JP2002117897A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】正極と、炭素材料をリチウムイオン吸蔵材
として有する負極と、非水電解液とを備え、非水電解液
が、フルオロカルボン酸を0.1〜5重量%含有する。
フルオロカルボン酸はペルフルオロカルボン酸である。
また、負極がフルオロカルボン酸塩を0.1〜5重量%
含有する。フルオロカルボン酸塩はペルフルオロカルボ
ン酸のリチウム塩である。 【効果】充放電サイクル特性の良いリチウム二次電池が
提供されされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、正極と、炭素材料
をリチウムイオン吸蔵材として有する負極と、非水電解
液とを備えるリチウム二次電池に係わり、詳しくは、充
放電サイクル特性が良いリチウム二次電池を提供するこ
とを目的とした、非水電解液の改良に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
リチウム二次電池の負極材料としては、黒鉛、コークス
等の炭素材料が実用されている。なかでも、非常に卑な
放電電位を示す黒鉛は、高エネルギー密度のリチウム二
次電池を得る上で有用であることから、汎用されている
負極材料の一つである。
【0003】しかしながら、負極材料として炭素材料を
使用すると、充放電時に負極と非水電解液との界面で非
水電解液が分解する副反応が生じ、充放電サイクルにお
いて放電容量が短いサイクルで減少するという問題があ
る。
【0004】したがって、本発明は、充放電サイクル特
性が良いリチウム二次電池を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリチウム二
次電池(本発明電池)は、正極と、炭素材料をリチウム
イオン吸蔵材として有する負極と、非水電解液とを備
え、前記非水電解液が、フルオロカルボン酸を含有す
る。
【0006】本発明電池は、フルオロカルボン酸を含有
する非水電解液を使用しているので、充放電サイクル特
性が良い。非水電解液中のフルオロカルボン酸が負極と
反応して負極の表面に膜を形成し、この膜が充放電時の
負極表面での非水電解液の分解を抑制するためと考えら
れる。
【0007】非水電解液に含有せしめるフルオロカルボ
ン酸としては、ペルフルオロカルボン酸が好ましく、な
かでもC2 5 COOH及びC3 7 COOHが特に好
ましい。
【0008】非水電解液のフルオロカルボン酸含有量
は、0.1〜5重量%が好ましく、1〜3重量%がより
好ましい。
【0009】負極(負極合剤)としては、フルオロカル
ボン酸塩を含有する負極を使用することが好ましい。負
極にフルオロカルボン酸塩を含有せしめることにより、
充放電サイクル特性のいっそう良いリチウム二次電池を
得ることが可能になる。非水電解液中のフルオロカルボ
ン酸と負極との反応により負極の表面に生成した膜が、
負極にフルオロカルボン酸塩を含有せしめることによ
り、安定化するためと考えられる。
【0010】負極に含有せしめるフルオロカルボン酸塩
としては、ペルフルオロカルボン酸のリチウム塩が好ま
しく、なかでもC2 5 COOLi及びC3 7 COO
Liが特に好ましい。
【0011】負極のフルオロカルボン酸塩含有量は、
0.1〜5重量%が好ましく、1〜3重量%がより好ま
しい。
【0012】炭素材料としては、黒鉛、コークス、有機
物焼成体が例示される。負極は、炭素材料と、PTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)、PVdF(ポリフッ
化ビニリデン)等の結着剤とを混練して作製される。
【0013】炭素材料をリチウムイオン吸蔵材として有
する負極を備えるリチウム二次電池には、非水電解液の
種類にかかわらず、非水電解液が負極との界面で分解す
るという問題が大なり小なり存在するので、非水電解液
は特に限定されない。非水電解液の溶媒としては、エチ
レンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレン
カーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボ
ネート、エチルメチルカーボネート、ジメトキシエタ
ン、ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、γ−ブチ
ロラクトン、ジオキソランが例示される。これらの溶媒
は、一種単独を使用してもよく、必要に応じて、2種以
上を併用してもよい。また、非水電解液の溶質として
は、LiPF6 、LiBF4 、LiCF3 SO3 、Li
N(CF3 SO2 2 、LiN(C2 5 SO2 2
LiN(CF3 SO2 )(C4 9 SO2 )、LiC
(CF3 SO2 3 、LiC(C2 5 SO2 3 が例
示される。これらの溶質も、一種単独を使用してもよ
く、必要に応じて、2種以上を併用してもよい。
【0014】正極としては、従来公知のリチウム二次電
池用正極を使用することが可能である。正極材料(正極
活物質)としては、LiCoO2 、LiNiO2 、Li
Mn 2 4 等のリチウム金属酸化物、酸化クロム、酸化
コバルト、五酸化バナジウム等の金属酸化物、硫化チタ
ン、硫化モリブデン等の遷移金属のカルコゲン化物が例
示される。正極は、正極材料と、PTFE、PVdF等
の結着剤と、アセチレンブラック、カーボンブラック等
の導電剤とを混練して作製される。
【0015】
【実施例】本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明
するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものでは
なく、その要旨を変更しない範囲で適宜変更して実施す
ることが可能なものである。
【0016】(実験1)本発明電池及び比較電池を作製
し、充放電サイクル特性を調べた。
【0017】(実施例1) 〔正極の作製〕LiCoO2 (正極材料)と、炭素粉末
(導電剤)と、PVdF(結着剤)とを、重量比90:
5:5で混合して正極合剤を調製し、この正極合剤にN
MP(N−メチル−2−ピロリドン)を加えてスラリー
を調製し、このスラリーをアルミニウム箔(集電体)の
両面に塗布し、乾燥し、圧延して、幅40mmの帯状の
正極を、アルミニウム箔上に、形成した。
【0018】〔負極の作製〕天然黒鉛(格子面(00
2)面の面間隔d00=0.3356nm、c軸方向の結
晶子の大きさLc>100nm)と、PVdF(結着
剤)とを、重量比90:10で混合して負極合剤を調製
し、この負極合剤にNMPを加えてスラリーを調製し、
このスラリーを銅箔(集電体)の両面に塗布し、乾燥
し、圧延して、幅42mmの帯状の負極を、銅箔上に、
形成した。
【0019】〔非水電解液の調製〕エチレンカーボネー
トとジエチルカーボネートとの体積比1:1の混合溶媒
にLiPF6 を1モル/リットル溶かした後、C2 5
COOHを添加して、C25 COOHを2重量%含有
する非水電解液を調製した。
【0020】〔リチウム二次電池の作製〕上記の正極と
負極とを、これらの間にポリプロピレンフィルム(セパ
レータ)を介在させた状態で渦巻き状に巻回して渦巻電
極体を作製し、この渦巻電極体を電池缶内に挿入し、上
記の非水電解液を電池缶内に注ぎ、封口して、直径が1
4.2mm、高さが50.0mmである円筒形のリチウ
ム二次電池A1(本発明電池)を作製した。
【0021】(比較例1)非水電解液の調製において、
2 5 COOHを添加しなかったこと以外は実施例1
と同様にして、リチウム二次電池X1(比較電池)を作
製した。
【0022】(比較例2)非水電解液の調製において、
2 5 COOHに代えて、C2 5 COOHを同量使
用したこと以外は実施例1と同様にして、リチウム二次
電池X2(比較電池)を作製した。
【0023】〈各電池の充放電サイクル特性〉各電池に
ついて、500mAの定電流で4.2Vまで充電し、次
いで4.2Vの定電圧で合計の充電時間が2.5時間と
なるまで充電した後、500mAで2.7Vまで放電す
る充放電を200サイクル行い、1サイクル目の放電容
量C1及び200サイクル目の放電容量C200 を求め、
