JP2002121308A - 発泡性重合体組成物およびそれから得られた発泡体、発泡体の製法 - Google Patents

発泡性重合体組成物およびそれから得られた発泡体、発泡体の製法

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JP2002121308A
JP2002121308A JP2001088964A JP2001088964A JP2002121308A JP 2002121308 A JP2002121308 A JP 2002121308A JP 2001088964 A JP2001088964 A JP 2001088964A JP 2001088964 A JP2001088964 A JP 2001088964A JP 2002121308 A JP2002121308 A JP 2002121308A
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JP2001088964A
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Hitoshi Yoshikawa
均 吉川
Tomoshi Suzuki
智志 鈴木
Kunio Ito
邦夫 伊東
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低硬度で発泡倍率が高く、セル径が小さく、圧
縮永久歪み特性に優れ、しかも安価な発泡性重合体組成
物を提供する。 【解決手段】下記の(A)〜(C)成分を必須成分とす
る発泡性重合体組成物である。 (A)分子中に2個以上の水酸基を有する有機高分子化
合物。 (B)ヒドロシリル化合物。 (C)触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡性重合体組成
物およびそれから得られた発泡体、発泡体の製法に関す
るものであり、詳しくは現像ロール、帯電ロール、転写
ロール、定着ロール、トナー供給ロール、除電ロール、
給紙ロール、搬送ロール、クリーニングロール、現像ブ
レード、帯電ブレード、クリーニングブレード、転写ベ
ルト等の電子写真機器用部材に用いられる発泡性重合体
組成物およびそれから得られた発泡体、発泡体の製法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、現像ロール等の電子写真機器
用部材の発泡層の形成材料としては、例えば、ポリオー
ルをポリイソシアネートで発泡硬化させてなるウレタン
スポンジや、シリコーンゴム発泡体等が用いられてい
る。そして、シリコーンゴムの発泡方法としては、発泡
剤を用いた発泡方法と水素ガスによる発泡方法とがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記ウレタンスポンジ
は、コストが安価で、取り扱い性に優れ、発泡倍率が高
い等の点で賞用されているが、ヘタリが大きく、圧縮永
久歪み特性に劣るという問題がある。一方、発泡剤を用
いたシリコーンゴム発泡体は、ヒドロシリル反応によ
り、架橋速度が速いため発泡が後になり発泡倍率が低く
なるとともに、アゾビスイソブチロニトリル(AIB
N)等の分解温度の低い発泡剤を用いた場合は、シアン
ガス等の有害ガスが発生するという問題もある。また、
水素ガス発泡によるシリコーンゴム発泡体は、発泡倍率
が比較的高いにもかかわらず、微細なセル構造になると
いった利点があるが、高価で、基材との接着性に劣ると
ともに、シリコーンゴムに極性がないため導電剤を配合
した場合の分散性に劣るといった問題がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、低硬度で発泡倍率が高く、セル径が小さく、圧
縮永久歪み特性に優れ、しかも安価な発泡性重合体組成
物およびそれから得られた発泡体、発泡体の製法の提供
をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、下記の(A)〜(C)成分を必須成分と
する発泡性重合体組成物を第1の要旨とする。 (A)分子中に2個以上の水酸基を有する有機高分子化
合物。 (B)ヒドロシリル化合物。 (C)触媒。
【0006】また、本発明は、上記第1の要旨の発泡性
重合体組成物から得られた発泡体を第2の要旨とする。
【0007】さらに、本発明は、上記第1の要旨の発泡
性重合体組成物を用いた発泡体の製法であって、上記
(A)成分と(C)成分とを含有する液状主剤と、上記
(A)成分と(B)成分とを含有する液状架橋剤とをそ
れぞれ準備し、成形の直前に上記液状主剤と液状架橋剤
とを混合して発泡体を成形する発泡体の製法を第3の要
旨とする。
【0008】本発明者らは、低硬度で発泡倍率が高く、
セル径が小さく、しかも安価な発泡性重合体組成物を得
るべく、発泡材料を中心に研究を重ねた。その結果、分
子中に2個以上の水酸基を有する有機高分子化合物(A
成分)と、ヒドロシリル化合物(B成分)と、触媒(C
成分)とを組み合わせて用いると、所期の目的を達成で
きることを見いだし、本発明に到達した。すなわち、上
記特定の有機高分子化合物(A成分)中の水酸基と、ヒ
ドロシリル化合物(B成分)中のヒドロシリル基とが、
触媒(C成分)の存在下、脱水素反応により水素ガスを
発生するとともに架橋が進むため、高粘度化する速度が
速く、発生した水素ガスが一定セル内に内包されるため
に微細でありながら高発泡となる。
【0009】なお、本発明において、分子中に2個以上
の水酸基を有する有機高分子化合物(A成分)として
は、ポリシロキサンポリオールを除く趣旨である。
【0010】また、上記発泡性重合体組成物中に活性水
素含有化合物を含有させると、発泡倍率をさらに上げる
ことが可能となる。
【0011】さらに、上記発泡性重合体組成物中に導電
剤を含有させると、現像ロール等の導電性ロール部材と
して好適に用いることができる。
【0012】そして、上記発泡性重合体組成物中に補強
剤を含有させると、発泡体の強度、圧縮永久歪み、硬度
の調整が容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0014】本発明の発泡性重合体組成物は、分子中に
2個以上の水酸基を有する有機高分子化合物(A成分)
と、ヒドロシリル化合物(B成分)と、触媒(C成分)
とを用いて得ることができる。
【0015】上記特定の有機高分子化合物(A成分)
は、後述のヒドロシリル化合物(B成分)および触媒
(C成分)により発泡するものであれば特に限定はない
が、炭化水素ポリマーから誘導される構造単位を主鎖と
する有機高分子化合物が好適に用いられ、上記炭化水素
ポリマーは、飽和炭化水素ポリマーおよび不飽和炭化水
