JPH07101536B2 - 磁気テ−プのロ−デイング装置 - Google Patents

磁気テ−プのロ−デイング装置

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JPH07101536B2
JPH07101536B2 JP60282983A JP28298385A JPH07101536B2 JP H07101536 B2 JPH07101536 B2 JP H07101536B2 JP 60282983 A JP60282983 A JP 60282983A JP 28298385 A JP28298385 A JP 28298385A JP H07101536 B2 JPH07101536 B2 JP H07101536B2
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shifter
tape
cassette
magnetic tape
pinch roller
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貞夫 元木
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)技術分野 本発明は、磁気テープのローディング装置に関し、より
詳細には、カセット内に収納された磁気テープをテープ
シフターを用いてカセット外に配置された磁気ヘッドや
キャプスタンの位置まで引き出し得るようにした磁気テ
ープのローディング装置に関するものである。
(b)従来技術 この種の磁気テープのローディング装置は、磁気テープ
をカセットの外部にテープシフターを用いて引出すと共
に、初期状態においてはカセットの開口内に位置してい
るピンチローラを、テープシフターによる磁気テープの
引き出し動作に連動してカセット外に移動させ、磁気テ
ープをキャプスタンに押圧接触させるようにしている。
磁気記録再生装置におけるこのようなローディング装置
に関し、本出願人が先に提案した特願昭55−150407号
(特開昭57−74860号)に係る発明においては、上記テ
ープシフターとピンチローラは、同一部材に支持されて
いる。しかしながら、このようにテープシフタとピンチ
ローラが同一部材に取り付けられているため、テープシ
フタとピンチローラ軸がキャプスタンおよび各ヘッドに
対し傾いているとき、それぞれを単独に調整して、それ
ぞれが平行となるように設定することが困難であり、ま
た、各構成部品の加工精度、組立精度の上から、上記平
行度のバラツキを少なくすることは現実には頗る困難で
ある。そして、テープシフタまたはピンチローラ軸にご
く僅かでも傾きがあると、走行が不安定となり磁気ヘッ
ドのトラック位置に対するテープの走行高さ位置が一定
せず、適正な記録再生ができず実用に供し得なくなると
いう不都合が生じる。
また、従来、カセット内の磁気テープをカセット外のキ
ャプスタン、磁気ヘッドに接触する位置またはその近傍
まで引出す機構として種々のものが提案されているが、 特に、キャプスタンとピンチローラを各2個有するデュ
アルキャプタン型の磁気記録再生装置にあっては、構成
が複雑で製作コストが高く、調製が厄介であるものや、
磁気テープの引き出し機能が2つのキャプスタンに対
し、不均一となるものや、あるいは磁気テープのカセッ
ト内から外部への引き出し量が充分にとれないようなも
のであったり、さらには、磁気テープの引き出し機構の
設置のために多くの占有スペースを要し、装置全体が大
型化するものなど、種々の欠点を有するものばかりであ
った。
(c) 目的 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、構成の簡略化と占有空間の減少化およ
び一対のテープシフターおよびピンチローラ腕の動作の
対称化により動作の均一化と調製の容易化を図ると共
に、ピンチローラとテープシフターのそれぞれを単独に
調整することが出来、その上、キャプスタンに対するテ
ープシフターの平行度を大幅に高めることが出来、磁気
テープの走行中にテープが位置変動を生じることのない
磁気テープのローディング装置を提供することにある。
