JP2002121511A - 半導体ウエハ加工用粘着シート - Google Patents
半導体ウエハ加工用粘着シートInfo
- Publication number
- JP2002121511A JP2002121511A JP2000319184A JP2000319184A JP2002121511A JP 2002121511 A JP2002121511 A JP 2002121511A JP 2000319184 A JP2000319184 A JP 2000319184A JP 2000319184 A JP2000319184 A JP 2000319184A JP 2002121511 A JP2002121511 A JP 2002121511A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- pressure
- sensitive adhesive
- adhesive sheet
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Dicing (AREA)
Abstract
くかつ耐チッピング特性に優れダイシングの際のチップ
飛びを防ぐ半導体ウエハ加工用粘着シートを提供するこ
と。 【解決手段】 紫外線及び/又は電子線に対し透過性を
有するフィルム基材面上にベース樹脂、放射線重合性化
合物、放射線重合性重合開始剤、及び架橋剤からなる粘
着剤層を塗布してなる半導体ウエハ加工用粘着シートに
おいて、対シリコンウエハ鏡面に対しての放射線照射前
の粘着力が200〜2000gf/25mmかつ放射線照射後の粘着力
が10〜50gf/25mmでかつJISZ0237保持力で規定
される凝集力が5mm以下である請求項1記載の半導体ウ
エハ加工用粘着シート。
Description
ムヒ素などの半導体ウエハを加工する際に使用するウエ
ハ加工用の粘着シートに関するものである。
グ、エキスパンティング等を行い、次いで該半導体ウエ
ハをピックアップすると同時にマウンティングする際に
用いる半導体ウエハ加工用シートとして、紫外線及び/
又は電子線に対し透過性を有する基材上に紫外線及び/
又は電子線により重合硬化反応をする粘着剤層が塗布さ
れた粘着シートを用い、ダイシング後に紫外線及び/又
は電子線を粘着剤層に照射し、粘着剤層を重合硬化反応
をさせ、粘着力を低下せしめて半導体ウエハ(チップ)
をピックアップする方法が知られている。
量化しており、また、半導体ウエハ上への精密加工が可
能となり、ダイシングの際のウエハのカットサイズ#が
小さくなってきている。しかし、200gf/25mm以下の粘着
力のシートを用いた場合、小チップのダイシングの際、
粘着力が弱く、ウエハからチップが飛ぶという問題があ
った。特開昭62-59684号公報には、光照射前200〜1000g
f/20mmであり、光照射後は150gf/25mm以下となる接着フ
ィルムについての記載があるが、粘着特性の1つである
凝集力については検討がされていない。
体ウエハ加工に際して、不純性が少なくかつ耐チッピン
グ特性に優れ、小チップのダイシングの際のチップ飛び
を防ぐ半導体ウエハ加工用粘着シートを提供することに
ある。
又は電子線に対し透過性を有するフィルム基材面上にベ
ース樹脂、放射線重合性化合物、放射線重合性重合開始
剤及び架橋剤とからなる粘着剤層を塗布してなる半導体
ウエハ加工用粘着シートにおいて、対シリコンウエハ鏡
面に対しての放射線照射前の粘着力が200〜2000gf/25mm
かつ放射線照射後の粘着力が10〜50gf/25mmでかつJI
S Z 0237保持力で規定される凝集力が5mm以下
である半導体ウエハ加工用粘着シートである。
酸2−エチルヘキシルと酢酸ビニルとを共重合して得ら
れる重量平均分子量1000000〜2000000の
共重合体を用いることで、硬化前の粘着力をアップする
ことができ、ダイシングの際のチップの飛散をなくすこ
とができる。
ルとアクリル酸ブチル、酢酸ビニル、メタクリル酸2−
ヒドロキシエチルとを共重合して得られた重量平均分子
量250000〜350000の共重合体を用いること
で、硬化前の粘着剤層に十分な凝集力を付与することが
でき、エキスパンディング時にアルミリング等の専用治
具から粘着シートが剥離、脱落する恐れがなくなる。更
に硬化反応後の粘着剤層にも十分な凝集力を付与するこ
とができ、ダイシング時にチッピングを抑えることがで
きる。
ヘキシルと酢酸ビニルとを共重合して得られる重量平均
分子量1000000〜2000000の共重合体とア
クリル酸2−エチルヘキシルとアクリル酸ブチル、酢酸
ビニル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルとを共重合
して得られた重量平均分子量250000〜35000
0の共重合体の重量比は0.5:99.5〜40:60
の範囲であり、好ましく1:99〜30:70の範囲で
ある。0.5未満になると放射線照射前の粘着力が不足
して、ダイシングの際にチップ飛びの原因となり、40
を越えると粘着剤層の凝集力が不足し、チッピングの原
因になる。
及び/又は電子線による硬化反応前には半導体ウエハに
対して十分な粘着力を有し、硬化反応後には粘着力が低
下し半導体ウエハ(チップ)のピックアップを容易に行
うことができ、しかも高い凝集力を保つために5000
以上、好ましくは8000以上、更に好ましくは100
00以上の分子量を持つ多官能ウレタンアクリレートと
1000以下の分子量を持つ多官能アクリレートモノマ
ーまたは2種類以上のアクリレートモノマーとを混合す
る必要がある。
ンアクリレートを用いることで、硬化反応前の粘着剤層
に十分な凝集力を付与することができ、エキスパンディ
ング時にアルミリング等の専用治具から粘着シートが剥
離、脱落する恐れがなくなる。しかも蛍光灯下に長時間
暴露しても粘着力を安定することができ、更に硬化反応
後の粘着剤層にも十分な凝集力を付与することができ、
ダイシング時にチッピングを抑えることができる。分子
量が5000以下であると粘度が低くなり、粘着剤層の
