JP2002115121A - ポリエステルモノフィラメントおよびその用途 - Google Patents

ポリエステルモノフィラメントおよびその用途

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JP2002115121A
JP2002115121A JP2000304996A JP2000304996A JP2002115121A JP 2002115121 A JP2002115121 A JP 2002115121A JP 2000304996 A JP2000304996 A JP 2000304996A JP 2000304996 A JP2000304996 A JP 2000304996A JP 2002115121 A JP2002115121 A JP 2002115121A
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monofilament
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polyester monofilament
compound
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JP2000304996A
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English (en)
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Toyohiko Masuda
豊彦 増田
Shoji Aono
正二 青野
Yuhei Maeda
裕平 前田
Akira Kinoshita
明 木下
Takayuki Yamagami
隆之 山上
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Toray Monofilament Co Ltd
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Monofilament Co Ltd
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐加水分解性が改善されたポリエステルモノ
フィラメントおよびそのモノフィラメントを使用した工
業用織物を提供する。 【解決手段】 飽和ポリエステル(A)に対し、ポリス
チレン・部分エポキシ化ポリブタジエンブロック共重合
体(B)0.2〜15重量%および未反応のモノカルボ
ジイミド化合物(C)を0.02重量%以上含有させた
ポリエステル組成物から成り、かつ末端カルボキシル基
濃度がモノフィラメント106 gあたり7当量以下であ
るポリエステルモノフィラメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種工業用織物の
構成素材として有用な耐加水分解性の良好なポリエステ
ルモノフィラメント、およびこのポリエステルモノフィ
ラメントを少なくとも一部に使用してなる抄紙ドライヤ
ーカンバスに代表される工業用織物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルモノフィラメントは、優れ
た抗張力と寸法安定性を有することから、各種工業用資
材の構成素材として従来から広く用いられてきた。
【0003】しかしながら、ポリエステルモノフィラメ
ントは、高温・多湿などの加水分解されやすい条件下で
使用される用途、例えば抄紙用ドライヤーカンバスの構
成素材として使用した場合には、高温・高湿下で長期間
使用されるために、モノフィラメントが加水分解劣化に
よる強度低下を起こし、使用に耐えられなくなることが
あった。
【0004】高温・高湿下におけるポリエステルの加水
分解は、ポリエステル自体が保有するカルボキシル末端
基およびポリエステルが加水分解することによって発生
するカルボキシル末端基の触媒作用によって加速される
ため、このカルボキシル末端基を不活性化し、ポリエス
テルモノフィラメントおよびこのポリエステルモノフィ
ラメントを使用した製品の長寿命化を図る試みが従来か
ら種々行われてきた。
【0005】例えば、カルボジイミド化合物を添加する
ことにより、ポリエステルのカルボキシル末端基を不活
性化する方法(特公平1−15604号公報および特開
平4−289221号公報)が提案されている。
【0006】また、特開平7−258524号公報に
は、カルボジイミド化合物と共にポリオレフィン、ポリ
