させられたときに、アー
ム231のストッパー突部232が当接する位置に配設
されている。そして、スライダ216が板バネ219の
バネ力によりストッパネジ235に当接すると、アーム
231の自由端部が板バネ219のバネ力により図6の
如く上方に回動させられて、接触子227及び接触子保
持軸226がアーム231により上方に跳ね上げられる
様になっている。
【0041】更に、接触子鉛直方向移動手段229は、
昇降部材225の側面に設けられた上下に延びるラック
236と、支持部材223に固定されたパルスモータ
(接触子昇降モータ)237と、パルスモータ237の
出力軸237aに設けられ且つラック236に噛合させ
られるピニオン(駆動歯車)238と、ピニオン238
と一体に設けられた駆動歯車239を有する。
【0042】また、接触子227が所定鉛直位置まで跳
ね上げられた後、接触子227が上下にぶれないように
固定する接触子固定手段240を有する。この接触子固
定手段240は、接触子鉛直方向移動手段229の駆動
歯車239に設けられたピン(ピン部材)241と、回
転ベース202に突設された支持板部202aに固定し
たパルスモータ(駆動手段)242と、パルスモータ2
42の出力軸242aに取り付けたL字状の回動ストッ
パ243を有する。この出力軸242aとパルスモータ
237の出力軸237aの軸線は同一軸線上に位置させ
られている。そして、回動ストッパ243のピン係止板
部(板状部材)243aは、パルスモータ237の周面
に沿って回動可能に設けられている。 <制御回路>上述した測定部移動用モータ(ベース水平
移動モータ)107,ベース回転モータ(回転ベース駆
動モータ)204,パルスモータ(接触子昇降モータ)
237及びストッパ駆動モータとしてのパルスモータ
(駆動手段)242は、図12に示した演算制御回路
(演算制御手段)244により駆動制御される様になっ
ている。また、上述した動径検出センサ222の磁気ヘ
ッド222bからの検出信号は演算制御回路244に入
力されるようになっている。更に、左右の測定モード切
り換え用のモード切換スイッチ12,測定開始用のスタ
ートスイッチ13,及びデータ転送用の転送スイッチ1
4等からの操作信号も演算制御回路244に入力される
ようになっている。また、演算制御回路244は、モー
ド切換スイッチ12をオン操作する毎に、左測定モード
と右測定モードを交互に切り換えて、そのモードを知ら
せるLED1,LED2を交互に切換点灯させる様にな
っている。また、演算制御回路244には、データメモ
リDMが接続されている。
【0043】次に、この様な構成の装置の演算制御回路
244による制御について説明する。 (i)接触子の初期位置 演算制御回路244は、眼鏡枠MFのレンズ枠LF,R
Fのうちの一方を測定した後、他方の測定をするように
制御する様になっている。例えば、眼鏡枠MFのレンズ
枠RFを測定した後、レンズ枠LFを測定する様になっ
ている。また、演算制御回路244は、モード切換スイ
ッチ12の操作により、眼鏡枠MFのレンズ枠LF,R
Fの一方を選択して測定するように制御することもでき
る。ここでは、演算制御回路244は、眼鏡枠MFのレ
ンズ枠RFを測定した後、レンズ枠LFを測定する様に
制御する様に設定されているものとして説明する。
【0044】この演算制御回路244は、測定が終了し
た状態では、測定部移動用モータ107を駆動制御して
接触子227を眼鏡枠MFのレンズ枠RF側に位置させ
ている。
【0045】また、演算制御回路244は、パルスモー
タ237を駆動制御してピニオン238を回転させ、こ
のピニオン238の回転によりラック236を介して昇
降部材225及び接触子保持部材226を下方に一体に
移動させ、接触子保持部材226の下支持部226bを
ローラ保持部227bに当接させて、接触子227の先
端をレンズ枠RFの保持位置よりも充分下方の位置
(所定鉛直方向位置)まで押し下げる。この位置で
は、アーム231が図示を省略したバネのバネ力で上方
に付勢されて、ローラ保持部227bを接触子保持部材
226の下支持部226bに押し付けているので、接触
子支持軸227a及び接触子227が上下に移動するの
が阻止されている状態となる。
【0046】しかも、この位置で、パルスモータ242
を駆動制御して、ピン係合板部243aを位置(所定
鉛直方向位置)に位置させ、ピン241をピン係合板部
243aに当接させておくことで、接触子支持軸227
aの上方への移動を確実に阻止できる。
