JP2001320051A - 絶縁ゲート型半導体装置 - Google Patents

絶縁ゲート型半導体装置

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JP2001320051A
JP2001320051A JP2000137471A JP2000137471A JP2001320051A JP 2001320051 A JP2001320051 A JP 2001320051A JP 2000137471 A JP2000137471 A JP 2000137471A JP 2000137471 A JP2000137471 A JP 2000137471A JP 2001320051 A JP2001320051 A JP 2001320051A
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trench
gate electrode
semiconductor device
metal
polysilicon
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Yasuhiro Igarashi
保裕 五十嵐
Mitsuhiro Yoshimura
充弘 吉村
Eiichiro Kuwako
栄一郎 桑子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トレンチ型のパワーMOSFETではゲート抵
抗を低減するためにトレンチに埋め込んだポリシリコン
に不純物を導入してゲート電極を形成している。しかし
不純物の高濃度化にも限界があり、スイッチング速度の
向上にも影響があった。 【解決手段】本発明はゲート電極に金属を用いることに
より、ゲート抵抗を約2分の1に低減できる。これによ
り低抵抗化のために導入する不純物の高濃度化によるデ
バイスへの悪影響やプロセス的な問題を回避して、ゲー
ト抵抗を低減でき、それによりスイッチング速度の向上
に大きく寄与できる利点を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は絶縁ゲート型半導体
装置およびその製造方法に係り、特にゲート抵抗を低減
するトレンチ構造の絶縁ゲート型半導体装置およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯端末の普及に伴い小型で大容量のリ
チュウムイオン電池が求められるようになってきた。こ
のリチュウムイオン電池の充放電のバッテリーマネージ
メントを行う保護回路は携帯端末の軽量化のニーズによ
り、より小型で負荷ショートにも十分に耐えうるもので
なくてはならない。かかる保護回路はリチュウムイオン
電池の容器内に内蔵されるために小型化が求められ、チ
ップ部品を多用したCOB(Chip on Boar
d)技術が駆使され、小型化の要求に応えてきた。しか
し一方ではリチュウムイオン電池に直列にパワーMOS
FETを接続するのでこのパワーMOSFETのオン抵
抗も極めて小さくするニーズがあり、これが携帯電話で
は通話時間や待機時間を長くするために不可欠の要素で
ある。
【0003】また、パワーMOSFETをスイッチング
動作で使用する場合、スイッチが入るまでの時間である
入力時定数が大きな要因となる。この入力時定数はゲー
ト抵抗とゲート−ソース間容量の積であるので、スイッ
チング速度を向上させるには、ゲート抵抗やゲート−ソ
ース間容量の低減が課題となる。つまり、ゲート抵抗が
低減されれば、入力時定数も比例して小さい値となり、
スイッチングスピードが短縮されるということである。
従って、ゲート電極を形成しているポリシリコンに不純
物を導入して抵抗の低減を図っている。
【0004】図26に従来のトレンチ構造のパワーMO
SFETの構造をNチャネル型を例に示す。
【0005】N+型のシリコン半導体基板21の上にN-
型のエピタキシャル層からなるドレイン領域22を設
け、その表面にP型のチャネル層24を設ける。チャネ
ル層24を貫通し、ドレイン領域22まで到達するトレ
ンチ27を設け、トレンチ27の内壁をゲート酸化膜2
8で被膜し、トレンチ27に充填されたポリシリコンよ
りなるゲート電極32を設ける。トレンチ27に隣接し
たチャネル層24表面にはN+型のソース領域34が形
成され、隣り合う2つのセルのソース領域34間のチャ
ネル層24表面にはP+型のボディ領域33を設ける。
さらにチャネル層24にはソース領域34からトレンチ
27に沿ってチャネル領域(図示せず)が形成される。
ゲート電極32上は層間絶縁膜35で覆い、ソース領域
34およびボディ領域33にコンタクトするソース電極
36を設ける。
【0006】図17から図26を参照して、従来のトレ
ンチ構造のパワーMOSFETの製造工程を示す。
【0007】図17では、N+型シリコン半導体基板2
1にN-型のエピタキシャル層を積層してドレイン領域
22を形成する。表面に酸化膜23を形成した後、予定
のチャネル層24の部分の酸化膜23をエッチングす
る。この酸化膜23をマスクとして全面にドーズ量1.
