JP2003322261A - 軸封装置及び該軸封装置を備えた圧縮機並びに軸封方法 - Google Patents

軸封装置及び該軸封装置を備えた圧縮機並びに軸封方法

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JP2003322261A JP2002128546A JP2002128546A JP2003322261A JP 2003322261 A JP2003322261 A JP 2003322261A JP 2002128546 A JP2002128546 A JP 2002128546A JP 2002128546 A JP2002128546 A JP 2002128546A JP 2003322261 A JP2003322261 A JP 2003322261A
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lip
peripheral surface
shaft
outer peripheral
lip portion
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尚也 横町
Takeshi Yamada
健史 山田
Tatsuya Koide
達也 小出
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リップ部材のリップ部を回転軸の外周面に当
接させて該回転軸の外周面をシールする軸封装置におい
て、リップ部の柔軟性を損なわずに該リップ部の変形を
抑えることができる軸封技術を提供する。 【解決手段】 圧縮機構を駆動する駆動軸8の外周面8
aをシールする軸封装置50は、第1リップ51及び第
2リップ57を備え、駆動軸8の外周面8aに当接する
ことで外周面8aをシールする。第1リップ51のリッ
プ部54の外周面54aには、周方向に所定間隔を置い
て複数の支持部55が設けられ、この支持部55により
リップ部54の先端部54bを外周面54a側から引張
るように支持し、リップ部54がハウジング内の圧力で
内周側(駆動軸8の外周面8a)側に変形するのを抑え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転軸の外周面を
シールする軸封装置に関し、例えば圧縮機の駆動軸の外
周面をシールするときに好適な軸封装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば圧縮機において、圧縮機構
を駆動する駆動軸とハウジングとの間に、駆動軸の外周
面をシールする軸封装置が設置されている。この軸封装
置では、ゴムや樹脂で構成されたリップ部材のリップ部
が所定の緊迫力をもって駆動軸の外周面に当接され、こ
れによりハウジング内の冷媒の駆動軸外周面からの漏れ
を防止している。このようなリップ部材は、高圧、高
速、高温といった厳しい環境下で使用される場合がある
ことから、耐熱性及び耐摩耗性の要請が高い。特に、ハ
ウジング内が高圧条件のとき、駆動軸の外周面に当接す
るリップ部がハウジング内の圧力で外周面側から加圧さ
れて内周面側へ変形し、駆動軸の外周面に対する接触面
積が増大して異常摩耗が発生することがある。このよう
な弊害を解消するために、例えば特開2001−193
842号公報に開示されるような軸封装置が提案されて
いる。公報記載の軸封装置は、リップ部材のリップ部内
に、該リップ部よりも曲げ強度の高い樹脂製の補強部材
をインサート成形したり、あるいはリップ部の外周面全
体を補強部材で覆ったりすることによって、高圧に対す
るリップ部の変形を抑えるようにした技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の軸封装置は、補
強部材によってリップ部の曲げ強度を高めることで、ハ
ウジング内の高圧によるリップ部の変形を抑える構成で
あるため、リップ部の異常摩耗を低減あるいは防止する
上では極めて有効である反面、リップ部の柔軟性を損な
う可能性がある。
【0004】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたものであり、その課題とするところは、リッ
プ部材のリップ部を回転軸の外周面に当接させて該回転
軸の外周面をシールする軸封装置において、リップ部の
柔軟性を損なわずに該リップ部の変形を抑えることがで
