JP4680922B2 - 立軸形遠心ポンプおよびそのロータならびに空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は立軸形遠心ポンプおよびこの立軸形遠心ポンプに用いられるポンプ用ロータに関し、特に静寂性が求められる空気調和装置に組み込まれる排水ポンプに応用して好適である。
立軸形遠心ポンプにおいては、羽根車の回転によってケーシング内に介在する液体を連れ回りさせ、これによって発生する遠心力を利用してケーシング外に液体が吐出される。また、この液体の吐出動作に伴って新たな液体がケーシング内に吸い込まれる。この立軸形遠心ポンプは、例えば空気調和装置の排水ポンプなどとして利用される。
空気調和装置においては、冷房運転中に発生する空気中の凝縮水を室外に排出するため、これをドレンパンに一時的に溜め、ここから排水ポンプを用いて室外に排出することが一般的に行われている。
このような排水ポンプとしては、特許文献1や特許文献2に開示されたものが知られている。これらに開示された排水ポンプにおいては、カバーとケーシングとで囲まれたポンプ室内に羽根車を収容し、この羽根車の羽根車軸にモータを連結している。このモータを駆動することによってポンプ室内で羽根車を回転させ、ポンプ室内に介在する水などの液体を羽根車と共に連れ回りさせることができる。つまり、ポンプ室内の液体を羽根車と共に連れ回りさせることにより、液体に発生する遠心力を利用してポンプ室の外周部に連通する吐出管からポンプ室の外に液体が排出される。また、このポンプ室からの液体の排出に伴って、ポンプ室の下端中央部に連通する吸込管からポンプ室に新たな液体が吸い込まれる。
ケーシングと共に排水ポンプの主要部を構成する羽根車は、モータに連結される羽根車軸と、この羽根車軸と、この羽根車軸の周囲に放射状に突設される複数枚の羽根板とを具えている。従来のこの羽根板は、ポンプ室内に介在する液体の連れ回りを促進するため、羽根板の回転方向に対してほぼ直交する広い面をもっているのが普通である。
特許文献3に開示された羽根も、基本的には特許文献1および特許文献2とほぼ同様なものである。この特許文献3においては、羽根車軸と羽根外周壁部との間の円板部に貫通穴を設け、軸方向の振動に伴う騒音を防止している。このような貫通穴を特許文献1や特許文献2に適用しても、羽根板が水をかくときに発生する騒音の低減は充分とは言えない。
近年、空気調和機における運転音の低減化が求められており、この空気調和機装置に組み込まれた排水ポンプの作動音およびこれに伴って発生する各種騒音の類も低減させることが求められている。例えば、排水ポンプの作動によって発生する僅かな水かき音ですら問題となっているほどである。
周知のように羽根車軸の軸線を中心に回転する羽根車の羽根板の回転方向側を向く面とその反対側に位置する面とではそれぞれ発生する圧力の差は、羽根板の周速度の二乗に比例して大きくなる。このため、羽根車軸の軸線を中心に回転する羽根車の羽根板の特に外周端縁部において、羽根板の回転方向と反対側の面にキャビテーションが発生し易く、このキャビテーションは上述した騒音の大きな原因の1つとなる。しかも、羽根車の回転によって羽根板の上端部がポンプ室内で連れ回る液体の液面から露出し始めた状態となっている箇所では、羽根板の周囲に介在する液体が羽根板の上端縁を乗り越える際、ポンプ室内に介在する空気を巻き込んで騒音が発生する。
従来の排水ポンプにおける羽根車の羽根板は、ポンプ室内に介在する液体の連れ回りを促進するため、羽根車の回転方向に対してほぼ直交する広い面を持っており、これが上述したような騒音発生の一因となっている。しかしながら、空気調和装置に組み込まれる排水ポンプは、締切揚程が他のポンプと比べて低く、その負荷が本質的に小さいという特性を有している。このような特性を考慮すると、羽根車の回転方向に対してほぼ直交する広い面を持った従来の羽根板は、空気調和装置に組み込まれる排水ポンプとしては不適当な形状と言えよう。
実用新案登録第2593986号公報 特許第3282772号公報 特開2002−242885号公報
本発明の目的は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、静粛性に優れた立軸形遠心ポンプおよびこの立軸形遠心ポンプに組み込まれるロータならびにこの立軸形遠心ポンプを排水ポンプとして組み込んだ空気調和装置を提供することにある。
