JP2002121512A - 皮革製品用補強テープ - Google Patents

皮革製品用補強テープ

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JP2002121512A
JP2002121512A JP2000319872A JP2000319872A JP2002121512A JP 2002121512 A JP2002121512 A JP 2002121512A JP 2000319872 A JP2000319872 A JP 2000319872A JP 2000319872 A JP2000319872 A JP 2000319872A JP 2002121512 A JP2002121512 A JP 2002121512A
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JP
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reinforcing tape
adhesive
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leather
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JP2000319872A
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Akio Nakagami
晧雄 中神
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UI KASEI KK
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Treatment And Processing Of Natural Fur Or Leather (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 革製品の構成部材における裏面に対しては良
好な接着性を有して、この構成部材への取付け性を向上
する一方、取付け作業者の指への付着を回避して、作業
効率を改善する補強テープを提供する。 【解決手段】 皮革製品用補強テープAは、皮革製品の
構成部材3における裏面に取り付けられる。補強テープ
は、補強テープ本体1と、補強テープ本体に接着剤を含
浸させ、これを乾燥させることによって得られた乾燥接
着層2とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮革製品、例え
ば、革靴、革製鞄等の製造に使用される補強テープに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、革靴の製造工程において、革の裏
面に接着されて、その強度を補強するための補強テープ
が使用されている。
【0003】この種の従来の補強テープは、2層構造を
有しており、即ち、補強テープ本体と、その一方の面に
設けられた粘着層とから構成されている。この補強テー
プは、所定の幅を有し、長尺であり、コイル状に巻かれ
ている。
【0004】この補強テープの使用方法を、革靴におけ
る甲皮の製造工程を例として以下に説明する。先ず、コ
イル状に巻かれた補強テープの先端を引き出して、その
粘着層を、予め所定形状に裁断された甲皮用の革(以
下、「甲皮部材」という)の裏面における所定の位置に
押し付ける。通常は、この位置は、甲皮部材の縁から僅
かに内側に離れた位置に該当する。
【0005】次いで、補強テープが甲皮部材の縁の形状
と実質的に相似形状になるように、補強テープを引き出
しながら、その粘着層を甲皮部材の裏面に順次押し付け
る。補強テープのこのような押し付け工程が所定の位置
まで終了した後、補強テープを切断する。
【0006】次いで、補強テープを含む甲皮部材の裏面
における縁部分に、ゴムのり等の接着剤を塗布する。こ
の接着剤塗布工程の後、所望の接着力を付与できる状態
に至るまで、上記接着剤を乾燥させる。
【0007】このような接着剤乾燥工程が完了した後、
甲皮部材の裏面における縁部分を、これが補強テープ上