きる軸封技術を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の軸封装置は請求項1〜5に記載の通りに構
成される。また、本発明の軸封装置を備えた圧縮機は請
求項6に記載の通りに構成される。本発明の軸封方法は
請求項7に記載の通りである。なお、これら各請求項に
係る発明は、ハウジング側に固定されるリップ本体と、
そのリップ本体から延在されて内周面が回転軸の外周面
に当接する変形可能なリップ部とを有するリップ部材を
介して回転軸の外周面をシールする軸封装置において、
リップ部の柔軟性を損なわずに該リップ部の変形を抑え
ることができるようにした技術である。
【0006】請求項1に記載した軸封装置では、ハウジ
ングと回転軸との間に介装されるリップ部材を有してい
る。リップ部材は、例えばゴムや樹脂等の弾性体によっ
て形成することができる。このリップ部材は、ハウジン
グ側に固定されるリップ本体部から延在する変形可能な
リップ部を有し、そのリップ部を回転軸の外周面に当接
することで、ハウジング内の流体が該回転軸の外周面か
ら漏れるのを防止する。請求項1に記載の発明では、リ
ップ部の外周面側に、内周面側への変形に対して引張力
が作用する支持部と、ハウジング内の圧力を受ける受圧
部が形成された構成としている。受圧部はハウジング内
の圧力を受ける部位であり、支持部の設定箇所を除く外
周面全体によって構成される。支持部はリップ部が受圧
部に作用するハウジング内の圧力で縮径方向である内周
面側(回転軸の外周面側)へ変形しようとするとき、リ
ップ部に対して拡径方向に引張力を作用させて該リップ
部の変形を抑える。このような構成とすることで、リッ
プ部には所要の柔軟性を付与するすることが可能とな
る。そして、柔軟性が付与されることで、リップ部には
ハウジング内の圧力に対応した回転軸の外周面に対する
当接力(緊迫力)が与えられ、いわゆるセルフシール機
能を維持する。また、リップ部に柔軟性が付与されるこ
とで、回転軸に対する組付け上のバラツキが存在して
も、これを効果的に吸収することもできる。このよう
に、請求項1の発明によれば、リップ部の外周面側に支
持部と受圧部とを設けることでリップ部の柔軟性を損な
わずに該リップ部の変形を抑えることが可能となり、異
常摩耗を低減あるいは防止できるとともに、回転軸の外
周面に関するシール性の向上を図ることができる。
【0007】リップ部の摩耗問題はリップ部の先端部側
で顕著に発生し易い。請求項2に記載の発明では、支持
部がリップ部の先端部を支持する構成としており、これ
により先端部側に関する摩耗問題を効果的に防止するこ
とが可能になる。
【0008】また、請求項1または2に記載の軸封装置
において、請求項3に記載したように、支持部がリップ
部の周方向に所定間隔を置いて複数配設されていること
が好ましい。このような構成を採用することで、リップ
部の変形抑制機能と柔軟性とを合理的に成立させること
ができる。
【0009】請求項4に記載したように、支持部は、リ
ップ部の外周面とリップ本体部とに連設されることが好
ましい。このような構成によれば、リップ部の内周面側
へ変形を効果的に抑えることができる。また、請求項5
に記載したように、支持部は、弾性部材からなることが
好ましい。この場合、弾性部材としては、材料的には、
例えばゴムあるいは樹脂が考えられ、形状的あるいは構
造的には、金属製あるいは樹脂製のコイルバネあるいは
板ばね等が考えられる。
【0010】請求項6に記載の圧縮機では、請求項1〜
5のいずれかに記載の軸封装置が設けられている。この
軸封装置は、圧縮機の圧縮機構を駆動する駆動軸に対し
て設けられるものであり、駆動軸とこの駆動軸を収容す
るハウジングとの間に介在する。軸封装置のリップ部材
が駆動軸の外周面に当接することで、駆動軸の外周面が
ハウジング内外でシールされることとなる。圧縮機で
は、リップ部材にハウジング内の冷媒圧力が作用する。
このとき、リップ部材が駆動軸の外周面方向に向けて押
圧される場合がある。このような場合でも、リップ部が
変形して駆動軸との接触面積が増えるのを支持部によっ
て抑制することができる。このため、本発明は、とりわ
けリップ部に圧力が作用するような圧縮機の軸封装置に
特に有効である。
【0011】請求項7に記載の軸封方法によれば、リッ
プ部の柔軟性を損なわずに該リップ部の変形を抑えるこ
とが可能な軸封方法を提供することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施の形態を
