JP2002118117A - 絶縁ゲート型半導体装置の製造方法 - Google Patents
絶縁ゲート型半導体装置の製造方法Info
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- JP2002118117A JP2002118117A JP2000308619A JP2000308619A JP2002118117A JP 2002118117 A JP2002118117 A JP 2002118117A JP 2000308619 A JP2000308619 A JP 2000308619A JP 2000308619 A JP2000308619 A JP 2000308619A JP 2002118117 A JP2002118117 A JP 2002118117A
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Abstract
成にはマスクが必要であり、微細化する場合にマスクの
合わせずれによる不良が発生したり、コスト削減のネッ
クになるなど問題があった。また、電界集中を避けるた
めにトレンチ開口部に丸みを持たせてあるが、高温のダ
ミー酸化で形成していたので、トレンチの幅が広がって
しまう問題もあった。 【解決手段】トレンチ形成後、全面を覆うポリシリコン
層に高濃度の不純物を導入後、エッチバックすることに
よりトレンチ開口部にのみサイドウォール状にポリシリ
コンを残し、不純物を拡散してセルフアラインでソース
領域を形成するものである。これにより、マスクを削減
し、コストダウンに寄与できる。また、ダミー酸化を低
温でできるため、トレンチの仕上がり幅が広がるのを抑
制できる。
Description
装置の製造方法に係り、特にマスクを削減し、オン抵抗
の低減を実現する絶縁ゲート型半導体装置の製造方法に
関する。
チュウムイオン電池が求められるようになってきた。こ
のリチュウムイオン電池の充放電のバッテリーマネージ
メントを行う保護回路は携帯端末の軽量化のニーズによ
り、より小型で負荷ショートにも十分に耐えうるもので
なくてはならない。かかる保護回路はリチュウムイオン
電池の容器内に内蔵されるために小型化が求められ、チ
ップ部品を多用したCOB(Chip on Boar
d)技術が駆使され、小型化の要求に応えてきた。しか
し一方ではリチュウムイオン電池に直列にパワーMOS
FETを接続するのでこのパワーMOSFETのオン抵
抗も極めて小さくするニーズがあり、これが携帯電話で
は通話時間や待機時間を長くするために不可欠の要素で
ある。
によりセル密度を上げる開発が進められてきた。具体的
には、チャネルが半導体基板表面に形成されるプレーナ
ー構造ではセル密度は740万個/平方インチであった
が、チャネルをトレンチの側面に形成するトレンチ構造
の第1世代ではセル密度は2500万個/平方インチと
大幅に向上した。さらにトレンチ構造の第2世代では、
微細化によりセル密度は7200万個/平方インチまで
向上できた。
チ構造のパワーMOSFETの製造工程を示す。
にN-型のエピタキシャル層を積層してドレイン領域2
2を形成する。表面に酸化膜23を形成した後、予定の
チャネル層24の部分の酸化膜23をエッチングする。
この酸化膜23をマスクとして全面にボロンを注入した
後、拡散してP型のチャネル層24を形成する。
(Non−doped Silicate Glas
s)のCVD酸化膜25を生成する。
となる部分を除いてかけて、CVD酸化膜25をドライ
エッチングして部分的に除去し、チャネル領域24が露
出したトレンチ開口部を形成する。
開口部のシリコン半導体基板をCF系およびHBr系ガ
スにより異方性ドライエッチングし、チャネル層24を
貫通してドレイン領域22まで達するトレンチ27を形
成する。
内壁とチャネル層24表面に酸化膜(図示せず)を形成
し、その後、酸化膜とCVD酸化膜25をエッチングに
より除去する。このダミー酸化を行う理由は、ドライエ
ッチングの際のエッチングダメージを除去し、後のゲー
ト酸化膜を安定に形成するためである。また、高温で熱
酸化することによりトレンチ開口部に丸みをつけ、トレ
ンチ開口部での電界集中を避ける効果もある。これによ
り、トレンチ27が形成される。
膜31を形成する。その後、トレンチ27に埋設される
ゲート電極33を形成する。すなわち、全面にノンドー