に重ねられるように折り返し、この折り返し部分を相互
に接着するように強固に押圧して、甲皮縁部形成工程を
行う。これにより、革靴の構成部材としての甲皮の加工
工程が終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の補強テープの粘着層は、補強テープ本体を甲皮
部材の裏面に容易に取り付ける作用を有するものの、そ
の粘着性に起因して様々な問題を生ぜしめる。即ち、先
ず、粘着層は、作業者の指にも付着し易いため、作業効
率が著しく低下する。
【0009】また、補強テープの甲皮部材への上述した
取付けは、手作業で行われ、その作業中において取付け
位置が不適切な場合には、甲皮部材に接着された補強テ
ープをそこから引き剥がし、適切な位置に接着し直す作
業が必要になる。ここで、補強テープ本体と粘着層との
接着強度が不充分な場合には、補強テープを上述したよ
うに甲皮部材から引き剥がすと、粘着層が補強テープ本
体から剥離して、甲皮部材側に残る虞がある。このよう
に粘着層が補強テープ本体から剥離した場合には、補強
テープを甲皮部材の適切な位置に接着し直すことは不可
能である。
【0010】一方、補強テープ本体と粘着層との接着強
度が十分であり、しかも、粘着層そのものの甲皮部材に
対する接着力が大きい場合には、補強テープの甲皮部材
からの引き剥がしによって、甲皮部材の裏面に損傷を及
ぼす虞がある。
【0011】従って、補強テープの引き剥がし、及び、
再接着を伴った取付け作業を確実に行い、しかも、甲皮
部材への損傷を防止するためには、粘着層そのものの粘
着力、及び、粘着層と補強テープ本体との接着強度をそ
れぞれ適切に制御する必要があり、そのためには、補強
テープの構成材料における高度な特性研究と、緻密な製
品管理が要求され、製造コストが著しく上昇する。
【0012】しかも、補強テープを甲皮部材に取り付け
た後に、上述したように、補強テープを含む甲皮部材の
裏面における縁部分に、ゴムのり等の接着剤を塗布し、
所望の接着力を付与できる状態に至るまで、上記接着剤
を乾燥させる必要がある。即ち、補強テープの甲皮部材
への取り付け後に、接着剤塗布工程、接着剤乾燥工程及
び甲皮縁部形成工程をこの順序で行う必要があり、接着
剤塗布工程後直ちに甲皮縁部形成工程を行うことはでき
ない。従って、甲皮の製造工程が煩雑になると共に、そ
の製造のための全工程を終了するまでに長時間を必要と
する。
【0013】上述した問題は、革靴の製造に関して説明
したが、他の革製品、例えば、革製鞄の製造においても
同様である。
【0014】本発明の目的は、皮革製品の構成部材にお
ける裏面に対しては良好な接着性を有して、この構成部
材への取付け性を向上する一方、取付け作業者の指への
付着を回避して、作業効率を改善する補強テープを提供
することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の本発明の皮革製品用補強テープ
(A)は、皮革製品の構成部材(3)における裏面に取
り付けられる補強テープであって、補強テープ本体
(1)と、前記補強テープ本体に接着剤を含浸させ、こ
れを乾燥させることによって得られた乾燥接着層(2)
とからなることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る補
強テープを、図1及び図2を参照して詳述する。
【0017】本発明の補強テープAは、革靴の製造に使
用されるもので、補強テープ本体1と、乾燥接着層2と
から構成される。
【0018】補強テープ本体1は、長尺で、所定の幅、
例えば、3mmの幅を有しており、図2に示すように、
コイル状に巻かれている。この補強テープ本体1は、そ
の長さ方向に配置される縦糸1aと、その幅方向に配置
される横糸1bとから構成される。縦糸1aとして使用
される材料は、高い引っ張り強度を有するものであれば
任意であり、例えば、ナイロン、テトロン等の合成繊維
や、綿等の天然繊維を使用することが好ましい。横糸1
bは、補強テープ本体1の幅方向における縦糸1aの位
置を保持する作用を有しており、この横糸1bには、上
述した縦糸1aにおけるような高い引っ張り強度は必要
ではない。従って、横糸1bとして、あらゆる種類の合
成繊維や天然繊維を使用してもよいが、特に、補強テー