【0047】この位置では、パルスモータ237を停止
させても、出力軸237aはパルスモータ237内部の
磁力により軸線回りに回転しない様になっているので、
アーム231と接触子保持部材226の下支持部226
bがローラ保持部227bを上下から挟持(保持)する
状態となり、ローラ保持部227bと一体の接触子支持
軸227a及び接触子227が上下に移動する(振れ
る)のが阻止されている状態となる。 (ii).眼鏡枠(眼鏡フレーム)MFのレンズ枠形状測定
装置1への保持 上述のフレームガイド部材48,48の傾斜ガイド板部
48c,48cは、上端に向うにしたがって互いに開く
方向に傾斜している。従って、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠
(メガネフレーム)MFを図3(a)の如く傾斜ガイド板
部48c,48c間に配設して、眼鏡枠MFをコイルス
プリング40のバネ力に抗して上から押し下げると、傾
斜ガイド板部48c,48cのガイド作用により、フレ
ームガイド部材48,48の間隔すなわち可動枠(スラ
イダ)37,37の間隔が広げられて、眼鏡枠MFのリ
ム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が保持ツメ4
3,43上まで移動させられて保持ツメ43,43に係
止される。
【0048】この様な状態において、操作レバー27を
「開」位置から「閉」位置に回動操作すると、この回動
が回転軸25,ギヤ26,24,操作軸23を介して筒
軸33に伝達されてスプリング35の一部が筒軸33に
捲回されることにより、スプリング35に連設されたワ
イヤ36を介してツメ取付板42が一側部42aを中心
に上方に回動させられ、保持ツメ43,44の間隔が図
3(c)の如く狭められて、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠
MFのレンズ枠LF(RF)が図3(c)の如く保持ツメ
43,44間に保持される。この位置では、可動ピン3
1が円弧状スリット20下端部20aにスプリング32
のバネ力により保持されることになる。
【0049】この様な、眼鏡枠MFの保持に際しては、
接触子227が眼鏡枠MFよりも下方に位置しているの
で、接触子227が眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)
に当たるようなことはない。
【0050】尚、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレ
ンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間から取り外
す場合には、操作レバー27を上述とは逆に操作するこ
とにより、各部材が上述とは逆に動作する。 (iii)玉型形状測定 (a)レンズ枠のV溝(レンズ枠溝)に対する接触子2
27の位置決及び上下振防止 本実施例において演算制御回路244は、上述したよう
に眼鏡枠MFのレンズ枠RFを測定した後、レンズ枠L
Fを測定する様になっている。しかも、初期位置では、
眼鏡枠MFのレンズ枠RFを眼鏡枠保持機構15,15
´に保持させたとき、眼鏡枠MFのレンズ枠RF側で接
触子227が待機している。また、この位置では、ガイ
ドレール215がガイドレール208と直交させられて
いる。
【0051】そして、演算制御回路244は、測定開始
用のスタートスイッチ13をオン操作すると、駆動モー
タMを駆動制御してピニオンPgを回転させ、ラック2
29h及び移動子229bをガイドレール229aに沿
ってガイドレール229aの中央方向に移動させる。
【0052】この際、移動子229bと一体に係合軸2
29dがスライダ216の突部216aを押圧して、ス
ライダ216が回転体218から離反する方向に移動さ
せられ、接触子227がリング板211の中央(ガイド
レール215の長手方向の中央)に移動させられる。そ
して、演算制御回路244は、接触子227がリング板
211の中央に移動したときに、駆動モータMを停止さ
せる。
【0053】この駆動モータMによる移動子229bの
停止位置は、駆動モータMによる駆動量をマグネスケー
ル222で検出するか、移動子229bの移動位置をマ
イクロスイッチ等のスイッチで検出するかして決定す
る。この位置では、接触子227が眼鏡枠MFのレンズ
枠RFの空間に下方から臨むことになる。
【0054】この移動子229bの移動により、接触子