素ポリマーのいずれであってもよい。そして、上記炭化
水素ポリマーから誘導される構造単位を主鎖とする有機
高分子化合物は、主鎖の大部分が炭化水素であれば、主
鎖の一部に酸素原子,窒素原子,硫黄原子,ハロゲン原
子,芳香環,複素環等を有するものであってもよい。
【0016】上記炭化水素ポリマーから誘導される構造
単位を主鎖とする有機高分子化合物としては、例えば、
ポリオレフィンポリオール、ポリブタジエンポリオー
ル、水素添加ポリブタジエンポリオール、ポリイソプレ
ンポリオール、水素添加ポリイソプレンポリオール、ポ
リエステルポリオール、ポリエーテルポリオールや、こ
れらの2種以上の共重合体ポリオール等があげられる。
これらは単独でもしくは2種以上併せて用いられる。こ
れらのなかでも、反応性の点で、ポリオレフィンポリオ
ール、水素添加ポリブタジエンポリオール、水素添加ポ
リイソプレンポリオールが好ましい。
【0017】上記ポリオレフィンポリオールとしては、
例えば、ポリイソブチレンポリオール、水素添加ポリイ
ソブチレンポリオール等があげられる。
【0018】上記ポリエステルポリオールとしては、例
えば、ポリエチレンアジペート、ポリブチレンアジペー
ト、ポリヘキシレンアジペート、ポリ(ノナンジオール
アジペート)、ポリカーボネートポリオール等があげら
れる。
【0019】上記ポリエーテルポリオールとしては、例
えば、ポリオキシテトラメチレングリコール、ポリオキ
シプロピレングリコール等があげられる。なお、水酸基
は末端でも側鎖でもどちらについてもよい。また、カル
ボン酸、アミノ基、ウレタン、その他の変性した置換基
をもったものでもよい。
【0020】上記特定の有機高分子化合物(A成分)の
数平均分子量(Mn)は、1000〜5000の範囲が
好ましく、特に好ましくは1500〜3000である。
すなわち、上記特定の有機高分子化合物(A成分)の数
平均分子量(Mn)が1000未満であると、架橋密度
が上がり硬度が上昇し、逆に5000を超えると、架橋
密度が下がり粘着性が強くなり、また反応性が悪くなり
セルが大きくなる傾向が見られるからである。上記特定
の有機高分子化合物(A成分)は反応が速いため、常温
で液状のポリオールが好ましい。
【0021】なお、上記特定の有機高分子化合物(A成
分)は、両末端に水酸基を有するものが好ましい。
【0022】上記特定の有機高分子化合物(A成分)の
OH基当量は、反応性と発泡倍率の点から、700〜8
000の範囲が好ましく、特に好ましくは1000〜7
000である。
【0023】上記特定の有機高分子化合物(A成分)の
含有量は、発泡性重合体組成物全体の50重量%以上が
好ましく、特に好ましくは70重量%以上である。
【0024】上記特定の有機高分子化合物(A成分)と
ともに用いられるヒドロシリル化合物(B成分)として
は、分子中にヒドロシリル基を有するものであれば特に
限定はなく、ヒドロシリル基のモル数がA成分中の水酸
基のモル数と等モル以上のものが好ましい。具体的に
は、B成分中のヒドロシリル基とA成分中の水酸基との
モル比は、ヒドロシリル基/水酸基=1/1〜5/1の
範囲が好ましく、特に好ましくは1/1〜3/1であ
る。すなわち、ヒドロシリル基のモル比が1未満である
と、充分な発泡倍率が得られないおそれがあるからであ
る。逆に、ヒドロシリル基のモル比が5を超えると、発
泡体の強度に劣り、ヒドロシリル化合物の量が増加する
ため、特定の有機高分子化合物(A成分)との相溶性が
低下し発泡状態のばらつきが大きくなり、保存性が悪化
する傾向がみられるからである。
【0025】なお、上記ヒドロシリル基とは、珪素原子
の4つの結合手のうち、少なくとも1つに水素原子が結
合したものをいう。
【0026】上記ヒドロシリル化合物(B成分)のなか
でも、特定の有機高分子化合物(A成分)との相溶性の
点で、変性ヒドロシリル化合物が好ましい。そして、上
記変性ヒドロシリル化合物としては、例えば、フェニル
変性ヒドロシリル化合物、スチリル変性ヒドロシリル化
合物等があげられる。
【0027】上記ヒドロシリル化合物(B成分)の分子
構造は、特に限定はなく、直鎖状、分枝鎖状、環状ある
いは網状のいずれでもよい。
【0028】上記ヒドロシリル化合物(B成分)のなか
でも、上記特定の有機高分子化合物(A成分)との相溶
性が良好となり、圧縮永久歪み特性がさらに向上する点
で、下記の一般式(1)〜(3)で表されるヒドロシリ
ル化合物が好適に用いられる。なお、各繰り返し単位
は、ランダム重合、ブロック重合等のいかなる重合形態
であってもよい。
【0029】
【化1】
【0030】
【化2】
【0031】
【化3】
【0032】そして、上記一般式(1)〜(3)で表さ
れるヒドロシリル化合物は、例えば、下記の〜に示
す方法によって製造することができる。上記方法のなか
でも、比較的簡便に実施できる点で、に示す方法が特
に好適である。
【0033】 分子構造中にクロロシリル基(SiC
l)を有する炭化水素系化合物を、還元剤(LiAlH
4 ,NaBH4 等)を用いて処理することにより、クロ
ロシリル基をヒドロシリル基に還元して製造する方法。
【0034】 官能基を有する炭化水素系化合物と、
上記官能基と反応し得る官能基およびヒドロシリル基の
双方を有する化合物とを反応させることにより製造する
方法。
【0035】 アルケニル基を有する炭化水素系化合
物と、ポリヒドロシラン化合物とを、得られる反応物の
分子構造中にヒドロシリル基が残存するように反応させ
ることにより製造する方法。
【0036】 ヒドロシリル基を有する環状シロキサ
ンと、炭化水素基を有する環状シロキサンを反応させる
ことにより製造する方法。
【0037】このようにして得られるヒドロシリル化合
物のなかでも、下記の構造式(4)〜(8)で表わされ
るものが特に好ましい。
【0038】
【化4】
【0039】
【化5】
【0040】
【化6】
【0041】
【化7】
【0042】
【化8】
【0043】そして、上記構造式(4)で表されるヒド
ロシリル化合物は、例えば、下記に示す反応によって製
造することができる。
【0044】
【化9】
【0045】上記ヒドロシリル化合物(B成分)の配合
割合は、上記特定の有機高分子化合物(A成分)100
重量部(以下「部」と略す)に対して、5〜40部の範
囲に設定することが好ましく、特に好ましくは10〜3
0部である。すなわち、5部未満であると、架橋と発泡
が充分に行われないため、強度や圧縮永久歪みが悪くな
る傾向がみられ、逆に40部を超えると、特定の有機高
分子化合物(A成分)との相溶性が悪くなり、保存性に
劣り、ポットライフが短くなる傾向がみられるからであ
る。
【0046】上記特定の有機高分子化合物(A成分)お
よびヒドロシリル化合物(B成分)とともに用いられる