(d) 構成 本発明は、上記の目的を達成するために、巻回された磁
気テープを内蔵し一部に開口を有するカセットを用い、
上記カセット内の磁気テープをテープシフターで上記開
口の外に引出すと共に、ピンチローラが上記カセットの
開口内にある初期位置と同ピンチローラが上記カセット
外に設けられたキャプスタンに近接する準備位置と同ピ
ンチローラが上記カセット外に設けられたキャプスタン
に圧接する動作位置とをとり得るよう移動させる磁気テ
ープのローディング装置において、扇形状の歯面を有し
テープローディング駆動用のモータの駆動力を駆動力伝
達系を介して受けて所定角度回動する第1の扇形ギヤ
と、 この第1の扇形ギヤと対称的な形状を有し上記第1の扇
形ギヤの歯面と常時噛合する歯面を有する第2の扇形ギ
ヤと、上記第1および第2の扇形ギヤに長手方向に遊び
を持たせ且つその遊びを無くす方向にばね付勢された状
態で一端側がそれぞれピン結合され他端側にテープシフ
ターが取付けられ、これらテープシフターが上記カセッ
トの開口内にある初期位置と上記カセット外の所定のス
トップ位置とをとり得るよう移動させる第1および第2
のシフターホルダーと、 上記初期位置と上記ストップ位置との間の上記第1およ
び第2のテープシフターの移動をそれぞれ案内する第1
および第2のシフター案内溝と、 上記第1および第2のテープシフターの軸を上記ストッ
プ位置において所定の角度位置を規制する磁気テープ走
行中でも微調整可能なV溝を有する第1および第2のシ
フターストッパーと、 固定部に基端側が回動可能に支持されると共に先端側に
第1および第2のピンチローラが回動自在に取付けら
れ、上記第1および第2の扇形ギヤに設けられた駆動部
材によって上記第1および上記第2のピンチローラを初
期位置から上記準備位置へ移行させるべく回動される第
1および第2のピンチローラ腕とを具備し、 上記第1および第2のシフター案内溝を、上記第1およ
び第2のピンチローラの上記初期位置と上記準備位置間
の移動軌跡の外側近傍を通るような形状に形成し、磁気
テープ引き出し時には上記第1および第2のシフターホ
ルダを先行させて駆動し、磁気テープ引き込み時には、
第1および第2のピンチローラ腕を先行させて駆動する
ように構成したことを特徴とするものである。
以下、本発明の実施例を添附図面に基づいて説明する。
第1図において、カセット10には、磁気テープ11が巻回
された状態で収納され、同カセット10の前面には、テー
プ引出し用の開口12が形成されている。この様なカセッ
ト10は、磁気記録再生装置に装着出来るようになってい
て、この磁気記録再生装置の基盤13には、多チャンネル
形の磁気ヘッド14,15が固定されている。また、同磁気
記録再生装置の基盤13には、磁気ヘッド14の下流側と磁
気ヘッド15の上流側のそれぞれに2つのキャプスタン1
6,17が配設され、いわゆるデュアルキャプスタン型の磁
気記録再生装置を構成している。さらに、磁気記録再生
装置の基盤13の底部には、テープローディング駆動用の
モータ18が設けられ、このモータ18の駆動力は、第3図
に詳しく示すように駆動力伝達系19を介して第1の扇形
ギヤとしてのシフターカムギヤ20に伝達されるようにな
っている。すなわち、モータ18の回転力は、モータ出力
軸19a→ベベルギヤ19b→ベベルギヤ19c→伝達軸19d→平
歯車19e→シフターカムギヤ20、という伝達径路によっ
てシフターカムギヤ20に伝達されるように構成されてい
る。
また、磁気記録再生装置の基盤13のカセット10の装着位
置の下位には、支軸21,31が植設され、この支軸21に
は、シフターカムギヤ20が回動自在に取り付けられてい
る。このシフターカムギヤ20は、扇形の歯面22を有し、
この歯面22は、上記駆動力伝達系19の出力部である平歯
車19eに噛合している。このシフターカムギヤ20上に
は、固定ピン23が固定され、同固定ピン23には引張りば
ね24の一端が取り付けられている。また、シフターカム
ギヤ20の外方寄りには、支軸25が植設され、この支軸25
には、シフター駆動腕26が回動自在に取り付けられてい
ると共に、後述する第1のシフターホルダーとしてのシ
フターホルダー40を駆動するための駆動ローラ25aが回
