JPH1142542A - 眼鏡フレームの玉型形状測定装置 - Google Patents

眼鏡フレームの玉型形状測定装置

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JPH1142542A
JPH1142542A JP9201413A JP20141397A JPH1142542A JP H1142542 A JPH1142542 A JP H1142542A JP 9201413 A JP9201413 A JP 9201413A JP 20141397 A JP20141397 A JP 20141397A JP H1142542 A JPH1142542 A JP H1142542A
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JP
Japan
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frame
shaft
movable
holding
spectacle frame
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JP9201413A
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English (en)
Inventor
Yasuto Eto
靖人 衛藤
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スライダーの他方の支持軸の回転を拘束する駆
動手段を新たに設けずに、スライダーの支持軸の回転を
拘束する手段を他方の支持軸にも設け、両方の拘束手段
が連動して作動し、スライダーの移動を停止させて確実
に眼鏡フレームを水平に保持することができる眼鏡フレ
ームの玉型形状測定装置を提供すること。 【解決手段】平行に配設された一対の支持軸23,23
と、各支持軸23に移動自在にそれぞれ保持されている
と共に相対接近・離反する保持面が夫々設けられた一対
の可動枠37,37と、保持面から突出し且つ可動枠3
7,37と一体に移動すると共に、眼鏡フレームのリム
を上下から支持する一対の保持ツメ43,44とを有す
ると共に、各支持軸23と可動枠37との間に介装され
て可動枠37の移動を停止させる可動枠拘束機構92
と、可動枠拘束機構92の一方を駆動操作する操作軸駆
動機構90と、各支持軸23の可動枠拘束機構92を連
動させる操作軸連動機構91を設けた眼鏡フレームの玉
型形状測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼鏡フレームのレンズ
枠又は型板等の玉型の形状を測定するための眼鏡フレー
ムの玉型形状測定装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来の玉型形状測定装置は、例えば特開平
4−93163号公報に開示されているように、眼鏡フ
レームに当接するスライダーの一方のみ移動を拘束し眼
鏡フレームを保持するフレーム保持装置を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな玉型形状測定装置では、スライダーの移動を一方の
支持軸のみ回転を拘束しているため、拘束されていない
他方の支持軸側がずれてしまい、眼鏡フレームが水平に
保持されないという問題があった。
【0004】そこで、本発明は、スライダーの他方の支
持軸の回転を拘束する駆動手段を新たに設けずに、スラ
イダーの支持軸の回転を拘束する手段を他方の支持軸に
も設け、両方の拘束手段が連動して作動し、スライダー
の移動を停止させて確実に眼鏡フレームを水平に保持す
ることができる眼鏡フレームの玉型形状測定装置を提供
することを特徴とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係る眼鏡フレームの玉型形状測定装置は、
平行に配設された一対の支持軸と、前記各支持軸に移動
自在にそれぞれ保持された一対のスライダーと、前記ス