下式で定義される1サイクル当たりの平均容量劣化率P
(%/サイクル)を算出した。この値が小さい電池ほ
ど、充放電サイクル特性が良い電池である。結果を表1
に示す。
【0024】P(%/サイクル)={(C1 −C200
/(199C1 )}×100
【0025】
【表1】
【0026】表1より、本発明電池A1は、比較電池X
1に比べて、充放電サイクル特性が良いことが分かる。
また、比較電池X2は、比較電池X1に比べて、充放電
サイクル特性が若干良い程度に過ぎないことから、充放
電サイクル特性を有効に向上させるためには、非水電解
液に含有せしめる添加剤としてフルオロカルボン酸を使
用する必要があることが分かる。
【0027】(実験2)負極にフルオロカルボン酸塩を
含有せしめたリチウム二次電池の充放電サイクル特性を
調べた。
【0028】(実施例2)天然黒鉛(格子面(002)
面の面間隔d00=0.3356nm、c軸方向の結晶子
の大きさLc>100nm)と、PVdF(結着剤)と
を、重量比90:10で混合し、さらにC2 5 COO
Liを加えて混合して負極合剤を調製し、この負極合剤
にNMPを加えてスラリーを調製し、このスラリーを銅
箔(集電体)の両面に塗布し、乾燥し、圧延して、C2
5 COOLiを2重量%含有する幅42mmの帯状の
負極を、銅箔上に、形成した。次いで、リチウム二次電
池の作製において、この負極を使用したこと以外は実施
例1と同様にして、負極のみが本発明電池A1と異なる
リチウム二次電池B1(本発明電池)を作製した。
【0029】(比較例3)リチウム二次電池の作製にお
いて、負極として、実施例2で作製した負極を使用した
こと以外は比較例1と同様にして、負極のみが比較電池
X1と異なるリチウム二次電池X3(比較電池)を作製
した。
【0030】各電池について、実験1で行ったものと同
じ条件の電池試験を行い、充放電サイクル特性を調べ
た。結果を表2に示す。表2には、本発明電池A1の結
果も表1より転記して示してある。
【0031】
【表2】
【0032】表2に示すように、本発明電池B1は、本
発明電池A1に比べて、充放電サイクル特性が良い。こ
の結果から、負極にフルオロカルボン酸塩を含有せしめ
ることにより、充放電サイクル特性がいっそう向上する
ことが分かる。また、本発明電池B1の平均容量劣化率
Pが、本発明電池A1及び比較電池X3のそれらに比べ
て格段小さいことから、非水電解液にフルオロカルボン
酸を含有せしめるとともに、負極にフルオロカルボン酸
塩を含有せしめることにより、充放電サイクル特性が予
測を越えて大幅に向上することが分かる。
【0033】(実験3)非水電解液に含有せしめるフル
オロカルボン酸の種類と充放電サイクル特性の関係を調
べた。
【0034】(実施例3)非水電解液の調製において、
2 5 COOHに代えて、CF3 COOHを同量使用
したこと以外は実施例2と同様にして、リチウム二次電
池C1(本発明電池)を作製した。
【0035】(実施例4)非水電解液の調製において、
2 5 COOHに代えて、C3 7 COOHを同量使
用したこと以外は実施例2と同様にして、リチウム二次
電池C2(本発明電池)を作製した。
【0036】(実施例5)非水電解液の調製において、
2 5 COOHに代えて、C4 9 COOHを同量使
用したこと以外は実施例2と同様にして、リチウム二次
電池C3(本発明電池)を作製した。
【0037】(実施例6)非水電解液の調製において、
2 5 COOHに代えて、CF3 CH2 COOHを同
量使用したこと以外は実施例2と同様にして、リチウム
二次電池C4(本発明電池)を作製した。
【0038】各電池について、実験1で行ったものと同
じ条件の電池試験を行い、充放電サイクル特性を調べ
た。結果を表3に示す。表3には、本発明電池B1の結
果も表2より転記して示してある。
【0039】
【表3】
【0040】表3より、非水電解液に含有せしめるフル
オロカルボン酸としては、ペルフルオロカルボン酸が好
ましく、なかでもC2 5 COOH及びC3 7 COO
Hが特に好ましいことが分かる。なお、この実験3で