動自在に取り付けられている。このシフター駆動腕26の
1腕は、上述の引張りばね24の他端が取付けられ、同シ
フター駆動腕26に時計回りの回動習性が与えられてい
る。
一方、支軸21と対称位置に植設された支軸31に回動自在
に支持された第2の扇形ギヤとしてのシフターカムギヤ
30は、上記シフターカムギヤ20と対称の形状を有し、そ
の歯面32が上記歯面22に噛合している。さらに、上述し
た固定ピン23、引張りばね24、支軸25、駆動ローラ25
a、シフター駆動腕26とそれぞれ対称な位置には、固定
ピン33、引張りばね34、支軸35、駆動ローラ35a、シフ
ター駆動腕35が設けられ、同シフター駆動腕36は反時計
回りの回動習性が与えられている。
また、上記シフターカムギヤ20には、第4図に示すよう
に歯面22に略沿うように長手方向に遊びを持せるべくガ
イド長孔20aが穿設されており、このガイド長孔20aには
シフターホルダー40の一端側に植設された被駆動ピン44
が摺動自在に嵌合されており、このシフターホルダー40
の他端側には、軸孔をもつ軸支部41が形成されている。
この軸支部41の軸孔には、軸42が植設固定され、この軸
42の下部は、円弧状の第1のシフター案内溝13aに案内
されるようになっている。また、軸42の上方中間部に
は、ボールベアリング(図に現われていない)を介して
第1のテープシフターとしてのテープシフター43が回動
自在に取付けられ、さらにこの軸42の上端部(第3図に
おいて)および下端寄り中間部は、磁気テープ11の引出
し最終域のストッパ位置において、後述する調整板52の
V溝59およびストッパ本体51に形成されたV溝58を有す
る第1のシフターストッパ50と当接し、その位置規制が
なされるようになっている。
このようなシフターホルダー40と対称な第2のシフター
ホルダーとしてのシフターホルダー60が、シフターカム
ギヤ30側にも配設され、上述の各部材と対称形に形成さ
れた軸支部61、軸62、第2のテープシフター63、被駆動
ピン64がそれぞれ配設されると共に、シフターカムギヤ
30にガイド長孔30a(図示せず)が形成されている。
上述のシフターストッパ50は、第3図に詳しく示すよう
に磁気記録再生装置の基盤13に固定されたストッパ本体
51を有し、このストッパ本体51の下部の先端には、上記
軸42の下端を係止し位置規制するためのV溝58が形成さ
れ、上部の先端には、調整板52の先端に形成されたV溝
59が上記軸42の上端を係止し位置規制するために設けら
れている。この調整板52は、逆L字状の板ばね材で形成
され、その立下り部の先端部(下端部)は、固定ねじ53
によってストッパ本体51に固定され、中間部は、同調整
板52の固定ねじ53を中心とする反時計回り方向の調整板
52自身の付勢力に抗して同調整板52のV溝59の図におけ
る左右方向への微調整をするための調整ねじ54が取付け
られている。また、同調整板52の平面部には、長孔57が
穿設され、この長孔57には、調整板52を第3図において
は紙面に垂直な方向、第4図においては左右方向に固定
ねじ53を支点として捩じる方向に微調整するための偏心
ねじ56が係合している。また、長孔57とV溝59の中間部
には、調整板52を微調整後に固定するための固定ねじ55
が設けられている。
このようなシフターストッパ50と同様の第2のシフター
ストッパとしてのシフターストッパ70が磁気記録再生装
置の基盤13の左側対称位置に設けられ、このシフタース
トッパ70も上述同様にストッパ本体71、調整板72、固定
ねじ73、調整ねじ74、固定ねじ75、偏心ねじ76、長孔7
7、V溝78,79より構成されている。
一方、磁気記録再生装置の基盤13の磁気ヘッド14,15の
前方に支軸81が固定され、この支軸81には、第1のピン
チローラ腕としてのピンチローラ腕80の中間部が回動自
在に支持され、同ピンチローラ腕80の先端には、支軸82
が固定され、この支軸82には、ピンチローラ83が回動自
在に支持されている。また、支軸81と対称な位置に支軸
91が固定され、この支軸91には、上述と対称な第2のピ
ンチローラ腕90が支持され、このピンチローラ腕90にも
上述と対称な支軸92、ピンチローラ93が取り付けられて
