JP2002120268A - ポリエステルフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

ポリエステルフィルムおよびその製造方法

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JP2002120268A
JP2002120268A JP2000315156A JP2000315156A JP2002120268A JP 2002120268 A JP2002120268 A JP 2002120268A JP 2000315156 A JP2000315156 A JP 2000315156A JP 2000315156 A JP2000315156 A JP 2000315156A JP 2002120268 A JP2002120268 A JP 2002120268A
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polyester
film
weight
layer
laminated
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JP2000315156A
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Masahiro Kimura
将弘 木村
Minoru Yoshida
実 吉田
Futoshi Sasamoto
笹本  太
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性を有するとともに、表面性(口金スジ
が少ない)に優れ、高度な成形、加工に適し、また、金
属や非金属素材と積層した際の成形性、柔軟性、美麗性
にも優れており、多くの成形加工用素材に好適に使用す
ることができるポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 エチレングリコール系ポリエステルA、
ブタンジオール系ポリエステルB、それら以外の有機成
分C(粒子状物を除く)を特定範囲で含有するポリエス
テル組成物からなるフィルム、又はそのフィルム層を少
なくとも1層として含む積層フィルムであって、かつ、
フィルム表面のフィルム長手方向に延びるスジ状物の本
数、フィルムの幅、フィルムの面配向係数、フィルムの
厚みが特定範囲内であるポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステルフィ
ルムの改良に関するものである。詳しくは、他のポリエ
ステル成分や可塑剤の含有により、柔軟性や成形性が改
良されるとともに、いわゆる口金スジが少なく、表面
性、成形性及び柔軟性に優れる高品位のポリエステルフ
ィルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリ塩化ビニルは、その分子骨格のた
め、可塑剤を含有させることにより、流動性、粘弾性、
機械特性などを大きく変更させることが可能であり、硬
質から軟質材料まで多くの成形材料を製造しうるのに好
適なポリマーとして使用されてきた。一方、分子骨格に
塩素を含有しているため、焼却時に発生する燃焼ガス中
にダイオキシンや塩素含有ガスが含まれるという問題が
大きく取り上げられてきている。
【0003】ポリ塩化ビニルの代替素材としては、ポリ
エステル、ポリオレフィン、ナイロンなどが挙げられる
が、いずれの素材もポリ塩化ビニルのような優れた加工
性を発現させるには至っていない。
【0004】ポリマーの流動性を向上させる方法として
は、ポリ塩化ビニルの場合のように可塑剤を添加する方
法が知られており、ポリエステル用の可塑剤も提案され
ているが特性は十分とはいえず、また従来ポリ塩化ビニ
ル用に用いられてきた可塑剤やそれらを部分変成させた
可塑剤をポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテ
レフタレートのようなポリエステルに添加しても相分離
を起こし均一に含有させることはできなかった。一方、
共重合による改質では、他品種への対応が困難であるこ
とや、低結晶性となるため、印刷時の溶剤によりフィル
ムが白化したり、溶解するという問題があった。
【0005】さらに、ポリエステルフィルムを製造する
場合、キャスト方法としては、静電印可方式、タッチロ
ールキャスト方式が一般に採用され得る。口金スジを低
減するにはタッチロールキャスト方法の方が好ましい
が、厚みが200μm未満のフィルムでは十分なバンク
を形成させることが困難なためタッチロールキャストに
より口金スジを低減させることは難しいという問題があ
った。また、静電印可キャストでも、口金スジを低減さ
せることは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の問題点を解消し、優れた柔軟性を有する
とともに、表面性(口金スジが少ない)に優れ、高度な