プのポリシリコン層32を付着し、リンを高濃度に注入
・拡散して高導電率化を図り、ゲート電極33を形成す
る。その後全面に付着したポリシリコン層32をマスク
なしでドライエッチして、トレンチ27に埋設したゲー
ト電極33を残す。
より選択的にボロンをイオン注入し、P+型のボディ領
域34を形成した後、レジスト膜PRを除去する。
のソース領域35およびゲート電極33を露出する様に
マスクして、砒素をイオン注入し、N+型のソース領域
35をトレンチ27に隣接するチャネル層24表面に形
成した後、レジスト膜PRを除去する。
Phosphorus Silicate Glas
s)層をCVD法により付着して、層間絶縁膜36を形
成する。その後、レジスト膜をマスクにして少なくとも
ゲート電極33上に層間絶縁膜36を残す。その後アル
ミニウムをスパッタ装置で全面に付着して、ソース領域
35およびボディ領域34にコンタクトするソース電極
37を形成する。
ETでは各製造工程でさまざまなマスクを使用してお
り、例えばソース領域もレジストによるマスクを用いて
形成している。このためトレンチを微細化するほどマス
クの合わせ余裕度も少なくなり、マスクずれによる不良
が避けられない問題がある。また、マスクはコストもか
かるので、各工程でのマスクの削減が望まれている。
ジを除去したり、トレンチ開口部に丸みをつけてトレン
チ開口部での電界集中によるゲート−ソース間のショー
ト防止するために、高温でダミー酸化を行っているが、
エッチングでトレンチ幅を微細化できても、その後の高
温のダミー酸化によりトレンチ幅が広がり、仕上がりは
トレンチエッチング時のおよそ1.5倍程度に広がってし
まう問題があった。
ために、マスクを用いて金属電極とソース領域およびボ
ディコンタクト領域とのコンタクト孔を設ける必要があ
り、マスクずれによりゲート電極が露出するのを防ぐた
めにゲート電極上の層間絶縁膜に余裕を持たせてマスク
をかけていた。このためソース領域上に層間絶縁膜およ
びゲート酸化膜が残ることになり、ソース領域と金属電
極との接触面積が少なくなるためにオン抵抗の低減にも
限界があった。
みてなされ、一導電型の半導体基板にトレンチを形成
し、該トレンチ周辺に逆導電型のチャネル層を形成する
工程と、全面にポリシリコン層を成膜し、高濃度の一導
電型不純物を導入後、全面をエッチングして前記トレン
チ開口部のチャネル層表面にのみ前記ポリシリコン層を
残存させる工程と、前記ポリシリコン中の前記一導電型
不純物を前記チャネル層に拡散してソース領域を形成す
る工程とを具備することを特徴とするもので、ソース領
域をセルフアラインで形成できるためマスクが削減でき
る。
にサイドウォール状の丸みがつけられるために、高温で
ダミー酸化をする必要がなくなる。これによりシリコン
中のエッチングダメージ除去のためのダミー酸化量を低
減できるので、トレンチの仕上がり幅を狭くできるもの
である。
込むことにより、ソース領域と金属電極との接触面積を
増やし、オン抵抗を低減できるものである。
7を参照してトレンチ型パワーMOSFETのNチャネ
ル型を例に説明する。
型の半導体基板にトレンチを形成後、全面に絶縁膜を形
成し、トレンチの周辺に逆導電型のチャネル層を形成す
る工程と、絶縁膜を除去後全面にポリシリコン層を成膜
し、高濃度の一導電型不純物を導入後、全面をエッチバ
ックしてトレンチ開口部のチャネル層表面にのみポリシ
リコン層を残存させる工程と、ポリシリコン層中の前記
一導電型不純物をチャネル層に拡散してソース領域を形
成する工程と、少なくともトレンチ内壁にゲート酸化膜
を形成し、トレンチに埋設され且つトレンチ開口部を露
出した半導体材料からなるゲート電極を形成する工程
と、全面に層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜をエッチバ
ック後全面に金属電極を形成する工程とから構成され
る。
一導電型の半導体基板にトレンチを形成後、全面に酸化
膜を形成し、トレンチの周辺に逆導電型のチャネル層を
形成することにある。
タキシャル層を積層してドレイン領域2を設ける。トレ
ンチ3をエッチングにより形成し、全面に酸化膜4を設
け、ボロンをイオン注入する。注入条件は50KeVで3〜4
×1013cm-2とする。その後イオンをドレイン領域に拡散
してトレンチ3周辺にP型のチャネル層5を形成する。
示す如く、酸化膜を除去後全面にポリシリコン層を成膜