227がリング板211の略中央に移動したとき、アー
ム231のストッパ突部232がストッパネジ235に
当接して、アーム231の自由端部が上方に回動させら
れ、アーム231が接触子支持軸227aを上方に移動
させて、接触子227を位置まで上昇させる。この上
昇に伴い、ラック236がピニオン238及び駆動歯車
239を回動させられ、回動ストッパ243のピン係止
板部243aがパルスモータ237の外表面に沿って図
10(b)の下方位置(所定鉛直方向位置)まで回動
させられる。
【0055】この後、演算制御回路224は、パルスモ
ータ242を作動制御して、回動ストッパ242のピン
係止板部243aを位置にの位置まで下方に回動させ
て、ピン係止板部243aを図10(b)の如くピン2
41に当接させて、パルスモータ242の駆動を停止さ
せる。
【0056】この位置では、ピン係止板部243a,ピ
ン241,駆動歯車239,ピニオン238及びラック
236により、接触子保持部材226の下支持部226
bが上方への移動を阻止されている。しかも、アーム2
31がストッパネジ235により下方への回動が規制さ
れている。その上、アーム231と接触子保持部材22
6の下支持部226bがローラ保持部227bを上下か
ら挟持(保持)する状態となっている。従って、接触子
支持軸227aや接触子227を軽量な材料から形成し
ても、接触子227を位置(所定鉛直方向位置)に確
実に位置決できる。
【0057】そして、この位置では、接触子227の先
端が眼鏡枠MFのレンズ枠RFの最下部の部分でこのレ
ンズ枠のV溝51の上下方向中央と同じ高さのの位置
となるように設定されている。このレンズ枠RFの最下
部の部分は、保持爪43,44で保持されている部分と
なる。
【0058】尚、この位置では、パルスモータ237及
び242の出力軸237a,242aはパルスモータ2
37,242内部の磁力により軸線回りに回転しない様
になっているので、アーム231と接触子保持部材22
6の下支持部226bがローラ保持部227bを上下か
ら挟持(保持)する状態となり、ローラ保持部227b
と一体の接触子支持軸227a及び接触子227が上下
に移動する(振れる)のが阻止されている状態で、位置
に確実に位置決される。 (b)レンズ枠RFのV溝51への接触子227の係合 この様な状態から、演算制御回路244は、駆動モータ
Mを上述とは逆方向に回転駆動制御してピニオンPgを
逆回転させ、ラック229h及び移動子229bをガイ
ドレール229aに沿ってガイドレール229aの一端
部側(回転体218側)に移動させる。
【0059】この際、スライダ216は、板バネ219
のバネ力で図7中右方向、図9中下方向(回転体218
側)に移動させられて、スライダ216の突部216a
が移動子229bと一体に移動する係合軸229dの頭
部229fに追従し、接触子227が眼鏡枠MFのレン
ズ枠RFの下側リムの最下部(保持爪43,44で保持
されている部分)Aに向けて移動させられる。この移動
に伴い、接触子227の先端はレンズ枠RFのV溝51
に図7の如く係合させられる。
【0060】尚、この移動に伴い、ピン241は移動子
229bと一体に移動してピン係止板部243aから離
反する。しかし、パルスモータ237及び242の出力
軸237a,242aはパルスモータ237,242内
部の磁力により軸線回りに回転しない様になっているの
で、アーム231と接触子保持部材226の下支持部2
26bがローラ保持部227bを上下から挟持(保持)
する状態となり、ローラ保持部227bと一体の接触子
支持軸227a及び接触子227が上下に移動する(振
れる)のが阻止されている。従って、ラック229h及
び移動子229bをガイドレール229aに沿ってガイ
ドレール229aの一端部側(回転体218側)に移動
させても、接触子227は位置に確実に位置決された
状態でレンズ枠RFのV溝51に図7の如く確実に係合
させられることになる。 (c)レンズ枠RFの形状測定 次に、演算制御回路244は、パルスモータ237を駆
動制御してピニオン238を回転させ、このピニオン2
38の回転によりラック236を介して昇降部材225
を更に上方させた後、パルスモータ237の作動を停止
させる。
【0061】この後、演算制御回路244は、ベース回
転モータ204を駆動制御して回転ベース202を水平
回りに回転させ、回転ベース202及び之に保持された
フレーム形状測定部200を全体を回転軸201を中心
