JPS5918776B2 - カセツト式記録再生装置 - Google Patents

カセツト式記録再生装置

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JPS5918776B2
JPS5918776B2 JP50098290A JP9829075A JPS5918776B2 JP S5918776 B2 JPS5918776 B2 JP S5918776B2 JP 50098290 A JP50098290 A JP 50098290A JP 9829075 A JP9829075 A JP 9829075A JP S5918776 B2 JPS5918776 B2 JP S5918776B2
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lever
tension
brake
regeneration
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義雄 岸
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はテープをカセット外の所定の走行路に引出した
状態で所定の速度で走行させることにより、所望の記録
又は再生を行なうようにしたカセット式記録再生装置で
あつて、例えばテープレコーダ、VTR等に適用するの
に最適な装置に関するものである。
最近ラージカセツトと称されて通常のコンパクトカセッ
トよりも大型でかつ開口部を有するカセットを用いるテ
ープレコーダが開発されている。
この種テープレコーダは、カセットを所定位置に挿入す
ることにより、カセット内にテープシフターやピンチロ
ーラを挿入させ、このカセット装置後に上記テープシフ
ターやピンチローラをカセット外に引出すことによつて
、テープをカセット外に引出して所定の走行路にローデ
ィングし、この状態でテープを所定の速度で走行させて
所望の記録又は再生を行なうようにしたものである。し
かしてこの種テープレコーダでは、記録又は再生時にテ
ープを力セツト外に引出さなければならない関係上、テ
ープのバツクテンシヨン調整機構を組込み難いばかりか
、そのバツクテンシヨン作動タイミングを取り難い等の
欠陥があつた。なお通常のテープレコーダの如く供給リ
ール台に常に一定のブレーキカを与えるようにしたバツ
クテンシヨン機構であれば、上記テープレコーダにも容
易に実施出来るが、この機構はいわゆる定テンシヨン機
構であつて、テープの巻き径の変化に伴つてバツクテン
シヨンが変化し、安定したテープ走行が得られない。本
発明は上述の如き欠陥を是正すべく発明されたものであ
り、しかもテープの早送り又は巻戻し時にはテープが力
セツト内に引戻されるため、テープに無理な負荷が加わ
らずテープが損傷されることもない。
それでいて構成が簡単で動作が確実なものである。即ち
本発明は、 (a)再生釦の押圧操作によつて附勢力に抗して往動さ
れる往復動自在の再生レバー、例えば後述する再生レバ
ー90、(b)この再生レバーの往復動に連動して往復
移動され、往動されることによつて力セツト内のテープ
を引出して所定のテープ走行路を形成するテープシフト
部材、例えば後述するテープシフター68a,68b1
(c)ブレーキパツドを供給リール台に接触させた作動
位置とブレーキパツドを供給リール台から離間させた非
動作位置との間で往復動自在に構成されると共に附勢手
段によつて作動位置へ移動附勢されるように構成された
バツクテンシヨン用ブレーキレバー、例えば後述するバ
ツクテンシヨン用ブレーキレバー123、(d)上記再
生レバーが復動位置にある時には上記ブレーキレバーを
その附勢手段に抗して上記非作動位置へ移動させ、上記
再生レバーが往動位置へ往動されることによつて上記ブ
レーキレバーをその附勢手段によつて上記作動位置へ移
動させるようにこのブレーキレバーを制御すべく上記再
生レバーに設けられたガイド部、例えば後述するカム穴
128、(e)上記ブレーキレバーと連結され、このブ
レーキレバ―の上記作動位置への移動に連動して力セツ
ト内から力セツト外へ引出されて上記テープ走行路に引
出されているテープと接触されるようになされたテンシ
ヨン検出部材、例えば後述するテンシヨン検出ピン67
、を夫々具備し、 (f)上記再生レバーが往動位置に往動されることによ
つて力セツト内のテープを引出して所定のテープ走行路
を形成する一方、その引出されたテープのテンシヨンを
上記テンシヨン検出部材で検出して上記供給リール台へ
附与する制動力を上記ブレーキレバーにて制御するよう
に構成し、(g)上記再生レバーが復動位置に復動され
ることによつてテープを力セツト内に引戻すと共に上記
テンシヨン検出部材も力セツト内に引戻してテープから
離間させる一方、上記ブレーキレバーを上記非作動位置
へ移動させてこのテープが力セツト内に引戻された状態
でテープの高速送りを行えるように構成した力セツト式
記録再生装置である。
以下本発明を適用したテープレコーダの実施例を図面に
付き述べる。
第1図はテープレコーダ全体を示したものであつて、こ
のテープレコーダはいわゆるコンポーネントタイプのテ
ープデツキを構成しており、キヤビネツト1の前面に、
力セツトを装着する為の力セツトホルダー(以下単にホ
ルダーと記載する)2、縦列に並べられた記録釦3、早
送り釦4、再生釦5、停止釦6、巻戻し釦7等の押釦群
、エジエクトつまみ8、その他複数のつまみ類、メータ
類、パイロツトランプ等が設けられている。
そしてこのテープレコーダにはラージカセツト9が使用
され、この力セツト9は前記ホルダー2内に上方から挿
入された後、このホルダー2の回動により所定の装着位
置に装着されるように構成されている。第2図及び第3
図はラージカセツト(以下単に力セツトと記載する)9
を示したものであつて、この力セツト9の力セツト筐体
11は通常のコンパクトカセツトより大径並びに厚さと
も大型に構成されている。
そしてこの力セツト筐体11内には片フランジリールか
らなる供給及び巻取り用の一対のリール12,13が回
転自在に設けられている。一方通常のコンパクトカセツ
ト用のテープより大幅に構成された磁気テープ(以下単
にテープと記載する)14は両リール12,13に夫々