ライダーと一体に移動すると共に、眼鏡フレームのリム
を上下から支持する一対の保持棒とを有する眼鏡フレー
ムの玉型形状測定装置において、前記スライダーの移動
を停止させる停止手段と、前記停止手段を連動させる連
動手段を設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる眼鏡フレ
ームの玉型形状測定装置の一実施の形態を図面を基に説
明する。
【0007】(1).第1実施例 <構成>図2において、1はフレーム形状測定装置、2
はフレーム形状測定装置1からの眼鏡枠形状データを基
に被加工レンズを眼鏡レンズの形状に研削加工する玉摺
機(レンズ周縁加工装置)である。
【0008】フレーム形状測定装置1は、図3に示した
様に、上面10aの中央に開口10bを有する測定装置
本体10と、測定装置本体10の上面10aに設けられ
たスイッチ部11を有する。このスイッチ部11には、
左右の測定モード切り換え用のモード切換スイッチ1
2,測定開始用のスタートスイッチ13,及びデータ転
送用の転送スイッチ14を有する。
【0009】また、フレーム形状測定装置1は、図3に
示した様な眼鏡Mの眼鏡枠(メガネフレーム)MFの左
右のレンズ枠LF,RFを保持する眼鏡枠(メガネフレ
ーム)保持機構(保持手段)15,15´及びその操作
機構16を有する。
【0010】尚、図1中、17,18は図6の如く測定
装置本体10内のシャーシSに上下に向けて固定され且
つ互いに平行に設けられた支持枠、19は支持枠18の
外面(支持枠17とは反対側の面)に突設された係止ピ
ン、20は支持枠18の上端部に設けられた円弧状スリ
ット、21,22は支持枠17,18に設けられた取付
孔である。この取付孔21,22は円弧状スリット20
と係止ピン19との間に位置させられ、円弧状スリット
20は取付孔21,22と同心に設けられている。
【0011】上述の操作機構16は、図6に示した様
に、支持枠17,18間に左右に間隔をおいて平行に配
設された一対の操作軸23,23を有する。この操作軸
23,23は両端部が支持枠17,18に回転自在に保
持されている。
【0012】また、操作機構16は、一方の操作軸23
を駆動操作する操作軸駆動機構(操作軸駆動手段)90
と、図7,図8に示した一対の操作軸23,23を連動
させる操作軸連動機構(操作軸連動手段)91と、可動
枠移動拘束手段(可動枠移動ロック手段)92を有す
る。
【0013】(操作軸駆動機構90)この操作軸駆動機
構90は、一方の操作軸23の一端部(支持枠18側の
端部)に固定された従動ギヤ24と、支持枠18及び測
定装置本体10の正面10cを貫通する回転軸25と、
回転軸25の一端部に固定され(又は一体に設けられ)
且つ従動ギヤ24に噛合する駆動ギヤ26と、回転軸2
5の他端部に取り付けられた操作レバー27を有する。
【0014】図中、23aは操作軸23に設けた偏平部
で、この偏平部23aは操作軸23の両端部近傍まで設
けられている。尚、測定装置本体10には上面10a及
び正面10cに跨る凹部28が形成され、この凹部28
の上面には円弧状の突部29が形成され、上面10aに
は突部29の左右に位置させて「開」,「閉」が付され
ている。そして、凹部28の正面に上述した操作レバー
27が配設され、操作レバー27の上端部に設けられた
折曲部すなわち指示部27aが突部29上を移動するよ
うになっている。
【0015】また、従動ギヤ24と係止ピン19との間
には、枠保持(上述の「閉」に対応)及び枠保持解除
(上述の「開」に対応)を行わせる2位置保持機構(2
位置保持手段)30が設けられている。
【0016】この2位置保持機構30は、上述の円弧状
スリット20と、従動ギヤ24の側面に突設され且つ円
弧状スリット20を貫通する可動ピン31と、可動ピン
31と係止ピン19との間に介装されたスプリング(引
っ張りコイルバネ)32を有する。この円弧状スリット
20は、上述の様に取付孔21,22と同心となってい
るので、従動ギヤ24,操作軸23とも同心となってい
る。この為に、可動ピン31は、スプリング32の引張
力により円弧状スリット20の両端部20a,20bの
