JPH07223154A - レンズ枠形状測定装置 - Google Patents

レンズ枠形状測定装置

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Publication number
JPH07223154A
JPH07223154A JP1383594A JP1383594A JPH07223154A JP H07223154 A JPH07223154 A JP H07223154A JP 1383594 A JP1383594 A JP 1383594A JP 1383594 A JP1383594 A JP 1383594A JP H07223154 A JPH07223154 A JP H07223154A
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JP
Japan
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lens frame
shaft
tracing stylus
displacement
movement
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Application number
JP1383594A
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English (en)
Inventor
Takashi Sato
隆 佐藤
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Topcon Corp
Original Assignee
Topcon Corp
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Publication date
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  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】装置本体の小型化を実現し得て、しかも、レン
ズ枠の湾曲の度合に拘らず上下方向の変位に伴う測定子
の外れを防止して信頼性の高い上下方向の測定結果を求
めることができるレンズ枠形状測定装置を提供する。 【構成】装置本体に設けられて水平面内で移動変移する
測定子保持部材351に測定子356が上下動自在且つ
回転動自在に保持され、測定子軸352と同軸上に位置
された測定子356の縁部が測定子保持部材351の水
平面内での移動変移に伴ってレンズ枠の内周面に形成さ
れたヤゲン溝に当接されつつ測定子軸352を上下動並
びに回転動させ、外壁面にラック358bを形成したラ
ック部材358が測定子軸352の上下動に連動すると
共に、ラック358bと噛み合うピニオン部材362を
介してエンコーダ360が測定子保持部材351の水平
面内での移動変移に追従しつつ測定子軸352の上下動
の移動量を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、メガネフレームのレン
ズ枠、またはレンズ枠形状から倣い加工された型板の形
状をデジタル測定する装置、特に、未加工眼鏡レンズを
レンズ枠または型板の形状に係る情報によって研削加工
する玉摺機と併用するに適したレンズ枠形状測定装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、メガネフレームのレンズ枠に
はレンズをはめ込むためのV字状のヤゲン溝が形成さ
れ、このヤゲン溝に測定子を内接させた状態で測定子を
ヤゲン溝に沿って移動させ、この測定子の移動軌跡を三
次元検出することにより、メガネフレームのレンズ枠形
状を測定するようにしたレンズ枠形状測定装置が知られ
ている。
【0003】図21及び図22は、このようなレンズ枠
形状測定装置の一例を示し、1はレンズ枠形状測定装置
の本体、2は水平方向に移動可能な可動ベース、3は可
動ベース2の上面2aに出力軸3aを突出させたパルス
モータ、4は可動ベース2に軸受5並びにプーリ4aを
介して回転自在に支持された回転ベース、6は出力軸3
aに固定されたプーリ3bと回転ベース4と一体のプー
リ4aとの間に張設されてパルスモータ3の駆動に連動
して回転ベース4を回転させる伝導ベルト、7,8は所
定間隔を存して回転ベース3に固定された発光ダイオー
ドとリニアイメージセンサである。
【0004】さらに、9a,9bは回転ベース3の両側
面から立設された保持板、10a,10bは保持板9
a,9b間に架設された案内レール、11は案内レール
10a,10bに摺動自在に支持された移動ブロック、
12は移動ブロック11の上下に延びる保持筒部11a
に多数のベアリング13,13…を介して回転可能且つ
上下動可能に保持された測定子軸、14は先端が測定子
軸12の軸線と同軸上に位置するように測定子軸12の
上端部に設けられた測定子、15は測定子軸12の下端
部に軸受16を介して保持された連結アーム、17は発
光ダイオード7とリニアイメージセンサ8との間に位置
するように連結アーム15の自由端部に固定されたスリ
ット(図示せず)を有する遮光板、18は遮光板17の
回転移動を防止するように移動ブロック11と連結アー
ム15との間に架設された回転防止ピン、19は回転ベ
ース4に回転自在に軸支されたドラム、20は移動ブロ
ック11を常時測定子14の先端側へ引っ張るようにド
ラム19に一端を固定された定トルクバネである。
【0005】このような構成においては、測定子14の