凝集力が不足し、官能基数が1であると硬化後の粘着剤
層の架橋密度が十分に上がらず、硬化後の粘着力の低下
が不十分となる。
のウレタンアクリレートのみでは粘度が高く取扱が困難
で、硬化後の粘着力の低下が十分でなくチップのピック
アップが困難になる。これを調整するために1000以
下の分子量を持つ多官能のアクリレートモノマーを併用
すると粘着物性のバランスが好適になる。多官能のアク
リレートモノマーを使用するのは硬化後の粘着剤層の架
橋密度を上げ、粘着力を十分に低下させるためのであ
り、これらの組み合わせ以外では硬化後の粘着力の低下
が十分でなくチップのピックアップが困難になる等とい
う問題が発生する。
中の多官能のウレタンアクリレートとしては、ジイソシ
アネート、ポリオール及びヒドロキシ(メタ)アクリレ
ートとにより合成される化合物であり、好ましくは2個
のアクリロイル基を有するウレタンアクリレートであ
る。前記のイソシアネートとしては、例えばトルエンジ
イソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、フェニレンジイソシ
アネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、
キシレンジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイ
ソシアネート、ナフタレンジイソシアネート等を挙げる
ことができる。前記のポリオールとしては、例えばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ヘキサンジオール等を挙げることができる。前記の
ヒドロキシ(メタ)アクリレートとしては、例えば、2
−ヒドルキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドル
キシプロピル(メタ)アクリレート等を挙げることがで
きる。
レートモノマーとしては、例えばトリメチロールプロパ
ントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリ
レート、ペンタエリスリトールトテトラアクリレート、
ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペンタアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等を
挙げることができる。放射線重合性化合物の多官能のウ
レタンアクリレートと多官能のアクリレートモノマーの
重量比は10:90〜90:10の範囲であり、好まし
く20:80〜80:20の範囲である。多官能ウレタ
ンアクリレートの重量比が10未満になると粘着剤層の
凝集力が不足し、90を越えると硬化後の粘着力の低下
が十分でなくチップのピックアップが困難になるという
問題が生じる。
しては、例えば、ベンゾフェノン、アセトフェノン、ベ
ンゾイン、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインエチ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンジ
ルジフェニルサルファイド、テトラメチルチウラムモノ
サルファイド、アゾビスイソブチロニトリル、ジベンジ
ル、ジアセチル、β-クロールアンスラキノンなどが挙
げられる。
は多価イソシアネートのポリイソシアネート化合物およ
びポリイソシアート化合物の三量体、上記ポリイソシア
ネート化合物とポリオール化合物とを反応させて得られ
る末端イソシアネート化合物の三量体または末端イソシ
アネートウレタンプレポリマーをフェノール、オキシム
類などで封鎖したブロック化ポリイソシアネート化合物
が挙げられる。
えば、2,4-トリレンジイソシアネート、2,6-トリレンジ
イソシアネート、1,3-キシリレンジイソシアネート、1,
4-キシレンジイソシアネート、ジフェニルメタン-4-4'-
ジイソシアネート、ジフェニルメタン-2-4'-ジイソシア
ネート、3-メチルジフェニルメタンジイソシアネート、
ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシ
アネート、ジシクロヘキシルメタン-4-4'-ジイソシアネ
ート、ジシキウロヘキシルメタン-2-4'-ジイソシアネー
ト、リジンイソシアネートなどがあげられる。
量部に対して、2〜12重量部、好ましくは2.5〜7
重量部である。2重量部より少ないと、粘着剤層の凝集
力が不足し、チッピング性が悪くなる。また、12重量
部を超える量で用いられると、放射線照射前の粘着力が
不足し、チップ飛びの原因となり、好ましくない。
始剤の混合割合は、ベース樹脂100重量部に対して、
放射線重合性化合物が30〜90重量部、放射線重合性
重合開始剤0.05〜20重量部の混合割合である。放
射線重合性化合物の割合が30重量部未満であると硬化
後の粘着力の低下が十分でなくチップのピックアップが
困難になり、90重量部を越えると粘着剤層の凝集力が
不足し好ましくない。放射線重合性重合開始剤の割合が
0.05重量部未満であると紫外線及び/又は電子線照
射における放射線重合性化合物の硬化反応が乏しくなり
粘着力の低下が不十分となりピックアップ時にチップが
取れなくなるので好ましくなく、20重量部を越えると
硬化時に架橋反応が短鎖で終点を迎え、分子量の小さな
ものが残り、パーティクルの原因になることや硬化の粘
着力が低すぎるために、チップのピックアップの際にチ
ップがシートから外れるので好ましくない。
ためにロジン樹脂、テルペン樹脂、クマロン樹脂、フェ
ノール樹脂、スチレン樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族
系石油樹脂、脂肪族芳香族共重合系石油樹脂等の粘着付
与剤等を添加しても構わない。
加することもできる。帯電防止剤を添加することによ
り、エキスパンド時あるいはピックアップ時に発生する
静電気を抑制できるため、チップの信頼性が向上する。