両端を止着されてこれらに巻装され、かつカセツト筐体
11内に設けられた左右各一対のテープガイド15a,
15b及びガイドローラ16a,16bにて案内されて
この力セツト筐体11の前面に沿つてパスされている。
そして力セツト筐体11の前面側にはそのほゾ全幅に亘
つて開放され横長状の開口17が形成されており、上記
テープ14はこの開口17から力セツト筐体11外に引
出し可能にパスされている。また力セツト筐体11の前
面側における上下壁には左右両端部分に一対のピンチロ
ーラ挿入用の切欠き18a,18bと、これらよりや\
内側に配された左右一対のテープシフトピン挿入用の切
欠き19a,19bとが形成されている。なおこれらの
切欠き18a,18b,19a,19bは夫々ほマU字
状に形成されており、これらの前面側は前記開口17部
分で夫々開放されている。また力セツト筐体11の前面
側に偏倚した位置にはその上下壁に左右一対のローデイ
ングガイド挿入用のローデイング孔20a,20bが形
成されている。更にまたこの力セツト筐体11の前面に
は前記両切欠き18a,18b部分の前面をテープ14
の外側位置で開閉する為の左右一対の前蓋21a,21
bが設けられている。これらの両前蓋21a,21bは
夫々ほマL字状をなしていて互に対称状に配され、夫夫
上下一対の支点ピン22a,22bによつて力セツト筐
体11の上下壁に回動自在に枢支されている。そしてこ
れら両前蓋21a,21bは支点ピン22a,22b部
分に巻装された復動用の一対の巻バネ23a,23bに
より第3図実線の如き閉状態に回動附勢されており、こ
れらの巻バネ23a,23bに抗して第3図鎖線の如き
開状態に観音開き状に開放自在に構成されている。なお
図中24a,24bは力セツト筐体11の上下壁に形成
された左右一対のリール軸挿入孔である。次に第4図〜
第11図によつて力セツト9の装着装置を説明する。第
4図及び第7図に明示されるように、前記ホルダー2は
前面板27と、左右一対の側板28a,28bとが互に
一体的に成形されて断面ほゾコ字状に形成されており、
両側板28a,28bの下端には左右一対の力セツト受
29a,29bが一体的に成形されている。
一方前記キヤビネツト1内にはシヤーシ31が垂直状に
組込まれており、このシヤーシ31の前面には上記ホル
ダー2を枢支する為の左右一対の支持板32a,32b
が固着されている。そしてホルダー2は両支持板32a
,32bの一部に植設された左右一対の支点ピン33a
,33bに両側板28a,28b部分で枢支されて回動
自在に構成されている。なお一方の側板28aの下端に
一体的に成形されたアーム34とシヤーシ31の一部に
固着されたバネ受35との間に張設された引張バネ36
により、上記ホルダー2は両支点ピン33a,33bを
中心に第4図時計方向に回動附勢されている。また上記
側板28aの一部にストツパーアーム37が支点ピン3
8を介して回動自在に枢支されている。このストツパー
アーム37はシヤーシ31の一部に形成された挿通孔3
9を挿通してシヤーシ31の背面側に突出され、その先
端にはストツパーゴム40が取付けられている。なおこ
のストツパーアーム37と上記側板28aとの間に張設
された引張バネ55により、このストツパーアーム37
は支点ピン38を中心に第4図反時計方向に回動附勢さ
れている。この為このストツパーアーム37の下縁37
aは前記挿入孔39の下縁39aに常時摺接されるよう
に構成されており、このストツパーアーム37の下縁3
7aの一部にはロツク爪41が一体的に成形されている
。また前記エジエクトつまみ8は前記一方の支持板32
aに支点ピン42を介して回動自在に枢支されたエジエ
クトレバ一43の一端43aに固着されており、その他
端43bは上記ストツパーアーム37の下縁37aに当
接可能に構成されている。なおこのエジエクトレバ一4
3はこれと前記支持板32aとの間に張設された引張バ
ネ44によつて支点ピン42を中心に第4図反時計方向
に回動附勢されている。また図中45はホルダー2の前
面板27の内面に取付けられた複数個の力セツト押えは
板バネである。そして上記ホルダー2は第8図及び第9
図に明示されるように、キヤビネツト1に形成された開
口46を挿通して、第8図の如くヰヤビネツト1外に突
出して傾斜する復動位置と、第9図の如くヰヤビネツト
1内に挿入されて垂直状をなす往動位置との間で両支点
ピン33a,33bを中心に回動自在に構成されている
この際ホルダー2が引張バネ36のバネカによつて上記
復動位置に回動された時には第4図の如くストツパーア
ーム37のストツパーゴム40がシヤーシ31の背面に
衝突して、ホルダー2の復動位置が規制される。またホ
ルダー2をこの引張バネ36に抗して上記復動位置に回
動させた時には第5図の如くストツパーアーム37のロ
ツク爪41がシヤーシ31の挿通孔下縁39aに係止さ
れて、このホルダー2が往動位置でロツクされる。なお
復動位置にあるホルダー2のロツク解除はエジエクトつ
まみ8を下方に押下げれば良く、このつまみ8を押下げ
ると、エジエクトレバ一43が引張バネ44に抗して第
5図鎖線の如く回動される。するとその他端43bがス
トツパーアーム37を第5図鎖線の如く押上げ、ロツク
爪41のロツクが解除される。この結果ホルダー2は引
張バネ36のバネカによつて第4図の如く時計方向に自
動的に回動されて復動位置に復動される。しかして第8
図及び第9図に明示されるように、上記ホルダー2の背
面側にはこのホルダー2の前面板27と一定間隔を隔て
\対向するように配された背面板47が設けられている
この背面板47はその左右両側縁の下端を前記両支持板
32a,32bに植設された左右一対の支点ピン48a
,48bに回動自在に枢支されている。なおこの背面板
47の下端縁のほゾ中央部には力セツト9のブレーキ解
除用アーム49が一体的に成形されている。そして前記
ホルダー2の回動支点である両支点ピン33a,33b
と、上記背面板47の回動支点である両支点ピン48a
,48bとは第8図に明示されるように一定距離11分
離され、かつ両支点ピン48a,48bは両支点ピン3
3a,33bに対して一定距離12分上方に偏倚された
状態に配置されている。なおこの背面板47の一方の側
面部にはアーム50を介してガイドローラ51が取付け
