JP2002122090A - ドレン排水ポンプ - Google Patents

ドレン排水ポンプ

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JP2002122090A
JP2002122090A JP2000313489A JP2000313489A JP2002122090A JP 2002122090 A JP2002122090 A JP 2002122090A JP 2000313489 A JP2000313489 A JP 2000313489A JP 2000313489 A JP2000313489 A JP 2000313489A JP 2002122090 A JP2002122090 A JP 2002122090A
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道夫 小俣
Masahiko Yoshida
雅彦 吉田
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドレン排水ポンプにおいて、ポンプ室の上側
部を形成するポンプ本体と下側部を形成する底面体との
接続部分に水掻き音が発生するのを防止して、ドレン排
水ポンプの静音化をはかる。 【解決手段】 ドレン排水ポンプのポンプ室1を、上面
部と周壁部とをポンプ本体7で形成する一方、ポンプ室
1の下面部を周壁部の下縁面に接合可能な上縁面を有す
る底面体2で形成し、底面体2に吸入口3を突設し、ポ
ンプ本体7の側面に吐出口4を一体的に設け、底面体2
とポンプ本体7との接合部分19をポンプの排水時に発
生する気液の境界である自由表面120の液中に常に沈
む位置に設ける構成とすることにより、接合部分19に
配設されている0リング6の下側の隙間での空気と排水
との入れ替わり現象をなくし、接合部分19の隙間での
水掻き音の発生を防止してドレン排水ポンプの騒音、振
動の低減化を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水ポンプ、特に
空調機の室内ユニットの熱交換器表面等で結露するドレ
ンを機外に排水するのに好適なドレン排水ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】空調機の冷房運転時には、室内ユニット
の熱交換器の表面には空気の冷却により多量の結露を生
じるので、このドレンを機外に排水する必要がある。そ
のために、一般に、空調機の底部にドレンを収集するド
レンパンを設け、ここに排水ポンプを取り付け、この排
水ポンプを適宜運転し、ドレンを機外、あるいは室外に
排水するようにしている。そして、そのための排水ポン
プとして各種のものが用いられている。
【0003】このようなドレン排水ポンプの1例とし
て、図11、図12に示すように、ドレン排水ポンプ1
00は、ポンプ本体102とモータ113とを備え、ポ
ンプ本体102は、内面が中空の円筒形のポンプ室10
1を備えるとともに、ポンプ室101には下端に吸入口
103が形成され、上方の側部に排出口104が形成さ
れている。排出口104には排出管(図示せず)が連結
されている。ポンプ本体102の上方開口部には、Oリ
ング106を介して止めネジ及びスナップフィット(図
示せず)によりカバー108が固定されている。カバー
108の中央には水切り部109が形成されており、水
切り部109の上方中心部には開口110が形成されて
いる。
【0004】カバー108の上面は、ポンプ室101か
ら漏出したドレンを貯留するために皿型に形成されてい
る。符号108aはカバー108の上面を皿型に形成す
るために突設された周壁を示している。更に、カバー1
08の上面に、支柱112が突設され、この支柱112
にはモータ113が固定されている。
【0005】モータ113の回転軸114は、下方に突
出してカバー108の開口110を貫通し、ポンプ室1
01に配設されているインペラ120に固定されてい
て、モータ113の駆動時には、回転軸114を介して
インペラ120がポンプ室101内で回転するようにな
っている。回転軸114の開口110の上方には水切り
板115が取り付けられており、ポンプ停止時のドレン
ホース内の戻り水がインペラ120の上方から回転軸1
14の外周を伝わって上昇し、モータ内にドレン水が入
ることを防止する構成となっている。
【0006】ポンプ本体102を形成する円筒状のハウ
ジング122とカバー108との接合部分107に、O
リング挿入溝123が形成され、このOリング挿入溝1
23にOリング106が挿入配置されていて、径方向シ
ール形式でポンプ本体102とカバー108との間をシ
