JP6577579B2 - 高い耐摩耗性及び形状安定性並びに低い滑り摩擦を有するモノフィラメント、それでできたテクスタイル平坦形成物、及びその使用 - Google Patents

高い耐摩耗性及び形状安定性並びに低い滑り摩擦を有するモノフィラメント、それでできたテクスタイル平坦形成物、及びその使用 Download PDF

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Description

本発明は、特に高い機械的負荷下に高湿高温環境中で使用されるテクスタイル平坦形成物の製造に使用できる、モノフィラメントに関する。
本発明によるモノフィラメントから製造されるテクスタイル平坦形成物は、多孔性抄紙用具(poroese Papiermaschinenbespannungen)のための円筒形シーブとして好ましく使用できる。これは、特に好ましくは、抄紙機のシート形成部分に使用される。
抄紙機のシート形成部分に使用される成形スクリーンの裏地は、この部分に優勢な圧比(吸引ボックス)の故に、高い摩擦に曝される。それ故、このスクリーンの裏地上には、これまでは、ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」と称する)からなるモノフィラメント及びポリアミドからなるモノフィラメントが交互に使用されてきた。この組み合わせは、純粋なPETと比べて、耐摩耗性に優れることが分かっている。この方策の欠点は、ポリアミドの比較的高い吸水性の故に、織物の緯糸材料が伸張する。これは、スクリーンの縁領域において、スクリーンの縁の望ましくない立ち上がり(「エッジカール」)を招く。
DE102004041755A1(特許文献1)は、脂肪族−芳香族ポリエステルと、平均径が100nm未満の無機酸化物からなる球状粒子とを含む繊維を開示している。この文献には、そこに記載の繊維の耐摩耗性を、ポリカーボネートを加えることにより向上できることが開示されている。熱可塑性エラストマー性コポリマーの使用は開示されていない。
EP387395A2(特許文献2)は、PET60〜90%、熱可塑性ポリウレタンエラストマー(以下、「TPU」とも称する)10%〜40%、及びカルボジイミド5%までの混合物からなるモノフィラメントを記載している。
これらのモノフィラメントは、裏緯に使用された時にエッジカールを防ぐ。経糸とのナックルでのみ、より軟質な材料による僅かな平坦化が現れる。それによって、抄紙機中の成形スクリーンの脱水性能が影響を受ける。
DE4410399A1(特許文献3)は、200〜230℃の範囲の比較的低い融点を有する変性されたPETを使用することによってこの問題を回避している。DE19511852A1(特許文献4)は、TPUを、未変性PETと一緒に紡いだ熱可塑性ポリエステルエラストマー(以下、「TPE−E」と称する)に代えることによる他の解決策を挙げている。
DE102006012048A1(特許文献5)は、熱可塑性及び弾性コポリエステルと、様々なジカルボン酸またはそれのポリエステル形成性誘導体から誘導された熱可塑性ポリエステルコポリマーとの組み合わせを含む溶融紡糸されたポリエステル糸を開示している。これらの糸は、非常に良好な耐摩耗性及び同時に高い形状安定性を特色とする。
熱可塑性エラストマーを成分として含む上記の耐摩耗性のモノフィラメントはその全てが、緯糸に使用された熱可塑性エラストマー中の軟質セグメントの存在によって、これらの緯糸が、織物のナックルにおいて強く平坦化し、これが、スクリーンの脱水性能を低下させるという欠点を持つ。
DE19511853A1(特許文献6)では、この問題は、モノフィラメントが、PETでできたコアと、変性PETを含むTPE−Eからなる混合物でできたシェルからなることによって部分的に解決されている。しかし、比較的長い期間の運転の後に、シェル材料が摩耗し、PETでできたコアが裸出して摩擦に曝される。
更に、本発明によるモノフィラメントは、驚くべき程に小さい滑り抵抗を有し、そのため、機械の駆動力の明らかな減少、典型的には、従来のモノフィラメントでできたスクリーンと比較して10%超える減少を可能とすることが判明した。
DE102004041755A1 EP387395A2 DE4410399A1 DE19511852A1 DE102006012048A1 DE19511853A1
本発明の課題は、高湿高温環境中で高い堅牢性を示し、低い滑り摩擦並びに一方では非常に良好な耐摩耗性を示し、他方では極めて形状安定性に優れ、そうしてエッジカールも、ナックルでの平坦化も大幅に避けられる、材料の組み合わせを提供することである。
この課題は、選択された成分の混合物から製造されたモノフィラメントの提供によって解消される。