いずれか一方に保持されることになる。
【0017】(操作軸連動機構91)上述の一対の操作
軸23,23は、図7,図8に示した様に、操作軸連動
機構91を介して互いに連動させられている。この操作
軸連動機構91は、操作軸23,23の端部に固定され
た円板93,93´と、円板93,93´の一面に突設
されたピン94,94´と、円板93,93´の他面に
突設されたピン95,95´と、両端部がピン94,9
4´に回動自在に保持されたリンク96と、両端部がピ
ン95,95´に回動自在に保持されたリンク97を有
する。尚、リンク96,97はこれに限定されず、ワイ
ヤ等の連動機構であってもよい。
【0018】(可動枠拘束機構92)この停止手段とし
ての可動枠拘束機構92は、操作軸23に長手方向に移
動可能に且つ周方向には僅かに相対回転可能に保持され
た一対の筒軸(スライドロック部材)33,33を有す
る。この筒軸33,33は後述する可動枠37,37の
鉛直板部39,39に回動可能且つ軸線方向には移動不
能に保持されている。また、この筒軸33内の切円状挿
通孔33aの偏平部33bと操作軸23の偏平部23a
との間には図1(b),(c)に示した様に僅かな間隙Sが形
成されている。この筒軸33と操作軸23の偏平部23
aにより可動枠拘束機構(ロック手段)92を構成して
いる。
【0019】この偏平部33bの角部が図1(b)の如く
偏平部23aの角部に対して当接していない状態では筒
軸33は操作軸23の長手方向に移動可能であり、偏平
部33bの角部が図1(c)の如く偏平部23aの角部に
対して当接している状態では筒軸33は操作軸23の長
手方向に移動できないロック状態となる。
【0020】この筒軸33,33には自己の弾性力によ
り伸縮可能な弾性部を有する紐状体34(図1(a)では
一方のみを図示)がそれぞれ取り付けられている。この
紐状体34は、筒軸33に一端部が固定されたスプリン
グ(弾性部)35と、スプリング35の他端部に連設さ
れたワイヤ36を有する。
【0021】(眼鏡枠保持機構15,15´のベース部
材)この眼鏡枠保持機構15,15´は、互いに間隔を
おいて支持枠17,18間に渡架された一対の平行なガ
イド軸80,81と、図1,図5の如く支持枠17,1
8間に配設された一対の可動枠37,37(スライダ
ー)を有する。この可動枠37は、水平板部38と、こ
の水平板部38の一端部に上下に向けて連設された鉛直
板部39からT字状に形成されている。
【0022】また、眼鏡枠保持機構15,15´は、図
5の如く各可動枠37の水平板部38の両端部に回転自
在に保持されたガイドローラ82を有する。このガイド
ローラ82は、図6の如く同軸で回転自在に設けられた
一対のローラr1,r2から構成されている。
【0023】そして、ベース部材としての可動枠37の
両端部の各ガイドローラ82は、ガイド軸80,81に
夫々転動自在に保持されている。これにより、可動枠3
7,37は、水平方向に移動可能に且つ互いに相対接近
・離反可能に測定装置本体10内に保持されている。
尚、可動枠37の一端部には一つのガイドローラ82が
保持され、可動枠37の他端部には2つのガイドローラ
82,82が設けられている。
【0024】この様な各可動枠37には、眼鏡枠保持機
構15,15´が操作軸23と直交する方向に間隔をお
いて設けられている。この眼鏡枠保持機構15,15´
は同じ構造であるので、図1に示すように枠保持機構1
5についてのみ説明する。
【0025】(眼鏡枠保持機構15)また、眼鏡枠保持
機構15は、図4に示した様に可動枠37,37の水平
板部38,38間に介装された引っ張りコイルスプリン
グ40と、水平板部38の先端縁部の中央に固定された
支持板41と、支持板41の水平板部38上方に突出す
る部分と鉛直板部39との間に配設されたツメ取付板4
2を有する。
【0026】このツメ取付板42は、一側部42aの軸
状の支持突部42cを中心に回動可能に支持板41と鉛
直部39に保持されている。尚、ツメ取付板42の後部
側の軸状の支持突部の図示は省略してある。
【0027】このツメ取付板42の他側部42bの先端