ールし気密性を確保するようになっている。
【0007】このドレン排水ポンプ100は、ポンプ本
体102を円筒状のハウジング122で形成し、該円筒
状のハウジング122の上方の側部に排出口104を設
ける構成となっているため、ハウジング122とカバー
108との接合部分107が図11に示すように、必然
的に排出口104よりもモータ113側となる構成とな
っている。したがって、Oリング挿入溝123も、当然
に排出口104よりもモータ113側に形成されること
になる。
【0008】前記従来のドレン排水ポンプ100では、
インペラ200がポンプ室101内で回転すると、ポン
プ本体102の下端に設けられている吸込口103に連
通するドレンパン(図示せず)のドレンがポンプ室10
1に吸上げられ、補助羽根200aの回転によって撹拌
され、遠心力を付与されてポンプ室101の逆円錐形内
面に沿って上昇する。この時、ポンプ室101内にはカ
バー108の中心部上方の開口110から外気が導入さ
れるので、ポンプ室101内のドレン水はその中心がほ
ぼ放物面をなす自由表面(後述の図9、10に符号12
0で示す)を形成する。
【0009】補助羽根200aの回転によって撹拌さ
れ、遠心力を付与されてポンプ室101の逆円錐形内面
に沿って上昇するドレン水は、更にポンプ室101の内
面に沿って上昇し、インペラ200によって高速で撹拌
されて大きな速度エネルギーが与えられ、その速度エネ
ルギーはポンプ室101の内壁を押圧する圧力エネルギ
ーに変換され、ドレン水は、ポンプ室101の上方側面
の排出口104から外部に排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】一般に、前記構成のド
レン排水ポンプでは、図9と図10とにより後述するよ
うに、排水高さ(揚程)によって、自由表面の大きさが
変化する。ところで、前記の従来のドレン排水ポンプで
は、ハウジング122とカバー108との接合部分が、
排出口104よりもモータ113側となる構成となって
いる。
【0011】前記接合部分107がこのような位置であ
ると、接合部分に配設されている0リング106の下側
の隙間(図12に符号Zで示す)に空気と排水との混合
する部分が形成されてしまう。排水高さ(揚程)によっ
て自由表面の大きさが変化すると、自由表面の大きさの
違いによって、前記の隙間に空気と排水との出入りがあ
り、このことが水掻き音の発生の原因となっている、と
いう課題がある。
【0012】このほか、前記接合部分107は、ポンプ
室内のインペラよりもモータ側を流れる流路における乱
流発生の原因ともなっている。一方、前記従来の構成の
ドレン排水ポンプでは、前記接合部分107の部品寸法
バラツキがそのまま前記隙間となって現れる構成である
ため、前記隙間をなくすることは不可能であり、結局従
来の構成を採用している限り、接合部分107の隙間の
存在による騒音の抑制は不可能である、という課題があ
る。
【0013】特に、近年の住宅やオフィスの住環境の改
善により、エアコンの運転音の低騒音化が進み、エアコ
ンで使用するドレンポンプの運転音も改善されてきた。
また最近はエアコンの小型化、薄型化が進み、エアコン
の性能改善以外に施工上の自由度も重要視されてきてい
る。その結果ドレン排水ポンプに要求される性能も、よ
り高揚程化と運転音の一層の静音化が必要になってきて
いる。即ち、エアコンの施工性を向上させるために、高
揚程化が必要になり、更にエアコンのドレン排水口より
直接機外へ排水される場合は、低揚程化も求められ、い
ずれの場合も静音化も合わせて必要になっている。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、ポンプ部とポンプ部の上方に配設
されたモータ部とを備えるとともに、前記ポンプ部のポ
ンプ室に前記モータ部のモータで駆動されるインペラが
配設されたドレン排水ポンプにおいて、前記ポンプ室を
その上面部及び周壁部をポンプ本体で形成すれる一方、
ポンプ室の下面部を前記周壁部の下縁面に接合可能な上
縁面を有する底面体により形成し、前記底面体の中央部
に吸込口を下方に突出し、前記ポンプ本体の側面に吐出
口を配設するとともに、ポンプ本体の前記周壁部に前記
ポンプ室と前記吐出口とを連通する連絡通路を形成し、
前記ポンプ本体と底面体との接合部分に0リング挿入溝
を形成し、前記ポンプ本体と底面体との接合部分を、ド
レン排水ポンプの排水時に発生する気液の境界である自
由表面の液中に常に沈む位置に設けて、接合部分に配設
されている0リングの下側の隙間での空気と排水との入
れ替わり現象をなくすることにより、当該隙間での水掻
き音の発生を防止して騒音、振動の低減を図ることによ
って課題解決の手段としている。