に回転させる。この際、回転軸201が接触子227の
回転中心となり、この時の回転軸201の回転角が接触
子227の回転角θi(i=0,1,2,・・・n)とな
る。
【0062】また、この回転に伴って接触子227がレ
ンズ枠RFのV溝51に沿って移動させられる。そし
て、この移動に伴い接触子227が板バネ219のV溝
51側への付勢力によりレンズ枠RFの形状に追従し
て、スライダ216及び接触子227がガイドレール2
15に沿って一体に進退動させられる。この際、マグネ
スケール222もスライダ216及び接触子227と一
体に進退動して、接触子227の移動量がマグネスケー
ル222の磁気読取ヘッド222bによりパルス量とし
て検出される。この検出信号は演算制御回路244に入
力され、この検出信号は回転角θiに対応してデータメ
モリDMに記憶される。
【0063】そして、演算制御回路244は、このデー
タメモリDMに回転角θi毎に記憶された検出信号か
ら、レンズ枠RFの幾何学中心を求めて、この幾何学中
心からレンズ枠RFのV溝51までの距離を回転角θi
毎に動径ρiとして求め、この求めたデータをレンズ枠
形状情報(θi,ρi)としてデータメモリDMに記憶
させる。 (d)レンズ枠RFの測定位置からレンズ枠LFの測定
位置への移動及び形状測定 この様にしてレンズ枠RFの形状測定が終了すると、演
算制御回路244は(i)の様にして接触子227をレン
ズ枠RFの下方に移動させる。これにより、接触子22
7は、最終的には眼鏡枠(メガネフレーム)MFよりも
低い位置の位置まで移動させられて停止する。しか
も、この位置では、(i)の様にしてアーム231と接触
子保持部材226の下支持部226bがローラ保持部2
27bを上下から挟持(保持)する状態となり、ローラ
保持部227bと一体の接触子支持軸227a及び接触
子227が上下に移動する(振れる)のが阻止されてい
る状態となる。
【0064】次に、演算制御回路244は、 測定部移
動用モータ107を駆動制御して送ネジ106を回転さ
せ、スライドベース105を図4中左方に移動させ、フ
レーム測定部200全体をレンズ枠LFの下方に移動さ
せ、フレーム形状測定部200の接触子227をレンズ
枠RFの空間の下方位置からレンズ枠LFの空間の下方
位置まで移動させる。この移動に際して、フレーム測定
部200の移動による振動或いはレンズ枠形状測定装置
1に何らかの振動が加わるかして、接触子支持軸227
aに上下方向への移動力が作用しても、接触子227が
眼鏡枠MFよりも下方の位置に位置していると共に、
接触子227の上下方向への移動が上述の如く防止され
ているので、接触子227が上下方向に移動して眼鏡枠
MFに当たるようなことを未然に防止できる。
【0065】そして、演算制御回路244は、フレーム
形状測定部200の接触子227がレンズ枠RFの空間
の下方位置からレンズ枠LFの空間の下方位置まで移動
すると、測定部移動用モータ107の駆動を停止し、上
述したレンズ枠RFの形状測定と同様にしてレンズ枠L
Fの形状測定を行う。 (iV)その他 上述した実施例では、移動子292b及びピン241が
パルスモータ242及び回動ストッパ243に対して相
対接近・離反するようになっているが、ピン241,パ
ルスモータ242及び回動ストッパ243を移動子29
2bに取り付けて一体に移動するようにすることもでき
る。この場合には、パルスモータ242を駆動制御し
て、ピン係合板部243aを位置の上方の位置に位置
させ、ピン241をピン係合板部243aに当接させて
おくことで、接触子支持軸227aの上方への移動を確
実に阻止できる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明は、眼鏡フレームのレンズ枠溝に当接する接触子に
よって、該眼鏡枠のレンズ枠の形状を測定するレンズ枠
形状測定装置において、前記接触子を前記レンズ枠溝の
所定鉛直位置まで跳ね上げ移動させるための接触子鉛直
方向移動手段と、前記接触子が所定鉛直位置まで跳ね上
げられた後前記接触子を固定する接触子固定手段とを有
する構成としたので、即ち、接触子(フィーラ)が所定
鉛直位置まで跳ね上げられた後に固定する固定手段を設
けたので、接触子(フィーラ)をレンズ枠内のレンズ枠
溝の高さにしてレンズ枠内に位置させた状態で、この接
触子をレンズ枠溝側に移動させてレンズ枠溝に係合させ
る際に、接触子が跳ね上げられることを防止できる。こ
の様にすることで、接触子をレンズ枠溝に係合させるた