本発明の第1の形態は、ロータと、ケーシングと、このケーシングに装着されて当該ケーシングとで前記ロータが収容されるポンプ室を形成するカバーと、前記ケーシングに突設されて前記ポンプ室の下端中央部に連通する吸込通路を形成する吸込管と、前記ケーシングの側壁部から前記ロータの半径方向外側に突出し、前記ポンプ室内に臨む吐出ポートが開口する吐出管とを有する立軸形遠心ポンプであって、前記ロータは、前記カバーの外から駆動モータに上端部が連結されるロータ軸と、このロータ軸に同心状をなして一体的に連結される円形の主板と、この主板から前記ロータ軸の軸線とほぼ平行に突出する複数本のピンと、前記主板に形成されてその表面側と裏面側とを連通する均圧部とを具えていることを特徴とするものである。
本発明においては、ロータ軸の上端部に連結される駆動モータが作動すると、水などの液体が介在するポンプ室内でロータが回転する。このため、ロータの主板から突出するピンが液体内にて回転するのに伴い、ポンプ室内の液体がその粘性によって次第にロータと共に連れ回りし始める。このようにして、ポンプ室内に介在する液体の連れ回りに伴う遠心力が発生し、この遠心力によりポンプ室内に介在する液体の表面が放物面状に変形し、液体がポンプ室からその外周部に臨む吐出ポートが開口した吐出管に吐出され、これに伴ってポンプ室の中央部に連通する吸込み通路から液体がポンプ内に吸い込まれる。ロータの軸心を中心としてポンプ室内で旋回するピンは、その周囲に介在する液体に対し、これをほぼ層流状態で後方へと回り込ませるように移動する。
本発明の第1の形態の立軸形遠心ポンプによると、ロータの軸心を中心としてポンプ室内で旋回するピンが、その周囲に介在する液体に対し、これをほぼ層流状態で後方へと回り込ませるように移動する。これにより、主板の上下で圧力差が発生し、均圧部から水流が上昇してくるため、ピンの周囲でのキャビテーションの発生や空気の巻き込みによる騒音が抑制される。
本発明の第1の形態による立軸形遠心ポンプにおいて、ロータ軸の軸線に沿ってその一端部から突出する攪拌部材を吸込管の吸込通路内に配することができ、この攪拌部材はロータ軸の軸線から放射状に突出する複数枚の羽根部材であってよい。ロータ軸の軸線に沿ってその一端部から突出する攪拌部材を吸込管の吸込通路内に配した場合、吸込通路からポンプ室内へと吸い込まれる液体に旋回流を与えることができ、ポンプ効率をさらに向上させることが可能となる。
カバーには、ここからロータの周囲を囲むように下向きに突出してケーシングの内壁との間に環状の空隙を形成する仕切り壁を形成することができる。この仕切り壁は、ケーシングに形成された吐出ポートと対向してこれをさえぎるように位置していることが好ましい。これにより、ポンプ室内に介在する空気が吐出ポート側に流れ込むのを阻止して気泡がポンプ室から吐出ポートへと移動する際に発生していた騒音を無くすことができる。
ポンプ室内と外部とを連通する大気連通路をカバーに形成することも可能である。この場合、ポンプ室内を常に大気圧に保つことができるため、遠心力を有効に利用して液体を効率よく吐出ポートからポンプ室外へ排出させることができる。
主板が環状をなし、その内周面とロータ軸の外周面との間に形成される環状の空隙を均圧部として機能させることも可能である。この場合、主板とロータ軸とをこの空隙を横切る複数本のステーを介して一体的に連結することができる。これにより、ポンプ室内に吸い上げられる液体の表面を迅速に放物面状に形成することが可能となる。
主板の表面側と裏面側とを連通する複数の連通孔を形成し、これら連通孔を均圧部として機能させることも有効であり、主板の裏面外周側直下に介在する気泡を連通孔からその表面側へと逃がして吐出ポート側に流れ込まないようにすることができる。この場合、主板の円周方向にほぼ沿った第1の方向およびこれと直交する方向にピンおよび連通孔を配列した第1の配列グループと、第1の方向に対して45度傾斜した方向およびこれと直交する方向にピンおよび連通孔を配列した第2の配列グループとを円周方向に沿って交互に配列することができる。これにより、第1のおよび第2の配列グループによってそれぞれ得られる液体の旋回流の方向および流速を微妙に異ならせることができ、個々のピンと液体との間に発生する気泡を効率よく消泡することができる。