環状オレフィン、ポリスチレン等を含有させることによ
り、ポリエステル組成物およびポリエステルモノフィラ
メントの加水分解をより一層抑制する方法が提案されて
いる。
【0007】しかしながら、ポリエステルモノフィラメ
ントの主要な用途であるところの抄紙ドライヤーカンバ
スの使用条件は、抄紙の高速化に伴い益々過酷になって
いるため、ポリエステルモノフィラメントの耐加水分解
性にはより一層の改善が求められるようになっているの
が実情である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来技術における問題点の解決を課題として検討した結果
達成されたものである。
【0009】したがって、本発明の目的は、従来よりも
耐加水分解性が一層改善され、高温・高湿条件下におけ
る寿命の改善されたポリエステルモノフィラメントおよ
びこのポリエステルモノフィラメントを使用した抄紙ド
ライヤーカンバスを代表とする工業用織物を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、特定の共重合体
をポリエステルモノフィラメントに適用することによ
り、上記の目的が効果的に達成できることを見出し、本
発明に到達した。
【0011】すなわち、本発明のポリエステルモノフィ
ラメントは、飽和ポリエステル(A)を主成分とし、ポ
リスチレン・部分エポキシ化ポリブタジエンブロック共
重合体(B)0.2〜15重量%および未反応のモノカ
ルボジイミド化合物(C)0.02重量%以上含有させ
たポリエステル組成物から成り、かつ末端カルボキシル
基濃度がモノフィラメント106 gあたり7当量以下で
あることを特徴とする。
【0012】なお、本発明のポリエステルモノフィラメ
ントにおいては、前記ポリエステル組成物が、さらにポ
リオレフィン(d1)またはポリスチレン(d2)より
選ばれた少なくとも1種のポリマ(D)を0.1〜15
重量%および/または芳香族ポリカルボジイミド化合物
(E)を0.1〜3.0重量%含有することが好まし
い。
【0013】さらに、本発明のポリエステルモノフィラ
メントにおいては、前記飽和ポリエステル(A)がポリ
エチレンテレフタレートであること、前記モノカルボジ
イミド化合物(C)がN,N´−ジ−2,6−ジイソプ
ロピルフェニルカルボジイミドであること、および前記
芳香族ポリカルボジイミド化合物(E)が1,3,5−
トリス(1−メチルエチル)−2,4−ジイソシアナト
ベンゼンから合成されるポリカルボジイミドまたは1,
3,5−トリス(1−メチルエチル)−2,4−ジイソ
シアナトベンゼンと2,6−ジイソプロピルベンゼンジ
イソシアネートとの混合体から合成されるポリカルボジ
イミドであることが、いずれも好ましい条件として挙げ
られる。
【0014】また、本発明の工業用織物は、上記のポリ
エステルモノフィラメントを経糸または緯糸の少なくと
も一部に使用したことを特徴とし、これを抄紙ドライヤ
ーカンバスに適用した場合に最良の効果を発現する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0016】本発明のポリエステルモノフィラメントを
構成するところの飽和ポリエステル(A)ポリエステル
とは、ジカルボン酸成分とグリコール成分とからなるポ
リエステルである。
【0017】上記ジカルボン酸成分としては、テレフタ
ル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸
および1,4−シクロヘキサンジカルボン酸などが挙げ
られる。また、上記グリコール成分としては、エチレン
グリコール、プロピレングリコール、テトラメチレング
リコールおよび1,4−シクロヘキサンジメタノールな
どが挙げられる。上記のジカルボン酸成分の一部または
全部を、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸およびス
ルホン酸金属塩置換イソフタル酸などで置き換えてもよ
く、また、上記のグリコール成分の一部をジエチレング
リコール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘ
キサンジオールおよびポリアルキレングリコールなどで
置き換えてもよい。さらに、ペンタエリスリトール、ト
リメチロールプロパン、トリメリット酸、トリメシン酸
および硼酸などの鎖分岐剤を少量併用することもでき
る。また、ポリ乳酸などのヒドロキシカルボン酸の重縮
合ポリマも使用することができる。これらの中でも、ジ
