JP2002115658A - ピストン式圧縮機 - Google Patents

ピストン式圧縮機

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JP2002115658A
JP2002115658A JP2000306181A JP2000306181A JP2002115658A JP 2002115658 A JP2002115658 A JP 2002115658A JP 2000306181 A JP2000306181 A JP 2000306181A JP 2000306181 A JP2000306181 A JP 2000306181A JP 2002115658 A JP2002115658 A JP 2002115658A
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housing
cylinder
piston
gap
absorber
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JP2000306181A
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English (en)
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Hisaya Yokomachi
尚也 横町
Tatsuya Koide
達也 小出
Masakazu Murase
正和 村瀬
Takeo Taneda
剛夫 種田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/10Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
    • F04B27/1036Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
    • F04B27/1081Casings, housings

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】シリンダと、第1のハウジングと第2のハウジ
ングとの間に介在されるシール材とを共に確実に挟み込
めるようにする。 【解決手段】フロントハウジング11の端面341とリ
ヤハウジング12の端面35との間にはガスケット36
が介在されている。シリンダ19の端面192とフロン
トハウジング11の端面341との間には皿ばね37が
介在されている。端面341,351を接合するように
近づけた場合、先ず皿ばね37がフロントハウジング1
1の端面341とシリンダ19の端面192とによって
挟みこまれる。端面341,351同士を接合するよう
にさらに近づけると、ガスケット36が端面341,3
51間に挟みこまれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダに形成さ
れたシリンダボア内にピストンを収容し、回転軸の回転
に基づいて前記ピストンを往復動させ、前記ピストンの
往復動に基づいてガスを前記シリンダボアに吸入して前
記シリンダボアから吐出し、第1のハウジングと第2の
ハウジングとを接合して構成した全体ハウジング内に前
記シリンダを内蔵したピストン式圧縮機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】第1のハウジングと第2のハウジングと
を接合して構成した全体ハウジング内にシリンダを内蔵
したピストン式圧縮機は、例えば特開平10−3067
73号公報に開示される。全体ハウジング内にシリンダ
を内蔵した構成は、第1のハウジングとシリンダとの接
合部及び第2のハウジングとシリンダとの接合部を圧縮
機の外部に露出しないための対策である。前記のような
接合部を圧縮機の外部に露出しないようにすることは、
圧縮機内部の冷媒の洩れの可能性を減らす上で有効であ
る。
【0003】第1のハウジングと第2のハウジングとの
間の接合部にはシール材が介在される。第1のハウジン
グと第2のハウジングとによって挟みこまれたシール材
は、第1のハウジングと第2のハウジングとの間の接合
部からの冷媒洩れを防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】全体ハウジング内に内
蔵されるシリンダがピストンの往復動方向にガタを生じ
ないようにするため、特開平10−306773号公報
の装置では、シリンダと弁板とを共に第1のハウジング
と第2のハウジングとで挟み込む構成が採用されてい
る。従って、第1のハウジングと第2のハウジングと
は、シール材とシリンダとを挟み込まねばならない。し
かし、シール材とシリンダとを共に確実に挟み込むこと
は、部品の寸法誤差、組み付け誤差等のために難しい。
シール材を確実に挟み込めなかった場合には、第1のハ
ウジングと第2のハウジングとの接合部から冷媒が洩れ
る。シリンダを確実に挟み込めなかった場合には、シリ
ンダがガタつく。シリンダを全体ハウジングに対して圧
入すればシリンダのガタつきを防止できるが、圧入はシ
リンダの変形をもたらす。シリンダの変形は、シリンダ