それ故、本発明は、
a)ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、ジカルボン酸で変性されたポリエチレンナフタレート、またはこれらの組み合わせの群から選択されたポリエステル原料60〜85重量%、
b)熱可塑性エラストマー性ブロックコポリマー14.4〜30重量%、
c)ポリカーボネート0.05〜10重量%、及び
d)カルボジイミド安定化剤0.1〜10重量%、
を含む(量の値は、モノフィラメントの総量を基準とする)、ポリエステルモノフィラメントに関する。
添加されたポリカーボネートによって、ポリマー混合物が架橋されることが判明した。これは、それから製造されたモノフィラメントの形状安定性の向上という結果となる。カルボジイミドの添加によって架橋を更に増強し得ることは特に驚くべきことである。
成分a)のポリエステルとしては、本発明では、ポリエチレンテレフタレート−及び/またはポリナフチレンテレフタレート原料が使用され、これらの原料が、紡糸、延伸、場合よっては及び緩和の後に、上記の特性プロフィルを備えたモノフィラメントを与える。
これは、ポリエチレンテレフタレートホモポリマーもしくはポリエチレンナフタレートホモポリマー、またはポリエチレンテレフタレート単位もしくはポリエチレンナフタレート単位含有コポリマーである。すなわち、これらのポリマーは、エチレングリコール並びにテレフタル酸、ナフタレンジカルボン酸もしくはそれのポリエステル形成性誘導体、例えばジカルボン酸エステルもしくは塩化物、及び場合によっては更に別のジカルボン酸もしくはそれのポリエステル形成性誘導体から誘導される。
これらの熱可塑性ポリエステルはそれ自体既知である。熱可塑性コポリエステルa)の構成ブロックは、上記のエチレングリコール並びに上記のジカルボン酸または対応して構成されたポリエステル形成性誘導体である。成分a)のポリエステルの主たる酸構成分は、エチレングリコールの他、テレフタル酸及び/またはナフタレンジカルボン酸であり、場合によってはこれらと一緒に、比較的小割合の、好ましくはジカルボン酸の総量を基準に30モル%までの他の芳香族及び/または脂肪族及び/または環状脂肪族ジカルボン酸、好ましくは芳香族化合物、例えばフタル酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸または特にイソフタル酸、及び/または脂肪族ジカルボン酸、例えばアジピン酸またはセバシン酸である。
エチレングリコールの他に、少量の、例えばアルコールの総量を基準にして30モル%までの適切な二価アルコールを使用することができる。それの典型例は、脂肪族及び/または環状脂肪族ジオール、例えばプロパンジオール、1,4−ブタンジオール、シクロヘキサンジメタノールまたはそれらの混合物である。
好ましい成分a)の例は、ポリナフタレート単位の他に、アルキレングリコール、特にエチレングリコール、及び脂肪族及び/または芳香族ジカルボン酸、例えばアジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸またはイソフタル酸から誘導される他の単位を有する、コポリエステルである。
好ましく使用される成分a)は、ポリエチレンテレフタレートであるか、あるいはジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、特に芳香族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートまたは脂肪族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートである。
就中特に好ましく使用される成分a)は、芳香族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、特にイソフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、またはフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレートである。
同様に就中特に好ましく使用される成分a)は、脂肪族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、特にアジピン酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、またはセバシン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートである。