0×1013でボロンを注入した後、拡散してP型のチャ
ネル層24を形成する。
【0008】図18から図21にトレンチを形成する工
程を示す。図18では、全面にCVD法によりNSG
(Non−doped Silicate Glas
s)のCVD酸化膜25を厚さ3000Åに生成する。
【0009】図19ではレジスト膜によるマスクをトレ
ンチ開口部26となる部分を除いてかけて、CVD酸化
膜25をドライエッチングして部分的に除去し、チャネ
ル領域24が露出したトレンチ開口部26を間口約0.
7μmに形成する。
【0010】図20では、CVD酸化膜25をマスクと
してトレンチ開口部26のシリコン半導体基板をCF系
およびHBr系ガスによりドライエッチングし、チャネ
ル層24を貫通してドレイン領域22まで達する約2.
0μmの深さのトレンチ27を形成する。
【0011】図21ではダミー酸化をしてトレンチ27
内壁とチャネル層24表面に酸化膜(図示せず)を形成
してドライエッチングの際のエッチングダメージを除去
し、その後、この酸化膜とCVD酸化膜25をエッチン
グにより除去する。
【0012】図22では、ゲート酸化膜28を形成す
る。すなわち、全面を熱酸化してゲート酸化膜28を例
えば厚み約700Åに形成する。
【0013】図23では、トレンチ27に埋設されるゲ
ート電極32を形成する。すなわち、全面にノンドープ
のポリシリコン層29を付着し、リンを高濃度に注入・
拡散して高導電率化を図り、ゲート電極32を形成す
る。その後全面に付着したポリシリコン層29をマスク
なしでドライエッチして、トレンチ27に埋設したゲー
ト電極32を残す。
【0014】図24ではレジスト膜PRによるマスクに
より選択的にボロンをドーズ量5.0×1014でイオン
注入し、P+型のボディ領域33を形成した後、レジス
ト膜PRを除去する。
【0015】図25では、新たなレジスト膜PRで予定
のソース領域34およびゲート電極32を露出する様に
マスクして、砒素をドーズ量5.0×1015でイオン注
入し、N+型のソース領域34をトレンチ27に隣接す
るチャネル層24表面に形成した後、レジスト膜PRを
除去する。
【0016】図26では、全面にBPSG(Boron
Phosphorus Silicate Glas
s)層をCVD法により付着して、層間絶縁膜35を形
成する。その後、レジスト膜をマスクにして少なくとも
ゲート電極32上に層間絶縁膜35を残す。その後アル
ミニウムをスパッタ装置で全面に付着して、ソース領域
34およびボディ領域33にコンタクトするソース電極
36を形成する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来のMOSF
ETではトレンチ内に埋設したポリシリコンに不純物を
高濃度で導入してゲート電極の低抵抗化を図っていた
が、不純物濃度を高くしすぎると、ゲート電極からゲー
ト酸化膜を通過してチャネル領域へ不純物が混入して悪
影響をおよぼしたり、チップ上に同時に形成される保護
用のツェナーダイオードの耐圧が下がるなどデバイスへ
の悪影響やプロセス的な問題があり、不純物の高濃度化
にも限界が生じる。従って現状ではゲート電極のこれ以
上の低抵抗化は困難であり、スイッチング速度の向上に
も限界があった。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題に鑑
みてなされ、ドレイン領域となる一導電型の半導体基板
と、該半導体基板表面に設けた逆導電型のチャネル層
と、該チャネル層を貫通し前記半導体基板まで到達する
トレンチと、該トレンチの表面に設けたゲート絶縁膜
と、前記トレンチに埋め込まれたゲート電極と、前記チ
ャネル層表面の前記トレンチに隣接して設けた一導電型
のソース領域とを具備する絶縁ゲート型半導体装置にお
いて、前記ゲート電極の少なくとも一部に金属を用いる
ことを特徴とするものである。これによりデバイスの悪
影響やプロセス的な問題を回避してゲート低抵抗化を実
現し、スイッチング速度の向上に大きく寄与する絶縁ゲ
ート型半導体装置を提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1から図
16を参照して詳細に説明する。本発明のトレンチ型パ
ワーMOSFETの構造をNチャネル型を例に図1に示
す。
【0020】図1ではトレンチ型パワーMOSFETで
は、ドレイン領域となる一導電型の半導体基板と、半導
体基板表面に設けた逆導電型のチャネル層と、チャネル
層を貫通し前記半導体基板まで到達するトレンチと、ト
レンチの表面に設けたゲート絶縁膜と、前記トレンチに
埋め込まれたゲート電極と、前記チャネル層表面の前記
トレンチに隣接して設けた一導電型のソース領域で構成
される。
【0021】半導体基板は、N+型のシリコン半導体基
板1の上にN-型のエピタキシャル層を積層したドレイ
ン領域2からなる。チャネル層4は、半導体基板表面に
P型のイオンを注入して設けられる。トレンチ7は、チ
ャネル層4を貫通し、ドレイン領域2まで到達してい
る。ゲート酸化膜8は、トレンチ7内壁を熱酸化して約