【0015】前記の本発明によれば、ポンプ本体と底面
体との接合部分を、ドレン排水ポンプの排水時に発生す
る気液の境界である自由表面の液中に常に沈む位置に設
ける構成としたことにより、ポンプ本体と底面体との接
合部分に配設されている0リングの下側の隙間に、空気
と排水とが入れ替わる現象をなくすることができ、その
結果、当該隙間での水掻き音の発生と乱流の発生とを防
止して、騒音・振動の低減を図ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に沿っ
て説明する。図1乃至図10は、本発明の一実施形態に
係るドレン排水ポンプを示すもので、図1はその全体を
示す正面図、図2は同側面図、図3は同平面図、図4は
同底面図、図5は同ポンプ部を断面で示す側面図、図6
は図5のA矢部の拡大図、図7は図6のB矢視図、図8
は図5のC矢部の拡大図、図9は高揚程時の自由表面を
示すポンプ部の断面図、図10は低揚程時の自由表面を
示すポンプ部の断面図である。
【0017】この実施形態のドレン排水ポンプは、ポン
プ部Pとポンプ部Pの上方に配設されたモータ部Mとを
備えており、ポンプ部Pはポンプ室1とポンプ室1内に
配設され、モータ部Mのモータ13で駆動されるインペ
ラ−20(補助羽根20aを含む)により構成されてい
る。
【0018】図5に示すように、ポンプ室1は、その上
面部7A及び周壁部7Bを、平面視円形のポンプ本体7
により形成され、その下面部は、円形の下縁面に接合可
能な円形の上縁面2Aを有する底面体2により形成され
ている。
【0019】ポンプ本体7は、中心部に回転軸14の貫
通可能な開口10を形成された立ち上がり部7aを備
え、平面視円形状の上面部7Aと、上面部7Aの外周縁
に形成された周壁部7Bとにより形成されている。この
上面部7Aはポンプ室1の上面部を形成し、周壁部7B
はポンプ室1の深さとほぼ同じ寸法の高さに設定されて
いて、前述の通り、ポンプ室1の周壁部を形成する。
【0020】底面体2は、平面視が円形の上縁面2Aを
有するとともに、中心部に向かって下方に傾斜する底面
部2Bを有する逆円錐形内面を有し、底面部2Bの外径
部に前記円形の上縁面2Aが形成されており、底面部2
Bの中心部下面に、吸込口3が下方に向かって突出され
ている。
【0021】ポンプ室1の組み立ては、底面体2の上方
からポンプ本体7を嵌合することにより行われる。底面
体2の外縁部に係合突起2cが設けられている。一方、
ポンプ本体7の周壁部7Bの下端部よりの内面には、係
合突起2cに係合する係合受け7cが設けられていて、
ポンプ室1の組み立て時、係合突起2cと係合受け7c
とが係合して、底面体2とポンプ本体7とを一体化でき
るようになっている。符号41は端子部を示す。
【0022】ポンプ本体7の側面(周壁部7B)に、吐
出口4が配設されている。この実施形態では、ポンプ本
体7の周壁部7Bにポンプ室1と吐出口4とを連通する
連絡通路16が形成されている。
【0023】ポンプ本体7の周壁部7Bは、ポンプ室1
の深さとほぼ同じ寸法の高さに設定されている。したが
って、ポンプ本体7と底面体2との接合部分19が、ポ
ンプ室1と吐出口4とを連通する連絡通路16よりも吸
込口3側寄り、即ち、連絡通路16よりも下方に位置す
る構成となっている。その結果、この実施形態では、ポ
ンプ本体7と底面体2との接合部分19が、ドレン排水
ポンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面1
20が、図9、図10に示すように、液中に常に沈む位
置に設けられることになる。そして、ポンプ本体7と底
面体2との接合部分19に、0リング挿入溝23が形成
され、この0リング挿入溝23に0リング6が挿入され
ていて、接合部分19をシールする構成となっている。
【0024】ポンプ室1の内部に、インペラ20が回転
可能に配設され、ポンプ本体7の上方に、インペラ20
の駆動用モータ13が、ポンプ本体7の上面に立設され
た一対のモータガイド39に支持されて取り付けられて
いる。符号14はモータ13の回転軸を示しており、回
転軸14は、ポンプ本体7の上面部7Aの中心部に形成
された開口10を貫通してその下端部をインペラ20に
接続されている。また回転軸14には水切り板15が取
り付けられている。インペラ20の下面中央部に、補助
羽根20aが下方向にかって突出するように一体的に設
けられいる。そして、この補助羽根20aは吸込口3に
位置するようになっている。
【0025】この実施形態のドレン排水ポンプでは、モ
ータ13としてDCモータが用いられている。モータ1
3は偏平形状に形成されており、その上下面を2枚の薄
板状のカバー33a,33bにより覆われて、モータ部