成分a)の本発明に従い使用されるポリエステルは、通常は少なくとも0.60dl/g、好ましくは0.60〜1.05dl/g、特に好ましくは0.62〜0.93dl/gの溶液粘度(IV値)(ジクロロ酢酸(DCE)中で25℃で測定)を有する。
成分b)の熱可塑性かつエラストマー性ブロックコポリマーは、様々なタイプのものであることができる。このようなブロックコポリマーは当業者には既知である。
成分b)の例は、熱可塑性かつエラストマー性ポリウレタン(TPE−U)、熱可塑性かつエラストマー性ポリエステル(TPE−E)、熱可塑性かつエラストマー性ポリオレフィン(TPE−O)、及び熱可塑性かつエラストマー性スチレンブロックコポリマー(TPE−S)である。
熱可塑性かつエラストマー性ブロックコポリマーb)は、様々なモノマーの組み合わせから構成することができる。一般的に、これは、いわゆる硬質及び軟質セグメントからなるブロックである。軟質セグメントは、TPE−U及びTPE−Eでは、典型的にはポリアルキレングリコールエーテルから誘導される。硬質セグメントは、TPE−U及びTPE−Eでは、典型的には短鎖ジオールまたはジアミンから誘導される。ジオールまたはジアミンの他に、硬質及び軟質セグメントは、脂肪族、環状脂肪族及び/または芳香族ジカルボン酸またはジイソシアナートから構成される。
熱可塑性ポリオレフィンの例は、エチレン−プロピレン−ブタジエンからなるブロック及びポリプロピレンからなるブロックを含むブロックコポリマー(EPDM/PP)、またはニトリル−ブタジエンからなるブロック及びポリプロピレンからなるブロックを含むブロックコポリマー(NBR/PP)である。
熱可塑性かつエラストマー性スチレンブロックコポリマーの例は、スチレン−エチレンからなるブロック及びプロピレン−スチレンからなるブロックを含むブロックコポリマー(SEPS)、またはスチレン−エチレンからなるブロック及びブタジエン−スチレンからなるブロックを含むブロックコポリマー(SEBS)、またはスチレンからなるブロック及びブタジエンからなるブロックを含むブロックコポリマー(SBS)である。
熱可塑性かつエラストマー性ブロックコポリマーとは、本明細書の枠内では、室温では典型的なエラストマーと同様に挙動するが、熱を供給されると可塑変性でき、それ故、熱可塑性の挙動を示すブロックコポリマーのことである。これらの熱可塑性かつエラストマー性ブロックコポリマーは、ポリマー分子が分解することなく、熱をかけると消失する物理的な架橋点(例えば副原子価力または微結晶)を部分領域において有する。
成分b)として熱可塑性ポリエステルエラストマーを含むポリエステルモノフィラメントが好ましい。
好ましくは、芳香族ジカルボン酸及び脂肪族ジオール並びにポリアルキレングリコールから誘導される繰り返し構造単位を含むコポリエステルが成分b)として使用される。
好ましく使用される熱可塑性ポリエステルエラストマーb)は、テレフタル酸、エチレングリコール及びポリエチレングリコールから、テレフタル酸、ブチレングリコール及びポリエチレングリコールから、テレフタル酸、ブチレングリコール及びポリブチレングリコールから、ナフタレンジカルボン酸、エチレングリコール及びポリエチレングリコールから、ナフタレンジカルボン酸、ブチレングリコール及びポリエチレングリコールから、ナフタレンジカルボン酸、ブチレングリコール及びポリブチレングリコールから、テレフタル酸、イソフタル酸、エチレングリコール及びポリエチレングリコールから、テレフタル酸、イソフタル酸、ブチレングリコール及びポリエチレングリコールから、及びテレフタル酸、イソフタル酸、ブチレングリコール及びポリブチレングリコールから誘導される繰り返し構造単位を含む。
特に、成分b)としては、ポリブチレンテレフタレートブロック及びポリエチレングリコールテレフタレートブロックを含むブロックコポリマーが使用される。
成分b)のポリマーは商業的に入手可能であり、例えばHytrel(登録商標)(DuPont/US)、Heraflex(登録商標)E(Radicinovacips/IT)、Arnitel(登録商標)(DSM Engineering Plastics/NL)、またはKeyflex(登録商標)(LG Chemical/KR)として入手できる。
成分c)としては、ポリカーボネートが使用される。これは、ポリエステルの群から、より正確に言えば、炭酸と二価のアルコールとのポリマー性エステルの群からのプラスチックである。好ましくは、ビスフェノール類、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)から誘導されるポリカーボネートが使用される。ポリカーボネートは、Makrolon(登録商標)(Bayer)またはLexan(登録商標)(Sabic)の商品名で販売されている。