には軸状で先細りテーパ状の保持ツメ43が第1の保持
棒として突設され、ツメ取付板42の他側部の後端部に
は第2の保持棒としての軸状の保持ツメ44の後端部が
支持軸45で回動可能に保持されている。この保持ツメ
44は、基部44aが図1(d)に示した様に方形板状
に形成され且つ先端部が先細りテーパ状に形成されてい
ると共に、支持軸45を中心に回動して、保持ツメ43
に対して相対接近・離反するようになっている。しか
も、保持ツメ44の先端部とツメ取付板42とは、支持
軸45に捲回した図示しないトーションスプリングで常
時開く方向にバネ付勢されている。
【0028】更に、鉛直板部39には、保持ツメ44の
上方に位置させて、操作機構16と協働するL字状の係
合ツメ46(保持棒出没手段の一部)が突設されてい
る。この係合ツメ46の先端部の下方に延びるエッジ状
爪部46aは保持ツメ44に係合させられている。これ
により、ツメ保持板42の他側部42bが一側部42a
を中心に上方に回動させられると、保持ツメ43,44
の間隔がトーションスプリング(図示せず)のバネ力に
抗して狭められる様になっている。
【0029】なお、図1(d)に示すように、係合ツメ
46のエッジ状爪部46aは、保持ツメ44の略中央部
に係合する。また、係合ツメ46と筒軸33との間に
は、鉛直板部39に回転自在に保持させたアイドルプー
リ47が配設されている。このアイドルプーリ47には
上述したワイヤ36が支持され、ワイヤ39の端部が両
側部42a,42b間の略中央に位置されツメ取付板4
2に固定されている。
【0030】また、各可動枠37,37は対向部側が図
4に示したフレームガイド部材48でカバーされてい
る。このフレームガイド部材48は、水平板部38の先
端に固定された鉛直板部48aと、鉛直板部39の上端
に固定された水平板部48bと、板部48a,48bが
連設するコーナに連設され且つ水平板部48b側に傾斜
する傾斜ガイド板部48cを有する。そして、鉛直板部
48aには保持ツメ43,44に対応して開口48dが
形成され、保持ツメ44は開口48dから突出させられ
ている。また、保持ツメ43の先端部は、保持ツメ4
4,43が図4(a),(b)の如く最大に開いている状態で
は、開口48d内に位置するようになっている。
【0031】なお、各可動枠37,37に設けたフレー
ムガイド部材48,48の鉛直板部48a,48aは、
互いに平行に設けられて対向する面を保持面として有す
る。この一対の鉛直板部48a,48aの保持面同士
は、可動枠37,37の相対接近・離反に伴って、相対
接近・離反させられる。
【0032】(形状測定手段)また、フレーム形状測定
装置1は、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠
LF(RF)の形状測定を行う形状測定手段を有する。
この形状測定手段は、フィーラー50をレンズ枠LF
(RF)のヤゲン溝51に沿って移動させることによ
り、フィーラー50の移動位置を角度θiに対する動径
ρiとして、即ち極座標形式のレンズ形状情報(θi,ρ
i)として求めることができるようになっている。この
構造には周知のものを採用できるので、その詳細な説明
は省略する。
【0033】(玉摺機)更に、玉摺機2は、図2に示し
た様に、被加工レンズの周縁を研削加工する加工部60
(詳細図示略)を有する。この加工部60には、キャリ
ッジの一対のレンズ回転軸間に被加工レンズを保持させ
て、このレンズ回転軸の回動とキャリッジの上下回動を
上述のレンズ形状情報(θi,ρi)に基づいて制御し、
被加工レンズの周縁を回転する研削砥石で研削加工する
ものである。この構造は、周知であるのでその詳細な説
明は省略する。
【0034】<作用>次に、この様な構成の眼鏡フレー
ムの玉型形状測定装置の作用を説明する。
【0035】i.眼鏡枠のセット この様な構成において、操作レバー27を「開」位置に
した状態では、スプリング35が筒軸33に巻かれてい
る量が最も少なくなっていて、スプリング35が引っ張
られていないので、保持ツメ44の先端部とツメ取付板
42とが図示しないトーションスプリングで開かれた状