られており、このガイドローラ51がホルダー2の一方
の側板28aの一部に形成されたカム溝52内に遊嵌さ
れている。このカム溝52はほゾL字状に構成されてい
て、その下側傾斜部52aは前記両支点ピン33a,3
3bを中心とする円弧にほマ沿つて傾斜しており、また
その上部側傾斜部52bはホルダー2の上下方向に対し
て所定の角度に傾斜した状態に形成されている。従つて
上記ガイドローラ51とカム溝52との係合により、こ
の背面板47はホルダー2に連動して、第8図の如く傾
斜した復動位置と、第9図の如き垂直状をなす往動位置
との間で両支点ピン48a,48bを中心に回動自在に
構成されている。
この際ホルダー2が復動位置にある時ガイドローラ51
は第4図の如くカム溝52の下部側傾斜部52aの端部
に位置し、背面板47のそれ以上第4図時計方向の回動
が規制されることで、この背面板47の復動位置規制が
行なわれる。またホルダー2が復動位置から往動位置へ
回動される途中でホルダー2の両側板28a,28bの
背面側の端面に一体的に成形された一対の突起53a,
53bが背面板47の前面に当接するように構成されて
いる。一方上記背面板47前面でその上端側の左右両端
近傍部分には左右一対の蓋開けピン54a,54bが直
角状に植設されている。
なおこれら両ピン54a,54bの先端は円錐状に加工
されている。また前記シヤーシ31の前面には従来公知
の如く先端が夫々リール軸56a,56bに形成された
一対のリール台57a,57bが回転自在に設けられて
いる。
またシヤーシ31の前面で上記両リール台57a,57
bより上側でかつ左右方向に偏倚した位置には前記力セ
ツト9の両ローデイング孔20a,20bへの挿入用の
左右一対のローデイングガイド58a,58bが直角状
に植設されている。なおこれら両ローデイングガイド5
8a,58bの先端は2段階のテーパー面に構成された
円錐状に加工されており、付根部側にはカゼど卜受台5
9a,59bが一体的に成形されている。更にまたシヤ
ーシ31の前面で両リール台57a,57bより下側位
置には左右一対の力セツト位置決めピン60a,60b
が植設されている。一方シヤーシ31の前面で力セツト
装着位置より上側の位置には、消去ヘツド62、録音ヘ
ツド63、再生ヘツド64、キヤプスタン65、ピンチ
ローラ69、左右一対のテープガイド66a,66b等
が設けられ、かつまたこれらの下側位置にはテンシヨン
検出ピン67、左右一対のテープシフター68a,68
b1ピンチローラ69等が設けられている。
なお上記ヘツド62,63,64はシヤーシ31に所定
高さに取付けられたヘツド基板70の前面に夫々ヘツド
取付板71又はヘツド調整板72を介して取付けられて
いる。また上記テンシヨン検出ピン67はシヤーシ31
に支点ピン73を介して回動自在に枢支されたテンシヨ
ンアーム74の先端に回転自在に枢支されている。更に
また上記両テープシフター68a,68bは後述するヘ
ツド基板の背面に夫々支点ピン75a,75bを介して
回動自在に枢支されたシフターアーム76a,76bの
先端に植設されている。そして上記ピンチローラ69は
シヤーシ31に枢支ピンJモVを介して回動自在に枢支さ
れたピンチローラアーム78の先端に枢着されている。
なおこれらのテンシヨン検出ピン67、両テープシフタ
ー68a,68b、ピンチローラ69は再生釦5が押さ
れていない時には第7図の復動位置にあり、後述する力
セツト9の装着により夫夫各切欠き18a,18b,1
9a,19bを挿通して力セツト9内に挿入されるよう
に構成されている。次に上記述べた力セツト装着装置に
よるカセツト9の装着要領を説明する。
先ず力セツト9が装着される際テープレコーダは当然停
止モードとなつており、この停止モードにおいては、テ
ンシヨン検出ピン67、両テープシフター68a,68
b、ピンチローラ69は第7図の位置に夫々復動されて
いる。
一方力セツト9は第4図及び第8図の如く復動位置にあ
るホルダー2内に斜め上方から挿入される。
但しこの際力セツト2の両前蓋21a,21bは第6図
の如く閉状態に保持されている。そして挿入された力セ
ツト9は両力セツト受29a,29b上に載置される。
なおこの時ブレーキ解除用アーム49は力セツト9の底
面より離れている,この後ホルダー2を引張バネ36に
抗して両支点ピン33a,33bを中心に往動位置側に
回動させるのであるが、上記力セツト挿入時点で両前蓋
21a,21bの下縁部80a,80bはその前側にお
いて第4図の如く両支点ピン23a,23bを中心とす
るホルダー2の同心円軌跡C1上に位置される。一方こ
の後のホルダー2の回動に伴い両ローデイング孔20a
,20bのセンタ)一は第4図の如く両支点ピン33a
,33bを中心とする回動軌跡C2上を回動することに
なり、また両蓋開けピン54a,54bは後述する背面
板47の回動に伴い両支点ピン48a,48bを中心と
する回動軌跡C3上を回動することになる。
そしてこの両蓋開けピン54a,54bの回動軌跡C3
と、ホルダー2の同心円軌跡C1とは第4図及び第11
図の如く所定位置で交差することになり、これらは最終
的に第11図に示されるようなストロークS,分の軌跡
ずれが設けられる。また両ローデイング孔20a,20
bの回動軌跡C2は第8図の如く両ローデイングガイド
58a,58bの先端部と所定位置で交差する。しかし
てホルダー2が第10図の如く所定の角度θ1分だけ往
動位置側に回動された時に、両蓋開けピン54a,54
bが第6図の如く力セツト9の両前蓋21a,21bの
下縁部80a,80b下に両切欠き18a,18bを挿
通して挿入される。
即ち上記角度θ1分ホルダー2が第10図反時計方向に
回動される間は、ガイドローラ51がカム溝52の下部
側傾斜部52a内をその一端から上部側傾斜部52bの
下端まで移動するが、この間には背面板47には回動力
が与えられず、この背面板47は復動位置に保持される
従つて背面板47が復動位置に待期している状態でこれ
にホルダー2が接近することになり、この時の相対的な
接近動作で、両蓋開けピン54a,54bが上記の如く
力セツト9内に挿入される。
そしてホルダー2が第10図鎖線の位置に達した瞬間に
両突起53a,53bが背面板47の前面に当接し、以
