JP2002115332A - 複合梁の補強構造及び複合梁と木製柱との接続構造 - Google Patents

複合梁の補強構造及び複合梁と木製柱との接続構造

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JP2002115332A
JP2002115332A JP2000311192A JP2000311192A JP2002115332A JP 2002115332 A JP2002115332 A JP 2002115332A JP 2000311192 A JP2000311192 A JP 2000311192A JP 2000311192 A JP2000311192 A JP 2000311192A JP 2002115332 A JP2002115332 A JP 2002115332A
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JP
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composite beam
wooden
lower flanges
sides
shaped
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JP2000311192A
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English (en)
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Kunio Oshitani
久仁男 押谷
Takeshi Matsukawa
武志 松川
Minoru Kimura
稔 木村
Hiroaki Saito
宏明 斉藤
Masaaki Kato
正章 加藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フランジを上下に対向した複合梁の曲げ強度
を高める。 【解決手段】 金属製のH型材1の上下に対向する両フ
ランジ2、2の外面に木製の梁外面板3を付設した複合
梁4の補強構造である。H型材のウエブ材の両側におい
て上下のフランジをボルトが貫通し、ボルトにナットを
螺合して上下のフランジを締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合梁の補強構造
及び複合梁と木製柱との接続構造に関し、詳しくは、フ
ランジを上下に対向した複合梁の曲げ強度を高めようと
する技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複合梁4’においては、図11に
示すように、金属製のH型材1の上下に対向する両フラ
ンジ2、2の外面に木製の梁外面板3、3を付設するの
であり、両面の木製の梁外面板3に釘打ち等がおこな
え、かつ、H型材1によるウエブ材wにて圧縮強度を充
分に受けることができて建材として有効なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複合梁4’
のH型材1は圧縮強度には充分に耐えることができる
が、上のフランジ2が下のフランジ2に対して回倒する
ことに起因してウエブ材wが曲がりやすく、複合梁の曲
げ強度が低いものとなるという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、フランジを上下に対向した複合梁の曲げ強
度を高めることができ、又、複合梁と木製柱との接続強
度を高めながら複合梁の曲げ強度を高めることができる
複合梁の補強構造及び複合梁と木製柱との接続構造を提
供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、金
属製のH型材1の上下に対向する両フランジ2、2の外
面に木製の梁外面板3を付設した複合梁4の補強構造で
あって、H型材のウエブ材wの両側において上下のフラ
ンジ2、2をボルト22、22が貫通し、ボルト22に
ナット23を螺合して上下のフランジ22、22を締結
していることを特徴とするものである。このような構成
によれば、ウエブ材wの両側のボルト22が引っ張り強
度部材として機能し、結果として、H型材1の曲げ強度
を大幅に高めることができる。
【0006】請求項2においては、金属製のH型材1の
上下に対向する両フランジ2、2の外面に木製の梁外面
板3を付設した複合梁4の補強構造であって、上下のフ
ランジ2、2間に引っ張り強度の高いパイプ材24をウ
エブ材wの両側に配設し、上下のフランジ2、2を貫通
するねじ具25、25をパイプ材24にねじ込んでいる
ことを特徴とするものである。このような構成によれ
ば、ウエブ材wの両側のパイプ材24が引っ張り強度部
材として機能し、結果として、H型材1の曲げ強度を大
幅に高めることができる。
【0007】請求項3においては、金属製のH型材1の
上下に対向する両フランジ2、2の外面に木製の梁外面
板3を付設した複合梁4と木製柱5との接合構造であっ
て、木製柱5の端面に接続金具9を取付け、複合梁4の
一方の梁外面板3における木製柱5の接合部分を切除し