し、高濃度の一導電型不純物を導入後、全面をエッチバ
ックしてトレンチ開口部のチャネル層表面にのみポリシ
リコンを残存させることにある。
図2では、チャネル層5のイオン注入の保護膜とした酸
化膜4を除去してポリシリコン6をCVD法により1000
Å程度堆積し、高濃度のヒ素を全面にイオン注入する。
て、トレンチ開口部にポリシリコン6を残存させる。
体基板表面とトレンチ3底部が同時にエッチングされ、
トレンチ開口部7のポリシリコン6がサイドウォール状
になり、丸みが形成される。また、トレンチ開口部7の
みに高濃度の不純物を含むポリシリコン6が残存するこ
とになる。
チャネル層5を形成しているため、全面を例えば1μm
エッチバックして更に深い位置にトレンチ3が形成され
ても、その周辺にはチャネル層5が残存する。
よりトレンチ開口部7にはサイドウォール状に丸みがつ
き、トレンチ開口部7の電界の集中が緩和できる。これ
によりトレンチ開口部7のゲート酸化膜破壊によるゲー
ト−ソース間のショートを低減できる。
ポリシリコン中の一導電型不純物をチャネル層に拡散し
てソース領域を形成することにある。
シリコン6中のN+型イオンをチャネル層5に拡散して
ソース領域8を形成する。これによりセルフアラインで
ソース領域8が形成される。
できるため、従来のようにマスク合わせ余裕度が少ない
上に、微細化することによるマスク合わせずれが起こり
不良が発生するなどの問題が回避でき、マスク削減によ
るコスト削減も実現できる。
少なくともトレンチ内壁にゲート酸化膜を形成し、トレ
ンチに埋設され且つトレンチ開口部を露出した半導体材
料からなるゲート電極を形成することにある。
し、生成された1000Å程度の酸化膜を除去する(図示せ
ず)。その後800〜900℃程度で熱酸化し、全面にゲート
酸化膜9を形成する。
トレンチ3および半導体基板表面のダメージを取り除く
ために施すものである。従来は前記の目的の他に、トレ
ンチ開口部に丸みをつける目的もあったので高温で熱処
理を施していたが、本発明の実施の形態では、前記の第
2の工程のエッチバックによりトレンチ開口部7はサイ
ドウォール状に丸みが形成されるので、従来にくらべて
低温でのダミー酸化が可能となる。
メージが残らず、ゲート−ソース破壊耐圧の劣化を抑制
でき、ダミー酸化量を低減できるため、トレンチ3の幅
を縮小、もしくは広がりを抑制できる。
程でトレンチ形成後、ポリシリコンを堆積し、エッチン
グすると一時トレンチ幅は形成時の1/2程度まで縮小す
る。その後、ダミー酸化を施し、ゲート酸化膜を形成し
たトレンチ3の仕上がり幅は、従来のトレンチ27の仕
上がり幅のおよそ1/2に縮小できる。
バックをして不純物を拡散し、トレンチに埋設されたゲ
ート電極10を形成する。このとき、トレンチ開口部7
が露出し、半導体基板表面よりも低い位置にゲート電極
10の上面が位置するようにオーバーエッチする。
示す如く、全面に層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜をエ
ッチバック後全面に金属電極を形成することにある。
面の隣接するソース領域8の間を露出させ、P+型のイ
オンを注入後拡散して、ボディコンタクト領域11を形
成する。その後、全面にNSGを2000Å堆積し、層間絶
縁膜12を形成する。このとき第4の工程でゲート電極
10を半導体基板表面よりも低くなるように埋設してあ
り、トレンチ幅が狭いので、ゲート電極10上部に層間
絶縁膜12が埋め込まれる。
絶縁膜12をエッチバックして、トレンチ3を除く半導
体基板を露出させ、全面に金属をスパッタなどにより蒸
着して金属電極13を形成する。これにより平坦な金属
電極13が形成できる。
ト電極10上に埋め込まれており、ソース領域8および
ボディコンタクト領域11が金属電極13と密着してい
るため、従来必要であった金属電極とソース領域および
ボディコンタクト領域とのコンタクト孔を形成する必要
がない。
縁膜およびゲート酸化膜が残らないので、形成されたソ
ース領域8がすべて金属電極13と密着するため、ソー
ス領域8と金属電極13との密着する幅(図7、X)が
従来に比べておよそ2倍に増加する。従ってソース領域
8と金属電極13の接触面積が増加するので、オン抵抗
の低減に大きく寄与できる。
込まれた層間絶縁膜12により、ゲート電極10とソー
ス領域8に均一なエクステンションを形成できるため、
ゲート−ソース間のショートを低減できる。