Mが形成されている。各カバー33a,33bの回転軸
14の突出されている面及びその反対面(背面)には回
転軸14を中心とした同心円状の凹部がそれぞれ形成さ
れており、これら各凹部にそれぞれ蜜に嵌合してモータ
13とカバー33a,33bとの位置合わせを行うため
の凸部32がカバー33a,33bに形成されている。
【0026】前記の位置合わせの後、上下のカバー33
a,33b同志をボルト40で締め付けることで、モー
タ13とカバー33a,33bとの位置合わせを容易に
行うことができ、ドレン排水ポンプの組み立て易さを向
上できるようになっている。
【0027】各モータガイド39は、カバー33bに突
出形成された凸部22の直径と同じ寸法の円弧断面を有
しており、このモータガイド39にカバー33bに突出
形成された凸部22を嵌入するとき、モータガイド39
の誘導によりモータ部Mはガイドされ、モータ13の回
転軸14がポンプ本体7、即ちポンプ室1のセンターに
自動的に配置されるようになっている。
【0028】更に、この実施形態のドレン排水ポンプで
は、前記の通り、ポンプ本体7と吐出口4とが一体構造
に形成されていて、ポンプ本体7の周縁部の周壁部7B
に吐出口4をポンプ室1に連通する連絡通路16が設け
られており、ポンプ本体7の上面部7Aは水平状の平坦
面に形成されていて、ポンプ本体7の上面部7Aに、開
口10から溢れ出たドレン水や埃などが溜まるのを防止
できるようになっている。なお、ポンプ本体7の上面部
7Aを、外径方向に向かって低くなる傾斜面に形成する
とき、この効果は一層顕著となる。
【0029】ポンプ本体7のモータ部M側の両側に、一
対のホルダ−嵌合部25が180°間隔で立設されてい
る。各ホルダ−嵌合部25には、ポンプ本体7に形成さ
れた本体係合爪(図示せず)の挿入可能な細溝が形成さ
れている。
【0030】上側のカバー33aは、その上面のほぼ全
面を板状のホルダ部50で覆われており、このホルダ部
50には、ホルダ部50とモータ部Mとの位置決めを行
うために、カバー33aに形成された凸部に対応して円
形のモータガイド穴52が形成されている。符号55は
当該ドレン排水ポンプの取り付け用ブラケットの取り付
け穴を示している。
【0031】前記の構成により、ホルダ部50とモータ
部Mとの間には位置決めがなされているため、ホルダ部
50の一対の本体係合爪(図示せず)をポンプ本体7に
形成されているホルダ嵌合部25に挿入することによ
り、モータ13とポンプ本体7との位置合わせが自動的
に行われることとなる。したがって、ドレン排水ポンプ
の組み立て工程において、両者の位置合わせを行う必要
がなく、組み立て工程の効率化を図ることができる。
【0032】前述の実施形態のドレン排水ポンプでは、
インペラ20がポンプ室1内で回転すると、底面体2の
下面に設けられている吸込口3に連通するドレンパン
(図示せず)のドレンが、ポンプ室1に吸上げられ、補
助羽根20aの回転によって撹拌され、遠心力を付与さ
れてポンプ室1の底面部2B(逆円錐形内面)に沿って
上昇する。この時、ポンプ室1内には、ポンプ本体7の
中心部上方の開口10から外気が導入されるので、ポン
プ室1内のドレン水は、その中心に、図9、図10に示
すように、ほぼ放物線状の回転面をなす自由表面120
を形成する。
【0033】補助羽根20aの回転によって撹拌され、
遠心力を付与されてポンプ室1の底面部2B(逆円錐形
内面)に沿って上昇するドレン水は、更にポンプ室1の
内面に沿って上昇し、インペラ20によって高速で撹拌
されて大きな速度エネルギーを与えられ、その速度エネ
ルギーが、ポンプ室1の内壁を押圧する圧力エネルギー
に変換されて、ドレン水は、ポンプ室1の側面の吐出口
4から外部に排出される。
【0034】そして、自由表面120は、高揚程時に
は、図9に示すように急激な立ち上がりの放物線面とな
り、また低揚程時には、図10に示すように緩やかな立
ち上がりの放物線面となる。この実施形態では、高揚程
時及び低揚程時のいずれの場合でも、図9、図10に示
すように、ポンプ本体7と底面体2との接合部分19
が、ドレン排水ポンプの排水時に発生する気液の境界で
ある自由表面120よりも吸入口3側、つまり液中に常
に沈む所に位置することになる。
【0035】その結果、この実施形態のドレン排水ポン
プでは、接合部分19のシール部の隙間s(図8)での
空気と排水との入れ替わり現象がなくなり、これによっ
て高揚程時は勿論、自由表面が大きくなる低揚程時にお
いても、運転音を低くすることが可能となる。
【0036】また、ポンプ本体7と吐出口4とを一体構
造に形成したため、ドレン排水ポンプの製作・組み立て
コストの低減化が可能となるほか、ポンプ室1内での吐
出口4のインペラ20よりもモータ部M側における流路