図面を用いて説明する。なお、本実施の形態では、クラ
ッチレスの可変容量圧縮機について説明する。ここで、
図1は本実施の形態に係る可変容量圧縮機100の縦断
面図である。図2は図1の部分拡大図である。図3は図
2中のA矢視図である。
【0013】図1に示すように、クラッチレスの可変容
量圧縮機(以下、「圧縮機」という)100は、シリン
ダブロック1、該シリンダブロック1の前端(図中の左
側)に締結されたフロントハウジング2、シリンダブロ
ック1の後端(図中の右側)にバルブプレート6を介し
て締結されたリヤハウジング5を備えている。リヤハウ
ジング5は、冷媒を吸入する吸入室3、吸入室3から吸
入され圧縮された圧縮冷媒を吐出する吐出室4を有して
いる。バルブプレート6には、吸入弁3bを介して吸入
室3とシリンダボア1aとを連通する吸入ポート3a、
吐出弁4bを介して吐出室4とシリンダボア1aとを連
通する吐出ポート4a等が設けられている。また、バル
ブプレート6には、フロントハウジング2内のクランク
室9と吸入室3とを連通する抽気通路16が設けられて
いる。
【0014】シリンダブロック1及びフロントハウジン
グ2には、外部駆動源としての車両エンジン(図示省
略)にクラッチ機構を介することなく直接的に連結され
た(直結された)駆動軸8が挿通されている。この駆動
軸8が本発明における回転軸に対応している。この駆動
軸8は、車両エンジンの起動状態において回転駆動さ
れ、後述するピストン15等からなる圧縮機の圧縮機構
を駆動するようになっている。また、この駆動軸8は、
シリンダブロック1及びフロントハウジング2に設けら
れたベアリング7によって回転可能に支持されている。
【0015】クランク室9には、円板状の回転斜板11
が収容されている。この回転斜板11はその中央位置に
挿通孔12を有し、この挿通孔12に駆動軸8が挿通さ
れている。また、回転斜板11には、反シリンダブロッ
ク1側の2箇所に、先端に球状部13aを有するピン部
材13が設けられている。駆動軸8には、この駆動軸8
と一体に回転するローター30が固着されている。この
ローター30は円形の回転盤31を有し、この回転盤3
1に支持アーム32、バランスウエイト部33等を備え
ている。また、回転盤31には駆動軸8を挿入する挿入
孔30aが設けられている。
【0016】ローター30は、ヒンジ機構20を介して
回転斜板11と連結されている。すなわち、ローター3
0側の支持アーム32と、回転斜板11側のピン部材1
3とが係合する係合構造によってヒンジ機構20が構成
されている。支持アーム32は、ピン部材13の球状部
13aに対応した形状の支持孔32aを有している。そ
して、ピン部材13の球状部13aが支持孔32aに挿
入された状態で、支持アーム32がピン部材13を支持
する一方、ピン部材13は支持孔32a内を摺動可能に
なっている。従って、このヒンジ機構20は、支持アー
ム32とピン部材13とが係合した状態で、駆動軸8の
回転トルクを回転斜板11に伝達する一方、回転斜板1
1の傾動を可能とする。すなわち、回転斜板11は、駆
動軸8に対し摺動可能かつ傾動可能になっている。
【0017】シリンダブロック1には、円周方向に所定
間隔で配置された所定数のシリンダボア1aが設けられ
ている。各シリンダボア1a内にはそれぞれピストン1
5が摺動可能に収容されている。また、ピストン15の
背面側は、シュー14を介して回転斜板11に連結され
ている。従って、回転斜板11が駆動軸8の回転に伴っ
て回転運動すると、この回転運動に伴って圧縮機構を構
成する各ピストン15は各シリンダボア1a内を往復動
するように構成されている。このようにピストン15が
往復動することにより、例えば吸入工程を行うシリンダ
ボア内に冷媒が吸入され、吐出工程を行うシリンダボア
内から、圧縮され高圧化された圧縮冷媒が吐出される。
【0018】ローター30とフロントハウジング2との
間には、回転盤31の前面に当接するスラストベアリン
グ40が設けられている。そして、ピストン15の往復
移動によって生じる圧縮反力は、ピストン15、シュー
14、回転斜板11、ヒンジ機構20及びスラストベア
リング40を介して、フロントハウジング2で受け止め
られるようになっている。
【0019】圧縮機100の吐出容量は、ピストン15
のストローク量(ピストンの上死点から下死点までの距
離)によって定められ、ピストン15のストローク量は