後はホルダー2によつて背面板47が押されて回動され
ることになる。そしてホルダー2は引続き反時計方向に
回動されて第11図の往動位置に達するが、この間の回
動により、力セツト9の両前蓋21a,21bが第6図
鎖線及び第7図に示されるように自動的に開かれて、両
ローデイングガイド58a,58bが力セツト9の両ロ
ーデイング孔20a,20b内に挿入される。
即ちホルダー2が第10図鎖線の状態から引続き反時計
方向に回動される際、背面板47はホルダー2で押され
て両支点ピン48a,48bを中心に同方向に回動され
る。
なおこの際ガイドローラ51はカム溝52の上部側傾斜
部52b内を上方に向つて移動する。しかしてこの際ホ
ルダー2と背面板47との回動支点の違いにより、背面
板47は上記反時計方向に回動しながらホルダー2に対
しては上方側に移動する状態になる。
この結果両蓋開けピン54a,54bがカセツト9に対
して上方に移動する状態になり、これら両蓋開けピン5
4a,54bによつて両前蓋21a,21bには上方へ
の回動力が与えられる。
すると両前蓋21a,21bは夫々両支点ピン22a,
22bを中心に夫々巻バネ23a,23bに抗して観音
開き状に自動的に開かれる。即ち前述したホルダー9の
同心円軌跡C1と両蓋開けピン54a,54bの回動軌
跡C,との軌跡ずれストロークS1分だけ、両前蓋21
a,21bが第6図鎖線及び第7図の如く開かれること
になる。
なお上記の如き両前蓋21a,21bの開放動作とほゾ
同タイミングで、両ローデイングガイド57a,58b
が第9図の如くそのテーパー面によつて力セツト9の両
ローデイング孔20a,20b内に無理なく挿入される
しかして上記両前蓋21a,21bの開放動作はホルダ
ー2の往動位置側への回動途中で行なわれるのであり、
ホルダー2が第11図の如く往動位置に達して、力セツ
ト9が所定の装着位置に装着された時点では、これら両
前蓋21a,21bは既に所定角度に回動されていて第
7図の如くキヤプスタン65や両テープガイド66a,
66b等のテープ走行系を逃げてこれらより上方側の位
置に装着されることになる。
またホルダー2の上記回動途中で両リール台57a,5
7bの両リール軸56a,56bは従来公知の如く力セ
ツト9の両リール軸挿入孔24a,24b内に挿入され
て、両リール12,13のリールハブと係合される。
一方第11図の如く往動位置に達したホルダー2は前述
の如くストツパーアーム37によつてロツクされる。
そして力セツト9は第9図の如く両ローデイングガイド
58a,58bによつて上下方向並びに左右方向に位置
決めされ、かつ複数個の板バネ45によつて両ローデイ
ングガイド58a,58bの力セツト受台59a,59
b及び両力セツト位置決めピン60a,60b上に押圧
されて固定される。また背面板47もホルダー2と共に
その復動位置でロツクされるが、この時ブレーキ解除用
アーム49が力セツト9の底面に形成された切欠き(図
示せず)から力セツト9内に内蔵されている両リール1
2,13のブレーキ機構(図示せず)を解除し、この後
における両リール12,13の回転を可能にする。以上
により力セツト9の所定位置への装着動作が完了するが
、この力セツト9の装着により復動位置にあるテープ検
出ピン67、両テープシフター68a,68b、ピンチ
ローラ69が第7図の如く力セツト9の各切欠き18a
,19a,19b,18bを夫々挿通して力セツト9内
に挿入され、これらがテープ14の背面側(図中下側)
に位置されることになる。
なおテープ14は第7図の如くヘツド62,63,64
及びキヤプスタン65や両テープガイド66a,66b
の前面側(図中下側)に挿入されることになる。なお後
述する記録又は再生等の終了後にエジエクトつまみ8を
下方に押下げると、前述の如くホルダー2のロツクが解
除されて、このホルダー2が復動位置に回動される。
そしてこの時背面板47もホルダー2に連動して復動位
置に復動されるが、この時における前述した力セツト装
着動作の逆動作で両前蓋21a,21bは夫々自動的に
閉じられる。また、ブレーキ解除用アーム49も力セツ
ト9の底面から再び離れ、力セツト9内の両リール12
,13には再びブレーキが掛けられることになる。次に
第12図〜第16図によつてモード切換え装置及びバツ
クテンシヨン装置並びにこれらに関連されたブレーキ装
置を説明する。
先ず前記記録釦3、早送り釦4、再生釦5、停止釦6、
巻戻し釦7は夫々押釦に構成されていて、前記シヤーシ
31の一部に固着された押釦シヤーシ83に夫々前後方
向に往復動自在に取付けられている。
そして押釦シヤーシ83には共通の支点軸84が垂直状
に取付けられ、この支点軸84に一定間隔置きに回動自
在に枢支された5個の押釦レバー85〜89の一端と上
記各押釦3〜7とが連動されていて、これらの各押釦3
〜7が押されることによつて各押釦レバー85〜89が
支点軸84を中心に第16図で時計方向に回動されるよ
ように構成されている。なおこれらの各押釦レバー85
〜89は従来公知の如く誤動作防止板及びロツク板(何
れも図示せず)と関連されていて、再生釦5と記録釦3
以外は2つの押釦を同時に押すことが出来ない。そして
停止釦6を除く各押釦3,4,5,7は夫々第16図の
如く押された状態でロツクされるように構成されている
。一方シヤーシ31の前面側には前記両リール台57a
,57bより上方側の位置には再生レバー90が水平状
に取付けられ、両リール台57a,57bより下方側の
位置には巻戻しレバー91が水平状に取付けられ、押釦
シヤーシ83側に偏倚した位置には早送りレバー92が
取付けられている。
また上記再生レバー90より下側位置でシヤーシ31の
背面側にブレーキ操作レバー93が水平状に取付けられ
ている。そして上記のうち3つのレバー90,91,9
3は夫々シヤーシ31に植設された一対のガイドピン9
4,95,96に夫々一対の長孔97,98,99を介
して係合し、その長手方向にスライド自在に構成されて
いる。なお巻戻しレバー91の両ガイドピン95は前記
両力セツト位置決めピン60a,60bの付根部にて構
成されている。また上記早送りレバー92はシヤーシ3
1に支点ピン100を介して回動自在に枢支されている
。更にまた上記ブレーキ操作レバー93の押釦シヤーシ