めに移動する際、接触子が跳ね上げられたり水平位置で
ぶれたりせず、安定し、スムースなレンズ枠溝への係合
を可能にする。この結果、接触子が誤ってレンズ枠溝と
衝突したり、レンズ枠から外れたりすることを防止でき
る。また、この様に構成することで、接触子及び接触子
支持軸を軽い材料から形成できるので、これらを自重で
下方に常時付勢するようにした従来のものに比べて、レ
ンズ枠形状の測定時に接触子がレンズ枠溝から外れるの
を確実に防止できる。
【0067】従って、接触子(フィーラ)をレンズ枠内
のレンズ枠溝の高さにしてレンズ枠内に位置させた状態
で、この接触子をレンズ枠溝側に移動させてレンズ枠溝
に係合させる際に、接触子が水平位置で安定し、接触子
がレンズ枠溝からずれた位置でレンズ枠に衝突したり、
フィーラが損傷したり、レンズ枠から外れたりする虞が
ない。
【0068】また、請求項2に記載の発明は、前記接触
子固定手段は、前記接触子鉛直方向移動手段の駆動歯車
に設けられたピン部材が測定部に設けられた板状部材に
より係止されるように構成したので、簡単な構成で確実
に接触子の跳ね上げを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるレンズ枠形状測定装置の概略
斜視図である。
【図2】(a)は図1に示したレンズ枠形状測定装置の要
部斜視図、(b),(c)は(a)の筒軸と操作軸との関係を説
明するための断面図、(d)は保持ツメの説明図である。
【図3】(a)〜(c)は図1,図2に示したレンズ枠形状測
定装置の眼鏡枠保持の動作説明図である。
【図4】図1に示したレンズ枠形状測定装置の要部断面
図である。
【図5】図4のレンズ系状測定部の拡大断面図である。
【図6】図4のレンズ形状測定部の作用説明図である。
【図7】図4のスライダと移動子の関係を示す説明図で
ある。
【図8】図7の平面図である。
【図9】図4の平面図である。
【図10】(a),(b)は図4の回動ストッパとピン
の作用説明図である。
【図11】図4のスライダの作用説明図である。
【図12】図1〜図11のレンズ枠形状測定装置の制御
回路図である。
【符号の説明】
1・・・レンズ枠形状測定装置 51・・・V溝(レンズ枠溝) 200・・・レンズ形状測定部 227・・・接触子 229・・・接触子鉛直方向移動手段 236・・・ラック 238・・・ピニオン(駆動歯車) 239・・・駆動歯車 240・・・接触子固定手段 241・・・ピン(ピン部材) 243・・・ピン係止板部(板状部材) MF・・・眼鏡枠(眼鏡フレーム)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秀島 昌行 東京都板橋区蓮沼町75番1号株式会社トプ コン内 Fターム(参考) 2F062 AA51 AA81 BC80 CC02 CC08 CC20 CC22 CC23 EE01 EE41 EE62 FF03 FF07 FG05 FG07 GG37 GG38 GG41 GG51 GG61 HH05 HH14 HH15 LL11 2F069 BB40 DD01 DD16 DD25 DD30 GG01 GG06 GG58 GG62 HH14 HH15 JJ06 JJ10 LL04 MM02 MM13 MM24 MM26 MM32 QQ07 QQ09 2H006 DA04 DA05 3C049 AA03 AC02 CA01 CB03 CB06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡フレームのレンズ枠溝に当接する接触
    子によって、該眼鏡枠のレンズ枠の形状を測定するレン
    ズ枠形状測定装置において、 前記接触子を前記レンズ枠溝の所定鉛直位置まで跳ね上
    げ移動させるための接触子鉛直方向移動手段と、前記接
    触子が所定鉛直位置まで跳ね上げられた後前記接触子を
    固定する接触子固定手段とを有することを特徴とするレ
    ンズ枠形状測定装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のレンズ枠形状測定装置にお
    いて、 前記接触子固定手段は、前記接触子鉛直方向移動手段の
    駆動歯車に設けられたピン部材が測定部に設けられた板
    状部材により係止されるように構成されたことを特徴と
    するレンズ枠形状測定装置。
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