いる。そして、両ピンチローラ腕80,90の間には、引張
りばね100が掛け渡され、同引張りばね100によって第1
図に示す初期位置においては、2つのピンチローラ83,9
3をほぼ対峙した状態に保持するようになっている。
なお、符号101は、シフターカムギヤ20が磁気テープ11
引出し前の初期位置に復帰されたときに操作部材103を
介して押操作されるマイクロスイッチで、符号102は、
シフターカムギヤ20が他側の終端即ち、磁気テープ11引
出し完了位置(準備位置)に駆動されたときに押操作さ
れるマイクロスイッチである。
このように構成された本実施例に係る磁気テープのロー
ディング装置は、第1図に示す初期位置においては、カ
セット10の磁気テープ11の内方の開口12内にテープシフ
ター43,63のピンチローラ83,93が位置している初期状態
にある。この状態で、モータ18に通電すると、同モータ
18の回転が駆動力伝達系を形成するベベルギヤ19b,19c
および伝達軸19dを介して平歯車19eに伝達され、同平歯
車19eによってシフターカムギヤ20が支軸21を中心にし
て反時計回り方向に回転する。これに伴ってシフターカ
ムギヤ30も支軸31を中心にして時計回り方向に回転す
る。すると、シフター駆動腕26の先端部によって一方の
シフターホルダー40の一端に植設された被駆動ピン44が
押圧され、シフターホルダー40は、その他端に取付られ
た軸42が円弧状のシフター案内溝13aに案内されるた
め、外側に移動しつつ下方に移動する。
これと同時に他方のシフターホルダー60も一端がシフタ
ー駆動腕36によって駆動され、他端側が第2のシフター
案内溝としてのシフター案内溝13bに案内されて移動す
る。このために磁気テープ11がテープシフター43,63に
よって外方に引出される。
このような磁気テープ11の引出しが進むと駆動ローラ25
aによって、ピンチローラ腕80の側部が引張りばね100の
引張力に抗して押圧され、同ピンチローラ腕80が支軸81
を中心として時計回り方向に回転する。これと同時に、
ピンチローラ腕90も駆動ローラ35aによって支軸91を中
心にして反時計回り方向に回転する。
そして、シフターカムギヤ20の回転がさらに進むと軸42
の下端部および上端部のそれぞれがV溝58および59に衝
合され、また、これに伴ってマイクロスイッチ102がシ
フターカムギヤ20の端部によって押操作される。このと
き、被駆動ピン44は、ガイド長孔20aの長手方向に若干
の間隙を有しており、かつ、シフター駆動腕26のみによ
って移動されているのでマイクロスイッチ102によって
モータ18の停止制御がなされるまでの動作遅れによって
シフターカムギヤ20に若干の寸法誤差があってもこのガ
イド長孔20aによって吸収され、テープシフター43の正
確な位置規制がV溝58,59によってなされる。しかも、
テープシフター43の軸42に多少のガタがあっても軸42の
上下端部がV溝58,59に引張りばね24の引張り力によっ
て押圧されるのでガタの吸収がなされる。上述と同様に
テープシフター63の位置規制もV溝78,79によってなさ
れ、同テープシフター63の位置付けが正確に行なわれ
る。
このような状態のときには、ピンチローラ腕80,90のそ
れぞれは、駆動ローラ25a,35aによって上述の状態より
さらに回転されピンチローラ83,93がキャプスタン17,16
に接近した準備状態にある。(第2図参照)しかる後、
図示しないテープ定速駆動制御手段の働きによって、キ
ャプスタンモータおよびリール駆動モータ等が回転駆動
され、これと同時にソレノイドによってピンチローラア
ーム80,90の端部が、それぞれ時計回りおよび反時計回
りに回転駆動され、それにより、同ピンチローラ83,93
のそれぞれとキャプスタン17,16のそれぞれの間に磁気
テープ11が適正圧力で挟まれ、磁気ヘッド15,14に対し
て適正な接触状態で同磁気テープ11が定速走行し所望の
磁気記録再生を行なわせることができる。
ここで、テープシフター43,63のそれぞれの設定角度を
微調整するには、テープシフター43を例にすれば、基準
になるV溝58に対するV溝59の突出長の調整は、第3図
における固定ねじ55を緩め調整ねじ54を進退させること