回転斜板11の傾斜角度によって定められるように構成
されている。すなわち、駆動軸の軸線に対する回転斜板
11の傾斜角度θが大きいほどピストン15のストロー
ク量及び吐出容量が大きくなり、一方回転斜板11の傾
斜角度θが小さいほどピストン15のストローク量及び
吐出容量が小さくなる。また、運転中における回転斜板
11の傾斜角度θは、シリンダボア1a内とクランク室
9内との圧力差によって決定され、この差圧は容量制御
弁18によって調節されるように構成されている。な
お、図1では、回転斜板11の傾斜角度θが最も大きい
状態、すなわち吐出容量が最大となる高負荷時の状態を
示している。なお、低負荷時では、回転斜板11は例え
ば図1中の二点鎖線で示す位置に設定される。
【0020】容量制御弁18は、シリンダブロック1及
びリヤハウジング5にわたり、吐出室4とクランク室9
とを連通する給気通路17に設けられている。この容量
制御弁18は電磁弁であり、給気通路17の開度を容量
制御弁18によって調整するようになっている。給気通
路17の開度を調整することによって、クランク室9の
圧力が変更され、シリンダボア1a内の圧力とクランク
室9内の圧力との圧力差が調整される。その結果、駆動
軸8に対する回転斜板11の傾斜角度θが変更され、ピ
ストン15のストローク量が変更されて、吐出容量が調
整されることとなる。
【0021】次に、本実施形態の特徴部分である軸封装
置50の構成について図2及び図3を参照しながら説明
する。本実施の形態の軸封装置50は、駆動軸8の外周
面8aに当接する第1リップ51及び第2リップ56、
保持金具57,58等を備えている。第1リップ51は
例えばゴム製で、クランク室9側に配置されている。こ
の第1リップ51が本発明におけるリップ部材に対応し
ている。第2リップ56は例えば樹脂製で、第1リップ
51と保持金具58との間に配置されている。保持金具
57,58は例えばいずれも金属製で、保持金具57が
第1リップ51を保持し、保持金具58が第2リップ5
6を保持するようになっている。なお、第1リップ51
の外周側に形成される空間部60はクランク室9と連通
しており、従ってクランク室9の冷媒の圧力が空間部6
0に入り込み、第1リップ51の外周面に作用すること
となる。上記の空間部60内の圧力が本発明におけるハ
ウジング内の圧力に対応する。
【0022】空間部60はフロントハウジング2によっ
て形成されている。そして、軸封装置50がフロントハ
ウジング2と駆動軸8に組付けられるとき、第1リップ
51及び第2リップ56は、それぞれが駆動軸8の外周
面8aによって押圧され、該駆動軸8の外周面8aに対
して所定の緊迫力(締付力)を作用する。この緊迫力で
駆動軸8の外周面8aがシールされ、該外周面8aに沿
って空間部60内の冷媒がハウジング外へ漏出すること
を阻止する。
【0023】第1リップ51は、フロントハウジング2
に形成された円形の空間部60の内周面に嵌着される筒
状の固定部52と、その固定部52から内周方向に延び
る円盤部53と、その円盤部53から更に延びるリップ
部54を備えており、上記の固定部52及び円盤部53
が本発明におけるリップ本体部に対応する。リップ部5
4は先端部に向かって径が徐々に縮小する略漏斗状に形
成されており、該リップ部54の先端部54bにおい
て、該リップ部54の外周面54aと、固定部52の内
周面との間には、図3に示すように、周方向に所定間隔
を置いて複数の支持部55が配設されている。支持部5
5は例えば断面矩形または円形の棒状に形成され、それ
ぞれ径方向に延びている。すなわち、支持部55はリッ
プ部54の外周面54aと固定部52の内周面とに連設
されている。なお、本実施の形態では、支持部55は第
1リップ51の成形時に固定部52及びリップ部54に
対して一体に形成されている。そして、空間部60内の
圧力は、支持部55間に形成される空間55aを通して
リップ部54の外周面54aに作用するようになってい
る。すなわち、リップ部54の外周面54aには、支持
部55が配置される箇所を除いた全体に空間部60内の
圧力が作用するようになっており、この圧力が作用する
支持部配置箇所を除く外周面領域が本発明における受圧
部に対応する。
【0024】本実施の形態では、第1リップ51のリッ
プ部54に支持部55を形成し、リップ部54の外周面
54aに作用する空間部60内の圧力でリップ部54が
縮径方向の内周面側(駆動軸8の外周面8a側)に向か
って変形しようとしたとき、その変形を圧力作用側であ