先端を図示しないレンズ枠のヤゲン溝に当接させ、この
状態からパルスモータ3の駆動により伝導ベルト6を介
して回転ベース4を回転させることにより測定子14の
先端がヤゲン溝に沿いつつ移動する。
【0006】このとき、移動ブロック11の案内レール
10a,10b上の移動に伴って遮光板17が案内レー
ル10a,10bに沿って移動すると共に、測定子軸1
2の上下動により遮光板17が上下方向に移動し、これ
らの各移動に伴って発光ダイオード7から遮光板17の
スリットを経てリニアイメージセンサ8に受光された移
動量でレンズ枠の動径並びにカーブが測定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したレ
ンズ枠形状測定装置にあっては、発光ダイオード7とリ
ニアイメージセンサ8とでレンズ枠の動径並びにカーブ
を検出するため、遮光板17の回転を防止するための回
転防止ピン18が別途必要となり、装置本体が大型化し
てしまうという問題が生じていた。
【0008】図23は、このような検出手段による装置
本体の大型化を解消した一例を示すもので、21は本体
22のベース23に立設されたガイドポスト、24はガ
イドポスト21に回転可能に支持された周端面に歯部2
4aを有する円板状のターンテーブル、25はベース2
3に支持台26を介して固定され且つターンテーブル2
4を回転させるように歯部24aと噛み合うピニオン2
7を回転軸25aに設けたモータ、28はベース23に
支持台29を介して固定され且つ歯部24aと噛み合う
ピニオン30を回転軸28aに設けた回転角度検出用の
エンコーダである。
【0009】また、31はターンテーブル24の上面2
4bに固定され且つローラ32を有するローラユニット
(図示左右に各2基の合計4基)、33はローラ32に
転動可能に嵌合するレール34,34を下面33aに設
けてローラ32の回転によりレール34,34の長手方
向に変位する可動ベース、35はターンテーブル24の
上面24bに支持台36を介して固定された半径変位検
出用のエンコーダである。
【0010】さらに、37は可動ベース33の側縁部に
固定されてエンコーダ35の回転軸35aに設けたギア
38と噛み合うラックプレート、39は可動ベース33
の上面33bの中央に立設された軸受、40は軸受39
に摺動自在且つ回転不能に挿通されて可動ベース33の
上下に貫通する測定子軸、41は測定子軸40の上端に
固定された測定子、42は測定子軸40の下部に形成さ
れたラック歯、43は可動ベース33の下面33aに固
定された上下変位検出用のエンコーダ、44はエンコー
ダ43の回転軸43aに設けられてラック歯42と噛み
合うピニオン、45は可動ベース33の下面33aと測
定子軸40の下端間に張設されて測定子軸40の上下方
向の位置を維持するバランススプリングである。
【0011】このような構成においては、測定子41の
先端を図示しないレンズ枠のヤゲン溝に当接させ、この
状態からモータ25の駆動によりターンテーブル24を
回転させることにより測定子41の先端がヤゲン溝に沿
いつつ移動する。
【0012】この際、ターンテーブル24の回転角がエ
ンコーダ28に検出され、ヤゲン溝の半径方向の変位が
エンコーダ35に検出され、ヤゲン溝の上下方向の変位
がエンコーダ43に検出され、これら各エンコーダ2
8,35,43の検出結果に基づいてレンズ枠の動径並
びにカーブが測定される。
【0013】しかしながら、このようなレンズ枠形状測
定装置にあっては、測定子41の上下方向の変位は許容
されているものの、レンズ枠の湾曲の度合が大きい程、
測定子軸40の回転を不能としているためにヤゲン溝か
ら測定子41が外れてしまう虞があるという新たな問題
が生じていた。
【0014】そこで、本発明は、装置本体の小型化を実
現し得て、しかも、レンズ枠の湾曲の度合に拘らず上下
方向の変位に伴う測定子の外れを防止して信頼性の高い
上下方向の測定結果を求めることができるレンズ枠形状
測定装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、装置本体に装着されて被
測定レンズ枠を有するメガネフレームを保持するフレー
ム保持手段と、前記装置本体に設けられ且つ前記メガネ
フレームを前記フレーム保持手段で保持した状態で水平
面内で移動変移させられる測定子保持部材と、該測定子
保持部材に上下動自在且つ回転動自在に保持された測定
子軸と、前記測定子保持部材の水平面内での移動変移に
伴って前記レンズ枠の内周面に形成されたヤゲン溝に前
記測定子軸と同軸上に位置された縁部を当接させつつ前
記測定子軸を上下動並びに回転動させる測定子と、前記
測定子軸の上下動の移動量を計測する上下移動計測手段
とを備えたレンズ枠形状測定装置であって、前記上下動
移動計測手段は、前記測定子軸に同軸上で上下動に連動
する上下動連動部材と、前記測定子保持部材の水平面内
での移動変位に追従し且つ前記上下動連動部材の上下変
位量を測定する変位量測定手段とを備えていることを要
旨とする。
【0016】
【作用】このような請求項1に記載の構成においては、
被測定レンズ枠を有するメガネフレームを保持するフレ
ーム保持手段が装置本体に装着され、メガネフレームを
フレーム保持手段で保持した状態で水平面内で移動変移
させられる測定子保持部材が装置本体に設けられ、測定
子が軸測定子保持部材に上下動自在且つ回転動自在に保
持され、測定子軸と同軸上に位置された測定子の縁部が
測定子保持部材の水平面内での移動変移に伴ってレンズ
枠の内周面に形成されたヤゲン溝に当接されつつ測定子
軸を上下動並びに回転動させ、上下動連動部材が測定子