ビスフェノールAから誘導されるポリカーボネートの他、ビスフェノールSから、テトラメチルビスフェノールAから、または1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン(BPTMC)から誘導されるタイプも販売されている。ポリカーボネートは一般式に非晶質であり、微結晶の割合は5%未満である。これらは、高い堅牢性、衝撃強さ、剛性及び高度を特色とする。ポリカーボネートは、風化作用及び放射線作用に対して非常に安定している。
好ましいものは、ビスフェノール類、特にビスフェノールAから誘導されたポリカーボネートを成分c)として含むポリエステルモノフィラメントである。
本発明によるポリエステルモノフィラメントは、カルボジイミドによって安定化されている。これは、成分d)として、紡糸可能な材料に加えられる。
好ましくは、ポリエステルモノフィラメントは、遊離のカルボキシル基含有率が10mval/kg以下、好ましくは5mval/kg以下、特に2mVal/kg以下で製造される。
これは、遊離のカルボキシル基を閉鎖するための手段である成分d)の添加によって達成される。
このように仕上げされたポリエステルモノフィラメントは、加水分解に対して安定化されており、そして特に、高湿高温環境中で、例えば抄紙機中でまたはフィルターとして使用するのに適している。
就中非常に好ましくは、成分d)としてポリマー性カルボジイミドが使用される。
カルボジイミドは、Stabaxol(登録商標)(Rheinchemie)の商品名で販売されている。
本発明によるポリエステルモノフィラメント中の成分a)、b)、c)及びd)の量は、上記の範囲内で選択することができる。
本発明によるポリエステルモノフィラメント中の成分a)の割合は、モノフィラメントの総量を基準にして、典型的には60〜85重量%、好ましくは65〜80重量%、非常に特に好ましくは70〜80重量%である。
本発明によるポリエステルモノフィラメント中の成分b)の割合は、モノフィラメントの総量を基準にして、典型的には14.4〜30重量%、好ましくは15〜25重量%、非常に特に好ましくは20〜25重量%である。
本発明によるポリエステルモノフィラメント中の成分c)の割合は、モノフィラメントの総量を基準にして、典型的には0.05〜10重量%、好ましくは0.1〜3重量%、非常に特に好ましくは0.5〜3重量%、特に好ましくは0.5〜1.5重量%である。
本発明によるポリエステルモノフィラメント中の成分d)の割合は、モノフィラメントの総量を基準にして、典型的には0.1〜10重量%、好ましくは0.3〜4.5重量%である。
典型的には、該モノフィラメントは、それぞれモノフィラメントの総重量を基準にして、60〜85重量%の成分a)、14.4〜30重量%の成分b)、0.05〜10重量%の成分c)、及び0.1〜10重量%の成分d)を含む。
特に好ましいポリエステルモノフィラメントは、成分a)を70〜80重量%の量で、成分b)を20〜25重量%の量で、成分c)を0.5〜3重量%の量で、及び成分d)を0.3〜4.5重量%の量で含むものである。
非常に特に好ましくは、本発明によるモノフィラメントは、10〜15重量12%のイソフタル酸で変性されたPET 70.5〜79.1重量%、TPE−E 20〜25重量%、ポリカーボネート 0.5〜2.5重量%、及びポリマー性カルボジイミド 0.4〜4.5重量%を含む。
本発明に従い使用される、成分a)、b)、c)及びd)の組み合わせは、際立った耐摩耗性の他に、良好なテクスタイル技術上の特性、特に非常に低い滑り摩擦及び高い形状安定性を、際だった耐加水分解性と合わせて糸に与える。特に、耐摩耗性及び低い滑り摩擦の極めて良好な値は当業者には予期できなかった。
個々の場合に使用される成分a)〜d)の選択は、当業者によって行われる。例えば、成分a)〜d)は、これらの成分のいずれも顕著な分解を起こさない温度で加工できるように選択される。
本発明によるポリエステルモノフィラメントは、上記の成分a)〜d)の他に、追加的に更に別の通例の添加物e)を含むことができる。このような成分e)の量は、モノフィラメントの総重量を基準にして典型的には0.001〜10重量%である。
通例の添加物e)の例は、酸化防止剤、UV安定化剤、フィラー、顔料、殺生物剤、導電性を向上するための添加物、耐摩耗性を向上するための添加物、摩擦を減少させる添加物、仕上げ剤(Avivage)、加工助剤、軟化剤、滑剤、つや消し剤、粘度改良剤、結晶化加速剤またはこれらの二種以上の組み合わせである。
本発明による糸の製造に必要な成分a)、b)、c)、d)及びe)はそれ自体既知であり、一部は商業的に入手できるか、またはそれ自体既知の方法に従い製造できる。
