JP4600854B2 - ドレン排水ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排水ポンプ、特に空調機の室内ユニットの熱交換器表面等で結露するドレンを機外に排水するのに好適なドレン排水ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
空調機の冷房運転時には、室内ユニットの熱交換器の表面には空気の冷却により多量の結露を生じるので、このドレンを機外に排水する必要がある。そのために、一般に、空調機の底部にドレンを収集するドレンパンを設け、ここに排水ポンプを取り付け、この排水ポンプを適宜運転し、ドレンを機外、あるいは室外に排水するようにしている。そして、そのための排水ポンプとして各種のものが用いられている。
【0003】
このようなドレン排水ポンプの1例として、図11、図12に示すように、ドレン排水ポンプ100は、ポンプ本体102とモータ113とを備え、ポンプ本体102は、内面が中空の円筒形のポンプ室101を備えるとともに、ポンプ室101には下端に吸入口103が形成され、上方の側部に排出口104が形成されている。排出口104には排出管(図示せず)が連結されている。
ポンプ本体102の上方開口部には、Oリング106を介して止めネジ及びスナップフィット(図示せず)によりカバー108が固定されている。カバー108の中央には水切り部109が形成されており、水切り部109の上方中心部には開口110が形成されている。
【0004】
カバー108の上面は、ポンプ室101から漏出したドレンを貯留するために皿型に形成されている。符号108aはカバー108の上面を皿型に形成するために突設された周壁を示している。更に、カバー108の上面に、支柱112が突設され、この支柱112にはモータ113が固定されている。
【0005】
モータ113の回転軸114は、下方に突出してカバー108の開口110を貫通し、ポンプ室101に配設されているインペラ120に固定されていて、モータ113の駆動時には、回転軸114を介してインペラ120がポンプ室101内で回転するようになっている。回転軸114の開口110の上方には水切り板115が取り付けられており、ポンプ停止時のドレンホース内の戻り水がインペラ120の上方から回転軸114の外周を伝わって上昇し、モータ内にドレン水が入ることを防止する構成となっている。
【0006】
ポンプ本体102を形成する円筒状のハウジング122とカバー108との接合部分107に、Oリング挿入溝123が形成され、このOリング挿入溝123にOリング106が挿入配置されていて、径方向シール形式でポンプ本体102とカバー108との間をシールし気密性を確保するようになっている。
【0007】
このドレン排水ポンプ100は、ポンプ本体102を円筒状のハウジング122で形成し、該円筒状のハウジング122の上方の側部に排出口104を設ける構成となっているため、ハウジング122とカバー108との接合部分107が図11に示すように、必然的に排出口104よりもモータ113側となる構成となっている。したがって、Oリング挿入溝123も、当然に排出口104よりもモータ113側に形成されることになる。
【0008】
前記従来のドレン排水ポンプ100では、インペラ200がポンプ室101内で回転すると、ポンプ本体102の下端に設けられている吸込口103に連通するドレンパン(図示せず)のドレンがポンプ室101に吸上げられ、補助羽根200aの回転によって撹拌され、遠心力を付与されてポンプ室101の逆円錐形内面に沿って上昇する。この時、ポンプ室101内にはカバー108の中心部上方の開口110から外気が導入されるので、ポンプ室101内のドレン水はその中心がほぼ放物面をなす自由表面(後述の図9、10に符号120で示す)を形成する。
【0009】
補助羽根200aの回転によって撹拌され、遠心力を付与されてポンプ室101の逆円錐形内面に沿って上昇するドレン水は、更にポンプ室101の内面に沿って上昇し、インペラ200によって高速で撹拌されて大きな速度エネルギーが与えられ、その速度エネルギーはポンプ室101の内壁を押圧する圧力エネルギーに変換され、ドレン水は、ポンプ室101の上方側面の排出口104から外部に排出される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