態となっている。この位置では、一方の操作軸23に設
けた筒軸33の偏平部33bと操作軸23の偏平部23
aとの間に間隙Sが形成されて、筒軸33と操作軸23
とが相対回動可能となっていると共に、筒軸33が操作
軸23の軸線方向に移動可能な状態となっている。
【0036】しかも、この一方の操作軸23と他方の操
作軸23は操作軸連動機構91を介して連動して同じ状
態となっているので、他方の操作軸23の偏平部23a
と筒軸33の偏平部33bとの間に間隙Sが形成され
て、他方の操作軸23と筒軸33とが相対回動可能とな
っていると共に、他方の操作軸状の筒軸33が操作軸2
3の軸線方向に移動可能な状態となっている。
【0037】この状態で、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(メ
ガネフレーム)MFを図4(a)の如く傾斜ガイド板部4
8c,48c間に配設して、眼鏡枠MFをコイルスプリ
ング40のバネ力に抗して上から押し下げると、傾斜ガ
イド板部48c,48cのガイド作用により、フレーム
ガイド部材48,48の間隔すなわち可動枠(スライ
ダ)37,37の間隔が広げられて、眼鏡枠MFのリム
即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が保持ツメ4
3,43上まで移動させられて保持ツメ43,43に係
止され、眼鏡枠MFが所定値にセットされることにな
る。このセットに伴う可動枠37の移動に際して、可動
枠37の筒軸33,33が操作軸23,23上を移動す
る。
【0038】ii.眼鏡枠の保持及び可動枠37の拘束
(ロック) (眼鏡枠保持機構15の動作)この様な状態において、
操作レバー27を「開」位置から「閉」位置に回動操作
すると、この回動が回転軸25,ギヤ26,24を介し
て操作軸23に伝達され、操作軸23が図1(c)の如く
回動して偏平部23aの角部が筒軸33の偏平部33b
の角部に圧接させられて、筒軸33が操作軸23と一体
に回動させられる。この回動に伴って、スプリング35
の一部が筒軸33に捲回される。
【0039】これにより、スプリング35に連設された
ワイヤ36を介して眼鏡枠保持機構15のツメ取付板4
2が一側部42aを中心に上方に回動させられる。ここ
で、保持爪44は係合ツメ46のエッジ状爪部46aに
図示しないトーションバネで当接させられているので、
ツメ取付板42はトーションバネのバネ力に抗して上方
に回動させられる。この回動に伴って、保持ツメ43,
44の間隔が図4(c)の如く狭められて、眼鏡枠MFの
リム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠RFが図4(c)の如く眼
鏡枠保持機構15の保持ツメ43,44間に保持され
る。この位置では、可動ピン31が円弧状スリット20
下端部20aにスプリング32のバネ力により保持され
る。
【0040】この位置では、一方の操作軸23の偏平部
23aの角部が一方の操作軸23上の筒軸33の偏平部
33bの角部に圧接させられて、この状態がスプリング
32及び図示しないトーションバネ力が維持され、ロッ
ク部材である筒軸33は操作軸23に摩擦固定(ロッ
ク)されることになる。
【0041】(眼鏡枠保持機構15´の動作)しかも、
上述の様に操作レバー27を「開」位置から「閉」位置
に回動操作して、一方の操作軸23を回動させると、こ
の一方の操作軸23の回動が操作軸連動機構91の円板
93、リンク96,97、円板93´を介して他方の操
作軸23に伝達される。
【0042】そして、この他方の操作軸23が一方の操
作軸23と同様に図1(c)の如く回動して、他方の操作
軸23の偏平部23aの角部が筒軸33の偏平部33b
の角部に圧接させられ、他方の操作軸23上の筒軸33
が他方の操作軸23と一体に回動させられる。この回動
に伴って、他方の操作軸23に対応するスプリング35
の一部が他方の操作軸23上の筒軸33に捲回される。
【0043】これにより、スプリング35に連設された
ワイヤ36を介して眼鏡枠保持機構15´のツメ取付板