本発明によるモノフィラメントの繊度は広い範囲で変動し得る。これの例は、50〜45,000dtex、特に100〜4,000dtexである。
本発明によるモノフィラメントの横断面形状は任意であり得、例えば円形、楕円形またはn角形(nは3以上である)であることができる。
本発明によるモノフィラメントは、それ自体既知の方法に従い製造することができる。
典型的な製造方法の一つは次の措置を含む:
i)押出機中での、成分a)、b)、c)及びd)の混合、または成分a)と、成分b)、c)及びd)を含むマスターバッチとの混合、
ii)紡糸口金を通した、成分a)、b)、c)及びd)を含む混合物の押出、
iii)形成したモノフィラメントの引き抜き、
iv)場合により、モノフィラメントの延伸及び/または緩和、及び
v)モノフィラメントの巻き取り。
成分b)、c)及びd)のうちの一つ以上を、マスターバッチの形で使用することもできる。例えば、特にカルボジイミドをマスターバッチとしてポリエステル中に良好に計量添加し、成分a)、b)及びc)中に混入できる。成分b)も好ましくはマスターバッチの形で成分a)、c)及びd)中に混入できる。
本発明によるモノフィラメントは、その製造において一回または複数回延伸される。
特に好ましくは、モノフィラメントの製造のためには、成分a)として、固相縮合によって製造されたポリエステル原料が使用される。
上記の溶融紡糸可能なポリエステルについて従来技術から既知のように、溶融及び紡糸口金を通したポリマー溶融物の押出の後に、高温のポリマー糸を、好ましくは水浴中で冷却し、次いで一回もしくは複数回延伸し、場合によっては固定し、そして巻き取る。
好ましくは、本発明によるモノフィラメントは、テクスタイル平坦構成物、特に織物、スパイラルクロス、ノンクリンプ織物または編物の製造に使用される。これらのテクスタイル平坦構成物は、好ましくはスクリーンに使用される。
それ故、本発明は、上記のモノフィラメントを含むテクスタイル平坦形成物、特に織物、緯編物、経編物、組物またはノンクリンプ織物の形のテクスタイル平坦形成物である。
本発明によるモノフィラメントは、全ての工業的分野において使用できる。好ましくは、これらは、高湿高温環境中で高い摩擦並びに高い機械的負荷が予期される用途において使用される。これの例は、ガス及び液体フィルターのためのスクリーン生地及びフィルタークロス、乾燥ベルト、例えば食品または特に紙の製造のための乾燥ベルトでの使用である。
本発明は、抄紙用具としての、コンベアベルト中での及び濾過スクリーンとしての上記のポリエステルモノフィラメントの使用にも関する。
好ましくは、上記のポリエステルモノフィラメントは、抄紙機のシート形成部分及び/または乾燥部分において抄紙用具として使用される。
本発明を、以下の例によってより詳しく説明する。これらの例は、本発明の説明にのみ役立つものであり、限定的であると解釈すべきではない。
実施例1〜3
原料は、重縮合において12重量%のイソフタル酸及び88重量%のテレフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレート(INVISTA Resins&Fibres GmbH、HatterscheimのPET−タイプ153)であった。原料75.5重量%に対し、エラストマー性ポリエステル(HeraflexのTPE−EタイプE3918)20.0重量%、ジカルボジイミド(Rheinchemieの安定化剤KE9464)4.0重量%及びポリカーボネート(BayerのMakrolon(登録商標)2458)0.5重量%を押出機の前に重量計量して添加した。
このポリマー性混合物を、押出機中で250℃〜270℃で溶融し、歯車ポンプを用いて紡糸パック中に圧入し、次いで68℃の水浴中で紡糸した。その後、熱の作用下に複数回延伸し、次いで熱固定し並びにその後にモノフィラメントを巻き取った。
例1に類似して、例2及び3のモノフィラメントを製造した。
以下の表1に、組成及び得られたモノフィラメントのテクスタイル値を示す。以下の表2には、例3のモノフィラメントの製造のための機械データを示す。
Figure 0006577579
Figure 0006577579
比較例V1〜V8及び例4〜6:耐摩耗性試験
実施例1における記載と類似して、モノフィラメントを製造した。製造で使用した成分の組成及び量、並びにこれらのモノフィラメントに測定された摩耗値を以下の表3に記載する。ポリマー処理量及び延伸は、直径が0.25mmのモノフィラメントが得られるように選択した。
これらのモノフィラメントを、同じ構造の多層形成布の裏緯に100%の割合で試験した。摩耗試験は、試験装置としてのEinlehner AT 2000で行った。この際、以下の試験条件を使用した。