成形、加工に適するポリエステルフィルムを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の目的
は、下式(1)及び(2)を満足するポリエステル組成
物からなるフィルム、又は、下式(1)及び(2)を満
足するポリエステル組成物からなるフィルム層を少なく
とも1層として含む積層フィルムであって、かつ、下式
(3)〜(5)を同時に満足するポリエステルフィルム
によって達成することができる。 10≦XA+XB≦100 ・・(1) 3≦XB+XC≦100 ・・(2) 0≦N/W≦10 ・・(3) 0≦fn≦0.05 ・・(4) 5≦D≦150 ・・(5) XA:エチレングリコール系ポリエステルAの含有量
(重量%) XB:ブタンジオール系ポリエステルBの含有量(重量
%) XC:ポリエステルA、ポリエステルB以外の有機成分
C(粒子状物を除く)の含有量(重量%) N:フィルム表面の、フィルム長手方向に延びるスジ状
物の本数(本) W:フィルムの幅(m) fn:フィルムの面配向係数 D:フィルムの厚み(μm)
【0008】本発明は、柔軟性、成形性を向上させるた
めポリエステルに他の有機成分を含有させた場合、耐熱
性が低下して口金スジが多い低品位なフィルムとなり易
く、高度な成形には耐えられ難いという問題に対し、口
金材質を工夫し、かつ耐熱性に優れる有機成分を選択す
ることにより、柔軟性に優れるとともに、高度な成形に
も耐えうるポリエステルフィルムが得られることを見出
すことによりなされたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明で用いるポリエステルは、
主鎖中の主要な結合がエステル結合である高分子の総称
であって、通常ジカルボン酸成分とグリコール成分を重
縮合反応させることによって得ることができる。ここで
ジカルボン酸成分としては、たとえばテレフタル酸、ナ
フタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルジカ
ンルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェ
ノキシエタンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホンジ
カルボン酸、フタル酸などの芳香族ジカルボン酸、シュ
ウ酸、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー
酸、マレイン酸、フマル酸などの脂肪族ジカルボン酸、
シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン
酸、パラオキシ安息香酸などのオキシカルボン酸などを
挙げることができる。また、グリコール成分としては、
たとえばエチレングリコール、プロパンジオール、ブタ
ンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネ
オペンチルグリコールなどの脂肪族グリコール、ジエチ
レングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピ
レングリコールなどのポリオキシアルキレングリコー
ル、シクロヘキサンジメタノールなどの脂環族グリコー
ル、ビスフェノールA、ビスフェノールSなどの芳香族
グリコール、イソソルビドなどが挙げられる。
【0010】本発明のポリエステルを製造する際の触媒
としては特に限定されないが、アルカリ土類金属化合
物、マンガン化合物、コバルト化合物、アルミニウム化
合物、アンチモン化合物、チタン化合物、チタン/シリ
カ複合酸化物、チタン/ジルコニア複合酸化物、ゲルマ
ニウム化合物などが使用できる。
【0011】さらに熱安定剤としてリン化合物を添加し
てもよく、このリン化合物は特に限定されないが、リン
酸、亜リン酸、リン酸エステルなどが好ましい。
【0012】本発明のポリエステルフィルムでは、透明
性、成形性、耐熱性の点で、下式(1)を満足すること
が必要である。 10≦XA+XB≦100 ・・(1) XA:エチレングリコール系ポリエステルAの含有量
(重量%) XB:ブタンジオール系ポリエステルBの含有量(重量
%)
【0013】ただし、XA、XB、XCは、フィルム又
はフィルム層を構成するポリエステル樹脂組成物中の樹
脂及びその他の有機成分(粒子状物を除く)の合計に対
する割合である。即ち、無機粒子などの粒子状物が含有
される場合は、それらを除いて算出するものとする。
【0014】ここで、XA+XBの値が10重量%未満
である場合、耐熱性、成形性に劣り、口金スジの抑制が
困難となり、高度な成形性に適さなくなってしまう。よ
り好ましくはXA+XBの値が15重量%以上100重
量%以下、特に好ましくは20重量%以上95重量%以
下である。
【0015】さらに好ましくは、ポリエステル組成物の
主成分ポリマが、エチレングリコール系ポリエステルA
又はブタンジオール系ポリエステルBであることが好ま
しい。
【0016】なお、エチレングリコール系ポリエステル
Aは、エチレングリコールとジカルボン酸成分とから誘