触媒(C成分)としては、発泡反応に対し触媒機能を発
揮できるものであれば特に限定はないが、ヒドロシリル
化触媒が好適に用いられる。このようなヒドロシリル化
触媒としては、例えば、塩化白金酸、塩化白金酸とアル
コール,アルデヒド,ケトン等との錯体、白金/ビニル
シロキサン錯体、白金/オレフィン錯体、白金/ホスフ
ァイト錯体、白金,アルミナ,シリカ,カーボンブラッ
ク等の担体に固体白金を担持させたもの等の他、パラジ
ウム化合物、ロジウム化合物、イリジウム化合物、ルテ
ニウム化合物等があげられる。これらは単独でもしくは
2種以上併せて用いられる。
【0047】なお、上記触媒(C成分)としては、上記
ヒドロシリル化触媒以外に、錫系化合物、アミノ基含有
化合物、金属脂肪酸塩(Pb、Zn、Fe、Zr、Co
等)等を用いても差し支えない。上記錫系化合物として
は、例えば、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫ジア
セテート等があげられる。また、上記アミノ基含有化合
物としては、例えば、トリエチレンジアミン(TED
A)等があげられる。
【0048】上記触媒(C成分)の配合量は、上記特定
の有機高分子化合物(A成分)やヒドロシリル化合物
(B成分)の種類等によって適宜設定されるが、上記A
成分100部に対して、通常、0.0001〜0.3部
の範囲に設定される。
【0049】また、上記発泡性重合体組成物には、上記
A〜C成分に加えて、活性水素含有化合物、発泡剤、導
電剤、補強剤等を配合するのが好ましい。
【0050】上記活性水素含有化合物としては、例え
ば、イソプロピルアルコール等のアルコールや水等があ
げられる。
【0051】上記活性水素含有化合物の配合量は、水素
ガス発生量、特定の有機高分子化合物(A成分)への溶
解性の点で、上記特定の有機高分子化合物(A成分)1
00部に対して、通常、0.1〜5部の範囲に設定さ
れ、好ましくは0.5〜2部である。
【0052】上記発泡剤としては、例えば、アゾカルボ
ンアミド、N,N′−ジニトロペンタメチレンテトラミ
ン、炭酸水素カリウム、尿素、4,4′−オキシビス
(ベンゼンスルホニルヒドラジド)等があげられる。
【0053】上記発泡剤の配合量は、発泡倍率と硬度の
点で、上記特定の有機高分子化合物(A成分)100部
に対して、通常、0.5〜80部の範囲に設定され、好
ましくは1〜20部である。
【0054】上記導電剤としては、例えば、カーボンブ
ラック(アセチレンブラック等)、グラファイト、チタ
ン酸カリウム、酸化鉄、導電性酸化チタン、導電性酸化
亜鉛、導電性酸化インジウム、イオン導電剤(第四級ア
ンモニウム塩、ホウ酸塩、界面活性剤等)、ホウ素複合
カーボンブラック、シリカ処理済みカーボンブラック等
があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて
用いられる。これらのなかでも、コンパウンド粘度と抵
抗ばらつきの点で、ホウ素複合カーボンブラック、シリ
カ処理済みカーボンブラックが好適に用いられる。
【0055】上記導電剤の配合量は、発泡状態の安定化
の点で、上記特定の有機高分子化合物(A成分)100
部に対して、通常、3〜30部の範囲に設定され、好ま
しくは5〜20部である。
【0056】上記補強剤としては、例えば、粉砕シリ
カ、乾式シリカ、湿式シリカ、マイカ、タルク、炭酸カ
ルシウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の無機
充填剤があげられる。
【0057】上記補強剤の配合量は、発泡倍率の調整、
強度の点で、上記特定の有機高分子化合物(A成分)1
00部に対して、通常、30部以下に設定され、好まし
くは1〜20部である。
【0058】なお、上記発泡性重合体組成物には、前記
各成分に加えて、可塑剤、架橋促進剤、架橋遅延剤、老
化防止剤、界面活性剤、整泡剤等を必要に応じて配合し
ても差し支えない。
【0059】そして、本発明の発泡性重合体組成物は、
例えば、つぎのようにして製造することができる。すな
わち、まず、特定の有機高分子化合物(A成分)と触媒
(C成分)とを適宜の割合で配合して液状主剤を調製す
るとともに、特定の有機高分子化合物(A成分)とヒド
ロシリル化合物(B成分)とを適宜の割合で配合して液
状架橋剤を調製する。なお、活性水素含有化合物、導電
剤、補強剤等の成分を、上記液状主剤中および液状架橋
剤中にそれぞれ配合しても差し支えない。そして、成形
の直前に上記液状主剤と液状架橋剤とを混合して発泡体
を成形する。
【0060】本発明の発泡性重合体組成物は、現像ロー
ル、帯電ロール、転写ロール、定着ロール、トナー供給
ロール、除電ロール、給紙ロール、搬送ロール、クリー
ニングロール、現像ブレード、帯電ブレード、クリーニ
ングブレード、転写ベルト等の電子写真機器用部材に好
適に用いられる他、建築材の防音壁、自動車のエンジン
騒音の防音等の防音材、洗濯機等の制震・防音に用いら
れる制震材、冷蔵庫・建築物等に用いられる断熱材、建
築物の貫通孔等を充填するためのポッティング材等とし
て用いることも可能である。
【0061】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0062】
【実施例1】特定の有機高分子化合物(A成分)として
ポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポー
ル)〔OH当量:1124〕50部と、触媒(C成分)
である塩化白金酸0.1部と、活性水素含有化合物であ
るイソプロピルアルコール1.5部とを混合して液状主
剤を調製した。一方、上記ポリオレフィンポリオール
(出光石油化学社製、エポール)50部と、ヒドロシリ
ル化合物(B成分)として下記の式(9)で表される化
合物26.6部と、イソプロピルアルコール1.5部と
を混合して液状架橋剤を調製した。
【0063】
【化10】
【0064】
【実施例2】特定の有機高分子化合物(A成分)を水素
添加液状ポリブタジエンポリオール(日本曹達社製、G
I−3000)〔OH当量:1996〕に変更するとと
もに、上記式(9)で表される化合物の配合割合を2
5.7部に変更する以外は、実施例1と同様にして、液
状主剤および液状架橋剤を調製した。
【0065】
【実施例3】液状主剤中および液状架橋剤中に、導電剤
としてアセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカ
ブラック)を5部ずつ配合する以外は、実施例1と同様
にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。
【0066】
【実施例4】液状主剤中および液状架橋剤中に、導電剤
としてアセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカ
ブラック)を5部ずつ配合する以外は、実施例2と同様
にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。
【0067】
【実施例5】特定の有機高分子化合物(A成分)として
ポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポー
ル)〔OH当量:1124〕50部と、触媒(C成分)
である塩化白金酸0.1部と、活性水素含有化合物であ
るイソプロピルアルコール1.5部と、導電剤としてア
セチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラッ
ク)5部とを混合して液状主剤を調製した。一方、上記
ポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポー
ル)50部と、ヒドロシリル化合物(B成分)として下
記の式(10)で表される化合物45.8部と、イソプ
ロピルアルコール1.5部と、アセチレンブラック(電
気化学工業社製、デンカブラック)5部とを混合して液
状架橋剤を調製した。
【0068】
【化11】
【0069】
【実施例6】特定の有機高分子化合物(A成分)として
水素添加液状ポリブタジエンポリオール(日本曹達社
製、GI−3000)〔OH当量:1996〕50部
と、触媒(C成分)である塩化白金酸0.1部と、活性
水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
と、導電剤としてアセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部とを混合して液状主剤を調製
した。一方、上記水素添加液状ポリブタジエンポリオー
ル(日本曹達社製、GI−3000)50部と、ヒドロ
シリル化合物(B成分)として前記式(10)で表され
る化合物44.2部と、イソプロピルアルコール1.5
部と、アセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカ
ブラック)5部とを混合して液状架橋剤を調製した。
【0070】
【実施例7】特定の有機高分子化合物(A成分)として
ポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポー
ル)〔OH当量:1124〕50部と、触媒(C成分)
である塩化白金酸0.1部と、活性水素含有化合物であ
る水0.4部と、導電剤として導電性酸化亜鉛(白水化
学社製、23k)17.5部とを混合して液状主剤を調
製した。一方、上記ポリオレフィンポリオール(出光石
油化学社製、エポール)50部と、ヒドロシリル化合物
(B成分)として前記式(10)で表される化合物6
2.7部と、水0.4部と、導電性酸化亜鉛(白水化学
社製、23k)17.5部とを混合して液状架橋剤を調
製した。
【0071】
【実施例8】特定の有機高分子化合物(A成分)として
ポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポー
ル)〔OH当量:1124〕50部と、触媒(C成分)
である塩化白金酸0.1部と、活性水素含有化合物であ
るイソプロピルアルコール1.5部と、導電剤としてシ
リカ処理済みカーボンブラック(昭和キャボット社製、
エコブラックCRX2002)6部とを混合して液状主
剤を調製した。一方、上記ポリオレフィンポリオール
(出光石油化学社製、エポール)50部と、ヒドロシリ
ル化合物(B成分)として前記式(10)で表される化
合物45.8部と、イソプロピルアルコール1.5部
と、シリカ処理済みカーボンブラック(昭和キャボット
社製、エコブラックCRX2002)6部とを混合して
液状架橋剤を調製した。
【0072】
【実施例9】特定の有機高分子化合物(A成分)として
ポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポー
ル)〔OH当量:1124〕50部と、触媒(C成分)
である塩化白金酸0.1部と、活性水素含有化合物であ
るイソプロピルアルコール1.5部と、導電剤としてホ
ウ素複合カーボンブラック(電気化学工業社製、ホウ素
処理アセチレンブラック)5部とを混合して液状主剤を
調製した。一方、上記ポリオレフィンポリオール(出光
石油化学社製、エポール)50部と、ヒドロシリル化合
物(B成分)として前記式(10)で表される化合物4
5.8部と、イソプロピルアルコール1.5部と、ホウ
素複合カーボンブラック(電気化学工業社製、ホウ素処
理アセチレンブラック)5部とを混合して液状架橋剤を
調製した。
【0073】
【実施例10】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
てポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポ
ール)〔OH当量:1124〕50部と、触媒(C成
分)である塩化白金酸0.1部と、活性水素含有化合物
であるイソプロピルアルコール1.5部と、導電剤とし
てアセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラ
ック)5部と、補強剤として乾式シリカ(日本アエロジ
ル社製、アエロジル200)1.5部とを混合して液状
主剤を調製した。一方、上記ポリオレフィンポリオール
(出光石油化学社製、エポール)50部と、ヒドロシリ
ル化合物(B成分)として前記式(9)で表される化合
物26.6部と、イソプロピルアルコール1.5部と、
アセチレンブラック5部と、乾式シリカ(日本アエロジ
ル社製、アエロジル200)1.5部とを混合して液状
架橋剤を調製した。
【0074】
【実施例11】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
てポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポ
ール)〔OH当量:1124〕50部と、触媒(C成
分)である塩化白金酸0.1部と、活性水素含有化合物
であるイソプロピルアルコール1.5部と、導電剤とし
てアセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラ
ック)5部を混合して液状主剤を調製した。一方、上記
ポリオレフィンポリオール(出光石油化学社製、エポー
ル)50部と、ヒドロシリル化合物(B成分)として前
記式(6)で表される化合物42.8部と、イソプロピ
ルアルコール1.5部と、アセチレンブラック(電気化