使用した懸濁液:99%水中の1%CaCO(Omya HC40BG)
温度調節無し、約25℃で試験開始
摩擦体: Al
巻き取り角度 180°
巻き取り長さ: 25,000m
予延伸重さ: 2000g
布ストリップ幅: 25mm
布厚の減少を摩耗量としてμmで示す。
Figure 0006577579
本発明によるモノフィラメントの使用による耐摩耗性の明らかな向上は驚くべきことである。ポリカーボネートだけでもしくはカルボジイミドだけで安定化されたモノフィラメントの使用の場合の85〜96μmの摩耗またはポリエステルのみからなるモノフィラメントの場合の102〜106μmの摩耗に対して、多層形成布の本発明による変形では、41〜44μmの摩耗が測定された。
本願は特許請求の範囲に記載の発明に係るものであるが、本願の開示は以下も包含する:
1.
a)ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、ジカルボン酸で変性されたポリエチレンナフタレート、またはこれらの組み合わせの群から選択されるポリエステル原料60〜85重量%、
b)熱可塑性エラストマー性ブロックコポリマー14.4〜30重量%、
c)ポリカーボネート0.05〜10重量%、及び
d)カルボジイミド安定化剤0.1〜10重量%、
を含み、上記の量の値はモノフィラメントの総量を基準とする、ポリエステルモノフィラメント。
2.
成分a)がポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、上記1に記載のポリエステルモノフィラメント。
3.
成分a)が、ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、特に芳香族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートまたは脂肪族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、上記1に記載のポリエステルモノフィラメント。
4.
芳香族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートが、イソフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレートまたはフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、上記3に記載のポリエステルモノフィラメント。
5.
脂肪族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートが、アジピン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートまたはセバシン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、上記3に記載のポリエステルモノフィラメント。
6.
成分b)が、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性スチレンブロックコポリマー、またはこれらの成分の二種以上の組み合わせであることを特徴とする、上記1〜5の何れか一つに記載のポリエステルモノフィラメント。
7.
成分b)が熱可塑性ポリエステルエラストマー、特にポリブチレンテレフタレートブロック及びポリエチレングリコールテレフタレートブロックを含むブロックコポリマーであることを特徴とする、上記6に記載のポリエステルモノフィラメント。
8.
成分c)が、ビスフェノール類、特にビスフェノールAから誘導されるポリカーボネートであることを特徴とする、上記1〜7の何れか一つに記載のポリエステルモノフィラメント。
9.
成分d)がポリマー性カルボジイミドであることを特徴とする、上記1〜8の何れか一つに記載のポリエステルモノフィラメント。
10.
モノフィラメントが、成分a)〜d)の他に、追加的に0.001〜10重量%の通常の添加物e)、特に酸化防止剤、UV安定化剤、フィラー、顔料、殺生物剤、導電性を高めるための添加物、耐摩耗性を高めるための添加物、摩擦を減少させる添加物、仕上げ剤(Avivage)、加工助剤、軟化剤、滑剤、つや消し剤、粘度改良剤、結晶化加速剤またはこれらの添加物の二種以上の組み合わせを含むことを特徴とする、上記1〜9の何れか一つに記載のポリエステルモノフィラメント。
11.
成分a)を70〜80重量%の量で、成分b)を20〜25重量%の量で、成分c)を0.5〜3重量%の量で、及び成分d)を0.3〜4.5重量%の量で含むことを特徴とする、上記1〜10の何れか一つに記載のポリエステルモノフィラメント。
12.