導されるポリエステルであり、ポリエチンテレフタレー
トで代表される。また、ブタンジオール系ポリエステル
Bは、ブタンジオールとジカルボン酸成分とから誘導さ
れるポリエステルであり、ポリブチレンテレフタレート
で代表される。
【0017】さらに本発明のポリエステルフィルムで
は、成形性、柔軟性の点で、下式(2)を満足するよう
に、主成分以外の樹脂や有機成分を添加することが必要
である。ここで、XB+XCの値が3重量%未満である
と、成形性、柔軟性が不十分である。好ましくは3重量
%以上97重量%以下、特に好ましくは5重量%以上9
5重量%以下である。 3≦XB+XC≦100 ・・(2) XC:ポリエステルA、ポリエステルB以外の有機成分
C(粒子状物を除く)の含有量(重量%)
【0018】本発明において、有機成分Cは、ポリエス
テルA、ポリエステルBを除く有機成分であって、かつ
粒子状物以外であれば、特に限定されないが、分子量5
000を越える高分子量体の場合、他のポリエステル、
ポリエーテルなどが好ましく使用される。特に耐熱性、
成形性、80℃における柔軟性を発現させる点で、プロ
パンジオールとジカルボン酸成分とから誘導されるプロ
パンジオール系ポリエステルが好ましい。その場合、有
機成分Cとして、プロパンジオール系ポリエステルを3
〜90重量%含有させることが好ましい。特に80℃の
成形性を良好にする点では5〜85重量%が好ましい。
【0019】本発明において、有機成分Cが分子量50
00以下である場合、分子量200〜5000の可塑剤
を採用することが好ましい。分子量が200未満では柔
軟性は達成できるものの、口金スジ抑制が困難なばかり
か、経時による白化が起こりやすくなる。耐熱性、柔軟
性、スジを低減させる上で分子量としては、より好まし
くは200〜3000、特に好ましくは300〜200
0である。
【0020】可塑剤の種類としては特に限定されない
が、エステル系可塑剤、エーテル系可塑剤、フタル酸系
可塑剤、リン系可塑剤などが好ましく、特に末端封鎖し
たタイプが好ましい。特に耐熱性、成形加工性の点で、
分散性、相溶性に優れるエステル系可塑剤、エーテル系
可塑剤が好ましい。具体的には、分子量3000以下の
ポリアルキレングリコールを安息香酸などで末端封鎖し
てなる可塑剤などが好適に用いられる。ポリアルキレン
グリコールとしては、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコールな
どが好適に用いられる。なお、グリシジル基などの官能
基を有する可塑剤も使用することができる。好ましくは
分子中に官能基が平均2個以下、さらに好ましくは分子
中に平均1.5個以下、特に好ましくは分子中に平均
1.2個以下であることが、耐熱性を良好にする上で望
ましい。
【0021】柔軟性、成形性を向上させる点で、可塑剤
の融点または凝固点が50℃以下であることが好まし
い。柔軟性を良好にする上でさらに好ましくは30℃以
下、特に好ましくは20℃以下である。
【0022】ポリエステルA中に含有される可塑剤の平
均分散径(透過型電子顕微鏡の観察(倍率2万〜100
万倍)による)は50nm以下であることが、成形性、
柔軟性の点で好ましい。さらに、30nm以下が好まし
く、特に0.2〜20nmが好ましい。
【0023】本発明において、有機成分Cとして、分子
量200〜5000の可塑剤を採用する場合、100℃
で乾燥後、230℃5分での加熱減量が3%以下である
ことが好ましい。さらには1%以下が好ましい。
【0024】本発明において、高度な成形加工を可能に
する点で、下式(3)を満足することが必要である。さ
らにN/Wが0以上8以下であることが好ましく、特に
0〜5以下であることが成形性、フィルムをスリットし
て有効なフィルムロールを得る点で好ましい。 0≦N/W≦10 ・・(3) N:フィルム表面の、フィルム長手方向に延びるスジ状
物の本数(本) W:フィルムの幅(m)
【0025】ここで、式(3)を満足させるための方法
としては、前記したように、ポリエステルや有機成分C
の含有量や成分を特定する方法、口金材質を工夫する方
法が挙げられる。
【0026】口金材質を工夫する方法としては、溶融ポ
リエステルの接触角が25°以上80°以下である材質
によって口金を構成することが好ましい。さらに好まし
くは30°以上75°以下である。接触角の測定方法と
しては、例えば、協和界面化学(株)自動接触角計CA
−V型(H2型高温槽自動界面張力測定付き)を用い、
着滴後60秒後の接触角を測定する方法が挙げられる。
その材質としては、特に限定されないが、ハードクロム
メッキ、マイクロクラックハードクロムメッキ、アモル
ファスクロムメッキ、チタン系化合物、窒化クロム、ダ
イヤモンドライクカーボン、立方晶窒化ホウ素、タング
ステンカーバイド、ステンレス、鉄、セラミックス、テ
フロン(登録商標)、フッ素、ニッケル合金、アルミ合
金等が挙げられる。さらに、これらを複合してもよい
し、複数用いてもよい。
【0027】口金の表面粗さとしては、JIS B 0
601(1994)における表面粗さの最大高さが0.