軸と同軸に測定子軸の上下動に連動すると共に、上下動
連動部材の上下変位量を測定する変位量測定手段が測定
子保持部材の水平面内での移動変移に追従しつつ測定子
軸の上下動の移動量を計測する。
【0017】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0018】[第1実施例]図1は本発明に係るレンズ
枠形状測定装置を示す斜視図である。本装置は、大きく
3つの部分、すなわちメガネフレームの左右のレンズ枠
を同時に保持するフレーム保持部100(フレーム保持
手段)と、このフレーム保持部100を支持するととも
に、フレーム保持部100の測定面内への移送及びその
測定面内での移動を司る支持装置部200(装置本体)
と、メガネフレームのレンズ枠または型板の形状をデジ
タル測定する計測部300とから構成されている。 <フレーム保持部100>フレーム保持部100は、図
2乃至図5に示す様に、固定ベース150を有する。固
定ベース150は、辺151a,151aが設けられた
フランジ151,151を両側に有する。
【0019】フランジ151,151には、長手方向に
間隔をおいて一対のフレーム保持棒152,152が夫
々ネジ止めされている。尚、フランジ151,151の
フレーム保持棒152,152は、同軸に設けられてい
ると共に、互いに間隔をおいて対向させられている。
【0020】この固定ベース150の底板150aとフ
ランジ151の間には辺153a,153aを有する可
動ベース153が挿入されており、可動ベース153は
固定ベース150の底板150aに取り付けられた2枚
の板バネ154,154によって支持されている。
【0021】可動ベース153には2本の平行なガイド
溝155,155が形成され、このガイド溝155,1
55にスライダー156,156の突起156a,15
6aが係合されて、スライダー156,156が可動ベ
ース153上に摺動可能に嵌挿されている。
【0022】一方、可動ベース153の長手方向両側に
は円形開口157,157が形成され、各円形開口15
7の内周にはリング158が回動自在に嵌込まれてい
る。リング158の上面には2本のピン159,159
が植設され、このピン159,159のそれぞれはスラ
イダー156,156の段付部156b,156b(保
持面)に形成されたスロット156cに挿入されてい
る。
【0023】スライダー156,156の中央には、縦
状の切欠部156d,156d形成されており、この切
欠部156d,156d内に前述のフレーム保持棒15
2,152がそれぞれ挿入可能となっている。また、ス
ライダー156,156の上面には、スライダー操作時
に操作者が指を挿入して操作しやすくするための穴部1
56e,156eが形成されている。 <支持装置200>支持装置部200は筐体201上に
縦方向(測定座標系のX軸方向)に平行に設置されたガ
イドレール202a,202bを有する。このガイドレ
ール上には移動ステージ203が摺動自在に設置され、
移動ステージ203の下面には雌ネジ部204が形成さ
れており、この雌ネジ部204にはX軸用送りネジ20
5が螺合されている。X軸送りネジ205はパルスモー
タからなるX軸モータ206により回動される。
【0024】移動ステージ203の両側フランジ207
a,207b間には測定標系のY軸方向と平行にガイド
軸208が架設されており、このガイド軸208はフラ
ンジ207aに取り付けられたガイド軸モータ209に
より回転できるよう構成されている。ガイド軸208
は、その軸と平行に外面に一条のガイド溝210が形成
されている。なお、このガイド軸208の中心線を含む
水平面は基準測定面SOとなる。
【0025】ガイド軸208にはハンド211,212
が長手方向に摺動可能に支持されている。ハンド21
1,212の軸穴213,214にはそれぞれ突起部2
13a,214aが形成されており、この突起部213
a,214aが前述のガイド軸208のガイド溝210
内に係合され、ハンド211,212のガイド軸208
の回りの回転を阻止している。
【0026】一方のハンド211は互いに交わる二つの
斜面215,216を持ち、他方のハンド212も同様
に互いに交わる二つの斜面217,218を有してい
る。このハンド212の両斜面217,218が作る稜
線220はハンド211の斜面215,216の作る稜
線219と平行でかつ同一平面内に位置するように、ま
た、斜面217,218のなす角度と斜面215,21
6のなす角度は相等しいように構成されている。そして
両ハンド211,212の間には、図6に示すように、
バネ230が掛け渡されている。
【0027】この構成によって、ハンド211,212
間にフレーム保持装置100を保持させて、ガイド軸2
08をガイド軸モータ209で回動駆動させることによ
り、図7に示すように、ハンド211,212及びフレ
ーム保持装置100は基準測定面SOに対して上下に傾
斜回動させられる。
【0028】移動ステージ208の後側フランジ221
の一端にはプーリー222が回動自在に軸支され後側フ
ランジ221の他端にはプーリー223を有するY軸モ
ーター224が取り付けられている。プーリー223,
224にはスプリング225を介在させたミニチアベル
ト226が掛け渡されており、ミニチアベルト226の
両端にはハンド211の上面に植設されたピン227に
固着されている。
【0029】他方、ハンド212の上面には、鍔228
が形成されており、この鍔228はハンド212の移動
により移動ステージ208の後側フランジ221に植設
されたピン229の側面に当接するように構成されてい
る。