学工業社製、デンカブラック)5部を混合して液状架橋
剤を調製した。
【0075】
【実施例12】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
てポリエステルポリオール(クラレ社製、クラレポリオ
ール0−2010)〔OH当量:964〕50部と、触
媒(C成分)である塩化白金酸0.0001部と、活性
水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
とを混合して液状主剤を調製した。一方、上記ポリエス
テルポリオール(クラレ社製、クラレポリオール0−2
010)50部と、ヒドロシリル化合物(B成分)とし
て前記式(9)で表される化合物26.6部と、イソプ
ロピルアルコール1.5部とを混合して液状架橋剤を調
製した。
【0076】
【実施例13】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
て液状ポリイソプレンポリオール(クラレ社製、クラプ
レンLIR506)〔OH当量:3900〕50部と、
触媒(C成分)である塩化白金酸0.0001部と、活
性水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5
部とを混合して液状主剤を調製した。一方、上記液状ポ
リイソプレンポリオール(クラレ社製、クラプレンLI
R506)50部と、ヒドロシリル化合物(B成分)と
して前記式(9)で表される化合物25.7部と、イソ
プロピルアルコール1.5部とを混合して液状架橋剤を
調製した。
【0077】
【実施例14】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
て水素添加ポリイソプレンポリオール(クラレ社製、ク
ラプレンTH21)〔OH当量:914〕50部と、触
媒(C成分)である塩化白金酸0.0001部と、活性
水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
と、導電剤としてアセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部とを混合して液状主剤を調製
した。一方、上記水素添加ポリイソプレンポリオール
(クラレ社製、クラプレンTH21)50部と、ヒドロ
シリル化合物(B成分)として前記式(9)で表される
化合物26.6部と、イソプロピルアルコール1.5部
と、アセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブ
ラック)5部とを混合して液状架橋剤を調製した。
【0078】
【実施例15】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
てポリエーテルポリオール(三洋化成社製、GL300
0、ポリプロピレングリコール末端エチレンオキサイ
ド)〔OH当量:1000〕50部と、触媒(C成分)
である塩化白金酸0.0001部と、活性水素含有化合
物であるイソプロピルアルコール1.5部と、導電剤と
してアセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブ
ラック)5部とを混合して液状主剤を調製した。一方、
上記ポリエーテルポリオール(三洋化成社製、GL30
0)50部と、ヒドロシリル化合物(B成分)として前
記式(9)で表される化合物25.7部と、イソプロピ
ルアルコール1.5部と、アセチレンブラック(電気化
学工業社製、デンカブラック)5部とを混合して液状架
橋剤を調製した。
【0079】
【実施例16】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
て液状ポリイソプレンポリオール(クラレ社製、クラプ
レンUC−1)〔OH当量:8000〕50部と、触媒
(C成分)である塩化白金酸0.0001部と、活性水
素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
と、導電剤としてアセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部とを混合して液状主剤を調製
した。一方、上記液状ポリイソプレンポリオール(クラ
レ社製、クラプレンUC−1)50部と、ヒドロシリル
化合物(B成分)として前記式(9)で表される化合物
25.7部と、イソプロピルアルコール1.5部と、ア
セチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラッ
ク)5部とを混合して液状架橋剤を調製した。
【0080】
【実施例17】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
てポリエステルポリオール(クラレ社製、クラレポリオ
ール0−2010)〔OH当量:964〕50部と、触
媒(C成分)である塩化白金酸0.0001部と、活性
水素含有化合物であるイソプロピルアルコール1.5部
と、導電剤としてアセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部とを混合して液状主剤を調製
した。一方、上記ポリエステルポリオール(クラレ社
製、クラレポリオール0−2010)50部と、ヒドロ
シリル化合物(B成分)として前記式(10)で表され
る化合物44.2部と、イソプロピルアルコール1.5
部と、アセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカ
ブラック)5部とを混合して液状架橋剤を調製した。
【0081】
【実施例18】特定の有機高分子化合物(A成分)とし
てポリエステルポリオール(クラレ社製、クラレポリオ
ール0−2010)〔OH当量:964〕50部と、触
媒(C成分)である塩化白金酸0.0001部と、活性
水素含有化合物(水)0.4部と、導電剤として導電性
酸化亜鉛(白水化学社製、23k)17.5部とを混合
して液状主剤を調製した。一方、上記ポリエステルポリ
オール(クラレ社製、クラレポリオール0−2010)
〔OH当量:964〕50部と、ヒドロシリル化合物
(B成分)として前記式(6)で表される化合物35部
と、活性水素含有化合物(水)0.4部と、導電性酸化
亜鉛(白水化学社製、23k)17.5部とを混合して
液状架橋剤を調製した。
【0082】
【比較例1】特開平5−1169号公報の実施例1に準
じて、発泡性アルキレンオキシド重合体組成物を調製し
た。すなわち、α,ω−ジヒドロキシオルガノポリシロ
キサン(A−1)100部と、オルガノポリヒドロキシ
ポリシロキサン(B−1)1部と、ポリオルガノ水素シ
ロキサン(C−1)20部と、イソプロピルアルコール