一般に、前記構成のドレン排水ポンプでは、図9と図10とにより後述するように、排水高さ(揚程)によって、自由表面の大きさが変化する。
ところで、前記の従来のドレン排水ポンプでは、ハウジング122とカバー108との接合部分が、排出口104よりもモータ113側となる構成となっている。
【0011】
前記接合部分107がこのような位置であると、接合部分に配設されている0リング106の下側の隙間(図12に符号Zで示す)に空気と排水との混合する部分が形成されてしまう。排水高さ(揚程)によって自由表面の大きさが変化すると、自由表面の大きさの違いによって、前記の隙間に空気と排水との出入りがあり、このことが水掻き音の発生の原因となっている、という課題がある。
【0012】
このほか、前記接合部分107は、ポンプ室内のインペラよりもモータ側を流れる流路における乱流発生の原因ともなっている。一方、前記従来の構成のドレン排水ポンプでは、前記接合部分107の部品寸法バラツキがそのまま前記隙間となって現れる構成であるため、前記隙間をなくすることは不可能であり、結局従来の構成を採用している限り、接合部分107の隙間の存在による騒音の抑制は不可能である、という課題がある。
【0013】
特に、近年の住宅やオフィスの住環境の改善により、エアコンの運転音の低騒音化が進み、エアコンで使用するドレンポンプの運転音も改善されてきた。また最近はエアコンの小型化、薄型化が進み、エアコンの性能改善以外に施工上の自由度も重要視されてきている。その結果ドレン排水ポンプに要求される性能も、より高揚程化と運転音の一層の静音化が必要になってきている。即ち、エアコンの施工性を向上させるために、高揚程化が必要になり、更にエアコンのドレン排水口より直接機外へ排水される場合は、低揚程化も求められ、いずれの場合も静音化も合わせて必要になっている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために、ポンプ部とポンプ部の上方に配設されたモータ部とを備えるとともに、前記ポンプ部のポンプ室に前記モータ部のモータで駆動されるインペラが配設されたドレン排水ポンプにおいて、前記ポンプ室をその上面部及び周壁部をポンプ本体で形成すれる一方、ポンプ室の下面部を前記周壁部の下縁面に接合可能な上縁面を有する底面体により形成し、前記底面体の中央部に吸込口を下方に突出し、前記ポンプ本体の側面に吐出口を配設するとともに、ポンプ本体の前記周壁部に前記ポンプ室と前記吐出口とを連通する連絡通路を形成し、前記ポンプ本体と底面体との接合部分に0リング挿入溝を形成し、前記ポンプ本体と底面体との接合部分を、ドレン排水ポンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面の液中に常に沈む位置に設けて、接合部分に配設されている0リングの下側の隙間での空気と排水との入れ替わり現象をなくすることにより、当該隙間での水掻き音の発生を防止して騒音、振動の低減を図ることによって課題解決の手段としている。
【0015】
前記の本発明によれば、ポンプ本体と底面体との接合部分を、ドレン排水ポンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面の液中に常に沈む位置に設ける構成としたことにより、ポンプ本体と底面体との接合部分に配設されている0リングの下側の隙間に、空気と排水とが入れ替わる現象をなくすることができ、その結果、当該隙間での水掻き音の発生と乱流の発生とを防止して、騒音・振動の低減を図ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。図1乃至図10は、本発明の一実施形態に係るドレン排水ポンプを示すもので、図1はその全体を示す正面図、図2は同側面図、図3は同平面図、図4は同底面図、図5は同ポンプ部を断面で示す側面図、図6は図5のA矢部の拡大図、図7は図6のB矢視図、図8は図5のC矢部の拡大図、図9は高揚程時の自由表面を示すポンプ部の断面図、図10は低揚程時の自由表面を示すポンプ部の断面図である。