83側端部にはシーソーレバー101が支点ピン102
を介して回動自在に枢支されている。そして上記3つの
レバー90,91,93はこれらの一部に夫々一体的に
成形されたバネ受103,104,105とシヤーシ3
1に植設されたバネ受ピン106,107,108との
間に夫々張設された引張バネ109,110,111に
よつて夫々押釦レバー86,87,89側にスライド附
勢されている。また上記早送りレバー92はこれの上端
側に一体的に成形されたバネ受112とシヤーシ31に
植設されたバネ受ピン113との間に張設された引張バ
ネ114によつて支点ピン100を中心に第12図で時
計方向に回動附勢されている。しかして上記レバー90
,91,92の一端は上記スライド附勢により前記各押
釦レバー87,89,86の側面に押圧されている。な
おブレーキ操作レバー93はシーソーレバー101に一
体的に成形された3つの突起112a,112b,11
2cによつて上記レバー90,91,92の一端に接合
されて上−記各押釦レバー87,89,86に押圧され
ている。そして上記3つのレバー90,91,92は両
リール台57a,57bを駆動する為の従来公知のアイ
ドラ切換え機構(図示せず)と適宜に連動されている。
従つて再生釦5が押された時には、押釦レバー85によ
つて再生レバー90が引張バネ109に抗して第13図
の如く左側にスライドされてテープ走行駆動系は再生モ
ードに切換えられ、また同時に巻戻し釦7又は早送り釦
4が押された時には、夫々押釦レバー89又は86によ
つて巻戻しレバー91が引張バネ110に抗して第15
図の如く左側にスライドされ、或いは早送りレバー92
が引張バネ114に抗して第14図の如く反時計方向に
回動され、テープ走行駆動系が巻戻しモード又は早送リ
モートに夫々切換えられる。一方前記ピンチローラアー
ム78はほゾL字状に形成されていて、このアーム78
の一部と前記再生レバー90上に植設されたバネ受ピン
121との間に張設された引張バネ115により前記支
点ピンJモVを中心に第12図時計方向に回動附勢されて
いる。
なおこのアーム78はその他端部を再生レバー90上に
植設されたストツパーピン116に当接することで、上
記時計方向の回動量が規制されている。また前記両シフ
ターアーム76a,76bの他端には一対のピン11T
a,117bが一体的に成形されていて、これら両ピl
ン117a,117bに前記再生レバー90上に固着さ
れた一対の係合板118a,118bが係合されている
。なおこれら両シフターアーム76a,76bと両係合
板118a,118bに一体的に成形されたバネ受11
9a,119bとの間に張設された一対の引張バネ12
0a,120bにより両シフターアーム76a,76b
は夫々支点ピン75a,75bを中心に第12図時計方
向に回動附勢されている。そしてバツクテンシヨン装置
は前記供給リール912を駆動する為の供給リール台5
7a側に設けられており、このリール台57aの周面1
22aの一部に圧着、離間自在のバツクテンシヨン用ブ
レーキレバー123がシヤーシ31に支点ピン124を
介して回動自在に枢支されている。
なおこのブレーキレバー123はその一部に取付けられ
たブレーキパツド125により上記周面122aに圧着
される。そしてこのブレーキレバー123はほゾL字状
をなしていて、その一端123aと前記テンシヨンアー
ム74の他端との間はロツド126を介して連結されて
いる。またこのブレーキレバー123の他端に植設され
たピン127が前記再生レバー90の一部に形成された
ガイド部であるカム穴128内に遊嵌されている。なお
このブレーキレバー123はその一端123aと前記一
方のガイドピン94との間に張設された引張バネ129
によつて支点ピン124を中心に第12図時計方向に回
動附勢されており、これによりロツド126を介してテ
ンシヨンアーム74も支点ピン73を中心に第12図反
時計方向に回動附勢されている。そしてこのブレーキレ
バー123の上記回動附勢により上記ピン127がカム
穴128の斜面部128a側に押圧されている。また両
リール台57a,57bにはリミツターブレーキ機構か
らなる一対のブレーキ装置が設けられている。これらの
両ブレーキ装置には夫々ブレーキ主レバー131a,1
31bと、ブレーキ副レバー132a,132bと、ブ
レーキシユ一133a,133bが設けられている。そ
して両ブレーキ主レバー131a,131bは夫々支点
ピン134a,134bを介してシヤーシ31に回動自
在に枢支されており、これら各ブレーキ主レバー131
a,131bはこれらの一端とシヤーシ31上に植設さ
れたバネ受ピン135a,135bとの間に夫々張設さ
れた一対の引張バネ136a,136bにより支点ピン
134a,134bを中心に夫々第12図反時計方向及
び時計方向に回動附勢されている。また両ブレーキ副レ
バー132a,132bは両ブレーキ主レバー131a
,131bに夫々支点ピン137a,137bを介して
一定角度範囲内で回動自在に枢支されており、これら各
ブレーキ副レバー132a,132bはこれらの一端と
各ブレーキ主レバー131a,131bとの間に夫々張
設された一対の引張バネ138a,138bにより支点
ピン137a,137bを中心に第12図時計方向及び
反時計方向に回動附勢されている。
なおこれら両引張バネ138a,138bは前記両引張
バネ136a,136bより強いバネに構成されている
。更にまた両ブレーキシユ一133a,133bは両ブ
レーキ副レバー132a,132bの他端に夫々支点ピ
ン139a,139bを介して回動自在に枢着されてい
て、両リール台57a,57bの周面122a,122
bに対して圧着、離間自在に構成されている。一方上記
両ブレーキ主レバー131a,131bの一部には夫々
レバー受部141a,141bが−体的に成形されてお
り、前記ブレーキ操作レバー93がその2箇所に成形さ
れたレバー押圧部142a,142bによつて上記両レ
バー受部141a,141bに第12図右側から当接可
能に構成されている。
また前記再生レバー90の二部にもレバー押圧部143
が成形されており、この再生レバー90はそのレバー押
圧部143によつて巻取りリール台57b側におけるブ
レーキ主レバー131bのレバー受部141bに第12