カルボン酸成分の90モル%以上がテレフタル酸からな
り、グリコール成分の90モル%がエチレングリコール
からなるポリエチレンテレフタレート(以下、PETと
略記する)を、最も好適に使用することができる。
【0018】飽和ポリエステル(A)の極限粘度は、通
常は0.6以上であればよいが、0.7以上であること
がより好ましい。ここで、極限粘度とは、o−クロロフ
ェノール溶液中25℃で測定した粘度より求めた極限粘
度であり、〔η〕で表わされる値である(以下、この極
限粘度を〔η〕と略記する)。
【0019】飽和ポリエステル(A)は、公知のエステ
ル交換経由またはエステル化法などの方法で得たモノマ
やプレポリマを、溶融状態または溶液にて重縮合せしめ
たものであり、溶融重縮合に引き続いて固相重合により
さらに重合度を高めるなどして得ることもできる。
【0020】飽和ポリエステル(A)としては、溶融紡
糸前のカルボキシル末端基濃度(ポリエステル106
あたりの当量…以下、eq/PET106 gと略記す
る)が、20以下のものを使用するのが好ましく、15
以下のものを使用するのがさらに好ましい。
【0021】飽和ポリエステル(A)の溶融紡糸前のe
q/PET106 gの定量分析は、精秤したポリエステ
ル試料をo−クレゾール(水分5%)調整液に溶解し、
この溶液にジクロロメタンを適量添加した後、0.02
規定の水酸化カリウムメタノール溶液にて滴定すること
により測定することができる。
【0022】本発明のポリエステルモノフィラメントを
構成する飽和ポリエステル(A)を主体とするポリエス
テル組成物は、ポリスチレン・部分エポキシ化ポリブタ
ジエンブロック共重合体(B)(以下、ポリマ(B)と
いう)を0.2〜15重量%含有するものであり、ポリ
マ(B)の含有量が0.5〜13重量%であることがよ
り好ましい。ポリマ(B)の含有量が上記の範囲未満で
は、耐加水分解性の改良効果が不十分であり、また上記
の範囲を越えると、得られるポリエステルモノフィラメ
ントの強度が不十分となるため好ましくない。
【0023】上記ポリマ(B)であるポリスチレン・部
分エポキシ化ポリブタジエンブロック共重合体(B)
は、ハードセグメントであるポリスチレンユニットと、
ソフトセグメントであるジエン成分の不飽和2重結合の
一部をエポキシ化したポリブタジエンユニットとのブロ
ック共重合体(以下、PSGPB共重合体と略記する)
である。
【0024】上記したPSGPB共重合体におけるポリ
スチレンユニット(PS)とポリブタジエンユニット
(PB)との共重合重量比率は、PS:PB=40〜8
0:60〜20の範囲がであることが好ましく、50〜
70:50〜30の範囲であることがより好ましい。
【0025】また、上記したPSGPB共重合体におけ
る臭化水素により滴定したオキシラン酸素濃度は、0.
5〜4.0重量%であることが好ましく、0.7〜3.
5重量%であることがより好ましい。なお、ここでいう
オキシラン酸素濃度とは、PSGPB共重合体が含有す
るエポキシ基の酸素濃度であり、数値が大きいほどエポ
キシ基の含有量が多いことを示し、PSGPB共重合体
に対する重量%で表したものである。
【0026】上記したPSGPB共重合体としては、
“エポフレンド”(登録商標)(ダイセル化学工業
(株)製品、以下“エポフレンド”と略記する)が、市
販品として知られており、これを購入して使用すること
ができる。
【0027】本発明のポリエステルモノフィラメント
は、未反応のモノカルボジイミド化合物(C)を0.0
2重量%以上含有するものであり、0.05重量%以上
含有することがさらに好ましい。モノカルボジイミド化
合物(C)の含有量が上記の範囲未満では、耐加水分解
性の改良効果が不十分となるため好ましくない。
【0028】本発明に用いることのできるモノカルボジ
イミド化合物(以下、MCD化合物と略記する)として
は、例えば、N,N´−ジ−2,6−ジイソプロピルフ
ェニルカルボジイミド、N,N´−ジ−2,6−ジ−t
ert−ブチルフェニルカルボジイミド、N,N′−ジ
−2,6−ジエチルフェニルカルボジイミド、N,N′
−ジ−2−エチル−6−イソプロピルフェニルカルボジ
イミド、N,N′−ジ−2−イソブチル−6−イソプロ
ピルフェニルカルボジイミド、N,N′−ジ−2,4,
6−トリメチルフェニルカルボジイミド、N,N′−ジ
−2,4,6−トリイソプロピルフェニルカルボジイミ
ドおよびN,N′−ジ−2,4,6−トリイソブチルフ
ェニルカルボジイミドなどが挙げられる。さらには、こ
れらのMCD化合物の中から1種または2種以上の化合
物を任意に選択して飽和ポリエステル(A)のカルボキ