【0030】<計測部300>計測部300は、筐体2
01の下面に取り付けられたセンサーアーム回転モータ
301と、筐体201の上面に回動自在に軸支されたセ
ンサーアーム部302と、センサーアームモータ301
の回転軸に取り付けられたプーリー303と、センサー
アーム部302の回転軸304と、プーリー303,回
転軸304に掛け渡されたベルト305を有する。これ
によりモータ301の回転がセンサーアーム部302に
伝達される。
【0031】また、センサーアーム部302は、長手方
向両端にレール保持部材310a,310bを有するベ
ース310と、レール保持部材310a,310b間に
渡架された互いに平行な2本のレール311,311
と、レール311,311上を長手方向に移動するセン
サーヘッド部312と、センサーヘッド部312の一側
面に取り付けた磁気スケール読取りヘッド313と、レ
ール311と平行に取り付けられて磁気スケール読み取
りヘッド313によるセンサーヘッド部312の移動量
を読取検出させるための磁気スケール314と、センサ
ーヘッド部312を常時アーム端側面へ引っ張るバネ装
置315を有する。
【0032】バネ装置315は、図8に示す様に、ベー
ス310のレール保持部材310aに取り付けられたケ
ーシング317と、ケーシング317内に設けられた電
磁マグネット318と、電磁マグネット318の軸穴内
にその軸線方向に摺動可能に嵌挿されたスライド軸31
9を有する。尚、スライド軸319はレール311と直
交する方向に延びている。
【0033】スライド軸319は鍔320,321を有
し、鍔320とケーシング317との間には引っ張りバ
ネ323が介装されて、スライド軸319を常時左方に
付勢している。スライド軸319の端部にはクラッチ板
324,325が回動可能に軸支され、クラッチ板32
4,325間にはスライド軸319に捲回したぜんまい
バネ316が配設されている。
【0034】ぜんまいバネ316は、一端がクラッチ板
324に固着され、他端がセンサヘッド部312に固定
されて、センサヘッド部312をレール保持部材310
a側に付勢している。
【0035】また、両クラッチ板324,325間には
スライド軸319に捲回した圧縮バネ326が介装され
ている。この圧縮バネ326は、常時、クラッチ板32
4,325の間隔を広げて、ぜんまいバネ316とクラ
ッチ板325との接触を妨げている。さらに、スライド
軸319の端部にはワッシャー327が取り付けられて
いる。
【0036】センサーヘッド部312は、長手方向に移
動自在にレール311に支持されたスライダー350
と、図9に示すように、スライダー350に保持された
測定子保持部材351と、測定子保持部材351に上下
動自在且つ回転動自在に保持された測定支軸352とを
備えている。
【0037】測定子保持部材351は、図9乃至図11
に示すように、スライダー350に固定される中空の固
定筒部材353と、固定筒部材353の内周面に固定さ
れた筒状カラー354と、筒状カラー354の内周面と
測定子軸362の外周面との間に位置して測定子軸35
2の上端にアーム355並びに測定子連結部材400を
介して装着した測定子356と一体に測定子軸362の
上下動並びに回転動を許容するスライド筒体357と、
固定筒部材353の下端を挿通したラック部材358
(上下動連動部材)とを備えている。
【0038】固定筒部材353にはスライダー350の
上面に位置して図示しないネジ等の固定手段を介して固
定筒部材353を固定させるためのフランジ353aが
形成されている。また、固定筒部材の外周面にはラック
部材358の上方移動(後述する)を阻止するストッパ
用の段部353bが形成されている。さらに、固定部材
353の下部は半割形状を呈していると共に、この半割
部分の中途部より下方には測定子軸352の下部を摺動
可能に直接支持する溝部353cが形成されている。
【0039】スライド筒体357には、図11(b)に
示すように、測定子軸352の外周面と筒状カラー35
4の内周面とに跨る複数のボールベアリング359,3
59…が保持されている。これにより、測定子軸352
の鉛直軸線回りの回動及び鉛直軸線方向の移動をスムー
ズにしていると共にスライド筒体357の上下変移量に
対して測定子軸352の上下変移量が2倍となってい
る。また、スライド筒体357の上下端には環状のフラ
ンジ357a,357bが形成されている。このフラン
ジ357a,357bは、図11(c)に示すように、
測定子軸352の下死点位置のストッパとなるように、
アーム355と固定筒部材353とに当接する。
【0040】ラック部材358は固定筒部材353の同
軸上に位置していると共にスライダー350に形成され
た一対のフランジ350a(一方のみ図示)に外壁が支
持されている。なお、このフランジ350aはラック部
材358の上下変移を許容し且つその回転を規制する。
また、ラック部材358には外壁に開口するスリット3
58aが形成されている。このスリット358aには測
定子軸352の下端に突設されたピン352aが挿入さ
れ、この挿入により回転し軸352の上下変移に連動し
てラック部材358が上下変移する。さらに、ラック部
材358の他の外壁にはラック358aが形成されてい
る。
【0041】このラック358aには、図10に示す様
に、スライダー350に固定されて測定子保持部材35
1の水平面内での変移に追従するエンコーダ360(変
位量測定手段)の回転軸361に固定されたピニオン部
材362のピニオン362aが噛み合う。尚、ラック部
材358と、ピニオン部材362を含めたエンコーダ3
60とは上下動移動計測手段を構成している。