【0017】
この実施形態のドレン排水ポンプは、ポンプ部Pとポンプ部Pの上方に配設されたモータ部Mとを備えており、ポンプ部Pはポンプ室1とポンプ室1内に配設され、モータ部Mのモータ13で駆動されるインペラ−20(補助羽根20aを含む)により構成されている。
【0018】
図5に示すように、ポンプ室1は、その上面部7A及び周壁部7Bを、平面視円形のポンプ本体7により形成され、その下面部は、円形の下縁面に接合可能な円形の上縁面2Aを有する底面体2により形成されている。
【0019】
ポンプ本体7は、中心部に回転軸14の貫通可能な開口10を形成された立ち上がり部7aを備え、平面視円形状の上面部7Aと、上面部7Aの外周縁に形成された周壁部7Bとにより形成されている。この上面部7Aはポンプ室1の上面部を形成し、周壁部7Bはポンプ室1の深さとほぼ同じ寸法の高さに設定されていて、前述の通り、ポンプ室1の周壁部を形成する。
【0020】
底面体2は、平面視が円形の上縁面2Aを有するとともに、中心部に向かって下方に傾斜する底面部2Bを有する逆円錐形内面を有し、底面部2Bの外径部に前記円形の上縁面2Aが形成されており、底面部2Bの中心部下面に、吸込口3が下方に向かって突出されている。
【0021】
ポンプ室1の組み立ては、底面体2の上方からポンプ本体7を嵌合することにより行われる。底面体2の外縁部に係合突起2cが設けられている。一方、ポンプ本体7の周壁部7Bの下端部よりの内面には、係合突起2cに係合する係合受け7cが設けられていて、ポンプ室1の組み立て時、係合突起2cと係合受け7cとが係合して、底面体2とポンプ本体7とを一体化できるようになっている。
符号41は端子部を示す。
【0022】
ポンプ本体7の側面(周壁部7B)に、吐出口4が配設されている。この実施形態では、ポンプ本体7の周壁部7Bにポンプ室1と吐出口4とを連通する連絡通路16が形成されている。
【0023】
ポンプ本体7の周壁部7Bは、ポンプ室1の深さとほぼ同じ寸法の高さに設定されている。したがって、ポンプ本体7と底面体2との接合部分19が、ポンプ室1と吐出口4とを連通する連絡通路16よりも吸込口3側寄り、即ち、連絡通路16よりも下方に位置する構成となっている。その結果、この実施形態では、ポンプ本体7と底面体2との接合部分19が、ドレン排水ポンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面120が、図9、図10に示すように、液中に常に沈む位置に設けられることになる。
そして、ポンプ本体7と底面体2との接合部分19に、0リング挿入溝23が形成され、この0リング挿入溝23に0リング6が挿入されていて、接合部分19をシールする構成となっている。
【0024】
ポンプ室1の内部に、インペラ20が回転可能に配設され、ポンプ本体7の上方に、インペラ20の駆動用モータ13が、ポンプ本体7の上面に立設された一対のモータガイド39に支持されて取り付けられている。符号14はモータ13の回転軸を示しており、回転軸14は、ポンプ本体7の上面部7Aの中心部に形成された開口10を貫通してその下端部をインペラ20に接続されている。また回転軸14には水切り板15が取り付けられている。インペラ20の下面中央部に、補助羽根20aが下方向にかって突出するように一体的に設けられいる。そして、この補助羽根20aは吸込口3に位置するようになっている。
【0025】
この実施形態のドレン排水ポンプでは、モータ13としてDCモータが用いられている。モータ13は偏平形状に形成されており、その上下面を2枚の薄板状のカバー33a,33bにより覆われて、モータ部Mが形成されている。各カバー33a,33bの回転軸14の突出されている面及びその反対面(背面)には回転軸14を中心とした同心円状の凹部がそれぞれ形成されており、これら各凹部にそれぞれ蜜に嵌合してモータ13とカバー33a,33bとの位置合わせを行うための凸部32がカバー33a,33bに形成されている。