シル末端を封鎖すればよいが、耐熱性および反応性や飽
和ポリエステル(A)との親和性の点では、N,N´−
ジ−2,6−ジイソプロピルフェニルカルボジイミド
(以下、TICと略記する)が好ましく使用される。こ
のTICとしては、市販品である Rhein-Chemie 社製の
“STABAXOL”(登録商標)IまたはRaschig AG社製の
“Stabilizer”(登録商標)7000などを購入して使用す
ることができる。
【0029】ここで、本発明のポリエステルモノフィラ
メントが含有する未反応のMCD化合物の定量分析は、
次の手順(1)〜(5)で行ったものである。
【0030】(1)100mlメスフラスコに試料約2
00mgを秤取する、(2)ヘキサフルオロイソプロパ
ノール/クロロホルム(容量比1/1)2mlを加えて
試料を溶解させる、(3)試料が溶解したら、クロロホ
ルム8mlを加える、(4)アセトニトリル/クロロホ
ルム(容量比9/1)を徐々に加えポリマを析出させな
がら100mlとする、(5)試料溶液を目開き0.4
5μmのディスクフィルターで濾過し、高速液クロマト
グラフィーで定量分析する。高速液クロマトグラフィー
分析条件は、次の条件、すなわち カラム:Inertsil ODS−2 4.6mm
×250mm 異動相:アセトニトリル/水(容量比94/6) 流 量:1.5ml/min 試料量:20μl 検出器:UV(280nm)とした。
【0031】本発明のポリエステルモノフィラメント
は、末端カルボキシル基濃度(モノフィラメント106
gあたりの当量…以下、eq/MF106 gと略記す
る)が7以下であり、4当量以下であることがさらに好
ましい。eq/MF106 gが上記の範囲よりも多い
と、耐加水分解性の改良効果が不十分なものとなるため
好ましくない。
【0032】上記ポリエステルモノフィラメントのeq
/MF106 gの定量分析は、精秤したモノフィラメン
ト試料をo−クレゾール(水分5%)調整液に溶解し、
この溶液にジクロロメタンを適量添加した後、0.02
規定の水酸化カリウムメタノール溶液にて滴定すること
により測定することができる。
【0033】eq/MF106 gが7以下のポリエステ
ルモノフィラメントは、本発明のモノフィラメント製造
時に、飽和ポリエステル(A)のカルボキシル末端基と
付加反応するオキサゾリン類やカルボジイミド類などの
公知の化合物を添加して溶融混練することにより得るこ
とができるが、本発明のポリエステルモノフィラメント
が未反応のMCD化合(C)を特定量含有するものであ
ることから、上記したMCD化合物を使用することが好
ましい。
【0034】本発明のポリエステルモノフィラメントを
構成する飽和ポリエステル(A)を主体とするポリエス
テル組成物は、さらにポリオレフィン(d1)またはポ
リスチレン(d2)より選ばれた少なくとも1種のポリ
マ(D)(以下、ポリマ(D)と略記する)を、0.1
〜15重量%、好ましくは0.5〜12重量%含有する
ことが好ましく、これにより耐加水分解性の改良効果が
一層優れたものとなる。
【0035】このポリマ(D)の含有量が上記の範囲未
満では、耐加水分解性向上効果が十分に発揮できず、ま
た上記の範囲を越えると、ポリエステルモノフィラメン
トの強度が不十分となる傾向を生じる。
【0036】上記ポリマ(D)の1種であるポリオレフ
ィン(d1)とは、上述したポリマ(B)とは異なった
ポリマであり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリ−1−メチルペンテン−2、テトラシクロドデセン
などの環状オレフィンの開環重合体およびこれら重合体
の水素添加物、テトラシクロドデセンなどの環状オレフ
ィンとエチレンなどのα−オレフィンとの共重合体およ
びこの重合体の水素添加物などが挙げられ、これらの中
から1種以上を選択使用することができる。これらのポ
リオレフィン(d1)としては、各々国内外各社から広
く市販されているポリマを使用することができ、環状オ
レフィン(共)重合体としては、例えば“アペル”(登
録商標)(三井化学社製品)、“ゼオネックス”(登録
商標)(日本ゼオン社製品)および“ゼオノア”(登録
商標)(日本ゼオン社製品)などがあり、これらを購入
して使用することができる。
【0037】また、上記ポリマ(D)の1種であるポリ
スチレン(d2)とは、上述したポリマ(B)とは異な
ったポリマであり、例えばアタクチック構造のポリスチ
レン、アイソタクチック構造のポリスチレンおよびシン
ジオタクチック構造のポリスチレンなどを使用すること
ができ、スチレンを主体として他に少量のα−メチルス