に隙間がなくなり、該流路における乱流の発生を抑える
ことができ、その結果、流れがスムーズになり、排水量
を安定にできるとともに、乱流の発生によって生じる騒
音も低減することが可能となる。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が得られる。 (1)ポンプ本体と底面体との接合部分がドレン排水ポ
ンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面より
も吸入口側、即ち、液中に常に沈む所に位置するため接
合部分のシール部の隙間での空気と排水との入れ替わり
現象がなくなり、これによって、自由表面が大きくなる
低揚程時においても、運転音を低くすることが可能とな
る。 (2)ポンプ本体と吐出口とを一体構造に形成したた
め、ドレン排水ポンプの製作・組み立てコストの低減化
が可能となるほか、ポンプ本体と吐出口とのインペラよ
りもモータ部側における流路に隙間がなくなり、該流路
における乱流の発生を抑えることができ、その結果、流
れがスムーズになり、排水量を安定できるとともに乱流
の発生によって生じる騒音も低減することが可能とな
る。 (3)ポンプ本体の上面を平坦面に形成したことによ
り、ポンプ本体の上面に開口から溢れ出たドレン水や埃
などが溜まるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態に係るドレン排水ポンプ
の全体を示す正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同底面図である。
【図5】同ポンプ部を断面で示す側面図である。
【図6】図5のA矢部の拡大図である。
【図7】図6のB矢視図である。
【図8】図5のC矢部の拡大図である。
【図9】高揚程時の自由表面を示すポンプ部の断面図で
ある。
【図10】低揚程時の自由表面を示すポンプ部の断面図
である。
【図11】従来のドレン排水ポンプのポンプ部を断面で
示す側面図である。
【図12】図11のD矢部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ポンプ室本体 2 底面体 2A 上縁面 2B 底面部 3 吸入口 4 吐出口 6 0リング 7 ポンプ本体 7A 上面 7B 周縁部 9 水切り部 10 開口 13 モータ 14 回転軸 15 水切り板 19 接合部分 20 インペラ 23 0リング挿入溝 P ポンプ部 M モータ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 雅彦 埼玉県狭山市笹井535 株式会社鷺宮製作 所狭山事業所内 Fターム(参考) 3H034 AA01 AA05 AA18 BB01 BB06 BB16 CC03 DD01 DD12 DD16 DD30 EE06 3L050 BD05 BF02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ部と該ポンプ部の上方に配設され
    たモータ部とを備えるとともに、前記ポンプ部のポンプ
    室に前記モータ部のモータにより駆動されるインペラが
    配設されたドレン排水ポンプにおいて、 前記ポンプ室が、その上面部及び周壁部をポンプ本体で
    形成される一方、該ポンプ室の下面部を前記周壁部の下
    縁面に接合可能な上縁面を有する底面体で形成され、 前記底面体の中央部に吸込口が下方に突出され、 前記ポンプ本体の側面に吐出口が配設されるとともに、
    該ポンプ本体の前記周壁部に前記ポンプ室と前記吐出口
    とを連通する連絡通路が形成され、 前記ポンプ本体と底面体との接合部分に0リング挿入溝
    が形成され、 前記ポンプ本体と底面体との接合部分が、前記ドレン排
    水ポンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面
    の液中に常に沈む位置に設けられていることを特徴とす
    るドレン排水ポンプ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のドレン排水ポンプにおい
    て、前記吐出口が、前記ポンプ本体と一体構造に形成さ
    れていることを特徴とするドレン排水ポンプ。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2記載のドレン排水
    ポンプにおいて、前記ポンプ本体の上面が、平坦面に形
    成されていることを特徴とするドレン排水ポンプ。
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