プ1のコストを低廉にすることに鑑み、綿を使用するこ
とが望ましい。
【0019】補強テープ本体1の縦方向における高い引
っ張り強度を確保し、しかも、製造コストを低廉にする
ためには、縦糸1aとしてテトロンを使用し、横糸1b
として綿を使用することが望ましい。
【0020】また、補強テープ1を、例えば、図3に示
した甲皮部材3の裏面に曲線に沿って取り付ける場合に
は、この補強テープ1の平面において、長さ方向と交差
する方向への撓み性を向上させることにより、取付作業
が容易になる。このような撓み性を向上させる場合に
は、優れた滑り特性を有するナイロンを縦糸1aとして
使用することが望ましい。従って、補強テープ本体1の
縦方向における高い引っ張り強度を確保し、上述した撓
み性を向上し、しかも、比較的低廉な製造コストを維持
するためには、縦糸1aとしてナイロンを使用し、横糸
1bとして綿を使用することが望ましい。
【0021】本発明の補強テープ本体1は、上述した縦
糸1a及び横糸1bに使用される材料の組合せに限定さ
れるものではなく、縦糸1a及び横糸1bのための上述
した材料をどのように組み合わせてもよい。補強テープ
本体1が比較的広い幅、例えば、12mm乃至14mm
の幅を有している場合には、縦糸1a及び横糸1bのそ
れぞれに綿を使用することも可能である。
【0022】乾燥接着層2は、上述した補強テープ本体
1に接着剤を含浸させ、これを乾燥させることによって
得られる。この乾燥接着層2は、補強テープ本体1の表
裏面に露呈している。この接着材としては、天然ゴムの
り、合成ゴムのり、ラテックス、即ち、水に天然ゴム又
は合成ゴムを懸濁させたもの、又は、アンモニア水溶液
に天然ゴム又は合成ゴムを懸濁させたもの等が使用され
る。
【0023】上述した乾燥接着層2は、接着剤の乾燥工
程が終了した後、乾燥状態に置かれ、従って、殆ど粘着
性を有していない。その結果、この乾燥接着層2に作業
者の指が接触しても、乾燥接着層2が指に付着すること
はない。しかも、この乾燥接着層2は、2層構造を有す
る従来の補強テープと異なり、上述したように、補強テ
ープ本体1に接着剤を含浸させ、これを乾燥させること
によって得られるため、乾燥接着層2が補強テープ本体
1に強固に一体化され、従って、乾燥接着層2が補強テ
ープ本体1から剥離する虞がない。
【0024】必要に応じて、上述した接着剤には、老化
防止剤が添加される。
【0025】次に、本発明の皮革製品用補強テープAの
製造方法を図4を参照して説明する。補強テープAの製
造方法は、補強テープ本体1を接着剤4に浸漬させて、
補強テープ本体1に接着剤4を含浸させる接着剤含浸工
程と、補強テープ本体1に付着した余剰接着剤を除去す
る余剰接着剤除去工程と、補強テープ本体1に含浸した
接着剤4を乾燥させる乾燥工程と、切断工程とからなっ
ている。
【0026】上述した工程を行うために、図4に示した
装置が使用される。この装置は、タンク3と、入側案内
ローラ5と、一対の浸漬ローラ6、7と、一対の出側扱
きバー8a、8bとから構成されている。
【0027】タンク3は、上方が開放されており、その
内部に接着剤4を収容している。この接着材としては、
上述したように、天然ゴムのり、合成ゴムのり、ラテッ
クス、即ち、水に天然ゴム又は合成ゴムを懸濁させたも
の、又は、アンモニア水溶液に天然ゴム又は合成ゴムを
懸濁させたもの等が使用される。
【0028】入側案内ローラ5は、タンク3の入側部
分、即ち、図4において、タンク3の上方且つ左側の部
分に配置されている。一対の浸漬ローラ6、7は、タン
ク3の底部に近接して、相互に間隔をあけて配置されて
いる。これらの浸漬ローラ6、7は、相互に平行である
と共に、入側案内ローラ5に対しても平行に位置してい
る。一対の出側扱きバー8a、8bは、タンク3の出側
部分、即ち、図4において、タンク3の上方且つ右側の
部分に配置されている。
【0029】補強テープ本体1は、入側案内ローラ5、
一対の浸漬ローラ6、7及び一対の出側扱きローラ8
a、8bに掛け渡される。従って、補強テープ本体1
は、入側案内ローラ5によって案内されて、浸漬ローラ
6に向かってタンク3内を垂直に下降し、次いで、浸漬
ローラ6から浸漬ローラ7に向かって平行に移動し、次