チレンが共重合されていてもよく、これら中ではシンジ
オタクチック構造のポリスチレンが特に好ましく使用さ
れる。
【0038】これらのポリスチレン(d2)は、各々国
内外各社から広く市販されているポリマを使用すること
ができ、シンジオタクチック構造のポリスチレンとして
は市販品として“ザレック”(登録商標)(出光石油化
学社製品)が知られており、これを購入して使用するこ
とができる。
【0039】本発明のポリエステルモノフィラメントを
構成する飽和ポリエステル(A)を主体とするポリエス
テル組成物は、さらに芳香族ポリカルボジイミド化合物
(E)を0.1〜3.0重量%、特に0.15〜1.5
重量%含有することが、耐加水分解性向上効果が一層優
れたものとなるため好ましい。芳香族ポリカルボジイミ
ド化合物(E)の含有量が上記の範囲未満では、耐加水
分解性向上効果がに発揮できず、また上記の範囲を越え
ると、ポリエステルの溶融粘度が上昇し正常な溶融紡糸
が行い難くなる傾向を生じる。。
【0040】上記の芳香族ポリカルボジイミド化合物
(E)とは、1分子中に複数のカルボジイミド基を含有
する芳香族化合物のことであり、例えば、1,3,5−
トリス(1−メチルエチル)−2,4−ジイソシアナト
ベンゼンから合成されるポリカルボジイミド、2,6−
ジイソプロピルベンゼンジイソシアネートから合成され
るポリカルボジイミド、1,3,5−トリス(イソプロ
ピル)−2,4−ジイソシアナトベンゼンから合成され
るポリカルボジイミド、1,3,5−トリス(1-メチル
エチル)−2,4−ジイソシアナトベンゼンと2,6−
ジイソプロピルベンゼンジイソシアネートとの混合体か
ら合成されるポリカルボジイミド、1,3,5−トリス
(1-メチルエチル)−2,4−ジイソシアナトベンゼン
と1,3,5−トリス(イソプロピル)−2,4−ジイ
ソシアナトベンゼンとの混合体から合成されるポリカル
ボジイミドおよび2,6−ジイソプロピルベンゼンジイ
ソシアネートと1,3,5−トリス(イソプロピル)−
2,4−ジイソシアナトベンゼンとの混合体から合成さ
れるポリカルボジイミドなどを挙げることができるが、
これらに限定される物ではない。また、芳香族ポリカル
ボジイミド化合物(E)は、分子末端にイソシアネート
基を含有するものであってもよい。
【0041】これらの芳香族ポリカルボジイミド化合物
(E)の中では、1,3,5−トリス(1−メチルエチ
ル)−2,4−ジイソシアナトベンゼンから合成される
ポリカルボジイミドおよび1,3,5−トリス(1−メ
チルエチル)−2,4−ジイソシアナトベンゼンと2,
6−ジイソプロピルベンゼンジイソシアネートとの混合
体から合成されるポリカルボジイミドが特に好ましく、
これらの(E)芳香族ポリカルボジミド化合物の平均分
子量は、2,000〜16,000、特に2,500〜
12,000の範囲にあることが好ましい。
【0042】上記芳香族ポリカルボジミド化合物(E)
(以下、PCD化合物と略記する)の市販品としては、
平均分子量3,000の“STABAXOL”(登録商標)P
(バイエル社製品)および平均分子量10,000の
“STABAXOL”(登録商標)P100(バイエル社製品)
を入手することができる。
【0043】また、上記PCD化合物は、マスターバッ
チとして添加することができ、このPCD化合物マスタ
ーバッチの市販品としては、PET中に平均分子量1
0,000の“STABAXOL”(登録商標)P100を15
重量%含有する“STABAXOL”(登録商標)KE7646(バイ
エル社製品)、同じく“STABAXOL”(登録商標)KE9291
(バイエル社製品)および平均分子量3,000の“ST
ABAXOL”(登録商標)Pを8重量%と平均分子量10,
000の“STABAXOL”(登録商標)P100を7重量%
含有する“STABAXOL”(登録商標)KE8059などを入手す
ることができる。
【0044】本発明のポリエステルモノフィラメントに
おける飽和ポリエステル(A)の含有量は任意である
が、好ましくは80重量%以上である。
【0045】本発明のポリエステルモノフィラメントの
製造は、次のような方法を採用することにより行うこと
ができる。ただしこれに限定されるものではない。
【0046】例えば、定法によって乾燥した飽和ポリエ
ステル(A)とポリマ(B)と、必要に応じてポリマ
(D)、PCD化合物(E)を計量しながら、或いは予
め計量混合し、先端に紡糸ヘッドを備えた1軸または2
軸エクストルダーに供給し、同時に、溶融させたMCD
化合物(C)を計量しながらエクストルダー混練部入口