る拡径方向の外周面54a側から弾性的に引張る態様で
抑制するようにしたものである。なお、この場合の支持
部55による変形の抑制は、リップ部54の内周面側へ
の変形を完全に抑えるという形態での抑制ではなく、変
形の程度を減らすという意味での抑制である。
【0025】上記のように構成された軸封装置50は、
空間部60が高圧(従って、クランク室9が高圧)とな
った場合において、その高圧条件でリップ部54が内周
面側(駆動軸8の外周面8a側)へ、例えば図2に二点
鎖線で示す如く変形し、外周面8aとの接触面積が増加
するのを回避あるいは低減することができる。すなわ
ち、空間部60内の圧力で加圧されることによるリップ
部54の内周面側への変形は、先端最小径部から基部側
にかけて径を縮小する方向の変形であり、支持部55は
このような変形を外周面54a側からの引張力で抑える
ように作用する。また、支持部55は周方向に等間隔で
配置されているため、リップ部54に対してバランスの
取れた変形抑制作用を発揮することができる。
【0026】ところで、空間部60内の圧力が上昇した
ときは、リップ部54の先端部が駆動軸8の外周面8a
に対して圧力に見合う強さで当接される、いわゆるセル
フシール機能を有することが好ましい。そのためには、
リップ部54は、圧力に追従する柔軟性を有する必要が
ある。本実施の形態においては、支持部55が配置され
る箇所を除いては、リップ部54の外周面54aの全体
に空間部60内の圧力が作用する構成であり、しかもゴ
ム製の支持部55は、駆動軸8にリップ部54を装着す
るときに該リップ部54の先端部が締め代相当分だけ外
周面側に押し広げられることに伴い、いわゆる撓み状態
となる。その結果、リップ部54には柔軟性が付与され
ることになる。このため、リップ部54は空間部60内
の圧力に対応して駆動軸8の外周面8aに当接すること
ができ、いわゆる圧力に対応したセルフシール機能が得
られる。
【0027】このように、本実施の形態に係る軸封装置
50は、リップ部54に対して、変形に対する抑制機能
と柔軟性とを併有するものであり、このことにより異常
摩耗を防止しつつ、好適なシール性を保持できるもので
ある。なお、変形に対抗する引張力の強さについては、
支持部55の数あるいは太さを変えることで自由に調整
することができ、そのことがリップ部54の柔軟性を調
整することにもなる。また、リップ部54に柔軟性が維
持されることで、駆動軸8に組付けたときの位置的なバ
ラツキ、例えば駆動軸8の中心軸線とリップ部54の中
心軸線とに多少のずれがあったような場合にあっても、
そのずれをリップ部54の柔軟性によって吸収すること
ができる。また、本実施の形態によれば、第1リップ5
1の製作時に支持部55を同時に形成することができる
ため、製造上有利である。
【0028】なお、本発明は上記の実施の形態のみに限
定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられ
る。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実
施することもできる。
【0029】(A)上述した実施の形態では、第1リッ
プ51の固定部52とリップ部54との間に支持部55
を一体に形成する場合について記載したが、この支持部
55の構成は、必要に応じて種々変更可能である。ここ
で、別の実施形態に係る第1リップを図4〜図10を用
いて説明する。なお、第1リップを除いて上述した実施
の形態と同一の構成要素については、同一符号を付して
説明を省略する。まず、図4に示す第1リップ151で
は、リップ部154の先端部154bにおいて、該リッ
プ部154の外周面154aと固定部152の内周面と
の間に、樹脂製または金属製の別体の支持部155が配
置されている。支持部155は径方向に延びる棒材から
なり、その端部がそれぞれ接着剤を介してリップ部15
4と固定部152に接合されている。すなわち、支持部
155はリップ部154の外周面と固定部152の内周
面とに連設されている。また、支持部155はリップ部
154の周方向に適宜間隔を置いて複数配置される。こ
のような構成によっても、前述した図2及び図3に示す
実施の形態とほぼ同様の作用効果を奏することができ
る。
【0030】また、図5に示す第1リップ251では、
リップ部254の先端部254bにおいて、該リップ部
254の外周面254aと固定部252の内周面との間