42が一側部42aを中心に上方に回動させられる。こ
こで、保持爪44は係合ツメ46のエッジ状爪部46a
に図示しないトーションバネで当接させられているの
で、ツメ取付板42はトーションバネのバネ力に抗して
上方に回動させられる。この回動に伴って、保持ツメ4
3,44の間隔が図4(c)の如く狭められて、眼鏡枠M
Fのリム即ち眼鏡枠MFのレンズ枠RFが図4(c)の如
く眼鏡枠保持機構15´の保持ツメ43,44間に保持
される。
【0044】この位置でも、他方の操作軸23の偏平部
23aの角部が他方の操作軸23上の筒軸33の偏平部
33bの角部に圧接させられて、この状態がスプリング
32及び図示しないトーションバネ力が維持され、ロッ
ク部材である筒軸33は操作軸23に摩擦固定(ロッ
ク)されることになる。
【0045】尚、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレ
ンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間から取り外
す場合には、操作レバー27を上述とは逆に操作するこ
とにより、各部材が上述とは逆に動作する。
【0046】iii.レンズ枠の形状測定 このii.の様に眼鏡枠MFを眼鏡枠保持機構15,15
´に保持させた状態では、可動枠37,37の左右の部
分がロック部材としての筒軸33,33により操作軸2
3,23にロックされて、可動枠37,37が相対接近
・離反できない状態となっているので、可動枠37,3
7の左右の部分に水平方向のモーメントが作用しても、
可動枠37,37は水平方向に回動することはない。
【0047】従って、この状態でフィーラー50をレン
ズ枠LF(RF)のヤゲン溝51に沿って移動させる
と、図示しない演算制御回路によりフィーラー50の移
動位置を角度θiに対する動径ρiとして、即ち極座標形
式のレンズ形状情報(θi,ρi)として求められる。こ
の際、フィーラー50からレンズ枠LF(RF)のヤゲ
ン溝に作用する当接力によって、可動枠37,37の左
又は右の部分に水平方向のモーメントが作用しても、こ
の可動枠37,37は水平方向に回動することはないの
で、正確なレンズ形状情報(θi,ρi)が求められる。
【0048】(2).第2実施例 尚、本発明は上記実施の形態に限定されず、図9に示し
た様に構成してもよい。この図9に示した実施例は、図
1〜図4に示した構成の係合ツメ46を省略するととも
に、保持ツメ44の取付構造を変更したものである。し
かも、本実施例に於て、他の構成は図1と同じである。
【0049】この図9において、保持ツメ43が図1と
同様にして可動枠37に保持されている。また、可動枠
37の鉛直板部39には貫通孔39aが設けられ、鉛直
板部39の背面には上下に延びるガイドレール70が装
着され、このガイドレール70にはスライダ71が上下
動可能に保持され、スライダ71には貫通孔39aに挿
通されたラックバー72が図9中左右動可能に保持さ
れ、ラックバー72にはスライダ71に保持された駆動
ピニオン73が歯合させられている。そして、このラッ
クバー72の開口48d側の端部には保持ツメ44が固
定されている。
【0050】しかもスライダ71は図示しない駆動モー
タで上下動作せられ、駆動ピニオン73は図示しない駆
動モータで回転駆動させられる様になっている。この駆
動モータによるスライダ71の上下動及び駆動ピニオン
73の回転駆動は、以下のタイミングで行われる様にな
っている。
【0051】即ち、図2に示した操作レバー27が
「開」位置にある状態では、図9(a)に示した様に、
保持ツメ44の基部が貫通孔39a内に位置するととも
に、保持ツメ44の先端が鉛直板部38a,39間の退
避位置に位置させられて鉛直板部48a,48a間に突
出していない。
【0052】この状態で、眼鏡(メガネ)の眼鏡枠(メ
ガネフレーム)MFを図4(a)の如く傾斜ガイド板部4
8c,48c間に配設して、眼鏡枠MFをコイルスプリ
ング40のバネ力に抗して上から押し下げると、傾斜ガ
イド板部48c,48cのガイド作用により、フレーム
ガイド部材48,48の間隔すなわち可動枠(スライ