に形成したシリンダボアの変形をもたらし、シリンダボ
ア内の冷媒がシリンダボアに収容されたピストンの周面
に沿って漏洩し易くなる。
【0005】本発明は、第1のハウジングと第2のハウ
ジングとによって構成される全体ハウジングに内蔵され
たシリンダと、第1のハウジングと第2のハウジングと
の間に介在されるシール材とを共に第1のハウジングと
第2のハウジングとで確実に挟み込めるようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、シ
リンダに形成されたシリンダボア内にピストンを収容
し、回転軸の回転に基づいて前記ピストンを往復動さ
せ、前記ピストンの往復動に基づいてガスを前記シリン
ダボアに吸入して前記シリンダボアから吐出し、第1の
ハウジングと第2のハウジングとを接合して構成した全
体ハウジング内に前記シリンダを内蔵したピストン式圧
縮機を対象とし、請求項1の発明では、前記第1のハウ
ジングと第2のハウジングとの間に介在されて前記第1
のハウジングと第2のハウジングとで挟みこまれるシー
ル材と、前記第1のハウジングと第2のハウジングとの
少なくとも一方と、前記シリンダとの間に介在された間
隙吸収体とを備えた圧縮機を構成し、前記第1のハウジ
ングと第2のハウジングとで前記シール材を挟み込んだ
状態では、前記第1のハウジングと第2のハウジングと
により、前記間隙吸収体を変形させて前記シリンダと前
記間隙吸収体とを共に挟み込むようにした。
【0007】第1のハウジングと第2のハウジングとを
接合するように近づけた場合、先ず間隙吸収体及びシリ
ンダが第1のハウジングと第2のハウジングとによって
挟みこまれる。第1のハウジングと第2のハウジングと
を接合するようにさらに近づけると、間隙吸収体が縮小
変形し、間隙吸収体が縮小してゆく間にシール材が第1
のハウジングと第2のハウジングとによって挟みこまれ
る。従って、シール材とシリンダとが第1のハウジング
と第2のハウジングとによって確実に挟みこまれる。
【0008】請求項2の発明では、請求項1において、
前記間隙吸収体は、弾性体とした。第1のハウジングと
第2のハウジングとを接合するように近づけた場合、第
1のハウジングと第2のハウジングとによって挟み込ま
れた弾性体は、弾性変形しながら縮小する。
【0009】請求項3の発明では、請求項1において、
前記間隙吸収体は軟質金属製とした。軟質金属製の間隙
吸収体は、変形させ易い。
【0010】請求項4の発明では、請求項1において、
前記間隙吸収体は、前記第1のハウジングと第2のハウ
ジングとの少なくとも一方に一体形成された変形可能な
突起とした。
【0011】第1のハウジングと第2のハウジングとを
接合するように近づけた場合、突起は変形しながら縮小
する。請求項5の発明では、請求項1乃至請求項3のい
ずれか1項において、前記間隙吸収体は、前記回転軸の
回転軸線を包囲する前記接合部の環状形状に合わせた間
隙吸収リングとした。
【0012】接合部の環状形状に合わせた間隙吸収リン
グは、接合部の全周にわたって、シール材と第1のハウ
ジングとの均一な圧接、及びシール材と第2のハウジン
グとの均一な圧接をもたらす上で間隙吸収体として好適
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、可変容量型圧縮機に本発明
を具体化した第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて
説明する。本実施の形態では、冷媒として二酸化炭素が
用いられている。
【0014】図1に示すように、フロントハウジング1
1の周壁34の端面341とリヤハウジング12の周壁
35の端面351とがガスケット36を介して接合され
ている。第1のハウジングであるフロントハウジング1
1と、第2のハウジングであるリヤハウジング12と
は、ボルト43の締め付けによって互いに固定されて全
体ハウジング10を構成している。ガスケット36は、
リング状の基板361と、基板361の両面に焼き付け
られたゴム製の弾性層362,363とからなる。弾性
層362は、フロントハウジング11の端面341に接
合し、弾性層363は、リヤハウジング12の端面35
1に接合している。
【0015】リヤハウジング12にはバルブプレート2
0、弁形成プレート21,22及びリテーナ形成プレー
ト23が嵌入されており、バルブプレート20とリヤハ
ウジング12の端壁32との間には吸入室121及び吐
出室122が区画形成されている。吸入室121と吐出
室122とは隔壁33によって隔てられている。隔壁3
3の先端面331は、リテーナ形成プレート23に当接
しており、リテーナ形成プレート23の外周縁は、リヤ
ハウジング12の周壁35の内周に形成された段差35
2に接合している。
【0016】リヤハウジング12にはシリンダ19が弁
形成プレート21に接合するように嵌入されている。制
御圧室111を形成するフロントハウジング11とシリ
ンダ19とには回転軸13が回転可能に支持されてい
る。フロントハウジング11の軸孔114を通って圧縮
機外部に突出する回転軸13は、外部駆動源(例えば車
両エンジン)から回転駆動力を得る。軸孔114に設け
られた軸シール部材41は、制御圧室111から圧縮機