10〜15重量12%のイソフタル酸で変性されたPET70.5〜79.1重量%、TPE−E20〜25重量%、ポリカーボネート0.5〜2.5重量%、及びポリマー性カルボジイミド0.4〜4.5重量%を含むことを特徴とする、上記1〜11の何れか一つに記載のポリエステルモノフィラメント。
13.
特に織物、緯編物、経編物、組物またはノンクリンプ織物の形の、上記1〜12のいずれ一つに記載の糸を含むテクスタイル平坦形成物。
14.
抄紙用具としての、コンベアベルト中での及び濾過スクリーンとしての、上記1〜12の何れか一つに記載のポリエステルモノフィラメントの使用。
15.
抄紙用具が、抄紙機のシート形成部分及び/または乾燥部分で使用されることを特徴とする、上記14に記載の使用。

Claims (16)

  1. a)ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレート、ジカルボン酸で変性されたポリエチレンナフタレート、またはこれらの組み合わせの群から選択されるポリエステル原料、及びb)熱可塑性エラストマー性ブロックコポリマーを含むポリエステルモノフィラメントの耐摩耗性を向上するための、c)ポリカーボネートとd)カルボジイミド安定化剤との組み合わせの使用であって、
    前記ポリエステルモノフィラメントが、
    a)前記ポリエステル原料60〜85重量%、
    b)前記熱可塑性エラストマー性ブロックコポリマー14.4〜30重量%、
    c)前記ポリカーボネート0.05〜10重量%、及び
    d)前記カルボジイミド安定化剤0.1〜10重量%、
    を含み、上記の量の値はモノフィラメントの総量を基準とする、前記使用
  2. 成分a)がポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、請求項1に記載の使用
  3. 成分a)が、ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、請求項1に記載の使用
  4. 前記ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートが、芳香族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートまたは脂肪族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、請求項3に記載の使用。
  5. 芳香族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートが、イソフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレートまたはフタル酸で変性されたポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、請求項に記載の使用
  6. 脂肪族ジカルボン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートが、アジピン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートまたはセバシン酸で変性されたポリエチレンテレフタレートであることを特徴とする、請求項に記載の使用
  7. 成分b)が、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性スチレンブロックコポリマー、またはこれらの成分の二種以上の組み合わせであることを特徴とする、請求項1〜の何れか一つに記載の使用
  8. 成分b)が熱可塑性ポリエステルエラストマーであることを特徴とする、請求項に記載の使用
  9. 前記熱可塑性ポリエステルエラストマーが、ポリブチレンテレフタレートブロック及びポリエチレングリコールテレフタレートブロックを含むブロックコポリマーであることを特徴とする、請求項8に記載の使用。
  10. 成分c)が、ビスフェノール類から誘導されるポリカーボネートであることを特徴とする、請求項1〜の何れか一つに記載の使用
  11. 成分c)が、ビスフェノールAから誘導されるポリカーボネートであることを特徴とする、請求項10に記載の使用。
  12. 成分d)がポリマー性カルボジイミドであることを特徴とする、請求項1〜11の何れか一つに記載の使用
  13. モノフィラメントが、成分a)〜d)の他に、追加的に0.001〜10重量%の通常の添加物e)を含むことを特徴とする、請求項1〜12の何れか一つに記載の使用
  14. 前記通常の添加剤e)が、酸化防止剤、UV安定化剤、フィラー、顔料、殺生物剤、導電性を高めるための添加物、耐摩耗性を高めるための添加物、摩擦を減少させる添加物、仕上げ剤(Avivage)、加工助剤、軟化剤、滑剤、つや消し剤、粘度改良剤、結晶化加速剤またはこれらの添加物の二種以上の組み合わせからなる群から選択されることを特徴とする、請求項13に記載の使用。
  15. 前記モノフィラメントが、成分a)を70〜80重量%の量で、成分b)を20〜25重量%の量で、成分c)を0.5〜3重量%の量で、及び成分d)を0.3〜4.5重量%の量で含むことを特徴とする、請求項1〜14の何れか一つに記載の使用
  16. 前記モノフィラメントが、10〜15重量12%のイソフタル酸で変性されたPET70.5〜79.1重量%、TPE−E20〜25重量%、ポリカーボネート0.5〜2.5重量%、及びポリマー性カルボジイミド0.4〜4.5重量%を含むことを特徴とする、請求項1〜15の何れか一つに記載の使用
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