700Åの厚みに形成される。ゲート電極12は、トレ
ンチ7に金属を埋設して形成される。ボディ領域13
は、隣り合う2つのセルのほぼ中間にP型のイオンを注
入して形成させる。
【0022】ソース領域14は、トレンチ7に隣接した
チャネル層4表面にはN+型のイオンを注入して形成さ
れる。また、チャネル層4のソース領域14からトレン
チ7に沿って、チャネル領域(図示せず)が形成され
る。層間絶縁膜15は少なくともトレンチ7上に形成さ
れ、ゲート電極12と、ソース電極16のショートを防
いでいる。ソース電極16は、ソース領域14およびボ
ディ領域13にコンタクトし、半導体基板表面に形成さ
れる。
【0023】本発明の特徴とする点はトレンチ7に埋め
込まれたゲート電極12を金属あるいは金属とポリシリ
コンを組み合わせた材料で形成することである。これに
よりポリシリコンの不純物濃度を上げずにゲート抵抗が
低減できる。
【0024】図2から図6にゲート電極12の構造の詳
細な断面図をトレンチ部分7を拡大して示す。
【0025】図2はゲート電極12を金属のみで形成し
た実施の形態を示す。全面に例えばタングステンやチタ
ンナイトライドなどの金属10をスパッタまたは蒸着な
どの方法によりトレンチ幅の2分の1以上の厚みで堆積
する。具体的にはトレンチ幅が約0.7μmなので0.
35μm以上の厚みになるように堆積する。これにより
トレンチ7には金属が埋め込まれる。その後、半導体基
板表面の金属10を、ミリングによるエッチングもしく
はCMP(Chemical m echanical polish)などでエ
ッチバックし、トレンチ7に埋設されたゲート電極12
を形成する。
【0026】図3はゲート電極12をポリシリコンの上
に金属を堆積して形成した実施の形態を示す。全面にノ
ンドープのポリシリコン11を0.1μmの厚みに堆積
し、リンを注入、拡散した後、その上から例えばタング
ステンやチタンナイトライドなどの金属10をスパッタ
または蒸着などの方法によりトレンチ7が埋まるように
堆積する。具体的にはトレンチ幅が約0.7μmでトレ
ンチ内のポリシリコンの厚みが両側から0.1μmなの
で0.25μm以上の厚みになるように堆積する。これ
によりトレンチ7には金属とポリシリコンが埋め込まれ
る。その後、半導体基板表面の金属10およびポリシリ
コン11を、ミリングによるエッチングもしくはCMP
(Chemical mechanical polish)などでエッチバック
し、トレンチ7に埋設されたゲート電極12を形成す
る。
【0027】図4はゲート電極12を金属の上にポリシ
リコンを堆積して形成した実施の形態を示す。全面に例
えばタングステンやチタンナイトライドなどの金属10
をスパッタまたは蒸着などの方法により約0.1μmの
厚みに堆積し、その上からトレンチ7が埋まるようにノ
ンドープのポリシリコン11を堆積し、リンを注入、拡
散する。具体的にはトレンチ幅が約0.7μmでトレン
チ内の金属の厚みが両側から0.1μmなので0.25
μm以上の厚みになるように堆積する。これによりトレ
ンチ7には金属とポリシリコンが埋め込まれる。その
後、半導体基板表面の金属10およびポリシリコン11
を、ミリングによるエッチングもしくはCMP(Chemic
al mechanical polish)などでエッチバックし、トレ
ンチ7に埋設されたゲート電極12を形成する。
【0028】図5はゲート電極12をポリシリコンを金
属で挟んで形成した実施の形態を示す。全面に例えばタ
ングステンやチタンナイトライドなどの金属10をスパ
ッタまたは蒸着などの方法により0.1μmの厚みに堆
積する。その上からノンドープのポリシリコン11を
0.1μmの厚みに堆積し、リンを注入、拡散させる。
さらにその上から0.15μm以上の厚みに再び金属1
0を堆積する。これによりトレンチ7には金属およびポ
リシリコンが埋め込まれる。その後、半導体基板表面の
金属10およびポリシリコン11を、ミリングによるエ
ッチングもしくはCMP(Ch emical mecanical poli
sh)などでエッチバックし、トレンチ7に埋設されたゲ
ート電極12を形成する。
【0029】図6はゲート電極12を金属をポリシリコ
ンで挟んで形成した実施の形態を示す。全面にノンドー
プのポリシリコン11を0.1μmの厚みに堆積し、リ
ンを注入、拡散させる。その上から例えばタングステン
やチタンナイトライドなどの金属10をスパッタまたは
蒸着などの方法により0.1μmの厚みに堆積する。さ
らにその上から0.15μm以上の厚みに再びポリシリ
コン11を堆積する。これによりトレンチ7には金属お
よびポリシリコンが埋め込まれる。その後、半導体基板
表面の金属10およびポリシリコン11を、ミリングに
よるエッチングもしくはCMP(Chemical mecanical
polish)などでエッチバックし、トレンチ7に埋設さ
れたゲート電極12を形成する。
【0030】以上のように、ゲート電極に金属または金
属とポリシリコンを組み合わせた材料を用いることによ
り、ポリシリコンの比抵抗より、金属の比抵抗が小さい