図右側から当接可能に構成されている。次に前述の如き
力セツト装着後におけるモード切換え操作状況を説明す
る。
第12図は停止モードを示したものであり、前述した力
セツト9の装着によりテンシヨン検出ピン67、両テー
プシフター68a,68b,ピンチローラ69はテープ
14の背面側(図中下側)に挿入された状態になつてい
る。
なおこの停止モードで、両ブレーキシユ一133a,1
33bが両リール台57a,57bの周面122a,1
22bに圧着されて、いわゆるブレーキが働く状態とな
つている。
なおこの際両リール台57a,57bの矢印a方向の回
転に対しては各引張バネ138a,138bの働きによ
つて両ブレーキシユ一133a,133bが両リール台
57a,57bに対して喰い込むように働く。従つて両
リール台57a,57bの上記矢印a方向の回転に対し
てはブレーキが強く働くことになる。また両リール台5
7a,57bの矢印b方向の回転に対しては各引張バネ
136a,136bに抗して両ブレーキシユ一133a
,133bが両リール台57a,57bに対して逃げる
ように働く。従つて両リール台57a,57bの上記矢
印b方向の回転に対してはブレーキが弱く働くことにな
り、いわゆるリミツターブレーキ効果を有することにな
る。第13図は再生モード(記録モードも同様)を示し
たものであり、この時には当然再生釦5〔及び記録釦3
〕が押されている。
しかしてこの結果押釦レバー87によつて再生レバー9
0が引張バネ109に抗して図中左側にスライドされて
いる。
そしてこの再生レバー90の上記スライドにより両シフ
ターアーム76a,76bが夫々引張バネ120a,1
20bを介して支点ピン75a,75bを中心に図中時
計方向に回動される。この結果両テープシフター68a
,68bが力セツト9の上方に抜けて図に示された往動
位置へ移動される。すると両テープシフター68a,6
8bによりテープ14が力セツト9の上方に引出され、
このテープ14が図の如く両テープガイド66a,66
b及びヘツド62,63,64に夫々掛け渡された所定
のテープ走行路にローデイングされる。またこれとほS
同時に再生レバー90の上記スライドにより、カム穴1
28がピン127に対して図の如く偏倚される為、この
ピン127が斜面部128aの下方に落ち込む。この結
果ブレーキレバー123が引張バネ129により支点ピ
ン124を中心に図中時計方向に回動されて、そのブレ
ーキパツド125がこのバネ力によつて供給リール台5
7aの周面122aに図の如く圧着される。そしてこの
ブレーキレバー123の回動によりロツド126を介し
てテンシヨンアーム74が支点ピン73を中心に図中反
時計方向に回動される。この結果テンシヨン検出ピン6
7が力セツト9の上方に抜けてテープ14に図の如く押
圧される往動位置へ移動される。更にまたこれとほゾ同
時に再生レバー90の上記スライドにより、ピンチロー
ラアーム78が引張バネ115により支点ピンJモVを中
心に図中時計方向に回動される。この結果ピンチローラ
69が力セツト9の上方に抜けてテープ14をキヤプス
タン65に圧着する。かつまた上記再生レバー90のス
ライドにより、シーソーレバー101の突起112b部
分をこの再生レバー90が押圧する為、このシーソーレ
バー101が突起112c部分を回動支点として図の如
く反時計方向に回動される。この結果ピン102を介し
てブレーキ操作レバー93が図中左側へ引張バネ111
を抗してスライドされる。そしてこれによりその一方の
レバー押圧部142aが一方のブレーキ主レバー131
aのレバー受部141a部分を図中左方向へ押圧する為
、このブレーキ主レバー131aが引張バネ136aに
抗して支点ピン134aを中心に図中時計方向に回動す
る。するとブレーキシユ一133aが供給リール台57
aの周面122aから図の如く引き離される。一方この
時再生レバー90のレバー押圧部143が他方のブレー
キ主レバー131bのレバー受部141bを図中左方向
に押す為、このブレーキ主レバー131aが引張バネ1
36bに抗して支点ピン134bを中心に図中反時計方
向に回動する。するとブレーキシユ一133bが巻取り
リール台57bの周面122bから図の如く引き離され
る。しかしてこの時における両ブレーキ主レバー131
a,131bの回動ストロークは後述する早送りモード
及び巻戻しモードの時より大きく構成されている為、両
ブレーキシユ一133a,133bは両リール台57a
,57bに対して大きなストローク分引き離されること
になる。しかもこの時一方のブレーキ主レバー131b
の回動ストロークの方が他方のブレーキ主レバー131
aより若干大きい為、一方のブレーキシユ一133bの
方が他方のブレーキシユ一133aより両リール台57
a,57bに対する引き離しストロークが若干大きくな
つている。しかして上記再生レバー90によるモード切
換え動作と、キヤプスタン65へのピンチローラ69の
圧着と同時に、図示省略されたテープ駆動系により従来
公知の如くテープ14の走行が開始される。
即ちテープ14は供給リール12から引出されて、巻取
りリール13に巻取られるべく所定の速度で走行され、
再生ヘツド64によつて所望の再生が行なわれる。なお
記録モードであれば、消去ヘツド62及び記録ヘツド6
3の働きによつて所望の記録が行なわれることになる。
そしてこのテープ走行時にテンシヨン検出ピン67がテ
ープテンシヨンを常時検出して、テープ14のバツクテ
ンシヨンを自動的に調整する。
即ちテンシヨン検出ピン67は引張バネ129のバネカ
によつてテープ14に押圧されている為、テープ14の
テンシヨンが強まれば、このテンシヨン検出ピン67は
上記バネカに逆らつてテンシヨンアーム74を介して支
点ピン73を中心に図中時計方向に回動される。一方テ
ープ14のテンシヨンが弱まれば、このテンシヨン検出
ピン671yは上記バネカによつてテンシヨンアーム7
4を介して支点ピン73を中心に図中反時計方向に回動
される。
そしてこの時のテンシヨンアーム74の回動力はそのま
\ロツド126を介してブレーキレバー123に伝えら
れる為、このブレーキレバー123がテープテンシヨン
の強弱の変化に追随して支点ピン124を中心に回動さ
れる。しかしてこの時のブレーキレバー123の回動方