【0042】ピニオン部材362の固定部362bには
一端をエンコーダ360に固定されたブラケット363
に固定したコイルスプリング364の他端が固定部36
2bに巻き付けられた状態で固定されている。
【0043】このコイルスプリング364は、測定子3
56からラック部材358に至る各部材の総重量に基づ
く荷重を相殺する方向、すなわち、これら各部材を持ち
上げる(実際には持ち上げない)方向に付勢設定されて
いて、これら各部材の総重量による測定子356の上下
変移を妨げないようになっている。尚、コイルスプリン
グ364を固定部362bに巻き付けたことにより、そ
の付勢力は略均一なものとなっている。また、ブラケッ
ト363を廃止してコイルスプリング364の一端(ブ
ラケット363側)をスライダー350に固定してもよ
い。
【0044】ところで、ラック部材358は、図12に
示すように、円柱形状を呈するラック部材358’とし
てもよい。この場合、ラック部材358のスリット35
8a並びにスライダー350のフランジ350aに該当
するものはなくてもよく、測定子軸352の上下変移並
びに回転に連動させてもよい。
【0045】従って、ラック部材358’の壁面に形成
されるラック358bは、その外周面に渡って形成され
る。尚、図12において、上述した図9乃至図11に対
応した部材には同一の符号を付してその説明を省略す
る。
【0046】アーム355は、一端が測定子軸352に
固定された水平部352aと、水平部355aの他端に
上方に向けて垂直に連設された垂直部355bとからL
字状に形成されている。
【0047】測定子連結部材400は、図13乃至図1
5に示す様に、水平部355aに沿う方向に配設された
板状部材402と、板状部材402の基端に一体に設け
られた回転軸403と、板状部材402の上面に固着さ
れたバネ板404と、バネ板404上に固着された押え
板405を有する。
【0048】また、垂直部355bには、図15
(a),(b)に示すように、その上端に取付孔355
cが形成され、取付孔355cの両端部内にはフランジ
406a,406aを有するリング状のベアリング40
6,406が嵌合されている。
【0049】ベアリング406,406内には回転軸4
03が嵌合され、この回転軸403には固定ネジ407
が螺着されている。この固定ネジ407と板状部材40
2の端部との間でベアリング406,406の回転部4
06b,406bが保持されている。尚、回転軸403
の軸線O1は、測定基準面SOと平行に設けられている
と共に、測定子軸352の軸線O2と直交させられてい
る。
【0050】また、測定子356はバネ板404の先端
部を挟んで配置され且つ断面形状が台形状に形成された
半割の測定子部材356a,356bから構成されてい
る。測定子部材356aの中央には取付軸356cが形
成され、測定子部材356bの中央には取付穴356d
が形成されている。また、バネ板404の先端部には図
14,図15(d)に示した如く取付孔408が形成さ
れている。
【0051】しかも、取付軸356cは、バネ板404
の取付孔408に挿通されていると共に、測定子部材3
56bの取付穴356dに軽圧入により嵌着されてい
る。
【0052】この様にして、測定子部材356a,35
6b、即ち測定子356は、バネ板404の先端部に回
転自在に保持されている。尚、測定子356の先端は、
測定子軸352の軸線(中心線)O2上に位置する様に
なっている。
【0053】上述のレンズ枠形状計測装置は図16に示
した演算制御回路600により作動制御される。以下、
このレンズ枠保持及び演算制御回路600による作動制
御を説明する。
【0054】[レンズ枠保持]まず、図2に示したスラ
イダー156,156の穴部156c,156cに指を
挿入してスライダー156,156の互いの間隔を十分
開くと共に、スライダー156,156を図5に示した
状態から図3に示した状態まで板バネ154,154の
弾発力に抗して下方に押圧することにより、保持棒15
2とスライダー156,156の段付部156b′,1
56bとの間隔を十分開ける。
【0055】その後、この間隔内にメガネフレーム50
0の測定したい方のレンズ枠501を挿入し、レンズ枠
501の上側リムと下側リムがスライダー156,15
6の内壁に当接するようにスライダー156,156の
間隔を狭める。
【0056】本実施例においては、スライダー156,
156はリング158による連結構造を有しているた
め、スライダー156,156の一方の移動量がそのま
ま他方のスライダーに等しい移動量を与える。次に、レ
ンズ枠501の上側リムの略中央が保持棒152の下方
に位置するようにフレームを滑り込ませた後、スライダ
ー156,156から操作者が手を離すと可動ベース1
53は板バネ154,154の弾発力により上昇して、
レンズ枠501は図4,図7に示した如く段付部156
b,156bと保持棒152,152とにより挟持され
る。この際、フレーム500がレンズ枠501の幾何学
的略中心点とフレーム保持装置100の円形開口157
の中心点157aとをほぼ一致させるように保持され
る。
【0057】このとき、レンズ枠501のヤゲン溝の頂
点501aから固定ベース150のフランジ151の辺
151aまでの距離dと可動ベース153の辺153a
までの距離dは等しい値をとるように構成されている。
【0058】次に、このようにしてフレーム500を保
持したフレーム保持部100を支持装置200の予め所
定の間隔に設定したハンド211,212間に挿入した
後、Y軸モータ224を所定角度回転させる。Y軸モー