1〜5μmであることが好ましく、さらに0.12〜3
μmが好ましい。ホーニング処理を施してもよい。好ま
しくは、アモルファスクロムメッキ、ハードクロムメッ
キ、タングステンカーバイドから選択された材料を、
0.1S〜3Sに表面仕上げされ、ホーニング処理され
た材質が挙げられる。ここで、ホーニング処理とは、液
体ホーニング処理によって表面を梨地状に仕上げること
をいう。
【0028】本発明のフィルムは、成形性を良好とする
点で、下式(4)を満足することが必要である。 0≦fn≦0.05 ・・(4) ここで、fnはフィルムの面配向係数を意味し、フィル
ムの長手方向の屈折率をn1、幅方向の屈折率をn2、
厚み方向の屈折率をn3とした場合、fn=(n1+n
2)/2−n3で表すことができる。屈折率の測定方法
としては特に限定されないが例えばアッベ屈折計を用い
て測定することができる。さらに好ましくは面配向係数
が0〜0.03である。
【0029】本発明のフィルムは、柔軟性、成形性を良
好とする点で、下式(5)を満足することが必要であ
る。 5≦D≦150 ・・(5) D:フィルムの厚み(μm)さらに好ましくはフィルム
厚みが5〜120μmである。
【0030】また、ポリエステルフィルムの固有粘度は
0.5〜2.0であることが好ましく、特に耐熱性、耐
経時変化性が要求される用途では固有粘度が0.6〜
1.5であることが好ましい。なお、可塑剤を含有する
場合、固有粘度は可塑剤の含有量を補正して求められ
る。
【0031】本発明においては、 前記した式(1)及
び(2)を満足するポリエステル組成物からなるフィル
ム層を少なくとも1層として含む積層フィルムであるこ
と、即ち、式(1)及び(2)を満足するポリエステル
組成物からなるフィルム層(以下、主フィルム層とい
う)と他のポリエステルフィルム層(以下、積層される
層という)とからなる積層フィルムであることが好まし
く、なかでも、主フィルム層の片側又は両側に、積層さ
れる層が配された積層フィルムであることが好ましい。
【0032】積層される層の厚みは0.01〜30μm
が好ましく、その1層以上が積層される。積層される層
を構成するポリエステルは、主フィルム層を構成するポ
リエステル組成物と組成が異なれば特に限定されない
が、融点100〜260℃のポリエステルが、さらには
融点150〜260℃のポリエステルが表面スジを低減
する上で好ましい。なお、主フィルム層を構成するポリ
エステル組成物と組成が異なれば、前記した式(1)及
び(2)を満足する範囲内の物であってもよい。また、
積層される層用のポリエステルを製造する際の触媒とし
ては特に限定されないが、アルカリ土類金属化合物、マ
ンガン化合物、コバルト化合物、アルミニウム化合物、
アンチモン化合物、チタン化合物、チタン/シリカ複合
酸化物、チタン/ジルコニア複合酸化物、ゲルマニウム
化合物などが使用できる。さらにこのポリエステルに熱
安定剤として添加されるリン化合物は特に限定されない
が、リン酸、亜リン酸、リン酸エステルなどが好まし
い。また、表面性を向上させる点で積層される層中の触
媒金属成分の金属元素の量(ミリモル%)をM、リン化
合物のリン元素の量(ミリモル%)をPとした際に、M
/Pが0.5〜3であることが好ましく、特に0.5〜
2であることが好ましい。また、Mとして0〜30ミリ
モル%が好ましく、さらに1〜20ミリモル%が好まし
い。
【0033】本発明のポリエステルフィルムは、成形加
工性を良好にする点で、20℃〜100℃でフィルム長
手方向破断伸度、幅方向破断伸度を測定し、その和が最
大となるときの値をそれぞれS1、S2とした際に、下
記式(6)を満足することが好ましい。さらに好ましく
は(S1+S2)/2が400%以上3000%以下、
特に好ましくは500%以上2000%以下である。 (S1+S2)/2≧300% ・・(6)
【0034】本発明においては、柔軟性、成形性に加え
て、ハンドリング性の点で、フィルム中に粒子を含有さ
せることが好ましく、ポリエステル、積層される層のい
ずれに粒子を含有させてもよい。その場合、粒子径が
0.1〜30μmの粒子を添加することが好ましく、特
に0.1〜10μmの粒子径を有するものが好ましい。
添加量としては0.1〜70重量%含有させることが好
ましく、0.1〜60重量%であることがさらに好まし
い。
【0035】その粒子としては、具体的には、無機粒子
の場合、湿式および乾式シリカ、湿式シリカ、コロイダ
ルシリカ、ケイ酸アルミニウム、酸化チタン、炭酸カル
シウム、リン酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、