に、金属製あるいは樹脂製のコイルバネからなる支持部
255が配置され、その端部がそれぞれ接着剤を介して
リップ部254と固定部252に接合されている。すな
わち、支持部255はリップ部254の外周面と固定部
252の内周面とに連設されている。また、支持部25
5はリップ部254の周方向に適宜間隔を置いて複数配
置される。このような構成によっても、前述した図2及
び図3に示す実施の形態とほぼ同様の作用効果を奏する
ことができる。
【0031】また、図6に示す第1リップ351では、
リップ部354の外周面354aと固定部352の内周
面との間に、図2及び図3に示す実施の形態と同様の支
持部355を形成することに加え、リップ部354の内
周面側に、曲げ強度の高い金属製または樹脂製の保持部
材359を配置している。この保持部材359はリップ
部354の内周面に対応する略円筒形の保持部359a
と、該保持部359aから外側に延びる円盤部359b
とを有し、円盤部359bを第1リップ351と第2リ
ップ356とによって軸方向から挟持される構成として
いる。このような構成を採用したときは、支持部355
と、保持部材359との共同によって空間部60内の圧
力によるリップ部354の内周側への変形を効果的に抑
制することができる。
【0032】また、図7に示す第1リップ451では、
リップ部454の先端部454bの外周面454a側に
該リップ部454の軸方向に沿って延在する樹脂製また
は金属製の板バネから構成される支持部455を設けて
いる。この支持部455は、延在方向の途中に段差部4
55aを有しており、一端がリップ部454の外周面4
54aの先端部に接着剤を介して接合され、他端が円盤
部453の側面に接着剤を介して接合されている。すな
わち、支持部455はリップ部454の外周面と円盤部
453の側面とに連設されている。このような支持部4
55は、リップ部454の周方向に複数配設されてい
る。このような構成によるときも、前述した図2及び図
3に示す実施の形態とほぼ同様の作用効果を奏すること
ができる。
【0033】また、図8に示す第1リップ551では、
支持部555がリップ部554の外周面554a、固定
部552の内周面及び円盤部553の側面で囲まれる領
域全体に亙って連設されている。この実施形態での支持
部555は、径方向に延びる薄板によって形成されると
ともに、その薄板が周方向に所定間隔を置いて複数配設
されている。このような薄板からなる支持部555は、
第1リップ551の製造時に同時に一体成形され、薄板
間にリップ部554の外周面554aが形成される。こ
のような構成によっても、前述した図2及び図3に示す
実施の形態とほぼ同様の作用効果を奏することができ
る。
【0034】また、図9及び図10に示す第1リップ6
51では、支持部655は周方向に所定間隔を置いて配
置された多数の櫛歯状の可撓片655bを有する樹脂製
または金属製の筒体655aによって形成されている。
この支持部655は筒体655aがリップ部654の外
周面に被さるように嵌合され、可撓片655bがリップ
部654の外周面654aに接着剤を介して接合され
る。また、筒体655aはフランジ部655cを有し、
そのフランジ部655cが円盤部653の側面に接着剤
を介して接合されている。すなわち、支持部655はリ
ップ部654の外周面と円盤部653の側面とに連設さ
れている。このような構成によっても、前述した図2及
び図3に示す実施の形態とほぼ同様の作用効果を奏する
ことができる。
【0035】(B)また、上記実施の形態では、クラッ
チレスの可変容量圧縮機100の軸封装置50について
記載したが、クラッチ機構を有する圧縮機の軸封装置に
本発明を適用することもできる。また、圧縮機以外の軸
封装置に本発明を適用することもできる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リップ部材のリップ部を回転軸の外周面に当接させて該
回転軸の外周面をシールする軸封装置において、リップ
部の柔軟性を損なわずに該リップ部の変形を抑えること
ができ、その結果、リップ部の異常摩耗を低減あるいは
防止し、回転軸の外周面に関するシール性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る可変容量圧縮機の縦断面図
である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図2のA矢視図であり、軸封装置の全体を示