ので、ゲート抵抗の抵抗率を約50%低減できる。次に
図7から図16を参照して本発明のトレンチ型パワーM
OSFETの製造方法を説明する。
【0031】本発明のトレンチ型パワーMOSFET
は、一導電型の半導体基板表面に逆導電型のチャネル層
を形成する工程と、前記チャネル層を貫通し前記半導体
基板まで到達するトレンチを形成する工程と、前記トレ
ンチの少なくとも前記チャネル層上に前記ゲート絶縁膜
を形成する工程と、前記トレンチに埋設される金属を用
いたゲート電極を形成する工程と、前記チャネル層表面
で前記トレンチに隣接して一導電型のソース領域を形成
する工程から構成される。
【0032】図7は一導電型の半導体基板表面に逆導電
型のチャネル層を形成する工程を示す。N+型シリコン
半導体基板1にN-型のエピタキシャル層を積層してド
レイン領域2を設ける。このドレイン領域2の表面には
酸化膜3を形成し、予定のチャネル層4の部分の酸化膜
3をエッチングして除去する。この酸化膜3をマスクと
して全面にドーズ量として例えば1.0×1013でボロ
ンを注入した後、拡散してP型のチャネル層4を形成す
る。
【0033】図8から図11は、チャネル層を貫通し半
導体基板まで到達するトレンチを形成する工程を示す。
【0034】図8では、全面にCVD法によりNSG
(Non−doped Silicate Glas
s)のCVD酸化膜5を3000Åの厚さに生成する。
【0035】図9では、レジスト膜によるマスクをかけ
てCVD酸化膜5をドライエッチングにより部分的に除
去し、チャネル層4が露出したトレンチ開口部6を間口
約0.7μmに形成する。
【0036】図10では、トレンチ開口部6よりCVD
酸化膜5をマスクとしてシリコン半導体基板をCF系お
よびHBr系ガスによりドライエッチングし、チャネル
層4を貫通し、ドレイン領域2まで達する約2.0μm
の深さのトレンチ7を形成する。
【0037】図11では、全面をダミー酸化して形成し
たダミー酸化膜(図示せず)とCVD酸化膜5を同時に
除去してトレンチ7内のエッチングダメージを取り除
く。
【0038】図12では、トレンチの少なくともチャネ
ル層上にゲート絶縁膜を形成する工程を示す。全面を1
000℃以上で熱酸化して、厚み約700Åのゲート酸
化膜8を形成する。
【0039】図13では本発明の特徴である、トレンチ
に埋設される金属あるいは金属とポリシリコンを組み合
わせた材料でゲート電極を形成する工程を示す。全面に
金属または、金属とポリシリコンを組み合わせた材料の
ゲート電極層9を積層して、トレンチ7内に埋設された
ゲート電極12を形成する。その後、半導体基板表面の
ゲート電極層9をミリングによるエッチングもしくはC
MP(Chemical mechanical polish)などでエッチバ
ックし、トレンチ7に埋設されたゲート電極12を形成
する。
【0040】図14はボディ領域13を形成する工程を
示す。トレンチ7の間のチャネル層4を除いてレジスト
膜PRでマスクして、選択的にボロンをドーズ量5.0
×1014でイオン注入し、P+型のボディ領域13を形
成し、その後レジスト膜PRを除去する。ボディ領域1
3はドレイン領域2とチャネル層4で形成される基板の
電位安定化のために形成される。
【0041】図15は、チャネル層表面でトレンチに隣
接して一導電型のソース領域を形成する工程を示す。新
たにレジスト膜PRでトレンチ7および隣接したチャネ
ル層4を除いてマスクして、選択的に砒素をドーズ量
5.0×1015でイオン注入し、N+型のソース領域1
4を形成し、その後、レジスト膜PRを除去する。これ
によりドレイン領域2とソース領域14の間のトレンチ
7側面がチャネル領域(図示せず)となる。
【0042】図16は、ソース電極16を形成する工程
を示す。BPSG(Boron Phosphorus
Silicate Glass)を全面にCVD法に
より付着し、層間絶縁膜15を形成し、レジスト膜をマ
スクにして少なくともゲート電極12上に残るように部
分的にエッチングする。続いて、アルミニウムをスパッ
タ装置で全面に付着してボディ領域13とソース領域1
4にコンタクトしたソース電極16を形成する。
【0043】
【発明の効果】本発明の構造に依れば、ゲート電極12
に金属を用いているので、ポリシリコンの不純物濃度を
上げずにゲート抵抗を低減できる。具体的にはポリシリ
コンの比抵抗より金属の比抵抗が小さいので、ゲート電
極12に金属のみを用いる場合も、金属とポリシリコン
を用いる場合も抵抗の低減率は50%以上となる。従っ
て、ゲート電極の不純物を高濃度にすることによるデバ
イスへの影響や、プロセス的な問題を回避して、ゲート
抵抗を低減し、それによりスイッチング速度を50%以
上向上できる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絶縁ゲート型半導体装置を説明する断
面図である。
【図2】本発明の絶縁ゲート型半導体装置を説明する断
面図である。
【図3】本発明の絶縁ゲート型半導体装置を説明する断
面図である。
【図4】本発明の絶縁ゲート型半導体装置を説明する断