外部への回転軸13の周面に沿った冷媒洩れを防止す
る。
【0017】回転軸13には回転支持体14が止着され
ていると共に、斜板15が回転軸13の軸方向へスライ
ド可能かつ傾動可能に支持されている。図2に示すよう
に、斜板15には一対のガイドピン16が止着されてい
る。斜板15に止着されたガイドピン16は、回転支持
体14に形成されたガイド孔141にスライド可能に嵌
入されている。斜板15は、ガイド孔141とガイドピ
ン16との連係により回転軸13の軸方向へ傾動可能か
つ回転軸13と一体的に回転可能である。斜板15の傾
動は、ガイド孔141とガイドピン16とのスライドガ
イド関係、及び回転軸13のスライド支持作用により案
内される。
【0018】図1に示すように、シリンダ19において
回転軸13の周りには複数のシリンダボア191(図1
では1つのみ示すが、図3及び図4に示すように本実施
の形態では5つ)が配列されている。各シリンダボア1
91にはピストン17が収容されている。回転軸13と
一体的に回転する斜板15の回転運動は、シュー18を
介してピストン17の前後往復運動に変換され、ピスト
ン17がシリンダボア191内を前後動する。
【0019】吸入圧領域となる吸入室121内の冷媒
は、ピストン17の復動動作(図1において右側から左
側への移動)によりバルブプレート20上の吸入ポート
201から弁形成プレート21上の吸入弁211を押し
退けてシリンダボア191内へ流入する。シリンダボア
191内へ流入した冷媒は、ピストン17の往動動作
(図1において左側から右側への移動)によりバルブプ
レート20上の吐出ポート202から弁形成プレート2
2上の吐出弁221を押し退けて吐出圧領域となる吐出
室122へ吐出される。吐出弁221はリテーナ形成プ
レート23上のリテーナ231に当接して開度規制され
る。
【0020】吐出室122と制御圧室111とを接続す
る圧力供給通路30は、吐出室122内の冷媒を制御圧
室111へ送る。制御圧室111内の冷媒は、制御圧室
111と吸入室121とを接続する放圧通路31を介し
て吸入室121へ流出する。圧力供給通路30上には電
磁式の容量制御弁25が介在されている。容量制御弁2
5はコントローラ(図示略)の励消磁制御を受け、前記
コントローラは車両の室内の温度を検出する室温検出器
(図示略)によって得られる検出室温及び室温設定器
(図示略)によって設定された目標室温に基づいて容量
制御弁25の励消磁を制御する。容量制御弁25は、通
電停止状態では弁開状態にあり、通電状態では弁閉状態
にある。即ち、容量制御弁25が消磁しているときには
吐出室122の冷媒が制御圧室111へ送られ、容量制
御弁25が励磁しているときには吐出室122の冷媒が
制御圧室111へ送られることはない。容量制御弁25
は、吐出室122から制御圧室111への冷媒供給を制
御する。
【0021】斜板15の傾角は、制御圧室111内の圧
力制御に基づいて変えられる。制御圧室111内の圧力
が増大すると斜板15の傾角が減少し、制御圧室111
内の圧力が減少すると斜板15の傾角が増大する。吐出
室122から制御圧室111へ冷媒が供給されると制御
圧室111内の圧力が増大し、吐出室122から制御圧
室111への冷媒供給が停止されると制御圧室111内
の圧力が減少する。即ち、斜板15の傾角は、容量制御
弁25によって制御される。
【0022】斜板15の最大傾角は、斜板15と回転支
持体14との当接によって規定される。斜板15の最小
傾角は、回転軸13上のサークリップ24と斜板15と
の当接によって規定される。
【0023】吐出室122と吸入室121とは、外部冷
媒回路26を介して接続している。吐出室122から外
部冷媒回路26へ流出した冷媒は、凝縮器27、膨張弁
28及び蒸発器29を経由して吸入室121へ還流す
る。
【0024】制御圧室111側のシリンダ19の端面1
92は、リヤハウジング12の周壁35の端面351よ
りもリヤハウジング12の内側にある。フロントハウジ
ング11の周壁34の厚みは、リヤハウジング12の周
壁35の厚みよりも大きくしてあり、フロントハウジン
グ11の周壁34の内周径は、リヤハウジング12の周
壁35の内周径よりも小さくしてある。従って、周壁3
4,35の内周側では、シリンダ19の端面192と、
フロントハウジング11の周壁34の端面341との間
に段差342が生じている。シリンダ19の端面192
と段差342との間には皿ばね37が介在されている。
【0025】バルブプレート20、弁形成プレート2
1,22及びリテーナ形成プレート23の各厚みと、シ
リンダ19の長さとの和L1は、リヤハウジング12の
周壁35における段差352と端面351との距離L2
よりも小さい。フロントハウジング11の端面341と
リヤハウジング12の端面351との間にガスケット3
6を挟み込んだときのガスケット36の厚みをαとす
る。フロントハウジング11の端面341とリヤハウジ
ング12の端面351との間にガスケット36を挟み込
んだときの端面192と段差342との間の間隔Dは、
(L2−L1)+αとなる。皿ばね37の自然状態(図
1に鎖線で示す)における厚みβは、間隔Dよりも大き
くしてある。