(D−1)6部と、塩化白金酸2%を含むイソプロピル
アルコール水溶液(E−1)0.5ppmとを配合して
なる発泡性アルキレンオキシド重合体組成物を調製し
た。
【0083】
【比較例2】導電剤としてアセチレンブラック(電気化
学工業社製、デンカブラック)10部をさらに配合する
以外は、比較例1と同様にして、発泡性アルキレンオキ
シド重合体組成物を調製した。
【0084】
【比較例3】特開平7−109414号公報の実施例1
に準じて、発泡性アルキレンオキシド重合体組成物を調
製した。すなわち、同公報に記載の一般式(3)で表さ
れるプロピレンオキシド重合体(重合体1)100部
と、同公報に記載の化学式(5)で表されるポリオルガ
ノシロキサン(ポリシロキサン1)15部と、塩化白金
酸2%を含むイソプロピルアルコール水溶液(触媒1)
1部とを配合してなる発泡性アルキレンオキシド重合体
組成物を調製した。
【0085】
【比較例4】導電剤としてアセチレンブラック(電気化
学工業社製、デンカブラック)10部をさらに配合する
以外は、比較例3と同様にして、発泡性アルキレンオキ
シド重合体組成物を調製した。
【0086】このようにして得られた組成物を用いて、
下記の基準に従い、各特性の評価を行った。また、発泡
体の硬度をアスカーC硬度計(高分子計器社製)を用い
て測定するとともに、光学顕微鏡を用いて発泡体の断面
写真を撮り、セルの平均径を求めた。これらの結果を、
後記の表1〜表4に併せて示した。なお、表中のモル比
は、架橋剤中のヒドロシリル基と、重合体中の水酸基と
のモル比(SiH/OH)を示す。
【0087】〔防音・遮音性〕所定の型枠内(大きさ:
500mm×500mm×50mm)に組成物を注型
し、これを発泡させたものを用い80デシベルの音源を
囲い、防音・遮音性の評価を行った。そして、70デシ
ベル未満のものを○、70〜75デシベルのものを△、
75デシベルを超えるものを×とした。
【0088】〔クッション性〕JIS K 6401に
準じ、耐荷重性軟質ポリウレタンフォーム評価を行っ
た。タイプBのブロックで動的疲労試験を行い、クラス
S,V,Xのものを○、クラスAのものを△、クラスL
以下のものを×とした。
【0089】
【表1】
【0090】
【表2】
【0091】
【表3】
【0092】
【表4】
【0093】上記表の結果から、実施例品はいずれも、
セル径が小さく、低硬度で発泡倍率が高く、防音・遮音
性およびクッション性に優れていることがわかる。
【0094】これに対して、比較例品はいずれも、セル
径が大きく、特に導電剤を配合してなる比較例2,4品
はセル径が著しく大きいことがわかる。また、比較例4
品は、硬度が高いことがわかる。したがって、比較例品
はいずれも防音・遮音性およびクッション性に劣り、特
に比較例4品は防音・遮音性およびクッション性に著し
く劣ることがわかる。
【0095】
【実施例19】実施例1と同様にして、液状主剤および
液状架橋剤を調製した。ついで、軸体である芯金(直径
10mm、SUS304製)をセットした射出成形用金
型内に、上記液状主剤と液状架橋剤とを混合して充填
し、架橋発泡反応(1次加硫:50℃×5分、2次加
硫:100℃×60分)を行った。その後、脱型して、
軸体の外周面に沿って発泡層(厚み3mm)が形成され
た給紙ロールを作製した。
【0096】
【実施例20】実施例3と同様にして、液状主剤および
液状架橋剤を調製した。そして、これらを用いて、実施
例19と同様にして、軸体の外周面に沿って発泡層を形
成した。一方、ポリウレタン系エラストマー(日本ポリ
ウレタン工業社製、ニッポラン2304)100部と、
アセチレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラッ
ク)10部と、硬化剤(大日本インキ化学工業社製、バ
ーノックD−750)25部を、ローラーを用いて混練
した後、これらを有機溶剤に分散させて表層形成材料
(コーティング液)を調製した。そして、この表層形成
材料(コーティング液)を上記発泡層の表面に塗布して
表層(厚み10μm)を形成し、軸体の外周面に発泡層
が形成され、さらにその表面に表層が形成されてなる現
像ロールを作製した。
【0097】
【実施例21】実施例5と同様にして、液状主剤および
液状架橋剤を調製した。そして、これらを用いて、実施
例19と同様にして、軸体の外周面に沿って発泡層を形
成した。一方、テトラフルオロプロパン−フッ化ビニリ
デン共重合体(エルフアトケムジャパン社製、カイナー
SL)をメチルエチルケトン(MEK)に溶解し、アセ
チレンブラック(電気化学工業社製、デンカブラック)
5部を分散して表層形成材料(コーティング液)を調製
した。そして、この表層形成材料を上記発泡層の表面に
塗布して表層(厚み10μm)を形成し、軸体の外周面
に発泡層が形成され、さらにその表面に表層が形成され
てなる帯電ロールを作製した。
【0098】
【実施例22】実施例9と同様にして、液状主剤および
液状架橋剤を調製した。そして、これらを用いて、実施
例19と同様にして、軸体の外周面に沿って発泡層を形
成した。ついで、この発泡層の表面を研磨して、トナー
供給ロールを作製した。
【0099】
【実施例23】〔発泡層用材料の調製〕実施例14と同
様にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。
【0100】〔表層形成材料の調製〕テトラフルオロプ
ロパン−フッ化ビニリデン共重合体(エルフアトケムジ
ャパン社製、カイナーSL)をメチルエチルケトン(M
EK)に溶解し、アセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部を分散して表層形成材料(コ
ーティング液)を調製した。
【0101】〔帯電ロールの作製〕軸体である芯金(直
径10mm、SUS304製)をセットした射出成形用
金型内に、上記液状主剤と液状架橋剤とを混合して充填
し、架橋発泡反応(1次加硫:50℃×5分、2次加
硫:100℃×60分)を行った。その後、脱型して、
軸体の外周面に沿って発泡層(厚み3mm)を形成し
た。ついで、この発泡層の表面に上記表層形成材料(コ
ーティング液)を塗布して表層(厚み10μm)を形成
し、軸体の外周面に発泡層が形成され、さらにその表面
に表層が形成されてなる帯電ロールを作製した。
【0102】
【実施例24】〔発泡層用材料の調製〕実施例15と同
様にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。
【0103】〔表層形成材料の調製〕テトラフルオロプ
ロパン−フッ化ビニリデン共重合体(エルフアトケムジ
ャパン社製、カイナーSL)をメチルエチルケトン(M