によって行なわせることができ、一方、基準になるV溝
58に対するV溝59の捩れ角の微調整は、固定ねじ55を緩
めた状態で偏心ねじ56を回転させることによって行なわ
せることができる。このようにして行なわれる微調整が
完了したら固定ねじ55を締付固定することによって基準
になるV溝58に対するV溝59の位置と角度が固定される
ことになる。この微調整作業は、磁気テープ11を実際に
走行させた状態で総合的に行なうことができる。
また、テープシフター63に対する微調整も上述と同様に
して調整ねじ74、偏心ねじ76のそれぞれを回転させるこ
とによって行なうことができる。
一方、正規の記録再生状態にある磁気テープ11をカセッ
ト10内に引込む場合は、モータ18へ上述のローディング
動作時とは逆の極性の通電を行ない、これに伴ってシフ
ターカムギヤ20,30を先程とは逆に回転させる。シフタ
ーカムギヤ20が支軸21を中心にして時計回りに回転する
と、これと噛合するもう一方のシフターカムギヤ30も支
軸31を中心にして反時計回り方向に回転する。すると、
ピンチローラ腕80,90は、共に駆動ローラ25a,35aによる
押圧動作を徐々に解除されるため、引張りばね100の復
元力によって開口12側にピンチローラ83,93が退避す
る。
このような動作と同時に、シフターホルダー40および60
は、その一端に植設された被駆動ピン44および64がガイ
ド長孔20aおよび30aの一方寄りに押し付けられた状態で
シフターカムギヤ20および30によって第1図上方に、引
張られ、他端に取付けられたテープシフター43および63
は、V溝58,59および78,79から退避してシフター案内溝
13aおよび13bに沿って移動され、カセット10の開口12内
に移動され、第1図に示すような初期状態に復旧する。
尚、このような動作の進行中には、カセット10の開口12
外に引出されている磁気テープ11は、図示しない弛みテ
ープ巻取り制御手段によってリール駆動モータが制御さ
れ、カセット10内に巻き取ることが出来る。そして、シ
フターカムギヤ20の端部によって操作部材103を介して
マイクロスイッチ101が押操作されることによって、図
示しない制御手段が作動しモータ18が停止され、一連の
動作が完了する。
尚、本発明は、上述の実施例に限定されることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲内でもって種々変形実施するこ
とが出来ることは勿論である。
(e) 効果 このように、本発明によれば、第1に、第1および第2
の1対のシフターホルダーと、第1および第2の1対の
ピンチローラ腕とを、それぞれ対称的な形状の1対の扇
形ギヤによって所定の駆動を行うように構成したから、
対をなす各部材が同様の動きをなし、相対なずれがなく
調整も容易化され、また、対称性を有するが故に、同一
の形状に2個形成して表裏を逆にして用いることもでき
るから、製作コストを大幅に低減化し得る磁気テープロ
ーディング装置を提供することができる。
また、第2に、本発明によれば、第1および第2のシフ
ターホルダーの一端側を第1および第2の扇形ギヤに遊
びをもたせ且つ一方向にばね付勢した状態で取付けると
共に、その他端側にテープシフタを取付け、その第1お
よび第2のシフターホルダーを、そのストップ位置で磁
気テープ走行中でも微調整可能な第1および第2のシフ
ターストッパーに当接するように構成したから、各スト
ップ位置に各テープシフターを正確に位置づけることが
でき、たとえ、各構成部品の製作誤差が生じても、遊び
を持たせ且つばね付勢をした状態で各扇形ギヤに取付け
られたシフターホルダーに上記誤差を吸収させることが
でき、特段の構成部品の制度向上をせずとも所望の精度
は維持することができ、この点でも製作コストの低減化
を図り得る磁気テープのローディング装置を提供するこ
とができる。
第3に、本発明によれば、第1および第2のシフター案
内溝を、上記第1および第2のピンチローラの上記初期
位置と上記準備位置間の移動軌跡の近傍を通るような形
状に形成し、磁気テープの引き出し時と引き込み時とで
第1および第2のシフターホルダーと第1および第2の