マイカ、カオリン、クレ−等が挙げられ、表面形成性の
点からケイ酸アルミニウム、コロイダルシリカ等が好ま
しい。
【0036】また、有機粒子の場合、様々な有機高分子
粒子を用いることができるが、その種類としては、少な
くとも一部がポリエステルに対し不溶の粒子であれば用
いることができる。このような粒子の素材としては、ポ
リイミド、ポリアミドイミド、ポリメチルメタクリレー
ト、ホルムアルデヒド樹脂、フェノール樹脂、架橋ポリ
スチレン、シリコーン樹脂およびこれらの混合、共重合
樹脂などの種々のものを使用することができるが、耐熱
性が高く、かつ粒度分布の均一な粒子が得られやすいビ
ニル系架橋高分子粒子が特に好ましい。
【0037】美麗性を良好にする点では、熱可塑性組成
物を溶融押出する際に、30μm以下の粗大粒子、異物
をカットするフィルターを用いることが好ましく、特に
20μm以下をカットするフィルターを用いることが望
ましい。
【0038】また、可塑剤の添加方法としては、重合反
応前または後にバッチ式で添加する方法、ベント式押出
機を用いて添加する方法、スクリューまたは管壁から送
液ポンプを用いて添加する方法などが挙げられる。好ま
しくは、ベント式二軸押出機を使用して添加する方法が
好ましく、その際のスクリューの実効長さL(m)と直
径D(m)の比L/Dが30以上100以下であること
が好ましく、さらに好ましくは35以上80以下、特に
好ましくは40以上75以下である。
【0039】さらに、ポリエステルAの溶融混練及び押
出を安定化させる点で、溶融最大温度(℃)と溶融最低
温度(℃)の差を20℃以上140℃以下とすることが
好ましい。さらに好ましくは30℃以上100℃以下で
ある。このような温度差を設ける方法としては例えば可
塑剤添加前のポリエステルAの溶融温度を260℃とし
た場合、可塑剤添加後の温度を230℃とすることなど
があげられる。
【0040】積層構成は特に限定されないが、本発明で
特定したポリマ組成を有するポリエステル層をとし、
積層ポリエステル層を、とした場合、/、/
/、//、//、//、/
///の積層構成が好ましい。ここで、、は
積層ポリエステルが2種類ある場合を意味する。
【0041】本発明におけるフィルムの製造方法として
は、特に限定されないが、例えば、ポリエステル層と
積層ポリエステル層とからなる積層ポリエステルフィ
ルムの場合の製造法を例示する。ポリエステルをベント
式二軸押出機(ベント部3ヶ所)に供給し、真空ベント
部2ヶ所を通過させて溶融させたポリエステルに、10
0℃に加温した可塑剤をプランジャーポンプで計量して
ポリエステルに逆流しないようなスクリューセグメント
で添加・混練させ、ポリエステルの溶融温度を約30℃
低下させ真空ベント通過後に短管を通過させることによ
り層用のポリエステル組成物を作成し、一方、層用
のポリエステルを同様に別途溶融させ、両者をピノール
部で複合させ、ダイランド、ダイ下部をアモルファスク
ロム(表面粗さ0.2S)にホーニング処理した材料と
したスリット状のダイからシート状に押出し、静電印加
方式によりキャスティングドラムに密着させ冷却固化し
未延伸シートを得る。次いで、必要に応じて、該未延伸
シートをフィルムの長手方向及び/または幅方向に微延
伸、熱処理する。
【0042】本発明の(積層)フィルムは、このフィル
ム単体で、また、金属または非金属素材(紙、木、不織
布、発泡素材)の層と積層して成形や加工することが好
適である。その金属としてはスチール、アルミ、あるい
は合金が、非金属素材としては紙、不織布、ガラス、ポ
リマー素材が好ましく用いられる。さらに積層構成にお
いて金属や非金属素材の層との間に接着層、印刷層など
が形成されていてもよい。その成形加工方法としては、
ラミネート成形加工、真空成形、圧空成形、真空圧空成
形、絞り成形、折り曲げ成形などがあり、これらの成形
加工を単独でまたは複数で施してもよく、成形加工方法
としては特に限定されない。
【0043】本発明の(積層)フィルムを単体で使用す
る場合は、真空成形、圧空成形、真空圧空成形、絞り成
形、折り曲げ成形、張り出し成形などの成形加工を単独
でまたは複数で施せばよく、成形加工方法としては特に
限定されない。
【0044】なかでも、ポリエステルフィルム、印刷
層、及び、本発明の積層フィルムを、この順で積層して
なる意匠性フィルムは、上記の多くの用途で使用できる
ので好ましい。ポリエステルフィルムは本発明のフィル
ムであっても良いし、他のポリエステルフィルムであっ
ても良い。その場合、未延伸フィルムであっても延伸フ