主板の回転方向に対して垂直な面に投影した個々のピンの面積がロータ軸の半径方向内側に位置するピンほど小さくなるように設定することができる。これによって、半径方向内側に位置するピンの周囲における空気の巻き込みを抑えて騒音を抑制することができる。また、半径方向外側に位置するピンの運動エネルギーを有効に液体に作用させて締切揚程を改善することができる。個々のピンの突出長さをロータ軸の半径方向内側ほど短く設定することによっても同様な効果を得ることができる。また、ロータ軸の半径方向内側に位置するピンのロータ軸の半径方向に沿った先端部の幅寸法を基端部のそれより小さくする設定することによっても同様な効果を得ることができる。あるいは、ロータ軸の半径方向内側に位置するピンの間隔を同外側の間隔と同じかもしくは広くすることによっても同様な効果を得ることができる。
ロータ軸の軸線に対して垂直な面における個々のピンの断面形状は、円形,楕円形,矩形などの多角形,あるいは翼形などの非対称形状を適宜採用することができる。この場合、主板の回転方向に沿ったピンの最大長さは、ロータ軸の半径方向に沿ったピンの最大幅寸法と同じか、あるいはそれ以上に設定することができる。
駆動モータとしてACモータよりも振動が少なく、かつ小型軽量であって制御も容易なDCブラシレスモータを採用することができる。
本発明の第2の形態は、ロータ軸と、このロータ軸に同心状をなして一体的に連結される主板と、この主板から前記ロータ軸の軸線とほぼ平行に突出する複数本のピンと、前記主板の表面側と裏面側とを連通する均圧部とを具えたことを特徴とするポンプ用ロータにある。このポンプ用ロータは、本発明の第1の形態による立軸形遠心ポンプにおけるロータとして好適である。
本発明の第3の形態は、本発明の第1の形態による立軸形遠心ポンプを排水ポンプとして組み込んだことを特徴とする空気調和装置にある。
図1は、本発明による立軸形遠心ポンプを空気調和装置用排水ポンプユニットに応用した一実施形態の取り付け状況を表す概念図である。 図2は、図1中の矢視II部の抽出拡大断面図である。 図3は、図1に示した実施形態における排水ポンプユニットの概略構造を表す縦断面図である。 図4は、図3に示した排水ポンプユニットの平面図である。 図5は、図3に示した排水ポンプユニットの底面図である。 図6は、図3に示した排水ポンプユニットにおけるカバーの部分の底面図である。 図7は、図3中のVII−VII矢視断面図である。 図8は、図3中のVIII−VIII矢視断面図である。 図9は、図3に示した排水ポンプユニットにおけるロータの外観を表す立体投影図である。 図10は、図9に示したロータの裏面図である。 図11は、図12と共に図9に示したロータにおける第1の配列グループによる流体の流動方向を模式的に示す概念図である。 図12は、図11と共に図9に示したロータにおける第2の配列グループによる流体の流動方向を模式的に示す概念図である。 図13は、本発明によるロータを図3に示した排水ポンプユニットのロータに応用した他の実施形態における平面図である。 図14は、図13に示したロータの底面図である。 図15は、本発明によるロータを図3に示した排水ポンプユニットのロータに応用した別な実施形態の縦断面図である。 図16は、本発明によるロータを図3に示した排水ポンプユニットのロータに応用したさらに他の実施形態の縦断面図である。 図17は、本発明によるロータを図3に示した排水ポンプユニットのロータに応用したさらに別な実施形態の縦断面図である。 図18は、本発明による立軸形遠心ポンプを図3に示す排水ポンプユニットに応用した他の実施形態の概略構造を表す縦断面図である。
本発明による立軸形遠心ポンプを空気調和装置に組み込まれる排水ポンプユニットに応用した実施形態について、図1〜図18を参照にしながら詳細に説明する。本発明はこれらの実施形態のみに限らず、これらをさらに組み合わせたり、この明細書の特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能である。従って、本発明はその精神に帰属する他の任意の技術にも当然応用することができる。
本実施形態における排水ポンプユニットの取り付け状況を図1に示し、その矢視II部を図2に抽出拡大して図2に示す。すなわち、本実施形態における排水ポンプユニット10は、そのブラケット11を介して空気調和装置の筺体隔壁12に形成された固定部13に取り付けられている。固定部13と矩形の板状をなすブラケット11との間には、防振機能とシール機能とを併せ持つガスケット14が挟み込まれている。固定部13にねじ込まれる取り付けねじ15によってブラケット11の取り付け部11aが筺体隔壁12の固定部13にねじ止めされた状態となっている。後述するロータを駆動するための駆動モータ16が筺体隔壁12の外側に位置するように、駆動モータ16がブラケット11の連結部11bに搭載されている。駆動モータ16の作動を制御するための制御盤17が筺体隔壁12の外側に設置され、この制御盤17と駆動モータ16に取り付けられたコネクタ18とがケーブル19を介して連結されている。