ダ)37,37の間隔が広げられて、眼鏡枠MFのリム
即ち眼鏡枠MFのレンズ枠LF(RF)が保持ツメ4
3,43上まで移動させられて保持ツメ43,43に係
止される。
【0053】次に、図2に示した操作レバー27を
「開」位置から「閉」位置に回動操作すると、操作レバ
ー27によりその回動初期に図示しないスイッチがオン
させられて、駆動モータにより駆動ピニオン73が回転
駆動され、ラックバー72及び保持ツメ44が矢印で示
した様に鉛直板部48aの開口48d側に移動させら
れ、保持ツメ44の先端部が図9(b)に示した様に開
口48dから突出させられるとともに、保持ツメ44の
基部が貫通孔39aから抜け外れる。この後、スライダ
71が図示しない駆動モータで下方に移動させられて、
保持ツメ44が図9(c)の如く破線の位置から実線の
位置まで降下させられる。
【0054】一方、上述のように操作レバー27を
「閉」位置側に回動操作すると、この回動が回転軸2
5,ギヤ26,24,操作軸23を介して筒軸33に伝
達されてスプリング35の一部が筒軸33に捲回される
ことにより、スプリング35に連設されたワイヤ36を
介してツメ取付板42が一側部42aを中心に上方に回
動させられ、保持ツメ43が図9(c)の如く破線の位
置から実線の位置まで上昇させられて、保持ツメ43,
44の間隔が狭められて、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠
MFのレンズ枠LF(RF)が保持ツメ43,44間に
保持される。この位置では、可動ピン31が円弧状スリ
ット20下端部20aにスプリング32のバネ力により
保持されることになる。
【0055】尚、眼鏡枠MFのリム即ち眼鏡枠MFのレ
ンズ枠LF(RF)を保持ツメ43,44間から取り外
す場合には、操作レバー27を上述とは逆に操作するこ
とにより、操作レバー27の回動操作でオンする第2の
スイッチ(図示せず)が作動させられて、各部材が上述と
は逆に動作する。
【0056】本実施例では、駆動モータによる保持ツメ
44の左右動(開口48dからの出没)及び保持ツメ4
4の上下動を行わせるようにしたが、この動作をソレノ
イドで行わせるようにしてもよいし、ワイヤや歯車駆動
機構を用いて操作レバー27に連動させることにより、
図9に示したのと同様な動作を行わせるようにすること
もできる。また、上述した実施例では、この発明の要部
ではないので、説明の便宜上可動枠37,37同士をコ
イルスプリング40で直接接近する方向に付勢している
構造で説明した。しかし、実際には、可動枠37,37
の一方を中央位置に対して進退動させたときに、他方の
可動枠37が一方の可動枠37に連動して中央位置に対
して進退動して、可動枠37,37が相対接近・離反す
る様に、ワイヤ,プーリ等を用いた機構、或は、歯車等
を用いた機構で可動枠37,37を連動させる様に設定
される。
【0057】(3).第3実施例 上述した実施例では、スプリング40を対向する可動枠
37,37間に直接に張設した例を示したが、必ずしも
これに限定されるものではない。即ち、図10,図11
に示した様に、支持枠17及び支持枠18側の可動枠3
7にプーリ100,101をそれぞれ回転自在に保持さ
せ、一端を支持枠17に固定したワイヤ102をプーリ
100,101に捲回した後、このワイヤ102の他端
を支持枠17側の可動枠37に固定すると共に、支持枠
17側の可動枠37と支持枠18間にスプリング40を
張設した構成としてもよい。
【0058】本実施例では、スプリング40とワイヤ1
02の作用により、眼鏡枠がセットされていない状態で
は可動枠37,37の下端部同士が移動方向の略中央で
当接させられていて、可動枠37,37間に眼鏡枠をセ
ットする際には相対離反する。この際の可動枠37,3
7の移動量は、スプリング40とワイヤ102の作用に
より等しくなる。
【0059】以上説明した実施例では、操作軸23,2
3の一方をレバー27で回動操作するようにした例を示
したが、必ずしもこれに限定されるものではない。例え
ば、駆動モータの出力軸にウオームを設け、このウオー