〜紡糸ヘッド手前までの間で添加して溶融混練した後、
ギヤポンプで計量し、濾過層などを経て紡糸口金から溶
融紡出し、延伸・熱セットなどを必要に応じて行い、巻
き取ることにより行われる。
【0047】また、上記したポリエステルモノフィラメ
ントの製造時において、ポリマ(B)とポリマ(D)と
は、予め溶融混練して製造したペレットを使用すること
も好ましく、さらには飽和ポリエステル(A)とポリマ
(B)もしくは飽和ポリエステル(A)、ポリマ(B)
およびポリマ(D)とを予め溶融混練して製造したペレ
ットを使用することも好ましい。
【0048】MCD化合物(C)の添加量は、使用する
飽和ポリエステル(A)のカルボキシル末端基濃度とポ
リエステルが紡糸時に溶融混練される工程で発生するカ
ルボキシル末端基濃度およびポリエステルモノフィラメ
ントに含有させる未反応のMCD化合物(C)の量との
合計量を考慮して決定する。
【0049】本発明のポリエステルモノフィラメントは
1本の単糸からなる連続糸である。本発明のポリエステ
ルモノフィラメントの断面形状はいかなるものでもよ
く、例えば丸、楕円、3角、T、Y、H、+、5葉,6
葉,7葉,8葉などの多葉形状、正方形、長方形、菱
形、繭型、馬蹄型およびドッグボーン型などを挙げるこ
とができ、また、これらの形状を一部変更したものであ
ってもよい。また、使用に当たってはこれら各種断面形
状のフィラメントを適宜組み合わせて用いることができ
る。また、モノフィラメントの必要強度は用途により異
なるが、概ね2.5cN/dtex以上が好ましい。
【0050】本発明のポリエステルモノフィラメントの
太さは、繊維軸と垂直な糸断面の重心を通る相対する2
辺間の線分の長さで定義され、0.1〜4.0mmの範
囲が好ましい。
【0051】本発明のポリエステルモノフィラメント
は、目的に応じて酸化チタン、酸化ケイ素、炭酸カルシ
ウム、チッ化ケイ素、クレー、タルク、カオリン、ジル
コニウム酸などの各種無機粒子や架橋高分子粒子、各種
金属粒子などの粒子類の他、従来公知の抗酸化剤、金属
イオン封鎖剤、イオン交換剤、着色防止剤、耐光剤、包
接化合物、帯電防止剤、各種着色剤など、ワックス類、
シリコーンオイル、各種界面活性剤、各種強化繊維類な
どの他、エチレン・四弗化エチレン共重合体,ポリ弗化
ビニリデン,四弗化エチレン・六弗化プロピレン・弗化
ビニリデン3元共重合体およびポリ四弗化エチレンなど
の各種フッ素樹脂類、ポリフェニレンスルフィド類、ポ
リアミド類、エチレン・グリシジルメタクリレート共重
合体,エチレン・アクリレート共重合体,メチルメタク
リレート重合体などのポリアクリレート類、各種ゴム
類、アイオノマー類、ポリウレタン類およびその他熱可
塑性エラストマー類などのポリマなどを含有することが
できる。
【0052】かくして得られる本発明のポリエステルモ
ノフィラメントは、耐加水分解性が従来のものより優れ
ていることから、ドライヤーカンバス、プレスフェルト
基布およびワイヤーなどの抄紙機用織物、およびフィル
ター、搬送ベルトなどの各種工業用織物の構成素材とし
て好適であり、特に優れた耐加水分解性を必要とする抄
紙ドライヤーカンバスの構成素材として好適である。
【0053】本発明の工業用織物とは、織物を構成する
緯糸および/または経糸の少なくとも一部に、上記した
本発明のポリエステルモノフィラメントを用いて製織し
たものである。
【0054】この工業用織物の織り方は、用途によって
適宜選択することができ、例えば、平織り、綾織り、2
重織りおよび3重織りなど公知の織り方を採用すること
ができる。
【0055】本発明でいう工業用織物の具体例として
は、抄紙ドライヤーキャンバス、抄紙ワイヤー、フィル
ター、コンベアベルトおよびスクリーン用紗などが挙げ
られるが、特に抄紙ドライヤーキャンバスに適用する際
に優れた効果を得ることができる。
【0056】以下に実施例をもって本発明を更に詳細に
説明する。
【0057】
【実施例】なお、以下の実施例におけるモノフィラメン
トの耐加水分解性の評価は、(株)平山製作所製 飽和
型超加速寿命試験装置 PC−305SIIIを使用し
て、155℃で18時間の条件で加水分解を行ったモノ
フィラメントのカルボキシル末端基濃度を求める方法に
より行った。ポリエステル分子は加水分解反応の進行に
伴ってカルボキシル末端基濃度が増加する性質を有して
おり、加水分解処理後のカルボキシル末端基濃度が低い
ほど耐加水分解性が良好で、高温高湿下で長期間の使用
に耐えるものであることを表す。 [参考例1(PETの製造)]ジメチルテレフタレート
100重量部、エチレングリコール80重量部、酢酸マ