は、負極としてフルオロカルボン酸塩(C2 5 COO
Li)を含有する負極を使用したが、フルオロカルボン
酸塩を含有しない負極を使用した場合も、非水電解液に
含有せしめるフルオロカルボン酸としては、ペルフルオ
ロカルボン酸が好ましく、なかでもC2 5 COOH及
びC3 7 COOHが特に好ましいことを確認した。
【0041】(実験4)非水電解液のフルオロカルボン
酸含有量と充放電サイクル特性の関係を調べた。
【0042】(実施例7〜12)非水電解液の調製にお
いて、C2 5 COOHを表4に示す量使用したこと以
外は実施例2と同様にして、非水電解液のみが本発明電
池B1と異なるリチウム二次電池D1〜D6(本発明電
池)を作製した。
【0043】(実施例13〜18)非水電解液の調製に
おいて、C2 5 COOHに代えて、C3 7 COOH
を表4に示す量使用したこと以外は実施例4と同様にし
て、非水電解液のみが本発明電池C2と異なるリチウム
二次電池E1〜E6(本発明電池)を作製した。
【0044】各電池について、実験1で行ったものと同
じ条件の電池試験を行い、充放電サイクル特性を調べ
た。結果を表4及び表5に示す。表4には、本発明電池
B1の結果を表2より転記して示してあり、表5には、
本発明電池C2の結果を表3より転記して示してある。
【0045】
【表4】
【0046】
【表5】
【0047】表4及び表5より、非水電解液のフルオロ
カルボン酸含有量は、0.1〜5重量%が好ましく、1
〜3重量%が特に好ましいことが分かる。なお、この実
験4では、負極としてフルオロカルボン酸塩(C2 5
COOLi)を含有する負極を使用したが、フルオロカ
ルボン酸塩を含有しない負極を使用した場合も、非水電
解液のフルオロカルボン酸含有量は、0.1〜5重量%
が好ましく、1〜3重量%が特に好ましいことを確認し
た。また、非水電解液にCF3 COOH、C49 CO
OH又はCF3 CH2 COOHを含有せしめる場合も、
非水電解液のフルオロカルボン酸含有量は、0.1〜5
重量%が好ましく、1〜3重量%が特に好ましいことを
確認した。
【0048】(実験5)負極に含有せしめるフルオロカ
ルボン酸塩の種類と充放電サイクル特性の関係を調べ
た。
【0049】(実施例19〜23)負極の作製におい
て、C2 5 COOLiに代えて、表6に示すフルオロ
カルボン酸塩を使用したこと以外は実施例2と同様にし
て、負極のみが本発明電池B1と異なるリチウム二次電
池F1〜F5(本発明電池)を作製した。
【0050】各電池について、実験1で行ったものと同
じ条件の電池試験を行い、充放電サイクル特性を調べ
た。結果を表6に示す。表6には、本発明電池B1の結
果も表2より転記して示してある。
【0051】
【表6】
【0052】表6より、負極に含有せしめるフルオロカ
ルボン酸塩としては、ペルフルオロカルボン酸のリチウ
ム塩が好ましく、なかでもC2 5 COOLi及びC3
7COOLiが特に好ましいことが分かる。
【0053】(実験6)負極のフルオロカルボン酸塩含
有量と充放電サイクル特性の関係を調べた。
【0054】(実施例24〜29)負極の作製におい
て、C2 5 COOLiを表7に示す量使用したこと以
外は実施例2と同様にして、負極のみが本発明電池B1
と異なるリチウム二次電池G1〜G6(本発明電池)を
作製した。
【0055】(実施例30〜35)負極の作製におい
て、C2 5 COOLiに代えて、C3 7 COOLi
を表8に示す量使用したこと以外は実施例20と同様に
して、負極のみが本発明電池F2と異なるリチウム二次
電池H1〜H6(本発明電池)を作製した。
【0056】各電池について、実験1で行ったものと同
じ条件の電池試験を行い、充放電サイクル特性を調べ
た。結果を表7及び表8に示す。表7には、本発明電池
B1の結果を表2より転記して示してあり、表8には、
本発明電池F2の結果を表6より転記して示してある。
【0057】
【表7】
【0058】
【表8】
【0059】表7及び表8より、負極のフルオロカルボ
ン酸塩含有量は、0.1〜5重量%が好ましく、1〜3
重量%が特に好ましいことが分かる。なお、負極にCF
3 COOLi、C4 9 COOLi、CF3 CH2 CO
OLi又はC2 5 COONaを含有せしめる場合も、
負極のフルオロカルボン酸塩含有量は、0.1〜5重量
%が好ましく、1〜3重量%が特に好ましいことを確認
した。
【0060】上記の実施例では、本発明を円筒形のリチ
ウム二次電池に適用する場合を例に挙げて説明したが、
本発明は、電池の形状に制限は無く、種々の形状のリチ
ウム二次電池に適用可能である。
【0061】
【発明の効果】充放電サイクル特性の良いリチウム二次
電池が提供される。
フロントページの続き (72)発明者 喜田 佳典 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 能間 俊之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 米津 育郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H029 AJ05 AK02 AK03 AK05 AL06 AL07 AM00 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 CJ08 HJ01 HJ02 HJ10 5H050 AA07 BA17 CA02 CA08 CA09 CA11 CB07 CB08 DA03 DA09 DA18 EA22 EA24 GA10 HA01 HA02 HA10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正極と、炭素材料をリチウムイオン吸蔵材
    として有する負極と、非水電解液とを備えるリチウム二
    次電池において、前記非水電解液が、フルオロカルボン
    酸を含有することを特徴とするリチウム二次電池。
  2. 【請求項2】前記非水電解液が、フルオロカルボン酸を
    0.1〜5重量%含有する請求項1記載のリチウム二次
    電池。
  3. 【請求項3】前記非水電解液が、フルオロカルボン酸を
    1〜3重量%含有する請求項1記載のリチウム二次電
    池。
  4. 【請求項4】フルオロカルボン酸が、ペルフルオロカル
    ボン酸である請求項1〜3のいずれかに記載のリチウム
    二次電池。
  5. 【請求項5】ペルフルオロカルボン酸が、C2 5 CO
    OH又はC3 7 COOHである請求項4記載のリチウ
    ム二次電池。
  6. 【請求項6】前記負極が、フルオロカルボン酸塩を含有
    する請求項1〜5のいずれかに記載のリチウム二次電
    池。
  7. 【請求項7】前記負極が、フルオロカルボン酸塩を0.
    1〜5重量%含有する請求項6記載のリチウム二次電
    池。
  8. 【請求項8】前記負極が、フルオロカルボン酸塩を1〜
    3重量%含有する請求項6記載のリチウム二次電池。
  9. 【請求項9】フルオロカルボン酸塩が、ペルフルオロカ
    ルボン酸のリチウム塩である請求項6〜8のいずれかに
    記載のリチウム二次電池。
  10. 【請求項10】ペルフルオロカルボン酸のリチウム塩
    が、C2 5 COOLi又はC3 7 COOLiである
    請求項9記載のリチウム二次電池。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008016252A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Sony Corp 非水電解質組成物及び非水電解質電池
JP2008078116A (ja) * 2006-08-25 2008-04-03 Sony Corp 電解液および電池

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JP2008016252A (ja) * 2006-07-04 2008-01-24 Sony Corp 非水電解質組成物及び非水電解質電池
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