イドを抑制でき、熱によるボイドの膨張でゲート酸化膜
を破壊したり、ソース領域との接触不良などによる信頼
性の低下を抑制できる。
ス領域がセルフアラインで形成でき、マスクの削減が実
現でき、コストの大幅な削減が可能となる。
開口部のポリシリコンを形成するので、トレンチ開口部
にサイドウォール状の丸みができ、トレンチ開口部での
電界の集中を緩和できる。これによりゲート酸化膜の破
壊を防ぎ、ゲート−ソース間のショートを抑制できる。
めの高温のダミー酸化を必要とせず、低温のダミー酸化
ができる。これによりゲート酸化膜内にエッチングダメ
ージが残らず、ゲート−ソース破壊耐圧の劣化を抑制で
きるのでダミー酸化量を低減でき、トレンチの仕上がり
幅を縮小または、広がりを抑制できる。
込まれているため、従来必要であった金属電極とソース
領域およびボディコンタクト領域とのコンタクト孔を形
成する必要がない。
絶縁膜が残らないので、形成されたソース領域がすべて
金属電極と密着するため、ソース領域と金属電極との密
着する幅が従来に比べておよそ2倍に増加する。従って
ソース領域と金属電極の接触面積が増加するので、オン
抵抗の低減に大きく寄与できる。
め込まれた層間絶縁膜により均一なゲート−ソース間エ
クステンションを形成できるため、ゲート−ソース間の
ショートを低減できる。
イドを抑制でき、熱によるボイドの膨張でゲート酸化膜
が破壊したり、ソース領域との接触不良などによる信頼
性の低下を抑制できる。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
明する断面図である。
明する断面図である。
造方法を説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
説明する断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 一導電型の半導体基板にトレンチを形成
し、該トレンチ周辺に逆導電型のチャネル層を形成する
工程と、 全面にポリシリコン層を成膜し、高濃度の一導電型不純
物を導入後、全面をエッチバックして前記トレンチ開口
部のチャネル層表面にのみ前記ポリシリコン層を残存さ
せる工程と、 前記ポリシリコン中の前記一導電型不純物を前記チャネ
ル層に拡散してソース領域を形成する工程とを具備する
ことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記ソース領域はセルフアラインで形成
されることを特徴とする請求項1に記載の絶縁ゲート型
半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 一導電型の半導体基板にトレンチを形成
後、全面に絶縁膜を形成し、前記トレンチの周辺に逆導
電型のチャネル層を形成する工程と、 前記絶縁膜を除去後全面にポリシリコン層を成膜し、高
濃度の一導電型不純物を導入後、全面をエッチバックし
て前記トレンチ開口部のチャネル層表面にのみ前記ポリ
シリコン層を残存させる工程と、 前記ポリシリコン層中の前記一導電型不純物を前記チャ
ネル層に拡散してソース領域を形成する工程と、 少なくとも前記トレンチ内壁にゲート酸化膜を形成し、
前記トレンチに埋設され且つ前記トレンチ開口部を露出
した半導体材料からなるゲート電極を形成する工程と、 全面に層間絶縁膜を形成し、該層間絶縁膜をエッチバッ
ク後全面に金属電極を形成する工程とを具備することを
特徴とする絶縁ゲート型半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記ソース領域はセルフアラインで形成
されることを特徴とする請求項3に記載の絶縁ゲート型
半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記層間絶縁膜は前記トレンチ開口部に
埋め込まれ、金属電極が平坦に形成されることを特徴と
する請求項3に記載の絶縁ゲート型半導体装置の製造方
法。
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- 2000-10-10 JP JP2000308619A patent/JP4093712B2/ja not_active Expired - Fee Related
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