帯電防止剤としては、具体的にはアニオン性、カチオン
性、非イオン性、ないし両イオン性の一般に公知の界面
活性剤、カーボンブラック、銀、ニッケル、アンチモン
ドープスズ酸化物、スズドープインジウム酸化物などの
粉体が用いられる。帯電防止剤は、粘着剤層中に0〜3
0重量部、特には0〜20重量部の範囲で用いられるこ
とが好ましい。
び/又は電子線に対し透過性を有するものである。この
例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリブタジエン、ポリメチルペンテン、ポリ塩化ビ
ニル、塩化ビニル共重合体、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリウレタン、エチ
レン酢ビ共重合体、アイオノマー、エチレン・(メタ)ア
クリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸エステ
ル共重合体、ポリスチレン、ビニルポリイソプレン、ポ
リカーボネート等の一般的な熱可塑性樹脂からなる透明
フィルムが用いられる。さらに透明であればこれらの樹
脂の混合物からなるフィルムあるいはこれらの樹脂の積
層フィルムでもあってもよい。
に限定されるものではないが、5〜35μm程度である
のが好ましい。本発明において、前記粘着剤層を前記基
材上に形成し、半導体ウエハ加工用粘着紙とを製造する
には、粘着剤層を構成する成分をそのまま、または適当
な有機溶剤により溶液化し、コンマコーター、グラビア
コーター、ダイコーター、リバースコーターなど一般に
公知の方法に従って適宜の厚みに塗布又は散布等により
基材上に塗工し、例えば80〜100℃、30秒〜10
分程度加熱処理等により乾燥させることにより得ること
ができる。
使用するには公知の方法を用いることができ、例えば半
導体ウエハ加工用粘着シートを半導体ウエハに貼り付け
て固定した後、回転丸刃で半導体ウエハを素子小片(以
下チップという)に切断する。その後、前記加工用粘着
シートの基材側から紫外線及び/又は電子線を照射し、
次いで専用治具を用いて前記ウエハ加工用粘着シート放
射状に拡大しチップ間を一定間隔に広げた後、チップを
ニードル等で突き上げるとともに、真空コレット、エア
ピンセット等で吸着する方法等によりピックアップする
と同時にマウンティングすればよい。
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定するもので
はない。 《実施例1》アクリル酸ブチル70重量部とアクリル酸
2−エチルヘキシル25重量部と酢酸ビニル5重量部と
を共重合して得られた重量平均分子量1500000の
共重合体(A)10重量部とアクリル酸2−エチルヘキシ
ル50重量部とアクリル酸ブチル10重量部、酢酸ビニ
ル37重量部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル3重
量部とを共重合して得られた重量平均分子量30000
0の共重合体(B)90重量部に対し、放射線重合性化合
物として分子量が11000の2官能ウレタンアクリレ
ート(C)と分子量が500の5官能アクリレートモノマ
ー(D)が、それぞれ30重量部、30重量部、放射線重
合性重合開始剤(E)として2,2−ジメトキシ−2−フ
ェニルアセトフェノンをベース樹脂100重量部に対し
て5重量部、ポリイソシアネート系架橋剤(F)をベース
樹脂100重量部に対して、6重量部を配合した粘着剤
層となる樹脂溶液を、剥離処理した厚さ38μmのポリ
エステルフィルムに乾燥後の厚さが10μmになるよう
に塗工し、80℃5分間乾燥した。その後、基材として
厚さ100μmのポリエチレンシート(タマポリ、SE-62
0N)をラミネートし、半導体加工用粘着シートを作製し
た。
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例3》 Eを15重量部に変えた以外は実施例1と同
様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例4》 Fを4重量部に変えた以外は実施例1と同
様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例5》 Fを10重量部に変えた以外は実施例1と
同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例6》 Cを20、 Dを20重量部に変えた以外は
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例7》 Cを40、 Dを40重量部に変えた以外は
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例8》 Cを45、 Dを15重量部に変えた以外は
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例9》 Cを15、 Dを45重量部に変えた以外は
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例10》 Aを5、 Bを95重量部に変えた以外は実
施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《実施例11》 Aを30、 Bを70重量部に変えた以外は
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。
は実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価し
た。 《比較例2》 Eを25重量部に変えた以外は実施例1と
同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《比較例3》 Fを1重量部に変えた以外は実施例1と同
様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《比較例4》 Fを15重量部に変えた以外は実施例1と