【0026】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)フロントハウジング11の周壁34の端面34
1と、リヤハウジング12の周壁35の端面351とを
接合するように近づけた場合、先ず皿ばね37がフロン
トハウジング11の端面341とシリンダ19の端面1
92とによって挟みこまれる。端面341,351同士
を接合するようにさらに近づけると、皿ばね37が厚み
を縮小するように弾性変形し、皿ばね37が縮小してゆ
く間にガスケット36が端面341,351間に挟みこ
まれる。従って、シール材であるガスケット36とシリ
ンダ19とは、フロントハウジング11とリヤハウジン
グ12とによって確実に挟みこまれる。
【0027】(1-2)皿ばね37の弾性変形による反力
は、シリンダ19をフロントハウジング11とリヤハウ
ジング12との間でガタつかないようにする。 (1-3)ガスケット36とフロントハウジング11との
圧接、あるいはガスケット36とリヤハウジング12と
の圧接が周方向においてどこか1箇所でも圧接不足とな
っているとすると、この箇所からの冷媒洩れが生じ易
い。フロントハウジング11側の端面341及びリヤハ
ウジング12側の端面351は、回転軸13の回転軸線
131(図1に図示)を包囲する環状の接合部である。
接合部である端面341,351の環状形状に合わせた
皿ばね37は、端面341,351の全周にわたって、
ガスケット36とフロントハウジング11との均一な圧
接、及びガスケット36とリヤハウジング12との均一
な圧接をもたらす。このような均一な圧接は、フロント
ハウジング11とリヤハウジング12との接合部からの
冷媒洩れを防止する上で重要である。
【0028】(1-4)二酸化炭素の冷媒は、フロン系の
冷媒よりも高圧の状態で使用される。冷媒の圧力が高い
ほど、フロントハウジング11とリヤハウジング12と
の接合部から冷媒が洩れ易くなる。そのため、二酸化炭
素を冷媒として用いる圧縮機では、ガスケット36とフ
ロントハウジング11との確実な圧接、及びガスケット
36とリヤハウジング12との確実な圧接が極めて重要
である。従って、本発明は、二酸化炭素を冷媒として用
いるピストン式圧縮機への適用に特に有効である。
【0029】次に、図5及び図6の第2の実施の形態を
説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号
が付してある。この実施の形態では、吸入室112及び
吐出室113がフロントハウジング11A側に設けられ
ており、バルブプレート20、弁形成プレート21,2
2、リテーナ形成プレート23及びシリンダ19Aがフ
ロントハウジング11Aに嵌入されている。フロントハ
ウジング11Aの周壁34Aの内周側に設けられた段差
342は、フロントハウジング11Aに対するシリンダ
19Aの位置を確定する。
【0030】制御圧室123はリヤハウジング12A側
に設けられており、回転軸13はシリンダ19Aとリヤ
ハウジング12Aとに回転可能に支持されている。回転
軸13は、制御圧室123及び吸入室112を通ってお
り、回転軸13を貫通させるシリンダ19Aにおける軸
孔194には軸シール部材39が設けられている。軸シ
ール部材39は、制御圧室123と吸入室112との間
の回転軸13の周面に沿った冷媒洩れを防止する。30
Aは、吐出室113と制御圧室123とを繋ぐ圧力供給
通路、31Aは、制御圧室123と吸入室112とを連
通する放圧通路である。
【0031】シリンダ19Aの端面193と、リヤハウ
ジング12Aの周壁35Aの端面351側の段差353
との間には図6に示すウェーブワッシャ38が介在され
ている。ウェーブワッシャ38は、第1の実施の形態に
おける皿ばね37と同じ役割を果たし、シリンダ19A
及びウェーブワッシャ38は、ガスケット36と共にフ
ロントハウジング11Aとリヤハウジング12Aとの間
に確実に挟みこまれる。
【0032】次に、図7の第3の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。シリンダ19の端面195の周縁には環状の溝
196が形成されており、溝196の底面と弁形成プレ
ート21との間には樹脂製の間隙吸収リング42が介在
されている。シリンダ19の端面195は、弁形成プレ
ート21に当接している。自然状態における間隙吸収リ
ング42の厚みは、溝196の深さよりも大きくしてあ
り、図7の状態では、間隙吸収リング42は回転軸13
の軸方向に弾性変形して圧縮されている。間隙吸収リン
グ42は、第1の実施の形態における皿ばね37、及び
第2の実施の形態におけるウェーブワッシャ38と同じ
役割を果たす。
【0033】次に、図8の第4の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。アルミニウム製のフロントハウジング11の周
壁34の端面341には環状の突条343が形成されて
おり、アルミニウム製のシリンダ19の端面192には
突条343と同形同大の突条197が形成されている。
フロントハウジング11とリヤハウジング12とを組み
付ける前の突条343,197の高さの和は、組み付け
後のシリンダ19の端面192とリヤハウジング12の
端面351との間隔よりも大きくしてある。
【0034】端面341,351間にガスケット36を