【0026】
前記の位置合わせの後、上下のカバー33a,33b同志をボルト40で締め付けることで、モータ13とカバー33a,33bとの位置合わせを容易に行うことができ、ドレン排水ポンプの組み立て易さを向上できるようになっている。
【0027】
各モータガイド39は、カバー33bに突出形成された凸部22の直径と同じ寸法の円弧断面を有しており、このモータガイド39にカバー33bに突出形成された凸部22を嵌入するとき、モータガイド39の誘導によりモータ部Mはガイドされ、モータ13の回転軸14がポンプ本体7、即ちポンプ室1のセンターに自動的に配置されるようになっている。
【0028】
更に、この実施形態のドレン排水ポンプでは、前記の通り、ポンプ本体7と吐出口4とが一体構造に形成されていて、ポンプ本体7の周縁部の周壁部7Bに吐出口4をポンプ室1に連通する連絡通路16が設けられており、ポンプ本体7の上面部7Aは水平状の平坦面に形成されていて、ポンプ本体7の上面部7Aに、開口10から溢れ出たドレン水や埃などが溜まるのを防止できるようになっている。なお、ポンプ本体7の上面部7Aを、外径方向に向かって低くなる傾斜面に形成するとき、この効果は一層顕著となる。
【0029】
ポンプ本体7のモータ部M側の両側に、一対のホルダ−嵌合部25が180°間隔で立設されている。各ホルダ−嵌合部25には、ポンプ本体7に形成された本体係合爪(図示せず)の挿入可能な細溝が形成されている。
【0030】
上側のカバー33aは、その上面のほぼ全面を板状のホルダ部50で覆われており、このホルダ部50には、ホルダ部50とモータ部Mとの位置決めを行うために、カバー33aに形成された凸部に対応して円形のモータガイド穴52が形成されている。符号55は当該ドレン排水ポンプの取り付け用ブラケットの取り付け穴を示している。
【0031】
前記の構成により、ホルダ部50とモータ部Mとの間には位置決めがなされているため、ホルダ部50の一対の本体係合爪(図示せず)をポンプ本体7に形成されているホルダ嵌合部25に挿入することにより、モータ13とポンプ本体7との位置合わせが自動的に行われることとなる。したがって、ドレン排水ポンプの組み立て工程において、両者の位置合わせを行う必要がなく、組み立て工程の効率化を図ることができる。
【0032】
前述の実施形態のドレン排水ポンプでは、インペラ20がポンプ室1内で回転すると、底面体2の下面に設けられている吸込口3に連通するドレンパン(図示せず)のドレンが、ポンプ室1に吸上げられ、補助羽根20aの回転によって撹拌され、遠心力を付与されてポンプ室1の底面部2B(逆円錐形内面)に沿って上昇する。この時、ポンプ室1内には、ポンプ本体7の中心部上方の開口10から外気が導入されるので、ポンプ室1内のドレン水は、その中心に、図9、図10に示すように、ほぼ放物線状の回転面をなす自由表面120を形成する。
【0033】
補助羽根20aの回転によって撹拌され、遠心力を付与されてポンプ室1の底面部2B(逆円錐形内面)に沿って上昇するドレン水は、更にポンプ室1の内面に沿って上昇し、インペラ20によって高速で撹拌されて大きな速度エネルギーを与えられ、その速度エネルギーが、ポンプ室1の内壁を押圧する圧力エネルギーに変換されて、ドレン水は、ポンプ室1の側面の吐出口4から外部に排出される。
【0034】
そして、自由表面120は、高揚程時には、図9に示すように急激な立ち上がりの放物線面となり、また低揚程時には、図10に示すように緩やかな立ち上がりの放物線面となる。
この実施形態では、高揚程時及び低揚程時のいずれの場合でも、図9、図10に示すように、ポンプ本体7と底面体2との接合部分19が、ドレン排水ポンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面120よりも吸入口3側、つまり液中に常に沈む所に位置することになる。
【0035】
その結果、この実施形態のドレン排水ポンプでは、接合部分19のシール部の隙間s(図8)での空気と排水との入れ替わり現象がなくなり、これによって高揚程時は勿論、自由表面が大きくなる低揚程時においても、運転音を低くすることが可能となる。