ィルムであっても良いが、ポリエステルを50重量%以
上含有することが好ましい。ここで、印刷層とは、イン
キを含有する層を意味し、顔料とバインダーを含有する
層を示す。例えば、グラビア印刷により印刷された顔料
とバインダーを含有する層を言う。
【0045】この意匠性フィルムは、例えば、ポリエス
テルフィルム表面に、又は本発明の積層フィルムの表面
に印刷を行うことによって、印刷層が形成されたポリエ
ステルフィルム、又は印刷層が形成された本発明の積層
フィルムを作成し、次いで、他方のフィルムを、その印
刷層が中側に位置するように積層することによって製造
することができる。
【0046】さらに、白色ポリエステルフィルム、印刷
層、及び本発明の積層フィルムをこの順で積層する構成
とする場合、又は、紙、不織布、発泡素材から任意に選
択される層、印刷層、及び本発明の積層フィルムをこの
順で積層する構成とする場合は、合板、壁紙等に好適に
使用できる。それぞれの層、フィルムの間には別の層が
介在してもよく、別の層としては、接着層、フィルム
層、蒸着層などが挙げられる。
【0047】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
る。なお、特性は以下の方法により測定、評価した。 (1)ポリエステルの固有粘度 ポリエステルをオルソクロロフェノ−ルに溶解し、25
℃において測定した。なお、可塑剤を含有する場合に
は、可塑剤の添加量を変更し、検量線を作成し、可塑剤
ゼロに補正して求めた。 (2)ポリエステルの融点 ポリマーを溶融後急冷し、示差走査熱量計(パーキン・
エルマー社製DSC2型)により、10℃/分の昇温速
度で測定し、融解ピークから融点を求めた。なお、積層
フィルムの場合は、各層を削り取るなどして、分離して
求めた。
【0048】(3)有機成分Cの平均分散径 積層フィルムの断面を切断し、超薄切片(0.3μm)
を作成し、透過型電子顕微鏡の観察(倍率2万〜100
万倍)においてポリエステルA中に含有される可塑剤の
分散径を求めた。必要に応じてエッチング処理、染色処
理を行った。可塑剤の個数が1000〜10万個観察で
きるように写真撮影を行い、各可塑剤の分散径を求め、
平均値を求めた。 (4)N/W フィルムロールからフィルムを巻き出し、フィルム長手
方向に延びたスジ状に視認される凹凸箇所(スジ状物)
を目視により確認し、その数(N)を、フィルム横方向
に沿って数えた。なお、目視では判定が困難な場合は、
金属蒸着(厚み約5nm)してフィルム厚み以上の幅の
スジの数を数えた。 (5)fn アッベ屈折計を用いて測定した。fnは面配向係数を意
味し、フィルムの長手方向屈折率をn1、幅方向屈折率
をn2、厚み方向屈折率をn3とした場合、fn=(n
1+n2)/2−n3で求めた。
【0049】(6)有機成分Cの加熱減量 TG−DTAにより230℃5分保持後の減量割合
(%)を求めた。 (7)接触角 協和界面化学(株)自動接触角計CA−V型(H2型高
温槽自動界面張力測定付き)を用い、着滴後60秒後の
接触角を測定した。方法としては、プレートヒーターに
テストピース(50mm×25mm×厚さ1mm)を挿
入し、テストピースの表面温度が融点+20℃になった
ことを確認して5分待機し、ポリエステルを乾燥(15
0℃5時間)後にディスペンサーに挿入し加熱後10分
して着滴後60秒後に接触角の測定(ペンダントドロッ
プ法)を行う。ここで、滴下量は0.003±0.00
1mlとした。 (8)フィルムの破断伸度(%) “テンシロン”(引っ張り試験機)を用いて、20℃〜
[融点−60℃]において、10℃刻みで測定した。測
定は、フィルムを3分間測定温度で保温し、引っ張り速
度300mm/min、幅10mm、試料長50mmと
して、フィルム長手方向、幅方向の破断伸度(%)をそ
れぞれ10点測定し平均値を求めた。各温度の値から、
長手方向、幅方向破断伸度の和が最大値を取るときの破
断伸度の値をそれぞれS1、S2とした。
【0050】(9)触媒金属元素量、リン元素量、M/
P フィルムを融点+20℃に加熱して溶融させ、円形ディ
スクを作成し、蛍光X線分析により、触媒金属元素量
(M)、リン元素量(P)を求めた。なお、量の決定の
際にはあらかじめ各金属元素の添加量を変更したサンプ
ルから求めた蛍光X線での検量線を使用した。フィルム
中の粒子による金属成分は、該成分を除去して求めた。
なお、粒子を除去する方法としては、例えばフィルムを
80〜100℃に熱した良溶媒に溶解させ、遠心分離操
作を行い、粒子を取り除き、溶液中のポリマーを析出し
た後に上記の蛍光X線分析を行う方法がある。なお、積