挟み込んだ状態では、突条343,197は、互いに変
形して圧接されている。フロントハウジング11及びシ
リンダ19の軽量化に有利なアルミニウムは、軟質性の
金属であり、軟質金属製の突条343,197は変形さ
せ易い。
【0035】間隙吸収体となる突条343,197は、
第1の実施の形態における皿ばね37、第2の実施の形
態におけるウェーブワッシャ38と同じ役割を果たし、
シリンダ19は、ガスケット36と共にフロントハウジ
ング11とリヤハウジング12との間に確実に挟みこま
れる。
【0036】本発明では以下のような実施の形態も可能
である。 (1)間隙吸収体として、アルミニウム、銅等の軟質の
金属製のリングを用いること。 (2)ゴムのみからなるシールリングをシール材として
用いること。 (3)第4の実施の形態において、突条343,197
のいずれか一方を省略すること。 (4)第4の実施の形態において、環状の突条343,
197の代わりに、複数の突起を周方向に配列するこ
と。 (5)固定容量型のピストン式圧縮機に本発明を適用す
ること。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、第1の
ハウジングと第2のハウジングとによってシール材を挟
み込んだ状態では、第1のハウジングと第2のハウジン
グとにより、間隙吸収体を変形させてシリンダと間隙吸
収体とを共に挟み込むようにしたので、第1のハウジン
グと第2のハウジングとによって構成される全体ハウジ
ングに内蔵されたシリンダと、第1のハウジングと第2
のハウジングとの間に介在されるシール材とを共に第1
のハウジングと第2のハウジングとで確実に挟み込み得
るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示し、要部拡大側断面図を
組み込んだ圧縮機全体の側断面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線断面図。
【図4】分解斜視図。
【図5】第2の実施の形態を示し、要部拡大側断面図を
組み込んだ圧縮機全体の側断面図。
【図6】分解斜視図。
【図7】第3の実施の形態を示し、要部拡大側断面図を
組み込んだ要部側断面図。
【図8】第4の実施の形態を示し、要部拡大側断面図を
組み込んだ要部側断面図。
【符号の説明】
10…全体ハウジング。341…フロントハウジング1
1側の接合部となる端面。351…リヤハウジング12
側の接合部となる端面。197,343…間隙吸収体で
ある突条。36…シール材であるガスケット。37…間
隙吸収体である皿ばね。38…間隙吸収体であるウェー
ブワッシャ。42…間隙吸収体である間隙吸収リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 正和 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 種田 剛夫 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H003 AA03 AB07 AC03 BC00 CD01 3H076 AA06 BB10 CC46

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダに形成されたシリンダボア内にピ
    ストンを収容し、回転軸の回転に基づいて前記ピストン
    を往復動させ、前記ピストンの往復動に基づいてガスを
    前記シリンダボアに吸入して前記シリンダボアから吐出
    し、第1のハウジングと第2のハウジングとを接合して
    構成した全体ハウジング内に前記シリンダを内蔵したピ
    ストン式圧縮機において、 前記第1のハウジングと第2のハウジングとの接合部の
    間に介在されて前記第1のハウジングと第2のハウジン
    グとによって挟みこまれるシール材と、 前記第1のハウジングと第2のハウジングとの少なくと
    も一方と、前記シリンダとの間に介在された間隙吸収体
    とを備え、 前記第1のハウジングと第2のハウジングとによって前
    記シール材を挟み込んだ状態では、前記第1のハウジン
    グと第2のハウジングとにより、前記間隙吸収体を変形
    させて前記シリンダと前記間隙吸収体とを共に挟み込む
    ようにしたピストン式圧縮機。
  2. 【請求項2】前記間隙吸収体は、弾性体である請求項1
    に記載のピストン式圧縮機。
  3. 【請求項3】前記間隙吸収体は軟質金属製である請求項
    1に記載のピストン式圧縮機。
  4. 【請求項4】前記間隙吸収体は、前記第1のハウジング
    と第2のハウジングとの少なくとも一方に一体形成され
    た変形可能な突起である請求項1に記載のピストン式圧
    縮機。
  5. 【請求項5】前記間隙吸収体は、前記回転軸の回転軸線
    を包囲する前記接合部の環状形状に合わせた間隙吸収リ
    ングである請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    のピストン式圧縮機。
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