ピンチローラ腕の先行駆動を異ならせるように構成した
から、移動スペースを略共通に利用でき、特に各ピンチ
ローラを上下方向に移動させることなくテープシフター
と略同一平面上で移動させることができ、平面的スペー
スのみならず立体的なスペースをも減少させることがで
き、さらには、テープシフターは単なる回転運動をする
のではなく案内溝により移動するようになっているから
必要な移動量で比較的任意の方向に移動させることがで
きる等の効果を奏する磁気テープのローディング装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す磁気記録再生装置に
おける磁気テープのローディング装置の要部平面図、第
2図は、第1図に示す同磁気テープのローディング装置
の動作説明用の要部平面図、第3図は、第1図の一部拡
大側面図、第4図は、同じく一部拡大平面図である。 10……カセット、11……磁気テープ、 12……開口、 13……磁気記録再生装置の基盤 13a 13b……シフター案内溝、 14,15……磁気ヘッド、 16,17……キャプスタン、 18……モータ、 20,30……シフターカムギヤ、 26,36……シフター駆動腕、 40,60……シフターホルダー、 43,63……テープシフター、 58,59,78,79……V溝、 50,70……シフターストッパ、 80,90……ピンチローラ腕。 83,93……ピンチローラ、 101,102……マイクロスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻回された磁気テープを内蔵し一部に開口
    を有するカセットを用い、上記カセット内の磁気テープ
    をテープシフターで上記開口の外に引出すと共に、ピン
    チローラが上記カセットの開口内にある初期位置と同ピ
    ンチローラが上記カセット外に設けられたキャプスタン
    に近接する準備位置と同ピンチローラが上記カセット外
    に設けられたキャプスタンに圧接する動作位置とをとり
    得るよう移動させる磁気テープのローディング装置にお
    いて、扇形状の歯面を有しテープローディング駆動用の
    モータの駆動力を駆動力伝達系を介して受けて所定角度
    回動する第1の扇形ギヤと、 この第1の扇形ギヤと対称的な形状を有し上記第1の扇
    形ギヤの歯面と常時噛合する歯面を有する第2の扇形ギ
    ヤと、上記第1および第2の扇形ギヤに長手方向に遊び
    を持たせ且つその遊びを無くす方向にばね付勢された状
    態で一端側がそれぞれピン結合され他端側にテープシフ
    ターが取付けられ、これらテープシフターが上記カセッ
    トの開口内にある初期位置と上記カセット外の所定のス
    トップ位置とをとり得るよう移動させる第1および第2
    のシフターホルダーと、 上記初期位置と上記ストップ位置との間の上記第1およ
    び第2のテープシフターの移動をそれぞれ案内する第1
    および第2のシフター案内溝と、 上記第1および第2のテープシフターの軸を上記ストッ
    プ位置において角度位置規制し磁気テープ走行中でも微
    調整可能なV溝を有する第1および第2のシフタースト
    ッパーと、 固定部に基端側が回動可能に支持されると共に先端側に
    第1および第2のピンチローラが回動自在に取付けら
    れ、上記第1および第2の扇形ギヤに設けられた駆動部
    材によって上記第1および上記第2のピンチローラを初
    期位置から上記動作位置へ移行させるべく回動される第
    1および第2のピンチローラ腕とを具備し、 上記第1および第2のシフター案内溝を、上記第1およ
    び第2のピンチローラの上記初期位置と上記準備位置間
    の移動軌跡の近傍を通るような形状に形成し、磁気テー
    プ引き出し時には上記第1および第2のシフターホルダ
    を先行させて駆動し、磁気テープ引き込み時には、第1
    および第2のピンチローラ腕を先行させて駆動するよう
    に構成したことを特徴とする磁気テープのローディング
    装置。
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