層フィルムの場合は、各層を削り取るなどして、分離し
て求めた。M/Pは、Mを触媒金属元素の量(ミリモル
%)、Pをリン元素量の量(ミリモル%)として求め
た。 (10)粒子の平均粒子径 フィルムから樹脂をプラズマ低温灰化処理法で除去し粒
子を露出させる。処理条件は樹脂は灰化するが粒子はダ
メージを受けない条件を選択する。これを走査型電子顕
微鏡で粒子数5000〜10000個を観察し、粒子画
像を画像処理装置により円相当径から求めた。粒子が内
部粒子の場合、ポリマー断面を切断し厚さ0.1〜1μ
m程度の超薄切片を作成し、透過型電子顕微鏡を用いて
倍率5000〜20000程度で写真を(10枚:25
cm×25cm)撮影し、内部粒子の平均分散径を円相
当径より計算した。
【0051】(11)転写インモールド成形性 テストフィルムと、シリコンコート二軸延伸ポリエステ
ルフィルム(離型フィルム)とをシリコンコートが内面
となるように積層し、テストフィルム面にグラビアロー
ルを使用して8色のグラビア印刷(ポリウレタン系イン
キ)を施し、100℃で15秒間の乾燥を2回繰り返
し、印刷フィルムを得た。その後、離型フィルムをテス
トフィルムから剥がし、残りのフィルムを転写インモー
ルド成形用フィルムとした。得られた転写インモールド
用フィルムを金型にセットし、ポリプロピレンの射出成
形を行い、転写性を下記の通り判定した。 ◎:印刷の転写が特に良好に行われて、美麗性も特に良
好である。 ○:印刷の転写性、美麗性ともに良好。 △:印刷の転写に欠点がやや認められ、美麗性がやや劣
る。 ×:印刷の転写に欠点が認められ、美麗性が劣る。
【0052】実施例1 固有粘度1.2のポリエチレンテレフタレートと固有粘
度1.1のポリプロピレンテレフタレートを重量比8:
2でチップブレンドして得られたポリエステルを、ベ
ント式二軸押出機(ベント部2ヶ所)に供給し、真空ベ
ント部2ヶ所を通過させて270℃で溶融させた。さら
に積層するポリエステル層として、固有粘度1.2のポ
リエチレンテレフタレートと固有粘度1.3のポリブチ
レンテレフタレートを重量比8:2でチップブレンドし
架橋ポリスチレン粒子を添加して得られたポリエステル
を、ベント式二軸押出機(ベント部2ヶ所)に供給
し、真空ベント部2ヶ所を通過させて270℃で溶融さ
せた。両溶融ポリエステル、をピノールを通じて複
合し、スリット状の1300mm幅のダイ(ハードクロ
ムメッキ、ホーニング加工、表面粗さの最大高さ1.1
μm)からシート状に押出し、静電印加方式によりキャ
スティングドラムに密着させ冷却固化し、エッジ部をス
リットで除去し、巻き取り工程でフィルムをロール状に
巻き上げた。なお、フィルムの積層構成は//で
積層比は1:10:1であり、フィルムの総厚みは60
μm、フィルム幅は1000mm、fn=0、N/Wは
2であった。得られたフィルム物性は表1に示すとおり
であり、特に良好な特性を有していた。
【0053】実施例2〜6 表1、表2に示すようにポリエステル、可塑剤、積層構
成等を変更してフィルムを製膜し評価した。実施例2で
はダイの材質を変更したため、やや特性が低下した。実
施例3ではM/Pを変更したため、特性がやや低下し
た。実施例4では、加熱減量が大きい可塑剤を採用した
ため特性が低下した。実施例5では、加熱減量の少ない
可塑剤を採用したところ、特性が良好であった。実施例
6では、単層フィルムでダイの材質を変更したが、フィ
ルムは良好な特性を有していた。
【0054】比較例1〜3 表3に示すポリエステルを用いてフィルムを製膜し評価
した。比較例1〜3ではダイの材質が不適切であったた
め、特性が大きく低下した。さらに、比較例2ではポリ
エチレンテレフタレートの単層フィルムを製膜したの
で、成形特性が劣っていた。比較例3では可塑剤が好ま
しくなかったので、特性が悪化した。
【0055】本発明のポリエステルフィルムを用いたも
のは、柔軟性、成形加工性、美麗性に優れる結果となっ
た。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
【0059】なお、表中の記号は次の通りである。 M:フィルム中に残存する触媒金属元素の濃度(ミリモ
ル%) P:フィルム中に残存するリン元素の濃度(ミリモル
%) Ge:ゲルマニウム化合物 Ti:チタン化合物 PEG可塑剤:ポリエチレングリコールの両末端を安息
香酸で封鎖 PTMG可塑剤:ポリトリメチレングリコールの両末端
を安息香酸で封鎖 AA可塑剤:アジピン酸共重合ポリエステル系可塑剤 PET:ポリエチレンテレフタレート PPT:ポリプロピレンテレフタレート PBT:ポリブチレンテレフタレート HCr:ハードクロム