向はテンシヨのアーム74の回動方向と正反対となる為
、テープテンシヨンが強まる時には、このブレーキレバ
ー123は図中反時計方向に回動されて、ブレーキパツ
ド125の供給リール台57aに対する圧着力が弱まる
ことになる。一方テープテンシヨンが弱まる時には、こ
のブレーキレバー123は図中時計方向に回動されて、
ブレーキパツド125の供給リール台57aに対する圧
着力が強まることになる。以上によりテープ14のバツ
クテンシヨンが自動的に調整される。
但しこの場合はテープ14のテンシヨン変化に応じてバ
ツクテンシヨンを調整する方式であるから、供給リール
台57aに一定のブレーキカを与える、いわゆる定テン
シヨン方式のものと異なり、両リール12,13のテー
プ巻き径の変化によつてテープ14のテンシヨンが変化
するようなことがなくて、走行中のテープ14のテンシ
ヨンを終始安定した状態で保持出来る。従つてテープ1
4の走行が極めて安定し、再生及び記録の精度を非常に
高くすることが出来る。なお上記再生モード(又は記録
モード)のテープ走行途中で停止釦6が押されると、先
ずテンシヨン検出ピン67、両テープシフター68a,
68b1ピンチローラ69が力セツト9の各切欠き18
a,19a,19b,18b内の復動位置に復動され、
次にテープ14力幼セツト9の開口17内に引戻され、
かつこのテープ14が緊張された状態で停止されるよう
になつている。即ち停止釦6が押されると、再生釦5〔
及び記録釦3〕のロツクが解除され、再生レバー90及
びブレーキ操作レバー93が夫々引張バネ109,11
1によつて図中右側へ復動されるが、この再生レバー9
0の復動初期に、カム穴128の斜面部128aにピン
127が再び乗上げる為、ブレーキレバー123が支点
ピン124を中心に引張バネ129に抗して図中反時計
方向に回動され、ロツド126を介してテンシヨンアー
ム74が支点ピン73を中心に時計方向に回動されて、
テンシヨン検出ピン67が力セツト9の切欠き18a内
に復動される。
これと同時に両係合板118a,118bによつて両シ
フターアーム76a,76bが支点ピン75a,75b
を中心に夫々引張バネ120a,120bを介して図中
反時計方向に回動あれて、両テープシフター68a,6
8bが力セツト9の両切欠き19a,19b内に復動さ
れる。またこれと同時にストツパーピン116がピンチ
ローラアーム78を蹴り、これを支点ピンJモVを中心に
引張バネ115を抗して図中反時計方向に回動させ、ピ
ンチローラ69が力セツト9の切欠き18a内に復動さ
れる。しかして再生レバー90及びブレーキ操作レバー
93の上記復動に伴い両ブレーキ主レバー131a,1
31bも両引張バネ136a,136bにより夫々図中
反時計方向及び時計方向に回動されて、両ブレーキシユ
一133a,133bが両リール台57a,57bの周
面122a,122bに近づくことになるが、両ブレー
キ主レバー131a,131bが前述の如く当初大きな
ストローク分回動されていたが為に、上記の如くテンシ
ヨン検出ピン67、両テープシフター68a,68b、
ピンチローラ69が復動された時点、即ち再生レバー9
0及びブレーキ操作レバー93の復動初期時点では、両
ブレーキシユ一133a,133bは両リール台57a
,57bに未だ圧着されない。
従つてテンシヨン検出ピン67、両テープシフター68
a,68b、ピンチローラ69が復動位置に完全に復動
された後に、両ブレーキシユ一133a,133bが両
リール台57a,57bに圧着されることになり、この
間における巻取りリール13へのテープ巻取り作用でテ
ープ14が力セツト9の開口17内に自動的に引戻され
ることになる。
しかもこの際巻取りリール台57b側のブレーキシユ一
133bの方が、供給リール台57a側のブレーキシユ
一133aより若干遅れて圧着される上に、これらブレ
ーキシユ一133a,133bには前述したリミツター
ブレーキ効果がある為、供給リール台57a側にはブレ
ーキが早く利き、巻取りリール台57b側のブレーキが
遅く利くことになる。
従つて力セツト9の開口17内に引戻されたテープ14
は巻取りリール13の回転が停止した時点で緊張された
状態に走行を停止することになる。
第14図は早送リモートを示したものであり、この時に
は当然早送り釦4が押されている。しかしてこの結果押
釦レバー86によつて早送りレバー92が支点ピン10
0を中心に引張バネ114に抗して図中反時計方向に回
動されて、テープ駆動系が早送リモートに切換えられ、
テープ14が巻取りリール13に巻取られるべく高速で
走行される。なおこの際押釦レバー86によつてシーソ
ーレバー101の突起112a部分が押される為、この
シーソーレバー101が突起112c部分る回動支点に
して図中反時計方向に回動される。
これによりピン102を介してブレーキ操作レバー93
が引張バネ111に抗して図中左側ヘスラードされる。
この結果両ブレーキ主レバー131a,131b゛が夫
々引張バネ136a,136bに抗して図中時計方向及
び反時計方向に回動され、両ブレーキシユ一133a,
133bが両リール台57a,57bより引き離される
。しかしてこの時の両ブレーキシユ一133a,133
bの両リール台57a,57bに対する引き離しストロ
ークは再生モード時に比べて小さく構成されている為、
上記テープ14の早送り途中で停止釦6が押された時に
は、両ブレーキシユ一133a,133bは再生モード
時の時より早いタイミングで両リール台57a,57b
i1C↓着されて、両リール12,13の回転、ひいて
はテープ14の走行を素早く停止させることになる。
従つてテープ早送りによる頭出しは容易である。第15
図は巻戻しモードを示したものであり、この時には当然
巻戻し釦7が押されている。しかしてこの結果押釦レバ
ー89によつて巻戻しレバー91が引張バネ110に抗
して図中左側にスライドされて、テープ駆動系が巻戻し
モードに切換えられ、テープ14が供給リール12に巻
取られるべく高速で走行される。なおこの際押釦レバー
89によつてシーソーレバー101の突起112c部分
が押される為、このシーソーレバー101が突起112
a部分を回動支点にして図中時計方向に回動される。
これによりピン102を介してブレーキ操作レバー93