EK)に溶解し、アセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部を分散して表層形成材料(コ
ーティング液)を調製した。
【0104】〔帯電ロールの作製〕軸体である芯金(直
径10mm、SUS304製)をセットした射出成形用
金型内に、上記液状主剤と液状架橋剤とを混合して充填
し、架橋発泡反応(1次加硫:50℃×5分、2次加
硫:100℃×60分)を行った。その後、脱型して、
軸体の外周面に沿って発泡層(厚み3mm)を形成し
た。ついで、この発泡層の表面に上記表層形成材料(コ
ーティング液)を塗布して表層(厚み10μm)を形成
し、軸体の外周面に発泡層が形成され、さらにその表面
に表層が形成されてなる帯電ロールを作製した。
【0105】
【実施例25】実施例16と同様にして、液状主剤およ
び液状架橋剤を調製した。ついで、軸体である芯金(直
径10mm、SUS304製)をセットした射出成形用
金型内に、上記液状主剤と液状架橋剤とを混合して充填
し、架橋発泡反応(1次加硫:50℃×5分、2次加
硫:100℃×60分)を行った。その後、脱型して、
軸体の外周面に沿って発泡層(厚み3mm)を形成し
た。ついで、この発泡層の表面を研磨して、トナー供給
ロールを作製した。
【0106】
【実施例26】〔発泡層用材料の調製〕実施例17と同
様にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。
【0107】〔表層形成材料の調製〕テトラフルオロプ
ロパン−フッ化ビニリデン共重合体(エルフアトケムジ
ャパン社製、カイナーSL)をメチルエチルケトン(M
EK)に溶解し、アセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部を分散して表層形成材料(コ
ーティング液)を調製した。
【0108】〔転写ロールの作製〕軸体である芯金(直
径10mm、SUS304製)をセットした射出成形用
金型内に、上記液状主剤と液状架橋剤とを混合して充填
し、架橋発泡反応(1次加硫:50℃×5分、2次加
硫:100℃×60分)を行った。その後、脱型して、
軸体の外周面に沿って発泡層(厚み3mm)を形成し
た。ついで、この発泡層の表面に上記表層形成材料(コ
ーティング液)を塗布して表層(厚み10μm)を形成
し、軸体の外周面に発泡層が形成され、さらにその表面
に表層が形成されてなる転写ロールを作製した。
【0109】
【実施例27】〔発泡層用材料の調製〕実施例18と同
様にして、液状主剤および液状架橋剤を調製した。
【0110】〔表層形成材料の調製〕テトラフルオロプ
ロパン−フッ化ビニリデン共重合体(エルフアトケムジ
ャパン社製、カイナーSL)をメチルエチルケトン(M
EK)に溶解し、アセチレンブラック(電気化学工業社
製、デンカブラック)5部を分散して表層形成材料(コ
ーティング液)を調製した。
【0111】〔転写ロールの作製〕軸体である芯金(直
径10mm、SUS304製)をセットした射出成形用
金型内に、上記液状主剤と液状架橋剤とを混合して充填
し、架橋発泡反応(1次加硫:50℃×5分、2次加
硫:100℃×60分)を行った。その後、脱型して、
軸体の外周面に沿って発泡層(厚み3mm)を形成し
た。ついで、この発泡層の表面に上記表層形成材料(コ
ーティング液)を塗布して表層(厚み10μm)を形成
し、軸体の外周面に発泡層が形成され、さらにその表面
に表層が形成されてなる転写ロールを作製した。
【0112】
【比較例5】比較例1と同様にして、発泡性アルキレン
オキシド重合体組成物を調製した。そして、この発泡性
アルキレンオキシド重合体組成物を用いて、実施例19
と同様にして、給紙ロールを作製した。
【0113】
【比較例6】比較例2と同様にして、発泡性アルキレン
オキシド重合体組成物を調製した。そして、これを用い
て、実施例20と同様にして、現像ロールを作製した。
【0114】
【比較例7】比較例3と同様にして、発泡性アルキレン
オキシド重合体組成物を調製した。そして、この発泡性
アルキレンオキシド重合体組成物を用いて、実施例19
と同様にして、給紙ロールを作製した。
【0115】
【比較例8】比較例4と同様にして、発泡性アルキレン
オキシド重合体組成物を調製した。そして、これを用い
て、実施例20と同様にして、現像ロールを作製した。
【0116】このようにして得られた実施例品および比
較例品の各ロールを用いて、下記の基準に従い、各特性
の評価を行った。これらの結果を、後記の表5〜表7に
併せて示した。
【0117】〔圧縮永久歪み〕JIS K 6262に
準じ、温度70℃、試験時間22時間、圧縮率25%の
条件で、発泡層の圧縮永久歪みを測定した。
【0118】〔電気抵抗〕ロールの表面に銀ペースト等
の導電性塗料を発泡層に浸透しないよう塗布し、1cm
2 (1cm×1cmの正方形形状)の電極を形成した。
そして、SRIS2304に準じて、発泡層の電気抵抗
を測定した。
【0119】〔給紙特性〕コピー用紙(A4サイズ)を
100枚置き、その紙を給紙ロールで引っ張りその力を
トルクゲージを用いて測定した。そして、トルクが4±
0.5Nの範囲内のものを○、この範囲から外れたもの
を×として評価した。
【0120】〔現像特性〕現像ロールをプリンター(O
KI社製、MICROLINE400)に組み込み、3
5℃×85%RHの環境下、1週間放置した後、文字画
像をプリントして、画像を目視評価した。そして、細線
の途切れがなく、画像のかすれが見られないものを○、
細線の途切れがあり、画像のかすれが見られるものを×
として評価した。
【0121】〔帯電特性〕上記現像特性に準じて、ハー
フトーンの画像を目視評価した。そして、画像に帯電ロ
ールのへこみによる濃度の高いすじがあるものを×、す
じがないものを○として評価した。
【0122】〔トナー供給耐久性〕トナー供給ロールを
プリンター(OKI社製、MICROLINE400)
に組み込み、5000枚プリントした後のトナー供給ロ
ールの状態を観察した。そして、トナーの詰まりがな
く、画像への影響がないものを○、トナーの詰まりがあ
り、べた黒画像の濃度がマクベス濃度で1.1以下にな
ったものを×として評価した。
【0123】〔転写特性〕上記現像特性に準じて、トナ
ーの紙への転写性を評価した。そして、細線の途切れが
なく、画像のかすれが見られないものを○、細線の途切
れがあり、画像のかすれが見られるものを×として評価
した。
【0124】
【表5】
【0125】
【表6】
【0126】
【表7】
【0127】上記表の結果から、全実施例品は、圧縮永
久歪みが小さく、給紙特性、現像特性、帯電特性、トナ
ー供給耐久性、転写特性に優れていることがわかる。
【0128】これに対して、比較例品は、いずれも給紙