タ224の回転によりミニチアベルト226が駆動さ
れ、ハンド211が左方に一定量だけ移動され、フレー
ム保持部100及びハンド212も左方移動を誘起さ
れ、鍔228がピン229より外れる。
【0059】これと同時に、フレーム保持部100は、
図6に示す様に、引張りバネ230により両ハンド21
1,212で挟持される。このとき、フレーム保持部1
00の固定ベース150のフランジ151の辺151
a,152aはそれぞれハンド211の斜面215とハ
ンド212の斜面217に当接され、可動ベース153
の両辺153a,153aはそれぞれハンド211の斜
面216とハンド212の斜面218に当接される。
【0060】本実施例においては、上述した様にメガネ
枠501のヤゲン溝の頂点501aから辺151aから
辺153aそれぞれへの距離dは互いに等しいため、フ
レーム保持装置100はハンド211,212に挟持さ
れると、レンズ枠501のヤゲン溝頂点501aが両ハ
ンドの稜線219,220が作る基準面S上に自動的に
位置される。
【0061】さらに、ガイド軸回転モータ209の所定
角度の回転により、フレーム保持部100が図7の二点
斜線で示す位置へと旋回し、基準面Sは計測部300の
測定子356の初期位置(基準測定面SO)と同一平面
で停止する。
【0062】[レンズ枠への測定子配置]次に、Y軸モ
ータ224をさらに回転させてフレーム保持部100を
保持したハンド211,212をY軸方向に一定量移動
させ、フレーム保持部100の円形開口中心点159a
と計測部300の回転軸304中心とを概略一致させ
る。このとき、移動の途中で測定子356はレンズ枠5
01のヤゲン溝502に当接する。
【0063】[レンズ枠形状測定]この状態で、図示し
ない測定開始ボタンをONさせて測定を開始させると、
演算制御回路600はモータ301を回転駆動制御す
る。
【0064】この回転駆動制御により、測定子356は
軸線O2回りに回転しながらヤゲン溝502に沿って移
動させられると、この移動に伴って傾斜するヤゲン溝5
02の壁面から測定子356に作用するヤゲン溝502
に沿う方向への力により、測定子保持部材400及び回
転軸403がベアリング406により軸線O1回りに回
動させられて、測定子356が図19(a)の如くヤゲ
ン溝502に沿う方向に傾斜し、測定子356がヤゲン
溝502に図19(b)の如く完全に係合することにな
る。尚、図19(b)は説明の便宜上、測定子356の
構造を省略して図示している。
【0065】一方、演算制御回路600は、まず、モー
タ301を予め定めた単位回転パルス数毎に回転させ
る。
【0066】これにより、センサーヘッド部312はメ
ガネフレーム500の形状、すなわちレンズ枠501の
動径にしたがってレール311,311上を移動し、そ
の移動量は磁気スケール314と磁気スケール読取りヘ
ッド313により読みとられる。これにより、モータ3
01の回転角θと磁気スケール読取りヘッド313から
の読取り角ρとからレンズ枠形状は(ρn,θn)(n=
1,2,3…N)として計測される。
【0067】ここで、この計測は前述したように、図1
7に示すように、回転軸304の中心Oはレンズ枠50
1の幾何学中心と概略一致させて測定したものである。
【0068】そして、この計測後、計測データ(ρn
θn)を極座標一直交座標変換した後のデータ(Xn,Y
n)からX軸方向の最大値をもつ被計測点B(xb
b)、X軸方向で最小値をもつ被計測点D(xd
d)、Y軸方向で最大値をもつ被計測点A(Xa
a)及びY軸方向で最小値をもつ被計測点C(xc,y
c)を選び、レンズ枠の幾何学中心O0を、 O0(x0,y0)=((xb+xd)/2,(ya+yc
/2)…(1) として求めた後、演算制御回路600により、幾何学中
心O0における測定値(0ρn0θn)(n=1:2:3
…N)を求める。
【0069】尚、x0、y0値に基づいてx軸モータ20
6とY軸モータ224を駆動させ、ハンド211,21
2で挟持されたフレーム保持部100を移動し、これに
よりレンズ枠501の幾何学中心O0をセンサーアーム
302の回転中心Oと一致させ、再度レンズ枠形状を測
定し、幾何学中心O0における測定値(0ρn0θn)を
求めることもできる。
【0070】<動径情報(ρn,θn)に対するZ軸方向
のデータznの計測>上述の幾何学中心O0に基づくレン
ズ枠形状の計測時には、エンコーダ360によりZ軸方
向の測定子356の移動量も同時に計測される。これに
より結局レンズ枠形状は(0ρn0θn,Zn)(n=
1,2,3…N)の三次元情報が得られることとなる。
【0071】図16は本願のレンズ枠形状測定装置の演
算制御回路のブロック図である。ドライバ回路601乃
至604はそれぞれX軸モータ206、Y軸モータ22
4、センサーアーム回転モータ301、ガイド軸回転モ
ータ209に接続される。ドライバ601〜604はシ
ーケンス制御回路610の制御のもとにパルス発生器6
09から供給されるパルス数に応じて上記各パルスモー
タの回転駆動を制御する。
【0072】磁気スケール読取りヘッド313の移動量
は読取り出力カウンタ605で計数されて比較回路60
6に入力される。比較回路606は基準値発生回路60
7からの動径変化範囲aに相当する信号とカウンタ60
5からの計数値の変化量とを比較し、計数値が範囲a内
にあるときはカウンタ605の計数値ρn及びパルス発
生器609からのパルス数をセンサーアーム355の回
転角に変換し、その値θnとを組として(ρn,θn)を
データメモリ611へ入力してこれを記憶させる。
【0073】<動径情報(ρn,θn)に対するZ軸方向