が早送リモート時と同様に引張バネ111に抗して図中
左側ヘスラードされる。早送りモード時と同様に両ブレ
ーキシユ一133a,133bが両リール台57a,5
7bが引き離される。しかしてこの時の両ブレーキシユ
一133a,133bの両リール台57a,57bに対
する引き離しストロークは早送リモートと同様に小さく
構成されている為、上記テープ14の巻戻し途中で停止
釦6が押された時には、両ブレーキシユ一133a,1
33bは早送りモードと同様に両リール台57a,57
bに素早く圧着されて、両リール12,13の回転、ひ
いてはテープ14の走行を素早く停止させることになる
従つてテープ巻戻しによる頭出しは早送りモード時と同
様容易に行なえる。本発明は上述の如く、再生レバーが
往動位置に往動されることによつて力セツト内のテープ
を引出して所定のテープ走行路を形成する一方、その引
出されたテープのテンシヨンをテンシヨン検出部材で検
出して供給リール台へ附与する制動力をブレーキレバー
にて制御するように構成し、再生レバーが復動位置に復
動されることによつてテープを力セツト内に引戻すと共
にテンシヨン検出部材も力セツト内に引戻してテープか
ら離間させる一方、ブレーキレバーを非作動位置へ移動
させてこのテープが力セツト内に引戻された状態でテー
プの高速送りを行えるように構成したものであるから、
テープカ幼セツト外に引出されて走行が開始されるとほ
マ同時に、テープのバツクテンシヨンを調整開始するこ
とが出来て、バツクテンシヨン調整の為の作動タイミン
グとして最も理想的なタイミングをとることが出来る。
しかも通常の定テンシヨン方式と異なり、テープのテン
シヨンの変化に追随してバツクテンシヨンを調整するも
のであるから、テープの巻き径の変化に拘わらずテープ
のテンシヨンを常に一定状態に保持出来て、テープの走
行を極めて安定させることが出来る。しかもテープの早
送り又は巻戻し時にはテープが力セツト内に引戻される
ため、テープに無理な負荷が加わらずテープが損傷され
るようなことは完全に防止出来る。それでいて一つの再
生レバーに関連させてテープシフト部材、バツクテンシ
ヨン用ブレーキレバー及びテンシヨン検出部材を連動さ
せるようにしたものであるから、これらの動作を簡単な
構成でしかも極めて確実に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を適用したテープレコーダの一実施例を示
すものであつて、第1図は全体の斜視図、第2図はラー
ジカセツトの斜視図、第3図はラージカセツトの断面図
、第4図は力セツトホルダーが復動位置に復動されてい
る状態の要部の側面図、第5図は力セツトホルダーが往
動位置に往動された時の要部の側面図、第6図は第4図
一線断面図、第7図は第5図一線断面図、第8図は力セ
ツトホルダーにラージカセツトが挿入された時点の要部
の断面図、第9図はラージカセツトが所定の装着位置に
装着された時点の要部の断面図、第10図及び第11図
は力セツト装着動作を説明する要部の側面図、第12図
は停止モードにおけるテープ走行系を説明するシヤーシ
を取除いた状態の要部の正面図、第13図〜第15図は
再生モード、早送リモート、巻戻しモードでの第12図
同様の正面図、第16図は第13図X−X線断面図であ
る。 また図面に用いられた符号において、9はラージカセツ
ト、12は供給リール、13は巻取りリール、14は磁
気テープ、17は開口、57a,57bはリール台、6
5はキヤプスタン、67はテンシヨン検出ピン、68a
,68bはテープシフター、69はピンチローラ、74
はテンシヨンアーム、90は再生レバー、123はバツ
クテンシヨン用ブレーキレバー、125はブレーキパツ
ド、128はガイド部であるカム穴、129は附勢手段
である引張バネである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)再生釦の押圧操作によつて附勢力に抗して往
    動される往復動自在の再生レバー、(b)この再生レバ
    ーの往復動に連動して往復移動され、往動されることに
    よつてカセット内のテープを引出して所定のテープ走行
    路を形成するテープシフト部材、(c)ブレーキパッド
    を供給リール台に接触させた作動位置とブレーキパッド
    を供給リール台から離間させた非作動位置との間で往復
    動自在に構成されると共に附勢手段によつて作動位置へ
    移動附勢されるように構成されたバックテンション用ブ
    レーキレバー、(d)上記再生レバーが復動位置にある
    時には上記ブレーキレバーをその附勢手段に抗して上記
    非作動位置へ移動させ、上記再生レバーが往動位置へ往
    動されることによつて上記ブレーキレバーをその附勢手
    段によつて上記作動位置へ移動させるようにこのブレー
    キレバーを制御すべく上記再生レバーに設けられたガイ
    ド部、(e)上記ブレーキレバーと連結され、このブレ
    ーキレバーの上記作動位置への移動に連動してカセット
    内からカセット外へ引出されて上記テープ走行路に引出
    されているテープと接触されるようになされたテンショ
    ン検出部材、を夫々具備し、 (f)上記再生レバーが往動位置に往動されることによ
    つてカセット内のテープを引出して所定のテープ走行路
    を形成する一方、その引出されたテープのテンションを
    上記テンション検出部材で検出して上記供給リール台へ
    附与する制動力を上記ブレーキレバーにて制御するよう
    に構成し、(g)上記再生レバーが復動位置に復動され
    ることによつてテープをカセット内に引戻すと共に上記
    テンション検出部材もカセット内に引戻してテープから
    離間させる一方、上記ブレーキレバーを上記非作動位置
    へ移動させてこのテープがカセット内に引戻された状態
    でテープの高速送りを行えるように構成したカセット式
    記録再生装置。
JP50098290A 1975-08-13 1975-08-13 カセツト式記録再生装置 Expired JPS5918776B2 (ja)

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