て接合凹所11を形成し、木製柱5の端部を接合凹所1
1に挿入し、他方の梁外面板3及びH型材1の上下のフ
ランジ2、2をウエブ材wの両側においてボルト22が
貫通してナット23にて締結していることを特徴とする
ものである。このような構成によれば、複合梁4とH型
材1のフランジ2と木製柱5の金属製の接続金具9とを
連結することで、複合梁4と木製柱5との接続強度を高
めながら、他方の梁外面板3及びH型材1の上下のフラ
ンジ2、2をウエブ材wの両側において貫通するボルト
22が引っ張り強度部材として機能し、複合梁4と木製
柱5との接続構造を有効に利用することで、H型材1の
曲げ強度を大幅に高めることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1(a)は概略斜視図、同図(b)は断面図で
ある。図2は軸組みを示す斜視図である。図3は図2イ
部の斜視図である。図4は図2ロ部の斜視図である。図
8は門型フレーム13の配設位置を示す説明図である。
【0009】門型フレーム13は、木製柱5、5間に金
属製のH型材1の上下に対向する両フランジ2、2の外
面に木製の梁外面板3を付設した複合梁4を架設して構
成したものであり、木製外観の複合梁4と木製柱5との
接続強度を筋交いなどを使用しないで高めて耐荷重性を
高め、結果として門型フレーム13のスパンを広げて広
幅の建造物を木製外観で整然と構築するものである。
【0010】図6(b)に示すように、木製柱5の上端
面を覆う金属製の接続板7の下面に金属製の接続縦片8
を一体的に設けて略T型となる接続金具9を形成してい
る。接続縦板8には接続孔27を、接続片7には通孔2
9を形成している。木製柱5には端面に開口させて溝6
を形成している。接続縦片8を溝6に挿入して木製柱5
に水平横方向から打入されるピンのような接続具10に
て木製柱5に接続金具9を接続している。接続金具9は
図7(b)に示すように、二枚の接続縦片8、8を備え
るものであってもよい。
【0011】複合梁4の下面側の梁外面板3における木
製柱5の接合部分を切除して接合凹所11を形成してい
る。木製柱5の上端部を接合凹所11に挿入し、H型材
1の両フランジ2、2にウエブ材wの両側において長い
ボルト22を梁外面板3及び接続板7とともに貫通し、
ボルト22にナット23を螺合して上下のフランジ2、
2及び接続板7を締結するのである。この場合、ボルト
22の頭部は複合梁4の上面の梁外面板3の座ぐり穴1
5に挿入されている。
【0012】このような門型フレーム13は図2及び図
8に示すように、下階び上階に配設するのであり、下階
には例えば、ガレージ17、上階にはリビング18、キ
ッチン19及び狭幅とした門型フレーム13を使用する
子供室20等が構築されるものである。
【0013】このような構成によれば、複合梁4の金属
製のH型材1と木製柱5に取り付けた接続金具9とをボ
ルト22、ナット23で連結することで複合梁4と木製
柱5との接続強度を大幅に高めることができるのであ
り、筋交いなどを要することなく木製柱5、5の長いス
パン間に複合梁4を接続する門型フレーム13を得るこ
とができるのである。しかして、複合梁4及び木製柱5
において木製外観で釘打ちなどが可能であるという良さ
を活かしながら、間口の広い建物をコストを抑えて容易
に構築することができるものである。
【0014】更に、複合梁4とH型材1のフランジ2と
木製柱5の金属製の接続金具9とを連結することで、複
合梁4と木製柱5との接続強度を高めながら、他方の梁
外面板3及びH型材1の上下のフランジ2、2をウエブ
材wの両側において貫通するボルト22が引っ張り強度
部材として機能し、複合梁4と木製柱5との接続構造を
有効に利用することで、H型材1の曲げ強度を大幅に高
めることができるものである。
【0015】図9及び図10は他の実施の形態を示し、
但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通
であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省
略する。
【0016】本実施の形態においては、上記ボルト22
及びナット23に代えて、上下のフランジ2、2間に引
っ張り強度の高いパイプ材24をウエブ材wの両側に配
設し、上下のフランジ2、2を貫通するねじ具25、2
5をパイプ材24のねじ孔30にねじ込んでいるもので
ある。
【0017】本実施の形態においては、ウエブ材wの両
側のパイプ材24が引っ張り強度部材として機能し、結
果として、H型材1の曲げ強度を大幅に高めることがで
きるものである。尚、本実施の形態を図1乃至図9の実
施の形態に実施してもよいのは云うまでもない。
【0018】
【発明の効果】請求項1においては、金属製のH型材の
上下に対向する両フランジの外面に木製の梁外面板を付
設した複合梁の補強構造であって、H型材のウエブ材の
両側において上下のフランジをボルトが貫通し、ボルト
にナットを螺合して上下のフランジを締結しているか
ら、ウエブ材の両側のボルトが引っ張り強度部材として
機能し、結果として、H型材の曲げ強度を大幅に高める
ことができるという利点がある。