【0036】
また、ポンプ本体7と吐出口4とを一体構造に形成したため、ドレン排水ポンプの製作・組み立てコストの低減化が可能となるほか、ポンプ室1内での吐出口4のインペラ20よりもモータ部M側における流路に隙間がなくなり、該流路における乱流の発生を抑えることができ、その結果、流れがスムーズになり、排水量を安定にできるとともに、乱流の発生によって生じる騒音も低減することが可能となる。
【0037】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、以下のような効果が得られる。
(1)ポンプ本体と底面体との接合部分がドレン排水ポンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面よりも吸入口側、即ち、液中に常に沈む所に位置するため接合部分のシール部の隙間での空気と排水との入れ替わり現象がなくなり、これによって、自由表面が大きくなる低揚程時においても、運転音を低くすることが可能となる。
(2)ポンプ本体と吐出口とを一体構造に形成したため、ドレン排水ポンプの製作・組み立てコストの低減化が可能となるほか、ポンプ本体と吐出口とのインペラよりもモータ部側における流路に隙間がなくなり、該流路における乱流の発生を抑えることができ、その結果、流れがスムーズになり、排水量を安定できるとともに乱流の発生によって生じる騒音も低減することが可能となる。
(3)ポンプ本体の上面を平坦面に形成したことにより、ポンプ本体の上面に開口から溢れ出たドレン水や埃などが溜まるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態に係るドレン排水ポンプの全体を示す正面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同底面図である。
【図5】同ポンプ部を断面で示す側面図である。
【図6】図5のA矢部の拡大図である。
【図7】図6のB矢視図である。
【図8】図5のC矢部の拡大図である。
【図9】高揚程時の自由表面を示すポンプ部の断面図である。
【図10】低揚程時の自由表面を示すポンプ部の断面図である。
【図11】従来のドレン排水ポンプのポンプ部を断面で示す側面図である。
【図12】図11のD矢部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ポンプ室本体
2 底面体
2A 上縁面
2B 底面部
3 吸入口
4 吐出口
6 0リング
7 ポンプ本体
7A 上面
7B 周縁部
9 水切り部
10 開口
13 モータ
14 回転軸
15 水切り板
19 接合部分
20 インペラ
23 0リング挿入溝
P ポンプ部
M モータ部

Claims (3)

  1. ポンプ部と該ポンプ部の上方に配設されたモータ部とを備えるとともに、前記ポンプ部のポンプ室に前記モータ部のモータにより駆動されるインペラが配設されたドレン排水ポンプにおいて、
    前記ポンプ室が、その上面部及び周壁部をポンプ本体で形成される一方、該ポンプ室の下面部を前記周壁部の下縁面に接合可能な上縁面を有する底面体で形成され、
    前記底面体の中央部に吸込口が下方に突出され、
    前記ポンプ本体の側面に吐出口が配設されるとともに、該ポンプ本体の前記周壁部に前記ポンプ室と前記吐出口とを連通する連絡通路が形成され、
    前記ポンプ本体と底面体との接合部分に0リング挿入溝が形成され、
    前記ポンプ本体と底面体との接合部分が、前記ドレン排水ポンプの排水時に発生する気液の境界である自由表面の液中に常に沈む位置に設けられていることを特徴とするドレン排水ポンプ。
  2. 請求項1記載のドレン排水ポンプにおいて、前記吐出口が、前記ポンプ本体と一体構造に形成されていることを特徴とするドレン排水ポン
    プ。
  3. 請求項1及び請求項2記載のドレン排水ポンプにおいて、前記ポンプ本体の上面が、平坦面に形成されていることを特徴とするドレン排水ポンプ。
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