いで、浸漬ローラ7から扱きバー8aに向かってタンク
3内を垂直に上昇する。このようにして補強テープ本体
1がタンク3内の接着剤4中に浸漬されることにより、
補強テープ本体1には接着剤4が十分に含浸され、これ
によって、接着剤含浸工程が実現される。
【0030】接着剤4が十分に含浸された補強テープ本
体1は、回転不能の一対の出側扱きバー8a、8b間に
挟まれた状態で、強制的に引き抜かれる。これによっ
て、余剰接着剤除去工程が実現される。勿論、この補強
テープ本体1の強制的な引き抜きは、一対の扱きバー8
a、8bよりも下流側に配置された巻き取りロール(図
示せず)によって行われる。
【0031】図4に示した装置においては、一対の扱き
バー8a、8bのそれぞれの中心を結ぶ直線Lと、これ
ら扱きバー8a、8bから引き出された補強テープ本体
1の引き抜き方向との間の角度θが90度よりも小さく
なるように設定されている。この角度θを変化させるこ
とによって、扱き量を調節することができる。この角度
θを変化させるためには、扱きバー8bを扱きバー8a
の周囲に沿って移動させればよい。尚、上述した余剰接
着剤除去工程は、一対の扱きバー8a、8bによって行
われるものとして説明したが、接着剤4が含浸された補
強テープ本体1を表裏面から挟み付け、余剰接着剤が除
去可能な構造であれば形態は任意であり、例えば、タン
ク3の出側の縁の上部に、これと近接するように、プレ
ートを配置し、タンク3の縁と、プレートとの間に補強
テープ本体1を通過させて、余剰接着剤を除去すること
も可能である。この場合において、補強テープ本体1と
接触するタンク3の出側の縁の角度や面取りの度合い、
並びに、プレートの重量を変化させることによって、接
着剤の除去量を調節することができる。
【0032】乾燥工程は、一対の出側扱きバー8a、8
bと上述した巻き取りロールとの間に乾燥帯(図示せ
ず)を設け、余剰接着剤が除去され、即ち、適切な量の
接着剤が含浸された補強テープ本体1をこの乾燥帯内を
通過させることによって行われる。この乾燥帯は、接着
剤が含浸された補強テープ本体1を100゜C乃至12
0゜Cの範囲内の温度で加熱し、これを乾燥するための
加熱源を有している。
【0033】上述した乾燥帯は、このような加熱源を有
する以外に、冷却風を接着剤が含浸された補強テープ本
体1に供給して、これを乾燥するためのファンを有して
いてもよい。
【0034】次いで、巻き取りロールに巻き取られた補
強テープを、所定の幅にスリッティング加工を施すこと
によって、切断加工が実現され、これにより、図2に示
した本発明の補強テープAが得られる。
【0035】次に、本発明の皮革製品用補強テープAの
使用方法を説明する。
【0036】先ず、予め所定形状に裁断された甲皮部材
3(図3参照)の裏面における周囲に所定の幅をもっ
て、接着剤を塗布し、これを乾燥させる。以下、このよ
うに塗布され乾燥した接着剤の表面を「接着剤乾燥表
面」という。この接着材としては、補強テープ本体1に
含浸される上述した接着剤と同様に、天然ゴムのり、合
成ゴムのり、ラテックス、即ち、水に天然ゴム又は合成
ゴムを懸濁させたもの、又は、アンモニア水溶液に天然
ゴム又は合成ゴムを懸濁させたもの等が使用される。こ
のように甲皮部材3の接着剤塗布工程及び乾燥工程は、
補強テープAの取付工程前に予め完了させておくことが
好ましく、これによって、製造効率が改善される。
【0037】次いで、図2に示すようにコイル状に巻か
れた補強テープAの先端を引き出して、補強テープAの
外側に位置する乾燥接着層2を甲皮部材3の裏面におけ
る接着剤乾燥表面の所定の位置に押し付ける。ここで、
乾燥接着層2は、上述したように殆ど粘着性を有してお
らず、また、甲皮部材3の裏面における接着剤乾燥表面
も同様に殆ど粘着性を有してないが、乾燥接着層2を接
着剤乾燥表面に押し付けることにより、これらは相互に
接着される。
【0038】次いで、補強テープAが甲皮部材3の縁の
形状と実質的に相似形状になるように、補強テープAを
引き出しながら、その乾燥接着層2を甲皮部材3の裏面
の乾燥表面に順次押し付ける。このような押しつけ工程
を行うことにより、上述したように、乾燥接着層2は、
接着剤乾燥表面に接着される。補強テープAのこのよう