なお、本実施形態における駆動モータ16のコネクタ18は、図4中の二点鎖線で示すような位置に配置することも可能となっており、ケーブル19の接続作業性や他の部材との干渉を考慮して適宜選択することができる。また、本実施形態におけるブラケット11は、後述する駆動モータ16の作動に悪影響を与えないオーステナイト系ステンレス鋼やアルミニウムなどの非磁性体にて形成されている。
この排水ポンプユニット10の主要部分の内部構造を図3に示し、その平面形状,底面形状をそれぞれ図4,図5に示し、そのカバーの部分の底面形状を図6に示す。また、図3中のVII−VII,VIII−VIII矢視断面構造をそれぞれ図7,図8に示し、ロータの部分の外観を図9に示し、その底面形状を図10に示す。すなわち、本実施形態における排水ポンプユニット10は、筒状の側壁部20aと円錐状の底壁部20bとを有するケーシング20と、このケーシング20の側壁部20aの上端部に連結されて当該ケーシング20とでポンプ室21を形成するカバー22とを具えている。この排水ポンプユニット10はまた、ポンプ室21内に収容されるロータ23と、このロータ23に連結されてこれを回転させる駆動モータ16と、カバー22と駆動モータ16との間に組み込まれてこれらを仕切る前述のブラケット11とをさらに具えている。本実施形態では空気調和装置の筺体隔壁12の外側に配される駆動モータ16と、筺体隔壁12の内側に配されるカバー22およびケーシング20を仕切るように、ブラケット11が筺体隔壁12の固定部13に取り付けられている。このため、カバー22と駆動モータ16との間に駆動モータ16の軸受部分を保護するための水切板を設ける必要がなくなる。しかも、能力が異なる駆動モータを使用するような場合であっても、排水ポンプユニット10としては単に駆動モータ16を交換するだけで良い。この結果、ブラケット11などの交換が全く不要となる利点をも有する。
なお、本実施形態ではDCブラシレスモータを駆動モータ16として採用しており、振動の大きなACモータよりも大幅な小型軽量化が可能であり、その駆動制御も容易である。DCモータの欠点である高周波振動は、空気調和装置の筺体隔壁12とブラケット11の取り付け部11aとの間に上述したガスケット14を介装することにより確実に遮断することができる。
本実施形態では、ケーシング20の底壁部20bを中央部が下向きに窪んだ円錐状に設定しているが、底壁部20bを水平面と平行ないわゆる平底状に設定しても何ら問題はない。このケーシング20には、底壁部20bの中央から下向きに突出し、ポンプ室21内に連通する吸込通路24を形成する吸込管25が一体的に形成されている。また、このケーシング20には、側壁部20aからロータ23の半径方向外側に突出し、ポンプ室21内に臨む吐出ポート26が開口する吐出管27も一体的に形成されている。吸込管25は、図3中、二点鎖線で示す空気調和装置のドレンパン28内に位置決めされ、このドレンパン28内に溜まる凝縮水の中にほぼ没する状態となる。また、吐出管27には先端部が空気調和装置の筺体隔壁12の外に導き出されるドレン管29の基端部が連結されている。
なお、本実施形態では吐出管27の内径を下流側ほど太くしてポンプ室21に臨む吐出ポート26を絞った状態にしているが、吐出管27の外径を一定にしてドレン管29を嵌合する際の作業性およびこれらの間でのシール性を確保できるように配慮している。このため、吐出管27の肉厚が基端側ほど厚くなるけれども、本実施形態では吐出管27の外周部に肉抜き処理を施し、これによって吐出管27の高剛性化および軽量化も同時に達成している。吐出管27に対するドレン管29の嵌合の容易性およびシール性を確保することができさえすれば、吐出管27の外周に形成される肉抜きは、どのような形態および形状であってもよい。
樹脂の成形品であるカバー22の下部外周には、上向きに半径方向外側へと突出する複数(図示例では4個)の係止爪30が円周方向に沿って等間隔に形成されている。これらの係止爪30をそれぞれ係止し得る半径方向に弾性変形可能な枠状をなす爪ホルダ31がケーシング20の側壁部20aの外周に設けられている。従って、ケーシング20に対してカバー22を上方から押し込むことにより、係止爪30を爪ホルダ31に対してスナップ止めすることができる。このため、ケーシング20とカバー22とを極めて容易に一体化することができ、しかもカバー22に対するケーシング20の相対回転位置を選択することが可能である。つまり、図5中の二点鎖線で示すように、他の部材の配置などに合わせて吐出管27の向きを4方向の何れかに変更することができる。本実施形態では、爪ホルダ31を枠状に形成することにより、係止爪30が爪ホルダ31に対して係止した状態においてケーシング20に対するカバー22の回転を拘束することが可能である。このため、爪ホルダ31が半径方向に僅かに弾性変形しさえすれば、ガラス繊維や無機物のウィスカなどを混入した硬質複合樹脂材料にてケーシング20および爪ホルダ31を成形することができ、ケーシング20を高強度に設計することができる。
カバー22の上端外周には、ブラケット11の連結部11bおよび駆動モータ16に形成された取り付けフランジ16aをそれぞれ貫通する複数本(図示例では4本)の連結ピン32が突設されている。この連結ピン32の上端を溶融してかしめ部32aを形成することにより、カバー22とブラケット11の連結部11bおよび駆動モータ16とを一体的に接合している。連結ピン32の上端に形成されるかしめ部32aは、超音波溶着などの技術を利用することが可能であり、その形状は駆動モータ16およびブラケット11が容易に抜け外れないような形状でありさえすれば良い。
カバー22の底板33中央には、上面が塞がった円筒形断面を有するボス部34が上向きに形成され、さらにこのボス部34を囲む半円弧状をなす一対のスペーサ35が突設されている。ボス部34は、その中央に位置して駆動モータ16のスピンドル16bが貫通する穴34aと、その外周部に位置してポンプ室21内を大気圧に保つための複数(図示例では4つ)のスリット34bとが形成されている。スペーサ35の上端はブラケット11の連結部11bに当接する。隣接するスペーサ35の間の空隙35aは、カバー22の外周縁に形成された一対のラビリンス構造を有する空隙22aと共に大気連通路を形成する。本実施形態では、隣接するスペーサ35の間の空隙35aとカバー22の外周縁に形成された一対の空隙22aとの回転位相をほぼ90度ずらしている。これにより、ポンプ室21からスリット34bおよび空隙35a,22aを介して排水ポンプユニット10の外につながる大気連通路を大きく屈曲させることができる。この結果、ポンプ室21内で発生する直進性の高い高周波(1000Hz以上)の騒音に対して大きな消音効果を得ることができる。
なお、駆動モータ16を停止した場合、ドレン管29から吐出ポート26を介してポンプ室21側に逆流する排水の一部がスリット34bから溢流する場合がある。しかしながら、本実施形態ではロータ23の回転方向(図7中、左回転方向)とは逆向き、つまり図7中、時計回りの接線方向に沿ってスリット34bをボス部34に形成しているため、スリット34bから溢れ出る排水の量を低減させることができる。
ポンプ室21側に臨むカバー22の底板33の外周縁部には、ケーシング20の側壁部20aとの間に環状の空隙36を形成する筒状の仕切り壁37がケーシング20の底壁部20bに向けて下向きに突設されている。従って、ポンプ室21の上部周縁に位置する凝縮水は仕切り壁37の存在によって下向きに流れ、仕切り壁37の下端とケーシング20の底壁部20bとの間の隙間38を通って環状の空隙36から吐出ポート26内へ導かれる。この結果、ポンプ室21の上部周縁に介在する気泡が吐出ポート26側に流れ込むのを阻止することができる。つまり、本実施形態における仕切り壁37は、ポンプ室21の上部周縁に介在する気泡が吐出ポート26側に流れ込むのを抑制するためのものであるので、本実施形態のようにカバー22の全周を亙って形成する必要はない。しかしながら、吐出ポート26と対向する位置にのみ仕切り壁37を形成した場合には、この仕切り壁37の吐出ポート26よりも上流側をケーシング20の側壁部20aの内周面に近接させておく必要がある。これによって、ポンプ室21内を流動する気泡を含む凝縮水が環状の空隙36内に直接流入しないようにすることができる。また、この仕切り壁37の下端部は凝縮水の円滑な流れを妨げないように、その断面形状が半円状などの曲面にて形成されていることが好ましい。
なお、ケーシング20とカバー22の仕切り壁37との間にはOリング39が装着され、ケーシング20およびカバー22の嵌合部分から凝縮水が外部に漏出しないように配慮している。
本実施形態におけるロータ23は、駆動モータ16のスピンドル16bが連結される筒状の接続部40aを上端部に有するロータ軸40と、このロータ軸40から放射状に突出する複数本(図示例では4本)のステー41とを具えている。また、このロータ23は、ステー41を介してロータ軸40に対して一体的に連結される円環状をなす主板42と、主板42の表面、つまり上面側からロータ軸40の軸線とほぼ平行に突出する多数本のピン43とをさらに具えている。さらに、ロータ23は、ピン43と共に主板42に形成されてその表面側と裏面、つまり下面側とを連通する多数個の連通孔44と、ロータ軸40の下端から当該ロータ軸40の軸線に沿って突出し、吸込通路24内に位置する攪拌部材45とをさらに具えている。
主板42はロータ軸40に対して同心状をなしており、その内周面とロータ軸40の外周面との間に上述した連通孔44と共に本発明の均圧部として機能する空隙46が形成されている。上述したステー41は、この空隙46を横切った状態となってロータ軸40と主板42とを連結している。また、本実施形態では第1の配列グループAと、第2の配列グループBとを主板42の円周方向に沿って交互に4組ずつ形成している。第1の配列グループAは、主板42の円周方向にほぼ沿った第1の方向(図8中、左右方向)およびこれと直交する方向にピン43および連通孔44がそれぞれ交互に配列する。また、第2の配列グループBは、第1の方向に対して45度傾斜した方向およびこれと直交する方向にピン43および連通孔44がそれぞれ交互に配列する。個々のピン43は、ロータ軸40の軸線に対して垂直な平面で切った断面形状がほぼ正方形となる正四角柱状をなし、その四隅の稜部に丸みを持たせることにより、水掻き音が極力少なくなるように配慮している。さらに、攪拌部材45は、ロータ軸40の軸線に対して垂直な断面形状が十文字状となるような4枚の羽根板45aを有する。
このような構成を持つ排水ポンプユニット10の駆動モータ16が作動を始めると、吸込通路24内に介在する凝縮水が攪拌部材45の回転によって攪拌され、その粘性によって次第に攪拌部材45と共に吸込通路24内で旋回し始める。吸込通路24内での凝縮水の旋回に伴って発生する遠心力により、その水面が凹状の立体放物曲面を描きながら吸込通路24の上端を越えてポンプ室21の底壁部20bへとせり上がり、さらに主板42およびピン43が凝縮水で浸された状態となる。このようにしてポンプ室21内に入って来る凝縮水は、回転するロータ23の主板42およびピン43によってさらに高速で旋回する。そして、凝縮水の一部がケーシング20の底壁部20bとカバー22の仕切り壁37の下端との隙間を通って環状の空隙36から吐出ポート26へと排出される。この凝縮水の排出に伴ってドレンパン28内の新たな凝縮水が吸込通路24内に吸い込まれ、連続的にドレンパン28内の凝縮水が吐出ポート26からドレン管29を介して外部に排出される。この場合、ロータ23の回転数とその最大径、つまり主板42の外径とによってロータ23の径方向中心側と径方向外側端との圧力差が決まるため、この排水ポンプユニット10の締切揚程も自ずと決まる。しかしながら、その排水量は主板42の回転方向に対して垂直な面に投影したピン43の面積によって左右される。
排水ポンプユニット10の作動中においては、ロータ23のピン43が凝縮水の旋回速度よりも高速で回転している。このため、その周囲に介在する凝縮水は、静止中のピン43に対して凝縮水がポンプ室21内を旋回していると見なした場合、ピン43の外周を巻くようにして比較的滑らかに後方に流下する状態となる。つまり、従来のように羽根車の回転方向に対してほぼ直交する広い面を持った抵抗の大きな羽根板を使用していないため、たとえロータ23の最外周側に位置するピン43であっても、その旋回方向の後側にはキャビテーションがほとんど発生しない。この結果、キャビテーションに起因する騒音を大幅に低減させることができる。特に、本実施形態ではピン43および連通孔44の第1の配列グループAによって形成される凝縮水の流動方向は、その流動状態を模式的に表す図11に示すように、半径方向に対してほぼ45度傾斜した方向となる。この流動方向は、比較的大きな運動エネルギーを凝縮水に与える。これに対し、第2の配列グループBによって形成される凝縮水の流動方向は、その流動状態を模式的に表す図12に示すように、ほぼ主板42の円周方向となって凝縮水に対し比較的小さな運動エネルギーを与える。この結果、これら2種類の凝縮水の流動によって消泡効果をより一層高めることができる。また、吸込管25内での凝縮水の旋回周速度は、ポンプ室21内での凝縮水の旋回周速度よりも相当遅いため、攪拌部材45が抵抗の大きな羽根板45aであっても、ここでキャビテーションが発生するような不具合は生じない。また、排水ポンプユニット10の始動時および低揚程時においても、カバー22に形成された仕切り壁37の存在により、吐出ポート26側に排出される凝縮水に気泡が混入するのを阻止することができる。また、気泡が吐出ポート26側に排出される際の騒音をなくすことも可能である。
主板42の外周をロータ軸40の軸線を中心とする完全な円形にする必要はなく、またロータ軸40の軸線に対して垂直な面で切ったピン43の断面形状が上述した実施形態の如き略正方形状以外、種々の形状のものを採用することが可能である。例えば、本発明によるロータ23の別な実施形態の平面形状,底面形状をそれぞれを図13,図14に示す。図13,図14に示すように、主板42の外周面を不定形の歯車状にすることができる。あるいは、ロータ軸40の軸線に対して垂直な平面で切った断面形状が楕円形となるようなピン43を採用し、その長径方向が主板42の円周方向に沿うように配列させるようなことも可能である。この場合、主板42の外周面に形成された凹凸部分により、凝縮水に対する攪拌作用が高まり、排水ポンプとしての能力を向上させることができる。なお、図13,図14において、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記してある。
上述した実施形態では、個々のピン43の上端が同一水平面上に位置するように、個々のピン43の高さを設定している。このため、ロータ23の回転中においてはポンプ室21内の凝縮水の水面がすり鉢状に変位し、ロータ軸40に近い内周側のピン43の上部が水面から露出して凝縮水を攪拌できなくなる。そこで、本発明によるロータ23の別な実施形態の主要部の断面構造を図15に示す。図15から明らかなように、ポンプ室21内に形成される凝縮水の旋回水面(図中、二点鎖線で示す)の高さに応じてロータ軸40から遠いピン43ほどその高さを高く設定し、半径方向に配列するピン43の機能を最大限に発揮させることが有効である。あるいは、同じような効果を得るため、主板42の回転方向に対して垂直な面に投影したピン43の面積がロータ軸40の半径方向内側に位置するピン43ほど小さく設定することによっても対処可能である。具体的には、例えば図16に示すように、ロータ軸4027に近いピン43ほどそのテーパ角θが大きくなるような先細りのテーパ状に形成することなどが可能である。
上述した実施形態では、ピン43を主板42の表面側から上方に突出させているが、図17に示すように主板42の裏面からピン43を下向きに突出させるようにしてもよい。図17に示したロータ23の場合、ロータ軸40に近いピン43ほど外径が小さくなるような小径部43aを下端側に有する段付きに形成している。このように、主板42の裏面からピン43を下向きに突出させた本発明による排水ポンプユニット10の他の実施形態の概略構造を図18に示すが、先の実施形態と同一機能の要素にはこれと同一符号を記すに止め、重複する説明は省略するものとする。すなわち、本実施形態におけるロータ23は、カバー22の底板33に近接するように主板42が形成され、この主板42の裏面から多数のピン43がケーシング20の底壁部20bに向けて突出している。各ピン43の下端は、ケーシング20の底壁部20bにほぼ等距離にて近接するように、ロータ23の径方向内周側に位置するピン43ほど主板42からの突出長さを長く設定している。本実施形態の場合、カバー22の底板33に近接して配された主板42により、ポンプ室21内に吸引される凝縮水に対してより大きな整流効果を得ることができる。本実施形態では、ブラケット11の取り付け部11aと連結部11bとの間に駆動モータ16を囲む筒部11cが形成されており、これによって駆動モータ16にて発生する騒音の伝播方向を規制することができる。
なお、ピン43や連通孔44を上述した実施形態のような配列グループA,Bのように整列させず、主板42にランダムに形成することができる。あるいは、ピン43を主板42の表裏両面から突出させることも可能である。何れにおいても、排水ポンプユニット10に要求される揚程や排水量を確保すると同時に振動や騒音を少なくするため、これらの数量やレイアウトなどを適宜調整することが望ましい。同様に、主板42をケーシング20の円錐状をなす底壁部20bと平行となるように円錐状に形成してもよい。

Claims (16)

  1. ロータと、ケーシングと、このケーシングに装着されて当該ケーシングとで前記ロータが収容されるポンプ室を形成するカバーと、前記ケーシングに突設されて前記ポンプ室の下端中央部に連通する吸込通路を形成する吸込管と、前記ケーシングの側壁部から前記ロータの半径方向外側に突出し、前記ポンプ室内に臨む吐出ポートが開口する吐出管とを有する立軸形遠心ポンプであって、前記ロータは、
    前記カバーの外から駆動モータに上端部が連結されるロータ軸と、
    このロータ軸に同心状をなして一体的に連結される円形の主板と、
    この主板から前記ロータ軸の軸線とほぼ平行に突出する複数本のピンと、
    前記主板に形成されてその表面側と裏面側とを連通する均圧部と
    を具えていることを特徴とする立軸形遠心ポンプ。
  2. 前記ロータは、そのロータ軸の一端部から当該ロータ軸の軸線に沿って突出し、前記吸込管の吸込通路内に位置する攪拌部材をさらに具えていることを特徴とする請求項1に記載の立軸形遠心ポンプ。
  3. 前記カバーは、前記ロータの周囲を囲むように下向きに突出して前記ケーシングの内壁との間に環状の空隙を形成する仕切り壁を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の立軸形遠心ポンプ。
  4. 前記仕切り壁は、前記ケーシングに形成された吐出ポートと対向してこれを遮るように配されていることを特徴とする請求項3に記載の立軸形遠心ポンプ。
  5. 前記カバーには、前記ポンプ室内と外部とを連通する大気連通路が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の立軸形遠心ポンプ。
  6. 前記主板の表面側と裏面側とを連通する複数の連通孔を具え、これら連通孔が前記均圧部として機能することを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の立軸形遠心ポンプ。
  7. 前記ピンおよび連通孔は、第1の配列グループと第2の配列グループとが円周方向に沿って交互に配列していることを特徴とする請求項6に記載の立軸形遠心ポンプ。
  8. 前記第1の配列グループは、前記主板の円周方向にほぼ沿った第1の方向およびこれと直交する方向に前記ピンおよび連通孔が配列し、前記第2の配列グループは、前記第1の方向に対して45度傾斜した方向およびこれと直交する方向に前記ピンおよび連通孔が配列していることを特徴とする請求項7に記載の立軸形遠心ポンプ。
  9. 前記主板の旋回方向に対して垂直な面に投影した個々の前記ピンの面積が前記ロータ軸の半径方向内側に位置する前記ピンほど小さく設定されていることを特徴とする請求項1から請求項8の何れかに記載の立軸形遠心ポンプ。
  10. ロータ軸と、
    このロータ軸に同心状をなして一体的に連結される主板と、
    この主板から前記ロータ軸の軸線とほぼ平行に突出する複数本のピンと、
    前記主板の表面側と裏面側とに連通する均圧部と
    を具えたことを特徴とするポンプ用ロータ。
  11. 前記ロータ軸の一端部からこのロータ軸の軸線に沿って突出する攪拌部材をさらに具えたことを特徴とする請求項10に記載のポンプ用ロータ。
  12. 前記主板の表面側と裏面側とを連通する複数の連通孔を具え、これら連通孔が前記均圧部として機能することを特徴とする請求項10または請求項11に記載のポンプ用ロータ。
  13. 前記ピンおよび連通孔は、第1の配列グループと第2の配列グループとが円周方向に沿って交互に配列していることを特徴とする請求項12に記載のポンプ用ロータ。
  14. 前記第1の配列グループは、前記主板の円周方向にほぼ沿った第1の方向およびこれと直交する方向に前記ピンおよび連通孔が配列し、前記第2の配列グループは、前記第1の方向に対して45度傾斜した方向およびこれと直交する方向に前記ピンおよび連通孔が配列していることを特徴とする請求項13に記載のポンプ用ロータ。
  15. 前記ロータ軸の回転方向に対して垂直な面に投影した個々の前記ピンの面積が前記ロータ軸の半径方向内側に位置する前記ピンほど小さく設定されていることを特徴とする請求項10から請求項14の何れかに記載のポンプ用ロータ。
  16. 請求項1から請求項9の何れかに記載の立軸形遠心ポンプが排水ポンプとして組み込まれていることを特徴とする空気調和装置。
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