のデータznの計測>次に、シーケンス制御回路610
はゲート回路612を演算回路613側へ切換え、デー
タメモリ611に記憶されている動径情報(ρn,θn
に基づいてレンズ枠501の幾何学中心O0を演算させ
て、そのデータをシーケンス制御回路610へ入力させ
る。シーケンス制御回路610は演算回路618からの
データに基づいて前述の(1)式からx0、y0を求め、
ドライバ601,608に必要なパルス数を入力してモ
ータ206,224を駆動し、レンズ枠500の中心を
センサーアーム302の回転中心に一致させる。
【0074】これと同時にシーケーンス制御回路610
はカウンタ回路615を指令し、Z軸エンコーダ360
からのデータを計数するよう指令する。そしてZ軸方向
データを含むレンズ枠形状情報(0ρn0θn,zn)を
計測し、このデータをデータメモリ611に記憶させ
る。
【0075】ここで、もし、カウンタ605からの計数
値ρnまたは0ρnが基準値発生回路607からの出力さ
れる動径変化範囲aより大きいときは、比較回路606
はその旨をシーケンス制御回路610に出力し、この出
力を受けた回路610はドライバ608を作動させてバ
ネ装置315の電磁マグネット318を励磁させ、測定
子356の移動を阻止すると共に、ドライバ604への
パルス供給を停止し、モータ301の回転を防止する。
【0076】これによってメガネフレーム500を傷つ
けず、また、測定子356及びアーム355の変形また
は破損を防止することができる。
【0077】[玉摺機等へのデータ供給]このようにし
て得られて、データメモリ611に記憶されたレンズ枠
形状情報(0ρn0θn,zn)は、必要に応じゲート回
路612の切換により、例えば、本出願人が先に出願し
たところの特願昭58−225197で開示したデジタ
ル玉摺機や型取機あるいはフレームの型状が設計値通り
に加工されているか否かを判定する判定装置等へ供給さ
れ、データメモリ611に記憶されたレンズ枠形状情報
0ρn0θn,zn)のZn情報からレンズ枠のカーブ値
cを必要に応じ演算回路613で求めることができる。
【0078】その演算は、図18(A)及び図18
(B)に示すように、レンズ枠上の少なくとも2点a、
bにおける動径ρiA、ρiBと、この2点のZ軸方向のセ
ンサーヘッド移動値ZA、ZBから、レンズ枠501のヤ
ゲン軌跡を含む球体SPの曲率半径Rを R2=ρiA 2+(Z0−ZA22=ρIB 2+(Z0−ZA2 …(2) から求め、ヤゲンのカーブ値cは、求められたRから C={(n−1)/R}×1000 …(3)(定数n
=1.523) として実行される。
【0079】なお、シーケンス制御回路はプログラムメ
モリ614に内蔵のプログラムによって上述の計測ステ
ップを実行する。
【0080】また、このようにして得られたデータをも
とに加工された仕上がりサイズのレンズLは、図19
(c)に示す様に寸法dとほぼ同じ寸法に加工されるこ
とになる。尚、図19(c)では説明の便宜上、レンズ
Lの仕上がりサイズと真の大きさdとを若干異ならせて
図示したが、実際にはレンズLの仕上がりサイズと真の
大きさdとは殆ど同じサイズに形成されることになる。
【0081】また、回転軸403をプーリ及びワイヤを
介してロータリーエンコーダに連動させると共に、ロー
タリーエンコーダからの出力信号を演算制御回路600
に入力して、この信号を基に演算制御回路600により
測定子356の傾斜角を演算させることにより、メガネ
フレーム500のレンズ枠501がどの程度基準測定面
SOに対して傾斜しているかを知ることができ、よりレ
ンズ枠501の形状に合った形状測定が可能となるよう
にすることもできる。
【0082】[第2実施例]図20は、この発明の第2
実施例、すなわち、プーリ303とベルト305でモー
タ301の回転をベース310に伝達させると共に、磁
気スケール読取ヘッド313と磁気スケール314から
なるヘッド移動量検出手段を設けた上記実施例の他の例
を示したものである。
【0083】本実施例では、ベース310を図20に示
した如く円盤状に形成して、ベース310の周面にギヤ
部370を設けたベース歯車とし、このギヤ部370に
モータ301の出力軸301aに設けた駆動ギヤ301
bを噛合させることにより、モータ301の回転をベー
ス310に伝達するようにしている。図20中、Oで示
された部分が図3に示した回転軸304で回転自在に筺
体201に支持されることになる。
【0084】また、ヘッド移動量読取手段としては、ベ
ース310の下面に固定され且つ出力軸312aがベー
ス310を貫通するロータリーエンコーダ312bと、
レール311と平行にセンサーヘッド部312に固定さ
れたラック312cと、出力軸312aに固定され且つ
ラック312cに噛合するピニオン312dを備えてい
る。
【0085】この場合、センサーヘッド部312がレー
ル311に沿って移動すると、ラック312cによりピ
ニオン312dが回転して、ロータリーエンコーダ31
2bがセンサーヘッド部312の移動量を検出して検出
信号を出力する。この検出信号は移動量検出回路615
を介してデータメモリ611に入力される。
【0086】尚、図20では、本発明の第2実施例に係
わるスライダー350よりも上方に位置する部材、即
ち、測定子356、測定子軸352、スライド筒体35
7、筒状カラー354のみを概略的に図示したが、実際
には、図9乃至図11または図12に開示したものが使
用されている。また、図20中、372はベース310
に設けられたスリット、310a,310bはベース3
10上に固定され且つレール311,311の両端を保
持するレール保持部材、700は互いに対向するライン