ムに噛合し且つ操作軸23に取り付けられたウオームギ
ヤを操作軸23,23の一方に取り付けて、駆動モータ
により操作軸を回動操作するようにしても良い。また、
操作軸23の回動操作はソレノイドとリンク機構或はロ
ータリソレノイドによって行ってもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、平行
に配設された一対の支持軸と、前記各支持軸に移動自在
にそれぞれ保持された一対のスライダーと、前記スライ
ダーと一体に移動すると共に、眼鏡フレームのリムを上
下から支持する一対の保持棒とを有する眼鏡フレームの
玉型形状測定装置において、前記スライダーの移動を停
止させる停止手段と、前記停止手段を連動させる連動手
段を設けた構成としたので、スライダーの他方の支持軸
の回転を拘束する駆動手段を新たに設けずに、スライダ
ーの支持軸の回転を拘束する手段を他方の支持軸にも設
け、両方の拘束手段が連動して作動し、スライダーの移
動を停止させて確実に眼鏡フレームを水平に保持するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる眼鏡フレームの玉型形状測定
装置の要部説明図、(b),(c)は(a)の筒軸と操作軸との
関係を説明するための断面図、(d)は保持ツメの説明図
である。
【図2】図1に示した眼鏡フレームの玉型形状測定装置
と玉摺機との関係を示す説明図である。
【図3】図2に示したフレーム形状測定装置の拡大斜視
図である。
【図4】(a)〜(c)は図1に示したフレーム形状測定装置
の眼鏡枠保持の動作説明図である。
【図5】図1に示した可動枠の支持構造を示す説明図で
ある。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】図1に示した操作軸と可動枠との関係を示す説
明図である。
【図8】図7に示した操作軸連動機構の正面図である。
【図9】(a)〜(c)はこの発明にかかるフレーム形状測定
装置の他の例を示す動作説明図である。
【図10】図4に示した可動枠付勢手段の他の例を示す
説明図である。
【図11】図10の概略説明図である。
【符号の説明】
1…フレーム形状測定装置(玉型形状測定装置) 16…操作機構(保持棒出入手段) 33…筒軸 37…可動枠(スライダ−) 43…保持ツメ(第1の保持棒) 44…保持ツメ(第2の保持棒) 46…係合ツメ(保持棒出入制御手段の一部) 48…フレームガイド部材 48a…鉛直板部 90…操作軸駆動機構(操作軸駆動手段) 91…操作軸連動機構(操作軸連動手段) 92…可動枠拘束機構(停止手段) MF…眼鏡フレームの LF,RF…レンズ枠(リム)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配設された一対の支持軸と、 前記各支持軸に移動自在にそれぞれ保持された一対のス
    ライダーと、 前記スライダーと一体に移動すると共に、眼鏡フレーム
    のリムを上下から支持する一対の保持棒とを有する眼鏡
    フレームの玉型形状測定装置において、 前記スライダーの移動を停止させる停止手段と、 前記停止手段を連動させる連動手段を設けたことを特徴
    とする眼鏡フレームの玉型形状測定装置。
JP9201413A 1997-07-28 1997-07-28 眼鏡フレームの玉型形状測定装置 Pending JPH1142542A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009006028A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2010178856A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010188075A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Newgin Co Ltd 遊技機

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