【0019】請求項2においては、金属製のH型材の上
下に対向する両フランジの外面に木製の梁外面板を付設
した複合梁の補強構造であって、上下のフランジ間に引
っ張り強度の高いパイプ材をウエブ材の両側に配設し、
上下のフランジを貫通するねじ具をパイプ材にねじ込ん
でいるから、ウエブ材の両側のパイプ材が引っ張り強度
部材として機能し、結果として、H型材の曲げ強度を大
幅に高めることができるという利点がある。
【0020】請求項3においては、金属製のH型材の上
下に対向する両フランジの外面に木製の梁外面板を付設
した複合梁と木製柱との接合構造であって、木製柱の端
面に接続金具を取付け、複合梁の一方の梁外面板におけ
る木製柱の接合部分を切除して接合凹所を形成し、木製
柱の端部を接合凹所に挿入し、他方の梁外面板及びH型
材の上下のフランジをウエブ材の両側においてボルトが
貫通してナットにて締結しているから、複合梁とH型材
のフランジと木製柱の金属製の接続金具とを連結するこ
とで、複合梁と木製柱との接続強度を高めながら、他方
の梁外面板及びH型材の上下のフランジをウエブ材の両
側において貫通するボルトが引っ張り強度部材として機
能し、複合梁と木製柱との接続構造を有効に利用するこ
とで、H型材の曲げ強度を大幅に高めることができると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示し、(a)は概略斜
視図、(b)は断面図である。
【図2】同上の軸組みを示す斜視図である。
【図3】図2イ部の斜視図である。
【図4】図2ロ部の斜視図である。
【図5】図2ハ部の斜視図である。
【図6】(a)は斜視図、(b)は接続金具の斜視図で
ある。
【図7】(a)は他の実施の形態の斜視図、(b)は接
続金具の斜視図である。
【図8】同上の門型フレームの設置位置を示す説明図で
ある。
【図9】同上の他の実施の形態の斜視図である。
【図10】(a)は同上のパイプ材の斜視図、(b)は
部分断面図である。
【図11】従来例を示し、(a)(b)は説明図であ
る。
【符号の説明】
1 H型材 2 フランジ 3 梁外面板 4 複合梁 22 ボルト 23 ナット w ウエブ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 稔 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 斉藤 宏明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 加藤 正章 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2E125 AA04 AA14 AB01 AC28 AG03 AG12 AG23 BE07 CA05 EA31 2E163 FA02 FA12 FF06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のH型材の上下に対向する両フラ
    ンジの外面に木製の梁外面板を付設した複合梁の補強構
    造であって、H型材のウエブ材の両側において上下のフ
    ランジをボルトが貫通し、ボルトにナットを螺合して上
    下のフランジを締結して成ることを特徴とする複合梁の
    補強構造。
  2. 【請求項2】 金属製のH型材の上下に対向する両フラ
    ンジの外面に木製の梁外面板を付設した複合梁の補強構
    造であって、上下のフランジ間に引っ張り強度の高いパ
    イプ材をウエブ材の両側に配設し、上下のフランジを貫
    通するねじ具をパイプ材にねじ込んで成ることを特徴と
    する複合梁の補強構造。
  3. 【請求項3】 金属製のH型材の上下に対向する両フラ
    ンジの外面に木製の梁外面板を付設した複合梁と木製柱
    との接合構造であって、木製柱の端面に接続金具を取付
    け、複合梁の一方の梁外面板における木製柱の接合部分
    を切除して接合凹所を形成し、木製柱の端部を接合凹所
    に挿入し、他方の梁外面板及びH型材の上下のフランジ
    をウエブ材の両側においてボルトが貫通してナットにて
    締結して成ることを特徴とする複合梁と木製柱との接続
    構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107143088A (zh) * 2017-07-10 2017-09-08 南京工业大学 抗冲切混凝土十形柱板节点及混凝土板节点
CN108894327A (zh) * 2018-07-24 2018-11-27 沈阳建筑大学 钢木组合柱及组装方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107143088A (zh) * 2017-07-10 2017-09-08 南京工业大学 抗冲切混凝土十形柱板节点及混凝土板节点
CN107143088B (zh) * 2017-07-10 2020-04-03 南京工业大学 抗冲切混凝土十形柱板节点及混凝土板节点
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