す。
【図4】別の実施の形態に係る第1リップの構成を示す
断面図である。
【図5】別の実施の形態に係る第1リップの構成を示す
断面図である。
【図6】別の実施の形態に係る第1リップの構成を示す
断面図である。
【図7】別の実施の形態に係る第1リップの構成を示す
断面図である。
【図8】別の実施の形態に係る第1リップの構成を示す
断面図である。
【図9】別の実施の形態に係る第1リップの構成を示す
断面図である。
【図10】図9の第1リップに適用される支持部の構成
を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック 2…フロントハウジング 8…駆動軸(回転軸)、8a…外周面 9…クランク室 50…軸封装置 51…第1リップ(リップ部材) 52…固定部(リップ本体) 54…リップ部 54a…外周面 54b…先端部 55…支持部 60…空間部 100…(可変容量)圧縮機 151…第1リップ(リップ部材) 154…リップ部 154a…外周面 155…支持部 251…第1リップ(リップ部材) 254…リップ部 254a…外周面 255…支持部 351…第1リップ(リップ部材) 354…リップ部 354a…外周面 355…支持部 359…保持部材 451…第1リップ(リップ部材) 454…リップ部 454a…外周面 455…支持部 551…第1リップ(リップ部材) 554…リップ部 554a…外周面 555…支持部 651…第1リップ(リップ部材) 654…リップ部 654a…外周面 655…支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小出 達也 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機内 Fターム(参考) 3H003 AA03 AB07 AC03 AD03 BC01 3J006 AE08 AE16

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング側に固定されるリップ本体
    と、そのリップ本体から延在されて内周面が回転軸の外
    周面に当接する変形可能なリップ部とを有するリップ部
    材を介して前記回転軸の外周面をシールする軸封装置で
    あって、 前記リップ部の外周面側には、該リップ部の内周面側へ
    の変形に対して引張力が作用する支持部と、前記ハウジ
    ング内の圧力を受ける受圧部が形成されていること特徴
    とする軸封装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の軸封装置であって、前
    記支持部は、前記リップ部の先端部に設定されているこ
    とを特徴とする軸封装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の軸封装置であ
    って、前記支持部がリップ部の周方向に所定間隔を置い
    て複数配設されていることを特徴とする軸封装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の軸封装
    置であって、前記支持部は、前記リップ部の外周面と前
    記リップ本体部とに連設されていることを特徴とする軸
    封装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の軸封装
    置であって、前記支持部は、弾性部材からなることを特
    徴とする軸封装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載された軸
    封装置を備えた圧縮機であって、前記回転軸が、圧縮機
    の圧縮機構を駆動する駆動軸であることを特徴とする圧
    縮機。
  7. 【請求項7】 ハウジングと回転軸との間に介装される
    リップ部材のリップ部を前記回転軸の外周面に当接させ
    てシールする軸封方法であって、 前記リップ部の外周面側に、該リップ部の内周面側への
    変形に対して引張力が作用する支持部及びハウジング内
    の圧力を受ける受圧部が形成されたリップ部を前記回転
    軸の外周面に当接させて該回転軸の外周面をシールする
    ことを特徴とする軸封方法。
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