同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《比較例5》 Cを10、 Dを10重量部に変えた以外は
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《比較例6》 Cを50、 Dを50重量部に変えた以外は
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《比較例7》 Cを57、 Dを3重量部に変えた以外は実
施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《比較例8》 Cを3、 Dを57重量部に変えた以外は実
施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。 《比較例9》Aを0.3、 Bを99.7重量部に変えた
以外は実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価
した。 《比較例10》 Aを50、 Bを50重量部に変えた以外は
実施例1と同様の方法でサンプルを作成し、評価した。
価方法を用いた。 (1)放射線照射前粘着力 実施例あるいは比較例において得られた塗工後7日後の
粘着フィルムを23℃、65%RHの雰囲気下で、シリコ
ンウエハ鏡面に2kgゴムローラーを往復させることに
より貼り付け、20分放置した後、万能型引っ張り試験機
(TENSILON)を用いて剥離強度300mm/minで180゜剥離粘着
力を測定した。 JISZ0237準拠。
側から高圧水銀灯で85mW/cm2ライン速度5m/minで紫外線
照射した後、同様に180゜剥離粘着力を測定した。 (3)凝集力 23℃、1時間保持でズレを測定する。JISZ023
7準拠
ソー(DISCO製 DAD-2H6M)を用いてスピンドル回転数3
0,000rpm、カッティングスピード120mm/
min.で、5mm□のチップサイズにカット後、粘着シ
ートより剥離したチップの総数をカウントし、評価し
た。 評価基準 ○:5個以下 △:5〜10個 ×:10個以上
定し、ダイシングソー(DISCO製 DAD-2H6M)を用いてスピ
ンドル回転数30,000rpm、カッティングスピー
ド120mm/min.でチップサイズにカット後、チ
ップを粘着シートより剥離しその裏面の欠けの状態を実
体顕微鏡で観察することにより評価した。 評価基準 ○:チップの欠けの幅が最大で30mm以下のもの △:チップの欠けの幅が最大で30〜50mmのもの ×:チップの欠けの幅が最大で50mm以上のもの
定し、放射線を照射し、ウエハを粘着シートより剥離し
その裏面に付着している粒子を実体顕微鏡で観察するこ
とにより評価した。 評価基準 ○:3個以下 △:3〜10個 ×:10個以上
して優れたエキパンド性を示し、かつ耐チッピング特性
に優れた半導体ウエハ加工用粘着シートが得られる。
Claims (4)
- 【請求項1】 紫外線及び/又は電子線に対し透過性を
有するフィルム基材面上にベース樹脂、放射線重合性化
合物、放射線重合性重合開始剤、及び架橋剤からなる粘
着剤層を塗布してなる半導体ウエハ加工用粘着シートに
おいて、対シリコンウエハ鏡面に対しての放射線照射前
の粘着力が200〜2000gf/25mmかつ放射線照射
後の粘着力が10〜50gf/25mmでかつJISZ02
37保持力で規定される凝集力が5mm以下である半導体
ウエハ加工用粘着シート。 - 【請求項2】 ベース樹脂100重量部に対して、放射
線重合性化合物が30〜90重量部、放射線重合性重合
開始剤が0.05〜20重量部で架橋剤が2〜12重量
部である請求項1記載の半導体ウエハ加工用粘着シー
ト。 - 【請求項3】 ベース樹脂が、アクリル酸ブチルとアク
リル酸2−エチルヘキシルと酢酸ビニルとを共重合して
得られる重量平均分子量1000000〜200000
0の共重合体0.5〜40重量%と、アクリル酸2−エ
チルヘキシルとアクリル酸ブチル、酢酸ビニル、メタク
リル酸2−ヒドロキシエチルとを共重合して得られた重
量平均分子量250000〜350000の共重合体9
9.5〜60重量%とからなる請求項1または2記載の
半導体ウエハ加工用粘着シート。 - 【請求項4】 放射線重合性化合物が、1000以下の
分子量を持つ多官能のアクリレートモノマー10重量%
〜90重量%と、5000以上の分子量を持つ多官能の
ウレタンアクリレート90重量%〜10重量%との混合
物からなることを特徴とする請求項1、2または3記載
の半導体ウエハ加工用粘着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000319184A JP4608759B2 (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000319184A JP4608759B2 (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002121511A true JP2002121511A (ja) | 2002-04-26 |
JP4608759B2 JP4608759B2 (ja) | 2011-01-12 |
Family
ID=18797690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000319184A Expired - Fee Related JP4608759B2 (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4608759B2 (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005281420A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Lintec Corp | 粘着シート |
JP2005281418A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Lintec Corp | 粘着シート |
