JP2002121240A - 接着性をもつ生分解性樹脂組成物およびその製造方法 - Google Patents
接着性をもつ生分解性樹脂組成物およびその製造方法Info
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Abstract
等による熱圧着での自己接着性等の接着性をもたせ、組
立加工に適した実用的な生分解性樹脂組成物およびその
製造方法を提供することが望まれていた。 【解決手段】生分解性高分子材料に、極性基を有するビ
ニル化合物をグラフト重合する事により、従来の生分解
性を維持しつつ、接着性に優れた生分解性樹脂組成物と
その成形体を提供する。
Description
材料等の生分解性高分子材料に、極性基を有するビニル
化合物をグラフト重合させて得られる、生分解性高分子
材料、およびその製造方法に関するものである。
材料は、我々の生活を支える重要な材料となっている
が、高性能と長期安定性を求めて開発してきた経緯か
ら、生産された高分子材料の多くは自然環境で分解され
ず、不用となった高分子廃棄物をどのように処分するか
が大きな問題となっている。
て、自然界の中で微生物によって分解される生分解性の
高分子材料が注目を集めており、多くの高分子材料につ
いて研究開発が行われている。生分解性高分子材料に関
しては、汎用の高分子材料に比べ種々の基本特性に劣
る、材料自身のコストが高いなどが問題となっている。
増加に伴い、汎用高分子材料へと近づけることは可能で
あると考えられるため、生分解性高分子材料の基本物性
を向上させ、汎用高分子材料の代替となりうる材料とす
る事が重要である。
分解性材料が提案されているがこれらの多くは成形加工
用途に限定されたものであり、生分解性素材が使用され
る商品が普及するためには、これらの組立加工に利用で
きる接着剤等の周辺材料の開発や接着性に優れた生分解
性材料の開発が求められている。
中でも、生分解性ポリエステルの一つであるポリ乳酸
(以下PLAと略記する)は、特に加水分解性の高分子
材料として知られ、医薬用の手術糸の材料等として用い
られている。また、フィルム化し易いこと、高い透明性
を有することなどから生分解性高分子材料の基本材料と
しても様々な応用が検討、開発されている。
え、他の生分解性高分子材料に比べ耐熱性に優れること
と透明性に優れることから、PETの代替として期待さ
れる。しかしながら、一方で接着性に劣るという問題点
があり、特にヒートシール等による熱圧着での自己接着
性がないため、組立加工に不適であることが問題となっ
ていた。
もので、PLA等の生分解性高分子にヒートシール等に
よる熱圧着での自己接着性等の他の高分子材料との接着
性をもたせ、組立加工に適した実用的な生分解性樹脂組
成物およびその製造方法を提供することを課題とする。
に、鋭意検討した結果、生分解性高分子材料に、極性基
を有するビニル化合物をグラフト重合する事により、従
来の生分解性を維持しつつ、接着性に優れた生分解性樹
脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに
至った。なお、この接着性に優れるのは、フィルム表面
の極性が高いからだと思われる。
料に極性基を有するビニル化合物をグラフト重合させて
なる生分解性樹脂組成物である。請求項2に記載の発明
は生分解性高分子材料が生分解性ポリエステルであるこ
とを特徴とする請求項1記載の生分解性樹脂組成物であ
る。請求項3に記載の発明は前記生分解ポリエステルが
ポリ乳酸であることを特徴とする請求項2記載の生分解
性樹脂組成物である。請求項4に記載の発明はビニル化
合物の有する極性基が、カルボキシル基であることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生分解性樹脂
組成物である。請求項5に記載の発明は生分解性ポリエ
ステルとビニル化合物のグラフト重合を電子性加速器を
用いて行うことを特徴とする請求項1〜4記載の生分解
性樹脂組成物の製造方法である。請求項6に記載の発明
は請求項1〜5記載の生分解性樹脂組成物の製造方法に
おいて、グラフト重合のために基材に照射する電子線の
線量が、5〜200kGyであることを特徴とする生分
解性樹脂組成物の製造方法である。請求項7に記載の発
明は請求項1〜5記載の生分解性樹脂組成物において、
基材材料に対してグラフト鎖の含有量が、0.5〜40
wt%であることを特徴とする生分解性樹脂組成物であ
る。
は、例えば自然界に存在するセルロース、デンプン、キ
チン、キトサン等から作られる天然高分子、微生物が作
り出す高分子を活用したポリエステル系高分子、アミノ
酸、糖、ポリエステル等の原料を発酵技術によって安価
に製造し、それを高分子合成技術により製造した生分解
性高分子材料等が挙げられ、特に、生分解性ポリエステ
ルは成形加工性に優れるためより好ましい。
は、例えば、ポリプロピレンサクシネート、ポリプロピ
レンアジペート、ポリプロピレンピメレート、ポリプロ
ピレンズベレート、ポリプロピレンアゼレート、ポリプ
ロピレンマロネート、ポリプロピレンジエチルグルタレ
ート、ポリエチレンサクシネート、ポリエチレンアジペ
ート、ポリエチレンピメレート、ポリエチレンズベレー
ト、ポリエチレンアゼレート、ポリエチレンマロネー
ト、ポリエチレンジエチルグルタレート、ポリブチレン
サクシネート、ポリブチレンアジペート、ポリブチレン
ピメレート、ポリブチレンズベレート、ポリブチレンア
ゼレート、ポリブチレンマロネート、ポリブチレンジエ
チルグルタレート、ポリヘキサメチレンサクシネート、
ポリヘキサメチレンアジペート、ポリヘキサメチレンピ
メレート、ポリヘキサメチレンズベレート、ポリヘキサ
メチレンアゼレート、ポリヘキサメチレンマロネート、
ポリヘキサメチレンジエチルグルタレート、ポリジエチ
レンサクシネート、ポリジエチレンアジペート、ポリジ
エチレンピメレート、ポリジエチレンズベレート、ポリ
ジエチレンアゼレート、ポリジエチレンマロネート、ポ
リジエチレンジエチルグルタレート、ポリトリエチレン
サクシネート、ポリトリエチレンアジペート、ポリトリ
エチレンピメレート、ポリトリエチレンズベレート、ポ
リトリエチレンアゼレート、ポリトリエチレンマロネー
ト、ポリトリエチレンジエチルグルタレート、ポリプロ
ピオラクトン、ポリバレロラクトン、ポリブチロラクト
ン、ポリカプロラクトン、ポリグリコール酸、ポリ乳酸
などがあげられ、これらを単独または共重合させたもの
も用いることができる。
く、フィルム強度や透明性に優れることからより好まし
い。
ル化合物とは、例えば(メタ)アクリル酸,フマル酸,
無水マレイン酸およびその誘導体,グルコキシエチル
(メタ)アクリレート,酢酸ビニル,2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート,ビニルスルホン酸,(メタ)アク
リルアミド等不飽和結合を一つ以上有する化合物を全て
包容し、単独もしくは混合して用いることができる。ま
た、これらのグラフト鎖となる化合物は要求特性に対し
て効果的に選択してグラフトさせる事が望ましい。
ては、接着改善性、取り扱いの容易さ等を考えると、カ
ルボキシル基含有モノマーが好ましく、特に入手の容易
さ、グラフト反応のし易さを考えると(メタ)アクリル
酸がより好ましい。
は、2軸押出機等を用いた化学的グラフト法や電子線加
速器等を用いた電子線グラフト法などが利用できる。
圧が数百keVのいわゆる汎用的な低エネルギー型の電
子線加速器である。電子線加速器の概略図を図1に示
す。
れたフィラメントに電流を流すことにより、加熱されて
熱電子が放出する。放出された熱電子はターミナルと陽
極であるウインドー間の高電圧(数百keV)によって
光速近くまで加速されて電子線となる。電子線が物に照
射されると制動X線が発生するため鉛等で遮蔽し、それ
を装置内に閉じこめて外部には漏洩しない自己遮蔽構造
となっている。
ラフト重合する場合は、グラフト重合後に押出成形等に
より成型品を得るのに対して、電子線によるグラフト重
合はフィルム状等の成形品の表面に電子線を照射し表面
に選択的に接着性を付与するためのビニル化合物をグラ
フト重合する事ができることから、特に好ましい。
考えた場合、接着性に影響を与えるグラフト鎖が効果的
に接着界面に存在すると考えられる、電子線によるグラ
フト重合が効果的であり好ましい。
とグラフト重合を同時に行う同時照射法、例えば基材に
グラフトモノマーを塗布し、電子線を照射する事によ
り、あらかじめ電子線を照射し、グラフト反応開始点と
なるラジカルを発生させておいた基材をグラフトモノマ
ーに含浸させることによりグラフト重合を行う前照射法
とがある。
のホモポリマー化が起こる割合が多く、ホモポリマーに
よる接着性の低下、基材フィルムの生分解性の低下等が
考えられるため、前照射法によるグラフト重合が効果的
である。
より、PLA巻き取りフィルムのグラフト改質を行うこ
とで、非常に生産性が高く、簡易にPLAの接着性を改
善することができる。
るものではないが、一般的には電子線照射により発生さ
せたラジカルを効率的にグラフト重合に利用するため
に、照射雰囲気としては窒素雰囲気等とし、なるべく酸
素の存在を排除して照射を行うのが好ましい。
てグラフト重合をおこなうのはフィルム表面のみで充分
であり、また、高線量を照射することによる、基材PL
Aフィルムの分解による基本物性の低下を押さえる意味
で、5〜200kGyの照射線量が好ましく、さらに好
ましくは10〜100kGyの照射線量が好ましい。こ
の理由として、照射量が少なすぎるとグラフト重合が進
まず、また、多すぎると基材が分解して物性が低下して
しまう。
あるラジカルが発生したPLAフィルムを、アクリル酸
等のビニル化合物モノマー溶液に含浸させることによ
り、グラフト重合体を得ることができる。
せるモノマー、照射条件等により、最適条件を検討して
いくことが望ましいが、アクリル酸グラフト反応の場合
には、アクリル酸濃度として5〜100%、好ましくは
10〜50%の水溶液が望ましい。この理由として、ア
クリル酸濃度が低い場合には接着性改善のために必要な
グラフト率が得られず、また、アクリル酸濃度が高い場
合には、グラフト率が高くなりすぎることにより、基本
物性および生分解性の低下が考えられる。
が、生産性等の関係から反応温度としては、20〜70
℃、好ましくは40〜60℃が望ましい。この理由とし
て、反応温度が低い場合には、接着性改善に必要なグラ
フト率を得るためには、反応溶液への含浸時間を長くす
る必要があり、また、反応温度が高い場合には、グラフ
ト反応を制御することが難しくなる。
度が高い場合には、高グラフト重合体を得やすい反面、
グラフト率の微妙なコントロールが困難であり、さらに
基材フィルムの物性低下をもたらす可能性があるため、
注意が必要である。
ル材料表面に、効率的にカルボキシル基等の官能基を付
与することで、汎用高分子と比べて遜色のない接着性を
有した生分解性ポリエステル材料を得ることができる。
レイソックス(三井化学社製)を10cm×10cmの
大きさにカットした試験フィルムに、低エネルギー型電
子線加速器を用いて、50kGyの電子線を照射した。
照射後のフィルムを、アクリル酸40%水溶液に含浸
し、60℃で3分間反応させ、アクリル酸をグラフトさ
せた。グラフトサンプルを純粋、エタノールで超音波洗
浄した後、室温で自然乾燥し、重量変化がなくなった時
点でPLAのグラフト重合体とした。グラフト率は反応
前の重量と反応後の重量から計算した。グラフト率は1
1.3%であった。
レイソックス(三井化学社製)を10cm×10cmの
大きさにカットした試験フィルムに、低エネルギー型電
子線加速器を用いて、50kGyの電子線を照射した。
照射後のフィルムを、アクリル酸40%水溶液に含浸
し、40℃で3分間反応させ、アクリル酸をグラフトさ
せた。グラフトサンプルを純粋、エタノールで超音波洗
浄した後、室温で自然乾燥し、重量変化がなくなった時
点でPLAのグラフト重合体とした。グラフト率は反応
前の重量と反応後の重量から計算した。グラフト率は
8.1%であった。
レイソックス(三井化学社製)を10cm×10cmの
大きさにカットした試験フィルムに、低エネルギー型電
子線加速器を用いて、50kGyの電子線を照射した。
照射後のフィルムを、アクリル酸40%水溶液に含浸
し、20℃で3分間反応させ、アクリル酸をグラフトさ
せた。グラフトサンプルを純粋、エタノールで超音波洗
浄した後、室温で自然乾燥し、重量変化がなくなった時
点でPLAのグラフト重合体とした。グラフト率は反応
前の重量と反応後の重量から計算した。グラフト率は
3.2%であった。
レイソックス(三井化学社製)を10cm×10cmの
大きさにカットした試験フィルムに、低エネルギー型電
子線加速器を用いて、50kGyの電子線を照射した。
照射後のフィルムを、アクリル酸5%水溶液に含浸し、
60℃で3分間反応させ、アクリル酸をグラフトさせ
た。グラフトサンプルを純粋、エタノールで超音波洗浄
した後、室温で自然乾燥し、重量変化がなくなった時点
でPLAのグラフト重合体とした。グラフト率は反応前
の重量と反応後の重量から計算した。グラフト率は1.
7%であった。
レイソックス(三井化学社製)を10cm×10cmの
大きさにカットし試験フィルムとした。
LAフィルムに関して、ヒートシーラーによる自己接着
力評価により接着力評価を行った。グラフト重合により
表面を改質した面どおしを張り合わせ、シール温度14
0℃でヒートシールしたサンプルを、15mm幅の短冊
状に切り出し、引張速度300mm/minでの90°
剥離試験を行い評価した。
フト率が低いPLAフィルムについてはほとんど自己接
着性を示さないが、グラフト率が高く、官能基がフィル
ム表面にグラフトしているフィルムは、非常に良好な自
己接着性を示している。
コンポストを用いて生ゴミから調整したコンポスト土壌
に、5cm×5cmの大きさにカットして試験フィルム
を温度60℃、湿度90%で一ヶ月間保存して、残存フ
ィルムの有無、残存量より評価した。
および生分解性評価結果を表1に示す。一ヶ月後の観察
において、実施例1〜4、比較例1の全てのフィルムに
関しても完全に消失していた。
による生分解性樹脂組成物は、従来の生分解性材料に比
べ接着性に優れ、ヒートシール等による接着性、特にヒ
ートシールによる自己接着性を有している。
Aフィルムは従来品と比較し、一般的なインキとの密
着、接着剤との接着に関してもより高い性能を有してい
る。
御することにより、材料の表面のみの改質が可能である
ことから、従来もっている生分解性に関しては従来品と
同等の特性を示す。
て、電子線照射によるグラフト重合法を選択すること
で、例えばフィルム状の生分解性ポリエステル材料を連
続的に処理することが可能であり、また、照射条件、反
応条件を制御することでグラフト重合体のグラフト率を
厳密に制御することが可能であり、同時に非常に生産性
よく生分解性ポリエステル材料の改質が可能であるとい
える。
Claims (7)
- 【請求項1】生分解性高分子材料に極性基を有するビニ
ル化合物をグラフト重合させてなる生分解性樹脂組成
物。 - 【請求項2】前記生分解性高分子材料が生分解性ポリエ
ステルであることを特徴とする請求項1記載の生分解性
樹脂組成物。 - 【請求項3】前記生分解ポリエステルがポリ乳酸である
ことを特徴とする請求項2記載の生分解性樹脂組成物。 - 【請求項4】ビニル化合物の有する極性基が、カルボキ
シル基であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか
に記載の生分解性樹脂組成物。 - 【請求項5】生分解性ポリエステルとビニル化合物のグ
ラフト重合を電子性加速を用いて行うことを特徴とする
請求項1〜4のいずれかに記載の生分解性樹脂組成物の
製造方法。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の生分解性
樹脂組成物の製造方法において、グラフト重合のために
基材に照射する電子線の線量が、5〜200kGyであ
ることを特徴とする生分解性樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項7】請求項1〜5のいずれかに記載の生分解性
樹脂組成物において、基材材料に対してグラフト鎖の含
有量が、0.5〜40wt%であることを特徴とする生
分解性樹脂組成物。
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