ンガン0.05重量部および三酸化アンチモン0.03
重量部を反応缶に仕込み、撹拌下130℃〜230℃に
昇温しながらメタノールを流出させてエステル交換反応
せしめた後、リン酸85%水溶液0.0035重量部を
添加し、常圧下30分間235℃に加熱して過剰のエチ
レングリコールを留出し、次いで、得られた低重合体を
235から285℃まで加熱昇温し、かつ減圧にして重
縮合を行い、[η]:0.70、末端カルボキシル基濃
度16eq/PET106 gのPETを得た。
【0058】このポリマを直径が約3mmで長さが約4
mmのサイズにチップ化した後、回転式・減圧・加熱固
相重合装置を用いて、235℃、10時間、真空度13
3Pa以下で固相重合して、[η]:0.94、末端カ
ルボキシル基濃度10eq/PET106 gの固相重合
PETチップを得た。 [実施例1〜32,比較実施例1〜2]飽和ポリエステ
ル(A)として参考例1で得た固相重合PETチップ、
ポリマ(B)として“エポフレンド”A1005(スチ
レン/ブタジエン重量比:60/40,オキシラン酸素
濃度:0.8〜0.9重量%,JIS K7210によ
って測定したJIS A硬度:70)または“エポフレ
ンド”A1020(スチレン/ブタジエン重量比:60
/40,オキシラン酸素濃度:3.0〜3.3重量%,
JIS A硬度:65)、ポリマ(D)としてポリエチ
レン(三井化学社製品、“ノーブレン”、(以下、P
E)と略記する)もしくはシンジオタクチック構造のポ
リスチレンである“ザレック”(以下、SPSと略記す
る)、MCD化合物(C)としてTIC(“STABILIZE
R”7000(Raschig AG社製品))、およびPCD化合物
(E)として“STABAXOL”P-100 (以下、P100と略
記する)を使用し、これらを各々表1記載の量比で計量
しながらエクストルーダ型の紡糸機を用いて285℃で
溶融混練紡糸し、70℃の温水浴で冷却後、延伸・熱セ
ットすることにより、直径0.40mmの円形断面を有
し、末端カルボキシル基濃度(以下、COOH基濃度と
略記する)がそれぞれ表1記載の濃度であるポリエステ
ルモノフィラメントを得た。各々のポリエステルモノフ
ィラメントの組成、モノフィラメント強度および加水分
解後のCOOH基濃度の測定結果を表1に併記する。
【0059】
【表1】 表1の結果から明らかなように、ポリマ(B)を含有し
ない比較実施例1のポリエステルモノフィラメントは、
未反応MCD化合物(C)の含有量が0.02重量%よ
りも少ないために、加水分解時におけるCOOH末端基
の不活性化が十分に行われず、加水分解後のCOOH末
端基濃度が182eq/MF106 gと高く、耐加水分
解性が不十分であった。
【0060】一方、実施例1〜15の本発明のポリエス
テルモノフィラメントは、ポリマ(B)、未反応のMC
D化合物(C)、ポリマ(D)および芳香族PCD化合
物(E)を本発明の範囲の濃度で含有しているために、
加水分解後のモノフィラメントのCOOH末端基濃度
が、上記した比較実施例1のポリエステルモノフィラメ
ントよりも低く、耐加水分解性が優れたものであること
がわかる。
【0061】また、比較実施例2のポリエステルモノフ
ィラメントは、耐加水分解性は良好なものの、ポリマ
(B)の含有量が20重量%と多いために、強度が低く
実用に耐えないものであった。 [実施例33〜38、比較実施例3]実施例1,8,1
2,17,22,27および比較実施例1で得られたポ
リエステルモノフィラメントを、経糸および緯糸に用い
て、7種の抄紙ドライヤー用綾織カンバスを作成した。
このカンバスを中性紙抄紙機のドライヤーに装着し、1
40℃で4か月間、紙の乾燥に使用した後、カンバスを
取り外した。このカンバスの経糸の強力残存率の測定結
果を表2に示す。
【0062】
【表2】 表2の結果から明らかなように、本発明のポリエステル
モノフィラメント(実施例1,8,12,17,22,
27で得たポリエステルモノフィラメント)を使用した
抄紙ドライヤーカンバスは、比較実施例1のポリエステ
ルモノフィラメントを使用した抄紙ドライヤーカンバス
と比較して、同一期間使用した後のカンバス構成モノフ
ィラメントの強力保持率が高いことから、優れた耐加水
分解性を有するものであり、工業用織物として有用なも
のである。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリエス
テルモノフィラメントは、耐加水分解性が従来のものよ
り優れたものであり、ドライヤーカンバス、プレスフェ
ルト基布およびワイヤーなどの抄紙機用織物、およびフ