LED702とライン上エリアCCD703とにより左
右のレンズ枠501,501の間の距離を測定するため
のレンズ枠間距離測定手段、803はベース310の周
縁部に固定され且つ一部が周縁から突出する遮光板であ
る。
【0087】
【効果】この発明は、以上説明したように構成したの
で、装置本体の小型化を実現し得て、しかも、レンズ枠
の湾曲の度合に拘らず上下方向の変位に伴う測定子の外
れを防止して信頼性の高い上下方向の測定結果を求める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ枠形状測定装置を示す斜視図で
ある。
【図2】フレーム保持装置とメガネとの関係を示す斜視
図である。
【図3】フレーム保持装置の作用説明図である。
【図4】フレーム保持装置にメガネを保持させた状態を
示す作用説明図である。
【図5】図2のAーA線に沿う断面図である。
【図6】支持装置部と測定子との関係を示す断面図であ
る。
【図7】支持装置部の作用を示す模式図である。
【図8】バネ部材の断面図である。
【図9】測定子軸保持部材の外観を示す要部の斜視図で
ある。
【図10】上下動移動計測手段の外観を示す要部の斜視
図である。
【図11】(a)は上死点状態の測定子軸保持部材の正
面図、(b)は測定子軸保持部材の縦断面図、(c)は
下死点状態の測定子軸保持部材の正面図である。
【図12】測定子軸保持部材の変形例を示す要部の斜視
図である。
【図13】測定子取付部の斜視図である。
【図14】測定子保持部材と測定子の分解斜視図であ
る。
【図15】(a)は測定子取付部の一部を破断した平面
図、(b)は測定子取付部の一部を破断した側面図、
(c)は測定子取付部の正面図、(d)は(a)のA−
A線に沿う測定子取付部の要部の拡大断面図である。
【図16】レンズ枠形状測定装置の制御回路である。
【図17】レンズ枠の計測値からその幾何学中心を求め
る為の模式図である。
【図18】(A),(B)はレンズ枠のカーブ値Cを計
算するための説明図である。
【図19】(a)はレンズ枠形状測定装置による測定子
の作用説明図、(b)は(a)のB−B線に沿う断面
図、(c)はレンズ枠形状測定装置により測定されたレ
ンズ枠形状データに基づいて研削加工されたレンズとレ
ンズ枠との説明図である。
【図20】レンズ枠形状測定装置の第2実施例を示す要
部の斜視図である。
【図21】従来のレンズ枠形状測定測定の一例を示す要
部の斜視図である。
【図22】図21に示したレンズ枠形状測定測定の要部
の正面図である。
【図23】従来のレンズ枠形状測定測定の他例を示す要
部の正面図である。
【符号の説明】
100…フレーム保持手段 200…装置本体 351…測定子保持部材 352…測定子軸 356…測定子 358…ラック部材(上下動連動部材) 358b…ラック 360…エンコーダ(変位量測定手段) 362…ピニオン部材 500…メガネフレーム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体に装着されて被測定レンズ枠を有
    するメガネフレームを保持するフレーム保持手段と、 前記装置本体に設けられ且つ前記メガネフレームを前記
    フレーム保持手段で保持した状態で水平面内で移動変移
    させられる測定子保持部材と、 該測定子保持部材に上下動自在且つ回転動自在に保持さ
    れた測定子軸と、 前記測定子保持部材の水平面内での移動変移に伴って前
    記レンズ枠の内周面に形成されたヤゲン溝に前記測定子
    軸と同軸上に位置された縁部を当接させつつ前記測定子
    軸を上下動並びに回転動させる測定子と、 前記測定子軸の上下動の移動量を計測する上下移動計測
    手段とを備えたレンズ枠形状測定装置であって、 前記上下動移動計測手段は、前記測定子軸に同軸上で上
    下動に連動する上下動連動部材と、前記測定子保持部材
    の水平面内での移動変位に追従し且つ前記上下動連動部
    材の上下変位量を測定する変位量測定手段とを備えてい
    ることを特徴とするレンズ枠形状測定装置。
  2. 【請求項2】前記上下動移動計測手段は、前記測定子軸
    に同軸上で上下動に連動し且つ外壁面にラックを形成し
    たラック部材と、前記測定子保持部材の水平面内での移
    動変移に追従し且つ前記ラックと噛み合うピニオン部材
    を有するエンコーダとを備えていることを特徴をする請
    求項1に記載のレンズ枠形状測定装置。
  3. 【請求項3】前記ピニオン部材には、該ピニオン部材に
    加わる前記ラック部材からの荷重を相殺するように周方
    向に付勢設定されたコイルスプリングが同軸上に巻き付
    けられていることを特徴とする請求項2に記載のレンズ
    枠形状測定装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000304530A (ja) * 1999-03-16 2000-11-02 Natl Optronics Inc 眼鏡フレームのレンズマウント、レンズ、又はレンズパターンのトレース装置及びその方法
JP2009300427A (ja) * 2008-05-14 2009-12-24 Topcon Corp 玉型形状測定装置及び玉型形状測定方法
JP2010085237A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Topcon Corp 玉型形状測定方法及びその装置

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