【0060】
【発明の効果】本発明のポリエステルフィルムは、優れ
た柔軟性を有するとともに、表面性(口金スジが少な
い)に優れ、高度な成形、加工に適し、また、金属や非
金属素材と積層した際の成形性、柔軟性、美麗性にも優
れており、多くの成形加工用素材に好適に使用すること
ができ、特に高度な品質を要求される用途、例えば転写
インモールド成形に好適に使用できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA44 AA84 AA88 AE04 AF06 AF21 AF45 BB06 BC01 BC12 4F207 AA24 AB07 AG01 AJ02 AM36 KA01 KF01 KL52 KL63 KL84 4J002 CF00Y CF03W CF03X CF04W CF04X CF05Y CF06W CF07X CF08W CF08X CF08Y CF14W CF14X CF22W CF22X CH00Y CH054 EH156 FD024 FD026

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下式(1)及び(2)を満足するポリエ
    ステル組成物からなるフィルム、又は、下式(1)及び
    (2)を満足するポリエステル組成物からなるフィルム
    層を少なくとも1層として含む積層フィルムであって、
    かつ、下式(3)〜(5)を同時に満足することを特徴
    とするポリエステルフィルム。 10≦XA+XB≦100 ・・(1) 3≦XB+XC≦100 ・・(2) 0≦N/W≦10 ・・(3) 0≦fn≦0.05 ・・(4) 5≦D≦150 ・・(5) XA:エチレングリコール系ポリエステルAの含有量
    (重量%) XB:ブタンジオール系ポリエステルBの含有量(重量
    %) XC:ポリエステルA、ポリエステルB以外の有機成分
    C(粒子状物を除く)の含有量(重量%) N:フィルム表面の、フィルム長手方向に延びるスジ状
    物の本数(本) W:フィルムの幅(m) fn:フィルムの面配向係数 D:フィルムの厚み(μm)
  2. 【請求項2】 ポリエステル組成物が、エチレングリコ
    ール系ポリエステルA又はブタンジオール系ポリエステ
    ルBを主成分とし、かつ、主成分の樹脂とは異なる樹脂
    及び/又は有機成分Cを含有することを特徴とする請求
    項1に記載のポリエステルフィルム。
  3. 【請求項3】 下式(1)及び(2)を満足するポリエ
    ステル組成物からなるフィルム層と他のポリエステルフ
    ィルム層とが積層された積層フィルムであって、かつ、
    他のポリエステルフィルム層の厚みが0.01〜30μ
    mであることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリ
    エステルフィルム。 10≦XA+XB≦100 ・・(1) 3≦XB+XC≦100 ・・(2) XA:エチレングリコール系ポリエステルAの含有量
    (重量%) XB:ブタンジオール系ポリエステルBの含有量(重量
    %) XC:ポリエステルA、ポリエステルB以外の有機成分
    C(粒子状物を除く)の含有量(重量%)
  4. 【請求項4】 有機成分Cとして、プロパンジオール系
    ポリエステルが3〜90重量%含有されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のポリエステルフィ
    ルム。
  5. 【請求項5】 有機成分Cとして、分子量200〜50
    00の可塑剤が2〜50重量%含有されることを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のポリエステルフィ
    ルム。
  6. 【請求項6】 有機成分Cの230℃5分での加熱減量
    が3%以下であることを特徴とする請求項5に記載のポ
    リエステルフィルム。
  7. 【請求項7】 ポリエステル組成物を口金から溶融吐出
    することにより請求項1〜6のいずれかに記載のポリエ
    ステルフィルムを製造する方法において、口金が、溶融
    ポリエステルとの接触角が25°以上80°以下である
    材質から構成されることを特徴とするポリエステルフィ
    ルムの製造方法
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