ィルター、搬送ベルトなどの各種工業用織物の構成素材
として好適であり、特に優れた耐加水分解性を必要とす
る抄紙ドライヤーカンバスの構成素材として好適であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D03D 1/00 D03D 1/00 D 15/00 15/00 E D21F 7/08 D21F 7/08 A //(C08L 67/02 (C08L 67/02 63:08) 63:08) (C08L 67/02 (C08L 67/02 63:08 63:08 23:00) 23:00) (C08L 67/02 (C08L 67/02 63:08 63:08 25:04) 25:04) (72)発明者 青野 正二 静岡県三島市4845番地 東レ株式会社三島 工場内 (72)発明者 前田 裕平 静岡県三島市4845番地 東レ株式会社三島 工場内 (72)発明者 木下 明 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内 (72)発明者 山上 隆之 愛知県岡崎市昭和町字河原1番地 東レ・ モノフィラメント株式会社内 Fターム(参考) 4J002 BB003 BB033 BB123 BB173 BB203 BC023 BP012 CD182 CE003 CF031 CF061 ER006 ER007 FD206 FD207 GK00 4L035 BB31 DD14 EE20 FF01 4L048 AA20 AA21 AA42 AA56 AB10 AC00 BA02 CA00 DA39 4L055 CF30 EA29 EA32 FA30

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飽和ポリエステル(A)を主成分とし、
    ポリスチレン・部分エポキシ化ポリブタジエンブロック
    共重合体(B)0.2〜15重量%および未反応のモノ
    カルボジイミド化合物(C)0.02重量%以上とを含
    有させたポリエステル組成物から成り、かつ末端カルボ
    キシル基濃度が該モノフィラメント106gあたり7当
    量以下であることを特徴とするポリエステルモノフィラ
    メント。
  2. 【請求項2】 前記ポリエステル組成物が、さらにポリ
    オレフィン(d1)またはポリスチレン(d2)より選
    ばれた少なくとも1種のポリマ(D)を0.1〜15重
    量%含有することを特徴とする請求項1に記載のポリエ
    ステルモノフィラメント。
  3. 【請求項3】 前記ポリエステル組成物が、さらに芳香
    族ポリカルボジイミド化合物(E)を0.1〜3.0重
    量%含有することを特徴とする請求項1または2に記載
    のポリエステルモノフィラメント。
  4. 【請求項4】 前記飽和ポリエステル(A)がポリエチ
    レンテレフタレートであることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載のポリエステルモノフィラメン
    ト。
  5. 【請求項5】 前記モノカルボジイミド化合物(C)
    が、N,N´−ジ−2,6−ジイソプロピルフェニルカ
    ルボジイミドであることを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載のポリエステルモノフィラメント。
  6. 【請求項6】 前記芳香族ポリカルボジイミド化合物
    (E)が、1,3,5−トリス(1−メチルエチル)−
    2,4−ジイソシアナトベンゼンから合成されるポリカ
    ルボジイミドまたは1,3,5−トリス(1−メチルエ
    チル)−2,4−ジイソシアナトベンゼンと2,6−ジ
    イソプロピルベンゼンジイソシアネートとの混合体から
    合成されるポリカルボジイミドであることを特徴とする
    請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリエステルモノ
    フィラメント。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載のポ
    リエステルモノフィラメントを経糸または緯糸の少なく
    とも一部に使用したことを特徴とする工業用織物。
  8. 【請求項8】 抄紙ドライヤーカンバスであることを特
    徴とする請求項7記載の工業用織物。
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