JP2006328160A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Emulsion Technology Co Ltd | 粘着性樹脂組成物、並びに粘着シートおよびその製造方法 |
JP2007035750A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着テープおよび半導体装置の製造方法 |
JP2007051213A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 粘着剤、それを用いた粘着シート、及び粘着シートを用いた電子部品製造方法。 |
JP2008045091A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Nitto Denko Corp | 加工用粘着シート |
JP2008222894A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 電子部品固定用粘着シート及びそれを用いた電子部品の製造方法 |
JP2011162616A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Somar Corp | 再剥離性粘着剤組成物、これを用いた再剥離性粘着シート、この粘着シートを用いた積層体、電子部品の製造方法及びこの製造方法を用いて得られた電子部品 |
JP2012248640A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着テープ |
WO2022201790A1 (ja) * | 2021-03-22 | 2022-09-29 | リンテック株式会社 | 半導体加工用粘着テープおよび半導体装置の製造方法 |
CN116987468A (zh) * | 2023-09-26 | 2023-11-03 | 北京序轮科技有限公司 | 一种无迁移快速uv减粘高分子组合物及其制备方法 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101217907B1 (ko) * | 2011-01-27 | 2013-01-02 | 도레이첨단소재 주식회사 | 표면 보호막을 구비하는 반도체 웨이퍼의 백그라인딩용 점착필름 |
WO2019075418A1 (en) | 2017-10-12 | 2019-04-18 | Avery Dennison Corporation | CLEAN ADHESIVE WITH LOW DEGASSING |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661346A (ja) * | 1992-08-05 | 1994-03-04 | Nippon Kakoh Seishi Kk | 半導体ウエハダイシング用粘着シート |
JPH10310748A (ja) * | 1997-05-12 | 1998-11-24 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
JPH1161065A (ja) * | 1997-08-25 | 1999-03-05 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
JPH11293201A (ja) * | 1998-04-10 | 1999-10-26 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 再剥離型粘着剤 |
JP2000281993A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
-
2000
- 2000-10-19 JP JP2000319184A patent/JP4608759B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661346A (ja) * | 1992-08-05 | 1994-03-04 | Nippon Kakoh Seishi Kk | 半導体ウエハダイシング用粘着シート |
JPH10310748A (ja) * | 1997-05-12 | 1998-11-24 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
JPH1161065A (ja) * | 1997-08-25 | 1999-03-05 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
JPH11293201A (ja) * | 1998-04-10 | 1999-10-26 | Nippon Synthetic Chem Ind Co Ltd:The | 再剥離型粘着剤 |
JP2000281993A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-10 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005281418A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Lintec Corp | 粘着シート |
JP2005281420A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Lintec Corp | 粘着シート |
JP4643360B2 (ja) * | 2005-05-24 | 2011-03-02 | 株式会社イーテック | 粘着性樹脂組成物、並びに粘着シートおよびその製造方法 |
JP2006328160A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Emulsion Technology Co Ltd | 粘着性樹脂組成物、並びに粘着シートおよびその製造方法 |