な押し付け工程が所定の位置まで終了した後、補強テー
プAを切断する。
【0039】次いで、甲皮部材3の裏面における縁部分
を、これが補強テープA上に重ねられるように折り返
し、この折り返し部分を相互に接着するように押圧し
て、甲皮縁部形成工程を行う。この折り返し部分は湾曲
しているため、その折り返しを容易にするため、その折
り返し部分の中央には複数の切り込み3aが形成されて
いる。
【0040】このような押圧により、補強テープAの内
側に位置する乾燥接着層2が折り返し部分における接着
剤乾燥表面と接触し、これらは相互に接着される。折り
返し部分をハンマ等で叩いて、大きな押圧力を付与し、
もって、強固な接着状態を確保することが望ましい。こ
れにより、革靴の構成部材としての甲皮の加工工程が終
了する。
【0041】本発明の補強テープAの甲皮部材3への取
り付けにおいて、補強テープAの乾燥接着層2は、接着
剤の乾燥工程が終了した後、乾燥状態に置かれ、従っ
て、殆ど粘着性を有していない。その結果、この乾燥接
着層2に作業者の指が接触しても、乾燥接着層2が指に
付着することはない。従って、作業効率が著しく改善さ
れる。
【0042】しかも、乾燥接着層2は、2層構造を有す
る従来の補強テープと異なり、上述したように、補強テ
ープ本体1に接着剤を含浸させ、これを乾燥させること
によって得られるため、乾燥接着層2が補強テープ本体
1に強固に一体化され、従って、乾燥接着層2が補強テ
ープ本体1から剥離する虞がない。その結果、作業中に
おいて、補強テープAの取付け位置が不適切な場合に、
補強テープAの引き剥がし、及び、新たな位置への押し
付けを行っても、補強テープAの接着特性に影響を与え
ることがない。
【0043】更に、甲皮部材3の裏面への接着剤の塗布
及び乾燥工程を予め行っておけば、補強テープAの取り
付け工程後に、従来の補強テープにおけるような接着剤
塗布工程を行う必要はなく、直ちに、甲皮縁部形成工程
を行うことができ、甲皮の製造のための全工程を終了す
るまでに要する時間を短縮することができる。
【0044】尚、上述した実施形態に係る補強テープ
は、革靴の構成部材としての甲皮を補強するために使用
されるものとして説明したが、鞄、ベルト等の他の皮革
製品の補強にも適用可能である。
【0045】
【発明の効果】請求項1の本発明の皮革製品用補強テー
プは、補強テープ本体と、前記補強テープ本体に接着剤
を含浸させ、これを乾燥させることによって得られた乾
燥接着層とから構成されているため、皮革製品の構成部
材における裏面に対しては良好な接着性を有して、この
構成部材への取付け性を向上する一方、取付け作業者の
指への付着を回避して、作業効率を改善することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の皮革製品用補強テープの概略断面図。
【図2】本発明の皮革製品用補強テープの斜視図。
【図3】図2の補強テープの甲皮部材への取り付け工程
を示す平面図。
【図4】本発明の皮革製品用補強テープを製造するため
の方法を実施する装置を示す概略図。
【符号の説明】
A 皮革製品用補強テープ 1 補強テープ本体 2 乾燥接着層 3 皮革製品の構成部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮革製品の構成部材における裏面に取り
    付けられる補強テープであって、補強テープ本体と、前
    記補強テープ本体に接着剤を含浸させ、これを乾燥させ
    ることによって得られた乾燥接着層とからなることを特
    徴とする皮革製品用補強テープ。
JP2000319872A 2000-10-19 2000-10-19 皮革製品用補強テープ Pending JP2002121512A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114685864A (zh) * 2020-12-28 2022-07-01 双安科技(天津)有限公司 一种带电作业用绝缘下水裤

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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