特性、現像特性に劣ることがわかる。
【0129】
【発明の効果】以上のように、本発明の発泡性重合体組
成物は、特定の有機高分子化合物(A成分)とヒドロシ
リル化合物(B成分)と触媒(C成分)とを必須成分と
するものである。その結果、特定の有機高分子化合物
(A成分)中の水酸基と、ヒドロシリル化合物(B成
分)中のヒドロシリル基とが、触媒(C成分)の存在
下、脱水素反応により水素ガスを発生するとともに架橋
が進むため、高粘度化する速度が速く、発生した水素ガ
スが一定セル内に内包されるために微細でありながら高
発泡となる。また、AIBN等の発泡剤を使用しないた
め、シアンガス等の有害ガスの発生もない。
【0130】また、上記特定の有機高分子化合物(A成
分)として、炭化水素ポリマーから誘導される構造単位
を主鎖とする有機高分子化合物を用いた場合は、疎水性
に優れるため、本発明の発泡性重合体組成物を用いて電
子写真機器用ロール部材を作製した場合、湿度等の影響
を受けにくく、環境の変化による膨れが殆どない。
【0131】さらに、上記特定の有機高分子化合物(A
成分)は、導電剤との相溶性に優れるため、発泡性重合
体組成物中で導電剤が均一に分散し、優れた導電性を備
えるようになり、現像ロール等の導電性ロール部材とし
て好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83/04 C08L 83/04 4F074 83/05 83/05 4J002 101/06 101/06 4J031 G03G 15/02 101 G03G 15/02 101 15/08 501 15/08 501D 501A 504 504B 15/16 15/16 103 103 15/20 103 15/20 103 21/10 21/00 312 21/06 318 340 (72)発明者 伊東 邦夫 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H033 AA06 BB04 BB08 BB15 BB26 BB29 BB31 2H035 AA15 2H077 AC04 AD06 AD13 AD23 AE03 FA22 FA27 2H134 GA01 HA03 HA05 HA17 HD03 HD05 HD19 KD05 KD11 KD12 2H200 FA16 HA02 HA28 HB12 HB14 HB22 HB45 HB46 HB47 JA01 JB06 JB10 JB45 JB46 JB47 MA03 MA08 MA14 MB06 MC01 4F074 AA08 AA26 AA65 AA76 AG01 AG08 BA12 BB08 BB22 BB23 CA12 DA02 DA03 DA08 DA32 DA33 DA35 DA39 DA40 DA47 DA57 4J002 AC031 AC061 AC111 BB171 CF031 CG001 CH021 CH031 CP032 CP042 DA038 DA116 DD046 DE079 DE089 DE098 DE188 DE207 DE239 DJ019 DJ059 EG036 EN036 EQ017 ES007 ET017 EV287 EZ006 EZ046 FB078 FD019 FD118 FD327 GL00 GM00 GN00 GQ00 4J031 AA12 AA29 AA49 AA53 AA59 AB01 AC04 AE11 AE15 AF10 AF17 AF18 AF19 AF23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)〜(C)成分を必須成分と
    することを特徴とする発泡性重合体組成物。 (A)分子中に2個以上の水酸基を有する有機高分子化
    合物。 (B)ヒドロシリル化合物。 (C)触媒。
  2. 【請求項2】 上記(A)成分である有機高分子化合物
    が、炭化水素ポリマーから誘導される構造単位を主鎖と
    する有機高分子化合物である請求項1記載の発泡性重合
    体組成物。
  3. 【請求項3】 上記炭化水素ポリマーから誘導される構
    造単位を主鎖とする有機高分子化合物が、ポリオレフィ
    ンポリオール、ポリブタジエンポリオール、ポリイソプ
    レンポリオール、ポリエステルポリオールおよびポリエ
    ーテルポリオールからなる群から選ばれた少なくとも一
    つである請求項2記載の発泡性重合体組成物。
  4. 【請求項4】 上記(B)成分のヒドロシリル化合物
    が、変性ヒドロシリル化合物である請求項1〜3のいず
    れか一項に記載の発泡性重合体組成物。
  5. 【請求項5】 上記(C)成分の触媒がヒドロシリル化
    触媒である請求項1〜4のいずれか一項に記載の発泡性
    重合体組成物。
  6. 【請求項6】 上記(A)〜(C)成分に加えて、活性
    水素含有化合物を含有する請求項1〜5のいずれか一項
    に記載の発泡性重合体組成物。
  7. 【請求項7】 上記(A)〜(C)成分に加えて、発泡
    剤を含有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の発泡
    性重合体組成物。
  8. 【請求項8】 上記(A)〜(C)成分に加えて、導電
    剤を含有する請求項1〜7のいずれか一項に記載の発泡
    性重合体組成物。
  9. 【請求項9】 上記導電剤が、ホウ素複合カーボンブラ
    ックおよびシリカ処理済みカーボンブラックの少なくと
    も一方である請求項8記載の発泡性重合体組成物。
  10. 【請求項10】 上記(A)〜(C)成分に加えて、補
    強剤を含有する請求項1〜9のいずれか一項に記載の発
    泡性重合体組成物。
  11. 【請求項11】 上記(A)成分である有機高分子化合
    物の水酸基当量が700〜8000の範囲である請求項
    1〜10のいずれか一項に記載の発泡性重合体組成物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか一項に記載
    の発泡性重合体組成物から得られたことを特徴とする発
    泡体。
  13. 【請求項13】 請求項1〜11のいずれか一項に記載
    の発泡性重合体組成物を用いた発泡体の製法であって、
    上記(A)成分と(C)成分とを含有する液状主剤と、
    上記(A)成分と(B)成分とを含有する液状架橋剤と
    をそれぞれ準備し、成形の直前に上記液状主剤と液状架
    橋剤とを混合して発泡体を成形することを特徴とする発
    泡体の製法。
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