JP2007035750A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着テープおよび半導体装置の製造方法 |
JP2007051213A (ja) * | 2005-08-18 | 2007-03-01 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 粘着剤、それを用いた粘着シート、及び粘着シートを用いた電子部品製造方法。 |
JP4567549B2 (ja) * | 2005-08-18 | 2010-10-20 | 電気化学工業株式会社 | 粘着剤、それを用いた粘着シート、及び粘着シートを用いた電子部品製造方法。 |
JP2008045091A (ja) * | 2006-08-21 | 2008-02-28 | Nitto Denko Corp | 加工用粘着シート |
JP2008222894A (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-25 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 電子部品固定用粘着シート及びそれを用いた電子部品の製造方法 |
JP2011162616A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Somar Corp | 再剥離性粘着剤組成物、これを用いた再剥離性粘着シート、この粘着シートを用いた積層体、電子部品の製造方法及びこの製造方法を用いて得られた電子部品 |
JP2012248640A (ja) * | 2011-05-26 | 2012-12-13 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体ウエハ加工用粘着テープ |
WO2022201790A1 (ja) * | 2021-03-22 | 2022-09-29 | リンテック株式会社 | 半導体加工用粘着テープおよび半導体装置の製造方法 |
CN116987468A (zh) * | 2023-09-26 | 2023-11-03 | 北京序轮科技有限公司 | 一种无迁移快速uv减粘高分子组合物及其制备方法 |
CN116987468B (zh) * | 2023-09-26 | 2023-12-22 | 北京序轮科技有限公司 | 一种无迁移快速uv减粘高分子组合物及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4608759B2 (ja) | 2011-01-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3388674B2 (ja) | エネルギー線硬化型感圧接着剤組成物およびその利用方法 | |
JP5302951B2 (ja) | 粘着シート | |
JP5513866B2 (ja) | 電子部品加工用粘着シート | |
JP5379919B1 (ja) | 半導体加工用粘着テープ | |
KR101437176B1 (ko) | 점착시트 | |
JP5464635B2 (ja) | 半導体ウエハ加工用粘着シートおよびその使用方法 | |
JP5460809B1 (ja) | 半導体加工用粘着テープ | |
JP6081094B2 (ja) | ダイシングシート | |
JP5414953B1 (ja) | ダイシングシートおよびデバイスチップの製造方法 | |
JP4608759B2 (ja) | 半導体ウエハ加工用粘着シート | |
JP2002338936A (ja) | 半導体ウエハ加工用粘着シート | |
WO2015132852A1 (ja) | 半導体加工用粘着テープ | |
KR20180105568A (ko) | 다이싱용 점착 테이프, 다이싱용 점착 테이프의 제조 방법, 및 반도체 칩의 제조 방법 | |
JP3620810B2 (ja) | ウエハ保護用粘着シート | |
JPH0661346A (ja) | 半導体ウエハダイシング用粘着シート | |
JP2005235795A (ja) | 半導体ウエハ加工用粘着テープ | |
JP2002256234A (ja) | 半導体ウエハ加工用粘着シート | |
TW202031856A (zh) | 工件加工用片材 | |
JP2002285134A (ja) | 半導体加工用粘着シート | |
JP3330851B2 (ja) | ウエハ研削方法 | |
JPWO2019155970A1 (ja) | 半導体加工用粘着テープ | |
JPH1161065A (ja) | 半導体ウエハ加工用粘着シート | |
KR20170130345A (ko) | 다이싱 시트, 다이싱 시트의 제조 방법, 및 몰드 칩의 제조 방법 | |
JP2004319810A (ja) | 半導体ウエハ加工用粘着シート | |
JP2000281993A (ja) | 半導体ウエハ加工用粘着シート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070713 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100629 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100824 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100914 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100927 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4608759 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |