JP2002120652A - 物品保持装置 - Google Patents

物品保持装置

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JP2002120652A
JP2002120652A JP2000314536A JP2000314536A JP2002120652A JP 2002120652 A JP2002120652 A JP 2002120652A JP 2000314536 A JP2000314536 A JP 2000314536A JP 2000314536 A JP2000314536 A JP 2000314536A JP 2002120652 A JP2002120652 A JP 2002120652A
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積 山本
Tsutomu Shibata
勉 柴田
Yasumasa Kamiya
康優 神谷
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Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品保持時の壁面からの突出量が少なく、か
つ、高さのある物品を安定的に保持できる装置を提供す
る。 【解決手段】 物品保持装置10はベースプレート11
と本体12と底板13とからなり、本体12は上下が開
放され、左右両側の剛性の高い平板状部16がベースプ
レート11の縦長孔17に挿入されて、出入り自在とな
っており、底板13はベースプレート11に枢支され
て、先端が本体12の下端に係止され、ベースプレート
11に本体12を引き込めるとき、あるいは、ベースプ
レート11から本体12を引き出すとき、それぞれ底板
13が上下に回動できるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のドア内壁面
等に装備される物品保持装置、とくに、それ自身が壁面
等に収納自在な物品保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7に例示されているように、
車両のドア内壁面1に装備された従来のカップホルダ2
は、ドア内壁面1に固着されたベースプレート3と、ヒ
ンジ4により下端がベースプレート3に枢支された略平
板状保持部5と、上端がベースプレート3に枢着される
と共に下端が保持部5に係止されて保持部5に沿い摺動
自在なレバー6とを有し、図示のようにカップホルダ2
が内壁面1側に収納された状態から、2点鎖線で示され
ているように、ヒンジ4を中心として保持部5を車室内
側へ回動させ、それに伴いレバー6が上方へ回動してレ
バー6の下端が保持部5に沿い上方へ変位することによ
り、レバー6が保持部5の開度を規制することができる
ので、ベースプレート3及び保持部5間に跨がって置か
れたカップ7をカップホルダ2が保持することができ
る。
【0003】しかしながら、この場合には、カップホル
ダ2によるカップ7の保持位置が比較的高くなるので、
カップホルダ2によりカップ7を安定して保持させるた
めにはカップホルダ2の高さHが大きくなって、カップ
ホルダ2が大型化する欠点があり、また、保持部5の上
部がカップ7よりも車室内側へ幅Dの大きさで突出する
こととなるため、それだけ車室内の空間が狭められて、
乗員の居住性を損なうことは避けられず、さらには、カ
ップホルダ2による物品の保持深さに制限があるため、
ペットボトルや携帯電話等のような高さのある物品を安
定的に保持させることが比較的難しいという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、物品保持時
の壁面からの突出量が少なく、かつ、高さのある物品を
安定的に保持することのできる装置を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る物品保持装置は、上下に延びる端縁が壁面内へ引き込
み、引き出し自在に上記壁面で支持され上下が開放され
た本体と、端部が略水平の枢軸を介して上記壁面に支持
され下面が上記本体の下端と係合した底板とを有し、上
記本体端縁が上記壁面内へ引き込まれたとき上記底板が
上記枢軸を中心として上方へ回動し上記本体及び上記壁
面間に配置されると共に、上記本体端縁が上記壁面内か
ら引き出されたとき上記底板が上記枢軸を中心として下
方へ回動し上記本体の下方開放面をほぼ塞ぐように構成
されている。
【0006】従って、本体端縁が壁面内へ引き込まれ、
底板が枢軸を中心とし上方へ回動して本体及び壁面間に
配置されるため、本体が壁面から突出する量を少なくす
ることができる一方、本体端縁が壁面内から引き出さ
れ、底板が枢軸を中心とし下方へ回動して本体と壁面と
の間に間隔が形成されると同時に、底板が本体の下方開
放面をほぼ塞ぐので、本体の上方開放面から上記間隔内
へ挿入された物品を底板が下方から保持することがで
き、また、物品を保持している場合においても本体が壁
面から突出する量を少なく抑制することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て説明する。図1〜図5において、物品保持装置10
は、ベースプレート11と、ベースプレート11に取り
付けられた本体12と、ベースプレート11及び本体1
2に跨がって係止された底板13とから構成され、車両
のドアトリム14に形成された開口部15に嵌め込まれ
ている。
【0008】本体12は上下が開放され、左右両側にお
ける平板状部16、16の剛性が比較的高くて、各平板
状部16がベースプレート11に設けられた縦長の孔1
7にそれぞれ挿入されていると共に、各平板状部16の
上下端縁にそれぞれ屈曲部18が形成され、かつ、屈曲
部18に隣接して突起19が設けられている一方、両平
板部16、16に挟まれた中央部20が軟質となってい
て、その中央に把手孔21が設けられている。
【0009】底板13は、左右側部が枢軸22を介して
ベースプレート11へ回動自在に支持されていると共
に、車幅方向に延びる断面略円弧状の案内レール23が
下面に設けられていて、本体中央部20の下端に形成さ
れた球状突起24が案内レール23に係合している。
【0010】すなわち、図2及び図3の2点鎖線でそれ
ぞれ示されているように、ベースプレート11及びドア
トリム14により構成されたドア壁面内に物品保持装置
10の本体12が引き込まれた状態から、本体中央部2
0の把手孔21に指を掛けて本体12を車室内側へ引く
ことにより、各図に実線で示されているように、本体1
2を上記壁面内から十分に引き出せば、各平板状部16
における上下端縁の突起19がベースプレート11の縦
長孔17を通過するとき節度感が得られると共に、屈曲
部18が本体12の抜け止め作用を果たし、また、本体
中央部20下端の球状突起24が底板13の案内レール
23内を車幅方向内側へ移動することにより、上下に配
置されていた底板13が枢軸22を中心として車室内側
へ回動し、最後には底板13がほぼ水平に支持されて、
本体12の下方開放面をほぼ塞ぐこととなる。
【0011】このとき、ベースプレート11と本体中央
部20との間には十分な間隔が形成されるので、図2及
び図3の1点鎖線で例示するように、本体12の上方開
放面から上記間隔内へペットボトル30等の物品を差し
込めば、本体12の高さを有効的に利用して、及びまた
は、底板13上に載置することによって、物品保持装置
10がペットボトル30等のように比較的長大な物でも
安定的に保持することができ、しかも、本体12が上記
壁面から車室内へ無駄に突出する量を極力少なく抑制す
ることができて、乗員の居住性を損なうことがないとい
う長所がある。
【0012】また、本体中央部20が軟質であるため、
種々の形状及び寸度のカップ等に対して本体中央部20
が適宜撓むことにより、物品保持装置10がそれらの物
品を常に安定的に保持することができるので、非常に便
利である。
【0013】さらに、本体12が上記壁面内から引き出
された状態で本体中央部20の下端付近を車幅方向外側
へ押圧すれば、物品保持装置10が上記と逆に操作され
ることとなって、図2及び図3に2点鎖線でそれぞれ示
されるように、本体12の左右端縁が上記壁面内へ引き
込まれると同時に、底板13がベースプレート11に沿
って上下に配置される結果、物品保持装置10が上記壁
面から車室内へ突出する量を少なくすることが可能であ
る。
【0014】なお、本体12の平板状部16と中央部2
0とは同一材で構成することも、異なった材料で構成し
て両者を連結することもでき、また、中央部20を蛇腹
状とすることにより実質的に軟質とすることも可能であ
る。
【0015】さらに、上記各実施形態例では、本体中央
部20に把手孔21が設けられているが、これに代えて
つまみを設けるようにしてもよく、あるいは、底板13
に把手を設け、この把手を操作して枢軸22を中心とし
底板13を回動させることにより、本体12を上記壁面
から引き出し、もしくは、上記壁面内へ引き込ませるよ
うにし、または、本体12における平板状部16の中間
部分に適宜の突起を設け、その突起がベースプレート1
1に設けられた孔17に係止されることにより、上記壁
面から本体12が引き出される長さを規制して(ただ
し、底板13は車幅方向内側に上方へ傾斜した状態とな
る)、物品保持装置10が保持しやすい物品の大きさを
適宜調整することも可能であるのはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】本発明にかかる物品保持装置にあって
は、本体端縁が壁面内から引き出され、底板が枢軸を中
心として下方へ回動して、本体と壁面、あるいは、底板
とにより物品を保持することができ、また、物品を保持
している場合においても本体が壁面から突出する量を少
なく抑制することが容易に可能となって、大層便利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における要部斜視図。
【図2】図1のII−II横断矢視図。
【図3】図2の III−III 縦断面図。
【図4】図3のIV−IV縦断面拡大図。
【図5】図2のV部拡大図。
【図6】従来装置の概略斜視図。
【図7】図6の VII−VII 縦断面拡大図。
【符号の説明】
10 物品保持装置 11 ベースプレート 12 本体 13 底板 16 平板状部 17 孔 20 中央部 21 把手孔 22 枢軸 23 案内レール 24 球状突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 勉 神奈川県川崎市幸区分堀川町580番地16 三菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 神谷 康優 神奈川県川崎市幸区分堀川町580番地16 三菱自動車エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 3B088 LA01 LB04 3D022 CA16 CB01 CC08 CC11 CD02 CD03 CD05

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に延びる端縁が壁面内へ引き込み、
    引き出し自在に上記壁面で支持され上下が開放された本
    体と、端部が略水平の枢軸を介して上記壁面に支持され
    下面が上記本体の下端と係合した底板とを有し、上記本
    体端縁が上記壁面内へ引き込まれたとき上記底板が上記
    枢軸を中心として上方へ回動し上記本体及び上記壁面間
    に配置されると共に、上記本体端縁が上記壁面内から引
    き出されたとき上記底板が上記枢軸を中心として下方へ
    回動し上記本体の下方開放面をほぼ塞ぐように構成され
    た物品保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019059292A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 テイ・エス テック株式会社 車両用内装の収納構造

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