面図である。
【図5】本発明の絶縁ゲート型半導体装置を説明する断
面図である。
【図6】本発明の絶縁ゲート型半導体装置を説明する断
面図である。
【図7】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図8】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図9】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図10】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
を説明する断面図である。
【図11】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
を説明する断面図である。
【図12】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
を説明する断面図である。
【図13】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
を説明する断面図である。
【図14】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
を説明する断面図である。
【図15】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
を説明する断面図である。
【図16】本発明の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法
を説明する断面図である。
【図17】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図18】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図19】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図20】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図21】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図22】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図23】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図24】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図25】従来の絶縁ゲート型半導体装置の製造方法を
説明する断面図である。
【図26】従来の絶縁ゲート型半導体装置およびその製
造方法を説明する断面図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレイン領域となる一導電型の半導体基
    板と、該半導体基板表面に設けた逆導電型のチャネル層
    と、該チャネル層を貫通し前記半導体基板まで到達する
    トレンチと、該トレンチの表面に設けたゲート絶縁膜
    と、前記トレンチに埋め込まれたゲート電極と、前記チ
    ャネル層表面の前記トレンチに隣接して設けた一導電型
    のソース領域とを具備する絶縁ゲート型半導体装置にお
    いて、前記ゲート電極の少なくとも一部に金属を用いる
    ことを特徴とする絶縁ゲート型半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート電極は金属のみで形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の絶縁ゲート型半導体
    装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート電極は金属の上にポリシリコ
    ンを堆積して形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の絶縁ゲート型半導体装置。
  4. 【請求項4】 前記ゲート電極はポリシリコンの上に金
    属を堆積して形成されることを特徴とする請求項1に記
    載の絶縁ゲート型半導体装置。
  5. 【請求項5】 前記ゲート電極はポリシリコンを金属で
    挟んで形成されることを特徴とする請求項1に記載の絶
    縁ゲート型半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記ゲート電極は金属をポリシリコンで
    挟んで形成されることを特徴とする請求項1に記載の絶
    縁ゲート型半導体装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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